JPH08272952A - 画像処理装置 - Google Patents
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- JPH08272952A JPH08272952A JP7070188A JP7018895A JPH08272952A JP H08272952 A JPH08272952 A JP H08272952A JP 7070188 A JP7070188 A JP 7070188A JP 7018895 A JP7018895 A JP 7018895A JP H08272952 A JPH08272952 A JP H08272952A
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-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/40—Picture signal circuits
- H04N1/409—Edge or detail enhancement; Noise or error suppression
- H04N1/4092—Edge or detail enhancement
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06V—IMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
- G06V10/00—Arrangements for image or video recognition or understanding
- G06V10/20—Image preprocessing
- G06V10/30—Noise filtering
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 比較的簡単なハードウェア構成で,かつ,処
理速度を低下させることなく地肌上の文字を良好に再現
する。 【構成】 入力画像の白エッジ領域を検出し,エッジ部
を分離するエッジ分離部104と,注目画素を該注目画
素を中心とした周辺画素により平滑化処理する平滑化フ
ィルタ103と,平滑化フィルタ103により平滑した
文字部のエッジを強調し,2値化データを出力するMT
F補正部105と,2値化のためのしきい値を算出する
平均化フィルタ106と,算出したしきい値の上限およ
び下限値を決定しクランプするクランプ回路108,1
09と,クランプ回路108,109のしきい値に基づ
いて2値化データを比較出力するコンパレータ110,
111と,コンパレータ110,111から出力された
2値化データをエッジ分離部104の結果に基づいて選
択出力するセレクタ112とを具備する。
理速度を低下させることなく地肌上の文字を良好に再現
する。 【構成】 入力画像の白エッジ領域を検出し,エッジ部
を分離するエッジ分離部104と,注目画素を該注目画
素を中心とした周辺画素により平滑化処理する平滑化フ
ィルタ103と,平滑化フィルタ103により平滑した
文字部のエッジを強調し,2値化データを出力するMT
F補正部105と,2値化のためのしきい値を算出する
平均化フィルタ106と,算出したしきい値の上限およ
び下限値を決定しクランプするクランプ回路108,1
09と,クランプ回路108,109のしきい値に基づ
いて2値化データを比較出力するコンパレータ110,
111と,コンパレータ110,111から出力された
2値化データをエッジ分離部104の結果に基づいて選
択出力するセレクタ112とを具備する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,デジタルスキャナ,デ
ジタル複写機,ファクシミリ等に利用され,スキャナに
より読み取った原稿画像データに所定の処理を加える画
像処理装置に関し,より詳細には,原稿画像が低濃度
で,低コントラスト,いわゆる,ノイズの多い画像であ
っても,地肌上の文字を良好に再現し,文字領域の黒孤
立点ノイズを減少させる画像処理を実行する画像処理装
置に関する。
ジタル複写機,ファクシミリ等に利用され,スキャナに
より読み取った原稿画像データに所定の処理を加える画
像処理装置に関し,より詳細には,原稿画像が低濃度
で,低コントラスト,いわゆる,ノイズの多い画像であ
っても,地肌上の文字を良好に再現し,文字領域の黒孤
立点ノイズを減少させる画像処理を実行する画像処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,デジタル複写機あるいはファクシ
ミリ等の画像処理装置は,写真部,網点部,文字等の線
画像が混在する原稿,いわゆる,文字画像のようにくっ
きりした線画,絵柄やグラビア写真のように網点で構成
された画像を再生する場合,各種の画像処理を加えた後
に最終出力を行っていた。例えば,写真部に対しては疑
似中間調処理(ディザ処理)を施し,網点部に対しては
モアレ除去処理を,文字等の線画画像に対しては解像度
を重視した鮮鋭化処理(MTF補正処理)を施した後に
出力することが一般的に知られている。
ミリ等の画像処理装置は,写真部,網点部,文字等の線
画像が混在する原稿,いわゆる,文字画像のようにくっ
きりした線画,絵柄やグラビア写真のように網点で構成
された画像を再生する場合,各種の画像処理を加えた後
に最終出力を行っていた。例えば,写真部に対しては疑
似中間調処理(ディザ処理)を施し,網点部に対しては
モアレ除去処理を,文字等の線画画像に対しては解像度
を重視した鮮鋭化処理(MTF補正処理)を施した後に
出力することが一般的に知られている。
【0003】このため,上記各処理を実行する前に各画
像の種類を特定,すなわち,画像中の文字領域と絵柄領
域(写真部,網点部)を分離する必要がある。この分離
方式としては,多々存在するが,例えば,特公平6−1
4352号公報に開示されている「画像処理装置」が知
られている。これは平滑化した信号をしきい値として2
値化し,その結果に基づいて画像の特徴を識別するもの
である。
像の種類を特定,すなわち,画像中の文字領域と絵柄領
域(写真部,網点部)を分離する必要がある。この分離
方式としては,多々存在するが,例えば,特公平6−1
4352号公報に開示されている「画像処理装置」が知
られている。これは平滑化した信号をしきい値として2
