JPH08271351A - サーミスタ式温度検出器 - Google Patents

サーミスタ式温度検出器

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Publication number
JPH08271351A
JPH08271351A JP7192595A JP7192595A JPH08271351A JP H08271351 A JPH08271351 A JP H08271351A JP 7192595 A JP7192595 A JP 7192595A JP 7192595 A JP7192595 A JP 7192595A JP H08271351 A JPH08271351 A JP H08271351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermistor
resin
temperature detector
conductive member
molded
Prior art date
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Pending
Application number
JP7192595A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Isobe
謙二 磯部
Masatoshi Tokunaga
正寿 徳永
Hitoshi Shibata
柴田  均
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP7192595A priority Critical patent/JPH08271351A/ja
Publication of JPH08271351A publication Critical patent/JPH08271351A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サーミスタ素子間の熱干渉を少なくして温度
の検出精度を高める。 【構成】 第1サーミスタ1および第2サーミスタ2
は、金属製のセンサケース4に収容された樹脂製のコネ
クタ3に樹脂モールドされており、第2サーミスタに接
続されたリード2aは板状に形成されている。したがっ
て、第2サーミスタのリード2aからの放熱量を増大さ
せることができるため、第2サーミスタの熱が樹脂3d
を介して第1サーミスタ1へ伝わって第1サーミスタ1
の検出精度が低下してしまうことを防止することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、1つのケース内に複
数のサーミスタ素子を収納したサーミスタ式温度検出器
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、サーミスタ式温度検出器として
は、1つの金属製ケース内に収納された樹脂製のコネク
タ内に複数のサーミスタが樹脂モールドされたものが知
られている(実開昭49−96983号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のもの
は、あるサーミスタ素子から発生した熱が、サーミスタ
素子がモールドされた樹脂を介して他のサーミスタ素子
に伝導してしまうため、その熱が伝導されたサーミスタ
素子では正確な温度を検出することができないという問
題がある。
【0004】そこで、この発明は、サーミスタ素子によ
って発生された熱の放熱効果を高めて他のサーミスタ素
子への熱の伝導を少なくし、正確な温度を検出すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、請求項1に記載の発明では、導電部材(1
a、1b、2a)が接続された複数のサーミスタ素子
(1、2)が樹脂モールドされて金属製ケース(4)内
に収納されたサーミスタ式温度検出器において、前記複
数のサーミスタ素子(1、2)のうち、少なくとも1つ
のサーミスタ素子(1)の導電部材(2a)の樹脂モー
ルドされた部分が板状に形成されているという技術的手
段を採用する。
【0006】また、請求項2に記載の発明では、第1の
サーミスタ素子(2)と、この第1のサーミスタ素子
(2)よりも発熱量の大きい第2のサーミスタ素子
(1)とに、それぞれ導電部材(1a、1b、2a)が
接続されており、それらの各素子(1、2)および導電
部材(1a、1b、2a)が樹脂モールドされて金属製
ケース(4)内に収納されたサーミスタ式温度検出器に
おいて、前記第2のサーミスタ素子(1)の導電部材
(2a)の樹脂モールドされた部分が板状に形成されて
