JPH08271911A - 液晶表示素子 - Google Patents
液晶表示素子Info
- Publication number
- JPH08271911A JPH08271911A JP7340795A JP7340795A JPH08271911A JP H08271911 A JPH08271911 A JP H08271911A JP 7340795 A JP7340795 A JP 7340795A JP 7340795 A JP7340795 A JP 7340795A JP H08271911 A JPH08271911 A JP H08271911A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- sealing material
- substrates
- crystal display
- outside
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シール材の外側における両基板間の隙間を密
閉して電食の発生を確実に防止することができる液晶表
示素子を提供する。 【構成】 一対の透明な基板１１，１２が枠状のシール
材１３を介して重合接着され、その両基板１１，１２と
シール材１３とで囲まれた領域内に液晶１４が封入さ
れ、基板１１の内面には駆動信号供給用の複数の配線１
５が配列形成され、これら配線１５が前記シール材１３
の内側から外側に延出し、その延出端部が端子部１５ａ
として用いられる液晶表示素子において、前記シール材
１３の外側面に、前記配線１５が形成された領域の区間
の一端側の端部と他端側の端部において、その外側に向
って突出する突部１３ａ，１３ｂを形成し、両基板１
１，１２間のシール材１３の外側面側の隙間ａに、その
外側から少なくとも前記一方の突部１３ａから他方の突
部１３ｂに亘る区間に連続して封止材１６を塗布する。
閉して電食の発生を確実に防止することができる液晶表
示素子を提供する。 【構成】 一対の透明な基板１１，１２が枠状のシール
材１３を介して重合接着され、その両基板１１，１２と
シール材１３とで囲まれた領域内に液晶１４が封入さ
れ、基板１１の内面には駆動信号供給用の複数の配線１
５が配列形成され、これら配線１５が前記シール材１３
の内側から外側に延出し、その延出端部が端子部１５ａ
として用いられる液晶表示素子において、前記シール材
１３の外側面に、前記配線１５が形成された領域の区間
の一端側の端部と他端側の端部において、その外側に向
って突出する突部１３ａ，１３ｂを形成し、両基板１
１，１２間のシール材１３の外側面側の隙間ａに、その
外側から少なくとも前記一方の突部１３ａから他方の突
部１３ｂに亘る区間に連続して封止材１６を塗布する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、液晶を用いて画像を
表示する液晶表示素子に関する。
表示する液晶表示素子に関する。
【０００２】
【従来の技術】液晶表示素子は、ガラス等からなる一対
の透明な基板を枠状のシール材を介して重合接着し、そ
の両基板とシール材とで囲まれた領域内に液晶を封入し
てなる。そしてアクティブマトリックス型の液晶表示素
子においては、一方の基板の内面に、縦横に配列する複
数の透明な画素電極と、これら画素電極に接続する複数
の薄膜トランジスタと、これら薄膜トランジスタに駆動
信号を供給する複数のゲート配線およびデータ配線が形
成されている。ゲート配線およびデータ配線の一端側の
端部は、それぞれ前記シール材の内側から外側に延出
し、その延出端部が駆動回路接続用の端子部となってい
る。
の透明な基板を枠状のシール材を介して重合接着し、そ
の両基板とシール材とで囲まれた領域内に液晶を封入し
てなる。そしてアクティブマトリックス型の液晶表示素
子においては、一方の基板の内面に、縦横に配列する複
数の透明な画素電極と、これら画素電極に接続する複数
の薄膜トランジスタと、これら薄膜トランジスタに駆動
信号を供給する複数のゲート配線およびデータ配線が形
成されている。ゲート配線およびデータ配線の一端側の
端部は、それぞれ前記シール材の内側から外側に延出
し、その延出端部が駆動回路接続用の端子部となってい
る。
【０００３】図３および図４にはその配線がシール材か
ら延出する部分の構造を示してあり、１および２が互い
に対向した透明な基板で、この両基板１，２が枠状のシ
ール材３で接着され、その両基板１，２とシール材３と
で囲まれた領域内に液晶４が封入されている。そして一
方の基板１の上に配線５が形成され、この配線５の端部
がシール材３の内側から外側に延出し、その延出端部が
端子部５ａとなっている。
ら延出する部分の構造を示してあり、１および２が互い
に対向した透明な基板で、この両基板１，２が枠状のシ
ール材３で接着され、その両基板１，２とシール材３と
で囲まれた領域内に液晶４が封入されている。そして一
方の基板１の上に配線５が形成され、この配線５の端部
