JPH08270439A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
内燃機関の排気浄化装置Info
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Abstract
浄化するNOx浄化用触媒3と、このNOx浄化用触媒
3の下流側に配置されていて、三元触媒に該三元触媒を
加熱可能な電気ヒータが併設されてなるヒータ付触媒5
(EHC)とを備えた排気浄化装置において、冷機時に
排気ガス中のHCが多量にEHC5に流入しないように
し、HCの付着に起因するEHC5のコーキングや異常
燃焼が防止できるようにする。 【構成】 NOx浄化用触媒3及びEHC5間に、低温
度域では排気ガス中のHCを吸着する一方、高温度域で
は上記吸着したHCを放出するHC吸着用触媒4を配置
する。
Description
エンジン等、リーンな空燃比の混合気で主に運転される
内燃機関の排気浄化装置に関し、特にヒータ付触媒を備
えた場合の該ヒータ付触媒でのHC(炭化水素)による
コーキング及び異常燃焼を防止する対策に関する。
2号公報に記載されているように、三元触媒に該三元触
媒を加熱可能な電気ヒータが併設されてなるヒータ付触
媒(以下、EHCという)を用い、これを内燃機関の排
気系に配置した排気浄化装置は知られている。
ば銅イオン交換ゼオライト)がHCの存在下で排気ガス
中のNOx(窒素酸化物)に対する浄化能だけでなく、
低温度域で排気ガス中のHCを吸着する一方、高温度域
で該吸着したHCを放出するHCに対する吸着能を持っ
ていることを利用していて、このNOx浄化用触媒の下
流側に上記EHCを配置することで、冷機時のエンジン
の始動直後には排気ガス中のHCをNOx浄化用触媒に
吸着させてHCの外部への排出を抑える一方、NOx浄
化用触媒が排気ガスにより徐々に昇温されてHCを放出
するようになるまでの間に上記EHCが自身の三元触媒
を十分に加熱してHCの浄化が行えるようにしている。
冷機時に、混合気の空燃比がリッチである場合や、内燃
機関がリーンバーン用のものである場合等では、上記E
HCの上流側にタール状のカーボンスラッジが付着し易
く、このことで、EHCにコーキングが発生したり、上
記スラッジが異常燃焼を起こしたりする虞れがある。
ッチであると、混合気の燃焼温度が十分に高くならない
ことから、混合気中のHCのうち、高級HCやアロマ分
等の高沸点HCの一部が未燃焼となり易く、そのような
未燃焼状態の高沸点HCのエンジンからの排出量が増加
するようになる。一方、リーンバーンエンジンの場合に
は、リーンな空燃比の混合気を効率よく燃焼させるため
に、例えば燃焼室の2つの吸気ポートのうちの1つのみ
に混合気を供給する等して、シリンダ壁面に沿ってタン
ブルやスワールを発生させるようにしているが、その際
に、上記高沸点HCの一部がシリンダ壁面に付着して未
燃焼になり易く、やはり、高沸点HCの排出量が増加す
ることとなる。そして、その高沸点HCがスラッジとな
ってEHCに付着するのである。
あり、その目的は、EHCを用いた排気浄化装置に改良
を加えることで、冷機時における排気ガス中のHCが多
量にEHCに流入しないようにし、HCからなるスラッ
ジの付着に起因するEHCでのコーキングや異常燃焼が
防止できるようにすることにある。
に、請求項1の発明では、EHCの上流側にHC吸着用
触媒を配置し、EHCの排気浄化用触媒が活性温度に達
するまでの間は排気ガス中のHCを上記HC吸着用触媒
に吸着させておくようにした。また、その際に、上記H
C吸着用触媒は、NOx浄化用触媒の下流側に限定して
配置することとし、これにより、HC存在下において排
気ガス中のNOxを浄化するNOx浄化用触媒の機能が
損なわれないようにした。
系に配置されていて、HCの存在下において排気ガス中
のNOxを浄化するNOx浄化用触媒と、このNOx浄
化用触媒の下流側に配置されていて、理論空燃比運転領
