JPH08274376A - シリコンに格子整合したiii−v化合物半導体エミッター - Google Patents

シリコンに格子整合したiii−v化合物半導体エミッター

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JPH08274376A
JPH08274376A JP5787796A JP5787796A JPH08274376A JP H08274376 A JPH08274376 A JP H08274376A JP 5787796 A JP5787796 A JP 5787796A JP 5787796 A JP5787796 A JP 5787796A JP H08274376 A JPH08274376 A JP H08274376A
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led
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stack
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JP5787796A
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Tom P E Browkaert
ピー.イー.ブロエカエルト トム
Gary A Frazier
エイ.フラジアー ゲイリー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリコンデバイスと集積できる多色発光デバ
イスを得る。 【解決手段】 青、緑、および赤の光を放射する3個の
LED(510−520−530)のスタック(50
0)が、シリコンに格子整合し、シリコン基板(54
0)の上に形成された窒化III−V化合物半導体材料
を含むLEDを備えたフルカラーディスプレイ用の画素
を提供する。シリコンの信号処理およびLEDドライバ
ーの回路を同じシリコン基板上に作製することができ、
それにより小型ですべてを内蔵したシステムが提供され
る。前記フルカラーディスプレイ上にレンズアレイを搭
載することができ、観察者の目に極く接近して配置され
たディスプレイとレンズアレイとの組み合わせによって
単純で高分解能のディスプレイシステムが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子デバイスに関す
るものであり、更に詳細にはシリコンに対して格子整合
したIII−V化合物半導体材料(周期律表のIII族
元素とV族元素との化合物)を含むデバイスおよびシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】高性能なトランジスタおよび集積回路特
性に対する絶え間のない要求の結果、シリコンバイポー
ラートランジスタやCMOSトランジスタおよびガリウ
ム砒素MESFETのような既存のデバイスの進歩の他
に、新しい型や材料のデバイスが生まれてきた。特に、
高周波特性を向上させるためのデバイス寸法の縮小の結
果、電位障壁を通り抜けてキャリアがトンネリングする
ような量子力学的な効果が観測されるようになった。こ
のことは、そのようなトンネリング現象を利用した共鳴
トンネリングダイオードや共鳴トンネリングホットエレ
クトロントランジスタといった新しい種類のデバイスへ
とつながってきた。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】半導体発光ダイオード
およびレーザーは、クロストークがなく広い帯域幅の、
信号変調のための搬送波を提供する光という利点のため
に、通信システムでは極く一般的なものとなってきた。
波長1.55μmの光を利用する赤外レーザーはInP
基板上のGaX In1-X AsY 1-Y −InPのような
材料系を利用し、また、可視光の発光ダイオードはGa
AsまたはGaP基板上のGaAsY 1- Y のような材
料系を利用するのが普通である。これはまた、AlX
1-X As−GaAs材料系を含むようなヘテロ接合バ
イポーラートランジスタも可能とする。しかし、これら
の材料は結晶格子の不整合のために、シリコン集積回路
へ組み込むことが容易でない。
【0004】青色および紫外光の半導体エミッターには
バンドギャップの大きい材料が必要であり、各種の材料
について検討がなされてきた。例えば、J.Vac.S
ci.Tech.Bの第B−10巻(1992年)の頁
1237に発表されたストライト(Strite)およ
びモルコス(Morkoc)による論文、”レビュー:
GaN、AlNおよびInN(GaN、AlN,and
InN:A Review)”は、III−V化合物
のGaN、AlN、およびInNとそれらの合金に関す
る研究についてレビューを行い、更に発光ダイオードお
よび量子井戸デバイスへの応用の可能性について述べて
いる。
【0005】欧州特許出願第0 487 823 A2
号(1992年)はZnO基板上のIII−V化合物半
導体レーザーを開示しており、その半導体としてはGa
0. 92As0.08、AlN0.85As0.15およびそれらの混
合物を含んでいるが、これらはいずれもGaNやAlN
のようなウルツ鉱結晶構造のZnOと格子整合する。図
面にはZnO上のGaN0.910.09とAl0.12Ga0.88
0.900.10とが開示されている。
【0006】同様に、欧州特許出願第0 395 39
2 A2(1990年)はGaP、SiC、およびBP
のような基板上のIII−V化合物半導体レーザーを開
示している。その半導体はGaX Al1-X NとBPとの
超格子か、あるいはGaX AlY 1-X-Y Z 1-Z
ような五元化合物のいずれかであり、後者の例としては
Ga0.2 Al0.3 0.5 0.5 0.5 、Ga0.25Al
0.250.5 0.5 0.5、およびGa0.4 Al0.1
0.5 0.5 0.5 が挙げられている。
【0007】共鳴トンネリングダイオードは2端子デバ
イスであって、伝導キャリアが電位障壁を通り抜けてト
ンネリングすることによって、負の微分抵抗を示す部分
を有する電流−電圧曲線を実現する。もともとのエサキ
ダイオードは高濃度にドープされたPN接合ダイオード
中でのバンド間トンネリング(すなわち、伝導帯から価
電子帯へ)を利用していることを思い出されたい。新し
い共鳴トンネリングダイオード構造は単一バンド中で量
子井戸を通り抜ける共鳴トンネリングを利用している。
AlGaAs/GaAs量子井戸を示す図1を参照。更
に、J.Vac.Sci.Tech.Bの第B−11巻
(1993年)の頁965に発表されたマルス(Mar
s)等による論文、”AlAs/GaAs二重障壁共鳴
トンネリングダイオードの再現性ある成長および応用
(Reproducible Growth and
Application of AlAs/GaAs
Double Barrier Resonant T
unneling Diodes)”およびIEEE
Elec.Dev.Lett.の第12巻(1991
年)の頁480に発表されたオズベイ(Ozbay)等
による論文、”110GHzモノリシック共鳴トンネリ
ングダイオードのトリガー回路(110−GHzMon
olithic Resonant−Tunnelin
g−DiodeTrigger Circuit)”、
はそれぞれGaAs構造中に埋め込まれたAlAsの2
つのトンネリング障壁を利用して量子井戸共鳴トンネリ
ングダイオードを構成している。この量子井戸は4.5
nmの厚さで、1.7nmの厚さのトンネリング障壁で
よい。図2は室温における電流−電圧特性を示してい
る。このような共鳴トンネリング”ダイオード”が対称
的であることに注意されたい。図3aに示すようなバイ
アス状態では、量子井戸中の離散的な電子準位(サブバ
ンドの下端)はカソードの伝導帯下端と揃うことにな
り、それによって電子のトンネリングが容易に起こり、
大電流が流れる。逆に、図3bに示すようなバイアス状
態では、カソードの伝導帯が量子井戸レベルの中間に揃
うことになって、トンネリングが抑制され、電流は少な
い。ここでも、これらの材料はシリコンと格子整合せ
ず、従って標準的なシリコン集積回路中へ組み込むこと
