JPH08274910A - 携帯型通信装置 - Google Patents

携帯型通信装置

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Publication number
JPH08274910A
JPH08274910A JP7318395A JP7318395A JPH08274910A JP H08274910 A JPH08274910 A JP H08274910A JP 7318395 A JP7318395 A JP 7318395A JP 7318395 A JP7318395 A JP 7318395A JP H08274910 A JPH08274910 A JP H08274910A
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JP
Japan
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unit
vibration
shock
impact
communication device
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JP7318395A
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Inventor
Harusuke Ezumi
陽亮 江積
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 故障/異常動作を検出して装置利用者に通知
することのできる携帯型通信装置を提供する。 【構成】 衝撃振動検出部15は外部より加えられる衝
撃や振動を検出し、この衝撃や振動を表す信号を所定の
基準値と比較する。その比較結果、大きな衝撃や振動が
装置に加わったと判断したときには、表示部18からメ
ッセージを表示し、ブザー部14から警告音を発し、ま
た、スピーカー部13から警告メッセージを音声として
出力する。また、CPU1は現在動作中の動作をリセッ
トする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は携帯型通信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯型ファクシミリ装置、携帯型
電話、また、PDA(Personal Digital Assistant)と
呼ばれている携帯型端末装置等の携帯型通信装置には、
外部からの衝撃や振動を検出するためのショックセンサ
等のデバイスを備えない構成がとられていた。また、装
置が故障して動作不能になってもその旨を単に通知する
のみで、回復動作などはできない構成がとられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、ショックセンサ等の衝撃振動検出機能を備えて
いなかったため、次のような欠点があった。即ち、
(1)過大な衝撃、振動が携帯型端末装置に加わったか
どうかを知るすべがない;(2)衝撃や振動によって装
置に故障が生じたても利用者は知ることができない;
(3)修理依頼を受けた製造者は故障原因を知ることが
できない。
【0004】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
であり、装置に加わる過大な衝撃、振動を検知し、動作
異常を装置利用者に通知することができる携帯型通信装
置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の携帯型通信装置は、以下のような構成からな
る。即ち、外部装置と情報を送受信する通信手段と、外
部からの衝撃や振動を検出する検出手段と、前記検出手
段による検出結果に従って、前記衝撃や振動の発生を装
置利用者に通知する通知手段とを有することを特徴とす
る携帯型通信装置を備える。
【0006】
【作用】以上の構成により本発明は、外部からの衝撃や
振動を検出し、その検出結果に従って、その衝撃や振動
の発生を装置利用者に通知するよう動作する。
【0007】
【実施例】以下添付図面を参照して本発明の好適な実施
例を詳細に説明する。図1は本発明の代表的な実施例で
ある携帯型ファクシミリ装置の構成を示すブロック図で
ある。図1において、1は装置全体を制御するCPU、
2はCPU1が実行する制御プログラムを格納するRO
M、3はCPU1の制御プログラム実行に必要な作業領
域として用いたり、送受信する二値化画像データを一時
的に格納するRAMである。
【0008】また、操作部4は装置利用者が操作をする
ために用いられ、送信/受信等のスタートキーと、送信
画像解像度のファイン/標準等の選択を行なうモードキ
ーと、複写時におけるコピーキーと、バッテリー電源使
用時の記録動作のための消費電力を節減するために省エ
ネルギーモードを指定するエコノミーキーと、動作を停