域での排気ガスに対する三元能を少なくとも有する排気
浄化用触媒に、該排気浄化用触媒を加熱可能なヒータが
併設されてなるヒータ付触媒とを備えた排気浄化装置が
前提である。
間に、低温度域では排気ガス中のHCを吸着する一方、
高温度域では上記吸着したHCを放出するHC吸着用触
媒が配置されているものとする。
において、内燃機関は、燃焼室毎に複数の吸気ポートを
有し、かつ該複数の吸気ポートのうちの1つの吸気ポー
トのみに混合気が供給されるように構成されているもの
とする。
において、EHCの排気浄化用触媒は三元触媒により構
成されているものとする。
において、HC吸着用触媒は、高沸点HCに対する吸着
能を有するものとする。例えば、高沸点HCのうちのア
ロマ分に対し良好なHC吸着用触媒としては、細孔径の
大きいFAU型ゼオライトが一例として挙げられるが、
その場合でも、排気ガス中のHCに占めるアロマ分の割
合は一般に30〜40%を超えることはないので、HC
吸着用触媒の全てをFAU型ゼオライトで構成する必要
はない。
機関の冷機時に内燃機関から排出された排気ガス中のN
Oxは、HCの存在下においてNOx浄化用触媒により
浄化される。そして、EHCの排気浄化用触媒が活性温
度に昇温すると、その排気浄化用触媒により、排気ガス
中の少なくともHC及びCOが浄化されるようになる。
温度に昇温されるまでの間、つまり、HC吸着用触媒が
低温度域にあるときには、排気ガス中のHCは該HC吸
着用触媒に吸着される。したがって、EHCへのHCの
流入が防止される。そして、排気ガス温度が高くなった
段階、つまり、上記HC吸着用触媒が高温度域に達した
ときには、該HC吸着用触媒は、吸着していたHCを放
出するようになる。このとき、上記EHCでは、既に活
性温度に昇温しているので、HC吸着用触媒から放出さ
れたものを含め、排気ガス中のHCはEHCにより十分
に浄化される。よって、EHCにおいて、HCの付着に
起因するコーキングや異常燃焼の発生が抑えられる。
て、燃焼室の1つの吸気ポートのみに供給された混合気
は、燃焼室内に吸入されてタンブルないしスワールを形
成する。その際に、シリンダ壁面に沿って流れる混合気
の燃料の一部は該シリンダ壁面に付着する。したがっ
て、内燃機関の燃焼工程では、燃焼効率は十分に高まる
一方、シリンダ壁面に付着した一部の燃料については燃
焼温度が十分に高まらず、いわば未燃焼状態で排出され
易い。特に、高級HCやアロマ等の高沸点HCの排出量
が増加し易い。よって、上記請求項1の発明での作用が
具体的に営まれる。
化用触媒が活性温度に昇温すると、排気ガス中のHC及
びCOのみならず、NOxについても該排気浄化用触媒
により浄化されるようになる。つまり、排気ガス中のN
Oxは、NOx浄化用触媒とEHCの排気浄化用触媒と
の2つで浄化されることとなるので、リーンな混合気に
よる内燃機関の排気浄化装置においても、NOxは十分
に浄化されるようになる。
化用触媒が活性温度に昇温されるまでの間、排気ガス中
のHCのうち、特に高沸点のHCがHC吸着用触媒に吸
着される。したがって、上記請求項1の発明において、
特に高沸点HCのEHCへの流入が防止される。
浄化装置を図面に基づいて説明する。
内燃機関としての自動車エンジン1の排気系である排気
通路2の上流側に配置されていて、HCの存在下におい
て排気ガス中のNOxを浄化するようになされたNOx
浄化用触媒3と、下流側に配置されていて、排気浄化用
触媒としての三元触媒に該三元触媒を加熱可能な電気ヒ
ータが併設されてなるEHC5とを備えている。
筒のリーンバーンエンジンであり、各燃焼室毎に2つの
吸気ポートを有していてその一方の吸気ポートのみに混
合気がインジェクションされるようになっている。そし
て、その混合気は、燃焼室内でタンブルないしスワール
を形成するようになされ、このことで、リーンな混合気
であっても十分に燃焼するようになされている。
母材としてのMFI型のゼオライトに活性種としてのP
t(白金)及びRh(ロジウム)がPt:Rh=7.
