JPH08271803A - 共焦点走査型光学顕微鏡の自動画像形成装置 - Google Patents

共焦点走査型光学顕微鏡の自動画像形成装置

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JPH08271803A
JPH08271803A JP7887195A JP7887195A JPH08271803A JP H08271803 A JPH08271803 A JP H08271803A JP 7887195 A JP7887195 A JP 7887195A JP 7887195 A JP7887195 A JP 7887195A JP H08271803 A JPH08271803 A JP H08271803A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数の高さの平面を持ち、各平面間の斜面が急
峻な観察試料を測定する場合であっても、その測定範囲
の自動設定を正確に行なう。 【構成】光検出器13の出力信号に対する任意の信号レベ
ルと試料8 の異なる高さの平面領域数とを設定すること
で、光検出器13の出力信号レベルが上記設定した信号レ
ベル以下となっている画素数を計数し、Z移動回路15に
より光軸方向に移動を行ないながら得られる上記画素数
が予め設定された画素数以上となったか否かにより観察
試料の当該走査位置が平面領域であるか否かを検出し、
この検出結果と上記設定した平面領域数とに基づいて試
料8 の上限位置と下限位置とを検出する画像処理ユニッ
ト14を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、共焦点走査型光学顕微
鏡の自動画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、点状光源によって観察試料を点状
に照明し、この照明された試料からの透過光または反射
光を再び点状に結像させて、ピンホール開口を有する検
出器で像の濃度情報を得る共焦点光学系を有する顕微鏡
があった。
【0003】以下、この共焦点光学系を有する顕微鏡に
ついて図7を参照して説明する。
【0004】図7(a)はその概略構成図であって、点
状光源31から出た光は、ハーフミラー32を通過し、
収差の良く補正された対物レンズ33によって観察試料
34上に点として結像され、観察試料34を照明するよ
うになっている。
【0005】この観察試料34で反射した光は、再び対
物レンズ33を通った後にハーフミラー32で反射さ
れ、集光する。この集光位置にはピンホール開口を形成
したピンホール板35が配置され、そのピンホール開口
を通過した光は光検出器36で検出される。そして、観
察試料34をテレビのラスター走査と同じように2次元
走査することによって、観察試料34の2次元画像が得
られるようになっている。
【0006】ところで、図7(a)中に破線で示す光
は、対物レンズ33の集光位置からずれた位置Lからの
光を示している。このずれた光は、ピンホール板35の
ピンホール開口の位置では集光しないので、ピンホール
板35を通過できず、光検出器36には到達しない。こ
のことから、このような光学系では、対物レンズ33の
集光位置つまり合焦位置のみの画像を得ることが可能に
なる。
【0007】これは、観察試料34の観察面が平面状の
場合には有効であるが、図7(b)のように観察面が段
状で高さの異なる部分が複数存在する非平面状の観察試
料34の場合には画像を得ることが困難である。図7
(b)で示す観察試料34は、高さの高い部分Bと、高
さの低い部分Cと、高さの中間部分Aとからなり、いま
例えばAの観察面に合焦した場合、通常の光学顕微鏡で
はBやCの観察面はぼけてしまう。このため、一度の観
察操作によりA,B,Cの全部の観察面に合焦した画像
を得ることは不可能である。
【0008】もちろん、図7(a)の顕微鏡を用いて図
7(b)の観察試料34の観察面の画像を得る場合に
は、例えばAの観察面をピント合わせた画像を保存し、
同じようにして得られたBの観察面の画像と、Cの観察
面の画像と保存してすべてたし合せれば、全面に合焦し
た画像を得ることができる。この場合、実際には、各画
素について、明るさの最大値を保持させればよい。
【0009】以上の光学的特性を利用して試料の表面形
状を測定することができる。この技術について「THEORY
AND PRACTICE OF SCANNING OPTICAL MICROSCOPY」
(P.126〜P.130)に開示されている。
【0010】ここでは、試料の1点に集光し、その点に
ついて光軸方向(Z軸方向)に走査を行ない、走査中に
輝度が最高となるZ位置を検出して記憶する。次に、集
光した光をX方向に移動させ、その点位置でZ軸方向に
走査を行なって走査中の輝度が最高となるZ位置を検出