止させるストップキーと、ダイヤルを発呼する時に使用
するための10キーなどから構成される。なお、CPU
1はこれらのキーの押下状態を検出して、その状態に応
じて装置各部を制御する。
【0009】次に、読取部5は、DMAコントローラ、
CCD或いは密着型イメージセンサ(CS)、TTLI
C、及び、二値化回路などから構成され、CPU1の制
御に基づいてCCD或いはCSを使用して画像原稿を読
み取り、その読み取ったデータを二値化して、その二値
化データを順次RAM3に出力する。一方、記録部6
は、DMAコントローラ、B4/A4サイズのサーマル
ヘッドやTTLICなどで構成される熱転写方式のプリ
ンタユニット、或いは、インクジェット方式のプリンタ
ユニット等によって構成され、CPU1の制御によって
RAM3に格納されている二値化データを読みだしてプ
リントアウトする。
【0010】さらに、駆動部7は、読取部5及び記録部
6の給排紙ローラを駆動するためのステッピングモータ
とモータの駆動力を伝達するためのギヤとそのモータを
制御するためのドライバ回路などから構成される。モデ
ム(MODEM)8は、G3、G2、G1、及び、旧式
FM規格に従って通信可能なモデムと、これらのモデム
に接続されたクロック発生回路などから構成され、CP
U1の制御に基づいてRAM3に格納されている二値化
データを変調したり、或いは、受信したアナログ信号入
力を復調して得られる二値化したデータをRAM3に出
力する。
【0011】NCU9は、直流の捕捉回路、2線4線変
換回路、受信回路、信号検出回路、回線切り換え回路な
どから構成され、加入者回線10や移動体通信端末11
からの信号をモデム8に接続したり、或いは、モデム8
からの信号を加入者回線10や移動体通信端末接続部1
1に送出する。さらにまた、センサ部12は、記録紙幅
センサ、記録紙有無センサ、記録紙エンドマーク検出セ
ンサ、原稿幅センサ及び、原稿有無センサ等から構成さ
れ、CPU1の制御により原稿及び記録紙の状態検知を
行う。スピーカ部13は、スピーカとスピーカ駆動部で
構成され、CPU1からの制御によりスピーカ駆動をO
N/OFFする。この制御によって、加入者回線10か
らの各種信号をスピーカから出力したり、移動体通信端
末接続部11に接続された、移動体通信端末のキータッ
チ音や、音声信号、通信信号等を出力する。ブザー部1
4は、ブザーとブザー駆動部で構成され、CPU1から
の制御により報知音を鳴動する。
【0012】さて、衝撃振動検出部15は、ショックセ
ンサ等のデバイスと、そのショックセンサデバイスから
の信号を増幅するための信号増幅部と、その増幅された
信号を所定の基準値と比較しその信号が基準値より大き
ければ振動衝撃が大きく、基準値より小さければ衝撃振
動が小さいことを判断する衝撃振動比較部からなり、そ
の衝撃振動比較部からの出力信号をCPU1に出力す
る。なお、衝撃振動検出部15の詳細な構成は後述す
る。
【0013】電源部16は、装置本体への電源を供給す
るものであり、AC電源やバッテリやカーバッテリ等か
ら電源を供給できるものであり、DC+12V出力と、
GNDで構成されている。電源制御部17は、シリーズ
レギュレータ、スイッチングレギュレータ、DC/DC
コンバータ、フォトボル、MOSFET等から構成さ
れ、電源部16から入力されたDC+12VをDC+5
Vに変換して出力する。また、電源部の出力をCPU1
からの信号により制御する。本実施例では、電源部16
と電源制御部17による出力シーケンスは、最初に+1
2VCS、次にDC+5V、そしてDC+12Vであ
る。また、DC+12Vは、CPU1の制御により、O
N/OFFすることもできる。
【0014】表示部18は、LCDモジュール等の表示
デバイスと、それら表示デバイスをコントロールするド
ライバ等からなり、CPU1からの命令により、ROM
2に格納されている文字データを表示して電話番号や通
信状態等の動作状態を装置利用者に示す。以上の構成か
ら、RAM3が格納するデータについてまとめると、以
下のようになる。即ち、読取部5によって読み取られた
二値化画像データ、記録部6で記録される二値化画像デ
ータである。そして、読取部5によって読み取られた二
値化画像データは、モデム8によって変調され、その変
調信号がNCU部9を介して加入者回線10、または、
移動体通信端末接続部11から出力される。一方、記録
部6で記録される二値化画像データは、加入者回線1
0、または、移動体通信端末接続部11から入力された
アナログ信号をNCU部9及びモデム8を介して復調
し、その復調信号から得られる。
【0015】また、スピーカ部13では、衝撃振動があ
ったことをIC音などで「カダイショウゲキガアリマシ
タ。サービスセンターニ、レンラクシテクダサイ。」な
どのメッセージを出力して、装置利用者に異常事態の発
生を知らせることができ、ブザー部14では、衝撃振動
があったことを警告音の鳴動でユーザに知らせることが
