JPH08273454A - 電線送給装置 - Google Patents

電線送給装置

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JPH08273454A
JPH08273454A JP7077953A JP7795395A JPH08273454A JP H08273454 A JPH08273454 A JP H08273454A JP 7077953 A JP7077953 A JP 7077953A JP 7795395 A JP7795395 A JP 7795395A JP H08273454 A JPH08273454 A JP H08273454A
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JP
Japan
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electric wire
covered electric
wire
stock
covered
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JP7077953A
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English (en)
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Masaharu Ichikawa
雅張 市川
Akira Kotaki
昭 小滝
Satoru Nishikawa
悟 西川
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ストック部3に電線Wの弛みが生じるのを防
止する。 【構成】 ストック部3と、ストック部3に電線Wを送
給する装置6との間に、クランプ部材13を設ける。ク
ランプ部材13は、所定の目的のために、電線Wを余分
に繰り出すのに先立って、電線Wをクランプし、ストッ
ク部3の上流側で電線Wの弛みW1を形成する。 【効果】 ストック部3にストックされている電線Wの
張力を維持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電線送給装置に関し、よ
り詳細には、ワイヤーハーネスやワイヤーハーネスを構
成するサブアセンブリ(以下、「ワイヤーアセンブリ」
と総称する)の自動製造装置に最適な電線送給装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般にワイヤーアセンブリの自動製造装
置は、自動的に送給された多数の被覆電線を間欠的に搬
送し、調尺、皮剥、端子圧着等の所定の加工を施してワ
イヤーアセンブリを製造するためのものである。そのよ
うな自動製造装置に被覆電線を送給するために、従来よ
り種々の電線送給装置が提案されている(例えば実開平
4−130266号参照)。
【0003】一般的な電線送給装置は、送給されるべき
被覆電線の巻回体から被覆電線を繰り出すための供給部
と、供給部から繰り出された被覆電線をストックするス
トック部とを備えている。上記ストック部は、主とし
て、定位置で回動する固定滑車群と、固定滑車群との間
で被覆電線を担持する動滑車群とを備えており、両滑車
群間に被覆電線を複数回巻回し、被覆電線をストックす
ることにより、ワイヤーアセンブリの自動製造装置の加
工時間に合わせて被覆電線を送給するようにしていた。
【0004】ストック部に対して、被覆電線を所定の送
給速度で繰り出すために、上記供給部には、ストック部
に併設されたセンサによって送給速度を変更可能なモー
タが設けられている。そして、上記動滑車群の変位位置
や被覆電線の変位位置等によってストック部における被
覆電線のストック量を検出し、検出された被覆電線のス
トック量に応じてモータの回転速度を変更することによ
り、常時、被覆電線の送給量を調整していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した構成では、ワ
イヤーアセンブリの自動製造装置が被覆電線を消費する
につれて、供給部からストック部に供給される被覆電線
が少なくなり、遂には用い尽くしてしまう。このとき、
被覆電線の巻回体から端数の被覆電線が少なくなるよう
に、被覆電線を消費することが、本件発明者によって検
討されている。