5:1の比率で担持されてなる触媒パウダーを、コージ
ェライト製のハニカム担体に該担体1リットル当たり
4.5gの割合となるように担持させてなるものが挙げ
られる。
囲気下における冷機時のエンジン1の始動時点から例え
ば40秒後に排気ガスを300℃に加熱するようになさ
れている。一方、EHC5の三元触媒の一例としては、
母材としてのアルミナ(酸化アルミニウム)及びセリア
(酸化セリウム)に活性種としてのPt及びRhが担持
されてなる触媒パウダーと、La(ランタン)及びZr
(ジルコニウム)とをコージェライト製のハニカム担体
に担持させてなるものが挙げられる。尚、その場合に、
アルミナ及びセリアの比率は6:4、Pt及びRhはP
t:Rh=5:1の比率、上記触媒パウダーは担体1リ
ットル当たり1.6gの割合、La及びZrはそれぞれ
担体に対し3wt%の割合である。また、上記ハニカム
担体の一例としては、400セル/inch2 のものが
挙げられ、その容量としては1.0リットル程度が好ま
しい。
浄化用触媒3及びEHC5間に、低温度域では排気ガス
中のHCを吸着する一方、高温度域では上記吸着したH
Cを放出するHC吸着用触媒4が配置されている。
えばFAU型のゼオライトにより構成されていて、20
0〜250℃よりも低い温度域においてHCを吸着する
一方、それよりも高い温度になったときに上記吸着した
HCを放出するようになされている。
説明する。冷機時のエンジン1は、図2に示すように、
混合気の空燃比が理論空燃比λ=1ないしリッチの状態
で、油温及び水温が所定の温度に上昇するまで運転され
る。このとき、排気ガス中のHCはHC吸着用触媒4に
吸着され、その入口ガス温度が200℃程度になるまで
保持される。
時にヒータに通電されて三元触媒(TWC)の加熱を開
始し、該三元触媒は約40秒程度で300℃に昇温す
る。そして、この三元触媒により排気ガス中のHC、C
O及びNOxの浄化を始める。したがって、入口ガス温
度が200℃程度に達してHC吸着用触媒4から放出さ
れたHCは、上記EHC5の三元触媒により浄化され
る。そして、排気ガス温度がNOx浄化用触媒3の活性
温度以上に昇温した後、排気ガス中のNOxについて
は、図3に示すように、特に空燃比がリーンの運転領域
では主にNOx浄化用触媒3により浄化され、理論空燃
比λ=1の運転領域ではEHC5の三元触媒によっても
NOxの浄化が行われる。
ス温度が200℃以上になると、HCを吸着する機能は
殆どなくなるが、HCのうちの高沸点HCに対しては、
クラッキング作用等によりその一部を低級のHCに分解
することができるので、その分だけEHC5の三元触媒
によるHCの浄化が効率よく行われるようになる。
の三元触媒が活性温度に達するまでの間は、HC吸着用
触媒4により排気ガス中のHCが吸着されるので、上記
EHC5にHCが付着するのを防止することができる。
そして、排気ガス温度が200℃以上に上昇して上記H
C吸着用触媒4に吸着されていたHCが放出されるとき
には、排気ガス自体の温度が三元触媒の活性温度に達し
ていなくても、上記EHC5の三元触媒はヒータ加熱に
より既に活性温度に十分に達しているので、この三元触
媒により排気ガス中のHCが浄化され、そのHCがEH
C5に付着することはない。よって、排気ガス中のHC
のEHC5への付着を冷機時から引き続いて防止するこ
とができるので、HCの付着に起因するEHC5のコー
キングや異常燃焼を防止することができる。
浄化用触媒3の下流側に位置しているので、HC吸着用
触媒4にHCが吸着されることに起因して、NOx浄化
用触媒3へのHCの供給に支障が生じることはなく、H
Cを還元剤として用いてのNOx浄化用触媒3によるN
Oxの浄化作用を確保することができる。
ス中のHC、CO及びNOxの各浄化率の測定を行った
実験について説明する。
と同じ三元触媒のみで浄化装置を構成した比較例1と、
三元触媒の機能を有するEHCのみで浄化装置を構成し
た比較例2と、EHCの上流側にHC吸着用触媒を配置
して浄化装置を構成した比較例3及び4とを用意し、こ
れらについても同じ実験を行った。尚、比較例3のHC
吸着用触媒にはMFI型ゼオライトを、また比較例4の
