JPH08273987A - アルミ固体コンデンサ - Google Patents
アルミ固体コンデンサInfo
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- JPH08273987A JPH08273987A JP7099982A JP9998295A JPH08273987A JP H08273987 A JPH08273987 A JP H08273987A JP 7099982 A JP7099982 A JP 7099982A JP 9998295 A JP9998295 A JP 9998295A JP H08273987 A JPH08273987 A JP H08273987A
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- Japan
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- capacitor
- external electrode
- electrode terminal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 亜鉛とアルミより成るハンダ(AM−35
0)で陽極外部電極端子をハンダ付けすることにより外
部端子取付部の面積を縮小し小型で大容量で低インピ−
ダンスを実現したアルミ固体コンデンサを提供するこ
と。 【構成】 アルミ箔又はアルミ板からなる陽極基体1の
所定部分を陽極外部電極端子接続部1bとし、他の部分
にコンデンサ部を形成してなるコンデンサ素子Ceを具
備するアルミ固体コンデンサにおいて、陽極基体1の所
定部分の表面に下記のいずれかのハンダによるハンダ層
7を形成し、該ハンダ層7上に陽極外部電極端子8を接
続し、コンデンサ部6上に陰極外部電極端子9を接続し
た。 主成分を亜鉛90〜98wt・%、アルミ10〜2w
t・%とするハンダ、 主成分を亜鉛12〜16wt・%、アルミ5〜6.7
wt・%、錫45.7〜42.5wt・%、鉛37.3
〜34.8wt・%とするハンダ。
0)で陽極外部電極端子をハンダ付けすることにより外
部端子取付部の面積を縮小し小型で大容量で低インピ−
ダンスを実現したアルミ固体コンデンサを提供するこ
と。 【構成】 アルミ箔又はアルミ板からなる陽極基体1の
所定部分を陽極外部電極端子接続部1bとし、他の部分
にコンデンサ部を形成してなるコンデンサ素子Ceを具
備するアルミ固体コンデンサにおいて、陽極基体1の所
定部分の表面に下記のいずれかのハンダによるハンダ層
7を形成し、該ハンダ層7上に陽極外部電極端子8を接
続し、コンデンサ部6上に陰極外部電極端子9を接続し
た。 主成分を亜鉛90〜98wt・%、アルミ10〜2w
t・%とするハンダ、 主成分を亜鉛12〜16wt・%、アルミ5〜6.7
wt・%、錫45.7〜42.5wt・%、鉛37.3
〜34.8wt・%とするハンダ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は陽極基体にアルミ箔又は
アルミ板を用いるアルミ固体コンデンサに関するもので
ある。
アルミ板を用いるアルミ固体コンデンサに関するもので
ある。
【0002】
【従来技術】最近の電子機器の高性能化、小形化、高信
頼化に伴い、電子機器の電源も小型化、長寿命化が急速
に発展してきた。電源の小型化は、トランジスターのス
イッチング周波数が100KHz→200KHz→50
0KHz→1MHzと高周波化することにより可能であ
るが、この高周波化につれて電源回路部品、特にコンデ
ンサに対する要求が厳しく、従来のコンデンサではその
要求を満たすことができなくなってきた。
頼化に伴い、電子機器の電源も小型化、長寿命化が急速
に発展してきた。電源の小型化は、トランジスターのス
イッチング周波数が100KHz→200KHz→50
0KHz→1MHzと高周波化することにより可能であ
るが、この高周波化につれて電源回路部品、特にコンデ
ンサに対する要求が厳しく、従来のコンデンサではその
要求を満たすことができなくなってきた。
【0003】また、スイッチング電源の平滑回路部に使
用されるコンデンサは、過渡応答の関係で、ある程度そ
の静電容量が大きいことが必要である(通常10μF以
上)。即ち、小形、大容量で且つ低インピ−ダンス、低
等価直列抵抗値、低インダクタンス値を有する新しいタ
イプのコンデンサの開発が切望されていた。
用されるコンデンサは、過渡応答の関係で、ある程度そ
の静電容量が大きいことが必要である(通常10μF以
上)。即ち、小形、大容量で且つ低インピ−ダンス、低
等価直列抵抗値、低インダクタンス値を有する新しいタ
イプのコンデンサの開発が切望されていた。
【0004】上記要望に答えるものとして、近年、低イ
ンピ−ダンスでかつ低等価直列抵抗値を有するアルミ固
体コンデンサが各種提案され実用化されている。図7は
従来のアルミ固体コンデンサ素子の構成例を示す図であ
る。図示するように、アルミ固体コンデンサ素子Ceは
表面がエッチング処理にて粗面化されたアルミ箔又はア
ルミ板からなる陽極基体1の所定部分に絶縁層帯2を形
成し、該陽極基体1の表面を区分し、一方を陽極外部電
