JP2004295535A - 盗難防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】盗難防止装置を装着しても商品の閲覧や操作がし難くなることを極力防止すること。
【解決手段】商品に設けられたプラグ装着部20に装着可能な商品接続用プラグ4と、電源アダプタに接続された電源アダプタプラグ9を装着するための電源アダプタプラグ装着部6と、該電源アダプタプラグ装着部6より入力された直流電力を前記商品接続用プラグ4に伝達する伝達回路と、前記商品接続用プラグ4の脱着を検出する脱着検出手段15と、該脱着検出手段15による前記商品接続用プラグ4の離脱検出に基づいて発報する発報手段16、17と、を備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、商店等において、商品の盗難防止に利用される盗難防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、これら盗難防止装置としては、盗難防止装置本体から導出するタグを取り付けたり、盗難防止装置本体から導出されたワイヤーを什器等に巻き付け、これらタグやワイヤーの取外しや切断等を盗難防止装置本体が検出して発報するものがある。(特許文献1)
【0003】
【特許文献1】
特開平8−147573号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、商品が電子機器等の電力を必要とするものである場合には、展示において動作させるために、ACアダプター等により外部から電源を供給する場合が多く、これらACアダプター等に接続されている商品に対して前記した従来の盗難防止装置を装着する場合には、前記タグと盗難防止装置本体とを接続するコードやワイヤーがACアダプターの電源コードとは個別に商品に接続されることになり、これら複数のワイヤーやコードが接続されているために、これらのワイヤーやコードが絡んで商品を閲覧や操作をし難い場合があるという問題があった。
【0005】
更には、これら盗難防止装置を装着する場合には、ACアダプターの電源コードを取外してタグをテープ等にて貼り付けたたり、ワイヤーを巻き付ける等の作業を行う必要があり、これらの作業が煩雑であるという問題もあった。
【0006】
よって、本発明は上記した問題点に着目してなされたもので、盗難防止装置を取り付けても、商品の閲覧や操作がし難くなることを極力防止することができ、盗難防止装置を煩雑な作業を行うことなく容易に取付けることのできる盗難防止装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記した問題を解決するために、本発明の盗難防止装置は、商品に設けられた直流電源を供給するためのプラグ装着部に装着可能な商品接続用プラグと、
交流電力から生成した直流電力を供給する電源アダプタに接続された電源アダプタプラグを装着するための電源アダプタプラグ装着部と、
該電源アダプタプラグ装着部より入力された直流電力を前記商品接続用プラグに伝達する伝達回路と、
前記商品接続用プラグの脱着を検出する脱着検出手段と、
該脱着検出手段による前記商品接続用プラグの離脱検出に基づいて発報する発報手段と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、前記商品接続用プラグを商品に設けられた直流電源を供給するためのプラグ装着部に装着し、電源アダプタプラグを電源アダプタプラグ装着部に装着することで、商品に電源アダプタからの直流電力が供給されるとともに、盗難において前記商品接続用プラグが離脱した場合には、該離脱が脱着検出手段にて検出されて発報手段による発報がなされることから、盗難防止装置を煩雑な作業を行うことなく容易に取付けることのできるとともに、従来のように、商品に複数のワイヤーやコードが接続されることがなくなることから、商品の閲覧や操作がし難くなることを極力防止することができる。
【0008】
本発明の盗難防止装置は、前記脱着検出手段は、前記商品接続用プラグの装着により、前記商品に供給される直流電圧の電位差を信号として検出する回路にて形成されていることが好ましい。
このようにすれば、脱着検出手段を簡素な構成にて形成できるとともに、確実に着脱の検出を実施できる。
【0009】
本発明の盗難防止装置は、前記電源アダプタプラグ装着部より入力される直流電力の供給の有無を検出する電力供給検出手段と、前記直流電力の供給が無くなったときに、少なくとも前記発報手段を動作させるための電力を供給する電源手段と、を備え、
前記発報手段は、前記電力供給検出手段により直流電力の供給が無くなったことの検出に基づいて、前記電源手段から供給される電力により発報することが好ましい。