HC吸着用触媒には、本発明例の場合と同じFAU型ゼ
オライトをそれぞれ使用した。
一昼夜放置した後、エンジンを始動してその排気ガス中
のHC、CO及びNOxの各浄化率を測定するFTPモ
ード(米国のエミッションテストモード)により行っ
た。そして、エンジン始動直後の最初の排気ガスでの浄
化率(Y1浄化率)と、FTPモードを通じてのトータ
ルの浄化率とをそれぞれ調べた。以上の結果を、次の表
1に併せて示す。
例2では、始動直後から高い浄化率を示しているが、比
較例1及び2間でのHC及びNOxに対する各浄化率で
みると、HC浄化率の伸びに比べてNOx浄化率の伸び
がやや低下しているのが判る。つまり、Y1浄化率の場
合では、HC浄化率が50%から85%に伸びているの
に対し、NOx浄化率の方は、55%から80%までし
か伸びていない。また、トータル浄化率においては、H
C浄化率が84%から93%に伸びているのに対し、N
Ox浄化率の方は、88%から90%までしか伸びてい
ない。これは、EHCだけでは、リーン運転領域でのN
Ox浄化が十分に行われないことを示している。
較例2よりも比較例3の方が、また比較例3よりも比較
例4の方が、それぞれHC浄化率で向上している。これ
は、冷機時のHCがHC吸着用触媒に吸着されたことに
よる効果であると考えられる。そして、比較例4でさら
に向上しているのは、HC吸着用触媒に用いたゼオライ
トが、アロマ分を良好に吸着できる大きさの細孔径(ベ
ンゼン環の大きさに相当する7〜9オングストローム)
を有するFAU型であることによるものと考えられる。
以上のようなHCに対する全運転領域での高い浄化能に
対し、NOxについては全運転領域において十分に浄化
されているとはいえない。つまり、リーン運転領域での
浄化が不十分である。
すると、本発明例では、NOxに対し、Y1浄化率例3
では86%から92%に、またトータル浄化率では90
%から95%にそれぞれ向上している。一方、HCにつ
いては、Y1浄化率では90%を、またトータル浄化率
では97%をそれぞれ維持している。つまり、NOx浄
化用触媒をHC吸着用触媒の上流側に配置したことで、
理論空燃比及びリーンの各運転領域を通じてNOx浄化
率が向上したものと考えられる。その上、COに対して
も、Y1浄化率では53%から56%に、またトータル
浄化率では84%から86%にそれぞれ向上している。
に、比較例2〜4及び本発明例の各EHCを目視したと
ころ、比較例2ではEHCの入口側にタール状のカーボ
ンの付着していることが観察された。これに対し、比較
例3、比較例4及び本発明例では、良好な外観を呈して
いた。
気ガス中のHC、特に高沸点HCの付着によるEHCの
コーキング及び異常燃焼が生じ難く、かつHC、CO及
びNOxに対し、特にNOxに対し理論空燃比及びリー
ンの各運転領域を通じて高い浄化能を有するものである
ことが判る。
よれば、HCの存在下においてNOxを浄化するNOx
浄化用触媒と、このNOx浄化用触媒の下流側に配置さ
れ、少なくとも三元能を有する排気浄化用触媒に、該排
気浄化用触媒を加熱可能なヒータが併設されてなるEH
Cとを備えた排気浄化装置において、上記NOx浄化用
触媒及びEHC間に、低温度域では排気ガス中のHCを
吸着する一方、高温度域では上記吸着したHCを放出す
るHC吸着用触媒を配置するようにしたので、上記EH
Cの排気浄化用触媒が活性温度に昇温されるまでは排気
ガス中のHCをHC吸着用触媒に吸着してEHCへのH
Cの流入を防止できる一方、排気ガス温度が高くなって
HC吸着用触媒がHCを放出するようになったときに
は、そのHCをEHCの排気浄化用触媒により浄化する
ことができる結果、HCがEHCに付着するのを防止す
ることができ、よって、HCの付着に起因するEHCの
コーキングや異常燃焼の発生を抑えることができる。
を、燃焼室毎に複数の吸気ポートを有し、かつ1つの吸
気ポートのみに混合気が供給されるように構成されてい
るものとしたので、EHCに付着し易い高級HCやアロ
マ等の高沸点HCの排出量が増加することとなり、よっ
て、上記請求項1の発明による効果を顕著に得ることが
できる。
気浄化用触媒を三元触媒により構成するようにしたの