は容易でない。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、V族元素の1
つとして窒素を含めることでシリコンと格子整合させた
III−V化合物半導体を含む可視光での光電子的なヘ
テロ接合デバイスを提供し、更に、シリコンと前記のよ
うな窒化III−V構造との両方を含み、メガネのよう
に観察者の人が装着することのできるようなフルカラー
のディスプレイおよび検出器を実現できる集積回路を提
供する。窒化III−V化合物はまた、ガリウム砒素等
のその他の基板材料に対しても格子整合させることがで
きる。
【0009】このようなデバイスおよび材料は、標準的
なシリコンと両立するプロセスで以て光電子的な共鳴ト
ンネリングダイオードを作製することができ、従ってC
MOSおよびバイポーラートランジスタのようなその他
のシリコンデバイスと集積することができるという技術
的な特長を有する。また、前記小型のディスプレイおよ
び検出器は人の目のそばに装着することを可能にする。
【0010】分かり易くするために図面は模式的なもの
とした。
【0011】
【発明の実施の形態】窒化III−V構造の概説 III族元素としてアルミニウム(Al)、ガリウム
(Ga)、およびインジウム(In)のうちから選び、
V族元素として窒素(N)、砒素(As)、およびリン
(P)のうちから選んで構成したIII−V化合物は多
様な特性を示す。バンドギャップはInAsで0.36
eV、AlNで約6eV;ウルツ鉱(AlN、GaN、
InN)または閃亜鉛鉱形結晶構造;および格子定数は
AlNで0.44nm、InAsで0.61nmであ
る。9種類の2元化合物に関する格子定数(閃亜鉛鉱
形)およびバンドギャップをシリコンに関する格子定数
(0.54nm)およびバンドギャップ(1.1eV)
と一緒に示した図4を参照されたい。各III族元素に
ついての3種類の化合物を線でつないで傾向を示してあ
る。シリコンと格子整合し、従ってシリコン基板上のシ
リコンデバイスと集積化できるようにするためには、3
元または4元(あるいはそれ以上)のIII−V化合物
は、2種類のV族元素のうち少なくとも1つとして窒素
を含まなければならない。さもなければ格子定数がシリ
コンのそれを越えてしまう。
【0012】III族元素にはホウ素も含まれ、V族元
素にはアンチモンも含まれるので、これらの元素を窒化
III−V中へ置き換えて用いることができるが、シリ
コンと格子整合する光電子的材料として特別に有利な特
徴をなんら提供しない。実際、アンチモン化合物はそれ
に対応する砒素化合物と比べてより大きな格子定数を有
し、ホウ素化合物のBNやBAsも間接遷移型のバンド
ギャップを持つので、直接遷移型のバンドギャップを備
える合金に対する代替とはならない。
【0013】図5aは、各種のIII−V化合物を含む
3個の発光ダイオードのスタックであって、3色ディス
プレイを構成する1つの画素として使用できるスタック
の立面断面図を示している。一般に参照番号500で示
したこのスタックは、シリコン基板540上に積重ねら
れた、金属ダイオードコンタクト516、528、53
6、および538を備えており、青色発光ダイオード
(LED)510、緑色LED520、および赤色LE
D530を含んでいる。赤色LED530から放出され
る光子は青色LED510および緑色LED520を構
成する材料のバンドギャップよりも小さいエネルギーを
有している。従って、図5aの上方へ放出される赤色光
子は吸収されることなくスタック500の最上部から外
へ脱出できる。(しかし、下方へ放出された赤色光子
は、シリコンの(間接遷移型)バンドギャップが光子エ
ネルギーよりも小さいために、シリコンによって吸収さ
れてしまう。)同様に、緑色LED520によって上方
へ放出される光子は青色LED510を貫通してスタッ
ク500の最上部から外へ脱出する。もちろん、下方へ
放出される緑色光子は赤色LED510を構成する材料
によって吸収される。最後に、青色LED510によっ
て上方へ放出される光子はスタック500の最上部から
外へ脱出し、下方へ放出される青色光子は緑色LED5
20を構成する材料によって吸収されよう。
【0014】各画素は3原色のうちのすべての色、2つ
の色、あるいは1つの色をそれぞれに独立的な可変強度
で以て放出することができるし、あるいはすべての画素
が全く放出しないようにもできる。図5cは、それぞれ
青、緑、赤の放出強度を決める3つの独立した電流
B 、IG 、およびIR を用いた等価回路を示す。図6
は画素500を採用して構成されたディスプレイ600
の一部を切り取って示した鳥瞰図である。
【0015】図7a−bは、別の1つの3色スタックと
そのアレイとを示しており、そのスタックは差分的(dif
ferential)な放出のための差分的(differential)なLE
D寸法を備えている。
【0016】図8は図6のディスプレイを応用したヘッ
ドアップディスプレイを示している。特に、各スタック
500の面内寸法は10μm×10μmである。そのよ
うな面内寸法を有する画素を1000個×1000個並
べたアレイを含むディスプレイは、ほんの1cm×1c
mの寸法にしかならず、図8の立面断面図に示したのと
同じように、ほとんどメガネと同じように目の前に直接
装着することができよう。レンズアレイ810がディス
プレイ600のLEDから発散する光を集束させて、観
察者830に対して無限遠に見かけの像を与える。ディ
スプレイドライバーおよびイメージ信号発生器820は
LEDアレイと同じシリコンダイの上へ集積することが
できる。外部の電子機器(例えば、観察者830のコー
トのポケットの中)への電気的臍帯(umbilica
l)コードが電力と信号の両方を提供することができ、
あるいは無線周波リンクによって、これも観察者830
のポケットにある送信機からのイメージ信号(そして多
分電力も)を提供することができ、あるいはまたイメー
ジ信号をドライバー/発生器820の一部であり、電力
用の電池を備えたメモリ中に蓄えることができる。レン
ズアレイ810は画素の上に直接形成されたマイクロレ
ンズのアレイでよいが、そうでなければLEDダイへ取
り付けられたモノリシックなアレイでもよい。
【0017】更に、図8にようなディスプレイは赤外イ
メージャー(例えば、X を約0.2および0.3とした
時、Hg1-X CdX Teのような材料を含む2色赤外C
CD)と組み合わせて、赤外シーンを検出することと、
そのイメージを可視の色へ変換することの両方を行うこ
とができる。図9a−bは、入力レンズアレイ、CCD
イメージャー、フルカラーLEDディスプレイ、および
出力レンズアレイを層状に組み合わせた検出器−ディス
プレイ900を図解的に示してある。CCDイメージャ
ーからの信号はCCDあるいはLEDアレイと同じダイ
上にある回路によって処理されて、LEDディスプレイ
を駆動するために使用される。後出の応用のセクション
でこの検出器−ディスプレイおよびその他の実施例につ
いて詳細に説明する。
【0018】スタック中に配置されたこれらの3色材料
はまた、層状チャンネルのCCD中へ配置して、それに
よってフィルターを無くすることもできる。しかし、電
極構造がより厄介になる。CCDとして使用する場合に
は、pn接合検出器が逆にディスプレイLEDのように
なる。
【0019】シリコン格子に整合した窒化III−V化
合物はまた、シリコン集積回路上へ組み込まれた共鳴ト
ンネリングダイオード、共鳴トンネリングトランジス
タ、およびヘテロ接合バイポーラートランジスタ中に用
いることができる。特に、トンネリング障壁の高さはバ
ンドギャップの広い材料(例えば、AlAsN)とバン
ドギャップの狭い材料(例えば、InGaAsN)とを
合金化することによって調節でき、一方量子井戸やアノ
ードおよびカソード、あるいはエミッターおよびコレク
ターはバンドギャップの狭い材料とすることができる。
【0020】
【実施例】LEDスタック GaAs0.810.19およびAlAs0.820.18はいずれ
もシリコンの格子(格子定数0.543nm)に整合し
た格子定数を有し、それぞれ直接遷移型の約1.9eV
(赤い光)と間接遷移型の約3.6eV(近紫外)のバ
ンドギャップを有する。従って、これらの2つの3元化