いるという技術的手段を採用する。
【0007】さらに、請求項3に記載の発明では、請求
項1または2に記載のサーミスタ式温度検出器におい
て、前記板状の導電部材(2a)が前記樹脂モールド部
から導出され、その導出された部分が接続端子(6)に
設定されているという技術的手段を採用する。なお、上
記各手段の括弧内の符号は、後述する実施例に記載の具
体的手段との対応関係を示すものである。
【0008】
【発明の作用効果】請求項1または2に記載の発明によ
れば、樹脂モールドされた導電部材が板状に形成されて
いるため、断面円形の導電部材が接続されたサーミスタ
素子よりも、放熱面積を増大させることができる。した
がって、導電部材が板状に形成されたサーミスタ素子で
発生された熱を導電部材から効率良く放熱させることが
でき、そのサーミスタ素子で発生された熱が他のサーミ
スタ素子に伝導される量を低減することができるため、
上記他のサーミスタ素子の温度の検出精度を高めること
ができる。
【0009】また、請求項3に記載の発明によれば、樹
脂モールド部から導出された板状の導電部材の導出され
た部分が接続端子に設定されているため、導電部材と接
続端子との接合作業を省略することができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明のサーミスタ式温度検出器を
自動車のエンジン冷却水温を検出する水温センサに適用
した実施例について図1に基づいて説明する。図1は、
この実施例におけるサーミスタ式温度検出器の全体構成
を示す断面図である。この実施例におけるサーミスタ式
温度検出器は、図1に示すように、センサケース4と、
そのセンサケース4に収容されたコネクタ3とから主に
構成されている。センサケース4は、本例ではしんちゅ
うで形成され、全長は本例では約55mmである。ま
た、コネクタ3は、本例では66ナイロンで形成されて
いる。
【0011】センサケース4は、円筒形状の円筒部4d
と、その円筒部4dと同軸上に一体形成された円筒形状
の円筒部4cと、その円筒部4cと同軸上に一体形成さ
れた開口部4aとからなり、開口部4aの径(本例では
約22mm)は円筒部4cの径より大きく、円筒部4c
の径は円筒部4dの径より大きくなっている。また、円
筒部4cの外周面にはネジ部4bが形成されており、こ
のネジ部4bを図示しないエンジン冷却水の配管に形成
されたネジ孔へねじ込むことによって、ネジ部4bより
も図面右方側の円筒部4c、4dがエンジン冷却水に浸
るように取付けられる。
【0012】コネクタ3は、図示しない雄方コネクタと
接続される雌方コネクタ部3aと、開口部4a、円筒部
4cおよび円筒部4dの内壁形状に沿う形状の樹脂部3
b、樹脂部3cおよび樹脂部3dとから形成されてい
る。なお、雌方コネクタ部3aと、樹脂部3bないし3
dとは一体形成されている。第1サーミスタ1は、樹脂
部3dによってモールドされ、円筒部4dの内面に接触
されている。第1サーミスタ1にはリード線1a(1
b)(1bは1aの向こう側にあるため図示されていな
い)が半田付けされている。リード線1a(1b)は、
樹脂部3b〜3dによってモールドされ、樹脂部3bに
インサート成形された平板状のターミナル7a(7b)
(7bは7aの向こう側にあるため図示されていない)
の平面部とそれぞれ半田付けされている。なお、リード
線1a(1b)は銅線をナイロン製材料で被覆して形成
されており、ターミナル7a(7b)はしんちゅうで形
成されている。
【0013】第2サーミスタ2は、樹脂部3cによって
モールドされ、円筒部4cの内面に接触されている。第
2サーミスタ2の一方の電極には導電部材としてのリー
ド2aが半田付けされ、他方の電極は、センサケース4
の内壁面に接しているアースプレート(図示しない)に
半田付けされている。リード2aは、しんちゅうによ
り、板状(本例では全長40mm、幅1.5mm、肉厚
0.64mm)に形成され、折り曲げ部2bにおいて略
直角に折り曲げ形成されている。つまり、リード2aと
ターミナル6とが一体形成されており、リード2aの平
面とターミナル6の平面とが直交する形となっている。
【0014】なお、リード2aとターミナル6を別個独
立に形成し、両者を半田付けなどによって接合してもよ
いし、リード2aの平面とターミナル6の平面とが面一
となるように形成してもよい。樹脂部3bに形成された
環状溝部3eとセンサケース4との間には、外部から
水、泥などがセンサケース4の内部に入り込んでくるの
を防止するためのシール部材5、具体的にはゴム製材料
で形成されたOリングが設けられている。開口部4aと
円筒部4cとの境界部には、冷却水配管内の水が漏れる