で、排気ガス中のNOxをNOx浄化用触媒及びEHC
の2つで浄化することとなり、リーンな運転領域におい
てNOxを十分に浄化することができる。
触媒を、高沸点HCに対する吸着能力を有するものとし
たので、上記請求項1の発明において、特に高沸点HC
のEHCへの付着を防止することができる。
図である。
示すタイミングチャート図である。
せて示すタイミングチャート図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 内燃機関の排気系に配置され、HCの存
在下において排気ガス中のNOxを浄化するNOx浄化
用触媒と、 上記NOx浄化用触媒の下流側に配置され、理論空燃比
運転領域での排気ガスに対する三元能を少なくとも有す
る排気浄化用触媒に該排気浄化用触媒を加熱可能なヒー
タが併設されてなるヒータ付触媒とを備えた排気浄化装
置において、 上記NOx浄化用触媒及びヒータ付触媒間に、低温度域
では排気ガス中のHCを吸着する一方、高温度域では上
記吸着したHCを放出するHC吸着用触媒が配置されて
いることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の内燃機関の排気浄化装置
において、 内燃機関は、燃焼室毎に複数の吸気ポートを有し、かつ
該複数の吸気ポートのうちの1つの吸気ポートのみに混
合気が供給されるように構成されていることを特徴とす
る内燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の内燃機関の排気浄化装置
において、 ヒータ付触媒の排気浄化用触媒は三元触媒により構成さ
れていることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の内燃機関の排気浄化装置
において、 HC吸着用触媒は、高沸点HCに対する吸着能を有する
ことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7071448A JPH08270439A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 内燃機関の排気浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7071448A JPH08270439A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 内燃機関の排気浄化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08270439A true JPH08270439A (ja) | 1996-10-15 |
Family
ID=13460856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7071448A Pending JPH08270439A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | 内燃機関の排気浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08270439A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100300179B1 (ko) * | 1999-04-01 | 2001-09-22 | 이계안 | 가솔린 엔진의 질소산화물 저감 촉매 시스템 |
WO2009133771A1 (ja) * | 2008-04-30 | 2009-11-05 | いすゞ自動車株式会社 | 排気ガス浄化方法及び排気ガス浄化システム |
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-
1995
- 1995-03-29 JP JP7071448A patent/JPH08270439A/ja active Pending
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