がシール材３の内側から外側に延出し、その延出端部が
端子部５ａとなっている。
【０００４】このような構造をもつ液晶表示素子におい
ては、シール材３の外側における両基板１，２間の隙間
ａ内にゴミや水分等の異物が侵入し、この異物により前
記隙間ａの部分で配線５に電食が生じ、この電食により
図５のＡ部に示すように、配線５が破壊して断線を起こ
してしまうことが一般に知られている。特に、アクティ
ブマトリックス型の液晶表示素子のように、配線５の材
料としてＡｌやＡｌ系合金等の金属が用いられている場
合に、その電食が発生しやすい。
ては、シール材３の外側における両基板１，２間の隙間
ａ内にゴミや水分等の異物が侵入し、この異物により前
記隙間ａの部分で配線５に電食が生じ、この電食により
図５のＡ部に示すように、配線５が破壊して断線を起こ
してしまうことが一般に知られている。特に、アクティ
ブマトリックス型の液晶表示素子のように、配線５の材
料としてＡｌやＡｌ系合金等の金属が用いられている場
合に、その電食が発生しやすい。
【０００５】そこで、その電食防止対策として、図６に
示すように、シール材３の外側における基板１，２間の
隙間ａを埋めるべく、その隙間ａの外側から封止材６を
塗布することが一般に行なわれている。
示すように、シール材３の外側における基板１，２間の
隙間ａを埋めるべく、その隙間ａの外側から封止材６を
塗布することが一般に行なわれている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、基板
１，２間の隙間ａの間隔はごく小さく、したがって封止
材６をその隙間ａの奥方部にまで充分に満たすことが困
難で、このため図６に示すように、その隙間ａの奥方部
に空洞部ａ1 が残り、この空洞部ａ1 がその両端側にお
いて外部に連通し、その連通部分を通して空洞部ａ1 内
にゴミや水分等の異物が侵入し、これが原因でやはり電
食が発生しやすくなる。
１，２間の隙間ａの間隔はごく小さく、したがって封止
材６をその隙間ａの奥方部にまで充分に満たすことが困
難で、このため図６に示すように、その隙間ａの奥方部
に空洞部ａ1 が残り、この空洞部ａ1 がその両端側にお
いて外部に連通し、その連通部分を通して空洞部ａ1 内
にゴミや水分等の異物が侵入し、これが原因でやはり電
食が発生しやすくなる。
【０００７】この発明はこのような点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、シール材の外側に
おける両基板間の隙間を密閉して電食の発生を確実に防
止することができる液晶表示素子を提供することにあ
る。
たもので、その目的とするところは、シール材の外側に
おける両基板間の隙間を密閉して電食の発生を確実に防
止することができる液晶表示素子を提供することにあ
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この発明はこのような目
的を達成するために、一対の透明な基板が枠状のシール
材を介して重合接着され、その両基板とシール材とで囲
まれた領域内に液晶が封入され、基板の内面には駆動信
号供給用の複数の配線が配列形成され、これら配線が前
記シール材の内側から外側に延出し、その延出端部が端
子部として用いられる液晶表示素子において、前記シー
ル材の外側面に、前記配線が形成された領域の区間の一
端側の端部と他端側の端部において、その外側に向って
突出する突部を形成し、両基板間のシール材の外側面側
の隙間に、その外側から少なくとも前記一方の突部から
他方の突部に亘る区間に連続して封止材を塗布するよう
にしたものである。
的を達成するために、一対の透明な基板が枠状のシール
材を介して重合接着され、その両基板とシール材とで囲
まれた領域内に液晶が封入され、基板の内面には駆動信
号供給用の複数の配線が配列形成され、これら配線が前
記シール材の内側から外側に延出し、その延出端部が端
子部として用いられる液晶表示素子において、前記シー
ル材の外側面に、前記配線が形成された領域の区間の一
端側の端部と他端側の端部において、その外側に向って
突出する突部を形成し、両基板間のシール材の外側面側
の隙間に、その外側から少なくとも前記一方の突部から
他方の突部に亘る区間に連続して封止材を塗布するよう
にしたものである。
【０００９】
【作用】このような構成においては、封止材が両基板間
の隙間の奥方部にまで満たされずにその隙間の奥方部に
空洞部が生じた場合においても、その空洞部の両端側が
シール材の外側面から突出した突部により封止され、し
たがって空洞部内が外部と連通しない確実な密閉状態と
なり、このためその空洞部内には外部からゴミや水分等
の異物が侵入せず、そのゴミや水分等の異物の介在に起
因する配線の電食を確実に防止することが可能となる。
の隙間の奥方部にまで満たされずにその隙間の奥方部に
空洞部が生じた場合においても、その空洞部の両端側が
シール材の外側面から突出した突部により封止され、し
