JPH08273062A - 盗難監視装置 - Google Patents

盗難監視装置

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JPH08273062A
JPH08273062A JP7069872A JP6987295A JPH08273062A JP H08273062 A JPH08273062 A JP H08273062A JP 7069872 A JP7069872 A JP 7069872A JP 6987295 A JP6987295 A JP 6987295A JP H08273062 A JPH08273062 A JP H08273062A
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voltage
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新一 笹川
Masashi Namioka
正史 涛岡
Nobuyuki Ichinomiya
伸行 一宮
Shin Kiuchi
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    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B13/00Burglar, theft or intruder alarms
    • G08B13/02Mechanical actuation
    • G08B13/14Mechanical actuation by lifting or attempted removal of hand-portable articles
    • G08B13/1445Mechanical actuation by lifting or attempted removal of hand-portable articles with detection of interference with a cable tethering an article, e.g. alarm activated by detecting detachment of article, breaking or stretching of cable
    • G08B13/1454Circuit arrangements thereof

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置の起動時に、タグ2自体もしくはその接
続ケーブル8の破損の状態、または、接続ケーブル8の
中継器1への未接続の状態を即座に判断できる盗難監視
装置を提供する。 【構成】 中継器1と、中継器1に接続ケーブル8を介
して挿脱自在に接続されるタグ2からなり、中継器1
は、プラグ受け3a、固定接点3b、可動接点3cを有
するジャック3と、可動接点3cと電源10間に接続の
プルアップ抵抗4と、固定接点3bとプラグ受け3aの
接地接続手段と、可動接点3cに接続のタグ状態検出手
段5〜7とを備え、タグ2は、内部抵抗2aを有し、接
続ケーブル8を介してジャック3に挿脱自在な2極プラ
グ9が接続され、2極プラグ9がジャック3から離脱し
ている時、固定接点3bと可動接点3cが接触し、2極
プラグ9のジャック3に挿入されている時、固定接点3
bと可動接点3cが離れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、盗難防止装置に係わ
り、特に、商品や商品梱包箱等にそれぞれタグを取り付
け、そのタグの状態を中継器で監視して商品の盗難の監
視を行う際に、装置の起動時に、中継器側においてタグ
自体及びその接続ケーブルの状態を判別するようにした
盗難監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、販売店舗等において、販売商品や
当該商品梱包箱等にそれぞれタグを取り付け、これらタ
グからの検出出力を接続ケーブルを通して中継器に伝送
し、中継器側においてタグからの検出出力の変化によっ
て販売商品の盗難の発生を監視するタイプの盗難監視装
置が既に開発されている。
【0003】図4乃至図6は、前記開発された既知の盗
難監視装置の構成の一例を示すもので、図4は既知の盗
難監視装置の全体構成を示す概略図、図5は既知の盗難
