JPH08273567A - 回転陽極x線管及び同装置 - Google Patents

回転陽極x線管及び同装置

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JPH08273567A
JPH08273567A JP9421295A JP9421295A JPH08273567A JP H08273567 A JPH08273567 A JP H08273567A JP 9421295 A JP9421295 A JP 9421295A JP 9421295 A JP9421295 A JP 9421295A JP H08273567 A JPH08273567 A JP H08273567A
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JP
Japan
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anode
ray
ray source
filament
filaments
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JP9421295A
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Yoshihiko Dan
芳彦 壇
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
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Hitachi Medical Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2235/00X-ray tubes
    • H01J2235/06Cathode assembly
    • H01J2235/068Multi-cathode assembly

Landscapes

  • X-Ray Techniques (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】陽極部材の熱膨張によるX線源の移動を補償
し、X線管動作中のX線源を常に一定した位置に維持
し、鮮明なX線断層像を得るX線管装置を提供する。 【構成】集束体15に複数のほぼ平行な集束溝を穿ち、
この集束溝に同数のフィラメント16を、各フィラメン
トがそのコイル部の長手方向に沿って順次予め決められ
た間隔ずらして取り付けられるように配設し、その複数
のフィラメントをX線負荷印加中にX線源の移動量に対
応して順次切換え点灯して行く回転陽極X線管。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転陽極X線管の陽極
部材の熱膨張で生ずるX線源の管軸方向での移動を補償
することができる回転陽極X線管及び同装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の回転陽極X線管装置の断
面図を示したものである。回転陽極X線管装置は、負電
位をもつ陰極部材1と、この陰極部材1に対向して配置
した正電位をもつ陽極ターゲット2Aと、この陽極ター
ゲット2Aに結合された筒状のロータ2Bと,このロー
タ2Bの内部に同軸に配置された回転軸2Cと,回転軸
2Cとロータ2Bの間に配設された筒状の固定部2D
と,この固定部2Dと回転軸2Cの間に回転軸2Cを固
定部2Dに対して回転自在に支持する軸受2Eとから成
る陽極部材2と,陰極部材1と陽極部材2とを真空気密
に封ずる外囲器3とを有する回転陽極X線管4と,この
回転陽極X線管4の外側を覆うように配設された管容器
5と,ロータ2Bに回転力を与えるステータコイル6と
から構成されている。また、管容器5に対する回転陽極
X線管4の支持は、陰極側では外囲器3の外径部に絶縁
材からなる陰極支持体7で行われ、陽極側では弾性体或
いは剛性体からなる支持体8を介して陽極支持部9で行
われている。また、管容器5内は回転陽極X線管4を絶
縁及び冷却するために絶縁油10が充填されている。
【0003】回転陽極X線管4では、使用中陰極部材1
と陽極部材2との間に百数十kVの高電圧が印加され、
陰極部材1に含まれるフィラメントから放出された熱電
子11が陽極ターゲット2Aに衝突することによって、
X線が発生されると共に、陽極ターゲット2Aが約1,
000℃ に加熱され、同時に陽極部材2の各部も温度
上昇し、数100℃に達する。この温度上昇により陽極
部材2の各部は熱膨張し、X線源12が管軸方向に移動
する。このX線源12の移動は、負荷印加の前後におい
て、大きいものでは500μm以上にもなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】回転陽極X線管4の陰
極部材1から放出された熱電子11が陽極ターゲット2
Aに衝突することによって生ずる熱エネルギーは陽極タ
ーゲット2Aに蓄積される。この熱の一部は軸射により