合物を合金化することによって得られる4元化合物は、
格子をシリコンに整合させることができ、1.9eVか
ら3.6eVの間のすべてのバンドギャップを持つこと
ができる。そしてバンドギャップは約3.0eV以上の
エネルギーに対しては直接遷移型である。
【0021】図5aのスタック500に関して、青色L
ED510は、約2.6eV(青い光)のバンドギャッ
プを有するAl0.5 Ga0.5 As0.810.19のp形層5
12とn形層514とを含む。緑色LED520は約
2.2eV(緑の光)のバンドギャップを有するAl
0.2 Ga0.8 As0.810.19のp形層522とn形層5
24とを含む。そして、赤色LED530は約1.9e
V(赤い光)のバンドギャップを有するGaAs0.81
0.19のp形層532とn形層534とを含む。スタック
500は10μm×10μmの面内寸法を有し、隣接す
るスタック間の空間にはLEDを励起するための電流を
供給する導電性ラインが含まれている。図5cに示すよ
うな接続において、スタックを行、列の形に配置したア
レイの中で、隣接スタック間には2本の導電性ラインと
2本の列導電性ラインとが含まれている。後述のディス
プレイ応用のセクションを参照されたい。
【0022】別のスタック構造においては、必要な電流
を簡略化するために、付加的なコンタクトおよび相互接
続という犠牲を払ってLEDを互いに分離している。特
に、図5bは、青色LEDが緑色LEDから未ドープの
AlAs0.820.18層によって分離されてはいるが、コ
ンタクトを5個含むLEDスタックの立面断面図を示し
ている。青色LEDのための個別のコンタクトは青電流
を送信する。一方、赤および緑色LEDのアノードは共
通コンタクト、一般にアースまたはVSUPPLY用の電力プ
レーンまたはバスを有し、それは赤と緑の電流の和を送
信する。
【0023】更に別のスタック構造では、青色LEDと
緑色LEDとの間、および赤色LEDと緑色LEDとの
間の両方の分離のために未ドープのAlAs0.820.18
を使用する。このスタックは6個のコンタクトと3個の
独立したLED電流とを有する。
【0024】上述のスタックにおいて、アノードおよび
カソードは切り替えることができ、電流の向きを逆にす
ることによっても同じ機能を保持することができる。
【0025】LED傾斜スタック LEDスタック500を修正して、傾斜した表面を持た
せて、緑と赤色の光を増やし、それによってLEDスタ
ック内での散乱や吸収を補償するようにすることができ
る。特に、図7aは傾斜したLEDスタック700の立
面断面図を示し、それは、すべてAl0.3 Ga0.7 As
0.810.19を含むp形層712、n形層714、および
n+行コンタクト層716を含む青色LED710;す
べてAl 0.2 Ga0.8 As0.810.19を含むp形層72
2、n形層724、およびn+行コンタクト層726を
含む緑色LED720;そして、すべてGaAs0.81
0. 19を含むp形層732、n形層734、およびn+行
コンタクト層736を含む赤色LED730を含むもの
となっている。緑色LED層722−724は青色LE
D層712−714の外側へ広がり、緑色と赤色の光だ
けが出てくるエリアを提供している。そして、赤色LE
D層732−734も緑色LED層722−724の外
側へ広がり、赤色の光だけが出てくるエリアを提供して
いる。図7bは画素のアレイの平面図で、各画素はスタ
ック700を含んでおり、露出されたLEDにはラベル
が付けられている。すなわち、Bは傾斜スタックの最上
レベルであり、Gは次のレベル、そしてRは最も下のレ
ベルである。また、図7bは行ライン(n+行導電性層
へ接続する導体)および列ライン(LEDのp形層へ接
続する導体)の配置も示している。
【0026】このアレイは、ブラウン管のラスター走査
と同じように、行画素を短時間だけ逐次駆動することで
イメージを生成する。1つの行の画素を駆動するため
に、対応する行ラインをアースへつなぎ(その他のすべ
ての行ラインは浮遊状態)、その行のLEDをターンオ
ンさせるための適当な電圧/電流を列ラインへ供給し、
所望の強度の光を放射させる。1つの行が駆動される頻
度が1秒間に少なくとも約30回であれば、人間の目に
はその行はちらつきの無いものとして見える。
【0027】多色LEDスタック LEDスタック500を修正して、1色だけのもの、2
色、4色あるいはそれ以上の数の色を持つものとするこ
とができる。特に、LED放射光の色の選択は材料のバ
ンドギャップの設定に帰着し、色の数はスタック中のL
EDの数に対応する。ただし、最も下のLEDから放射
される光が上部のLEDを通過するようにするために
は、スタック中で上から下へ向かってバンドギャップが
徐々に狭くならなければならない。傾斜したスタックは
バンドギャップが順序通りになっていなくても利用でき
るが、下のLEDから放射される光が上に被さっている
LEDによって部分的に吸収されることに伴う効率の低
下が生ずる。
【0028】リン・窒化III−V GaPもAlPもいずれもシリコンよりも少し大きい格
子定数を持っており、従って、砒化・窒化物と同じよう
に、リン化物と窒化物を組み合わせることによってシリ
コンに格子整合させることができる。しかし、GaPの
バンドギャップは2.26eVであり、シリコンに格子
整合させるためにわずかな(およそ0.02)窒素を加
えることは湾曲(bowing)によるバンドギャップ
のわずかな減少を起こす(およそ2.20eVへ)。そ
してこのバンドギャップは緑と赤との中間の位置する。
このように、3色すべてを実現するために、AlPNも
InPNもどちらもGaPNと一緒に使用しなければな
らない。あるいは、AlP 0.980.02とInP0.5
0.5 だけを組み合わせて3色すべてを得ることもでき
る。
【0029】LEDスタック作製 図10a−cはLEDスタック500のアレイを作製す
る第1の好適実施例の方法を示す立面断面図であって、
次の工程
【0030】(1)厚さが635μm(25ミル)で、
直径が101.6mm(4インチ)の(100)または
(111)面方位のp形シリコンウエハ1002からス
タートする。ウエハ1002の一部に第1レベルの絶縁
体を通してn形およびp形ウエルを形成し、次にCMO
Sデバイスを作成する。次に、ウエハ1002を分子ビ
ームエピタキシー(MBE)成長炉に挿入し、ウエハ1
002のその部分のCMOSデバイスからすべての自然
酸化物を除去し、バッファ層としての未ドープシリコン
1004を0.5μmの厚さ、エピタキシャル成長させ
る。次に、窒化III−V層を成長させて、図10aに
示されたような次の層状構造を得る。 層 材料 厚さ ドーピング 青アノード pAl0.5Ga0.5 As0.810.19 200nm 1×1018 青カソード nAl0.5Ga0.5 As0.810.19 200nm 1×1018 緑カソード nAl0.5Ga0.5 As0.810.19 200nm 1×1018 緑アノード pAl0.5Ga0.5 As0.810.19 200nm 1×1018 赤アノード pGaAs0.810.19 200nm 1×1018 赤カソード nGaAs0.810.19 200nm 1×1018 バッファ 未ドープSi 500nm 未ドープ 基板 pSi 500μm 1×1016 これらの層には図10aに示すように番号が振ってあ
る。アース面を設けるのであればバッファ層にドーピン
グを行うことができる(赤色LEDは絶縁層によって基
板から分離する)。
【0031】(2)フォトレジストをスピン塗布し、そ
れをパターニングして青色LEDの場所を定義する(あ
るいはディスプレイ画素としてのダイオードスタックア
レイを作製するのであれば、前記フォトレジストパター
ンは青色LEDすべての場所を定義する)。普通は、青
色LEDは丸いかあるいは四角いか、あるいは矩形の面
内形状をしており、寸法は5μm×5μmから50μm
×100μmまである。次に、硫酸と過酸化水素水との
混合液中で時間を決めたエッチングを行ってAl0.5Ga
0.5 As0.810.19をエッチし、n形Al0.2 Ga0.8
As0.810.191012のところでエッチングを停止さ
せる。このエッチングは青色LED層の材料をほんの約