たがって空洞部内が外部と連通しない確実な密閉状態と
なり、このためその空洞部内には外部からゴミや水分等
の異物が侵入せず、そのゴミや水分等の異物の介在に起
因する配線の電食を確実に防止することが可能となる。
【００１０】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図１およ
び図２を参照して説明する。図に示す１１および１２
は、例えばアクティブマトリックス型の液晶表示素子に
おける透明な基板で、１３がその両基板１１，１２を接
着した枠状のシール材、１４が両基板１１，１２と前記
シール材１３とで囲まれた領域内に封入された液晶であ
る。
び図２を参照して説明する。図に示す１１および１２
は、例えばアクティブマトリックス型の液晶表示素子に
おける透明な基板で、１３がその両基板１１，１２を接
着した枠状のシール材、１４が両基板１１，１２と前記
シール材１３とで囲まれた領域内に封入された液晶であ
る。
【００１１】そして一方の基板１１の上に複数の配線１
５が配列形成されている。前記配線１５は、基板１１に
形成された能動素子としての薄膜トランジスタ（図示せ
ず）にデータ信号を供給するデータ配線、あるいはゲー
ト信号を供給するゲート配線であり、この配線１５はＡ
ｌあるいはＡｌ−Ｔｉ等のＡｌ系合金により形成されて
いる。
５が配列形成されている。前記配線１５は、基板１１に
形成された能動素子としての薄膜トランジスタ（図示せ
ず）にデータ信号を供給するデータ配線、あるいはゲー
ト信号を供給するゲート配線であり、この配線１５はＡ
ｌあるいはＡｌ−Ｔｉ等のＡｌ系合金により形成されて
いる。
【００１２】各配線１５の一端側の端部は、シール材１
３の内側から外側に延出し、その延出端部が端子部１５
ａとして基板１１の上に配列し、これら端子部１５ａに
例えばＴＡＢ実装あるいはＣＯＧ実装により駆動回路
（図示せず）を接続することができるようになってい
る。
３の内側から外側に延出し、その延出端部が端子部１５
ａとして基板１１の上に配列し、これら端子部１５ａに
例えばＴＡＢ実装あるいはＣＯＧ実装により駆動回路
（図示せず）を接続することができるようになってい
る。
【００１３】シール材１３の外側面には、図１に示すよ
うに、配線１５が形成された領域の区間Ｌの一端側の端
部と他端側の端部に対応する位置において、その外側に
向って突出する例えば断面三角状の突部１３ａ，１３ｂ
が一体に突出形成されている。
うに、配線１５が形成された領域の区間Ｌの一端側の端
部と他端側の端部に対応する位置において、その外側に
向って突出する例えば断面三角状の突部１３ａ，１３ｂ
が一体に突出形成されている。
【００１４】シール材１３の外側面側における両基板１
１，１２間の隙間ａには、この隙間ａを埋めるべく、そ
の外側から少なくとも前記一方の突部１３ａから他方の
突部１３ｂに亘る区間に連続して封止材１６が塗布され
ている。
１，１２間の隙間ａには、この隙間ａを埋めるべく、そ
の外側から少なくとも前記一方の突部１３ａから他方の
突部１３ｂに亘る区間に連続して封止材１６が塗布され
ている。
【００１５】このような構成においては、封止材１６が
両基板１１，１２間の隙間ａの奥方部にまで満たされず
にその隙間ａの奥方部に空洞部ａ1 が生じた場合におい
ても、その空洞部ａ1 の両端側がシール材１３の外側面
から突出した突部１３ａ，１３ｂにより封止され、した
がって空洞部ａ1 内が外部と連通しない確実な密閉状態
となる。
両基板１１，１２間の隙間ａの奥方部にまで満たされず
にその隙間ａの奥方部に空洞部ａ1 が生じた場合におい
ても、その空洞部ａ1 の両端側がシール材１３の外側面
から突出した突部１３ａ，１３ｂにより封止され、した
がって空洞部ａ1 内が外部と連通しない確実な密閉状態
となる。
【００１６】このため空洞部ａ1 内には外部からゴミや
水分等の異物が侵入するようなことがなく、そのゴミや
水分等の異物の介在に起因する配線１５の電食を確実に
防止することができる。
水分等の異物が侵入するようなことがなく、そのゴミや
水分等の異物の介在に起因する配線１５の電食を確実に
防止することができる。
【００１７】なお、この発明はアクティブマトリックス
型の液晶表示素子に適用する場合に限らず、ストライプ
状に形成された表示用電極の一端側が駆動信号供給用の
配線としてシール材の内側から外側に延出する単純マト
リックス型の液晶表示素子に適用することも可能であ
る。
型の液晶表示素子に適用する場合に限らず、ストライプ
状に形成された表示用電極の一端側が駆動信号供給用の
配線としてシール材の内側から外側に延出する単純マト
リックス型の液晶表示素子に適用することも可能であ
る。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
シール材の外側面に互いに間隔をあけて突部を形成し、
シール材の外側における両基板間の隙間に、少なくとも
前記一方の突部から他方の突部に亘る区間に連続して封