して記憶する。以上の走査を繰返しX方向及びY方向に
行なうことにより、試料の表面の形状(凹凸)を測定す
ることができるものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した共焦点光学系
を有する顕微鏡では、観察試料が対物レンズの焦点位置
から外れると画像が消えてしまうことになる。焦点位置
から外れるということは、そのときの試料の位置が最も
高い場所を過ぎた位置か、もしくは最も低い場所を過ぎ
た位置であることを示している。この特性を利用して、
試料の最も高い位置と最も低い位置を自動的に設定する
ことができる。
【0012】この技術は特開平6−308393号に開
示されている。すなわち、試料が合焦位置からはずれて
いけばいくほど、得られる画像全体が黒くなっていく。
これは、画像を形成している各画素の輝度レベルが零に
近くなると共に、この輝度レベルの画素数が増加してい
くことを示している。特開平6−308393号では、
画像の輝度信号のレベルを設定し、そのレベルの画素が
全体の画素に占める割合を調べることで、試料の最も高
い位置と最も低い位置の判断を行なっている。
【0013】しかしながら、例えば上記図7(b)に示
した形状の観察試料34において、A面とB面、もしく
はB面とC面の間の切り立った面の傾斜がきついような
場合、この斜面で反射した光はほとんど対物レンズに戻
らない可能性がある。このため、このような位置での画
像信号は、黒レベルの画像がほとんどになる。この状態
は、試料が合焦位置から外れた状態と酷似している。こ
のため、特開平6−308393号の技術では、合焦位
置が斜面にあるにも拘らず、試料の最も高い位置か最も
低い位置を検出したという、誤った判断をしてしまう可
能性が常にあり、信頼性に乏しいという不具合があっ
た。
【0014】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、複数の異なった高さの平面を持ち、且つそれぞれの
平面の間の斜面が急峻な形状を有した観察試料を測定す
る場合であっても、その測定範囲の自動設定を正確に行
なうことができ、さらに自動設定中の試料と対物レンズ
との干渉を未然に防ぐことも可能な共焦点走査型光学顕
微鏡の自動画像形成装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
点状光源から出た光を観察試料に集光する対物レンズ
と、観察試料からの光を検出する光検出器と、観察試料
に集光した光と観察試料とを相対的に2次元走査する走
査機構と、上記対物レンズの焦点位置と観察試料との相
対的な位置を光軸方向に移動する移動機構とを有する共
焦点走査型光学顕微鏡において、上記検出器の検出信号
に対する任意の信号レベルを設定するレベル設定手段
と、上記観察試料の異なる高さの平面領域数を設定する
平面数設定手段と、上記検出器の検出信号のレベルが上
記レベル設定手段で設定した信号レベル以下となってい
る画素数を計数する画素数計数手段と、上記移動機構に
より光軸方向に移動を行ないながら上記画素数計数手段
からの画素数が予め設定された画素数以上となったか否
かにより観察試料の当該走査位置が平面領域であるか否
かを検出する第1の検出手段と、この第1の検出手段の
検出結果と上記平面数設定手段で設定した平面領域数と
に基づいて観察試料の上限位置と下限位置とを検出する
第2の検出手段とを具備するようにしている。
【0016】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、上記第2の検出手段は観察試料の上限位
置を先に検出し、観察試料の下限位置を検出する際の上
記移動機構による移動範囲に制限を与えるようにしてい
る。
【0017】
【作用】この結果、請求項1記載の発明によれば、複数
の異なった高さの平面を持ち、且つそれぞれの平面の間
の斜面が急峻な形状を有した観察試料を測定する場合で
あっても、対物レンズの焦点位置と観察試料との相対的
な位置を移動させてその上下限位置を正確に検出し、測
定範囲の自動設定を確実に行なうことができる。
【0018】また請求項2記載の発明によれば、請求項
1記載の発明の効果に加えて、対物レンズの焦点位置と
観察試料との相対的な位置を移動させて観察試料の上下
限位置を自動設定する際、観察試料と対物レンズとの干
渉を未然に防ぐことができる。
【0019】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面を参照し
て説明する。
【0020】図1は共焦点走査型光学顕微鏡全体のシス
テム構成を示している。同図で1が共焦点走査型光学顕
微鏡であり、2が走査光の光源となるレーザ光源であ
る。このレーザ光源2より発生されたスポット光として
のレーザ光は、ミラー3で全反射され、ハーフミラー4