極端子接続部1bとし、他方にアルミ陽極酸化被膜から
なる誘電体層1aを形成し、その上に導電性高分子層
3、グラファイト層4、銀ペ−スト層5を順次形成して
コンデンサ部6を形成した構成である。
ンピ−ダンスでかつ低等価直列抵抗値を有するアルミ固
体コンデンサが各種提案され実用化されている。図7は
従来のアルミ固体コンデンサ素子の構成例を示す図であ
る。図示するように、アルミ固体コンデンサ素子Ceは
表面がエッチング処理にて粗面化されたアルミ箔又はア
ルミ板からなる陽極基体1の所定部分に絶縁層帯2を形
成し、該陽極基体1の表面を区分し、一方を陽極外部電
極端子接続部1bとし、他方にアルミ陽極酸化被膜から
なる誘電体層1aを形成し、その上に導電性高分子層
3、グラファイト層4、銀ペ−スト層5を順次形成して
コンデンサ部6を形成した構成である。
【0005】上記構成のコンデンサ素子Ceの陽極外部
電極端子接続部1bに陽極外部電極端子を接続し、コン
デンサ部6の銀ペ−スト層5に陰極外部電極端子を接続
し、その該表面に図示は省略するが、樹脂モールド層1
0等の外装を施して、アルミ固体コンデンサが構成され
る。
電極端子接続部1bに陽極外部電極端子を接続し、コン
デンサ部6の銀ペ−スト層5に陰極外部電極端子を接続
し、その該表面に図示は省略するが、樹脂モールド層1
0等の外装を施して、アルミ固体コンデンサが構成され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のアルミ固体
コンデンサは、低インピーダンスで且つ低等価直列抵抗
値については上記要望にある程度答えることができる
が、小形及び大容量の点については改善する余地を残し
ている。改善されない最大の課題としては、陽極基体1
を構成するアルミ同士の接合が難しく、アルミ箔(厚さ
100μmのもの)と他金属、例えば銅箔、鉄・ニッケ
ル合金箔(又は板)とは、電気溶接、超音波溶接等によ
り接合可能であるが、アルミ箔又はアルミ板同士の接合
はできるとしても2枚までしか溶接出来ないため、アル
ミ固体コンデンサ素子を積層して大容量のコンデンサを
作ることは困難であった。従来のアルミ固体コンデンサ
素子の電気溶接や超音波溶接のために広い面積の陽極外
部電極端子接続部を必要とし、小型化で大容量のコンデ
ンサを作ることは困難になると云う問題があった。
コンデンサは、低インピーダンスで且つ低等価直列抵抗
値については上記要望にある程度答えることができる
が、小形及び大容量の点については改善する余地を残し
ている。改善されない最大の課題としては、陽極基体1
を構成するアルミ同士の接合が難しく、アルミ箔(厚さ
100μmのもの)と他金属、例えば銅箔、鉄・ニッケ
ル合金箔(又は板)とは、電気溶接、超音波溶接等によ
り接合可能であるが、アルミ箔又はアルミ板同士の接合
はできるとしても2枚までしか溶接出来ないため、アル
ミ固体コンデンサ素子を積層して大容量のコンデンサを
作ることは困難であった。従来のアルミ固体コンデンサ
素子の電気溶接や超音波溶接のために広い面積の陽極外
部電極端子接続部を必要とし、小型化で大容量のコンデ
ンサを作ることは困難になると云う問題があった。
【0007】また、ポリ・ピロ−ル導電性高分子を用い
た捲回素子タイプのアルミ固体コンデンサの提案もある
が、アルミ箔を捲回することにより陽極酸化膜に欠陥が
発生し易く、また、アルミ箔上にポリ・ピロ−ル導電性
高分子を形成することが困難なため殆ど実用化されてい
ないという問題がある。
た捲回素子タイプのアルミ固体コンデンサの提案もある
が、アルミ箔を捲回することにより陽極酸化膜に欠陥が
発生し易く、また、アルミ箔上にポリ・ピロ−ル導電性
高分子を形成することが困難なため殆ど実用化されてい
ないという問題がある。
【0008】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、上記問題点を除去するために亜鉛とアルミより成る
ハンダ(AM−350)か、又は、前記ハンダに鉛と錫
との共晶ハンダを溶解混合したハンダを陽極外部電極端
子接続部に塗布し、陽極外部電極端子をハンダ付けする
ことにより外部端子取付部の面積を小さくし、小型で大
容量且つ低インピ−ダンスを実現したアルミ固体コンデ
ンサを提供することを目的とする。
で、上記問題点を除去するために亜鉛とアルミより成る
ハンダ(AM−350)か、又は、前記ハンダに鉛と錫
との共晶ハンダを溶解混合したハンダを陽極外部電極端
子接続部に塗布し、陽極外部電極端子をハンダ付けする
ことにより外部端子取付部の面積を小さくし、小型で大
容量且つ低インピ−ダンスを実現したアルミ固体コンデ
ンサを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、アルミ箔又はアルミ板からなる陽極基体の所
定部分を陽極外部電極端子接続部とし、他の部分にコン
デンサ部を形成して該コンデンサ部の上面を陰極外部電
極端子接続部とするコンデンサ素子を具備するアルミ固
体コンデンサにおいて、陽極基体の所定部分の表面にハ
ンダ層を形成し、該ハンダ層上に陽極外部電極端子を接
続し、陰極外部電極端子接続部に陰極外部電極端子を接
続したことを特徴とする。