このようにすれば、盗難に際して、電源アダプタがコンセントから抜かれたり、電源アダプタと電源アダプタプラグとを接続するコードが切断されたり、電源アダプタプラグが抜かれた場合でも、前記電力供給検出手段により直流電力の供給が無くなったことの検出に基づいて、前記電源手段から供給される電力によって発報が実施されるようになる。
【0010】
本発明の盗難防止装置は、前記電源手段は、前記電源アダプタプラグ装着部より直流電力の供給があるときには、該供給される直流電力を盗難防止装置の動作電力として供給することが好ましい。
このようにすれば、直流電力の供給があるときには、直流電力の供給がないときに電力を供給するための電池等の電力を消費せずに済むことから、電池の寿命や交換頻度を大幅に低減できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本実施例の盗難防止装置を示す外観斜視図であり、図2(a)および(b)は、本実施例の盗難防止装置に用いた、商品側の電源供給部に装着する商品接続用2極プラグと商品側の電源供給部と、その接続状況を示す拡大断面図であり、図3は、本実施例の盗難防止装置に用いた回路構成を示す回路図である。
【0012】
本実施例の盗難防止装置1は、図1に示されるような外観を有しており、直方体の外装ケースから成る本体2と、盗難を防止する商品に装着される商品接続用プラグとして用いられる商品接続用2極プラグ4と、該商品接続用2極プラグ4と本体とを接続する接続ケーブル5とから主に構成されている。
【0013】
また、本体2の側面外周には、警報を発報する薄型のサウンダ17が内設されている報音部8が形成されているとともに、その上面には、電源手段を構成する電池7を装填する際に開放される開閉蓋3が設けられていて、該開閉蓋3内部には電池7を二本装填できるようになっている。
【0014】
前記接続ケーブル5が導出された本体2の側面外周と反対側の側面には、コンセントから供給される交流電力を直流電力に変換して供給するACアダプタからの電源アダプタ2極プラグ9を装着するための電源アダプタ2極プラグ装着部6が設けられており、本体2内部には、図3に示す回路を有する図示しない基板が内設されていることで、該電源アダプタ2極プラグ装着部6にACアダプタからの電源アダプタ2極プラグ9を装着することにより、該電源アダプタ2極プラグ装着部6から供給された電力が、前記商品接続用2極プラグ4を介して盗難を防止する商品に設けられている2極プラグ装着部20(図2参照)に供給されるようになっている。
【0015】
次いで、本実施例に用いた前記商品接続用2極プラグ4の構成について、図2に基づいて説明すると、本実施例の商品接続用2極プラグ4は、盗難を防止する商品に設けられている2極プラグ装着部20が、通常の2極プラグ(雌プラグ)であることから、該通常の2極プラグ(雌プラグ)に装着できるようにほぼ通常の2極プラグ(雄プラグ)と同様の構成とされている。
【0016】
つまり、通常の2極プラグ(雌プラグ)は、図2に示すように、一方が開放された円筒状のハウジング21の中央に、高電位の直流電圧が供給される陽極(陰極の場合もある)となる円柱状の電極ピン22が設けられているとともに、前記ハウジング21の内部の側壁近傍位置には、装着される2極プラグ(雄プラグ)の陰極(陽極の場合もある)と接触して導通するための側部電極23が設けられた構成とされている。
【0017】
また、該2極プラグ装着部20に装着される商品接続用2極プラグ4は、前記側部電極23と当接して導通するために、前記ハウジング21の内部空間に挿入可能とされた所定の円筒状とされた金属製の外部電極11と、その内部に設けられ、装着により前記電極ピン22が挿入されることで該電極ピン22と導通するための中央電極12とが設けられているとともに、該中央電極12の内方側には、電極ピン22が中央電極12に挿入されることで、その先端と接触、導通するように配置された検出電極13が設けられており、前記外部電極11には接続ケーブル5内の接続コードAが接続され、前記中央電極12には接続コードCが接続され、前記検出電極13には接続コードBが接続されている。
【0018】
この本実施例の商品接続用2極プラグ4が2極プラグ装着部20に良好に装着されることで、図2(b)に示すように、外部電極11と側部電極23とが接触・導通し、中央電極12と電極ピン22とが接触・導通するとともに、前記電極ピン22を介して中央電極12と検出電極13とが短絡されるようになっており、商品接続用2極プラグ4が2極プラグ装着部20から離脱されると、前記電極ピン22と検出電極13との接触・導通が解除されて、中央電極12と検出電極13との短絡が解除されるようになっており、この中央電極12と検出電極13との短絡の状況を検知することで、商品接続用2極プラグ4の離脱を検知できるようになっている。