を介した後に2次元走査機構5に送られる。
【0021】この2次元走査機構5は、例えばX軸方向
走査用のガルバノミラーとY軸方向走査用のガルバノミ
ラーとを有しており、後述するXY走査制御ユニット1
6からの制御を受けて2つのガルバノミラーをX軸方
向、Y方向に振ることでスポット光をテレビのラスター
走査と同様にXY走査するもので、この2次元走査機構
5により走査されたスポット光は、レボルバ6を介して
対物レンズ7より微動ステージ9上に載置支持された試
料8に照射される。
【0022】すなわち、レボルバ6は、倍率の異なる複
数の対物レンズ7を保持したものであり、微動ステージ
9は試料8を保持するものである。また、微動ステージ
9は粗動ステージ10上に設けられる。
【0023】対物レンズ7のうち、所望の倍率を持つも
のをレボルバ6により切換えて顕微鏡の観察光路中に位
置設定することで、この位置設定された対物レンズ7を
介して2次元走査機構5からのスポット光を微動ステー
ジ9上の試料8に2次元走査しながら照射することがで
きる。
【0024】この照射による反射光は対物レンズ7を通
って2次元走査機構5に戻り、2次元走査機構5からハ
ーフミラー4へと戻される。
【0025】ハーフミラー4は、2次元走査機構5に対
するレーザ光源2の出射光路上に設けられ、2次元走査
機構5を介して得られる試料8からの反射光を検出系に
導くためのもので、ハーフミラー4で得られた試料8か
らの反射光はレンズ11により集光され、所定の径に開
口したピンホール板12を介して光検出器13に送られ
る。
【0026】すなわち、光検出器13は、その受光面の
前面にレンズ11とピンホール板12とを配し、レンズ
11の焦点位置にピンホール板12が位置するもので、
このピンホール板12を介して得られる光をその光量に
対応したアナログの電気信号(輝度信号)に変換し、画
像処理ユニット14へ送出する。
【0027】この画像処理ユニット14は、2つの画像
メモリ14A,14Bを有しており、それぞれ1フレー
ム分の記憶容量を有するものであり、ここでは共に、例
えば512画素×512画素×8ビット(256階調)
を1フレーム分として画像を記憶するものとする。
【0028】このうち画像メモリ14Aは、上記光検出
器13で得られた反射光の輝度情報を、スポット光の現
在のXY走査位置に対応した画素位置に8ビットデータ
として記憶することで画像信号を記憶するものである。
【0029】この記憶は、前回のその走査位置での輝度
情報よりも今回の輝度情報の方が大きい(明るい)場合
に、その走査画素位置の画像情報として更新保存するこ
とで、高さ位置の異なる画像を足し込むことができるよ
うにしたものである。
【0030】また画像メモリ14Bは、スポット光の現
在のXY走査位置に対応した画素位置にZ移動方向の情
報、具体的にはZ移動回路15からレボルバ6が何回移
動したかを数えた回数の値が与えられる。
【0031】この場合に画像処理ユニット14は、画像
メモリ14Aの画像データを参照して、前回のその位置
での輝度情報よりも今回の輝度情報のレベルが高い場合
に、画像メモリ14Bに対して上記回数の値をデータと
して更新させ、記憶保存させる機能を持たせてある。
【0032】画像メモリ14Bにはこのようにして、各
画素位置においてその画素位置で最大輝度を示す情報が
あるときのレボルバ移動回数値がZ走査方向の情報(こ
の情報は高さ位置を示すことになる)として記憶され
る。
【0033】画像処理ユニット14に対してのスポット
光の現在のXY走査位置情報はXY走査制御ユニット1
6よりコンピュータ17を介して与えられる。画像処理
ユニット14は、上記光検出器13からの出力信号を受
けて自動画像形成の際の自動範囲設定とその設定値のコ
ンピュータ17への伝達とZ移動回路15の制御、後述
する端面検出、合焦位置の移動制御等を行なうと共に、
画像メモリ14A,14Bに記憶したデータを読出して
コンピュータ17に与える処理を行なう。
【0034】Z移動回路15は、コンピュータ17また
は上記画像処理ユニット14に制御されて上記レボルバ
6をその高さ方向、すなわちZ軸方向に基準幅単位で移
動させるべく制御を行なう回路であり、レボルバ6を基
準幅単位で移動させる毎にその位置情報をカウントする
カウント機能と、そのカウント値を上記画像メモリ14
Bへ送出する機能とを有している。
【0035】しかるに、この画像処理ユニット14とZ
移動回路15及び上記2次元走査機構5を制御するXY
走査制御ユニット16を統括制御するものとして、コン
ピュータ17が設けられる。このコンピュータ17は、
上記XY走査制御ユニット16、Z移動回路15及び画
像処理ユニット14の統括制御の他に、画像データの保
存、再生、編集等を行なうなど、全体の制御、処理の中
枢を担うもので、必要な情報や画像等をモニタディスプ