本発明は、アルミ箔又はアルミ板からなる陽極基体の所
定部分を陽極外部電極端子接続部とし、他の部分にコン
デンサ部を形成して該コンデンサ部の上面を陰極外部電
極端子接続部とするコンデンサ素子を具備するアルミ固
体コンデンサにおいて、陽極基体の所定部分の表面にハ
ンダ層を形成し、該ハンダ層上に陽極外部電極端子を接
続し、陰極外部電極端子接続部に陰極外部電極端子を接
続したことを特徴とする。
【0010】また、ハンダ層のハンダは、下記の又は
のハンダのいずれかであることを特徴とする。 主成分を亜鉛90〜98wt・%、アルミ10〜2w
t・%とするハンダ。 主成分を亜鉛12〜16wt・%、アルミ5〜6.7
wt・%、錫45.7〜42.5wt・%、鉛37.3
〜34.8wt・%とするハンダ。
のハンダのいずれかであることを特徴とする。 主成分を亜鉛90〜98wt・%、アルミ10〜2w
t・%とするハンダ。 主成分を亜鉛12〜16wt・%、アルミ5〜6.7
wt・%、錫45.7〜42.5wt・%、鉛37.3
〜34.8wt・%とするハンダ。
【0011】また、コンデンサ素子のコンデンサ部は陽
極基体表面に誘電体膜、導電性高分子層、グラファイト
層及び銀ペースト層を順次形成してなり、該コンデンサ
素子を複数個積層し、コンデンサ部の銀ペースト層同士
は銀ペーストで接合すると共に、陽極外部電極端子接続
部のハンダ層同士はハンダで接合し、該積層体のコンデ
ンサ部の銀ペースト層上に陰極外部電極端子を接続し、
陽極外部電極端子接続部のハンダ層上に陽極外部電極端
子を接続したことを特徴とする。
極基体表面に誘電体膜、導電性高分子層、グラファイト
層及び銀ペースト層を順次形成してなり、該コンデンサ
素子を複数個積層し、コンデンサ部の銀ペースト層同士
は銀ペーストで接合すると共に、陽極外部電極端子接続
部のハンダ層同士はハンダで接合し、該積層体のコンデ
ンサ部の銀ペースト層上に陰極外部電極端子を接続し、
陽極外部電極端子接続部のハンダ層上に陽極外部電極端
子を接続したことを特徴とする。
【0012】また、コンデンサ素子は陽極外部電極端子
接続部を陽極基体の両端部に形成し、コンデンサ部はそ
の間に形成した構成であり、該コンデンサ素子を複数個
積層し、コンデンサ部の銀ペースト層同士は銀ペースト
で接合すると共に、陽極外部電極端子接続部のハンダ層
同士はハンダで接合し、該積層体のコンデンサ部の銀ペ
ースト層上に1又は2個の陰極外部電極端子を接続し、
陽極外部電極端子接続部のそれぞれのハンダ層上には陽
極外部電極端子を接続し、3端子形又は4端子形とした
ことを特徴とする。
接続部を陽極基体の両端部に形成し、コンデンサ部はそ
の間に形成した構成であり、該コンデンサ素子を複数個
積層し、コンデンサ部の銀ペースト層同士は銀ペースト
で接合すると共に、陽極外部電極端子接続部のハンダ層
同士はハンダで接合し、該積層体のコンデンサ部の銀ペ
ースト層上に1又は2個の陰極外部電極端子を接続し、
陽極外部電極端子接続部のそれぞれのハンダ層上には陽
極外部電極端子を接続し、3端子形又は4端子形とした
ことを特徴とする。
【0013】また、コンデンサ素子は、陽極外部電極端
子接続部のハンダ層上にハンダメッキ処理した鉄・ニッ
ケル合金板又はハンダメッキ処理した銅板を接合した構
成であり、該コンデンサ素子を複数個積層し、コンデン
サ部の銀ペースト層同士は銀ペーストで接合すると共
に、陽極外部電極端子接続部に鉄・ニッケル合金板又は
銅板を接合した部分はハンダで接合したことを特徴とす
る。
子接続部のハンダ層上にハンダメッキ処理した鉄・ニッ
ケル合金板又はハンダメッキ処理した銅板を接合した構
成であり、該コンデンサ素子を複数個積層し、コンデン
サ部の銀ペースト層同士は銀ペーストで接合すると共
に、陽極外部電極端子接続部に鉄・ニッケル合金板又は
銅板を接合した部分はハンダで接合したことを特徴とす
る。
【0014】
【作用】本発明は上記のようにアルミ箔又はアルミ板か
らなる陽極基体の陽極外部電極端子接続部に表面にハン
ダ層を形成するので、陽極外部電極端子接続部に陽極外
部電極端子をハンダ付けで接続できるから、電気溶接や
超音波溶で陽極外部電極端子を接続する従来例に比較し
て、陽極外部電極端子接続部の面積が1/5〜1/10
で済むのでコンデンサの小型化が可能となる。
らなる陽極基体の陽極外部電極端子接続部に表面にハン
ダ層を形成するので、陽極外部電極端子接続部に陽極外
部電極端子をハンダ付けで接続できるから、電気溶接や
超音波溶で陽極外部電極端子を接続する従来例に比較し
て、陽極外部電極端子接続部の面積が1/5〜1/10
で済むのでコンデンサの小型化が可能となる。
【0015】またコンデンサ素子を積層して積層形のコ
ンデンサとする場合、陽極外部電極端子接続部のハンダ
層同士をハンダで接合できるので、多数のコンデンサ素
子を積層でき、大容量の積層形のアルミ固体コンデンサ
を得ることができる。
ンデンサとする場合、陽極外部電極端子接続部のハンダ
層同士をハンダで接合できるので、多数のコンデンサ素
子を積層でき、大容量の積層形のアルミ固体コンデンサ
を得ることができる。
【0016】また、陽極外部電極端子接続部を陽極基体
の両端部に形成し、コンデンサ素子を複数個積層し、コ
ンデンサ部の銀ペースト層同士は銀ペーストで接合する
