JPH08273891A - X線装置 - Google Patents

X線装置

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JPH08273891A
JPH08273891A JP7624095A JP7624095A JPH08273891A JP H08273891 A JPH08273891 A JP H08273891A JP 7624095 A JP7624095 A JP 7624095A JP 7624095 A JP7624095 A JP 7624095A JP H08273891 A JPH08273891 A JP H08273891A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転陽極X線管、特に、ステータの発熱の低
減できるスタータ装置を備えたX線装置を得る。 【構成】 スタータ装置(46)を設け、一連の撮影期間中
は回転陽極X線管(11)の回転陽極を高速回転状態に維
持し、一連の撮影期間の終了後は回転陽極に制動をか
け、速やかに停止させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、X線装置、特に、回転
陽極X線管の回転陽極の回転と制動を制御するスタータ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】X線装置による透視速写撮影、例えば、
上部消化管の造影撮影を行う透視速写撮影では、透視速
写撮影術式を選択して透視を行い透視像を観察しながら
術者が適宜撮影を行う。撮影は、一人の被検体(患者)
に対して数十秒間隔で20枚程度行われる。撮影操作を
行うとスタータ装置を作動させ、回転陽極X線管(以下
X線管と称する)のステータに駆動電流(AC300
V,5A程度)を流してロータに回転磁界をかけてロー
タに連結された回転陽極(ディスク)を回転させる。連
続して(1.6秒程度)ステータに駆動電流を流し、回
転数が撮影時に必要な回転数(9000回転以上/秒)
まで上昇した後は間欠駆動(AC300V,5A,1秒
を約30秒に1回程度)に切り換えて撮影時に必要な回
転数を維持している。同時にフィラメント加熱回路を動
作させX線管のフィラメントを加熱させ加熱確認後、直
ちにX線を放射し撮影をおこなう。X線の放射終了後,
直ちにステータに制動電力(DC100V,11A,2
秒)をかけロータに制動を加えてX線管の回転陽極の回
転を停止させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】回転陽極X線管は、図
4に示すようにフィラメントが加熱された状態で陽極と
陰極のフィラメントの間に高電圧が印加されるとフィラ
メントから熱電子が放出され陽極のディスクに当たりX
線が放射される。この際、X線管に加えられた電力の
内、X線に変換されるエネルギーはごく一部(1%程
度)でありほとんどが熱に変換される。回転陽極(以下
陽極と称する)で発生した多量の熱量は、熱放射冷却に
よって真空容器の外の油へ伝導され、管容器外に放熱さ
れる。回転陽極X線管では、陽極の発熱以外にステータ
も発熱する。このステータの発熱は、陽極を回転し始め
て回転数を高速回転数まで立ち上げるまでにX線管のス
テータに大量に電流を流すときと、X線の放射終了後に
ステータに逆向きに大量に電流を流しロータにブレーキ
(制動)をかけてX線管の陽極の回転を停止させる時に
多量に発熱し、この熱も油へ伝わり管容器外に放熱され
る。
【0004】したがって、透視を行いながら駆動(起
動)と制動とを頻繁に繰り返し短時間に何枚も撮影をお
こなう透視速写撮影術式などを多用する病院において
は、管容器内の油の温度が上昇しサーマル回路が動作し
て装置が使用不能となったり、X線管真空管容器内耐圧
が不良となりグロー放電を引き起こしたりする、という
問題が生ずる。この点の改善策として、陽極を回転させ
回転数を高速回転数に維持しているだけなら間欠駆動の
ため電力の消費が少ないので、透視期間中から全ての撮
影が終了するまで陽極を高速回転させておくことも提案