値化し,その結果に基づいて画像の特徴を識別するもの
である。
【0004】また,この他に本願発明に関連する参考技
術文献として,ウィンドウ内のデータにおいて平均値と
線画検出パターンを比較し,線画らしさに応じて2値化
のためのしきい値を適応的に変化させるものとして特開
平4−220080号公報の「2値化方法」が知られて
いる。
術文献として,ウィンドウ内のデータにおいて平均値と
線画検出パターンを比較し,線画らしさに応じて2値化
のためのしきい値を適応的に変化させるものとして特開
平4−220080号公報の「2値化方法」が知られて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記に
示されるような従来の画像処理装置にあっては,元画像
データを固定化されたしきい値で2値化処理するため
に,原稿の状態に応じて的確な処理が行われないことが
あった。例えば,地肌の比較的濃い原稿に文字が書かれ
ていたり,さらに白抜けノイズが存在する文字原稿であ
る場合,あるいは画像上に黒孤立点ノイズが存在する原
稿である場合,少ないハードウェアを用い,かつ,適度
な処理速度で,画像の状態に応じ良好に画像再現するこ
とができないという問題点があった。
示されるような従来の画像処理装置にあっては,元画像
データを固定化されたしきい値で2値化処理するため
に,原稿の状態に応じて的確な処理が行われないことが
あった。例えば,地肌の比較的濃い原稿に文字が書かれ
ていたり,さらに白抜けノイズが存在する文字原稿であ
る場合,あるいは画像上に黒孤立点ノイズが存在する原
稿である場合,少ないハードウェアを用い,かつ,適度
な処理速度で,画像の状態に応じ良好に画像再現するこ
とができないという問題点があった。
【0006】本発明は,上記に鑑みてなされたものであ
って,比較的簡単なハードウェア構成で,かつ,処理速
度を低下させることなく地肌上の文字を良好に再現する
ことを第1の目的とする。
って,比較的簡単なハードウェア構成で,かつ,処理速
度を低下させることなく地肌上の文字を良好に再現する
ことを第1の目的とする。
【0007】また,比較的簡単なハードウェア構成で白
抜けノイズの発生を抑制可能にし,地肌上の文字を良好
に再現することを第2の目的とする。
抜けノイズの発生を抑制可能にし,地肌上の文字を良好
に再現することを第2の目的とする。
【0008】さらに,文字領域の黒孤立点ノイズを排除
可能にし,良質の画像を再現することを第3の目的とす
る。
可能にし,良質の画像を再現することを第3の目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,請求項1に係る画像処理装置にあっては,入力画
像の白エッジ領域を検出し,エッジ部を分離するエッジ
分離手段と,入力画像の注目画素を該注目画素を中心と
した周辺画素により平滑化処理する平滑化手段と,前記
平滑化手段により平滑した文字部のエッジを強調し,2
値化データを出力するエッジ強調手段と,2値化のため
のしきい値を算出するしきい値算出手段と,前記しきい
値算出手段で算出したしきい値の上限および下限値を決
定しクランプするクランプ手段と,前記クランプ手段の
しきい値に基づいて2値化データを比較出力するデータ
比較手段と,前記データ比較手段から出力された2値化
データを前記エッジ分離手段の結果に基づいて選択出力
するデータ選択手段とを具備するものである。
めに,請求項1に係る画像処理装置にあっては,入力画
像の白エッジ領域を検出し,エッジ部を分離するエッジ
分離手段と,入力画像の注目画素を該注目画素を中心と
した周辺画素により平滑化処理する平滑化手段と,前記
平滑化手段により平滑した文字部のエッジを強調し,2
値化データを出力するエッジ強調手段と,2値化のため
のしきい値を算出するしきい値算出手段と,前記しきい
値算出手段で算出したしきい値の上限および下限値を決
定しクランプするクランプ手段と,前記クランプ手段の
しきい値に基づいて2値化データを比較出力するデータ
比較手段と,前記データ比較手段から出力された2値化
データを前記エッジ分離手段の結果に基づいて選択出力
するデータ選択手段とを具備するものである。
【0010】また,請求項2に係る画像処理装置にあっ
ては,入力画像のエッジ領域を検出し,エッジ部を分離
するエッジ分離手段と,入力画像の注目画素を該注目画
素を中心とした周辺画素により平滑化処理する平滑化手
段と,前記平滑化手段により平滑した文字部のエッジを
強調し,2値化データを出力するエッジ強調手段と,2
値化のためのしきい値を算出するしきい値算出手段と,
前記しきい値算出手段で算出したしきい値の上限および
下限値を決定しクランプするクランプ手段と,前記クラ
ンプ手段のしきい値に基づいて2値化データを比較出力
する第1のデータ比較手段と,前記第1のデータ比較手
段から出力された2値化データを前記エッジ分離手段の
結果に基づいて選択出力する第1のデータ選択手段と,
前記平滑化手段による平滑後における画像の一定の白画
素の集合を検出するエッジ検出手段と,前記エッジ検出
手段の出力データを所定値に基づいて比較出力する第2
のデータ比較手段と,前記第2のデータ比較手段の出力
結果に基づいて前記第1のデータ選択手段から出力され
た2値化データを選択出力する第2のデータ選択手段
と,前記第2のデータ選択手段から与えられる2値化デ
ータの白画素を黒画素に置換処理するデータ補正手段と
を具備するものである。
ては,入力画像のエッジ領域を検出し,エッジ部を分離
するエッジ分離手段と,入力画像の注目画素を該注目画
素を中心とした周辺画素により平滑化処理する平滑化手
段と,前記平滑化手段により平滑した文字部のエッジを
強調し,2値化データを出力するエッジ強調手段と,2
値化のためのしきい値を算出するしきい値算出手段と,
前記しきい値算出手段で算出したしきい値の上限および
下限値を決定しクランプするクランプ手段と,前記クラ
ンプ手段のしきい値に基づいて2値化データを比較出力
する第1のデータ比較手段と,前記第1のデータ比較手
段から出力された2値化データを前記エッジ分離手段の
結果に基づいて選択出力する第1のデータ選択手段と,
前記平滑化手段による平滑後における画像の一定の白画
素の集合を検出するエッジ検出手段と,前記エッジ検出
手段の出力データを所定値に基づいて比較出力する第2
のデータ比較手段と,前記第2のデータ比較手段の出力