と共に、陽極外部電極端子接続部のハンダ層同士はハン
ダで接合し、該積層体のコンデンサ部の銀ペースト層上
に1又は2個の陰極外部電極端子を接続し、陽極外部電
極端子接続部のそれぞれのハンダ層上に陽極外部電極端
子を接続し、3端子形又は4端子形とすることで外部電
極端子接続のインピ−ダンスを低くすることが出来る。
の両端部に形成し、コンデンサ素子を複数個積層し、コ
ンデンサ部の銀ペースト層同士は銀ペーストで接合する
と共に、陽極外部電極端子接続部のハンダ層同士はハン
ダで接合し、該積層体のコンデンサ部の銀ペースト層上
に1又は2個の陰極外部電極端子を接続し、陽極外部電
極端子接続部のそれぞれのハンダ層上に陽極外部電極端
子を接続し、3端子形又は4端子形とすることで外部電
極端子接続のインピ−ダンスを低くすることが出来る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は本発明のアルミ固体コンデンサ素
子Ceの構成例を示す図である。図示するように、陽極
基体1は表面がエッチング処理され粗面化されたアルミ
箔又はアルミ板からなり、該陽極基体1の所定部分に絶
縁層帯2を形成し、該陽極基体1の表面を区分し、一方
を陽極外部電極端子接続部1bとし、他方陽極基体1を
構成するアルミに陽極酸化させたアルミ陽極酸化被膜か
らなる誘電体層1aを形成し、その上に導電性高分子層
3、グラファイト層4、銀ペ−スト層5を順次形成して
コンデンサ部6を形成した構成である。陽極基体1の陽
極外部電極端子接続部1bの表面にはハンダ層7を形成
してアルミ固体コンデンサ素子Ceが構成される。
細に説明する。図1は本発明のアルミ固体コンデンサ素
子Ceの構成例を示す図である。図示するように、陽極
基体1は表面がエッチング処理され粗面化されたアルミ
箔又はアルミ板からなり、該陽極基体1の所定部分に絶
縁層帯2を形成し、該陽極基体1の表面を区分し、一方
を陽極外部電極端子接続部1bとし、他方陽極基体1を
構成するアルミに陽極酸化させたアルミ陽極酸化被膜か
らなる誘電体層1aを形成し、その上に導電性高分子層
3、グラファイト層4、銀ペ−スト層5を順次形成して
コンデンサ部6を形成した構成である。陽極基体1の陽
極外部電極端子接続部1bの表面にはハンダ層7を形成
してアルミ固体コンデンサ素子Ceが構成される。
【0018】上記構成のアルミ固体コンデンサ素子に、
図2に示すようにその陽極外部電極端子接続部1bにニ
ッケル・鉄合金(42%Ni)又は銅板に通常の鉛/錫
ハンダメッキ処理した陽極外部電極端子8をハンダ付け
で接続し、コンデンサ部6の銀ペ−スト層(陰極部)5
上に銀ペーストで陰極外部電極端子9を接続し、さらに
コンデンサ素子の全表面に所定厚さのエポキシ又はポリ
イミド等の樹脂モールド層10からなる外装を形成し、
アルミ固体コンデンサを構成する。
図2に示すようにその陽極外部電極端子接続部1bにニ
ッケル・鉄合金(42%Ni)又は銅板に通常の鉛/錫
ハンダメッキ処理した陽極外部電極端子8をハンダ付け
で接続し、コンデンサ部6の銀ペ−スト層(陰極部)5
上に銀ペーストで陰極外部電極端子9を接続し、さらに
コンデンサ素子の全表面に所定厚さのエポキシ又はポリ
イミド等の樹脂モールド層10からなる外装を形成し、
アルミ固体コンデンサを構成する。
【0019】陽極外部電極端子接続部1bの表面に形成
されるハンダ層7のハンダは下記の又はのいずれか
を使用する。 主成分を亜鉛90〜98wt・%、アルミ10〜2w
t・%とするハンダ。 主成分を亜鉛12〜16wt・%、アルミ5〜6.7
wt・%、錫45.7〜42.5wt・%、鉛37.3
〜34.8wt・%とするハンダ。
されるハンダ層7のハンダは下記の又はのいずれか
を使用する。 主成分を亜鉛90〜98wt・%、アルミ10〜2w
t・%とするハンダ。 主成分を亜鉛12〜16wt・%、アルミ5〜6.7
wt・%、錫45.7〜42.5wt・%、鉛37.3
〜34.8wt・%とするハンダ。
【0020】図3は上記アルミ固体コンデンサ素子Ce
に外装を施し、チップ形のアルミ固体コンデンサとする
工程及び構成例を示す図である。図3(a)に示すよう
に、アルミ固体コンデンサ素子の陽極外部電極端子接続
部1bのハンダ層7にニッケル・鉄合金(42%Ni)
又は銅板に通常の鉛/錫ハンダメッキ処理した陽極外部
電極端子8をハンダ付けで接続し、コンデンサ部6の銀
ペースト層5上には陰極外部電極端子9を銀ペーストで
接続する。次にコンデンサ素子の全表面に所定厚さのエ
ポキシ又はポリイミド等の樹脂モ−ルド層10を施し、
該樹脂モ−ルド層10の底部に陽極外部電極端子8及び
陰極外部電極端子9を折り曲げて、チップ形のアルミ固
体コンデンサとする。
に外装を施し、チップ形のアルミ固体コンデンサとする
工程及び構成例を示す図である。図3(a)に示すよう
に、アルミ固体コンデンサ素子の陽極外部電極端子接続
部1bのハンダ層7にニッケル・鉄合金(42%Ni)
又は銅板に通常の鉛/錫ハンダメッキ処理した陽極外部
電極端子8をハンダ付けで接続し、コンデンサ部6の銀
ペースト層5上には陰極外部電極端子9を銀ペーストで
接続する。次にコンデンサ素子の全表面に所定厚さのエ