されている。この様にすれば、撮影を行う度にロータの
回転と停止とを繰り返すのに比べてX線管の発熱は押さ
えられるものの、回転陽極を支承するベアリングの劣化
を招きX線管を短寿命化するという問題がある。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑み、回転陽極X
線管の発熱量の低減を計ると共に、回転陽極X線管の長
寿命化を計ったX線装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、次のような構成をとる。すなわち、請
求項1に記載の発明は、回転陽極の回転、制動を制御す
るスタータ装置に、一連の撮影信号によりその撮影期間
中回転陽極を高速回転状態に維持する手段と、一連の撮
影終了後に高速回転している回転陽極に制動をかける手
段とを設けたことを特徴としている。また、請求項2に
記載の発明は、請求項1に記載のX線装置において、前
記スタータ装置は、回転陽極X線管の変更(切換え)信
号でもって高速回転状態にある回転陽極X線管の回転陽
極に制動をかける機能を備えていることを特徴としてい
る。
【0007】
【作用】本発明の作用は、次の通りである。請求項1に
記載の発明によれば、一連のX線撮影期間中は高速回転
に維持する手段が、回転陽極X線管の回転陽極を高速回
転状態に維持し続け、一連のX線撮影終了後は、回転陽
極に制動を加える手段が初めて高速回転している回転陽
極に制動を加え回転を停止させる。したがって、一連の
X線撮影期間中に限定して回転陽極が高速回転状態を維
持するので、撮影を行う度にロータを回転、停止を繰り
返すのに比べてステータ、すなわち、X線管の発熱が大
幅に押さえられる。その結果、透視を行いながら短時間
に何枚もの撮影を行う透視速写撮影術式などを多用する
場合でも、サーマル回路が動作して装置の使用が突然使
用不能となったり、グロー放電を引き起こすことが防止
でき、且つ、回転陽極は、一連のX線撮影期間中のみ高
速回転してしており、その後は速やかに停止するので、
回転陽極を支承するベアリングに劣化を及すようなこと
がなく、X線管の短寿命化を防止できる。
【0008】また、請求項2に記載の発明では、回転陽
極X線管が変更されたとき高速回転している回転陽極X
線管の回転陽極に制動を加える手段が、X線管の変更信
号で作動し、高速回転を維持している回転陽極X線管の
回転陽極に制動を加え速やかに回転を停止させる。その
結果、回転陽極X線管の変更を迅速に行うことが可能と
なり、回転陽極X線管が変更されることにより術者の利
便性を損なうことがない。。
【0009】
【実施例】以下、本発明の好ましい一実施例について図
面を参照しながら詳細に説明する。 この実施例に係る
X線装置は、図1、図2に示す構成よりなる。なお、図
1は回転陽極X線管、X線管のフィラメント加熱回路、
回転陽極のスタータ装置を含む高電圧発生部の構成を示
すブロック図、図2はX線制御卓を含むX線放射制御部
の構成を示すブロック図で、高電圧発生部とX線放射制
御部とは、ケーブルa〜iで接続されている。図におい
て、(11)、(10)は回転陽極X線管である。
【0010】(17)はインバータ装置であり、直流電源の
出力がスイッチングされて交流出力に変換される。そし
て、この交流出力が高電圧発生装置(13)により高圧の直
流出力に変換され、高圧切替え装置(14)により切替えら
れてX線管(11)またはX線管(10)に印加される。
【0011】X線管に印加される高圧の直流出力は、図
示しない高圧検出用抵抗で検出されてインバータ制御回
路(12)にフィードバックされ、インバータ制御回路(12)
は、設定された管電圧、管電流に応じたスイッチング周
波数でインバータ装置(17)を制御する。(74)はフィラメ
ント加熱装置であり、X線管のフィラメントに印加され
る加熱電流を高圧切替え装置(14)に出力している。高圧
切替え装置(14)のこの出力はX線管のフィラメント、
に接続されている。(46)はスタータ装置であり、タイ
マ回路(44)、ラッチ回路(42)、ステータ駆動回路(43)等
