JPH08273602A - 電球形蛍光ランプ - Google Patents
電球形蛍光ランプInfo
- Publication number
- JPH08273602A JPH08273602A JP7075443A JP7544395A JPH08273602A JP H08273602 A JPH08273602 A JP H08273602A JP 7075443 A JP7075443 A JP 7075443A JP 7544395 A JP7544395 A JP 7544395A JP H08273602 A JPH08273602 A JP H08273602A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin case
- fluorescent lamp
- amalgam
- color
- electric bulb
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
- Discharge Lamp (AREA)
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 外観を損ねることなく、アマルガムの温度を
適正値に規制し、発光効率を向上することのできる電球
形蛍光ランプを得る。 【構成】 端部の細管１ａにアマルガム７を封入したダ
ブルＵ形蛍光管１と、蛍光管１の両端部を保持したホル
ダ２と、蛍光管１を点灯するための点灯回路３と、点灯
回路３を収納した樹脂ケース４と、樹脂ケース４の一端
に設けられた円筒部に装着された電球口金８と、ホルダ
２にて保持された蛍光管１を収納し、かつ樹脂ケース４
とで外囲器６を構成するグローブ５を備えている。樹脂
ケース４は、白色のＰＢＴ樹脂からなり、その内面４ａ
には暗色、例えば黒色の塗料が塗布され、着色されてい
る。また、樹脂ケース４の外面４ｂは白色としている。
適正値に規制し、発光効率を向上することのできる電球
形蛍光ランプを得る。 【構成】 端部の細管１ａにアマルガム７を封入したダ
ブルＵ形蛍光管１と、蛍光管１の両端部を保持したホル
ダ２と、蛍光管１を点灯するための点灯回路３と、点灯
回路３を収納した樹脂ケース４と、樹脂ケース４の一端
に設けられた円筒部に装着された電球口金８と、ホルダ
２にて保持された蛍光管１を収納し、かつ樹脂ケース４
とで外囲器６を構成するグローブ５を備えている。樹脂
ケース４は、白色のＰＢＴ樹脂からなり、その内面４ａ
には暗色、例えば黒色の塗料が塗布され、着色されてい
る。また、樹脂ケース４の外面４ｂは白色としている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電球形蛍光ランプに関す
るものである。
るものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に蛍光ランプの発光効率は、蛍光管
内の水銀蒸気圧に依存しており、効率が最大となる水銀
蒸気圧が存在する。そして、その水銀蒸気圧は蛍光管の
最冷点温度で決まる。電球形蛍光ランプは蛍光管を点灯
回路と一体化して電球口金付きのコンパクトなケースや
グローブに収容しているため、一般の蛍光ランプよりも
蛍光管の最冷点温度は著しく上昇し、発光効率の低下が
著しい。そのため蛍光管内、すなわち蛍光管の端部の細
管にアマルガムを封入し、管内の水銀蒸気圧を適正値に
制御している。
内の水銀蒸気圧に依存しており、効率が最大となる水銀
蒸気圧が存在する。そして、その水銀蒸気圧は蛍光管の
最冷点温度で決まる。電球形蛍光ランプは蛍光管を点灯
回路と一体化して電球口金付きのコンパクトなケースや
グローブに収容しているため、一般の蛍光ランプよりも
蛍光管の最冷点温度は著しく上昇し、発光効率の低下が
著しい。そのため蛍光管内、すなわち蛍光管の端部の細
管にアマルガムを封入し、管内の水銀蒸気圧を適正値に
制御している。
【０００３】このとき発光効率はアマルガムの温度に依
存するようになり、常温雰囲気点灯時、発光効率が最大
となるのは、アマルガムの温度が１２０℃のときであ
る。アマルガムの温度が１２０℃を越えると、発光効率
は低下していくため、アマルガムの温度の上限を１２０
℃に規制することが重要となる（アマルガム組成：Bi-I
n-Hgの場合）。
存するようになり、常温雰囲気点灯時、発光効率が最大
となるのは、アマルガムの温度が１２０℃のときであ