ポキシ又はポリイミド等の樹脂モ−ルド層10を施し、
該樹脂モ−ルド層10の底部に陽極外部電極端子8及び
陰極外部電極端子9を折り曲げて、チップ形のアルミ固
体コンデンサとする。
【0021】上述したようにアルミ固体コンデンサ素子
Ceの陽極基体1の陽極外部電極端子接続部1bの表面
にハンダ層4を塗布することによりニッケル・鉄合金
(42%Ni)または、銅板に通常の鉛/錫ハンダメッ
キ処理した陽極外部電極端子8をハンダ付けで接続でき
るので、従来のように電気溶接や超音波溶接により接続
する場合に比較し、陽極外部電極端子接続部1bの面積
が狭く(従来の1/5〜1/10)ても確実に接続で
き、その分コンデンサを小形にできる。
Ceの陽極基体1の陽極外部電極端子接続部1bの表面
にハンダ層4を塗布することによりニッケル・鉄合金
(42%Ni)または、銅板に通常の鉛/錫ハンダメッ
キ処理した陽極外部電極端子8をハンダ付けで接続でき
るので、従来のように電気溶接や超音波溶接により接続
する場合に比較し、陽極外部電極端子接続部1bの面積
が狭く(従来の1/5〜1/10)ても確実に接続で
き、その分コンデンサを小形にできる。
【0022】図4は本発明の上記構成のアルミ固体コン
デンサ素子Ceを積層して積層形のコンデンサとした構
成例を示す図である。積層形のコンデンサとするには、
図示するように、複数個(図では3個)の上記アルミ固
体コンデンサ素子Ceを重ね合わせ、陽極外部電極端子
接続部1bのハンダ層7同士はハンダAで接合し、コン
デンサ部(陰極部)6の銀ペースト層5同士は銀ペース
トBで接合し積層体を構成する。該積層体の陽極外部電
極端子接続部1bの接合部の端面にはハンダを塗布して
ハンダ層の陽極外部電極11を形成する。積層体を上記
のように構成することにより、ハンダ付けによる接合と
銀ペーストによる接合で多数のコンデンサ素子を容易に
積層できるので、大容量の積層形のアルミ固体コンデン
サが容易に構成できる。
デンサ素子Ceを積層して積層形のコンデンサとした構
成例を示す図である。積層形のコンデンサとするには、
図示するように、複数個(図では3個)の上記アルミ固
体コンデンサ素子Ceを重ね合わせ、陽極外部電極端子
接続部1bのハンダ層7同士はハンダAで接合し、コン
デンサ部(陰極部)6の銀ペースト層5同士は銀ペース
トBで接合し積層体を構成する。該積層体の陽極外部電
極端子接続部1bの接合部の端面にはハンダを塗布して
ハンダ層の陽極外部電極11を形成する。積層体を上記
のように構成することにより、ハンダ付けによる接合と
銀ペーストによる接合で多数のコンデンサ素子を容易に
積層できるので、大容量の積層形のアルミ固体コンデン
サが容易に構成できる。
【0023】上記アルミ固体コンデンサ素子の積層体
に、図示は省略するがその陽極外部電極11にニッケル
・鉄合金(42%Ni)又は銅板に通常の鉛/錫ハンダ
メッキ処理した陽極外部電極端子8をハンダ付けで接続
し、コンデンサ部(陰極部)6に陰極外部電極端子9を
銀ペーストで接続し、さらにエポキシ又はポリイミド等
の樹脂モ−ルド層10を施して、積層形のアルミ固体コ
ンデンサが得られる。なお、図3に示すように、樹脂モ
−ルド層10を形成してから、陽極外部電極端子8及び
陰極外部電極端子9を樹脂モ−ルド層10に折り曲げる
ことにより、積層形のチップ形アルミ固体コンデンサと
することもできる。
に、図示は省略するがその陽極外部電極11にニッケル
・鉄合金(42%Ni)又は銅板に通常の鉛/錫ハンダ
メッキ処理した陽極外部電極端子8をハンダ付けで接続
し、コンデンサ部(陰極部)6に陰極外部電極端子9を
銀ペーストで接続し、さらにエポキシ又はポリイミド等
の樹脂モ−ルド層10を施して、積層形のアルミ固体コ
ンデンサが得られる。なお、図3に示すように、樹脂モ
−ルド層10を形成してから、陽極外部電極端子8及び
陰極外部電極端子9を樹脂モ−ルド層10に折り曲げる
ことにより、積層形のチップ形アルミ固体コンデンサと
することもできる。
【0024】図5は本発明のアルミ固体コンデンサ素子
Ceを積層して積層形のコンデンサとした他の構成例を
示す図である。本積層形のコンデンサに用いるアルミ固
体コンデンサ素子Ceは陽極基体1の両端に陽極外部電
極端子接続部1b、1bを形成し、その間にコンデンサ
部6を形成した構成である。この構成のコンデンサ素子
Ceを複数個(図では3個)重ね合わせ、両端の陽極外
部電極端子接続部1b、1bのハンダ層7同士はハンダ
Aで接合し、コンデンサ部(陰極部)6の銀ペースト層
5同士は銀ペーストBで接合し積層体を構成する。該積
層体の陽極外部電極端子接続部1bの接合部の端面には
ハンダを塗布してハンダ層の陽極外部電極11を形成す
る。
Ceを積層して積層形のコンデンサとした他の構成例を
示す図である。本積層形のコンデンサに用いるアルミ固
体コンデンサ素子Ceは陽極基体1の両端に陽極外部電
極端子接続部1b、1bを形成し、その間にコンデンサ
部6を形成した構成である。この構成のコンデンサ素子
Ceを複数個(図では3個)重ね合わせ、両端の陽極外
部電極端子接続部1b、1bのハンダ層7同士はハンダ
Aで接合し、コンデンサ部(陰極部)6の銀ペースト層
5同士は銀ペーストBで接合し積層体を構成する。該積