結果に基づいて前記第1のデータ選択手段から出力され
た2値化データを選択出力する第2のデータ選択手段
と,前記第2のデータ選択手段から与えられる2値化デ
ータの白画素を黒画素に置換処理するデータ補正手段と
を具備するものである。
【0011】また,請求項3に係る画像処理装置にあっ
ては,前記エッジ検出手段が,前記平滑化手段による平
滑後における画像の一定の黒画素の集合を検出するもの
である。
ては,前記エッジ検出手段が,前記平滑化手段による平
滑後における画像の一定の黒画素の集合を検出するもの
である。
【0012】
【作用】本発明に係る画像処理装置(請求項1)は,入
力画像の白エッジ領域を検出し,エッジ部を分離する。
また,入力画像の注目画素を該注目画素を中心とした周
辺画素により平滑化処理し,平滑後の文字部のエッジを
強調し,2値化データを出力する。また,これと並行し
て2値化のためのしきい値を算出し,該しきい値の上限
および下限値を決定する。そして,上記しきい値に基づ
いて2値化データを比較出力し,さらに,この2値化デ
ータをエッジ分離結果に基づいて選択出力するので,比
較的簡単なハード構成で,かつ,処理速度を低下させる
ことなく地肌上の文字を良好に再現する。
力画像の白エッジ領域を検出し,エッジ部を分離する。
また,入力画像の注目画素を該注目画素を中心とした周
辺画素により平滑化処理し,平滑後の文字部のエッジを
強調し,2値化データを出力する。また,これと並行し
て2値化のためのしきい値を算出し,該しきい値の上限
および下限値を決定する。そして,上記しきい値に基づ
いて2値化データを比較出力し,さらに,この2値化デ
ータをエッジ分離結果に基づいて選択出力するので,比
較的簡単なハード構成で,かつ,処理速度を低下させる
ことなく地肌上の文字を良好に再現する。
【0013】また,本発明に係る画像処理装置(請求項
2)は,入力画像の白エッジ領域を検出し,エッジ部を
分離する。また,入力画像の注目画素を該注目画素を中
心とした周辺画素により平滑化処理し,平滑後の文字部
のエッジを強調し,2値化データを出力する。また,こ
れと並行して2値化のためのしきい値を算出し,該しき
い値の上限および下限値を決定する。そして,上記しき
い値に基づいて2値化データを比較出力し,この2値化
データをエッジ分離結果に基づいて選択出力する。さら
に,平滑後における画像の一定の白画素の集合を検出
し,この検出結果を所定値に基づいて比較出力する。そ
の後,第2のデータ選択手段の出力結果に基づいてデー
タ選択手段から出力された2値化データを選択出力し,
第2のデータ選択手段から与えられる2値化データの白
画素を黒画素に置換処理するので,比較的簡単なハード
構成で画像上の白抜けノイズの発生を抑制する。
2)は,入力画像の白エッジ領域を検出し,エッジ部を
分離する。また,入力画像の注目画素を該注目画素を中
心とした周辺画素により平滑化処理し,平滑後の文字部
のエッジを強調し,2値化データを出力する。また,こ
れと並行して2値化のためのしきい値を算出し,該しき
い値の上限および下限値を決定する。そして,上記しき
い値に基づいて2値化データを比較出力し,この2値化
データをエッジ分離結果に基づいて選択出力する。さら
に,平滑後における画像の一定の白画素の集合を検出
し,この検出結果を所定値に基づいて比較出力する。そ
の後,第2のデータ選択手段の出力結果に基づいてデー
タ選択手段から出力された2値化データを選択出力し,
第2のデータ選択手段から与えられる2値化データの白
画素を黒画素に置換処理するので,比較的簡単なハード
構成で画像上の白抜けノイズの発生を抑制する。
【0014】また,本発明に係る画像処理装置(請求項
3)は,入力画像の白エッジ領域を検出し,エッジ部を
分離する。また,入力画像の注目画素を該注目画素を中
心とした周辺画素により平滑化処理し,平滑後の文字部
のエッジを強調し,2値化データを出力する。また,こ
れと並行して2値化のためのしきい値を算出し,該しき
い値の上限および下限値を決定する。そして,上記しき
い値に基づいて2値化データを比較出力し,この2値化
データをエッジ分離結果に基づいて選択出力する。さら
に,平滑後における画像の一定の黒画素の集合を検出
し,この検出結果を所定値に基づいて比較出力する。そ
の後,第2のデータ選択手段の出力結果に基づいてデー
タ選択手段から出力された2値化データを選択出力し,
第2のデータ選択手段から与えられる2値化データの黒
画素を白画素に置換処理するので,比較的簡単なハード
構成で文字領域の黒孤立点ノイズの発生を抑制する。
3)は,入力画像の白エッジ領域を検出し,エッジ部を
分離する。また,入力画像の注目画素を該注目画素を中
心とした周辺画素により平滑化処理し,平滑後の文字部
のエッジを強調し,2値化データを出力する。また,こ
れと並行して2値化のためのしきい値を算出し,該しき
い値の上限および下限値を決定する。そして,上記しき
い値に基づいて2値化データを比較出力し,この2値化
データをエッジ分離結果に基づいて選択出力する。さら
に,平滑後における画像の一定の黒画素の集合を検出
し,この検出結果を所定値に基づいて比較出力する。そ
の後,第2のデータ選択手段の出力結果に基づいてデー
タ選択手段から出力された2値化データを選択出力し,
第2のデータ選択手段から与えられる2値化データの黒
画素を白画素に置換処理するので,比較的簡単なハード
構成で文字領域の黒孤立点ノイズの発生を抑制する。
【0015】
(実施例の構成)以下,本発明の一実施例を添付図面を
参照して説明する。図1は,本実施例に係る画像処理装
置の構成を示すブロック図であり,図において,101
は入力画像データ(多値データ)に応じたγ補正を実行
するγ補正部,102は画像エッジ検出のためにエッジ
部分を強調処理するとしてのMTF補正部,103は入
力したデジタル画像データのノイズ除去やモアレパター
ン(異常画像)化を排除するための平滑化手段としての
平均化フィルタである。
参照して説明する。図1は,本実施例に係る画像処理装
置の構成を示すブロック図であり,図において,101
は入力画像データ(多値データ)に応じたγ補正を実行
するγ補正部,102は画像エッジ検出のためにエッジ
部分を強調処理するとしてのMTF補正部,103は入
力したデジタル画像データのノイズ除去やモアレパター
ン(異常画像)化を排除するための平滑化手段としての