監視装置に用いられるタグの断面図、図6は既知の盗難
監視装置に用いられるタグ及び中継器の回路構成図であ
る。
【0004】図4に示されるように、複数のタグ51
は、商品52を収容した商品梱包箱53にそれぞれ個別
に取付けられ、接続ケーブル54によって中継器55の
タグ接続部(図4に図示なし)に接続される。中継器5
5は、検出部56と警報部57とを備え、検出部56に
前記タグ接続部が配置されている。
【0005】また、図5に示されるように、それぞれの
タグ51は、平坦な基部及び内部空間を有する円板状の
第1筐体58と、第1筐体58の基部中央から突出した
筒状部59と、内部空間を有するドーム型の第2筐体6
0とからなり、第1筐体58に第2筐体60が係合固定
されたものである。第1筐体58及び第2筐体60の各
空間部内には回路基板61が配置され、筒状部59の先
端にはフォトトランジスタ62が配置される。回路基板
61には、フォトトランジスタ62のリード62l及び
接続ケーブル54がそれぞれ接続され、トランジスタ及
び抵抗(いずれも、図5に図示なし)が配置接続されて
いる。このタグ51を商品梱包箱53に取り付ける場合
は、筒状部59に配置したフォトトランジスタ62の先
端部62tを筒状部59とともに商品梱包箱53に差し
込み挿入した後、第1筐体58の基部に貼り付けた両面
接着テープ63を介して商品梱包箱53に貼り付け、タ
グ51の取り付けを行っている。
【0006】さらに、図6に示されるように、それぞれ
のタグ51は、フォトトランジスタ62、トランジスタ
64、2本の抵抗(図番なし)で構成され、接続ケーブ
ル54を介して中継器55のタグ接続部(図番なし)に
接続される。中継器55内の検出部56は、微分回路6
5と、第1及び第2判定回路66、67と、第1及び第
2積分回路68、69とで構成されるタグ別検出回路7
0、及び、ラッチ回路71と、方形波発生回路72と、
スイッチング回路73とで構成される共通検出回路74
を備えており、同じく中継器55内の警報部57は、ブ
ザーBZを備えている。
【0007】前記構成に係わる既知の盗難監視装置は、
概要、次のように動作する。
【0008】販売店舗において、商品梱包箱53にタグ
51の筒状部59が挿入された状態のときには、筒状部
59の先端部62に配置のフォトトランジスタ62が殆
んど光を感知しないので、フォトトランジスタ62を流
れる電流は極めて少なくなっている。このとき、検出部
56においては、微分回路65の出力電圧が大きくなっ
ており、第1判定回路66の出力電圧が第1積分回路6
8を介してラッチ回路71に供給され、ラッチ回路71
をリセットしている。そして、このラッチ回路71のリ
セット出力は、方形波発生回路72から正極性の方形波
信号を発生させ、スイッチング回路73をオフ状態にす
る。このため、検出部56からは警報部57に何等の信
号も供給されず、ブザーBZは働かない。
【0009】この状態のとき、商品梱包箱53に差し込
まれているタグ51が取り外されたり、商品梱包箱53
が破壊されたりすると、フォトトランジスタ62が販売
店舗内の照明光や外来入射光を感知するので、フォトト
ランジスタ62を流れる電流が増大する。このとき、検
出部56においては、微分回路65の出力電圧が急減
し、第2判定回路67の出力電圧が第2積分回路69を
介してラッチ回路71に供給され、ラッチ回路71をセ
ットする。そして、このラッチ回路71のセット出力
は、方形波発生回路72から負極性の方形波信号を発生
させ、スイッチング回路73をオン状態にする。このた
め、検出部56からは警報部57に駆動信号が供給さ
れ、ブザーBZが警報音を発生するので、商品梱包箱5
3に差し込まれているタグ51に異常を生じていること
を販売店員に知らせることができるまた、ブザーBZか
ら警報音が発生される場合は、タグ51が商品梱包箱5
3から取り外されたときや、商品梱包箱53が破壊され
たときだけではなく、強い力が加わってタグ51の接続
ケーブル54が短絡状態になったときや、接続ケーブル
54が切断されたときにも同様にブザーBZから警報音
が発生される。
【0010】このように、かかる既知の盗難監視装置に
よれば、タグ51またはタグ51に関連した部分の状態
が取り付け初期の状態から変化した場合には、必ず、ブ
ザーBZが警報音を発生し、タグ51の状態の異常を販
売店員に知らせることができるものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】かかる既知の盗難監視