層体の陽極外部電極端子接続部1bの接合部の端面には
ハンダを塗布してハンダ層の陽極外部電極11を形成す
る。
【0025】上記アルミ固体コンデンサ素子の積層体の
両端の陽極外部電極11に図示は省略するが、ニッケル
・鉄合金(42%Ni)又は銅板に通常の鉛/錫ハンダ
メッキ処理した陽極外部電極端子8をハンダ付けで接続
し、コンデンサ部6の銀ペースト層5上には陰極外部電
極端子9を銀ペーストで接続し、更に図2及び図3に示
すように樹脂モールド層10を形成し、積層形のアルミ
固体コンデンサを構成する。この場合、コンデンサ部6
の銀ペースト層5上に1個の陰極外部電極端子9を設け
た場合は3端子形コンデンサとなり、2個の陰極外部電
極端子9を設けた場合は4端子形コンデンサとなる。こ
れにより、外部電極端子接続のインピ−ダンスを低くす
ることが出来る。なお、図3に示すように、樹脂モ−ル
ド層10を形成してから、陽極外部電極端子8及び陰極
外部電極端子9を樹脂モ−ルド層10に折り曲げること
により、積層形のチップ形アルミ固体コンデンサとする
こともできる。
両端の陽極外部電極11に図示は省略するが、ニッケル
・鉄合金(42%Ni)又は銅板に通常の鉛/錫ハンダ
メッキ処理した陽極外部電極端子8をハンダ付けで接続
し、コンデンサ部6の銀ペースト層5上には陰極外部電
極端子9を銀ペーストで接続し、更に図2及び図3に示
すように樹脂モールド層10を形成し、積層形のアルミ
固体コンデンサを構成する。この場合、コンデンサ部6
の銀ペースト層5上に1個の陰極外部電極端子9を設け
た場合は3端子形コンデンサとなり、2個の陰極外部電
極端子9を設けた場合は4端子形コンデンサとなる。こ
れにより、外部電極端子接続のインピ−ダンスを低くす
ることが出来る。なお、図3に示すように、樹脂モ−ル
ド層10を形成してから、陽極外部電極端子8及び陰極
外部電極端子9を樹脂モ−ルド層10に折り曲げること
により、積層形のチップ形アルミ固体コンデンサとする
こともできる。
【0026】図6は本発明のアルミ固体コンデンサ素子
Ceを積層した積層形のコンデンサとした他の構成例を
示す図である。本積層形のコンデンサに用いるアルミ固
体コンデンサ素子は図1のコンデンサ素子の陽極外部電
極端子接続部1bのハンダ層7にニッケル・鉄合金(4
2%Ni)又は銅板に通常のハンダメッキ処理を施した
板状片12をハンダ付けにて接合する。該板状片12を
陽極外部電極端子接続部1bに接合してなるアルミ固体
コンデンサ素子Ceを複数個重ね合わせ、板状片12と
陽極外部電極端子接続部1bのハンダ層7をハンダAで
接合し、コンデンサ部(陰極部)6の銀ペースト層5同
士は銀ペーストBで接合し積層体を構成する。
Ceを積層した積層形のコンデンサとした他の構成例を
示す図である。本積層形のコンデンサに用いるアルミ固
体コンデンサ素子は図1のコンデンサ素子の陽極外部電
極端子接続部1bのハンダ層7にニッケル・鉄合金(4
2%Ni)又は銅板に通常のハンダメッキ処理を施した
板状片12をハンダ付けにて接合する。該板状片12を
陽極外部電極端子接続部1bに接合してなるアルミ固体
コンデンサ素子Ceを複数個重ね合わせ、板状片12と
陽極外部電極端子接続部1bのハンダ層7をハンダAで
接合し、コンデンサ部(陰極部)6の銀ペースト層5同
士は銀ペーストBで接合し積層体を構成する。
【0027】該積層体の陽極外部電極端子接続部1bと
板状片12の接合部の端面にはハンダを塗布してハンダ
層の陽極外部電極11を形成し、更に陽極外部電極11
にニッケル・鉄合金(42%Ni)又は銅板に通常の鉛
/錫ハンダメッキ処理した陽極外部電極端子8をハンダ
付けで接続し、コンデンサ部(陰極部)6に陰極外部電
極端子9を銀ペーストで接続し、さらにエポキシ又はポ
リイミド等の樹脂モ−ルド層10を施して、積層形のア
ルミ固体コンデンサが得られる。なお、図3に示すよう
に、樹脂モ−ルド層10を形成してから、陽極外部電極
端子8及び陰極外部電極端子9を樹脂モ−ルド層10に
折り曲げることにより、積層形のチップ形アルミ固体コ
ンデンサとすることもできる。
板状片12の接合部の端面にはハンダを塗布してハンダ
層の陽極外部電極11を形成し、更に陽極外部電極11
にニッケル・鉄合金(42%Ni)又は銅板に通常の鉛
/錫ハンダメッキ処理した陽極外部電極端子8をハンダ
付けで接続し、コンデンサ部(陰極部)6に陰極外部電
極端子9を銀ペーストで接続し、さらにエポキシ又はポ
リイミド等の樹脂モ−ルド層10を施して、積層形のア
ルミ固体コンデンサが得られる。なお、図3に示すよう
に、樹脂モ−ルド層10を形成してから、陽極外部電極
端子8及び陰極外部電極端子9を樹脂モ−ルド層10に
折り曲げることにより、積層形のチップ形アルミ固体コ
ンデンサとすることもできる。
【0028】本発明で用いるハンダの主成分は、亜鉛9
0〜98wt・%、アルミ10〜2wt・%を基本とす
るが、融点が400℃前後であり、アルミ固体コンデン
サの製造においては、作業性にやや難点がある。そこ
で、錫と鉛を前記亜鉛90〜98wt・%、アルミ10
〜2wt・%を主成分とするハンダに加えて、融点を2
00℃〜300℃に低下させた方が実用上便利である。
従って、錫の成分比が、45.7〜42.5wt・%、
