JPH08271B2 - ワンウエイクラッチの保持器 - Google Patents
ワンウエイクラッチの保持器Info
- Publication number
- JPH08271B2 JPH08271B2 JP61248355A JP24835586A JPH08271B2 JP H08271 B2 JPH08271 B2 JP H08271B2 JP 61248355 A JP61248355 A JP 61248355A JP 24835586 A JP24835586 A JP 24835586A JP H08271 B2 JPH08271 B2 JP H08271B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- way clutch
- retainer
- cage
- view
- showing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D41/00—Freewheels or freewheel clutches
- F16D41/06—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface
- F16D41/069—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by pivoting or rocking, e.g. sprags
- F16D41/07—Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface the intermediate members wedging by pivoting or rocking, e.g. sprags between two cylindrical surfaces
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は動力伝達装置における外輪と内輪の間に介
在して、外輪又は内輪の一方の回転に対してのみ相手方
にトルクを伝達し、他の方向の回転では空転するという
機能を有するワンウエイクラッチにおいて、トルク伝達
媒体であるスプラグを保持する保持器に関する。
在して、外輪又は内輪の一方の回転に対してのみ相手方
にトルクを伝達し、他の方向の回転では空転するという
機能を有するワンウエイクラッチにおいて、トルク伝達
媒体であるスプラグを保持する保持器に関する。
この発明の理解を容易にするために第12図でワンウエ
イクラッチの概念図を説明すれば、ワンウエイクラッチ
10は外輪60、内輪70の間に嵌入されていて、外側保持器
20と内側保持器30の間に保持されたトルク伝達媒体とし
てのスプラグ40が内外輪に接している。50は外側保持器
を外輪に固定するドラグクリップである。図示の例では
外輪が時計方向のＡ方向か、内輪が反時計方向のａ方向
に回転するときは、両者は空転してトルクを伝達せず、
逆に外輪が反時計方向のＢ方向か、内輪が時計方向のｂ
方向かに回転すればスプラグ40が立って、内外輪間に摩
擦係合が生じ、トルクを相手方に伝達する。
イクラッチの概念図を説明すれば、ワンウエイクラッチ
10は外輪60、内輪70の間に嵌入されていて、外側保持器
20と内側保持器30の間に保持されたトルク伝達媒体とし
てのスプラグ40が内外輪に接している。50は外側保持器
を外輪に固定するドラグクリップである。図示の例では
外輪が時計方向のＡ方向か、内輪が反時計方向のａ方向
に回転するときは、両者は空転してトルクを伝達せず、
逆に外輪が反時計方向のＢ方向か、内輪が時計方向のｂ
方向かに回転すればスプラグ40が立って、内外輪間に摩
擦係合が生じ、トルクを相手方に伝達する。
第13図は外側保持器20と内側保持器30とを抜き出して
示した図、第14図はスプラグ40の斜視図、第15図は内外
保持器にスプラグを保持し組立てた状態を示す図であっ
て、21,31は保持器の絞り面（側面）、24,34はスプラグ
を保持する孔である。22は鍔状部を示している。
示した図、第14図はスプラグ40の斜視図、第15図は内外
保持器にスプラグを保持し組立てた状態を示す図であっ
て、21,31は保持器の絞り面（側面）、24,34はスプラグ
を保持する孔である。22は鍔状部を示している。
従来このような保持器を製造するには、（以後外側保
持器20について説明してあるが、内側保持器についても
全く同様である。）金属の板を絞って、第16図に示す椀
状体20′を形成する。この絞り面（側面）21、鍔状部2
2、底面23からなる椀状体20′に対して、図の点線Ｂで
示す部分で切断し、第17図に示す保持器20の形状とな
し、ついで第18図に示すスプラグ保持孔24,……を打抜
いて製品とする。
持器20について説明してあるが、内側保持器についても
全く同様である。）金属の板を絞って、第16図に示す椀