装置においては、商品52や商品梱包箱53に取り付け
られているタグ51が取り外されたとき、商品梱包箱5
3が破壊されたとき、タグ51の接続ケーブル54が短
絡状態になったとき、接続ケーブル54が切断されたと
き等に生じるタグ51の状態の変化を検出し、ブザーB
Zによる警報音を発生させるものであるため、盗難監視
装置としては、非常に信頼性の高いものである。
【0012】一方、前記既知の盗難監視装置は、タグ5
1を商品52や商品梱包箱53に取り付けて使用するも
のであるため、商品52や商品梱包箱53にタグ51を
取り付けた状態で商品52や商品梱包箱53を移動させ
たりすることが多々あり、その移動の度ごとに、タグ5
1に接続されている接続ケーブル54に各種の振動が加
わり、接続ケーブル54の断線が生じ易くなっている。
【0013】ところで、前記既知の盗難監視装置におい
ては、商品52や商品梱包箱53にタグ51が取り付け
られた場合、取り付けたタグ51自体もしくはその接続
ケーブル54が最初から破損していたとき、または、取
り付けたタグ51の接続ケーブル54が中継器55に接
続されていないときにも、検出部56からタグ51を見
た抵抗値が無限大に近くなるもので、このような状態は
商品52や商品梱包箱53に正常なタグ51が取り付け
られている初期の場合と全く同じ状態である。
【0014】即ち、前記既知の盗難監視装置は、取り付
けられたタグの状態の変化を検出して警報動作を行うも
のであるため、タグ51自体もしくはその接続ケーブル
54が最初から破損している場合、または、取り付けを
予定しているタグ51の接続ケーブル54が中継器55
に接続されていない場合と、正常な状態のタグ51が商
品52や商品梱包箱53に取り付けられている場合との
違いを明白に区別することができない。従って、タグ5
1自体もしくはその接続ケーブル54が破損している場
合、または、取り付けたタグ51の接続ケーブル54が
中継器55に接続されていない場合に、当該タグ51が
取り外されたことを監視することができないという問題
を有している。
【0015】本発明は、前記問題点を解決するもので、
その目的は、装置の起動時に、タグ自体もしくはその接
続ケーブルの破損の状態、または、接続ケーブルの中継
器への未接続の状態を即座に判断できる盗難監視装置を
提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、中継器及び前記中継器に接続ケーブルを
介して挿脱自在に接続される1つ以上のタグからなり、
前記中継器は、前記1つ以上のタグにそれぞれ対応し
て、プラグ受け、固定接点、可動接点を有するジャック
と、前記可動接点と電源の一端との間に接続されたプル
アップ抵抗と、前記固定接点を前記プラグ受けとともに
電源の他端に接続する接続手段と、前記可動接点に接続
されたタグ状態検出手段とを備え、前記1つ以上のタグ
は、それぞれ有限抵抗値の内部抵抗を有し、かつ、前記
ジャックに挿脱自在な2極プラグが前記接続ケーブルを
介して接続され、前記2極プラグが前記ジャックから離
脱しているとき、前記固定接点と前記可動接点とが接触
し、前記2極プラグが前記ジャックに挿入されていると
き、前記可動接点が前記固定接点から離れている手段を
備える。
【0017】
【作用】前記手段によれば、盗難監視装置は、中継器
と、中継器に接続ケーブルを介して挿脱可能に接続され
る1つ以上のタグとからなり、中継器側には、これらの
タグに対応して、プラグ受け、固定接点、可動接点を有
するジャックと、可動接点と電源間に接続されたプルア
ップ抵抗と、可動接点に接続されたタグ状態検出手段と
が設けられ、1つ以上のタグ側には、内部抵抗と、接続
ケーブルに接続された2極プラグとが設けられている。
そして、2極プラグがジャックに挿入されているとき、
即ち、タグが接続ケーブルを介して中継器に接続されて
いるときは、2極プラグの先端部が可動接点を押圧し、
可動接点が固定接点から離れ、プルアップ抵抗を介して
可動接点に印加された電源電圧がプルアップ抵抗とタグ
の内部抵抗とによって分圧され、この分圧により得られ
た予設定電圧がタグ状態検出手段に印加されている。
【0018】ここにおいて、盗難監視装置の起動時に、
1つのジャックの可動接点に得られた分圧電圧が電源電
圧と接地電圧との間の予設定電圧に略等しくなっている
ことをタグ状態検出手段が検出したとき、タグ状態検出