レイ18により表示出力する。
【0036】さらに、試料8の測定を行なう際に、微動
ステージ9に載せた試料8に対する大まかなピント合わ
せを行なうものとして、テレビ光学系が用意されてい
る。これは、レーザ走査による共焦点画像でピント合わ
せを行なう場合に、焦点深度が極端に浅いためにやや使
いづらい点を考慮して用いられるものである。
【0037】すなわち、白色光源19で発生された光が
レンズ20を介した後にハーフミラー21で全反射さ
れ、レンズ22を介して、2次元走査機構5とレボルバ
6の間のレーザ光路に挿入されたミラー23で反射され
て、レボルバ6を介して対物レンズ7より微動ステージ
9上に載置支持された試料8に照射される。
【0038】そして、この照射による反射光は対物レン
ズ7を通ってミラー23により反射され、レンズ22を
介した後に上記ハーフミラー21を通過し、レンズ24
によりテレビカメラ25上に結像する。
【0039】このテレビカメラ25で撮影された試料画
像は、上記モニタディスプレイ18で表示されるもの
で、観察者はこのモニタディスプレイ18の画像を見な
がら粗動ステージ10を動かしてピント合わせを行な
う。このとき観察者は、試料8のおおよその形状と合焦
位置とを知ることができる。
【0040】次に、上記実施例の動作として、レーザ光
源2で発生されたレーザ光によって試料8の形状を測定
する場合の詳細を説明する。試料形状を測定するにあた
っては、高さ方向(Z軸方向)の測定範囲を設定する必
要がある。ここで、本発明による測定範囲の自動設定が
用いられるものである。
【0041】以下の説明では、試料8として図2に示す
ような形状のものを用いるものとする。図2(a)で示
す試料8は、高さの高い平面部分A、高さの低い平面部
分E、これらA面とE面との間に位置する高さの中間の
平面部分C、上記A面とC面との間の斜面部分B、上記
C面とE面との間の斜面部分D及び上記E面と試料8底
面との間の斜面部分Fを有し、各斜面部分B,D,Fは
切立った急峻なものとする。
【0042】そして、上記テレビ光学系で大まかに合わ
せた合焦位置を同図(a)中の合焦初期位置Xとする。
また、図2(b)に試料8の側面図を併せて示す如く、
合焦初期位置XからA面の方向を上限方向、合焦初期位
置XからE面の方向を下限方向と仮定する。
【0043】図3及び図4は主として画像処理ユニット
14による動作処理内容を示すもので、その当初には各
パラメータの設定を行なう(ステップS1〜S7)。
【0044】まず、検出基準レベルVref の設定を行な
う(ステップS1)。
【0045】この検出基準レベルVref は、光検出器1
3からの画像信号Vinのレベルとの比較に用いられるも
のである。前述した如く試料8が対物レンズ7の合焦位
置から外れた状態や反射したレーザ光が戻ってこない状
態では、光検出器13からの画像信号Vinが理想的には
零となる。したがって、検出基準レベルVref の値も零
に設定すればよいが、通常、画像信号Vinにはノイズ成
分等が重畳されている場合も多々あるため、零もしくは
零に近いレベルが設定されるものである。
【0046】次に検出基準画素数Nref の設定を行なう
(ステップS2)。
【0047】この検出基準画素数Nref は、レーザ画像
を構成する総画素数に対して、画像信号Vinが検出基準
レベルVref 以下であったときの画素数を示すものであ
る。試料8が対物レンズ7の合焦位置から外れた状態や
反射したレーザ光が戻ってこない状態に近付くほど画像
上の黒い領域が増えてくる、すなわち検出基準レベルV
ref 以下の画像信号Vinであった画素の割合が増えてく
るものである。このような性質を踏まえた上で、検出基
準画素数Nref の値が設定されることになる。
【0048】次に上限方向の面数Nupの設定を行なう
(ステップS3)。
【0049】この上限方向の面数Nupは、合焦初期位置
Xから上限方向にある平面の数を示すもので、本実施例
では図2に示す如く合焦初期位置Xより上限方向にある
平面はA面のみであるので、「Nup=1」となる。
【0050】次に下限方向の面数Ndownの設定を行なう
(ステップS4)。
【0051】この下限方向の面数Ndownは、合焦初期位
置Xから下限方向にある平面の数を示すもので、本実施
例では図2に示す如く合焦初期位置Xより下限方向にあ
る平面はC面とE面であるので、「Ndown=2」とな
る。
【0052】次に上限方向と下限方向のいずれを先に検
出するか、その検出方向の設定を行なう(ステップS
5)。
【0053】上下限の方向は、基本的にはどちらから先
に行ってもよいが、対物レンズ7の動作距離よりも測定
範囲(試料8の形状)が広い場合では、試料8と対物レ
ンズ7とが物理的に干渉する危険性がある。そのため、
最初に対物レンズ7と試料8との間隔が広がる方向、す