0.4μm除去するだけで、湿式のエッチングの特徴で
ある等方的なエッチングが引き起こす横方向への浸食の
問題は生じないし、青色LEDメサはステップカバレッ
ジの問題を呈しない。次にフォトレジストを剥離する。
【0032】(3)側壁のパッシベーションと絶縁との
ために厚さ100nmの窒化シリコン層1030を堆積
させる。第2のフォトレジストをスピン塗布し、それを
パターニングして緑色LEDの場所を定義する。次に、
リン酸または塩素−フッ素プラズマによってパターン化
されたフォトレジストをマスクにして窒化シリコンをエ
ッチし、次に金属コンタクト528を堆積させ、フォト
レジストをリフトオフする。1つのスタックと、その第
1のスタックから約スタック1つ分だけ離れた所に位置
する隣接スタックの一部を示す図10bを参照。
【0033】(4)フォトレジストをスピン塗布し、そ
れをパターニングしてスタック間の窒化シリコン103
0を露出させ、露出した窒化シリコンをリン酸またはフ
ッ素のドライエッチングで除去する。次に、露出したA
0.2 Ga0.8 As0.810. 19をp形GaAs0.81
0.191008のところまでエッチし、フォトレジストを
剥離する。金属528がエッチマスクの一部として機能
し、自己整合した構造を提供することに注目されたい。
図10cを参照。
【0034】(5)別の厚さ100nmの共形(con
formal)の窒化シリコン層1032を堆積させ
る。これも側壁のパッシベーションと絶縁のためのもの
である。次に、フォトレジストのスピン塗布およびパタ
ーニングを行って、赤色LEDの場所を定義する。パタ
ーン化されたフォトレジストをエッチマスクとして使っ
て露出した窒化シリコンを除去し、次に金属をスパッタ
し、フォトレジストをリフトオフして金属コンタクト5
36を形成する。図10bと似た図10dを参照。
【0035】(6)再びフォトレジストをパターニング
して、スタック間の窒化シリコンを露出させ、露出した
窒化シリコンを除去し、時間を決めたエッチングによっ
てp形GaAs0.810.191008をn形GaAs0.81
0.19のところまでエッチする。第3の厚さ100nm
の窒化シリコン層1034を堆積させ、フォトレジスト
をスピン塗布する。フォトレジストをパターニングし
て、赤色LEDのカソードコンタクトと青色LEDのア
ノードコンタクトの場所を定義する。そして、パターン
化されたフォトレジストをエッチマスクとして用い、露
出した窒化シリコンを除去し、金属をスパッタしフォト
レジストをリフトオフして金属コンタクト516、53
8を形成する。図10eを参照。
【0036】(7)フォトレジストのスピン塗布および
パターニングを行って、窒化シリコン層中へコンタクト
528、536へのビアを定義し、更にスタックの周囲
を定義する。次に、露出した窒化シリコンをエッチし
て、コンタクトおよびn形GaAs0.810.191006
を露出させる。金属コンタクトのところで止まるような
選択性を有するエッチを使用してGaAs0.810.19
006をエッチングしてスタックを完成させる。スタッ
クの上部にある窒化シリコンは1つのスタック中のLE
Dによって放射される3色すべてに対して透明であるこ
とに注意されたい。最後に、スタック間の空間に絶縁物
(それは窒化シリコン、あるいは二酸化シリコン、また
はポリイミド等でよい)を備えた相互接続ラインが形成
され、金属コンタクトへの接続が施される。LEDスタ
ックを覆い、すべてを覆う窒化シリコン絶縁を示す図1
0fを参照。
【0037】窒化III−Vトンネリング障壁および量
子井戸 図11は好適実施例の共鳴トンネリングダイオード(R
TD)1100を立面断面図で示し、それはシリコンウ
エハ1102、GaAs0.810.19エミッター(n+層
1104および未ドープ層1106)、AlAs0.82
0.18トンネリング障壁1108および1112、InA
0.410.59量子井戸1110、GaAs0.810.19
レクター(n+層1116および未ドープ層111
4)、および金属コンタクト1118、1120を含ん
でいる。GaAsN、AlAsN、そしてInAsNは
すべて閃亜鉛鉱の格子を有し、それはシリコンの格子に
整合している。AlAsNトンネリング障壁1108お
よび1112はそれぞれ厚さ2nmであり、InAsN
量子井戸1110は厚さ4nmであり、未ドープの部分
1106と1114はそれぞれGaAsNのエミッター
とコレクターであって厚さは数nmである。メサ113
0は20μm×20μmの面内寸法を持つ。
【0038】図12はダイオード1100に関するバン
ドダイアグラムであり、バンド端の不連続を示してい
る。Γ点(結晶運動量は(0、0、0)2π/a)に加
えて、伝導帯のXおよびL点の電子エネルギー(結晶運
動量は(1、0、0)2π/aと(1/2,1/2,1
/2)2π/a)が示されていることに注意。X、L点
とΓ点との大きなエネルギーの差(0.9eV)は共鳴
トンネリングダイオードが室温動作において低い谷電流
と高いピーク対谷電流比とを持つことを示唆する。
【0039】図13はIII族元素としてAl、Ga、
またはInを、V族元素としてAsまたはNを取り上げ
た時のIII−V化合物半導体に関するバンドギャップ
と格子定数を示している。これらの化合物間の合金でシ
リコンに対して格子整合するもののバンドギャップは約
1.0eV(InAs0.410.59)から約3.0eV
(Al0.8 Ga0.2 As0.8 0.2 )まで変化し、そし
てそれらは直接遷移形の材料である。このような広いバ
ンドギャップの範囲は、モノリシックカラーディスプレ
イ、すべての可視波長のレーザー、等々の各種の光電子
デバイスをシリコン上へ作製することを可能にする。
【0040】多様なダイオード1100においては、G
aAsNのエミッターおよびコレクターをInAsNの
エミッターおよびコレクターで置き換えることができ、
そうすれば量子井戸とエミッターおよびコレクターをす
べて同じ材料で構成することができるようになる。同様
に、多様なダイオード1100においては、InAsN
量子井戸をGaAsNで以て置き換えることができ、そ
れにより、ここでもエミッターおよびコレクターと量子
井戸とが同じ材料で構成できるようになる。それらの構
造は数少ない材料を使用するので製造工程が簡略化でき
る。
【0041】一般にInX Al1-X AsY 1-Y やAl
X Ga1-X AsY 1-Y のような4元のIII−V化合
物を使用することで、シリコンとの格子整合を保ちつ
つ、バンドギャップを自由に設計することができる。
【0042】窒化III−Vとシリコンのトンネリング
障壁および量子井戸 別の共鳴トンネリングダイオードの好適実施例1400
ではシリコンの他に、量子井戸とトンネリング障壁のた
めの、シリコンと格子整合したIII−V化合物半導体
を使用している。特に図14は、InP0.5 0.5 トン
ネリング障壁とともに、シリコンのエミッターおよびコ
レクターと量子井戸を含むダイオード1400を示して
いる。図15はバンドダイアグラムである。シリコンの
伝導帯の低エネルギーの谷はX点の近くにあるので、図
15はL点およびΓ点のエネルギーの表示と一緒にX点
エネルギーをも示している。1.1eVというX点にお
けるバンド不連続は十分なトンネリング障壁高さを提供
する。
【0043】多様なダイオード1400においては、A
lAs0.820.18のトンネリング障壁をInPNのトン
ネリング障壁で置き換えることができ、その場合不連続
は1.3eVとなる。更に、X =0.98とした時の、
AlPX 1-X およびGaP X 1-X で構成される層を
InPNの代わりに使用することができ、また組成変化
する歪み層を使用することもできる。
【0044】リン化物添加 AlPおよびGaPはシリコンの格子定数に近いがわず
かに大きい格子定数を有するので、AlPおよび/また
はGaPを添加された、シリコンに格子整合する窒化I
II−V化合物は他の組成よりも窒素の割合が若干大き
くなってくる。このため、バンドギャップの調節にはよ
り厄介な材料処理を必要とすることになる。例えば、赤
色LED材料のGaAs0.810.19は約1.9eVのバ
ンドギャップを持ち、GaPは約2.3eVのバンドギ
ャップを持つため、シリコンに対して格子整合するよう