で構成されている。ステータ駆動回路(43)はX線管ステ
ータ駆動、間欠駆動、制動電力を高圧切替え装置(14)に
出力する。高圧切替え装置(14)のこの出力はX線管のス
テータ(15)、(16)に接続されている。(31)はX線放射制
御装置であり、撮影準備操作回路(64)、スタータ信号回
路(65)、撮影操作回路(68)等で構成されており、透視撮
影台(62)からの信号を受けて各種信号を作成する。
【0012】(20)はX線制御卓で、このX線制御卓(20)
は、マイクロコンピュータ(21)、術式選択器(22)、透視
・撮影条件設定器(24)等で構成されており、術式、撮影
X線管、透視・撮影条件の設定、ならびに、撮影X線管
の変更を制御する。マイクロコンピュータ(21)には、術
式選択器(22)、透視・撮影条件設定器(24)が接続されて
おり、術式選択器(22)にて術式キーが押されるとマイク
ロコンピュータ(21)に読み込まれ術式が選択される。術
式キーが押されると、それに対応するマイクロコンピュ
ータ(21)のメモリに記憶されているX線管、例えば、X
線管(11)(第1管球装置とする。)が選択され、第1管
球選択信号(32)が出力される。出力された第1管球選択
信号(32)は、高圧切替え装置(14)のX線管切替え制御回
路(73)に入力され高電圧発生装置(13)、フィラメント加
熱装置(74)、スタータ装置(46)からの出力がX線管(11)
に接続される。
【0013】つぎに、上記構成による実施例装置の動作
を図3のタイミングチャートをも参照しながら説明す
る。最初に、透視撮影台(62)のXray Switch(61) が押さ
れると透視撮影台(62)から撮影操作信号(59)が出力され
てX線放射制御装置(31)の撮影準備操作回路(64)に入力
される(図3のa時点)。撮影操作信号(59)が撮影準備
操作回路(64)に入力されると、撮影準備信号(63)が出力
される。撮影準備信号(63)は、スタータ信号回路(65)と
フィラメント加熱装置(74)に入力される。スタータ信号
回路(65)に撮影準備信号(63)が入力されると、X線制御
卓(20)のマイクロコンピュータ(21)から出力されている
高速回転信号(66)に応じて高速回転始動信号(41)がスタ
ータ装置(46)のラッチ回路(42)に出力され、その立上が
りを捕えて保持される。ラッチ回路(42)の出力はステー
タ駆動回路(43)に出力され、ステータ駆動回路(43)はこ
の信号を受けてX線管ステータ駆動出力(AC300
V,5A程度)を出力し、高圧切替え装置(14)を通して
X線管(11)のステータ(15)に電流が流れロータが回転
し始める(図3のb時点)。
【0014】同時にロータに接続されている陽極も
回転し始め数秒後(1.6秒程度)に撮影に必要な高速
回転数(9000回転以上/秒)に達する(図3のc時
点)。 陽極が高速回転数に達すると、ステータ駆動
回路(43)から回転確認信号(18)が出力され、スタータ信
号回路(65)に入力される。この信号を受けてスタータ信
号回路(65)から回転完了信号(67)が撮影操作回路(68)に
出力される。一方、フィラメント加熱装置(74)は、撮影
準備信号(63)を受けてX線管フィラメント加熱電流を出
力し、高圧切替え装置(14)を通してX線管(11)のフィラ
メントに電流が流れ、フィラメントが加熱され始め
る。数秒後に撮影に必要な状態までフィラメントが加熱
されるとフィラメント加熱回路(74)から加熱確認信号(6
9)が出力され、撮影操作回路(68)に入力される。この2
つの信号を確認して撮影操作回路(68)は撮影準備操作完
了信号(51)を透視撮影台(62)に出力する。透視撮影台(6
2)は、この信号を受けて撮影放射信号(52)を撮影操作回
路(68)に出力する。撮影操作回路(68)はこの信号を受け
てX線放射信号(53)を出力する(図3のd時点)。
【0015】X線放射信号(53)によりインバータ制御回
路(12)を介してインバータ装置(17)が動作して高電圧発
生装置(13)から高電圧が出力され、高圧切替え装置(14)
を通してX線管(11)の陽極−陰極間に電流が流れ、X線