陽極ターゲット2Aから外囲器5に放射され、更に外囲
器5から絶縁油10に伝達され冷却される。他の一部
は、陽極ターゲット2Aからロータ2Bへ輻射又は伝導
で放熱され、ロータ2Bからは熱輻射で外囲器5経由絶
縁油10へ、又は熱伝導で回転軸2C,軸受2E,固定
部2D経由絶縁油10へと伝熱され冷却される。この
時、陽極部材2を構成するロータ2B,回転軸2C,軸
受2E,固定部2Dは加熱され、熱膨張し、陽極支持部
9を基準にしたとき陽極部材2の全長が陰極側に向って
伸びる。この結果として、陽極ターゲット2A上のX線
源12が陰極側に移動する。X線源12は本来管容器5
のX線放射中心にあるべきであるが、上記によりX線源
12がX線放射中心に対し陰極側に移動することになる
ため、その結果としてX線量分布が変動し、X線画像に
多大な悪影響を与える。この影響はX線CT装置におい
て小さなスライス幅で使用する場合は特に大きくなる。
【0005】本発明は、上記の問題点に対し、X線管の
陽極部材の熱膨張によるX線源の移動を補償し、動作中
にX線源を常に一定の位置に維持できる回転陽極X線管
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、熱電子を放出するコイル部をもつフィ
ラメントと,該フィラメントからの熱電子を集束するた
めの集束溝をもつ集束体とを有する陰極部材と,該陽極
部材と対向して配置された陽極ターゲットと,該陽極タ
ーゲットを回転自在に支持する回転機構部とを有する陽
極部材と,前記陰極部材と前記陽極部材とを真空気密に
封入する外囲器とを具備する回転陽極X線管において、
前記集束体に複数のほぼ平行な集束溝を穿ち、該集束溝
に同数のフィラメントを、各フィラメントがそのコイル
部の長手方向に沿って順次予め決められた間隔ずらして
取り付けられるように配設し、前記複数のフィラメント
をX線負荷印加中に順次切換え点灯して行くことにした
ものである。(請求項1)
【0007】さらに、本発明では前記フィラメントの点
灯切換えを、X線源移動量に関する情報に基づき行うこ
とにしたものである。(請求項2)
【0008】
【作用】本発明の回転陽極X線管及び同装置では、陰極
部材の集束体に複数のフィラメントを予め決められた間
隔ずらして平行に配置して、各フィラメントを、ずらし
た位置が管軸中心に寄ったものから順次点灯を切換えて
行くものであるから、このフィラメントの点灯切換えに
より、陽極ターゲットに形成されるX線源(焦点)の位置
は、陽極ターゲットの中心から外周に向け移動して行く
(図1(a)参照)。また、X線管に負荷を印加すると陽極
部材は温度上昇し熱膨張するため、陽極ターゲットの位
置は陰極部材側に伸びて行く。このとき、陰極からの熱
電子ビームが同一のフィラメントから放出されたままで
あれば、X線源(焦点)は陽極ターゲットの中心から同
一の距離の位置に形成されるため、X線源(焦点)は陰
極側に移動することになる。これに対し、本発明では、
集束体に取り付けたフィラメントを管軸中心から少し外
側にずらした次のフィラメントに点灯を切換えているの
で、陰極から放出される熱電子ビームは陽極ターゲット
の前より外周の位置に衝突してX線源(焦点)を形成する
ことになる。このことは、実効的にX線源(焦点)の位
置を陽極側にずらす効果があり、陽極部材の熱膨張によ
るX線源(焦点)の移動を補償することになる。従っ
て、本発明ではX線源の移動量を検知して、その移動量
に見合ったフィラメントの移動を行うように、複数のフ
ィラメントの点灯切換えを順次行って、X線検出器側か
ら見たX線源の移動量が極小になるようにしているもの
である。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1を用いて説明
する。図1(a)は本発明の要部である陰極部材1の一
部(集束体15)と、陰極ターゲット2Aと、X線検出
器18とを示している。図1(b),(c)は集束体1
5に複数のフィラメント16を配設した図で、前者は集
束体15を陽極ターゲット2A側から見た図、後者は集
束体15をフィラメント16のコイルの長手方向から見
た図である。図1(a)において、陽極ターゲット2A
の位置として、熱膨張前の位置を実線2Aaにて、熱膨
張後の位置を2点鎖線2Abにて示してある。また、集
束体15には、図1(b)に示す如く、複数の集束溝、
本実施例の場合は5個の集束溝17a〜eが平行に穿か
れ、各々の集束溝に同じ形状のフィラメント16a〜e
が配設されている。これらの5個のフィラメント16a
〜eは、そのコイル長さ方向に平行に、かつ少しずつず
らして配列されている。フィラメント16は公知のもの
と同じで、コイル部分(熱電子放出部)と、2本の支持
体とからなる。フィラメント16の集束体15への取り
付けは、前記の2本の支持体を共に絶縁するか、または
1本を絶縁し他の1本を直結することによって行う。
【0010】また、図1(a)において、X線管が冷た
い状態で負荷印加するときには、フィラメント16aが
使用され、そのときの陽極ターゲットの位置は実線2A
aとなる。従って、フィラメント16aから放出された