なわち上限方向を検出するように移動させたほうがよい
ことになる。
【0054】このように、検出方向を常に上限方向から
開始する場合には、予め内部設定を行なっておくこと
で、観察者によるパラメータ設定の手間を省くようにし
ておいてもよい。
【0055】次に、合焦初期位置Xが平面領域か斜面領
域かの設定を行なう(ステップS6)。
【0056】これは、合焦位置が例えば図2の形状の試
料8でA面のような平面領域と、B面のような斜面領域
とでは判断の仕方が異なるために設定されるもので、こ
こでは合焦初期位置XはB面、すなわち斜面領域である
ので、斜面領域を設定する。
【0057】そしてパラメータの最後に、レボルバ6の
移動量単位の設定を行なう(ステップS7)。
【0058】これは、測定範囲の自動設定で対物レンズ
7の合焦位置を移動しながら画像信号を評価するためで
あり、レボルバ6を上下に移動させることでレボルバ6
に取り付けられた対物レンズ7が上下に移動し、その合
焦位置と試料8との相対的な位置を光軸方向(Z方向)
に変化させるものである。
【0059】このレボルバ6の移動量単位は、小さく設
定するとZ方向の移動が細かく行われるので検出精度が
高くなるが、その分時間がかかるというデメリットがあ
る。反対に、レボルバ6の移動量単位を大きく設定する
とZ方向の移動が粗く行われるので検出精度が低くなる
が、その反面、時間を短縮できるので、検出精度と設定
時間のトレードオフにより最適な値が設定される。
【0060】なお、測定範囲を自動設定した後、実際の
測定のために再びレボルバ6を移動させるが、この測定
のためのレボルバ6の移動量単位は別に設定することに
なる。
【0061】以上のようにして各パラメータの設定を終
了すると、合焦初期位置Xにおいてレーザ光による走査
が開始される(ステップS8)。
【0062】この走査により試料8で反射した光は光検
出器13で光電変換され、画像を構成する各画素の画像
信号Vinが得られるもので、走査位置の画素毎にこの得
られた画像信号Vinと検出基準レベルVref とにより
「Vin<Vref 」となるかを判断する(ステップS
9)。
【0063】そして、「Vin<Vref 」となるときにの
み、画素数のカウントを行なう(ステップS10)。
【0064】以後、1画面の走査が終了したと判断され
るまで(ステップS11)、各画素位置で上記ステップ
S9,S10によるこの「Vin<Vref 」となるときの
みの画素数のカウントが連続して行われるもので、1画
面の走査が終了したと判断されると、この時点で画像を
構成する総画素数のうち検出基準レベルVref より画像
信号Vinが低いと判断された画素数Nが判明する。
【0065】ここで、前述した如く平面領域と斜面領域
とでは判断の仕方が異なるので、上記ステップS6によ
り設定した現在の合焦位置が平面領域であるか否かを判
断する(ステップS12)。
【0066】この時点では合焦初期位置Xは斜面である
B面にあるので、これがステップS12で判断されて、
次にカウントした画素数Nが、予め設定しておいた検出
基準画素数Nref より小さいか否かの判断を行なう(ス
テップS13)。
【0067】図5に示す如く、合焦初期位置XのあるB
面はほぼ垂直に切立っているため、対物レンズ7から試
料8に照射されたレーザ光はほとんど斜め下に反射され
る。したがって、反射光のほとんどは対物レンズ7に戻
ってこないから、画像のほとんどは真っ黒なものとな
り、結果として検出基準レベルVref 以下の画像信号V
inの画素数が多くなる。
【0068】このように斜面領域では、1画面の走査を
行なっている間に「N>Nref 」となり、これがステッ
プS13で判断されて、次にレボルバ6の移動方向を決
めるべく、現時点が上限位置を設定中であるか否か判断
する(ステップS15)。
【0069】現時点では上限位置を設定中であるので、
これが判断されて、次にレボルバ6を上限方向に上記ス
テップS7で設定した移動量単位だけZ移動回路15に
より移動させ(ステップS16)、再び上記ステップS
8からの処理に戻って、1画面分の走査を行なわせる。
【0070】この結果、図6(a)に示す状態から図6
(b)に示すように対物レンズ7の合焦位置が上限方向
に移動し、新しい合焦位置と試料8の位置でレーザ光の
走査が開始されるもので、対物レンズ7の合焦位置が斜
面領域にある間は、上記の処理が繰返し実行される。
【0071】次に、対物レンズ7の合焦位置が平面領域
に近付いてきた場合について示す。対物レンズ7の合焦
位置が平面領域に近付いてくると、試料8からの反射光
が対物レンズ7に戻ってくるようになる。
【0072】したがって、検出基準レベルVref より大
きい画像信号Vinを得た画素の数が増えることとなり、
その結果カウント画素数Nが少なくなって「N<Nref
」となることで、これがステップS13で判断され