が放射される。X線放射信号(53)は、また、X線制御卓
(20)のマイクロコンピュータ(21)にも送られマイクロコ
ンピュータ(21)内のタイマが動作し、透視・撮影条件設
定器(24)で設定された撮影時間後にX線遮断信号(54)が
マイクロコンピュータ(21)から出力され撮影操作回路(6
8)に入力される。X線遮断信号(54)が入力されるとX線
放射信号(53)が停止される(図3のe時点)。X線放射
信号(53)が止まると、インバータ制御回路(12)を介して
インバータ装置(17)の動作も止まり、X線の放射が遮断
される。ラッチ回路(42)の出力は、引き続き保持されス
テータ駆動回路(43)に出力されている。
【0016】最初に高速回転数に達してステータ駆動が
停止して(図3のc時点)後、X線管(11)のロータお
よび陽極は惰性で回転し次第に回転数が低下してい
く。
【0017】そしてステータ駆動回路(43)はこの高速回
転数を維持するため約30秒後にX線管ステータ駆動出
力(AC300V,5A,1秒程度)を出力する。これ
によりX線管(11)のステータ(15)に電流が流れ、ロータ
の回転数を上昇させ撮影時に必要な高速回転数を維持
する(図3のf時点)。以降この間欠駆動(AC300
V,5A,1秒を約30秒に1回程度)を行って一連の
撮影にそなえ、陽極の高速回転状態を維持させる。透
視撮影台(62)のXray Switch(61) が再び押され撮影操作
信号(59)が出力されると、前述したようにフィラメント
加熱装置(74)、撮影操作回路(68)、インバータ制御回路
(12)、インバータ装置(17)、高電圧発生装置(13)、高圧
切替え装置(14)が動作してX線管(11)からX線が放射さ
れる(図3のg時点)。X線放射信号(53)はスタータ装
置(46)のタイマ回路(44)にも入力されていてX線放射信
号の立ち下がりでタイマ回路(44)のタイマが数分程度
(1分程度)に設定され計測され始める(図3のh時
点)。透視撮影台(62)のXray Switch(61) が押されなけ
れば、数分後にタイマ回路(44)からリセット信号(55)が
ラッチ回路(42)に出力され、ラッチ回路(42)の出力がリ
セットされる。
【0018】ラッチ回路(42)の出力がリセットされる
と、ステータ駆動回路(43)はこの出力の立ち下がりを受
けてX線管ステータ制動電力を出力する(図3のi時
点)。高圧切替え装置(14)を通してX線管(11)のステー
タ(15)に制動電力(DC100V,11A,2秒程度)
を加え、ロータに制動をかけてX線管(11)の陽極の
回転を停止させる(図3のj時点)。通常、一人の患者
に対し何枚も撮影が行われるので、X線放射信号(53)の
立ち下がりでタイマ回路(44)のタイマが数分程度(1分
程度)に毎回再設定され一連の撮影が行われる。一連の
撮影は、タイマ回路(44)の設定時間内に引き続き行われ
るので、一連の撮影が終了するまでは、このタイマ回路
(44)からリセット信号(55)が出力されることはない。一
連の撮影終了後、このタイマ回路(44)からリセット信号
(55)が出力されてロータに制動が加えられ、X線管(11)
の陽極の回転が速やかに停止される(図3のj時
点)。このようにX線管(11)のステータ(15)に間欠的に
電流を流して間欠駆動制御することにより、陽極を高速
回転状態に維持し、一連の撮影を行うので、X線を放射
し撮影を行う度にステータに大電力を加えロータの回
転、停止を繰り返ないのでX線管(11)の発熱が抑えられ
る。
【0019】また、X線管(11)による撮影中にそれの陽
極の回転が高速回転状態、ないし、停止されるまでに
術式選択器(22)にて異なった術式キーが押され、それに
対応する別のX線管(10)が選択されると、マイクロコン
ピュータ(21)からスタータ信号回路(65)を経てブレーキ
信号(56)がラッチ回路(42)に出力され、ラッチ回路(42)
の出力がリセットされる。前述したようにステータ駆動
回路(43)はこの出力の立ち下がりを受けてX線管ステー
タ制動電力を出力し、X線管(11)のステータ(15)に制動
電力を加えロータに制動をかけてX線管(11)の陽極