【0019】
次いで、本実施例における盗難防止装置1の回路構成は、図3に示すようになっており、前記中央電極12に接続される接続コードCは、前記電源アダプタ2極プラグ装着部6の陽極(+)に電気的に接続されるとともに、前記外部電極11に接続される接続コードAは、前記電源アダプタ2極プラグ装着部6の陰極(−)に電気的に接続されることで、前記電源アダプタ2極プラグ装着部6に図示しないACアダプタから供給された直流電力が、前記外部電極11と中央電極12とから、側部電極23と電極ピン22に供給されるようになり、盗難を防止する商品に電力が供給される。
【0020】
また、前記接続コードA並びに接続コードCは、図3に示すように、前記本体2内に内設されている基板(図示略)上に設けられている電圧検出機能を有する検出回路15の端子c並びに端子aに接続されているとともに、前記検出電極13に接続されている接続コードBも検出回路15の端子bに接続されているとともに、該接続コードBは、抵抗R1を介して接続コードAに電気的に接続されることで接地電位にプルダウンされている。
【0021】
この検出回路15には、前記サウンダ17に接続されている発報回路16が接続されており、検出回路15からの発報信号の出力に基づいて、発報回路16がサウンダ17を鳴動させて発報を実施する。
【0022】
これら発報回路16並びに検出回路15を動作させる電力は、供給される直流電流を、発報回路16並びに検出回路15が動作する所定電圧の直流に変換して供給するDC/DCコンバータ18から供給されるようになっており、該DC/DCコンバータ18に供給される電力としては、整流ダイオードD1を介して前記接続コードCに供給される直流電圧、または整流ダイオードD2を介して前記電池7の直流電圧のいずれか高電圧の直流電圧が供給されるようになっており、通常においては、盗難される商品に供給される電圧が3V以上であるため、本実施例では、接続コードCに直流電力の供給がある場合には、該接続コードCから供給される直流電力が主に使用され、該接続コードCからの直流電力の供給が無くなった際に、前記電池7から供給される直流電力が使用されるようになっている。尚、DC/DCコンバータ18から出力された所定電圧の直流電力は、前記検出回路15の電力として電力端子(V)に供給される。
【0023】
以下、本実施例の盗難防止装置1の動作について説明すると、まず、盗難を防止したい商品の2極プラグ装着部20から電源アダプタ2極プラグ9を取外し、該取り外した電源アダプタ2極プラグ9を前記電源アダプタ2極プラグ装着部6に装着する。
【0024】
このように、電源アダプタ2極プラグ装着部6に電源アダプタ2極プラグ9を装着することで、図4(b) に示すように、前記接続コードA並びに接続コードCにそれぞれ接続されている検出回路15の端子aと端子cとの間の電圧は、低電位から高電位へと変化し、該高電位を保持するようになる。
【0025】
次いで、前記電源アダプタ2極プラグ9の装着後の所定時間内に盗難防止装置1の商品接続用2極プラグ4を盗難を防止したい商品の2極プラグ装着部20に装着することで、中央電極12と検出電極13とが短絡して接続コードBが接続されている検出電極13が抵抗R1による低電位に抗して高電位に引き上げられ、図4(a) に示すように、前記接続コードBに接続されている検出回路15の端子bの電圧は、接続コードAと同じ低電位から、接続コードCの電位と同じ高電位へと変化し、該高電位を保持されるようになる。
【0026】
尚、本実施例では、前記発報回路16内に、起動後所定時間内は発報しないようにするためのタイマが内蔵されており、盗難防止装置1に発報が実施されてしまうことを回避できるようになっている。
【0027】
そして、前記開閉蓋3を開けて電池7を装填した後、該開閉蓋3を閉じて盗難防止装置1の装着を終了する。尚、この際、これら開閉蓋3を開けて電池7が容易に取り出せないように、開閉蓋3の開閉を困難とする開閉防止手段を設ける等は任意とされる。
【0028】
この状態において、盗難が発生して商品が持ち去られる状況としては、第1として前記商品接続用2極プラグ4が抜かれて商品が持ち去られる場合と、第2には、接続ケーブル5が切断されて商品が持ち去られる場合と、第3には、ACアダプタがコンセントから抜かれて商品が持ち去られる場合と、第4には、ACアダプタと盗難防止装置1の間のコードが切断される場合と、第5には、電源アダプタ2極プラグ9が電源アダプタ2極プラグ装着部6から抜かれて持ち去られる場合と、が想定される。
【0029】