【0006】現在、実用化が検討されているのは、供給
部の被覆電線が完全に消費される前に、新たな巻回体の
被覆電線を残りの被覆電線に接続し、一の巻回体の被覆
電線の端数部分と他の巻回体の端数部分とを繋ぎ合わせ
ることにより、被覆電線の無駄をなくすようにする方法
である。例えば、被覆電線を送給するためのパスライン
の長さが3000mmであって、生産時の切断長が70
0mm、生産数が100本である場合、生産本数が95
本に至ったところで、一旦、ワイヤーアセンブリの自動
製造装置を停止した後、上記モータをさらに駆動して、
被覆電線を余分に繰り出し、繰り出された被覆電線の終
端に、新たな被覆電線巻回体の始端を接続することによ
り、端数の被覆電線が少なくなり(上述した例では、5
本多く生産することができる)、材料のロスを低減する
ことができるのである。
【0007】ところが、上述したように、自動製造装置
を停止した後、被覆電線をさらに繰り出すと多くの場
合、被覆電線がストック部のところで弛んでしまい、ス
トック部での被覆電線の張力を維持することができなく
なるという不具合があった。このため、被覆電線がスト
ック部のセンサ(例えばリミットスイッチや光センサ)
やその他の部材に引っ掛かる等の問題が生じることがあ
った。
【0008】本発明は上記不具合に鑑みて、一の巻回体
の被覆電線を次の被覆電線の巻回体と接続する際に、ス
トック部に弛みが生じるのを防止することのできる電線
送給装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載の構成は、ワイヤーアセンブ
リの自動製造装置に併設される電線送給装置であって、
送給されるべき被覆電線の巻回体から被覆電線を繰り出
すための供給部と、供給部から繰り出された被覆電線
を、それに張力を付与した状態でストックするストック
部と、供給部とストック部との間に配置され、被覆電線
を送給するための電線駆動ユニットと、ストック部にお
けるストック量に応じて電線駆動ユニットによる電線送
給速度を調整するとともに、上記自動製造装置の停止後
に電線駆動ユニットが被覆電線を一定量送給可能に制御
するための手段と、上記自動製造装置の停止時に電線駆
動ユニットが駆動された場合に、ストック部と電線駆動
ユニットとの間で被覆電線をクランプするクランプ部材
とを備えていることを特徴とする電線送給装置である。
【0010】
【作用】請求項1記載の構成では、自動製造装置が停止
すると、先ず、クランプ部材がストック部と電線駆動ユ
ニットとの間で被覆電線をクランプし、次いで、上記電
線駆動ユニットが駆動されて、被覆電線を繰り出すの
で、被覆電線は、ストック部における張力が維持された
まま、クランプ部材と電線駆動ユニットとの間で弛みを
形成することになる。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照しつつ本発明の好まし
い実施例について詳述する。図1は、本発明の一実施例
における電線送給装置の概略構成図である。同図を参照
して、本実施例の電線送給装置は、送給されるべき被覆
電線Wを繰り出すための供給部2と、供給部2から繰り
出された被覆電線Wをストックするストック部3とを備
えており、上記ストック部3にストックされた被覆電線
Wは、電線癖取り装置4を通って、切圧機5に送給され
ている。上記電線癖取り装置4および切圧機5は、ワイ
ヤーアセンブリの自動製造装置の一部を構成する周知の
ものである。上記自動製造装置は、癖取り装置4や切圧
機5の他に、被覆電線Wの皮剥加工を施す装置、皮剥さ
れた被覆電線Wに端子金具を圧着する装置、圧着された
端子金具をコネクタハウジングに挿入する装置等を有す
るものであるが、これらは何れも周知の装置であるか
ら、ここでは説明を省略する。
【0012】上記供給部2は、加工されるべき被覆電線
Wを巻回した巻回体2Aを担持するサプライスタンド2
Bと、サプライスタンド2Bの上に設けられ、上記巻回
体2Aを担持するほどき装置2Cと、ほどき装置2Cの
上方に臨む、周知のラッパ管2Dとを備えたものであ
る。上記ほどき装置2Cは、巻回体2Aを担持するとと
もに、巻回体2Aからほどかれる被覆電線Wの分離を助
けるためのものであり、本件出願人が提案中の特願平6
−67461号のものを好適に採用することができる。
【0013】上記ストック部3は、基台3Aと、基台3
Aに立設されるピラー3Bと、ピラー3Bの側面上端両