て、合焦位置が平面領域に入ったことを宣言する処理を
行なう(ステップS14)。
【0073】その後、上限設定中であることを確認した
後(ステップS15)、レボルバ6をさらに移動量単位
だけ上限方向に移動させ(ステップS16)、再び上記
ステップS8からの処理に戻って、1画面分の走査を行
なわせる。
【0074】1画面分の走査を終え、引き続いて上記と
同様のカウント画素数Nと検出基準画素数Nref との比
較を行なうが、対物レンズ7の合焦位置が平面領域に入
ったため、これがステップS12で判断され、続いてス
テップS20で「N>Nref」であるか否かの判断を行
なう。
【0075】対物レンズ7の合焦位置が平面領域にある
場合には、前述したように「N<Nref 」となるので、
これがステップS20で判断され、上記ステップS15
を介してステップS16でレボルバ6をさらに移動量単
位だけ上限方向に移動させ、再び上記ステップS8から
の処理に戻って、1画面分の走査を行なわせる。
【0076】このレボルバ6の上限方向への移動によ
り、対物レンズ7の合焦位置が平面領域を外れて上限位
置に近付くにつれて、画像信号Vinは小さくなり、試料
8の画像は消えていく。したがってカウント画素数Nが
大きくなり、最終的には「N>Nref 」となる。これが
ステップS20で判断されると、すなわち平面領域を検
出したこととなるので、続いてこの平面領域数をカウン
トしてそのカウント値をMとする(ステップS21)。
【0077】そして、検出した平面領域が最終検出面で
あるか否かを判断する(ステップS22)。
【0078】これは、検出平面のカウント値Mと上記ス
テップS3,S4で設定した上限方向の面数Nupもしく
は下限方向の面数Ndownの値が一致するか否かにより判
断されるもので、一致した場合には最終面と判断され、
一致しない場合には対物レンズ7の合焦位置が斜面領域
に入ったことを宣言する処理を行なう(ステップS2
3)。
【0079】ここでは、検出平面のカウント値Mが
「1」であり、上記ステップS3で設定した上限方向の
面数Nupが「1」であるので、検出した平面が最終面で
あるものと判断し(ステップS22)、次にその最終面
が上限位置の最終面か、下限位置の最終面かを判断する
(ステップS24)。
【0080】ここでは上限位置の最終面であるためにこ
れがステップS24で判断され、次にこの時点でのレボ
ルバ6の位置を測定範囲の上限位置として記憶する(ス
テップS25)。
【0081】その後、次に測定範囲の下限位置を検出す
るために対物レンズ7の合焦位置が上記合焦初期位置X
となるようにレボルバ6をZ移動回路15により移動さ
せ(ステップS26)、検出方向を下限方向とする設定
を行なった後(ステップS27)、上記ステップS8から
の処理に戻って、上記上限方向の場合と同様にして下限
方向にレボルバ6を移動させながら走査を実行する。
【0082】但し、下限方向へのレボルバ6の移動に際
しては、上記した上限方向への移動とは一部異なった処
理を行なう。
【0083】これはすなわち、対物レンズ7と試料8と
が物理的に干渉してしまうのを防止すべく行なわれるも
ので、上記ステップS15で現時点が上限位置を設定中
ではないと判断した後、対物レンズ7の動作距離WDが
上限位置からのレボルバ6の移動量Lを越えたか否か判
断する(ステップS17)。
【0084】「WD>L」である場合、次にレボルバ6
を下限方向に移動量単位だけZ移動回路15により移動
させ(ステップS18)、再び上記ステップS8からの
処理に戻って、1画面分の走査を行なわせる。
【0085】しかしながら「WD<L」である場合、す
なわち対物レンズ7の動作距離WDを上限位置からのレ
ボルバ6の移動量Lが越えてしまった場合には、試料8
の一番低い面に対物レンズ7の合焦位置が到達する前
に、試料8の一番高い部分が対物レンズ7に当たってし
まうことになるので、警告を発して例えばモニタディス
プレイ18で表示させ(ステップS19)、レボルバ6
の動作を中止するか、もしくは図示する如くこの図3及
び図4の処理を終了させる。
【0086】なお、対物レンズ7の動作距離WDにはば
らつきを生じる可能性があるため、ため、余裕を見込ん
でその値を設定する際には標準値より若干小さい値を設
定してもよい。
【0087】但し、このステップS17〜S19の処理
は始めに上限位置を検出した後に下限位置を検出する処
理手順をとる場合にのみ有効であり、始めに下限位置を
検出する場合にはほとんど効果が得られない。
【0088】しかして、B面の斜面領域の検出が終了
し、次にC面の平面領域の検出が行なわれる。このC面
は最終面ではないため、引き続きD面の斜面領域の検出
を行ない、さらにE面の平面領域の検出を行なう。
【0089】E面の平面領域の検出を終えた時点で検出
平面のカウント値Mが「2」となり、下限方向の面数N