まず、前記第1並びに第2の場合には、商品接続用2極プラグ4が抜かれる或いは接続ケーブル5が切断されることで、図4(a) に示すように、前記中央電極12と検出電極13との短絡による接続コードBに接続されている端子bの電位が、高電位である接続コードCの電位と同じ電位から接続コードAと同じ低電位に変化するようになるため、この端子bの電位変化を検出回路15が検出することで、前記発報回路16に対し発報信号が出力され、サウンダ17が鳴動させて発報が行われる。
【0030】
また、前記第3〜第5の場合には、いずれもACアダプタからの直流電流の供給が断たれることになるため、図4(b)に示すように、前記接続コードAに接続されている端子aと、接続コードCに接続されている端子c間の間の電圧が大幅に低下してしまうことから、この電圧の変化を検出回路15が検出することで、前記発報回路16に対し発報信号が出力され、サウンダ17が鳴動させて発報が行われる。
【0031】
以上、本実施例の盗難防止装置1によれば、盗難に際して商品がどのような状況にて持ち去られる場合においても発報が実施されるとともに、商品に電力を供給するACアダプタと商品本体との間に盗難防止装置1を設けるようになるため、盗難防止装置1を煩雑な作業を行うことなく容易に取付けることのできるばかりか、従来のように、商品に複数のワイヤーやコードが接続されることがなくなることから、商品の閲覧や操作がし難くなることを極力防止することができる。
【0032】
以上、本発明を図面に基づいて説明してきたが、本発明はこれら前記各実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲での変更や追加があっても、本発明に含まれることは言うまでもない。
【0033】
例えば、前記実施例においては、商品接続用2極プラグ4の形態として、図2に示すように、検出電極13を有する形態を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら商品接続用2極プラグ4の形態としては、図5に示すように、中央電極12を互いに電気的に絶縁された対向する中央電極12’として設け、その一方に接続コードBを、他方に接続コードCを接続することで、電極ピン22が挿入されることにより、対向する中央電極12’同士が短絡するようにしても良く、これら商品接続用2極プラグ4の抜き取りを検知するための機構等は、適宜に選択すれば良い。
【0034】
また、前記実施例においては、商品接続用2極プラグの脱着を検出する脱着検出手段として、前記商品接続用2極プラグの装着により、前記商品に供給される直流電圧の電位差を信号として検出する前記検出回路15を用いており、このようにすることは、脱着検出手段を簡素な構成にて形成できるとともに、確実に着脱の検出を実施できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら脱着検出手段としては、商品接続用2極プラグの脱着を検出できるものであれば、例えば装着によりON状態となるマイクロスイッチ等のように、任意のものを使用することができる。
【0035】
また、前記実施例においては、発報手段として、発報回路16とサウンダ17とを用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら発報手段としては、音以外に光や無線等にて盗難を報知するものも好適に使用することができる。
【0036】
また、前記実施例においては、電源手段として電池7を有する構成としており、このようにすることは、盗難に際して、ACアダプタがコンセントから抜かれたり、ACアダプタと電源アダプタ2極プラグとを接続するコードが切断されたり、電源アダプタ2極プラグが抜かれた場合でも、前記電力供給検出手段により直流電力の供給が無くなったことの検出に基づいて、前記電源手段から供給される電力によって発報が実施されるようになることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら電池を有しない構成としても良い。
【0037】
また、前記実施例においては、記電源手段を構成するDC/DCコンバータ18には、電池7からの直流電力とともに、前記電源アダプタ2極プラグ装着部6よりACアダプタからの直流電力の供給があるときには、該供給される直流電力を発報回路16やサウンダ17並びに検出回路15の動作電力として供給するようにしており、このようにすることは、直流電力の供給があるときには、直流電力の供給がないときに電力を供給するための電池等の電力を消費せずに済むことから、電池の寿命や交換頻度を大幅に低減できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらACアダプタからの直流電力を動作電力として使用しない構成としても良い。