熱電子は陽極ターゲット2AaのX線源(焦点)17aに
衝突する。この結果、X線源としての中心位置は12aと
なる。このX線源の中心位置12aを管軸に直角方向に
配設したX線検出器18から見た場合、対応する位置は
18aとなるので、X線検出器18は通常その中心位置
が18aの位置に一致するように配設される。
【0011】ここで、X線管に負荷を印加すると、陽極
ターゲット2Aは温度上昇し約1,000℃ まで加熱さ
れる。この熱の一部は陽極ターゲット2Aから伝導によ
りロータ2B,回転軸2C,軸受2E,固定部2Dを介
して絶縁油10へと伝熱され冷却される。このとき、陽
極部材2を構成するロータ2B,回転軸2C,軸受2
E,固定部2Dは、約100〜800℃に加熱され、各
々が熱膨張し、その結果陽極部材2全体として管軸方向
に熱膨張し、陽極ターゲット2Aの位置がX線検出器1
8から見て2Aaの実線の位置から2Abの2点鎖線の
位置に移動する。これに従って、X線源としての中心位
置12aは12a′に移動し、X線検出器18から見た
場合の対応位置は18aから18bに、ΔS(陽極ター
ゲット移動量)だけ移動することになる。この陽極ター
ゲット移動量ΔSは大きいものでは500μm以上に達
する。
【0012】本発明では、上記のX線源の移動を、熱電
子源となる複数のフィラメントを切換えて補償するもの
である。X線源の位置は負荷時間の経過と共に移動する
ので、複数のフィラメントを用いて逐次補償して行くも
のである。図1(a)において、集束体15に取り付け
られたフィラメント16aと16eが示されているが、
フィラメント16aは負荷印加当初に加熱されているも
ので、フィラメント16eは負荷印加の終期(陽極部材
が十分加熱された状態)に加熱されているものである。
フィラメント16eはフィラメント16aに対し管軸と
直角方向に適当な距離だけ平行移動して配置されてい
る。フィラメント16eから放出された熱電子は陽極タ
ーゲット2Ab(2点鎖線で示す)のX線源(焦点)1
7bに衝突する。この結果、X線源としての中心位置は
12bとなる。この中心位置12bをX線検出器18から
見た場合、対応する位置は18aとほぼ同じであり、X
線源の移動は補償されている。
【0013】本実施例では図1(b),(c)に示した
如く5本のフィラメントを使用し、負荷印加の初期には
フィラメント16aを加熱し、陽極ターゲット2Aの移
動につれて、フィラメント16b,16c,16dと順
次切換えて、負荷印加の泳期にはフィラメント16eを
加熱する。この操作により、X線検出器18から見たX
線源12の位置は逐次補償され、ほぼ18aの位置に置
くことができる。X線管として、例えばターゲット角度
(X線検出器18側から見た陽極ターゲット2Aの焦点
面の傾斜角度)7°のものを使用した場合、陽極ターゲ
ット2Aの移動量を最大500μmとすると、管軸方向
から見たX線源12の中心位置の移動量(12a点と1
2b点との間の距離)は約4mmとなる。X線源の移動許
容量を100μmとすると、5本のフィラメントを、図
1(b)に示す如くフィラメントに平行な方向に1mmず
つずらして配置して、これらを順次切換えて行けばX線
源の移動を補償することができる。すなわち、X線源の
移動量0〜100μmに対しては第1のフィラメント1
6aが対応し、100〜200μmに対しては第2のフ
ィラメント16bが対応し、…,400〜500μmに
対しては第5のフィラメント16eが対応する。以上の
如く、5本のフィラメントを順次切換えて加熱すること
により、X線検出器18側から見てX線源12を常にほ
ぼ一定の位置に維持することができる。
【0014】図1(c)には、フィラメント16を集束
体15に取り付けるときの配置で、フィラメントコイル
の長手方向から見た図を示しているが、この図の例では
フィラメントの支持体は集束溝の深さ方向に平行に設け
た支持穴に取り付けられている。フィラメントの支持体
の支持の仕方は、これに限定されず、管軸に平行に設け
た支持穴に取り付けても良い。
【0015】複数のフィラメントの加熱は公知の方法
で、例えばX線管装置の陰極側高電圧レセプクタル(図
示せず)に導入したフィラメント加熱電圧により加熱を
行うことになるが、本発明ではフィラメントが複数個あ
るため、それらのフィラメント個々の加熱は電源電圧を
切換えて印加することになる。このフィラメント加熱電
圧の印加切換は、X線管装置の外部にあるフィラメント
加熱制御部(図示せず)で行うことができる。このと
き、フィラメント加熱制御部で、複数のフィラメントに
対応する加熱電圧を作り、それらを陰極側高電圧ケーブ
ルを経由してX線管の陰極に導入される。X線管の陰極
の複数のフィラメントからは一端を共通端子とし、他端
をフィラメント個々に対応する独立端子が引き出される
ので、引出し端子数としては、(フィラメント数)+1
の数となる。従って、高電圧ケーブルの芯線数は上記同
一数だけ必要となる。このときのフィラメント加熱電圧
の切換えはフィラメント加熱制御部で行うことができ
る。
【0016】X線源の移動量を検知するためには、例え