平均化フィルタである。
【0016】また,104は2値化されたデータを用い
パターンマッチングによりエッジ領域を検出するエッジ
分離手段としてのエッジ分離部,105は画像の再現性
を高めるためにエッジ部分を強調処理するエッジ強調手
段としてのMTF補正部,106は2値化時のしきい値
を算出するためのしきい値算出手段としての平均化フィ
ルタ,107はラプラシアンフィルタによりエッジを検
出するエッジ検出手段としてのエッジ検出部,108お
よび109は平均化フィルタ106の後段に接続され,
2値化しきい値の上限および下限を決定するためのクラ
ンプ手段としてのクランプ回路である。
パターンマッチングによりエッジ領域を検出するエッジ
分離手段としてのエッジ分離部,105は画像の再現性
を高めるためにエッジ部分を強調処理するエッジ強調手
段としてのMTF補正部,106は2値化時のしきい値
を算出するためのしきい値算出手段としての平均化フィ
ルタ,107はラプラシアンフィルタによりエッジを検
出するエッジ検出手段としてのエッジ検出部,108お
よび109は平均化フィルタ106の後段に接続され,
2値化しきい値の上限および下限を決定するためのクラ
ンプ手段としてのクランプ回路である。
【0017】また,110はMTF補正部105とクラ
ンプ回路108とからの出力値を比較する2値化処理の
ための(第1の)データ比較手段としてのコンパレー
タ,111は平均化フィルタ103とクランプ回路10
9とからの出力値を比較する2値化処理のための(第1
の)データ比較手段としてのコンパレータ,112はコ
ンパレータ108およびコンパレータ109の2値化デ
ータをエッジ分離部104の出力信号に基づいて選択す
る(第1の)データ選択手段としてのセレクタである。
ンプ回路108とからの出力値を比較する2値化処理の
ための(第1の)データ比較手段としてのコンパレー
タ,111は平均化フィルタ103とクランプ回路10
9とからの出力値を比較する2値化処理のための(第1
の)データ比較手段としてのコンパレータ,112はコ
ンパレータ108およびコンパレータ109の2値化デ
ータをエッジ分離部104の出力信号に基づいて選択す
る(第1の)データ選択手段としてのセレクタである。
【0018】また,113はエッジ検出部107による
エッジドット検出結果をパラメータセレクト信号“t
h”(6ビット)と比較する2値化処理のための第2の
データ比較手段としてのコンパレータ,114はコンパ
レータ113から出力されるエッジドット検出結果に基
づいて2値化データを選択する第2のデータ選択手段と
してのセレクタ,115は地肌部分の孤立点を除去する
ためのデータ補正手段としてのバイナリフィルタであ
る。
エッジドット検出結果をパラメータセレクト信号“t
h”(6ビット)と比較する2値化処理のための第2の
データ比較手段としてのコンパレータ,114はコンパ
レータ113から出力されるエッジドット検出結果に基
づいて2値化データを選択する第2のデータ選択手段と
してのセレクタ,115は地肌部分の孤立点を除去する
ためのデータ補正手段としてのバイナリフィルタであ
る。
【0019】(実施例の動作)次に,以上のように構成
された画像処理装置の動作について説明する。まず,画
像処理装置で処理する画像データは,デジタルスキャナ
あるいはファクシミリの読取部で読み取った原稿画像を
0〜256までに変換されたデータである。すなわち,
読み取った画像データの前処理として,例えば8ビット
のデジタル信号にA/D変換し,γ補正部101により
濃度補正を実行する。この処理後の画像データは,MT
F補正部102および平均化フィルタ103に入力され
る。すなわち,γ補正後の画像データはエッジ部分離
と,2値化のためのブロックとの2つに分かれる。
された画像処理装置の動作について説明する。まず,画
像処理装置で処理する画像データは,デジタルスキャナ
あるいはファクシミリの読取部で読み取った原稿画像を
0〜256までに変換されたデータである。すなわち,
読み取った画像データの前処理として,例えば8ビット
のデジタル信号にA/D変換し,γ補正部101により
濃度補正を実行する。この処理後の画像データは,MT
F補正部102および平均化フィルタ103に入力され
る。すなわち,γ補正後の画像データはエッジ部分離
と,2値化のためのブロックとの2つに分かれる。
【0020】なお,MTF補正部102によるMTF補
正の実行可否はパラメータセレクト信号“ON”(1ビ
ット)により選択される。すなわち,地肌の多い画像に
対しては,MTF補正を行わない。また,フィルタの2
種類を選択することができ,このMTF補正に用いるマ
トリックスフィルタは,図2に示す3種類から選択す
る。
正の実行可否はパラメータセレクト信号“ON”(1ビ
ット)により選択される。すなわち,地肌の多い画像に
対しては,MTF補正を行わない。また,フィルタの2
種類を選択することができ,このMTF補正に用いるマ
トリックスフィルタは,図2に示す3種類から選択す
る。
【0021】また,γ補正部101では,ハードウェア
を削減するための1ドットの重み(ビット数)を削減す
る処理も実行する。さらに,外部信号によりスルー処理
することも可能としている。すなわち,γ補正部101
のディフォルトはリニア(無補正)となっている。
を削減するための1ドットの重み(ビット数)を削減す
る処理も実行する。さらに,外部信号によりスルー処理
することも可能としている。すなわち,γ補正部101
のディフォルトはリニア(無補正)となっている。
【0022】さて,地肌ノイズの多い入力画像データは
γ補正部101により,地肌ノイズをエッジとしないよ
うに低濃度部の濃度を下げる処理,いわゆる,γカーブ
を寝かせるように補正を加える。ただし,薄い文字が存
在する場合には,エッジ分離でエッジとなるように調整
する。
γ補正部101により,地肌ノイズをエッジとしないよ
うに低濃度部の濃度を下げる処理,いわゆる,γカーブ
を寝かせるように補正を加える。ただし,薄い文字が存
在する場合には,エッジ分離でエッジとなるように調整
する。
【0023】次に,エッジ分離部104の処理について
説明する。ここでは3つのしきい値で2値化したデータ
を用いてパターンマッチングにより画像のエッジ領域を
検出する。なお,このパターンマッチングは,例えば,
同出願人が先に提案している像域分離のアルゴリズムを