側に回転可能に支持される一対の固定滑車群3Cと、ピ
ラー3B沿いに昇降可能にピラー3Bに取り付けられ、
上記固定滑車群3Cとの間に巻回される被覆電線Wによ
り、吊下げられる動滑車群3Dとを含んでいる。各滑車
群3C、3Dは、複数のプーリ体を重ね合わせで一体化
された周知のものである。本実施例では、供給部2から
繰り出された被覆電線Wを上流側の固定滑車群3Cから
動滑車群3Dに掛け渡し、動滑車群3Dに数回巻回した
後、下流側の固定滑車群3Cに端部を繰り出して、プー
リ4Aを介し、上述した電線癖取り装置4に被覆電線W
を送給している。
【0014】上記供給部2とストック部3との間には、
電線駆動ユニット6が配置されている。この電線駆動ユ
ニット6は、モータ6Aと、モータ6Aによって駆動さ
れるプーリ6Bとを備えており、モータ6Aがプーリ6
Bを回転駆動することにより、所定の送給速度で被覆電
線Wを供給部2からストック部3へ繰り出すことができ
るようにしている。
【0015】上記モータ6Aの回転速度を制御するため
に、上記ストック部3のピラー3Bには、その上下方向
に一定間隔を隔てて配設された複数のセンサ7A、7
B、7Cが配置されている。各センサ7A〜7Cは、そ
れぞれリミットスイッチや光センサで構成されて、動滑
車群3Dの位置を検出するためのものであり、通常の回
転速度制御においては、上側のセンサ7Aが動滑車群3
Dを検出しているときが最もモータ6Aの回転速度が速
く、下側へ行くにつれて、回転速度が低減されるように
設定されている。一例としては、最下部のセンサ7Cが
接続された場合には、モータ6Aの回転を停止するよう
に設定する場合もある。
【0016】以上のような構成において、本実施例にお
いては、上記電線駆動ユニット6とストック部3との間
に、所定のタイミングで被覆電線Wをクランプするため
のクランプ部材13が配置されている。クランプ部材1
3は、ピラー3Bの一側面にビス止めされる基板部11
によって、支持され、上述のように、電線駆動ユニット
6とストック部3との間に配置されている。
【0017】図2は、図1の実施例に係るクランプ部材
の要部を示す断面図である。図2を参照して、本実施例
のクランプ部材13は、加圧空気により開閉するエアア
クチュエータにより具体化されたものである。クランプ
部材13は、左右(図2の左右:以下の説明では、図2
の左側を仮に前方とする)両端が開いているエアシリン
ダ13Aと、エアシリンダ13Aの後端を閉塞するキャ
ップアセンブリ13Bと、エアシリンダ13A内に収容
され、且つ当該エアシリンダ13Aの前端部から一部が
突出する第1のピストン13Cと、第1のピストン13
Cと相対的にエアシリンダ13A内で変位可能な第2の
ピストン13Dと、上記第1ピストン13Cに連結さ
れ、且つ第2のピストン13Dによって駆動されるリン
クアセンブリ13Eと、リンクアセンブリ13Eによっ
て開閉するフィンガアセンブリ13Fとを備えている。
【0018】上記エアシリンダ13A内は、キャップア
センブリ13Bと第1のピストン13Cとの間に開放側
空気室13Gを区画している。この開放側空気室13G
に加圧空気が供給されると、第1、第2のピストン13
C、13Dは、前方に移動する。上記第1のピストン1
3Cの外周には、上記第2のピストン13Dが嵌合して
いる。第2のピストン13Dは、その外周面に、一部が
切り欠かれてエアシリンダ13Aの内壁面との間に閉塞
側空気室13Hを区画している環状体である。この閉塞
側空気室13Hに加圧空気が供給されると、第1のピス
トン13Cは、後方に、第2のピストン13Dは、前方
にそれぞれ相対的に移動する。
【0019】上記リンクアセンブリ13Eは、第1のピ
ストン13Cの前端部にピン13Jで基端部が軸支され
る一対のリンクアーム13Kを備えている。リンクアー
ム13Kは、それぞれローラ13Lを自由端側に回転可
能に備えており、各ローラ13Lは、第2のピストン1
3Dに延設された押圧フランジ13Mに当接している。
これとともに、各リンクアーム13Kの自由端は、ピン
13Nを介して上記フィンガアセンブリ13Fに連結さ
れている。
【0020】上記フィンガアセンブリ13Fは、エアシ
リンダ13Aの前後方向と直交する方向に向かい合い、
経路PH上の被覆電線Wを挟んで対向する一対のフィン
ガ131Fと、フィンガ131Fを案内するガイド部材
132Fとを備えている。上記一対のフィンガ131F
は、それぞれ基端部がピン13Nによって対応する上記