る。アマルガムの温度が１２０℃を越えると、発光効率
は低下していくため、アマルガムの温度の上限を１２０
℃に規制することが重要となる（アマルガム組成：Bi-I
n-Hgの場合）。
【０００４】従来、この種の電球形蛍光ランプは、蛍光
管と点灯回路とを、樹脂ケースとグローブとで構成され
た外囲器内に収容し、蛍光管の端部の細管にアマルガム
を封入し、かつ外囲器内の熱を外部に放出するための放
熱孔を樹脂ケースに形成している。
管と点灯回路とを、樹脂ケースとグローブとで構成され
た外囲器内に収容し、蛍光管の端部の細管にアマルガム
を封入し、かつ外囲器内の熱を外部に放出するための放
熱孔を樹脂ケースに形成している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年の電球形
蛍光ランプのコンパクト化、高出力化に伴い、このよう
な従来の電球形蛍光ランプでは、蛍光管と点灯回路から
放出された熱が外囲器外に充分に放熱できず、外囲器内
の温度が過度上昇し、アマルガムの温度を適正値に規制
できず、発光効率が低下するという問題があった。ま
た、樹脂ケースに形成された放熱孔から、ダストや水滴
等が外囲器内に侵入し、品質を低下させるという問題も
あった。
蛍光ランプのコンパクト化、高出力化に伴い、このよう
な従来の電球形蛍光ランプでは、蛍光管と点灯回路から
放出された熱が外囲器外に充分に放熱できず、外囲器内
の温度が過度上昇し、アマルガムの温度を適正値に規制
できず、発光効率が低下するという問題があった。ま
た、樹脂ケースに形成された放熱孔から、ダストや水滴
等が外囲器内に侵入し、品質を低下させるという問題も
あった。
【０００６】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、外観を損ねることなく、アマルガム
の温度を適正値に規制し、発光効率を向上することので
きる電球形蛍光ランプを提供することを目的とする。
になされたもので、外観を損ねることなく、アマルガム
の温度を適正値に規制し、発光効率を向上することので
きる電球形蛍光ランプを提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の電球形蛍光ラン
プは、管内にアマルガムが封入された蛍光管と、前記蛍
光管の両端部を保持したホルダと、前記蛍光管を点灯す
るための点灯回路と、前記点灯回路を収納した樹脂ケー
スと、前記ホルダにて保持された前記蛍光管を収納し、
かつ前記樹脂ケースとで外囲器を構成するグローブを備
えた電球形蛍光ランプにおいて、前記樹脂ケースの内面
の色を暗色にし、かつ前記樹脂ケースの外面の色を白色
にした構成を有する。
プは、管内にアマルガムが封入された蛍光管と、前記蛍
光管の両端部を保持したホルダと、前記蛍光管を点灯す
るための点灯回路と、前記点灯回路を収納した樹脂ケー
スと、前記ホルダにて保持された前記蛍光管を収納し、
かつ前記樹脂ケースとで外囲器を構成するグローブを備
えた電球形蛍光ランプにおいて、前記樹脂ケースの内面
の色を暗色にし、かつ前記樹脂ケースの外面の色を白色
にした構成を有する。
【０００８】
【作用】この構成により、蛍光管と点灯回路から放出さ
れた熱は、樹脂ケースの内面に、すばやく吸収され、外
囲器内から外囲器外へのスムーズな放熱がなされるた
め、外囲器内の温度の過度上昇を防止し、アマルガムの
温度を適正値に規制することができる。また、蛍光管か
らの光、すなわち熱が樹脂ケースの外面に吸収されるこ
とがない。さらに、放熱孔を形成しないため、外囲器内
へのダストや水滴等の侵入を防止できる。
れた熱は、樹脂ケースの内面に、すばやく吸収され、外
囲器内から外囲器外へのスムーズな放熱がなされるた
め、外囲器内の温度の過度上昇を防止し、アマルガムの
温度を適正値に規制することができる。また、蛍光管か
らの光、すなわち熱が樹脂ケースの外面に吸収されるこ
とがない。さらに、放熱孔を形成しないため、外囲器内
へのダストや水滴等の侵入を防止できる。
【０００９】
【実施例】図２に示すように、本発明の一実施例である
電球形蛍光ランプは、端部の細管１ａにアマルガム７を
封入したダブルＵ形蛍光管１と、この蛍光管１の両端部
を保持したホルダ２と、蛍光管１を点灯するための点灯
回路３と、点灯回路３を収納した樹脂ケース４と、樹脂
ケース４の一端に設けられた円筒部に装着された電球口
金８と、ホルダ２にて保持された蛍光管１を収納し、か
つ樹脂ケース４とで外囲器６を構成するグローブ５を備