【0038】
【発明の効果】
本発明は次の効果を奏する。
(a)請求項1の発明によれば、前記商品接続用プラグを商品に設けられた直流電源を供給するためのプラグ装着部に装着し、電源アダプタプラグを電源アダプタプラグ装着部に装着することで、商品に電源アダプタからの直流電力が供給されるとともに、盗難において前記商品接続用プラグが離脱した場合には、該離脱が脱着検出手段にて検出されて発報手段による発報がなされることから、盗難防止装置を煩雑な作業を行うことなく容易に取付けることのできるとともに、従来のように、商品に複数のワイヤーやコードが接続されることがなくなることから、商品の閲覧や操作がし難くなることを極力防止することができる。
【0039】
(b)請求項2の発明によれば、脱着検出手段を簡素な構成にて形成できるとともに、確実に着脱の検出を実施できる。
【0040】
(c)請求項3の発明によれば、盗難に際して、電源アダプタがコンセントから抜かれたり、電源アダプタと電源アダプタプラグとを接続するコードが切断されたり、電源アダプタプラグが抜かれた場合でも、前記電力供給検出手段により直流電力の供給が無くなったことの検出に基づいて、前記電源手段から供給される電力によって発報が実施されるようになる。
【0041】
(d)請求項4の発明によれば、直流電力の供給があるときには、直流電力の供給がないときに電力を供給するための電池等の電力を消費せずに済むことから、電池の寿命や交換頻度を大幅に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における盗難防止装置を示す外観斜視図である。
【図2】(a)、(b)は、本発明の実施例における盗難防止装置に用いた商品接続用2極プラグの構成とその接続状況を示す拡大断面図である。
【図3】本発明の実施例における盗難防止装置の回路構成を示すブロック図である。
【図4】(a)は、本発明の実施例における検出回路の端子a−b間における電圧の変化状況を示す図であり、(b)は、本発明の実施例における検出回路の端子a−c間における電圧の変化状況を示す図である。
【図5】(a)、(b)は、その他の形態の商品接続用2極プラグの構成とその接続状況を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
1 盗難防止装置
2 本体
3 開閉蓋
4 商品接続用2極プラグ
5 接続ケーブル
6 電源アダプタ2極プラグ装着部
7 電池
8 報音部
9 電源アダプタ2極プラグ
11 外部電極
12 中央電極
13 検出電極
15 検出回路
16 発報回路
17 サウンダ
18 DC/DCコンバータ
20 2極プラグ装着部
21 ハウジング
22 電極ピン
23 側部電極
A 接続コード
B 接続コード
C 接続コード
D1 整流ダイオード
D2 整流ダイオード
R1 抵抗

Claims (4)

  1. 商品に設けられた直流電源を供給するための2極プラグ装着部に装着可能な商品接続用プラグと、
    交流電力から生成した直流電力を供給する電源アダプタに接続された電源アダプタプラグを装着するための電源アダプタプラグ装着部と、
    該電源アダプタプラグ装着部より入力された直流電力を前記商品接続用プラグに伝達する伝達回路と、
    前記商品接続用プラグの脱着を検出する脱着検出手段と、
    該脱着検出手段による前記商品接続用プラグの離脱検出に基づいて発報する発報手段と、
    を備えることを特徴とする盗難防止装置。
  2. 前記脱着検出手段は、前記商品接続用プラグの装着により、前記商品に供給される直流電圧の電位差を信号として検出する回路にて形成されている請求項1に記載の盗難防止装置。
  3. 前記電源アダプタプラグ装着部より入力される直流電力の供給の有無を検出する電力供給検出手段と、前記直流電力の供給が無くなったときに、少なくとも前記発報手段を動作させるための電力を供給する電源手段と、を備え、
    前記発報手段は、前記電力供給検出手段により直流電力の供給が無くなったことの検出に基づいて、前記電源手段から供給される電力により発報する請求項1または2に記載の盗難防止装置。
  4. 前記電源手段は、前記電源アダプタプラグ装着部より直流電力の供給があるときには、該供給される直流電力を盗難防止装置の動作電力として供給する請求項3に記載の盗難防止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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