できる。
【0016】図2は衝撃振動検出部15の構成を示すブ
ロック図である。図2に示すように、衝撃振動検出部1
5は、衝撃振動があるとそれを電圧信号に変換して出力
するショックセンサ部21と、ショックセンサ部21か
らの信号を増幅するオペアンプ等の増幅デバイスからな
る信号増幅部22と、信号増幅部22で増幅された信号
(V)を所定の基準値(TH)と比較し、その増幅信号
が基準値より大きければ(V≧TH)振動衝撃が大き
く、基準値より小さければ(V<TH)衝撃振動が小さ
いことを判断するため、コンパレータなどのデバイスか
らなる衝撃振動比較部23から構成される。
【0017】また、衝撃振動検出部23の出力は、V≧
TH、V<THの判断の2種類だけではなく、比較基準
値を多く持てはそれだけの検出が出来る。ここで、数種
類の衝撃振動を検出できる場合、次のような異常事態に
対応した処理を行なうことができる。即ち、(1)表示
部18により装置故障の発生を知らせる;(2)表示部
18により読取部5の異常の発生を知らせる;(3)表
示部18により記録部6の異常の発生を知らせる;
(4)読取部5/記録部6の異常の発生をスピーカ部1
3よりIC音で知らせる;(5)読取部5/記録部6の
異常をブザー部14よりブザーにより警告音で知らせ
る;(6)CPU1の制御により異常各部のリセット動
作を行う。このとき、表示部18からは例えば、衝撃振
動の検出に応答して「カダイナショウゲキガアリマシ
タ。サービスセンターニ、レンラクシテクダサイ。」な
どとメッセージを表示する。
【0018】次に、上記構成の装置を用いた衝撃振動検
出とその対処処理について、図3〜図5に示すフローチ
ャートを参照して説明する。まず、電源投入後、装置は
スタンバイモードに入り、ステップS1では送信動作
(Tx)を行なうかどうかを判断する。ここで、送信動
作をする場合、処理はステップS7へ進み、一方、送信
動作をしない場合には処理はステップS2に進み、さら
に装置が受信動作(Rx)を行なうかどうかを判断す
る。ここで、受信動作をする場合、処理はステップS6
へ進み、一方、受信動作をしない場合には処理はステッ
プS3に進み、さらに装置がコピー動作(Copy)を
行なうかどうかを判断する。ここで、コピー動作をする
場合、処理はステップS5へ進み、一方、コピー動作を
しない場合には処理はステップS4に進む。処理がステ
ップS4に進んだ状態が当面装置のどの動作も行なわな
いスタンバイ状態である。
【0019】ステップS4においてはスタンバイ状態で
装置に衝撃振動が発生したかどうかを調べる。ここで、
衝撃振動の発生を検出すると、処理はステップS8に進
み、衝撃振動検出部15の衝撃振動比較部23において
衝撃振動の強さを判断して、異常が起きるレベルかそう
でないかを調べる。これに対して、衝撃振動の発生を検
出しない場合、ステップS1に戻る。さて、ステップS
8で、衝撃振動のレベルが異常レベルであると判断され
ると、処理はステップS9に進んで、異常処理(後で詳
細に説明)を行い装置は衝撃振動検出処理を終了する。
これに対して、衝撃振動のレベルが異常レベルでない場
合、処理はステップS1に戻る。
【0020】次に、送信動作に入った場合、処理はステ
ップS7において、衝撃振動が発生したかどうかを調べ
る。ここで、衝撃振動の発生を検出すると、処理はステ
ップS12に進み、衝撃振動検出部15の衝撃振動比較
部23において衝撃振動の強さを判断して、例えば、読
取部5や駆動部7など送信動作に関係のある装置各部に
異常が起きるレベルかそうでないかを調べる。これに対
して、衝撃振動の発生を検出しない場合、ステップS1
に戻る。また、ステップS12で衝撃振動のレベルが異
常レベルであると判断されると、処理はステップS9に
進んで、異常処理(後で詳細に説明)を行い装置は送信
動作を終了する。これに対して、衝撃振動のレベルが異
常レベルでない場合、処理はステップS7に戻る。ここ
で、異常な衝撃振動が検出されない限り、送信動作を続
けることは言うまでもない。
【0021】また、受信動作に入った場合、処理はステ
ップS6において、衝撃振動が発生したかどうかを調べ
る。ここで、衝撃振動の発生を検出すると、処理はステ
ップS11に進み、衝撃振動検出部15の衝撃振動比較
部23において衝撃振動の強さを判断して、例えば、記
録部6や駆動部7など受信動作に関係のある装置各部に
異常が起きるレベルかそうでないかを調べる。これに対
して、衝撃振動の発生を検出しない場合、ステップS2
に戻る。また、ステップS11で衝撃振動のレベルが異
常レベルであると判断されると、処理はステップS9に
進んで、異常処理(後で詳細に説明)を行い装置は受信
動作を終了する。これに対して、衝撃振動のレベルが異
常レベルでない場合、処理はステップS6に戻る。ここ
で、異常な衝撃振動が検出されない限り、受信動作を続
けることは言うまでもない。
【0022】さらにまた、コピー動作に入った場合、処