手段は、当該ジャックに2極プラグが挿入されており、
しかも、この2極プラグに接続されたタグ自体及びその
接続ケーブルが正常であることを表し、以後、この盗難
監視装置を用いた盗難監視動作が実行される。そして、
かかる盗難監視動作の実行時に、タグが商品や商品梱包
箱から単純に取り外されたときは、予設定電圧は電源電
圧方向に大きく変動し、一方、タグが商品や商品梱包箱
から取り外されたとき、接続ケーブルの短絡を伴う場合
は、予設定電圧は接地電圧方向に大きく変動するので、
タグ状態検出手段がこれらの変動を感知することによ
り、タグの状態を常時監視することができる。
【0019】また、盗難監視装置の起動時に、1つのジ
ャックの可動接点に得られた分圧電圧が電源電圧に略等
しくなっていることをタグ状態検出手段が検出したと
き、タグ状態検出手段は、当該ジャックに2極プラグが
挿入されているものの、タグ自体またはその接続ケーブ
ルのいずれかが破損していることを表す。そして、この
ような表示がなされたときは、直ちに当該ジャックに接
続されるタグ及び接続ケーブルを交換し、交換したタグ
及び接続ケーブルが正常であることをタグ状態検出手段
において前述のように確認した後、この盗難監視装置を
用いた盗難監視動作が実行される。
【0020】さらに、盗難監視装置の起動時に、1つの
ジャックの可動接点に得られた分圧電圧が接地電圧に略
等しくなっていることをタグ状態検出手段が検出したと
き、タグ状態検出手段は、当該ジャックに2極プラグが
未だ挿入されていないことを表す。そして、このような
表示がなされたときは、当然のことながら当該ジャック
に2極プラグを挿入し、接続されるタグ及び接続ケーブ
ルが正常であることをタグ状態検出手段において前述の
ように確認した後、この盗難監視装置を用いた盗難監視
動作が実行される。
【0021】このように、前記手段によれば、盗難監視
装置の起動時に、ジャックの可動接点に得られる分圧電
圧がタグ状態検出手段に供給され、タグ状態検出手段
は、その分圧電圧の電圧値に応じて、タグ自体もしくは
その接続ケーブルの破損の有無または接続ケーブルの中
継器への未接続の有無を即座に判断し、その判断結果を
表示させるようにしているので、取り付けたタグが盗難
の監視の役に立たないという事態の発生を未然に防ぐこ
とができ、より信頼性の高い盗難監視装置が得られる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0023】図1は、本発明に係わる盗難監視装置の一
実施例の要部を示す構成図であり、図2は、図1の盗難
監視装置に用いられるジャックの構成を示す説明図であ
って、図2(a)は2極プラグが挿入されない状態、図
2(b)は2極プラグが挿入された状態をそれぞれ示し
ている。
【0024】図1に示されるように、本実施例の盗難監
視装置は、中継器1と、中継器1に挿脱自在に接続され
る複数個のタグ2からなる。中継器1は、筐体1aに取
り付けられた複数個のジャック3と、複数個のプルアッ
プ抵抗4と、複数個の電圧検出部5と、複数個のアナロ
グ−デジタル変換部(A/D)6と、1つの評価表示部
7とからなり、この中で、電圧検出部5とアナログ−デ
ジタル変換部6と評価表示部7によりタグ状態検出手段
が構成される。この場合、評価表示部7はマイクロコン
ピュータ(マイコン)と表示部(いずれも、図示なし)
とからなるもので、マイコンは、入力されるデジタル検
出電圧が正常であるときの値を、内部メモリの中に予設
定電圧として記憶している。複数個のタグ2は、いずれ
も図4乃至図6に図示された構成のものからなり、通
常、有限抵抗値の内部抵抗2aを有しており、内部抵抗
2aの両端から対の接続ケーブル8が導出され、接続ケ
ーブル8の他端に2極プラグ9が接続されている。
【0025】また、複数個のジャック3は、プラグ受け
3a、固定接点3b、可動接点3c、及び、プラグ受け
3aに接続された第1端子3d、固定接点3bに接続さ
れた第2端子3e、可動接点3cに接続された第3端子
3fをそれぞれ備え、プラグ受け3aには2極プラグ9
が挿脱可能に嵌め込まれる。複数個のプルアップ抵抗4
は、電源端子10と対応するジャック3の第3端子3f
間に接続され、各ジャック3の第1及び第2端子3d、
3eは、相互接続された後で接地電圧点に接続される。
複数個の電圧検出部5は、対応するジャック3の第3端
子3fにそれぞれ接続され、複数個のアナログ−デジタ
ル変換器6は、対応する電圧検出部5の出力にそれぞれ