ばX線検出器によるX線源移動量検知法や、陽極の熱蓄
積状態に対応するX線源移動量を予め把握しておく方法
がある。X線検出器によるX線源移動量検知法の一例を
図3(a),(b)により説明する。図3(a),
(b)はX線CT装置の構成の要部を示したものであ
る。X線管装置19のX線源12aからX線20が放射
状に放射され、このX線20はコリメータ21でX線の
幅(スライス幅に相当)を絞られた後被検体22に照射
される。被検体22を透過したX線20はX線検出器1
8によって計測され、その計測データに基づいて断層画
像が再構成される。X線検出器18の一部にX線源移動
量検出器23を設け、その前面に、X線のビーム幅(ス
ライス幅に相当)より狭いスリット24aを設けたX線
を透過しない材料(例えば鉛)からなるスリット板24
を取り付ける。通常、X線管装置のX線源12aから放
射されたX線は経路20aを通って検出器23に入射さ
れるが、そのうちの一部がスリット24aを通過して検
出器23により計測される。また、X線源が12a′に
移動すると、X線は経路20bを通って検出器23に入
射されることになるが、スリット24aを通過して検出
器23に取り入れられる線量は変化する。従って、X線
源の位置と検出器23のX線計測値との関係を把握して
おけば、検出器23の計測データからX線源の位置情報
を供給することができる。
【0017】次に、陽極の熱蓄積状態からX線源移動量
を知る方法について説明する。図4は、X線管に負荷印
加したときの経過時間と陽極蓄積熱量及びX線源移動量
の関係を示したものである。横軸は経過時間を示すもの
であるが、X線管の負荷は、陽極蓄積熱量がほぼ100
%になるまで印加され、その後X線管は冷却される。X
線管に負荷が入力されるとともに、陽極が温度上昇しX
線源も移動をはじめ、陽極の蓄積熱量が平衝状態に達す
ると、X線源移動量も平衝状態となる。冷却時には、高
温になった陽極は輻射伝熱により急激に温度が下がり、
熱膨張量も同様に小さくなり、X線源移動量も小さくな
る。陽極の温度が低くなると、冷却は熱伝導が支配的に
なり、冷却速度が遅くなり、陽極蓄積熱量もX線源移動
量も徐々に小さくなる。このようなX線管負荷入力と陽
極蓄積熱量,X線源移動量との関係を把握しておくこと
により、陽極蓄積熱量とX線源移動量の関係を計算又は
グラフ等で求めることができる。従って、本実施例では
上記の関係を利用して、陽極蓄積熱量からX線源移動量
を求め、これをX線源の位置情報として供給するもので
ある。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、X線管
の陽極部材の熱膨張に起因するX線源の移動を補償し、
X線管動作中のX線源の位置を常に一定位置に維持でき
るため、鮮明なX線断層像を得る効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である回転陽極X線管の要部
を示す図で、本発明のX線源移動量補償の概念を説明す
るための図である。
【図2】従来の回転陽極X線管装置の側断面図である。
【図3】X線検出器によるX線源移動量検知法の一実施
例を示す図である。
【図4】X線源移動量と陽極蓄積熱量との関係を示す図
である。
【符号の説明】
1 陰極部材 2 陽極部材 2A 陽極ターゲット 3 外囲器 4 回転陽極X線管 10 絶縁油 11 熱電子 12 X線源 12a,12a′,12b X線源中心 15 集束体 16 フィラメント 17a,17b X線源 18 X線検出器 18a X線検出器中心 19 X線管装置 20a,20b X線 21 コリメータ 23 X線源移動量検出器 24 スリット板 24a スリット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱電子を放出するコイル部をもつフィラメ
    ントと,該フィラメントからの熱電子を集束するための
    集束溝をもつ集束体とを有する陰極部材と,該陽極部材
    と対向して配置された陽極ターゲットと,該陽極ターゲ
    ットを回転自在に支持する回転機構部とを有する陽極部
    材と,前記陰極部材と前記陽極部材とを真空気密に封入
    する外囲器とを具備する回転陽極X線管において、前記
    集束体に複数のほぼ平行な集束溝を穿ち、該集束溝に同
    数のフィラメントを、各フィラメントがそのコイル部の
    長手方向に沿って順次予め決められた間隔ずらして取り
    付けられるように配設し、前記複数のフィラメントをX
    線負荷印加中に順次切換え点灯して行くことを特徴とす
    る回転陽極X線管。
  2. 【請求項2】請求項1の回転陽極X線管を具備し、前記
    フィラメントの点灯切換えを、X線源移動量に関する情
    報に基づき行うことを特徴とする回転陽極X線管装置。
JP9421295A 1995-03-29 1995-03-29 回転陽極x線管及び同装置 Pending JPH08273567A (ja)

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