37.3〜34.8wt・%、鉛の成分比が37.3〜
34.8wt・%、に成るように添加したが、添加する
錫と鉛の成分比は、作業上前記した成分比が適当であっ
たが、この比内以外でも作業できれば比率は固定される
ものではない。
0〜98wt・%、アルミ10〜2wt・%を基本とす
るが、融点が400℃前後であり、アルミ固体コンデン
サの製造においては、作業性にやや難点がある。そこ
で、錫と鉛を前記亜鉛90〜98wt・%、アルミ10
〜2wt・%を主成分とするハンダに加えて、融点を2
00℃〜300℃に低下させた方が実用上便利である。
従って、錫の成分比が、45.7〜42.5wt・%、
37.3〜34.8wt・%、鉛の成分比が37.3〜
34.8wt・%、に成るように添加したが、添加する
錫と鉛の成分比は、作業上前記した成分比が適当であっ
たが、この比内以外でも作業できれば比率は固定される
ものではない。
【0029】また、上記実施例では、導電性ポリピロー
ルを固体電解質とするアルミ固体コンデンサについて記
載したが、本発明はアルミ箔又はアルミ板を陽極基体と
する固体コンデンサについては全て適用できることは当
然である。
ルを固体電解質とするアルミ固体コンデンサについて記
載したが、本発明はアルミ箔又はアルミ板を陽極基体と
する固体コンデンサについては全て適用できることは当
然である。
【0030】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、下記のような優れた効果が期待できる。 (1)アルミ箔又はアルミ板からなる陽極基体の陽極外
部電極端子接続部の表面にハンダ層を形成するので、陽
極外部電極端子接続部に陽極外部電極端子をハンダ付け
で接続できるから、電気溶接や超音波溶で陽極外部端子
を接続する従来例に比較して、陽極外部電極端子接続部
の面積が1/5〜1/10で済むのでコンデンサの小型
化が可能となる。
れば、下記のような優れた効果が期待できる。 (1)アルミ箔又はアルミ板からなる陽極基体の陽極外
部電極端子接続部の表面にハンダ層を形成するので、陽
極外部電極端子接続部に陽極外部電極端子をハンダ付け
で接続できるから、電気溶接や超音波溶で陽極外部端子
を接続する従来例に比較して、陽極外部電極端子接続部
の面積が1/5〜1/10で済むのでコンデンサの小型
化が可能となる。
【0031】(2)コンデンサ素子を積層して積層形の
コンデンサとする場合、陽極外部電極端子接続部のハン
ダ層同士をハンダで接合できるので、多数のコンデンサ
素子を積層でき、大容量の積層形のアルミ固体コンデン
サを得ることができる。
コンデンサとする場合、陽極外部電極端子接続部のハン
ダ層同士をハンダで接合できるので、多数のコンデンサ
素子を積層でき、大容量の積層形のアルミ固体コンデン
サを得ることができる。
【0032】(3)陽極外部電極端子接続部を陽極基体
の両端部に形成し、コンデンサ素子を複数個積層し、コ
ンデンサ部の銀ペースト層同士は銀ペーストで接合する
と共に、陽極外部電極端子接続部のハンダ層同士はハン
ダで接合し、該積層体のコンデンサ部の銀ペースト層上
に1又は2個の陰極外部電極端子を接続し、陽極外部電
極端子接続部のそれぞれのハンダ層上に陽極外部電極端
子を接続し、3端子形又は4端子形とすることで外部電
極端子接続のインピ−ダンスを低くすることが出来る。
の両端部に形成し、コンデンサ素子を複数個積層し、コ
ンデンサ部の銀ペースト層同士は銀ペーストで接合する
と共に、陽極外部電極端子接続部のハンダ層同士はハン
ダで接合し、該積層体のコンデンサ部の銀ペースト層上
に1又は2個の陰極外部電極端子を接続し、陽極外部電
極端子接続部のそれぞれのハンダ層上に陽極外部電極端
子を接続し、3端子形又は4端子形とすることで外部電
極端子接続のインピ−ダンスを低くすることが出来る。
【図1】本発明のアルミ固体コンデンサ素子の構成例を
示す一部切断斜視図である。
示す一部切断斜視図である。
【図2】本発明のアルミ固体コンデンサの構成例を示す
一部断面平面図である。
一部断面平面図である。
【図3】本発明のアルミ固体コンデンサの構成例を示す
図で、同図(a)は製造過程の側面図、同図(b)はチ
ップ形のアルミ固体コンデンサの一部断面側面図であ
る。
図で、同図(a)は製造過程の側面図、同図(b)はチ
ップ形のアルミ固体コンデンサの一部断面側面図であ
る。
【図4】本発明の積層形のアルミ固体コンデンサ素子の
構成例を示す側面図である。
構成例を示す側面図である。
【図5】本発明の積層形のアルミ固体コンデンサ素子の
他の構成例を示す側面図である。
他の構成例を示す側面図である。
【図6】本発明の積層形のアルミ固体コンデンサ素子の
他の構成例を示す側面図である。
他の構成例を示す側面図である。
【図7】従来のアルミ固体コンデンサ素子の構成例を示
す一部切断斜視図である。
す一部切断斜視図である。
1 陽極基体 1a 誘電体層 1b 陽極外部電極端子接続部 2 絶縁層帯 3 導電性高分子層 4 グラファイト層 5 銀ペ−スト層 6 コンデンサ部 7 ハンダ層 8 陽極外部電極端子 9 陰極外部電極端子 10 樹脂モールド層 11 陽極外部電極
Claims (5)
- 【請求項1】 アルミ箔又はアルミ板からなる陽極基体