接続される。共通の評価表示部7は、それぞれのアナロ
グ−デジタル変換器6の出力に接続される。
【0026】さらに、それぞれのジャック3は、2極プ
ラグ9がプラグ受け3aに挿入されていないとき、図2
(a)に示されるように、可動接点3cがそのバネ圧に
よって固定接点3bに接続された状態にあり、一方、2
極プラグ9がプラグ受け3aに挿入されたとき、図2
(b)に示されるように、可動接点3cのバネ圧に抗し
て2極プラグ9の先端部9aが可動接点3cを上方に押
し上げ、可動接点3cが固定接点3bから離れた状態に
ある。
【0027】次いで、図3は、本実施例の盗難監視装置
の動作過程を示すフローチャートである。
【0028】そこで、本実施例の盗難監視装置の動作
を、図3に図示のフローチャートを併用して説明する。
【0029】始めに、この盗難監視装置を動作させる以
前に、図4に図示されるように、監視すべき商品または
商品梱包箱等にそれぞれタグ2を取り付け、これらのタ
グ2の接続ケーブル8の他端に接続されている2極プラ
グ9を、中継器1の筐体1aに設けられている別異のジ
ャック3にそれぞれ挿入する。そして、かかるタグ2の
商品または商品梱包箱等はの取り付け、及び、2極プラ
グ9のジャック3への挿入が行われた後、盗難監視装
置、即ち、中継器1に電源が投入され、図3のスタート
状態になる。
【0030】中継器1がスタート状態に入ると、それぞ
れのジャック3の可動端子3c、即ち、第3端子3fに
プルアップ抵抗4を通して電源端子10の電圧電圧Vc
cが供給される。このとき、第3端子3fに生じる電圧
Vdは、第3端子3fと第1端子3dまたは第2端子3
eとの間の抵抗値、即ち、2極プラグ9から接続ケーブ
ル8側を見た抵抗値によって決まり、2極プラグ9から
接続ケーブル8側を見た抵抗値が殆んどタグ2の内部抵
抗2aだけであれば、電圧Vdは、電圧電圧Vccをプ
ルアップ抵抗4の抵抗値と内部抵抗2aの抵抗値で分圧
した分圧電圧になる。そして、この分圧電圧Vdは、そ
れぞれの電圧検出部5で検出された後、対応するアナロ
グ−デジタル変換部5でデジタル検出電圧に変換され、
いずれも評価表示部(マイコン)7に供給される。この
ような状態になったとき、盗難監視装置においては、以
下のステップS1乃至S9が実行される。
【0031】まず、ステップS1において、評価表示部
(マイコン)7は、中継器1に接続されている複数個の
タグ2の中から1つのタグ2、例えば、図1の上から1
番目に図示されているタグ2を選択する。このとき、評
価表示部(マイコン)7は、入力されている複数のデジ
タル検出電圧の中から選択したタグ2に基づいて得られ
たデジタル検出電圧を選択し、その他のデジタル検出電
圧を廃棄する。
【0032】次に、ステップS2において、評価表示部
(マイコン)7は、ステップS1で選択したデジタル検
出電圧が接地電圧に略等しいか否かを判断する。そし
て、接地電圧に略等しいと判断した(Y)ときは次のス
テップS3に移行し、接地電圧に略等しくないと判断し
た(N)ときは他のステップS4に移行する。
【0033】続いて、ステップS3において、評価表示
部(マイコン)7は、選択入力されているデジタル検出
電圧が接地電圧に略等しいことから、ジャック3のプラ
グ受け3aに2極プラグ9が正常に挿入されていないた
め、固定接点3b及び可動接点3cが接触している状
態、即ち、当該ジャック3にタグ2が接続されていない
ものと判断し、マイクロコンピュータに接続された表示
部にタグ2が未だ接続されていない旨の表示を行い、同
時に、その旨を内部メモリに記憶させる。
【0034】また、ステップS4において、評価表示部
(マイコン)7は、ステップS1で選択したデジタル検
出電圧が電源電圧Vccに略等しいか否かを判断する。
そして、電源電圧Vccに略等しいと判断した(Y)と
きは次のステップS5に移行し、電源電圧Vccに略等
しくないと判断した(N)ときは他のステップS4に移
行する。
【0035】次いで、ステップS5において、評価表示
部7(マイコン)は、選択入力されているデジタル検出
電圧が電源電圧Vccに略等しいことから、ジャック3
のプラグ受け3aに2極プラグ9が正常に挿入されてい
るものの、その2極プラグ9の極間の抵抗値が略無限大
になっている、即ち、その2極プラグ9に接続されてい
るタグ2自体が破損しているか、または接続ケーブル8
が断線しているものと判断し、マイコンに接続された表