にこれらの材料をほぼ等分に混ぜ合わせた合金は、中間
のバンドギャップを有し、ほぼGaAs0.390.11
0.5 の組成を持つことになる。
【0045】その他の基板 シリコン(室温における格子定数は0.5431nm)
の格子定数に整合する窒化III−V化合物は、組成を
少し変えることによって室温で0.5451nmの格子
定数を有するガリウムリン(GaP)に格子整合させる
ことができる。図13によればNに対するAsの成分比
をわずかに増加させれば十分であることが分かる。こう
すれば、類似の共鳴トンネリング構造がGaP上でも利
用できる。
【0046】同様に、シリコンカーバイド(X =7/8
または3/4の時のSiX 1-X )のような基板もAs
PNIII−V化合物と一緒に使用できる。
【0047】窒化III−V作製 共鳴トンネリングダイオード1100の作製は、単に各
種の層を分子ビームエピタキシーで成長させて、その後
コレクター金属コンタクトを形成し、メサエッチとエミ
ッター金属コンタクトの形成を行うだけである。窒素源
としては分子状の窒素を使用し、それはプラズマ中で分
解して原子状の窒素ビームを供給する。その他の元素の
ソースは蒸発セル(effusion cell)でよ
い。同様に、ガリウムにはトリメチルガリウム、砒素に
は第三ブチルアルシン、リンには第三ブチルフォスフィ
ン、そして原子状の窒素にはECRプラズマソースを用
いた化学的ビームエピタキシーを膜成長のために使用す
ることもできる。
【0048】もちろん、ダイオード1100は対称的で
あるから、エミッターとコレクターを区別する必要はな
い。しかし、格子整合した窒化III−V化合物は混合
障壁ダイオード中の結晶性障壁にも使用できる。
【0049】多重ピーク共鳴 これまで述べた好適実施例の構造の上に更に、トンネリ
ング障壁と量子井戸を成長させるだけで、単結晶コレク
ター実施例を直列多重量子井戸へ拡張して、多重共鳴ピ
ークを有する共鳴トンネリングダイオードを形成するこ
とができる。量子井戸寸法のエミッター/コレクターを
備えるため、そのような直列の多重量子井戸は超格子を
構成する。
【0050】RTD応用 これまで述べた共鳴トンネリングダイオードの任意のも
のはバイポーラートランジスタのエミッター中に組み込
んで、共鳴トンネリングバイポーラートランジスタを形
成することができる。
【0051】好適実施例のダイオードは図16a−cに
示されたメモリセルのような各種の構造に組み込むこと
ができる。特に、図16aはスタティックランダムアク
セスメモリ(SRAM)セル1600を示しており、そ
れは共鳴トンネリングダイオード(RTD)1602お
よび1604を直列に(RTD1602がRTD160
4に対する負荷になっている)含み、ワードライン16
12上の電圧によって制御されるシリコン電界効果トラ
ンジスタのパスゲート1608によってビットライン1
610へつながれている。セル1600のノード160
6の双安定性は各RTDの谷電流よりもわずかに大きい
ところに設定されたバイアス電圧Vddによってもたら
され、そのため一方のRTDがそれの谷にある時に、他
方のRTDが小さいバイアスで動作することになる。図
16bは、各RTDが図2に示した特性を持つ時の、R
TD1602−1604に関する重畳された電流−電圧
曲線を示している。交点(一対はVdd(高)に近いノ
ード1606上の電圧のもの、別の一対はノード160
6(低)のもの)は安定な直列動作点を示している。ま
た、大きなドライバーによってノード1606ないしパ
スゲート1608へアクセスし、ノード1606を高、
低いずれかの状態へ強制的に駆動することはセル160
0を所望の安定状態へ強制的に駆動することである。一
方、パスゲート1608を介してノード1606へアク
セスするセンス増幅器はセルの状態を損なうことなしに
検出する。もちろん、図2に示したのよりも大きいRT
Dのピーク対谷の比であれば、ノード1606に対する
高、低の安定電圧はそれぞれVdd、0へより接近す
る。
【0052】図16cは単一のシリコン電界効果トラン
ジスタと好適実施例のRTDを使用した図16aの構造
の鳥瞰図を示す。電界効果トランジスタのドレインにお
けるRTDの並列的な配置が、RTDの場所を定義する
メサエッチによる同時作製を可能にすることに注意され
たい。上述の共鳴トンネリング構造を標準的なシリコン
デバイスと一緒に集積化することは、まず共鳴トンネリ
ングプロセスを最初に施すか、あるいはシリコンデバイ
スの作製を最初に行うか、あるいはそれらを混ぜ合わせ
ながら行うかのいずれかの方法で実現できる。デバイス
の作製の後に、標準的な金属配線を行う。
【0053】ディスプレイ応用 図17aおよびbは画素アレイを含むディスプレイの一
部分(3画素×3画素)の立面断面図および平面図であ
り、各画素は図5aまたは図10fに示したLEDスタ
ックであり、このほかに勾配のついた屈折率を有するレ
ンズのアレイを含んでいる。これは図8のディスプレイ
およびレンズアレイ用として使用できる。特に、図17
aは3色LEDスタック1711−1713(窒化II
I−V化合物の接合でできている)とその上を覆う窒化
シリコンの絶縁物1704とを備えたシリコン基板17
02を示している。マイクロレンズアレイ1730は屈
折率に勾配のついた(GRIN)マイクロレンズ173
1−1733を含んでいる。GRINマイクロレンズ
は、リン等のドーパントをレンズの光軸(図17aで
は、レンズ1731に対しては1741、レンズ173
2に対しては1742、レンズ1733に対しては17
43)に沿ってドーパント濃度が最大になるように、そ
して光軸に直交する方向ではドーパント濃度が減少して
いくように打ち込むことによって、ガラス(二酸化シリ
コン)膜中に形成される。このドーパントがガラスの屈
折率を高め、それによってレンズが形成される。各マイ
クロレンズ1731−1733はそれぞれ対応する隣接
画素1711−1713からの発散光を集束させる。こ
の集束された画素光は、ディスプレイが観察者の目のレ
ンズの寸法に近く、そして観察者がディスプレイの向こ
うに焦点を合わせる時に、観察者の網膜にイメージを結
像する。このイメージの寸法は焦点距離に依存する。例
えば、無限遠に焦点を合わせるとイメージは点になり、
ディスプレイのすぐ後ろに焦点を合わせると視野のほと
んどを占めることになる。
【0054】図18は集束された光がどのようにイメー
ジを生成するかを示している。特に、目のレンズ180
2は例示点A、B、およびCを含む面に焦点が合ってい
る。実線および破線で示した光線は、網膜1804上の
A’、B’、およびC’への集束によって、この焦点距
離を示している。ディスプレイ1810は、実線のみで
示された、例示画素A”、B”、およびC”からの集束
された平行な光線を放射する。これら放射光線は点A、
B、およびCから放出される光と同じ網膜エリアを刺激
し、それらの点のイメージを生成する。
【0055】目のレンズ1802が無限遠に焦点が合っ
ている時、レンズに入射する平行な光線は網膜1804
上の1つの点へ収斂するので、この場合ディスプレイ1
810が無限遠の1つの点以上のものとして見えるため
には、ディスプレイから放射される光線は平行であるべ
きでない。むしろ、GRINマイクロレンズは図19に
示されたように、無限遠に焦点の合った目のレンズに対
しては、横方向に離れた点からの光線の軸に沿うように
傾いている。特に、目のレンズ1902が無限遠に焦点
が合っている時、例示点A、B、およびCからの光線は
網膜1904上のそれぞれA’、B’、およびC’に収
斂し、従って、ディスプレイ1910は例示画素A”、
B”、およびC”から、わずかに収斂するラインに沿っ
て光を放射するマイクロレンズアレイを含む。画素から
の光線間の角度は見かけの像の寸法を決定する。
【0056】図20は3色LEDスタック2011−2
012(窒化III−V化合物接合からできている)お
よびそれを覆う窒化シリコン絶縁物2004を備えたシ
リコン基板2002を立面断面図で示している。マイク
ロレンズアレイ2030はGRINマイクロレンズ20
31−2032を含んでいる。このGRINマイクロレ
ンズはリン等のドーパントを打ち込むことによって形成
できるが、打ち込みビームの方向を膜上で変化させて、