の回転を停止させる。停止後、第2管球選択信号(33)が
出力される。出力された第2管球選択信号(33)は、高圧
切替え装置(14)のX線管切替え制御回路(73)に入力され
高電圧発生装置(13)、フィラメント加熱装置(74)、スタ
ータ装置(46)から出力がX線管(10)に接続される。な
お、X線管(10)による一連の撮影は、前述のX線管(11)
によるものと同様である。
【0020】この発明の実施の態様としては、上記の実
施例以外に次の態様がある。 (1)請求項1に記載の装置において、前記スタータ装
置はタイマ回路を備え、前記スタータ装置がX線放射毎
にリセットされ、設定時間内にX線放射がなされなかっ
た際に制動信号を発するものであることを特徴とするX
線装置。この様にすれば、一連の撮影中に何等かの理由
で撮影が中断、ないし、撮影が中止された際に自動的に
制動がかかり回転陽極が停止されるので、X線管のより
長寿命化が計れる。
【0021】
【発明の効果】本発明の構成によれば、回転陽極X線管
の回転陽極を一連のX線撮影期間中のみに限って高速回
転状態に維持し続け、一連のX線撮影終了後に初めて制
動を加えて回転を停止させるので、撮影を行う度に回転
陽極の回転、停止を繰り返すのに比べて発熱を大幅に押
さえることができる。従って、透視を行いながら短時間
に何枚もの撮影をおこなう透視速写撮影術式などを多用
する病院においても、X線管容器内の油の温度が上昇
し、サーマル回路が動作して装置が使用不能となった
り、X線管真空管容器内耐圧が不良となりグロー放電を
引き起こしたりすることが防止できると共に、回転陽極
X線管の長寿命化が計れるので、X線装置の有効、且
つ、効率的に使用でき、スループットが向上する。ま
た、回転陽極X線管の回転陽極を高速回転に維持してい
るときに、使用するX線管が変更されたときにも、高速
回転している使用中のX線管の回転陽極に制動を加え、
それの回転を停止させるので、速やかにX線管が変更さ
れ、術者の利便性が損なわれない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す高電圧発生部の
ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の構成を示すX線放射制御部
のブロック図である。
【図3】動作説明のためのタイミングチャートであ
る。。
【図4】回転陽極X線管の構成を示す模式図である。
【符号の説明】 :フィラメント :ロータ :回転陽極 (10)(11):回転陽極X線
管 (12):インバータ制御回路 (13):高電圧発生
装置 (14):高圧切替え装置 (15)16):ステータ (17):インバータ装置 (20):X線制御卓 (21):マイクロコンピュータ (22):術式選択器 (24):透視・撮影条件設定器 (31):X線放射制
御装置 (42):タイマ回路 (43):スタータ駆
動回路 (46):スタータ装置 (61):Xray Switc
h (62):透視撮影台 (64):撮影準備操
作回路 (65):スタータ信号回路 (68):撮影操作回
路 (73):X線管切換制御回路 (74):フィラメン
ト加熱装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転陽極X線管と、前記X線管の回転陽
    極を高速回転させると共に制動させるスタータ装置とを
    備えたX線装置であって、前記スタータ装置はX線撮影
    信号により一連の撮影期間中前記回転陽極を高速回転状
    態に維持する手段と、一連の撮影終了後に前記回転陽極
    に制動をかける手段とを備えていることを特徴とするX
    線装置。
  2. 【請求項2】 前記スタータ装置は、少なくとも2個の
    回転陽極X線管が択一に接続されるものであって、回転
    陽極X線管の変更信号でもって高速回転状態にある回転
    陽極X線管の回転陽極に制動をかけるものであることを
    特徴とする請求項1に記載のX線装置。
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