示部にタグ2または接続ケーブル8が破損していいる旨
の表示を行い、同時に、その旨を内部メモリに記憶させ
る。
【0036】また、ステップS6において、評価表示部
(マイコン)7は、選択入力されているデジタル検出電
圧が接地電圧または電源電圧Vccに略等しくないこと
から、ジャック3の第3端子3fの電圧Vdは、電圧電
圧Vccをプルアップ抵抗4の抵抗値と内部抵抗2aの
抵抗値で分圧した分圧電圧である、即ち、ジャック3の
プラグ受け3aに2極プラグ9が正常に挿入され、か
つ、その2極プラグ9に接続されているタグ2及び接続
ケーブル8も正常であるものと判断し、マイコンに接続
された表示部にタグ2またはその接続状態が正常である
旨の表示を行い、同時に、その旨を内部メモリに記憶さ
せる。
【0037】続く、ステップS7において、評価表示部
(マイコン)7は、中継器1に接続されている全てのタ
グ2が選択され、選択されたタグ2についてステップS
2乃至ステップS6からなる検査が行われたか否かを判
断する。そして、全てのタグ2が選択され、かかる検査
が行われたと判断した(Y)ときは、次のステップS8
に移行し、一方、未選択のタグ2が存在し、そのタグ2
について未だ検査が行われいないと判断した(N)とき
は、最初のステップS1に戻り、このステップS1にお
いて、中継器1に接続されている複数個のタグ2の中か
ら他の1つのタグ2、例えば、図1の上から2番目に図
示されているタグ2が選択され、この選択されたタグ2
について、再び、ステップS2以降の処理が順次行われ
る。
【0038】なお、ステップS3において、タグ2が未
接続である旨の表示がなされたタグ2については、その
タグ2に接続された2極プラグ9を対応するジャック3
に挿入させ、また、ステップS5において、タグ2また
は接続ケーブル8が破損している旨の表示がなされたタ
グ2については、タグ2を交換して新たなタグ2を接続
させ、再び、ステップS1乃至ステップS6の処理を行
う必要があるが、かかる処理は、前記表示がなされた
後、直ちに行うようにしてもよく、また、他の全てのタ
グ2についてステップS1乃至ステップS6の処理が行
われた後、続けて行うようにしてもよい。
【0039】続いて、ステップS8において、評価表示
部(マイコン)7は、中継器1に接続されている全ての
タグ2を選択し、選択された全てのタグ2から供給され
るデジタル検出電圧の監視を行う。この場合、タグ2が
商品または商品梱包箱等に取り付けられている状態のと
き、タグ2の内部抵抗2aの抵抗値が比較的小さく、評
価表示部(マイコン)7に供給されるデジタル検出電圧
は、内蔵メモリに記憶されている予設定電圧に近い電圧
になっている。このとき、タグ2が商品または商品梱包
箱等から単純に取り外されると、タグ2の内部抵抗2a
の抵抗値が急増し、評価表示部(マイコン)7に供給さ
れるデジタル検出電圧は、内蔵メモリに記憶されている
予設定電圧よりもかなり電源電圧Vcc側に偏った電圧
になり、また、タグ2が商品または商品梱包箱等から取
り外されるとき、接続ケーブル4が短絡されたような場
合には、評価表示部(マイコン)7に供給されるデジタ
ル検出電圧は、内蔵メモリに記憶されている予設定電圧
よりもかなり接地電圧側に偏った電圧になる。
【0040】そこで、評価表示部(マイコン)7は、供
給される全てのデジタル検出電圧について、順次、内蔵
メモリに記憶されている予設定電圧とデジタル電圧比較
を行い、その比較の結果、供給されるデジタル検出電圧
の全てが予設定電圧に略等しいときは、全てのタグ2は
正常状態にあるものと判断して、ブザー等の警報器を鳴
らすことはないが、供給されるデジタル検出電圧の中に
予設定電圧よりもかなり電源電圧Vcc側に偏った電圧
のものまたはかなり接地電圧側に偏った電圧のものがあ
ったときは、そのデジタル検出電圧を供給しているタグ
2が異常状態にあるものと判断し、直ちに、ブザー等の
警報器を鳴らし、当該タグ2に関連する商品または商品
梱包箱等の異常を販売店員に知らせる。
【0041】このように、本実施例によれば、盗難監視
装置の電源投入時(起動時)に、中継器1に接続されて
いる複数個のタグ2のそれぞれについて、順次、中継器
1への接続状態や、タグ自体2及び接続ケーブル8の破
損状態の検査を行うようにしているので、中継器1に接
続されたタグ2が商品やまたは商品梱包箱等から取り外
されたのを検知できないという事態の発生を未然に防ぐ
ことができ、より信頼性の高い盗難監視装置を得ること