レンズの光軸(図20では、レンズ2031に対しては
2041、レンズ2032に対しては2042)が表面
に対して所望の角度を持つようにしている。比較的厚い
レンズアレイ2010を得るためには、打ち込みは多重
ガラス膜に対して多段階に分けて実施される。1つの膜
に対して打ち込みを行った後に、別の膜(厚さは1−2
μmオーダー)を堆積(酸化物マイクロレンズアレイの
場合にはTEOS分解のように低温)させるか、あるい
は付着させて、そして打ち込みを施す。このようにすれ
ば、打ち込みビームを傾ける必要はなく、むしろ引き続
く膜の上で打ち込み場所をずらしていけばよい。実際、
単一の膜に対して、角度の付いた打ち込みを模擬するよ
うにエネルギーを変えて多重打ち込みを実施した。図2
1は引き続く打ち込みによって場所がずれていくことに
よって光軸に角度が付いたマイクロレンズの一部を示し
ている。水平方向のハッチの部分は打ち込まれた不純物
を示している。画素の面内寸法は比較的大きい(例え
ば、10μm×10μm)ので、レンズ直径も大きくな
り、打ち込みのための膜のマスクを使わないでパルス的
なイオンビームを用いることができる。もっと精度を高
くするためには、各膜の打ち込みをパターン化されたマ
スクを用いて行う。そうすればサブミクロンの精度が容
易に達成できる。すべての堆積および打ち込みが終わっ
た後に、不純物の分布を拡散させ、滑らかにするための
アニールを施す。
【0057】図22は、図9a−bに示したような検出
器−ディスプレイの組み合わせに対するデータの流れを
示している。CCD検出器2202はセルアレイ220
4を含み、そのセルの各々はイメージングフェーズにお
いて入射光束に比例する光電子を集める。出力シフトレ
ジスター2206は、アレイ中のゲートをトグルする読
み出しフェーズにおいてアレイを通してクロックダウン
(clocked down)されることで、集められ
た光電子パケットの行を並列的に受信する。シフトレジ
スター2206は光電子パケットを出力センス増幅器2
208へシフトし、ラスター走査形式で入射光束に対応
する逐次的なアナログ出力信号の流れを生成する。も
し、CCDが1000×1000のアレイで、1/50
秒毎に1つのイメージフレーム(セルアレイ2204の
全てのセルに対応する信号のセット)を出力すれば、シ
フトレジスター2206への光電子パケットのクロック
入力は約100kHzで行われることになり、シフトレ
ジスター2206のデータ出力シフトは約100kHz
で行われることになる。もちろん、もっと小型のアレ
イ、あるいはもっと遅いフレーム速度であれば、もっと
遅いクロックおよびシフトレジスタが使用できる。
【0058】ディスプレイ2252は逐次的なアナログ
出力信号の流れをCCD2202からバッファおよび信
号処理器2230を経由して受信するシフトレジスター
2256を含んでいる。シフトレジスター2256に、
一旦、アレイ2204からの1行分のセルに対応する信
号を与えられれば、それらの信号は並列的にシフトされ
て、列電流ドライバーをターンオンさせ、戻り電流を供
給するようにディスプレイアレイ2254中の対応する
行を駆動する。独立した色電流を備えた3色の場合、シ
フトレジスタ2256は3個の並列シフトレジスターを
含み、それらはバッファおよび信号処理器2230から
並列的に信号を与えられるか、あるいは逐次的入力を受
け取ってそれを3つの並列シフトレジスターへ分割す
る。駆動された行は3つの電流すべてに対する共通の戻
りになる。符号化された電流(例えば図5a)を備えた
3色の場合はより複雑な駆動が必要である。バッファお
よび信号処理器はフレーム周期を均一に埋めるために、
3色画素駆動のタイミングを分散させて、各々の画素行
が1/50秒毎に、約1/50ミリ秒間だけターンオン
するようにする。
【0059】要約すれば、3つの可能性がある。(1)
高LED電流でデューティサイクルの低い場合は画素ス
キャンを行う、(2)中程度のLED電流で中程度のデ
ューティサイクルの場合はラインスキャンを行う、そし
て、(3)小さいLED電流で高いデューティサイクル
(100%)の場合は、各画素にアナログメモリとバッ
ファ/増幅器を持たせたスタティックディスプレイを採
用する。
【0060】図23は図22の検出器−ディスプレイの
単一チップ版であるが、類似の要素に対しては同じ参照
符号を使用している。これは、レジスター2206から
の逐次的な出力シフトの代わりに並列的な信号転送を、
また3色レジスター2256への逐次的なシフトの代わ
りに並列的な転送を可能にしている。検出器2204は
CCD(バックサイド照明方式)を形成している狭いバ
ンドギャップ(例えば、赤外に感度を持つ)の窒化II
I−V化合物であり、またディスプレイは既に述べたよ
うな可視光バンドギャップの窒化III−V化合物でよ
い。レジスターとバッファおよび信号処理器とはシリコ
ン基板の下側に形成できる。
【0061】上述のディスプレイおよび検出器−ディス
プレイのための電力は、メガネ型のホールダーの枠など
のようなディスプレイホールダーに備えられた電池から
取るか、あるいは観察者が運ぶことのできる大型電源へ
の電力用臍帯線から取る。更に、検出器に受信されたイ
メージは、電気配線を経由するか、あるいは変調された
無線周波によって遠隔のビデオ録画装置へ送信すること
もできる。この場合、ディスプレイはビデオ録画装置の
ビューファインダーとして機能し、可視光周波数を検出
し、そして観察者は録画装置を運ぶ必要がない。要する
に、バッファおよび信号処理器2230はビデオ信号の
送信および受信のための入り口点を提供するわけであ
る。図24はビデオ録画/再生装置、コンピューター、
およびテレビを備えた無線周波リンクシステムを図解的
に示している。
【0062】検出器なしのディスプレイの別の用途とし
ては、電気的臍帯コード、あるいは光ファイバー、また
は無線周波リンクを介して電力と一緒に信号を受信する
ようになったテレビ受信機、コンピューターモニター、
あるいはビデオテープ/ディスク再生装置が含まれる。
【0063】観察者の両方の目にディスプレイを備える
ことは双眼鏡およびステレオディスプレイを提供するこ
とになる。更にそれら2つのディスプレイの色内容を変
化させることによって立体視を与えることができる。同
様に、多数の検出器を1つまたは複数個のディスプレイ
へつなぐことによって観察者は動くことなく多数の方向
を逐次的に観察することができる。
【0064】最後に、3色LEDの一次元アレイはステ
レオ受信機信号強度、アナログ電圧計等の計測器のバー
グラフディスプレイに有用である。また単一画素の3色
ディスプレイは玩具、信号インジケーター等に利用でき
る。
【0065】スタティックディスプレイ LEDをシリコンと集積化することによってディスプレ
イをそのための制御メモリと一体化して瞬間的なスクリ
ーン更新のできる100%のデューティサイクルを達成
できる。特に、各画素は、それのLED電流(1つまた
は複数)を図25a−dに示すような対応するメモリセ
ルの状態によって直接的に制御される。図25aは、シ
リコンに格子整合したLED2506へ電流を供給する
電流源FET2504のゲート電圧を駆動する一般的な
アナログメモリセル2502を示している。
【0066】デジタルディスプレイのためには、このL
EDはメモリセルデバイスの負荷でよく、コンパクトな
メモリセルと画素との組み合わせを実現できる。図25
bはそのようなメモリセルと画素との組み合わせ252
0を示しており、そこには抵抗2524および共鳴トン
ネリングダイオード(RTD)2526と直列につなが
れたLED2522が含まれている。パストランジスタ
2528はメモリセルの状態を切り替えることを許容す
る。RTD2526はRTD1100と類似のものでよ
い。図25cはメモリセルと画素との組み合わせ252
0の動作を示しており、次のようになっている。RTD
2526が小電流で高電圧状態の時、ノード2530は
高電圧にあって、LED2522および抵抗2524の
両端には小さい電圧降下しかない。従ってLED252
2の発光は無視できる。反対に、RTD2526が中間
電圧、中間電流の状態の時、ノード2530は中間電圧
へ下がり、従って抵抗2524およびLED2522を
流れる電流は約5倍に増大する。従って、LED252