downの値が一致するので、ステップS22で最終面であ
ると判断される。
【0090】よって、このE面の平面領域が下限方向の
最終面であると判断され(ステップS24)、次にこの
時点でのレボルバ6の位置を測定範囲の下限位置として
記憶し(ステップS28)、以上でこの図3及び図4の
処理を終了する。
【0091】以上のようにして、試料8の測定範囲の上
限位置と下限位置とが自動的に設定される。自動設定に
使用する各パラメータを、コンピュータ17内のメモリ
に保存できるようにしておけば、様々な試料に応じて設
定が可能であり、試料に応じて保存しているパラメータ
を読出すことで、測定に要する手間をより簡易化するこ
とができる。
【0092】なお、平面領域をカウントする処理(ステ
ップS21)においては、以下のような問題を考慮した
処理が行なわれている。
【0093】すなわち、図5のように平面領域はある幅
を持っている。したがって、移動単位量の値によっては
この幅の中で焦点位置が2回以上横切る可能性がある。
この場合、「N>Nref 」の判断も2回以上行なわれ、
同じ平面領域にもかかわらず異なる平面領域と判断して
しまうことになる。
【0094】このため、ステップS21での処理では一
度「N>Nref 」になった場合は、その後「N>Nref
」になってもカウントが行なわれないようにする。た
だし、このままでは次の平面領域があった場合にそれを
カウントできなくなる。このため、平面領域を過ぎて斜
面領域になり「N>Nref 」になった時、次の平面領域
の検出に備えて再びステップS21でのカウントが行な
われるような処理にしておく。
【0095】次に、最終平面領域を検出した時、その時
のレボルバの位置を上限位置もしくは下限位置として記
憶する処理(ステップS27,S28)においても、以
下の処理が行なわれる。
【0096】上限位置と下限位置は測定範囲に相当す
る。測定時にはこの範囲で再度レボルバを動かして測定
を行なうことになる。ここでレボルバの移動は機械的に
行なわれるため、多少の移動誤差が生じる。このため、
測定範囲をぎりぎりに設定すると、上記の移動誤差によ
って測定範囲が予め設定していた範囲と異なってしまう
恐れがある。
【0097】このため、ステップS27,S28での処
理においては上記誤差を見込んで、測定範囲を大きめに
設定する処理が組み込まれている。
【0098】測定範囲を大きく設定する手段としては以
下の方法が考えられる。
【0099】(1)平面領域を検出した位置に、予め設
定してある量を加えてその位置を上限もしくは下限位置
とする。
【0100】予め設定してある量としては、移動単位量
を数倍した値とする。この数倍の量については、コンピ
ュータなどから観察者が設定できるものとする。
【0101】(2)最終平面領域を過ぎた領域には何も
存在しない。このためこの領域では「N<Nref 」にな
る。したがって、最終平面領域を過ぎてもレボルバを移
動させ、「N<Nref 」になった位置を上限もしくは下
限位置とする。
【0102】なお、上記実施例では、Z移動回路15が
レボルバ6をZ軸方向に移動させて合焦位置の移動を行
なうものとして説明したが、対物レンズ7と試料8との
相対的なZ軸方向での位置が移動すればよいので、例え
ばレボルバ6ではなく微動ステージ9をZ軸方向に移動
させるものとしてもよい。
【0103】以上、実施例に基づいて説明したが、本発
明中には以下の発明が含まれる。
【0104】(1) 点状光源から出た光を観察試料に
集光する対物レンズと、観察試料からの光を検出する光
検出器と、観察試料に集光した光と観察試料とを相対的
に2次元走査する走査機構と、上記対物レンズの焦点位
置と観察試料との相対的な位置を光軸方向に移動する移
動機構とを有する共焦点走査型光学顕微鏡において、上
記検出器の検出信号に対する任意の信号レベルを設定す
るレベル設定手段と、上記観察試料の異なる高さの平面
領域数を設定する平面数設定手段と、上記検出器の検出
信号のレベルが上記レベル設定手段で設定した信号レベ
ル以下となっている画素数を計数する画素数計数手段
と、上記移動機構により光軸方向に移動を行ないながら
上記画素数計数手段からの画素数が予め設定された画素
数以上となったか否かにより観察試料の当該走査位置が
平面領域であるか否かを検出する第1の検出手段と、こ
の第1の検出手段の検出結果と上記平面数設定手段で設
定した平面領域数とに基づいて観察試料の上限位置と下
限位置とを検出する第2の検出手段とを具備したことを
特徴とする共焦点走査型光学顕微鏡の自動画像形成装
置。
【0105】このようにすれば、複数の異なった高さの
平面を持ち、且つそれぞれの平面の間の斜面が急峻な形
状を有した観察試料を測定する場合であっても、対物レ
ンズの焦点位置と観察試料との相対的な位置を移動させ
てその上下限位置を正確に検出し、測定範囲の自動設定