利用すればよい(特開平4−248766号公報参
照)。また,この場合のパラメータは低濃度のエッジを
見つけやすいように設定しておく。
説明する。ここでは3つのしきい値で2値化したデータ
を用いてパターンマッチングにより画像のエッジ領域を
検出する。なお,このパターンマッチングは,例えば,
同出願人が先に提案している像域分離のアルゴリズムを
利用すればよい(特開平4−248766号公報参
照)。また,この場合のパラメータは低濃度のエッジを
見つけやすいように設定しておく。
【0024】一方,平均化フィルタ103は,パラメー
タセレクト信号“ON”(1ビット)により,画像デー
タに含まれているノイズの除去,および2値化時におけ
るモアレ画像の発生を排除するため,この画像データに
平滑化処理を加える。具体的には,図3に示すマトリッ
クスのフィルタを用いて平滑化処理を実行する。すなわ
ち,ここでは地肌ノイズのエネルギーを下げる処理を加
える。なお,この処理は画像に応じてスルーさせる。
タセレクト信号“ON”(1ビット)により,画像デー
タに含まれているノイズの除去,および2値化時におけ
るモアレ画像の発生を排除するため,この画像データに
平滑化処理を加える。具体的には,図3に示すマトリッ
クスのフィルタを用いて平滑化処理を実行する。すなわ
ち,ここでは地肌ノイズのエネルギーを下げる処理を加
える。なお,この処理は画像に応じてスルーさせる。
【0025】次に,MTF補正部105は,平均化フィ
ルタ103で処理された画像データを,図4に示すマト
リックスのフィルタを用いて処理する。すなわち,ここ
では画像データのエッジ部分を強調する。なお,ここで
使用するフィルタはエッジ部分を強く増幅するものが望
ましい。
ルタ103で処理された画像データを,図4に示すマト
リックスのフィルタを用いて処理する。すなわち,ここ
では画像データのエッジ部分を強調する。なお,ここで
使用するフィルタはエッジ部分を強く増幅するものが望
ましい。
【0026】また,平均化フィルタ106は2値化のた
めのしきい値を計算するためのフィルタであり,図5に
示すマトリックスフィルタを用いて平均値を2値化しき
い値に設定する。そして,このしきい値を用いることに
より,低濃度の画像にしきい値が追従した画像が再現さ
れる。また,クランプ回路108,109は,パラメー
タセレクト信号“クランプl,クランプh”(6ビッ
ト)に基づいてしきい値の上限値および下限値を決定す
る。すなわち,この値によりエッジ部,非エッジ部の再
現濃度範囲が決められる。
めのしきい値を計算するためのフィルタであり,図5に
示すマトリックスフィルタを用いて平均値を2値化しき
い値に設定する。そして,このしきい値を用いることに
より,低濃度の画像にしきい値が追従した画像が再現さ
れる。また,クランプ回路108,109は,パラメー
タセレクト信号“クランプl,クランプh”(6ビッ
ト)に基づいてしきい値の上限値および下限値を決定す
る。すなわち,この値によりエッジ部,非エッジ部の再
現濃度範囲が決められる。
【0027】そこで,コンパレータ110では,MTF
補正部105により補正,あるいはスルーされた画像デ
ータをクランプ回路108の出力値により2値化する。
また,コンパレータ111は,平均化フィルタ103に
より補正,あるいはスルーされた画像データをクランプ
回路109の出力値により2値化する。
補正部105により補正,あるいはスルーされた画像デ
ータをクランプ回路108の出力値により2値化する。
また,コンパレータ111は,平均化フィルタ103に
より補正,あるいはスルーされた画像データをクランプ
回路109の出力値により2値化する。
【0028】次いで,コンパレータ110,111から
出力された2値化データがセレクタ112に入力され
る。そこで,セレクタ112は上記2値化データをエッ
ジ分離部104によるエッジ分離結果に基づいて,エッ
ジ部をMTF補正の画像とし,非エッジ部をスルーの画
像として選択出力する。すなわち,上記動作が本実施例
の第1の特徴となる部分である。
出力された2値化データがセレクタ112に入力され
る。そこで,セレクタ112は上記2値化データをエッ
ジ分離部104によるエッジ分離結果に基づいて,エッ
ジ部をMTF補正の画像とし,非エッジ部をスルーの画
像として選択出力する。すなわち,上記動作が本実施例
の第1の特徴となる部分である。
【0029】また,エッジ検出部107は,図6に示す
ようにラプラシアンフィルタを用いてコンポリュージョ
ン演算を行い,平均化フィルタ103からの画像データ
のエッジを検出し,その検出値を一定値で2値化する。
これはエッジ部分の白抜きの効果をさらに向上させるも
のであり,マイナス方向(下向き)のエッジのみを拾い
あげる。そして,パラメータセレクト信号“th(スレ
シュレベル)”(6ビット)に基づいて,ある強さ以上
の下方向エッジがコンパレータ113で検出され,セレ
クタ114で処理する。すなわち,上記動作が本実施例
の第2の特徴となる部分である。
ようにラプラシアンフィルタを用いてコンポリュージョ
ン演算を行い,平均化フィルタ103からの画像データ
のエッジを検出し,その検出値を一定値で2値化する。
これはエッジ部分の白抜きの効果をさらに向上させるも
のであり,マイナス方向(下向き)のエッジのみを拾い
あげる。そして,パラメータセレクト信号“th(スレ
シュレベル)”(6ビット)に基づいて,ある強さ以上
の下方向エッジがコンパレータ113で検出され,セレ
クタ114で処理する。すなわち,上記動作が本実施例
の第2の特徴となる部分である。
【0030】次に,本実施例における第3の特徴となる
部分であるバイナリフィルタ115の動作について説明
する。このバイナリフィルタ115は画像の地肌部分に
おける孤立点を除くことが主な目的であり,図7〜10
に示すようなマトリックスフィルタを用いる。また,こ
のフィルタによりエッジ分離において文字画像と判定さ
れたノイズについても除去される。さらに,エッジ検出
により地肌部分のノイズを白抜きにした場合の穴埋めに
も使用している。
部分であるバイナリフィルタ115の動作について説明
する。このバイナリフィルタ115は画像の地肌部分に
おける孤立点を除くことが主な目的であり,図7〜10
に示すようなマトリックスフィルタを用いる。また,こ
のフィルタによりエッジ分離において文字画像と判定さ
れたノイズについても除去される。さらに,エッジ検出