えている。
電球形蛍光ランプは、端部の細管１ａにアマルガム７を
封入したダブルＵ形蛍光管１と、この蛍光管１の両端部
を保持したホルダ２と、蛍光管１を点灯するための点灯
回路３と、点灯回路３を収納した樹脂ケース４と、樹脂
ケース４の一端に設けられた円筒部に装着された電球口
金８と、ホルダ２にて保持された蛍光管１を収納し、か
つ樹脂ケース４とで外囲器６を構成するグローブ５を備
えている。
【００１０】図１に示す樹脂ケース４は、白色のＰＢＴ
樹脂からなり、その内面４ａには暗色、例えば黒色の塗
料が塗布され、着色されている。また、樹脂ケース４の
外面４ｂは白色としている。なお、図１中において、着
色箇所を便宜上ハッチングで示す。
樹脂からなり、その内面４ａには暗色、例えば黒色の塗
料が塗布され、着色されている。また、樹脂ケース４の
外面４ｂは白色としている。なお、図１中において、着
色箇所を便宜上ハッチングで示す。
【００１１】次に、上記実施例の電球形蛍光ランプ（以
下、本発明品という）を製作し、アマルガム７の温度に
関する試験を行った。
下、本発明品という）を製作し、アマルガム７の温度に
関する試験を行った。
【００１２】その結果、表１に示すとおりの結果が得ら
れた。なお、表１には、樹脂ケースに放熱孔を形成した
従来の電球形蛍光ランプ（以下、従来品という）の結果
もあわせて示す。
れた。なお、表１には、樹脂ケースに放熱孔を形成した
従来の電球形蛍光ランプ（以下、従来品という）の結果
もあわせて示す。
【００１３】
【表１】
【００１４】表１から明らかなように、本発明品は、従
来品と比して、アマルガム７の温度を常温（２５℃）雰
囲気点灯時、発光効率が最大となる１２０℃に規制でき
ることが確認できた。
来品と比して、アマルガム７の温度を常温（２５℃）雰
囲気点灯時、発光効率が最大となる１２０℃に規制でき
ることが確認できた。
【００１５】以上のように、本発明実施例の電球形蛍光
ランプは、蛍光管１と点灯回路３から放出された熱が外
囲器６内から外囲器６外へスムーズに放熱され、外囲器
６内の温度の過度上昇を防止し、アマルガム７の温度を
適正値に規制でき、発光効率を向上することができる。
ランプは、蛍光管１と点灯回路３から放出された熱が外
囲器６内から外囲器６外へスムーズに放熱され、外囲器
６内の温度の過度上昇を防止し、アマルガム７の温度を
適正値に規制でき、発光効率を向上することができる。
【００１６】なお、上記実施例においては、樹脂ケース
４の内面４ａの色を黒色にした場合について説明した
が、樹脂ケース４の内面４ａの色をダークグレーやダー
クグリーン、ダークブラウン等の熱吸収率の高い暗色し
た場合についても同様の効果が得られる。また、仮に、
樹脂ケースの内面および外面の色を暗色にすると、外観
が損なわれるとともに、樹脂ケースの外面が暗色である
ために、蛍光管からの光（熱）が吸収され、発光効率が
低下することがわかった。したがって、ケースの外表面
は熱吸収率の低い白色とするのが好ましい。
４の内面４ａの色を黒色にした場合について説明した
が、樹脂ケース４の内面４ａの色をダークグレーやダー
クグリーン、ダークブラウン等の熱吸収率の高い暗色し
た場合についても同様の効果が得られる。また、仮に、
樹脂ケースの内面および外面の色を暗色にすると、外観
が損なわれるとともに、樹脂ケースの外面が暗色である
ために、蛍光管からの光（熱）が吸収され、発光効率が
低下することがわかった。したがって、ケースの外表面
は熱吸収率の低い白色とするのが好ましい。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、外囲器
内の温度の過度上昇を防止し、アマルガム温度を適正値
に規制でき、発光効率を向上することができ、また、放
熱孔がないので外囲器内へのダストや水滴等の侵入によ
る品質の低下を防止できるというすぐれた効果を有する
電球形蛍光ランプを提供することができるものである。
内の温度の過度上昇を防止し、アマルガム温度を適正値
に規制でき、発光効率を向上することができ、また、放
熱孔がないので外囲器内へのダストや水滴等の侵入によ
る品質の低下を防止できるというすぐれた効果を有する
電球形蛍光ランプを提供することができるものである。
【図１】本発明の一実施例である電球形蛍光ランプの樹
脂ケースの一部切欠断面図
脂ケースの一部切欠断面図
【図２】同じく電球形蛍光ランプの一部切欠正面図