ができる。
【0042】なお、前述の実施例においては、プルアッ
プ抵抗4の他端を電源端子10に接続し、ジャック3の
固定接点3bを接地電位点に接続した例を示している
が、プルアップ抵抗4の他端を接地電位点に、ジャック
3の固定接点3bを電源端子にそれぞれ接続するように
変更してもよい。
【0043】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、盗難監視装置の電源投入時(起動時)に、中継器
1に設けられた複数個のジャック3の可動接点3c(第
3端子3f)に得られる分圧電圧が、電圧検出部5、ア
ナログ−デジタル変換部6、評価表示部7からなるタグ
状態検出手段に供給され、タグ状態検出手段は、供給さ
れた分圧電圧毎に、その電圧値に応じて、タグ2自体も
しくはその接続ケーブル8が破損されているか否か、及
び、接続ケーブル8が中継器1に接続されているか否か
を即座に判断し、その判断結果を表示させるようにして
いるので、取り付けたタグ2が盗難の監視の役に立たな
いという事態の発生を未然に防ぐことができ、既知の盗
難監視装置に比べてより信頼性の高い盗難監視装置が得
られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる盗難監視装置の一実施例の要部
を示す構成図である。
【図2】図1に図示の盗難監視装置に用いられるジャッ
クの構成を示す説明図である。
【図3】図1に図示の盗難監視装置の起動時の動作過程
を示すフローチャートである。
【図4】既知の盗難監視装置の全体構成を示す概略図で
ある。
【図5】図4に図示の既知の盗難監視装置に用いられる
タグの断面図である。
【図6】図4に図示の既知の盗難監視装置に用いられる
タグ及び中継器の回路構成図である。
【符号の説明】
1 中継器 2 タグ 2a 内部抵抗 3 ジャック 3a プラグ受け 3b 固定接点 3c 可動接点 3d 第1端子 3e 第2端子 3f 第3端子 4 プルアップ抵抗 5 電圧検出部 6 アナログ−デジタル変換部 7 評価表示部 8 接続ケーブル 9 2極プラグ 9a 先端部 10 電源端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木内 慎 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中継器及び前記中継器に接続ケーブルを
    介して挿脱自在に接続される1つ以上のタグからなり、
    前記中継器は、前記1つ以上のタグにそれぞれ対応し
    て、プラグ受け、固定接点、可動接点を有するジャック
    と、前記可動接点と電源の一端との間に接続されたプル
    アップ抵抗と、前記固定接点を前記プラグ受けとともに
    電源の他端に接続する接続手段と、前記可動接点に接続
    されたタグ状態検出手段とを備え、前記1つ以上のタグ
    は、それぞれ有限抵抗値の内部抵抗を有し、かつ、前記
    ジャックに挿脱自在な2極プラグが前記接続ケーブルを
    介して接続され、前記2極プラグが前記ジャックから離
    脱しているとき、前記固定接点と前記可動接点とが接触
    し、前記2極プラグが前記ジャックに挿入されていると
    き、前記可動接点が前記固定接点から離れていることを
    特徴とする盗難監視装置。
  2. 【請求項2】 前記タグ状態検出手段は、前記可動接点
    の電圧を検出する電圧検出部と、前記電圧検出部の検出
    出力をアナログ−デジタル変換するアナログ−デジタル
    変換部と、前記アナログ−デジタル変換部の出力を評価
    表示する評価表示部とからなっていることを特徴とする
    請求項1に記載の盗難監視装置。
  3. 【請求項3】 前記状態検出手段は、前記プルアップ抵
    抗の電流を検出する電流検出部と、前記電流検出部の検
    出出力をアナログ−デジタル変換するアナログ−デジタ
    ル変換部と、前記アナログ−デジタル変換部の出力を評
    価表示する評価表示部とからなっていることを特徴とす
    る請求項1に記載の盗難監視装置。
  4. 【請求項4】 前記電源の一端または前記電源の他端の
    いずれか一方は、基準電位点であることを特徴とする請
    求項1に記載の盗難監視装置。
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