のを防止するためのシール部材8、具体的にはゴム製材
料で形成されたOリングが設けられている。また、開口
部4aの図中左端部には全周にわたってかしめ部が形成
されており、これによってコネクタ3のセンサケース4
から抜けるのが防止されている。
【0015】第1サーミスタ1が検出する水温は、図示
しない燃料噴射制御システムの制御装置に入力される。
具体的には、ターミナル7aが図示しないバッテリーに
接続され、もう1本のターミナル7bがアースに接続さ
れている。第1サーミスタの抵抗値は、自身が検出する
エンジン冷却水温によって変化するので、上記バッテリ
ーから一定の電流(本例では約1mA)を流したとき
に、エンジン冷却水温に応じて第1サーミスタ1の両端
における電位差が変化する。
【0016】そして、上記電位差は上記燃料噴射制御シ
ステムの制御装置に入力され、この電位差から水温が逆
算され、この検出水温を用いて燃料噴射量の制御が行わ
れる。また、第2サーミスタ2が検出する水温は、自動
車のインストルメントパネルに設けられた水温計にて表
示される。具体的には、ターミナル6がバッテリーに接
続され、センサケース4が上記エンジン冷却水配管に接
続されている。したがって、バッテリーから供給された
電流(本例では約200mA)は、ターミナル6→リー
ド2a→第2サーミスタ2→アースプレート→センサケ
ース4→エンジン冷却水配管→車体→アースという順で
電流が流れる。
【0017】そして、第2サーミスタ2の抵抗値は、自
身が検出するエンジン冷却水温によって変化するので、
上記バッテリーから一定の電圧を印加すると、エンジン
冷却水温に応じて上記電流値が変化する。したがって、
上記バッテリーとターミナル6との間の電気配線上に設
けられたコイルを流れる電流値が変化するので、このコ
イルが発生する電磁力が変化し、これによって水温計の
指針の振れ量が変化する。なお、供給される電流の大き
さの相違により、第1サーミスタの発熱量(殆ど発熱量
はない)よりも第2サーミスタの発熱量の方が大きい。
【0018】上述のように、第2サーミスタ2が接続さ
れたリードは板状に形成されており、放熱面積が大きい
ため、第2サーミスタ2から発生された熱を効率良く放
熱することができる。したがって、第2サーミスタ2か
ら発生された熱の樹脂部3dを介して第1サーミスタ1
に伝導される量が少なくなるため、第1サーミスタ1に
よる水温の検出精度を高めることができる。
【0019】また、図2に示すように、樹脂部3dのリ
ード線1a(1b)の周囲にリング状の溝3fを形成し
て第1サーミスタ1と第2サーミスタ2との間の断熱効
果をより一層高めることもできる。溝3fは、螺旋形状
でもよいし、V字形状でもよい。なお、リード線1a
(1b)もリード2aのように板状に形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のサーミスタ式温度検出器の断面
説明図である。
【図2】樹脂部3dに溝3fを形成したサーミスタ式温
度検出器の断面説明図である。
【符号の説明】
1・・第1サーミスタ、1a、1b・・リード線、2・
・第2サーミスタ、2a・・リード、3・・コネクタ、
4・・センサケース。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電部材が接続された複数のサーミスタ
    素子が樹脂モールドされて金属製ケース内に収納された
    サーミスタ式温度検出器において、 前記複数のサーミスタ素子のうち、少なくとも1つのサ
    ーミスタ素子の導電部材の樹脂モールドされた部分が板
    状に形成されていることを特徴とするサーミスタ式温度
    検出器。
  2. 【請求項2】 第1のサーミスタ素子と、この第1のサ
    ーミスタ素子よりも発熱量の大きい第2のサーミスタ素
    子とに、それぞれ導電部材が接続されており、それらの
    各素子および導電部材が樹脂モールドされて金属製ケー
    ス内に収納されたサーミスタ式温度検出器において、 前記第2のサーミスタ素子の導電部材の樹脂モールドさ
    れた部分が板状に形成されていることを特徴とするサー
    ミスタ式温度検出器。
  3. 【請求項3】 前記板状に形成された導電部材が前記樹
    脂モールド部から導出され、その導出された部分が接続
    端子に設定されていることを特徴とする請求項1または
    2に記載のサーミスタ式温度検出器。
JP7192595A 1995-03-29 1995-03-29 サーミスタ式温度検出器 Pending JPH08271351A (ja)

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