を確実に行なうことができる。
【0106】(2) (1)記載の共焦点走査型光学顕
微鏡の自動画像形成装置において、上記第2の検出手段
は観察試料の上限位置を先に検出し、観察試料の下限位
置を検出する際の上記移動機構による移動範囲に制限を
与えることを特徴とする。
【0107】このようにすれば、対物レンズの焦点位置
と観察試料との相対的な位置を移動させて観察試料の上
下源位置を自動設定する際、観察試料と対物レンズとの
干渉を未然に防ぐことができる。
【0108】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、複
数の異なった高さの平面を持ち、且つそれぞれの平面の
間の斜面が急峻な形状を有した観察試料を測定する場合
であっても、対物レンズの焦点位置と観察試料との相対
的な位置を移動させてその上下限位置を正確に検出し、
測定範囲の自動設定を正確に行なうことができ、さらに
自動設定中の試料と対物レンズとの干渉を未然に防ぐこ
とも可能な共焦点走査型光学顕微鏡の自動画像形成装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るシステム全体の構成を
示すブロック図。
【図2】同実施例に係る観察試料の形状を例示する図。
【図3】同実施例に係る処理内容を示すフローチャー
ト。
【図4】同実施例に係る処理内容を示すフローチャー
ト。
【図5】同実施例に係る動作を説明するための図。
【図6】同実施例に係る動作を説明するための図。
【図7】従来の共焦点光学系を有する走査型顕微鏡を説
明するための図。
【符号の説明】
1…共焦点走査型光学顕微鏡 2…レーザ光源 3,23…ミラー 4,21…ハーフミラー 5…2次元走査機構 6…レボルバ 7…対物レンズ 8…試料 9…微動ステージ 10…粗動ステージ 11,20,22,24…レンズ 12…ピンホール板 13…光検出器 14…画像処理ユニット 14A,14B…画像メモリ 15…Z移動回路 16…XY走査制御ユニット 17…コンピュータ 18…モニタディスプレイ 19…白色光源 25…テレビカメラ(TVC)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点状光源から出た光を観察試料に集光す
    る対物レンズと、観察試料からの光を検出する光検出器
    と、観察試料に集光した光と観察試料とを相対的に2次
    元走査する走査機構と、上記対物レンズの焦点位置と観
    察試料との相対的な位置を光軸方向に移動する移動機構
    とを有する共焦点走査型光学顕微鏡において、 上記検出器の検出信号に対する任意の信号レベルを設定
    するレベル設定手段と、 上記観察試料の異なる高さの平面領域数を設定する平面
    数設定手段と、 上記検出器の検出信号のレベルが上記レベル設定手段で
    設定した信号レベル以下となっている画素数を計数する
    画素数計数手段と、 上記移動機構により光軸方向に移動を行ないながら上記
    画素数計数手段からの画素数が予め設定された画素数以
    上となったか否かにより観察試料の当該走査位置が平面
    領域であるか否かを検出する第1の検出手段と、 この第1の検出手段の検出結果と上記平面数設定手段で
    設定した平面領域数とに基づいて観察試料の上限位置と
    下限位置とを検出する第2の検出手段とを具備したこと
    を特徴とする共焦点走査型光学顕微鏡の自動画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 上記第2の検出手段は観察試料の上限位
    置を先に検出し、観察試料の下限位置を検出する際の上
    記移動機構による移動範囲に制限を与えることを特徴と
    する請求項1記載の共焦点走査型光学顕微鏡の自動画像
    形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100612219B1 (ko) * 2004-10-16 2006-08-14 학교법인연세대학교 음향광학편향기와 선주사 카메라를 이용한 공초점 레이저선주사 현미경
JP2008292240A (ja) * 2007-05-23 2008-12-04 Olympus Corp 3次元形状観察装置
JP2014206749A (ja) * 2014-06-13 2014-10-30 株式会社キーエンス 顕微鏡システム
JP2015079267A (ja) * 2014-12-03 2015-04-23 株式会社キーエンス 顕微鏡システム
CN107589842A (zh) * 2012-11-27 2018-01-16 原相科技股份有限公司 复合式光学装置

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