状体20′を形成する。この絞り面（側面）21、鍔状部2
2、底面23からなる椀状体20′に対して、図の点線Ｂで
示す部分で切断し、第17図に示す保持器20の形状とな
し、ついで第18図に示すスプラグ保持孔24,……を打抜
いて製品とする。
第６図に側面図、第７図に第６図をＸ方向（即ち保持
器20の外側）からみた平面図を示す通り、外側保持器20
を外輪60に固定し、ワンウエイクラッチの作動を良好に
するために、孔24の側方縁部にドラグクリップ50を取り
つけるものであるが、図で51は側縁部にひっかかるハン
ガー52は脚部の根本を示している。
器20の外側）からみた平面図を示す通り、外側保持器20
を外輪60に固定し、ワンウエイクラッチの作動を良好に
するために、孔24の側方縁部にドラグクリップ50を取り
つけるものであるが、図で51は側縁部にひっかかるハン
ガー52は脚部の根本を示している。
従来の製造方法で作成されたものでは、第８図に示す
如く、取付後傾いてしまうことがある。又機械に組み付
ける際にも問題があった。
如く、取付後傾いてしまうことがある。又機械に組み付
ける際にも問題があった。
この発明の前記の欠点を解消するために、ワンウエイ
クラッチの保持器を、椀形に絞った金属の板の底部を打
抜くことによって作成し、外周隅角部に丸味を有するよ
うに形成したものである。
クラッチの保持器を、椀形に絞った金属の板の底部を打
抜くことによって作成し、外周隅角部に丸味を有するよ
うに形成したものである。
第１図ないし第３図はこの発明の保持器の製造の工程
を示し、金属板を絞り加工して椀状体20′を形成し（第
１図）、ついで打抜き加工で底板25をＢ′で示す位置で
打抜き、第２図に示す如く保持器20を形成する。さらに
第３図に示すようにスプラグ保持孔24、……を打抜いて
完成する。図で21は絞り面、22は鍔状部を示しているこ
とは同様である。
を示し、金属板を絞り加工して椀状体20′を形成し（第
１図）、ついで打抜き加工で底板25をＢ′で示す位置で
打抜き、第２図に示す如く保持器20を形成する。さらに
第３図に示すようにスプラグ保持孔24、……を打抜いて
完成する。図で21は絞り面、22は鍔状部を示しているこ
とは同様である。
従来の方法で製造した場合の切断面は第４図のＣで示
す如く平面形状に近いものになるが、この発明の保持器
は絞り面21と底面の鏡で打抜いているので、第５図の
Ｃ′で示す如く丸味Ｒの部分が残ることになる。25は打
抜き面を示している。
す如く平面形状に近いものになるが、この発明の保持器
は絞り面21と底面の鏡で打抜いているので、第５図の
Ｃ′で示す如く丸味Ｒの部分が残ることになる。25は打
抜き面を示している。
この発明の保持器は外周隅角部にこのように丸味Ｒが
ついているので、ドラグクリップの組み付けに工合が良
い。即ち第９図及びその下部の拡大図である第10図から
判るように、ハンガー51の上方片51′及び根本部52をＲ
部分26に密着させることより、又段差がついているので
ドラグストリップの傾きを防止できる。又打抜き面25の
勾配にハンガーの下方片51″を合わせれば一層の傾き防
止になる。
ついているので、ドラグクリップの組み付けに工合が良
い。即ち第９図及びその下部の拡大図である第10図から
判るように、ハンガー51の上方片51′及び根本部52をＲ
部分26に密着させることより、又段差がついているので
ドラグストリップの傾きを防止できる。又打抜き面25の
勾配にハンガーの下方片51″を合わせれば一層の傾き防
止になる。
さらに第11図に示す如く外輪への挿入のとき、挿入方
向Ｙに外周隅角部Ｒの方向を合わせれば、組み立てると
きのひっかかりを防止することもできる。
向Ｙに外周隅角部Ｒの方向を合わせれば、組み立てると
きのひっかかりを防止することもできる。
（効果） この発明の保持器は前記の如き構成であって、椀形に
絞った金属の板の底部全体を軸方向に打ち抜くので外周
隅角部には椀形に絞った時の曲面が残り、従来廃材とし
て捨てた部分を有効活用できるのと、面取り等の追加加
工をしなくても、外周隅角部に丸味が形成されているの
で、ドラグクリップの組み付けに具合が良く、ドラグク
リップが傾かないように確実に取り付けることができる
という効果を奏するものである。
絞った金属の板の底部全体を軸方向に打ち抜くので外周
隅角部には椀形に絞った時の曲面が残り、従来廃材とし
て捨てた部分を有効活用できるのと、面取り等の追加加
工をしなくても、外周隅角部に丸味が形成されているの
で、ドラグクリップの組み付けに具合が良く、ドラグク
リップが傾かないように確実に取り付けることができる
という効果を奏するものである。
第１図ないし第３図はこの発明の方法の工程の順序を示
す図、第４図、第５図は切断面の比較を示す図、第６図
はドラグクリップを嵌めた状態を示す側面図、第７図は
同じく平面図、第８図はドラグクリップが傾いた状態を