リンクアーム13Kと連結されており、リンクアーム1
3Kから駆動力を受けて、互いに接近したり離反したり
するように組み付けられている。
【0021】上記ガイド部材132Fは、エアシリンダ
13Aと一体に形成された部材であり、前後方向と直交
する方向に二条の溝133Fを区画している。そして、
各フィンガ131Fに装着された多数の円筒コロ134
Fを上記溝133Fに沿わせて転動させることにより、
各フィンガ131Fを滑らかに案内している。各フィン
ガ131Fには、上記溝133Fの方向に対向するウレ
タンゴム135Fが貼着されている。ウレタンゴム13
5Fは、各フィンガ131Fが接近することにより、互
いに被覆電線Wを挟持するためのものである。
【0022】上記フィンガアセンブリ13Fを駆動する
ために、エアシリンダ13Aには、閉塞側空気室13H
に連通する第1のポート13Pと、開放側空気室13G
に連通する第2のポート13Qとが形成されており、そ
れぞれ加圧空気供給装置16に配管16A、16Bを介
して接続されている。加圧空気供給装置16は、各ポー
ト13P、13Qに選択的に加圧空気を供給するための
ものである。
【0023】第1のポート13P、さらには閉塞側空気
室13Hに加圧空気が供給されると、第1のピストン1
3Cが後退するとともに、第2のピストン13Dが前方
に移行しようとすることから、リンクアセンブリ13E
の各リンクアーム13Kは、第2のピストン13Dによ
って、ローラ13Lがピン13Jに対して相対的に前方
に押し込まれる結果、フィンガアセンブリ13Fの各フ
ィンガ131Fが接近し、ウレタンゴム135Fの間に
被覆電線Wを挟持できるようになっている。
【0024】他方、第2のポート13Q、さらには開放
側空気室13Gに加圧空気が供給されると、第1、第2
のピストン13C、13Dが何れも前方に移行しようと
することから、リンクアセンブリ13Eの各リンクアー
ム13Kは、両ピストン13C、13Dによって、上記
と逆向きに駆動される結果、フィンガアセンブリ13F
の各フィンガ131Fは互いに離反し、被覆電線Wを開
放できるようになっている。なお、本実施例において
は、エアシリンダ13Cにニードル弁13Rを取付け、
このニードル弁13Rを第2のポート13Qと開放側空
気室13Gの間に挿入している。従って、このニードル
弁13Rにより、フィンガアセンブリ13Fが開く速さ
は、フィンガアセンブリ13Fが閉じる速さに比べて緩
やかになっている。
【0025】上述した加圧空気供給装置16は、制御装
置17の制御によって、選択的に加圧空気をいずれかの
ポート13P、13Qに供給できるように構成されてい
る。上記制御装置17は、マイクロプロセッサやその他
の電装品から構成されており、通常は、上述したセンサ
7A、7B、7Cの出力に基づいて、電線駆動ユニット
6のモータ6Aの回転速度を制御するためのものであ
る。
【0026】制御装置17には、図示しない作業盤を操
作することによる手動操作またはプログラミングによる
自動操作によって、センサ7A、7B、7Cの出力に拘
らず、モータ6Aを強制的に停止したり、余分に運転し
たりすることができるようになっている。本実施例で
は、被覆電線Wの巻回体2Aを消費するに当たり、被覆
電線Wの端数が少なくなるように、供給部2の被覆電線
Wが完全に消費される前に、新たな巻回体2Aの被覆電
線Wを残りの被覆電線Wに接続し、一の巻回体2Aの被
覆電線Wの端数部分と他の巻回体2Aの端数部分とを繋
ぎ合わせることにより、被覆電線Wの無駄をなくすよう
にする方法が採用されている。かかる方法を実行するた
めに、上記自動製造装置を制御する装置(図示せず)
は、切圧機5が裁断した被覆電線Wの本数をカウント
し、所定の本数(例えば、95本)をカウントしたとこ
ろで、被覆電線Wの繋ぎ合わせのために一旦自動製造装
置を停止するように設定されている。そして、上記制御
装置17は、上記自動製造装置を制御する装置から信号
を受け取り、被覆電線Wの繋ぎ合わせのために一旦自動
製造装置が停止した後、強制的にモータ6Aを駆動し、
被覆電線Wを一定時間送給することによって、被覆電線
Wの終端を上記ラッパ管2Dの上流側に引き出すように
している。
【0027】ここで、制御装置17は、モータ6Aを駆
動するのに先立って、加圧空気供給装置16を駆動し、
クランプ部材13で被覆電線Wをクランプするように設
定されている。以上説明した構成では、通常の電線送給