2は目に見える強度の光を放射する。
【0067】図25dはDRAMセルと画素との組み合
わせを示し、セルのコンデンサー2542およびFET
のゲートに蓄えられた電荷がFET2544およびLE
D2546を流れる電流を制御し、従ってLED254
6によって放射される光を制御する。パストランジスタ
2548はコンデンサー2542および2544のゲー
トへの電荷の充、放電を許容し、従ってLED2546
のオン/オフの切り替えを許容する。
【0068】検出器応用 感光素子等の窒化III−V化合物を含むCCD検出器
は、絶縁物としての広バンドギャップ窒化III−V化
合物が、ゲートとしてのドープされた中間バンドギャッ
プ窒化III−Vを覆うような形に、3つのチャンネル
を積み重ねた形に作製できる。図26はそのスタック構
造を示し、図27は伝導帯下端のダイアグラムである。
仮想フェーズ(virtual phase)CCDは
単一ゲートのみを必要とし、引き続くゲートレベル間の
電圧が電位井戸の深さを決定する。このCCDはフィル
ターなしで3色を提供でき、各画素は3色すべてを検出
する。従って、色同士の間で空間的なオフセットを設け
る必要がない。従って、カラーCCDカメラは3CCD
カメラの位置合わせの問題がないし、フィルター付きの
単一CCDカメラの補間の問題もない。
【0069】修正および特長 好適実施例は、(積層された)LED、ディスプレイお
よび検出器、および共鳴トンネリング構造のためのシリ
コンと両立する窒化III−V化合物という特徴の1つ
またはいくつかを保ちつつ、いろんなやり方で変更を加
えることができる。
【0070】例えば、シリコンに格子整合する窒化II
I−V化合物のバンドギャップは組成を変えることによ
って制御することができる。また、格子定数もシリコン
格子定数材料上へのエピタキシャルな歪み層によって変
えることができる。格子の違いに依存して歪み層の厚さ
を変化させる。LEDスタックおよびトンネリング障壁
および量子井戸(1個または複数)の寸法も変えること
ができる。LEDスタックは面積(画素の分解能を反映
する)と高さ(横方向の抵抗を反映する)の両方で変化
させることができる。トンネリング障壁はより大きい電
流のためには薄くするし、トンネリング障壁は異なる厚
さのものが可能である。また、量子井戸の厚さも共鳴レ
ベルを上、下に調節するために変更することができる。
【0071】ディスプレイは、冷カソード放出を利用し
た電界放出ディスプレイのような任意の小さい画素ディ
スプレイでも構わない。
【0072】センサー要素は冷却されていないシリコン
ボロメーターアレイでもよいし、あるいはその他の光学
的(可視または赤外)センサーでも構わない。
【0073】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。 (1)多色光エミッターであって、(a)第1の色の光
に対応するバンドギャップエネルギーを備えた第1の半
導体材料を含む第1の接合、(b)第2の色の光に対応
するバンドギャップエネルギーを備えた第2の半導体材
料を含み、前記第1の接合を覆う第2の接合であって、
前記第2の半導体材料の格子が前記第1の半導体材料に
整合しており、また前記第2の半導体材料のバンドギャ
ップエネルギーが前記第1の半導体材料のそれよりも大
きいものである、第2の接合、および(c)前記第1お
よび第2の接合への電気的接続、を含む光エミッター。
【0074】(2)第1項記載の光エミッターであっ
て、更に、(c)第3の色の光に対応するバンドギャッ
プエネルギーを備えた第3の半導体材料を含み、前記第
2の接合を覆う第3の接合であって、前記第3の半導体
材料の格子が前記第2の半導体材料に整合しており、ま
た前記第3の半導体材料のバンドギャップエネルギーが
前記第2の半導体材料のそれよりも大きいものである、
第3の接合、および(d)前記第3の接合への電気的接
続、を含む光エミッター。
【0075】(3)第2項記載の光エミッターであっ
て、(a)前記第1の接合がシリコン基板上にあって、
前記第1の半導体材料がシリコンに格子整合している光
エミッター。
【0076】(4)第3項記載の光エミッターであっ
て、(a)前記第1、第2、および第3の半導体材料
が、0≦X ≦1および0≦Y ≦1とした時、AlX Ga
1-X AsY 1-Y である光エミッター。
【0077】(5)第2項記載の光エミッターであっ
て、(a)前記第1の接合が前記第2の接合の外へ広が
っている光エミッター。
【0078】(6)多色光エミッターアレイであって、 (a)多色光エミッターが行および列の形に配置された
アレイであって、前記光エミッターの各々が(i)第1
の色の光に対応するバンドギャップエネルギーを備えた
第1の半導体材料を含む第1の接合、(ii)第2の色
の光に対応するバンドギャップエネルギーを備えた第2
の半導体材料を含み、前記行および列に対して直交する
方向で前記第1の接合を覆っている第2の接合であっ
て、前記第2の半導体材料の格子が前記第1の半導体材
料に整合しており、また前記第2の半導体材料のバンド
ギャップエネルギーが前記第1の半導体材料のそれより
も大きいものである、第2の接合、を含んでおり、更に (b)前記多色エミッターの各々の前記第1および第2
の接合への電気的接続、を含む光エミッターアレイ。
【0079】(7)第6項記載のアレイであって、
(a)前記電気的接続が行および列の導体を含んでいる
光エミッターアレイ。
【0080】(8)ディスプレイであって、 (a)人間の顔にフィットする寸法のサポート、 (b)行および列の形に配置された多色光エミッターの
アレイであって、前記人間の顔の目の前に設置するよう
に前記サポートに取り付けられており、前記光エミッタ
ーの各々が、(i)第1の色の光に対応するバンドギャ
ップエネルギーを備えた第1の半導体材料を含む第1の
接合、(ii)第2の色の光に対応するバンドギャップ
エネルギーを備えた第2の半導体材料を含み、前記行お
よび列に直交する方向で前記第1の接合を覆っている第
2の接合であって、前記第2の半導体材料の格子が前記
第1の半導体材料に整合しており、また前記第2の半導
体材料のバンドギャップエネルギーが前記第1の半導体
材料のそれよりも大きいものである、第2の接合、を含
んでおり、更に (b)前記多色エミッターの各々の前記第1および第2
の接合への電気的接続、を含むディスプレイ。
【0081】(9)第8項記載のディスプレイであっ
て、更に(a)前記サポートへ取り付けられて、出力を
前記アレイの入力へつながれた検出器を含むディスプレ
イ。
【0082】(10)第9項記載のディスプレイであっ
て、(a)前記検出器の出力がビデオ録画装置へもつな
がれているディスプレイ。
【0083】(11)第10項記載のディスプレイであ
って、(a)前記検出器の出力が無線周波を介して前記
ビデオ録画装置へつながれているディスプレイ。
【0084】(12)第9項記載のディスプレイであっ
て、(a)前記検出器が赤外イメージャーであるディス
プレイ。
【0085】(13)多色検出器であって、(a)基板
上の画素のアレイであって、各画素が格子整合した半導
体材料層のスタックを含み、第1層が第1の色に対応す
る第1のバンドギャップを有し、第2層が第2の色に対
応する第2のバンドギャップを有する、画素アレイを含
む多色検出器。
【0086】(14)第13項記載の検出器であって、
(a)前記画素アレイが仮想フェーズ電荷結合デバイス
を構成する検出器。
【0087】(15)スタティックディスプレイであっ
て、(a)基板上へ集積された画素のアレイであって、
前記画素の各々が電流制御メモリセルと直列につながれ
た発光ダイオードを含んでいる画素のアレイを含むスタ
ティックディスプレイ。
【0088】(16)第15項記載のディスプレイであ
って、(a)前記メモリセルが前記発光ダイオードを通
る2段階の電流レベルだけを許容するようになったスタ
ティックディスプレイ。
【0089】(17)第15項記載のディスプレイであ
って、(a)前記基板がシリコンであり、そして(b)
前記発光ダイオードがシリコンに格子整合したIII−
V化合物半導体を含んでいる、スタティックディスプレ
イ。
【0090】(18)青、緑、および赤の光を放射する
3個のLED510−520−530のスタック500