により地肌部分のノイズを白抜きにした場合の穴埋めに
も使用している。
【0031】まず,図7において,5×5の白孤立点除
去フィルタは“●”が黒ドット,“×”がDon’t
Careを示し,図7(a)〜(g)の全てのパターン
について黒ドット(●)がマッチしたときに,Don’
t Care(×)を黒ドットに変換する。
去フィルタは“●”が黒ドット,“×”がDon’t
Careを示し,図7(a)〜(g)の全てのパターン
について黒ドット(●)がマッチしたときに,Don’
t Care(×)を黒ドットに変換する。
【0032】また,図8において,5×5の黒孤立点除
去フィルタは“○”が白ドット,“×”がDon’t
Careを示し,図8(a)〜(g)の全てのパターン
について白ドット(○)がマッチしたときに,Don’
t Care(×)を白ドットに変換する。
去フィルタは“○”が白ドット,“×”がDon’t
Careを示し,図8(a)〜(g)の全てのパターン
について白ドット(○)がマッチしたときに,Don’
t Care(×)を白ドットに変換する。
【0033】また,図9において,3×3のマトリック
ス内において,“△(黒三角)”が黒ドットの場合に白
ドットに変換する。また,図10において,“△(白三
角)”が白ドットの場合に黒ドットに変換する。
ス内において,“△(黒三角)”が黒ドットの場合に白
ドットに変換する。また,図10において,“△(白三
角)”が白ドットの場合に黒ドットに変換する。
【0034】(実施例の効果)次に,本実施例が奏する
効果について列記する。第1に,2値化された画像デー
タをエッジ分離部104による白エッジ検出結果に基づ
いてセレクタ112により選択的に出力するので,処理
速度を低下させることなく,地肌上の文字を良好に再現
することができる。
効果について列記する。第1に,2値化された画像デー
タをエッジ分離部104による白エッジ検出結果に基づ
いてセレクタ112により選択的に出力するので,処理
速度を低下させることなく,地肌上の文字を良好に再現
することができる。
【0035】第2に,エッジ検出部107およびコンパ
レータ113により一定の白画素の集まりを検出し,こ
の検出結果に基づいてセレクタ112により選択的に出
力された2値化データを選択出力し,これをバイナリフ
ィルタ115により白画素を黒画素に置き換えるので,
地肌上の白抜け画素をうめることができ,良好な2値化
画像を得ることができる。
レータ113により一定の白画素の集まりを検出し,こ
の検出結果に基づいてセレクタ112により選択的に出
力された2値化データを選択出力し,これをバイナリフ
ィルタ115により白画素を黒画素に置き換えるので,
地肌上の白抜け画素をうめることができ,良好な2値化
画像を得ることができる。
【0036】第3に,エッジ検出部107およびコンパ
レータ113により一定の黒画素の集まりを検出し,こ
の検出結果に基づいてセレクタ112により選択的に出
力された2値化データを選択出力し,これをバイナリフ
ィルタ115により黒画素を白画素に置き換えるので,
黒孤立点ノイズを低減することができ,画質の向上を図
ることができる。
レータ113により一定の黒画素の集まりを検出し,こ
の検出結果に基づいてセレクタ112により選択的に出
力された2値化データを選択出力し,これをバイナリフ
ィルタ115により黒画素を白画素に置き換えるので,
黒孤立点ノイズを低減することができ,画質の向上を図
ることができる。
【0037】(実施例の応用例)ところで,以上述べて
きた実施例は図1に示した構成に基づくものであるが,
この他に次のような構成にしてもよい。すなわち,図1
1は,他の実施例に係る画像処理装置の構成を示すブロ
ック図であり,図1に対し,平均化フィルタ103をγ
補正部101とMTF補正部102との間に移動した構
成とし,他の部分は図1と同じである。したがって,そ
れぞれのブロックの機能動作も同様に行われるので,そ
の説明は省略する。
きた実施例は図1に示した構成に基づくものであるが,
この他に次のような構成にしてもよい。すなわち,図1
1は,他の実施例に係る画像処理装置の構成を示すブロ
ック図であり,図1に対し,平均化フィルタ103をγ
補正部101とMTF補正部102との間に移動した構
成とし,他の部分は図1と同じである。したがって,そ
れぞれのブロックの機能動作も同様に行われるので,そ
の説明は省略する。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように,本発明に係る画像
処理装置(請求項1)によれば,入力画像の白エッジ領
域を検出し,エッジ部を分離する。また,入力画像の注
目画素を該注目画素を中心とした周辺画素により平滑化
処理し,平滑後の文字部のエッジを強調し,2値化デー
タを出力する。また,これと並行して2値化のためのし
きい値を算出し,該しきい値の上限および下限値を決定
する。そして,上記しきい値に基づいて2値化データを
比較出力し,さらに,この2値化データをエッジ分離結
果に基づいて選択出力するため,比較的簡単なハード構
成で,かつ,処理速度を低下させることなく地肌上の文
字を良好に再現することができる。
処理装置(請求項1)によれば,入力画像の白エッジ領
域を検出し,エッジ部を分離する。また,入力画像の注
目画素を該注目画素を中心とした周辺画素により平滑化
処理し,平滑後の文字部のエッジを強調し,2値化デー
タを出力する。また,これと並行して2値化のためのし
きい値を算出し,該しきい値の上限および下限値を決定
する。そして,上記しきい値に基づいて2値化データを
比較出力し,さらに,この2値化データをエッジ分離結
果に基づいて選択出力するため,比較的簡単なハード構
成で,かつ,処理速度を低下させることなく地肌上の文
字を良好に再現することができる。
【0039】また,本発明に係る画像処理装置(請求項
2)によれば,入力画像の白エッジ領域を検出し,エッ
ジ部を分離する。また,入力画像の注目画素を該注目画
素を中心とした周辺画素により平滑化処理し,平滑後の
文字部のエッジを強調し,2値化データを出力する。ま
た,これと並行して2値化のためのしきい値を算出し,
該しきい値の上限および下限値を決定する。そして,上
記しきい値に基づいて2値化データを比較出力し,この
2値化データをエッジ分離結果に基づいて選択出力す
る。さらに,平滑後における画像の一定の白画素の集合