時においては、癖取り装置4や切圧機5を初めとする、
ワイヤーアセンブリの自動製造装置の被覆電線Wの消費
量に応じて、ストック部3の動滑車群3Dが昇降し、セ
ンサ7A、7B、7Cがこれを検出することにより、送
給速度が上述のように調整される。
【0028】次に、被覆電線Wを繋ぎ合わせるために、
上記自動製造装置が停止した場合、先ず、制御装置17
が加圧空気供給装置16を操作して、クランプ部材13
を駆動し、被覆電線Wをクランプする。この状態で、上
記電線駆動ユニット6のモータ6Aが駆動される結果、
被覆電線Wは、ストック部3における張力が維持された
まま、クランプ部材13と電線駆動ユニット6との間で
弛みW1(図1の二点鎖線部分)を形成することにな
る。
【0029】このように、本実施例の構成では、被覆電
線Wが、ストック部3における張力が維持されたまま、
クランプ部材13と電線駆動ユニットとの間で弛みを形
成するので、一の巻回体2Aの被覆電線Wを次の被覆電
線Wの巻回体(図示せず)と接続する際においても、ス
トック部3に弛みが生じるのを確実に防止することがで
き、被覆電線Wがストック部3に併設されているセンサ
7A、7B、7Cやその他の部材に引っ掛かることを阻
止することができるという顕著な効果を奏する。
【0030】上述した実施例は本発明の好ましい具体例
を例示したものに過ぎず、本発明は上記実施例に限定さ
れない。例えば、上述した実施例では、被覆電線Wの巻
回体2Aとして、ほどき装置に直接担持された被覆電線
Wの巻き体を採用しているが、周知のリールの上に被覆
電線Wを巻回したものを巻回体として採用してもよい。
また、その場合には、上記リールを駆動するモータを被
覆電線Wの電線駆動ユニットとして採用してもよい。
【0031】また、被覆電線Wの送給装置に限らず、自
動車のエンジン用アース線の送給装置にも本発明を適用
することが可能である。その他、本発明の要旨を変更し
ない範囲内で種々の設計変更が可能であることは云うま
でもない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の構成において、被覆電線は、ストック部における
張力が維持されたまま、クランプ部材と電線駆動ユニッ
トとの間で弛みを形成するので、一の巻回体の被覆電線
を次の被覆電線の巻回体と接続する際においても、スト
ック部に弛みが生じるのを確実に防止することができ、
被覆電線がストック部内で引っ掛かる等の不具合を確実
に防止することができるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における電線送給装置の概略
構成図である。
【図2】図1の実施例に係るクランプ部材を要部を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 電線送給装置 2 供給部 2A 巻回体 3 ストック部 4 癖取り装置(自動製造装置の一部) 5 切圧機(自動製造装置の一部) 13 クランプ部材 17 制御装置 W 被覆電線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイヤーアセンブリの自動製造装置に併設
    される電線送給装置であって、 送給されるべき被覆電線の巻回体から被覆電線を繰り出
    すための供給部と、 供給部から繰り出された被覆電線を、それに張力を付与
    した状態でストックするストック部と、 供給部とストック部との間に配置され、被覆電線を送給
    するための電線駆動ユニットと、 ストック部におけるストック量に応じて電線駆動ユニッ
    トによる電線送給速度を調整するとともに、上記自動製
    造装置の停止後に電線駆動ユニットが被覆電線を一定量
    送給可能に制御するための手段と、 上記自動製造装置の停止時に電線駆動ユニットが駆動さ
    れた場合に、ストック部と電線駆動ユニットとの間で被
    覆電線をクランプするクランプ部材とを備えていること
    を特徴とする電線送給装置。
JP7077953A 1995-04-03 1995-04-03 電線送給装置 Pending JPH08273454A (ja)

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Cited By (5)

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