示す図、第９図はこの発明で形成した保持器にドラグク
リップを嵌め込んだ状態の側面図、第10図は第９図の要
部拡大図、第11図は外輪に嵌めこむ状態を示す図、第12
図はワンウエイクラッチの説明図、第13図は内外側保持
器を取り出して示した斜視図、第14図はスプラグの斜視
図、第15図は内外保持器の組立状態を示す図、第16図な
いし第18図は従来の方法の工程の順序を示す図である。 符号の説明 10……ワンウエイクラッチ、20……外側保持器、21……
絞り面、22……鍔状部、23……底面、24……孔、30……
外側保持器、31……絞り面、34……孔、40……スプラ
グ、50……ドラグクリップ、60……外輪、70……内輪。
す図、第４図、第５図は切断面の比較を示す図、第６図
はドラグクリップを嵌めた状態を示す側面図、第７図は
同じく平面図、第８図はドラグクリップが傾いた状態を
示す図、第９図はこの発明で形成した保持器にドラグク
リップを嵌め込んだ状態の側面図、第10図は第９図の要
部拡大図、第11図は外輪に嵌めこむ状態を示す図、第12
図はワンウエイクラッチの説明図、第13図は内外側保持
器を取り出して示した斜視図、第14図はスプラグの斜視
図、第15図は内外保持器の組立状態を示す図、第16図な
いし第18図は従来の方法の工程の順序を示す図である。 符号の説明 10……ワンウエイクラッチ、20……外側保持器、21……
絞り面、22……鍔状部、23……底面、24……孔、30……
外側保持器、31……絞り面、34……孔、40……スプラ
グ、50……ドラグクリップ、60……外輪、70……内輪。
Claims (1)
- 【請求項１】ワンウエイクラッチの保持器において、椀
形に絞った金属の板の環状の側面を残し、底部全体を軸
方向に打抜くことによって作成した保持器であって、外
周隅角部に丸味を有するように形成されていることを特
徴とするワンウエイクラッチの保持器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61248355A JPH08271B2 (ja) | 1986-10-21 | 1986-10-21 | ワンウエイクラッチの保持器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61248355A JPH08271B2 (ja) | 1986-10-21 | 1986-10-21 | ワンウエイクラッチの保持器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63104739A JPS63104739A (ja) | 1988-05-10 |
| JPH08271B2 true JPH08271B2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=17176867
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61248355A Expired - Lifetime JPH08271B2 (ja) | 1986-10-21 | 1986-10-21 | ワンウエイクラッチの保持器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08271B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0618752U (ja) * | 1992-08-11 | 1994-03-11 | 八千代工業株式会社 | 摺動体の駆動装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59183940A (ja) * | 1983-04-04 | 1984-10-19 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | アルミニウム製筒体の成形方法 |
| JPS60127128U (ja) * | 1984-01-31 | 1985-08-27 | エヌエスケー・ワーナー株式会社 | ワンウェイクラッチの転動体保持器 |
| JPS61165243A (ja) * | 1985-01-18 | 1986-07-25 | Toshiharu Kazama | 外周囲に歯形を有するプレス加工物およびその成形方法 |
-
1986
- 1986-10-21 JP JP61248355A patent/JPH08271B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63104739A (ja) | 1988-05-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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