が、シリコンに格子整合し、シリコン基板540の上に
形成された窒化III−V化合物半導体材料を含むLE
Dを備えたフルカラーディスプレイ用の画素を提供す
る。シリコンの信号処理およびLEDドライバーの回路
を同じシリコン基板上に作製することができ、それによ
り小型ですべてを内蔵したシステムが提供される。前記
フルカラーディスプレイ上にレンズアレイを搭載するこ
とができ、観察者の目に極く接近して配置されたディス
プレイとレンズアレイとの組み合わせによって単純で高
分解能のディスプレイシステムが得られる。
【関連出願へのクロスリファレンス】本出願は1994
年8月15日付けの米国特許出願第08/290,27
5号の一部継続出願である。以下の同時譲渡された米国
特許出願も関連する事項を開示している。1994年8
月4日付けの第08/286,067号、1993年1
0月29日付けの第08/145,267号、1994
年5月31日付けの第08/250,976号、199
1年5月23日付けの第07/704,535号、19
93年5月20日付けの第08/065,087号、1
993年6月21日付けの第08/048,406号。
【図面の簡単な説明】
【図1】既知の共鳴トンネリングダイオードのバンドダ
イアグラム。
【図2】既知の共鳴トンネリングダイオードの電流−電
圧特性図。
【図3】既知の共鳴トンネリングダイオードのバンドダ
イアグラムであって、aは電流の大きいバイアス状態、
bは電流の小さいバイアス状態を示す図。
【図4】バンドギャップと格子定数を示す図。
【図5】フルカラーLEDスタックの好適実施例であっ
て、aおよびbは断面図、cおよびdはフルカラーLE
D電流符号化の様子を示す図。
【図6】フルカラーLEDディスプレイの一部分の鳥瞰
図。
【図7】表面が傾斜したフルカラーLEDスタック好適
実施例であって、aはその断面図、bはアレイの平面
図。
【図8】観察者に装着されたフルカラーLEDディスプ
レイの好適実施例図。
【図9】好適実施例の検出器−ディスプレイ組の模式図
であって、aは鳥瞰図、bは回路図。
【図10】好適実施例の製造方法の工程を示す立面断面
図であって、aは層状の成長を行った段階、bはリフト
オフで金属コンタクト528を形成した段階、cは層1
008のところまでエッチングを行った段階、dはリフ
トオフで金属コンタクト536を形成した段階、eはリ
フトオフで金属コンタクト516、538を形成した段
階、fは絶縁物を備えた相互接続ラインを形成した段階
を示す図。
【図11】共鳴トンネリングダイオードの好適実施例
図。
【図12】図11の実施例のバンドダイアグラム。
【図13】格子定数とバンドギャップを示す図。
【図14】共鳴トンネリングダイオードの別の好適実施
例図。
【図15】図14の実施例のバンドダイアグラム。
【図16】好適実施例のダイオードを応用したメモリセ
ルであって、aは回路図、bは電流−電圧特性、cは鳥
瞰図。
【図17】マイクロレンズアレイの一部分であって、a
は立面断面図、bは平面図。
【図18】光線の集束の様子を示す図。
【図19】光線の集束の様子を示す図。
【図20】光軸が傾いたマイクロレンズアレイの一部分
の断面図。
【図21】別の方法で作成された、光軸が傾いたマイク
ロレンズアレイの一部分の拡大図。
【図22】検出器−ディスプレイ組の模式的ブロック
図。
【図23】単一チップ式の検出器−ディスプレイ実施例
を示す図。
【図24】検出器−ディスプレイの組を離れた装置へつ
なぐための無線周波リンク接続図。
【図25】その他のシリコンメモリセルデバイスと集積
することによってスタティックディスプレイを構成する
シリコン格子に整合したLEDの模式図であって、aは
一般的なアナログメモリセルによる駆動回路、bはメモ
リセルと画素との組み合わせ、cはbの回路の電流−電
圧特性、dはDRAMセルと画素との組み合わせを示す
図。
【図26】3色CCD構造の立面断面図。
【図27】3色CCD構造のバンドダイアグラム。
【符号の説明】
500 スタック構造 510 青色発光ダイオード 512 p形層 514 n形層 516 金属コンタクト 520 緑色発光ダイオード 522 p形層 524 n形層 528 金属コンタクト 530 赤色発光ダイオード 532 p形層 534 n形層 536 金属コンタクト 538 金属コンタクト 540 シリコン基板 600 ディスプレイ 700 傾斜したLEDスタック 710 青色LED 712 p形層 714 n形層 716 n+行コンタクト層 720 緑色LED 722 p形層 724 n形層 726 n+行コンタクト層 730 赤色LED 732 p形層 734 n形層 736 n+行コンタクト層 810 レンズアレイ 820 ドライバーおよびイメージ信号発生器 830 観察者 900 検出器−ディスプレイ 1002 シリコンウエハ 1004 未ドープシリコン 1006 n形GaAs0.810.19 1008 p形GaAs0.810.19 1012 n形Al0.2 Ga0.8 As0.810.19 1030 窒化シリコン層 1032 共形窒化シリコン層 1034 窒化シリコン層 1100 共鳴トンネリングダイオード(RTD) 1102 シリコンウエハ 1104 n+層 1106 未ドープ層 1108 トンネリング障壁 1110 量子井戸 1112 トンネリング障壁 1114 未ドープ層 1116 n+層 1118 金属コンタクト 1120 金属コンタクト 1130 メサ 1400 共鳴トンネリングダイオード 1600 SRAMセル 1602 共鳴トンネリングダイオード 1604 共鳴トンネリングダイオード 1606 ノード 1608 FETパスゲート 1610 ビットライン 1612 ワードライン 1702 シリコン基板 1704 窒化シリコン絶縁物 1711 LEDスタック 1712 LEDスタック 1713 LEDスタック 1730 マイクロレンズアレイ 1731 マイクロレンズ 1732 マイクロレンズ 1733 マイクロレンズ 1741 光軸 1742 光軸 1743 光軸 1802 目のレンズ 1804 網膜 1810 ディスプレイ 1902 目のレンズ 1904 網膜 1910 ディスプレイ 2002 シリコン基板 2004 窒化シリコン絶縁物 2010 レンズアレイ 2011 LEDスタック 2012 LEDスタック 2013 LEDスタック 2030 GRINマイクロレンズアレイ 2031 GRINマイクロレンズ 2032 GRINマイクロレンズ 2033 GRINマイクロレンズ 2041 光軸 2042 光軸 2043 光軸 2202 CCD検出器 2204 アレイ 2206 出力シフトレジスター 2208 出力センス増幅器 2230 バッファおよび信号処理器 2252 ディスプレイ 2254 ディスプレイアレイ 2256 シフトレジスター 2502 アナログメモリセル 2504 電流源FET 2506 LED 2520 メモリセルと画素の組み合わせ 2522 LED 2524 抵抗 2526 共鳴トンネリングダイオード(RTD) 2528 パストランジスタ 2530 ノード 2542 セルコンデンサー 2544 FET 2546 LED 2548 パストランジスタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多色エミッターであって、 (a)第1の色の光に対応するバンドギャップエネルギ
    ーを備えた第1の半導体材料を含む第1の接合、 (b)第2の色の光に対応するバンドギャップエネルギ
    ーを備えた第2の半導体材料を含み、前記第1の接合を
    覆う第2の接合であって、前記第2の半導体材料の格子
    が前記第1の半導体材料に整合しており、また前記第2
    の半導体材料のバンドギャップエネルギーが前記第1の
    半導体材料のそれよりも大きいものである、第2の接
    合、および (c)前記第1および第2の接合への電気的接続、を含
    むエミッター。
JP5787796A 1995-03-15 1996-03-14 シリコンに格子整合したiii−v化合物半導体エミッター Pending JPH08274376A (ja)

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