止材を塗布するようにしたから、封止材が両基板間の隙
間の奥方部にまで満たされずにその隙間の奥方部に空洞
部が生じても、前記突部を介してその空洞部を確実に密
閉でき、したがってその空洞部内にゴミや水分等の異物
が侵入せず、そのゴミや水分等の異物の介在に起因する
配線の電食を確実に防止することができる。
シール材の外側面に互いに間隔をあけて突部を形成し、
シール材の外側における両基板間の隙間に、少なくとも
前記一方の突部から他方の突部に亘る区間に連続して封
止材を塗布するようにしたから、封止材が両基板間の隙
間の奥方部にまで満たされずにその隙間の奥方部に空洞
部が生じても、前記突部を介してその空洞部を確実に密
閉でき、したがってその空洞部内にゴミや水分等の異物
が侵入せず、そのゴミや水分等の異物の介在に起因する
配線の電食を確実に防止することができる。
【図１】この発明の一実施例を示す一部破断の平面図。
【図２】同じく断面図。
【図３】液晶表示素子の一般的な構造を示す平面図
【図４】同じく断面図。
【図５】その液晶表示素子における配線の電食状態を示
す平面図。
す平面図。
【図６】その液晶表示素子における電食防止対策を説明
するための断面図。
するための断面図。
１１，１２…基板 １３…シール材 １３ａ，１３ｂ…突部 １４…液晶 １５…封止材 ａ…隙間
Claims (1)
- 【請求項１】一対の透明な基板が枠状のシール材を介し
て重合接着され、その両基板とシール材とで囲まれた領
域内に液晶が封入され、基板の内面には駆動信号供給用
の複数の配線が配列形成され、これら配線が前記シール
材の内側から外側に延出し、その延出端部が端子部とし
て用いられる液晶表示素子において、 前記シール材の外側面に、前記配線が形成された領域の
区間の一端側の端部と他端側の端部において、その外側
に向って突出する突部を形成し、両基板間のシール材の
外側面側の隙間に、その外側から少なくとも前記一方の
突部から他方の突部に亘る区間に連続して封止材を塗布
したことを特徴とする液晶表示素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7340795A JPH08271911A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7340795A JPH08271911A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 液晶表示素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08271911A true JPH08271911A (ja) | 1996-10-18 |
Family
ID=13517319
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7340795A Pending JPH08271911A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 液晶表示素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08271911A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100354705C (zh) * | 2001-04-16 | 2007-12-12 | 精工爱普生株式会社 | 电光装置、其制造方法和电子装置 |
| CN100385321C (zh) * | 2001-04-16 | 2008-04-30 | 精工爱普生株式会社 | 电光装置、其制造方法和电子装置 |
| CN113075810A (zh) * | 2021-03-24 | 2021-07-06 | 重庆惠科金渝光电科技有限公司 | 显示面板和显示终端 |
-
1995
- 1995-03-30 JP JP7340795A patent/JPH08271911A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100354705C (zh) * | 2001-04-16 | 2007-12-12 | 精工爱普生株式会社 | 电光装置、其制造方法和电子装置 |
| CN100385321C (zh) * | 2001-04-16 | 2008-04-30 | 精工爱普生株式会社 | 电光装置、其制造方法和电子装置 |
| CN113075810A (zh) * | 2021-03-24 | 2021-07-06 | 重庆惠科金渝光电科技有限公司 | 显示面板和显示终端 |
| CN113075810B (zh) * | 2021-03-24 | 2022-12-23 | 重庆惠科金渝光电科技有限公司 | 显示面板和显示终端 |
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