理はステップS5において、衝撃振動が発生したかどう
かを調べる。ここで、衝撃振動の発生を検出すると、処
理はステップS10に進み、衝撃振動検出部15の衝撃
振動比較部23において衝撃振動の強さを判断して、例
えば、読取部5や記録部6や駆動部7など受信動作に関
係のある装置各部に異常が起きるレベルかそうでないか
を調べる。これに対して、衝撃振動の発生を検出しない
場合、ステップS3に戻る。また、ステップS10で衝
撃振動のレベルが異常レベルであると判断されると、処
理はステップS9に進んで、異常処理(後で詳細に説
明)を行い装置はコピー動作を終了する。これに対し
て、衝撃振動のレベルが異常レベルでない場合、処理は
ステップS5に戻る。ここで、異常な衝撃振動が検出さ
れない限り、コピー動作を続けることは言うまでもな
い。
【0023】次に、図4のフローチャートを参照して、
ステップS9の異常処理の詳細を説明する。この異常処
理では、衝撃振動のレベル(レベル1(L1)、レベル
2(L2)、レベル3(L3)、レベル4(L4)、レ
ベル5(L5))を判定しその判定結果に従って以下の
様な各動作を行う。ステップS20では衝撃振動レベル
(L)がL1≦L<L2であるかどうかを調べ、そうで
あれば処理はステップS21に進んでCPU1が現在の
動作のリセットを行い、再びスタンバイモードに戻る
が、そうでなければ処理はステップS22に進む。
【0024】ステップS22では衝撃振動レベル(L)
がL2≦L<L3であるかどうかを調べ、その条件が満
足されれば処理はステップS23に進んで、送信動作
時、コピー動作時の原稿読取りの動作に異常があると判
断する。さらに処理はステップS24に進んで、その読
取り異常を表示部18のLCDからメッセージ表示や、
ブザー部14による警告音発生や、スピーカ部13によ
る音声メッセージ発生等によって装置利用者に知らせる
ための異常報告処理を行う。これに対して、ステップS
22の条件が満たされなければ処理はステップS25に
進む。
【0025】ステップS25では衝撃振動レベル(L)
がL3≦L<L4であるかどうかを調べ、その条件が満
足されれば処理はステップS26に進んで、受信動作
時、コピー動作時の画像記録の動作に異常があると判断
する。さらに処理はステップS27に進んで、その記録
異常を表示部18のLCDからメッセージ表示や、ブザ
ー部14による警告音発生や、スピーカ部13による音
声メッセージ発生等によって装置利用者に知らせるため
の異常報告処理を行う。これに対して、ステップS25
の条件が満たされなければ処理はステップS28に進
む。
【0026】ステップS28では衝撃振動レベル(L)
がL4≦L<L5であるかどうかを調べ、その条件が満
足されれば処理はステップS29に進んで、コピー動作
時の画像記録の動作に異常があると判断する。さらに処
理はステップS30に進んで、その記録異常を表示部1
8のLCDからメッセージ表示や、ブザー部14による
警告音発生や、スピーカ部13による音声メッセージ発
生等によって装置利用者に知らせるための異常報告処理
を行う。これに対して、ステップS28の条件が満たさ
れなければ処理はステップS31に進む。
【0027】ステップS31では衝撃振動レベル(L)
がL5≦Lであると判断して、動作モードに係らず、過
大な衝撃振動が加わった判定し、その記録異常を表示部
18のLCDからメッセージ表示や、ブザー部14によ
る警告音発生や、スピーカ部13による音声メッセージ
発生等によって装置利用者に知らせるための異常報告処
理を行う。
【0028】図5はステップS24、S27、S30、
及び、S31の各々が対応する異常報告処理を示すフロ
ーチャートである。この処理によって、装置利用者に異
常の発生が知らされる。ステップS41における報告処
理では、例えば、(1)衝撃振動があったことを表示部
18により「カダイナショウゲキガアリマシタ。サービ
スセンターニ、レンラクシテクダサイ。」などとメッセ
ージ表示したり、(2)衝撃振動があったことをスピー
カ部によりIC音などで「カダイナショウゲキガアリマ
シタ。サービスセンターニ、レンラクシテクダサイ。」
などのメッセージを流したり、(3)衝撃振動があった
ことをブザー部により警告音を鳴動させる処理を実行し
て装置利用者に異常事態の発生が知らされる。
【0029】なお、これらの処理は、単独で実行するこ
とも可能であり、また組み合わて実行することも可能で
ある。例えば、スピーカ部13が故障した場合、表示部
18とブザー部14とを用いて報告処理を実行できる。
従って本実施例に従えば、どのような動作中を実行して
いても、或いは、スタンバイ中であっても、常時、装置
に加わる衝撃振動を監視し、その衝撃振動が検出された
ときには、動作モードとその衝撃レベルに従って、異常
発生を装置利用者に知らせたり、動作リセット等の自動
回復を行なうことができる。これによって装置利用者は
その異常に応じた適切な対応をとることができる。