の所定部分を陽極外部電極端子接続部とし、他の部分に
コンデンサ部を形成して該コンデンサ部の上面を陰極外
部電極端子接続部とするコンデンサ素子を具備するアル
ミ固体コンデンサにおいて、 前記陽極基体の所定部分の表面にハンダ層を形成し、該
ハンダ層上に前記陽極外部電極端子を接続し、前記陰極
外部電極端子接続部に陰極外部電極端子を接続したこと
を特徴とするアルミ固体コンデンサ。 - 【請求項2】 前記ハンダ層のハンダは、下記の又は
のハンダのいずれかであることを特徴とする請求項1
に記載のアルミ固体コンデンサ。 主成分を亜鉛90〜98wt・%、アルミ10〜2w
t・%とするハンダ、 主成分を亜鉛12〜16wt・%、アルミ5〜6.7
wt・%、錫45.7〜42.5wt・%、鉛37.3
〜34.8wt・%とするハンダ、 但し、wt・%は重量パーセントを示す。 - 【請求項3】 前記コンデンサ素子のコンデンサ部は陽
極基体表面に誘電体膜、導電性高分子層、グラファイト
層及び銀ペースト層を順次形成してなり、該コンデンサ
素子を複数個積層し、コンデンサ部の銀ペースト層同士
は銀ペーストで接合すると共に、陽極外部電極端子接続
部のハンダ層同士はハンダで接合し、該積層体のコンデ
ンサ部の銀ペースト層上に陰極外部電極端子を接続し、
陽極外部電極端子接続部のハンダ層上に陽極外部電極端
子を接続したことを特徴とする請求項1又は2に記載の
アルミ固体コンデンサ。 - 【請求項4】 前記コンデンサ素子は陽極外部電極端子
接続部を陽極基体の両端部に形成し、コンデンサ部はそ
の間に形成した構成であり、該コンデンサ素子を複数個
積層し、コンデンサ部の銀ペースト層同士は銀ペースト
で接合すると共に、陽極外部電極端子接続部のハンダ層
同士はハンダで接合し、該積層体のコンデンサ部の銀ペ
ースト層上に1又は2個の陰極外部電極端子を接続し、
陽極外部電極端子接続部のそれぞれのハンダ層上には陽
極外部電極端子を接続し、3端子形又は4端子形とした
ことを特徴とする請求項1又は2又は3に記載のアルミ
固体コンデンサ。 - 【請求項5】 前記コンデンサ素子は、陽極外部電極端
子接続部のハンダ層上にハンダメッキ処理した鉄・ニッ
ケル合金板又はハンダメッキ処理した銅板を接合した構
成であり、該コンデンサ素子を複数個積層し、コンデン
サ部の銀ペースト層同士は銀ペーストで接合すると共
に、陽極外部電極端子接続部に鉄・ニッケル合金板又は
銅板を接合した部分はハンダで接合したことを特徴とす
る請求項3又は4に記載のアルミ固体コンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7099982A JPH08273987A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | アルミ固体コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7099982A JPH08273987A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | アルミ固体コンデンサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08273987A true JPH08273987A (ja) | 1996-10-18 |
Family
ID=14261879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7099982A Pending JPH08273987A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | アルミ固体コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08273987A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004289142A (ja) * | 2003-03-04 | 2004-10-14 | Nec Tokin Corp | 積層型固体電解コンデンサ及び積層型伝送線路素子 |
WO2024176357A1 (ja) * | 2023-02-21 | 2024-08-29 | 三菱電機株式会社 | はんだ材、はんだシートの製造方法および半導体装置の製造方法 |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP7099982A patent/JPH08273987A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004289142A (ja) * | 2003-03-04 | 2004-10-14 | Nec Tokin Corp | 積層型固体電解コンデンサ及び積層型伝送線路素子 |
WO2024176357A1 (ja) * | 2023-02-21 | 2024-08-29 | 三菱電機株式会社 | はんだ材、はんだシートの製造方法および半導体装置の製造方法 |
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