を検出し,この検出結果を所定値に基づいて比較出力す
る。その後,第2のデータ選択手段の出力結果に基づい
てデータ選択手段から出力された2値化データを選択出
力し,第2のデータ選択手段から与えられる2値化デー
タの白画素を黒画素に置換処理するため,比較的簡単な
ハード構成で画像上の白抜けノイズの発生が抑制され,
地肌上の文字を良好に再現することができる。
2)によれば,入力画像の白エッジ領域を検出し,エッ
ジ部を分離する。また,入力画像の注目画素を該注目画
素を中心とした周辺画素により平滑化処理し,平滑後の
文字部のエッジを強調し,2値化データを出力する。ま
た,これと並行して2値化のためのしきい値を算出し,
該しきい値の上限および下限値を決定する。そして,上
記しきい値に基づいて2値化データを比較出力し,この
2値化データをエッジ分離結果に基づいて選択出力す
る。さらに,平滑後における画像の一定の白画素の集合
を検出し,この検出結果を所定値に基づいて比較出力す
る。その後,第2のデータ選択手段の出力結果に基づい
てデータ選択手段から出力された2値化データを選択出
力し,第2のデータ選択手段から与えられる2値化デー
タの白画素を黒画素に置換処理するため,比較的簡単な
ハード構成で画像上の白抜けノイズの発生が抑制され,
地肌上の文字を良好に再現することができる。
【0040】また,本発明に係る画像処理装置(請求項
3)によれば,入力画像の白エッジ領域を検出し,エッ
ジ部を分離する。また,入力画像の注目画素を該注目画
素を中心とした周辺画素により平滑化処理し,平滑後の
文字部のエッジを強調し,2値化データを出力する。ま
た,これと並行して2値化のためのしきい値を算出し,
該しきい値の上限および下限値を決定する。そして,上
記しきい値に基づいて2値化データを比較出力し,この
2値化データをエッジ分離結果に基づいて選択出力す
る。さらに,平滑後における画像の一定の黒画素の集合
を検出し,この検出結果を所定値に基づいて比較出力す
る。その後,第2のデータ選択手段の出力結果に基づい
てデータ選択手段から出力された2値化データを選択出
力し,第2のデータ選択手段から与えられる2値化デー
タの黒画素を白画素に置換処理するため,比較的簡単な
ハード構成で文字領域の黒孤立点ノイズの発生が抑制さ
れ,良好な画質に再現することができる。
3)によれば,入力画像の白エッジ領域を検出し,エッ
ジ部を分離する。また,入力画像の注目画素を該注目画
素を中心とした周辺画素により平滑化処理し,平滑後の
文字部のエッジを強調し,2値化データを出力する。ま
た,これと並行して2値化のためのしきい値を算出し,
該しきい値の上限および下限値を決定する。そして,上
記しきい値に基づいて2値化データを比較出力し,この
2値化データをエッジ分離結果に基づいて選択出力す
る。さらに,平滑後における画像の一定の黒画素の集合
を検出し,この検出結果を所定値に基づいて比較出力す
る。その後,第2のデータ選択手段の出力結果に基づい
てデータ選択手段から出力された2値化データを選択出
力し,第2のデータ選択手段から与えられる2値化デー
タの黒画素を白画素に置換処理するため,比較的簡単な
ハード構成で文字領域の黒孤立点ノイズの発生が抑制さ
れ,良好な画質に再現することができる。
【図1】この実施例に係る画像処理装置の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】MTF補正(エッジ検出)に用いるマトリック
スフィルタ例を示す説明図である。
スフィルタ例を示す説明図である。
【図3】平滑化処理に用いるマトリックスフィルタ例を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図4】MTF補正(エッジ強調)に用いるマトリック
スフィルタ例を示す説明図である。
スフィルタ例を示す説明図である。
【図5】平均化フィルタ(2値しきい値算出)として用
いるマトリックスフィルタ例を示す説明図である。
いるマトリックスフィルタ例を示す説明図である。
【図6】エッジ検出処理に用いるマトリックスフィルタ
例を示す説明図である。
例を示す説明図である。
【図7】バイナリフィルタにおける白孤立点除去用のマ
トリックスフィルタ例を示す説明図である。
トリックスフィルタ例を示す説明図である。
【図8】バイナリフィルタにおける黒孤立点除去用のマ
トリックスフィルタ例を示す説明図である。
トリックスフィルタ例を示す説明図である。
【図9】バイナリフィルタにおける凹凸補正時のマトリ
ックスフィルタ例を示す説明図である。
ックスフィルタ例を示す説明図である。
【図10】バイナリフィルタにおける凹凸補正時のマト
リックスフィルタ例を示す説明図である。
リックスフィルタ例を示す説明図である。
【図11】他の実施例に係る画像処理装置の構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
102 MTF補正部 103 平均化フ
ィルタ 104 エッジ分離部 105 MTF補
正部 106 平均化フィルタ 107 エッジ検
出部 108,109 クランプ回路 110,111
コンパレータ 112 セレクタ 113 コンパレ
ータ 114 セレクタ 115 バイナリ
フィルタ
ィルタ 104 エッジ分離部 105 MTF補
正部 106 平均化フィルタ 107 エッジ検
出部 108,109 クランプ回路 110,111
コンパレータ 112 セレクタ 113 コンパレ
ータ 114 セレクタ 115 バイナリ
フィルタ
Claims (3)
- 【請求項1】 入力画像の白エッジ領域を検出し,エッ
ジ部を分離するエッジ分離手段と,入力画像の注目画素
を該注目画素を中心とした周辺画素により平滑化処理す
る平滑化手段と,前記平滑化手段により平滑した文字部
のエッジを強調し,2値化データを出力するエッジ強調
手段と,2値化のためのしきい値を算出するしきい値算
出手段と,前記しきい値算出手段で算出したしきい値の
上限および下限値を決定しクランプするクランプ手段
と,前記クランプ手段のしきい値に基づいて2値化デー
タを比較出力するデータ比較手段と,前記データ比較手
段から出力された2値化データを前記エッジ分離手段の
結果に基づいて選択出力するデータ選択手段とを具備す
ることを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】 入力画像のエッジ領域を検出し,エッジ