１ 蛍光管 ２ ホルダ ３ 点灯回路 ４ 樹脂ケース ４ａ 内面 ４ｂ 外面 ５ グローブ ６ 外囲器 ７ アマルガム ８ 電球口金
フロントページの続き (72)発明者 松村 武 大阪府高槻市幸町１番１号 松下電子工業 株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 管内にアマルガムが封入された蛍光管
と、前記蛍光管の両端部を保持したホルダと、前記蛍光
管を点灯するための点灯回路と、前記点灯回路を収納し
た樹脂ケースと、前記ホルダにて保持された前記蛍光管
を収納し、かつ前記樹脂ケースとで外囲器を構成するグ
ローブを備えた電球形蛍光ランプにおいて、前記樹脂ケ
ースの内面の色を暗色にし、かつ前記樹脂ケースの外面
の色を白色にしたことを特徴とする電球形蛍光ランプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7075443A JPH08273602A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 電球形蛍光ランプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7075443A JPH08273602A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 電球形蛍光ランプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08273602A true JPH08273602A (ja) | 1996-10-18 |
Family
ID=13576406
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7075443A Pending JPH08273602A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 電球形蛍光ランプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08273602A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005024883A1 (ja) | 2003-09-02 | 2005-03-17 | Osram-Melco Ltd. | 蛍光ランプ及び口金 |
| JP2009259842A (ja) * | 2009-08-03 | 2009-11-05 | Osram-Melco Ltd | 蛍光ランプ及び口金 |
| JP2009289764A (ja) * | 2009-09-14 | 2009-12-10 | Osram-Melco Ltd | 蛍光ランプ及び口金 |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP7075443A patent/JPH08273602A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005024883A1 (ja) | 2003-09-02 | 2005-03-17 | Osram-Melco Ltd. | 蛍光ランプ及び口金 |
| US7456559B2 (en) | 2003-09-02 | 2008-11-25 | Osram-Melco Ltd. | Fluorescent lamp and ferrule |
| EP2228816A1 (en) | 2003-09-02 | 2010-09-15 | Osram-Melco Ltd. | Fluorescent lamp and base |
| US8188646B2 (en) | 2003-09-02 | 2012-05-29 | Osram-Melco Ltd. | Fluorescent lamp and base with press-fit hole |
| JP2009259842A (ja) * | 2009-08-03 | 2009-11-05 | Osram-Melco Ltd | 蛍光ランプ及び口金 |
| JP2009289764A (ja) * | 2009-09-14 | 2009-12-10 | Osram-Melco Ltd | 蛍光ランプ及び口金 |
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