【0030】
【他の実施例】前述の実施例は携帯型ファクシミリ装置
を例としたが、本発明は図6に示すような携帯型無線電
話機にも適用できる。図6は、アナログ方式の携帯型無
線電話機の概略構成で示すブロック図である。図6に示
すように、携帯型無線電話機は、アンテナ60、無線信
号処理部61、信号処理制御部64、送話器(MIC)
65、受話器(REC)66、ダイヤル操作部68、表
示部67、本実施例の特徴である衝撃振動検出部69か
ら構成される。このような構成により、携帯型無線電話
機は、衝撃振動を検出できる。
【0031】本実施例の携帯型無線電話機が利用できる
携帯電話システムでは、移動局(携帯型無線電話機)か
らの上りのチャネル信号(発着信制御、上り通話)と基
地局からの下りチャネル信号(発着信制御、下り通話)
をそれぞれ独立した周波数帯(例えば、上り:925〜
942MHz、下り:870〜887MHz)に割り当
て、各々の周波数帯でを、12.5KHzのチャネル間
隔で周波数変調(FM/FSK)された無線送信波信号
が送受される。
【0032】図6において、無線信号処理部61は、受
信部62と送信部63からなり、受信部62では、基地
局からの無線信号を送受分波器(アンテナ共用器:不図
示)で分離し、周波数シンセサイザ(不図示)からの信
号でチャネル選択し、中間周波数(IF)信号へ変換さ
れ、周波数変調信号が復調される。一方、送信部63で
は、音声信号、制御信号でFM/FSK変調された送信
IF(Tx−IF)信号は、周波数シンセサイザからの
信号で送信チャネルの周波数に変換され、PA(電力増
幅器;不図示)、送受分波器を経て、アンテナ60に供
給、送信される。
【0033】また、信号処理制御部64は、CMOSの
CPU、コントローラ、メモリ(RAM、ROM)等で
構成される制御回路であり、基地局と移動局間の送着信
チャネル制御信号を基に、無線回線接続/通話チャネル
選択(FADM制御)、音声信号処理、ダイヤル操作/
表示部制御等の処理制御を行う。MIC65は、コンデ
ンサマイク等で構成されう音声入力部、REC66は、
ダイナミック型のレシーバとドライバで構成される音声
出力部である。
【0034】表示部67は、LCDモジュール等の表示
デバイスと、それら表示デバイスをコントロールするド
ライバ等からなり、CPUからの命令により、ROMに
格納されている文字データを表示し、電話番号や動作状
態を示す。また、表示部67では、衝撃振動があったこ
とを「カダイナショウゲキガアリマシタ。サービスセン
ターニ、レンラクシテクダサイ。」などとメッセージ表
示することができる。操作部68は10キーなどの操作
キーで構成され、CPUはこれらのキーの押下状態を検
出して、その状態に応じて各部を制御する。
【0035】さて、衝撃振動検出部69は、前述の実施
例で示した図2の構成のように、ショックセンサ等のデ
バイスと、そのショックセンサデバイスからの信号を増
幅するための信号増幅部と、その増幅された信号(V)
を所定の基準値(TH)と比較し、その信号が基準値よ
り大きければ(V≧TH)振動衝撃が大きく、その基準
値より小さければ(V<TH)衝撃振動が小さいことを
判定する衝撃振動比較部から構成され、その衝撃振動比
較部からの信号をCPUに出力する。そして、CPUは
その信号状態に応じて各部を制御する。
【0036】また、この衝撃振動検出部の出力は、V≧
TH、V<THの2種類だけではなく、比較基準値を多
く持てばそれだけの検出が出来ることは言うまでもな
い。本実施例の装置では、数種類の衝撃振動検出に従っ
て、(1)表示部67により故障/異常の発生を知らせ
る;(2)その故障/異常の発生をREC66を使用し
てIC音で知らせる;(3)その故障/異常の発生をブ
ザー部70からの警告音で知らせる;(4)CPUの制
御により装置各部をリセットする等の処理を実行する。
【0037】従って本実施例に従えば、携帯型無線電話
機でも前述の実施例と同様に、装置に加わる衝撃振動を
監視し、その衝撃振動が検出されたときには、その衝撃
レベルに従って、異常発生を装置利用者に知らせたり、
動作リセット等の自動回復を行なうことができる。これ
によって装置利用者はその異常に応じた適切な対応をと
ることができる。
【0038】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても良いし、1つの機器から成る装置
に適用しても良い。また、本発明はシステム或は装置に
プログラムを供給することによって達成される場合にも
適用できることは言うまでもない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、外
部からの衝撃や振動を検出し、その検出結果に従って、
その衝撃や振動の発生を装置利用者に通知するので、装
置利用者はその通知に従って適切な対処を行なうことが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施例である携帯型ファクシ