部を分離するエッジ分離手段と,入力画像の注目画素を
該注目画素を中心とした周辺画素により平滑化処理する
平滑化手段と,前記平滑化手段により平滑した文字部の
エッジを強調し,2値化データを出力するエッジ強調手
段と,2値化のためのしきい値を算出するしきい値算出
手段と,前記しきい値算出手段で算出したしきい値の上
限および下限値を決定しクランプするクランプ手段と,
前記クランプ手段のしきい値に基づいて2値化データを
比較出力する第1のデータ比較手段と,前記第1のデー
タ比較手段から出力された2値化データを前記エッジ分
離手段の結果に基づいて選択出力する第1のデータ選択
手段と,前記平滑化手段による平滑後における画像の一
定の白画素の集合を検出するエッジ検出手段と,前記エ
ッジ検出手段の出力データを所定値に基づいて比較出力
する第2のデータ比較手段と,前記第2のデータ比較手
段の出力結果に基づいて前記第1のデータ選択手段から
出力された2値化データを選択出力する第2のデータ選
択手段と,前記第2のデータ選択手段から与えられる2
値化データの白画素を黒画素に置換処理するデータ補正
手段とを具備することを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項3】 前記エッジ検出手段が,前記平滑化手段
による平滑後における画像の一定の黒画素の集合を検出
することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7070188A JPH08272952A (ja) | 1995-03-28 | 1995-03-28 | 画像処理装置 |
US08/616,461 US5960121A (en) | 1995-03-28 | 1996-03-15 | Image processing apparatus for reducing image noise |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7070188A JPH08272952A (ja) | 1995-03-28 | 1995-03-28 | 画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08272952A true JPH08272952A (ja) | 1996-10-18 |
Family
ID=13424311
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7070188A Pending JPH08272952A (ja) | 1995-03-28 | 1995-03-28 | 画像処理装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5960121A (ja) |
JP (1) | JPH08272952A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009288887A (ja) * | 2008-05-27 | 2009-12-10 | Yoshinao Kamiyama | ワ冠画像処理コンピューターソフトウェア |
US7961951B2 (en) | 2007-08-10 | 2011-06-14 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Image processing apparatus capable of accurately removing isolated point noise, image processing method, and computer readable medium |
JP2012178647A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-09-13 | Seiko Epson Corp | 画像形成装置、および画像形成方法 |
US8384964B2 (en) | 2008-05-14 | 2013-02-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus and image processing method |
US9479148B2 (en) * | 2015-02-26 | 2016-10-25 | Lenovo Enterprise Solutions (Singapore) Pte. Ltd. | Serial data signal edge detection |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6388768B2 (en) * | 1996-04-22 | 2002-05-14 | Minolta Co., Ltd. | Image forming apparatus which excels in reproducibility of colors, fine lines and gradations even in a copy made from a copied image |
US8311360B2 (en) * | 2008-11-13 | 2012-11-13 | Seiko Epson Corporation | Shadow remover |
US10748290B2 (en) * | 2018-10-31 | 2020-08-18 | Fei Company | Smart metrology on microscope images |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3313447B2 (ja) * | 1993-03-19 | 2002-08-12 | 株式会社リコー | 画像処理装置 |
-
1995
- 1995-03-28 JP JP7070188A patent/JPH08272952A/ja active Pending
-
1996
- 1996-03-15 US US08/616,461 patent/US5960121A/en not_active Expired - Lifetime
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