ミリ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】衝撃振動検出部15の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】衝撃振動検出処理及びその対応処理を示すフロ
ーチャートである。
【図4】異常処理の詳細を示すフローチャートである。
【図5】異常報告処理を示すフローチャートである。
【図6】アナログ方式の携帯型無線電話機の概略構成で
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 操作部 5 読取部 6 記録部 7 駆動部 8 MODEM 9 NCU部 10 加入者回線 11 移動体通信端末接続部 12 センサ部 13 スピーカ部 14 ブザー部 15 衝撃振動検出部 16 電源部 17 電源制御部 18 表示部 21 ショックセンサ 22 信号増幅部 23 衝撃振動比較部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部装置と情報を送受信する通信手段
    と、 外部からの衝撃や振動を検出する検出手段と、 前記検出手段による検出結果に従って、前記衝撃や振動
    の発生を装置利用者に通知する通知手段とを有すること
    を特徴とする携帯型通信装置。
  2. 【請求項2】 画像原稿を読み取る読み取り手段と、 前記読み取り手段によって読み取られた画像原稿のデー
    タ、或いは、前記通信手段から受信した情報に基づいて
    画像を記録する記録手段と、 通信相手の電話番号を入力する入力手段とをさらに有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の携帯型通信装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記衝撃や振動により
    前記読み取り手段による読み取り動作が正常にできなく
    なったことを判別する第1判別手段を含むことを特徴と
    する請求項2に記載の携帯型通信装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、前記衝撃や振動により
    前記記録手段による記録動作が正常にできなくなったこ
    とを判別する第2判別手段を含むことを特徴とする請求
    項2に記載の携帯型通信装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は、所定の基準値と前記検
    出された衝撃や振動とを比較する比較手段と、 前記比較結果に従って、過大な衝撃、振動を検出した場
    合には、装置の動作をリセットするよう制御する制御手
    段とを含むことを特徴とする請求項1に記載の携帯型通
    信装置。
  6. 【請求項6】 前記通知手段は、音声発生手段と表示手
    段とを含み、 前記衝撃や振動の発生を、前記音声発生手段からの音声
    情報或いは前記表示手段からの表示メッセージで通知す
    ることを特徴とする請求項1に記載の携帯型通信装置。
  7. 【請求項7】 前記音声発生手段はブザーやスピーカを
    含み、 前記表示手段はLCDを含むことを特徴とする請求項6
    に記載の携帯型通信装置。
  8. 【請求項8】 音声を入力する送話手段と、 音声を出力する受話手段と、 通信相手の電話番号を入力する入力手段とをさらに有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の携帯型通信装置。
  9. 【請求項9】 前記通信手段は、前記音声の信号を無線
    で送受信できる無線通信手段を有することを特徴とする
    請求項8に記載の携帯型通信装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100375410B1 (ko) * 1998-12-10 2003-03-10 김태화 정보통신단말기에서의 충격감지시 수신모드를 전환하는 장치및
JP2008160491A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Ricoh Co Ltd 原稿読取装置
JP2014042348A (ja) * 2013-11-11 2014-03-06 Nec Casio Mobile Communications Ltd 端末装置、及びプログラム
JP2014147126A (ja) * 2014-05-07 2014-08-14 Nec Casio Mobile Communications Ltd 端末装置、及びプログラム

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