JPH08270339A - 脱出用扉 - Google Patents
脱出用扉Info
- Publication number
- JPH08270339A JPH08270339A JP7077995A JP7799595A JPH08270339A JP H08270339 A JPH08270339 A JP H08270339A JP 7077995 A JP7077995 A JP 7077995A JP 7799595 A JP7799595 A JP 7799595A JP H08270339 A JPH08270339 A JP H08270339A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- door
- closing body
- escape
- escape door
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Special Wing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】ヒトの出入りが可能な開口部を有し、かつ、該
開口部を覆う閉鎖体及び該閉鎖体を固定する位置固定部
材を内側に設けてなる脱出用扉。 【効果】非常時の脱出が可能になる。
開口部を覆う閉鎖体及び該閉鎖体を固定する位置固定部
材を内側に設けてなる脱出用扉。 【効果】非常時の脱出が可能になる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、脱出用扉に関し、詳し
くは非常時の脱出口を有する脱出用扉に関する。
くは非常時の脱出口を有する脱出用扉に関する。
【０００２】
【従来の技術】マンションなどの集合住宅や、ホテルな
どの玄関ないし出入口に用いられる脱出用扉は、防火性
や外部からの侵入を防止するなどの観点から、一面がス
チール板からなる防火扉が主として用いられている。
どの玄関ないし出入口に用いられる脱出用扉は、防火性
や外部からの侵入を防止するなどの観点から、一面がス
チール板からなる防火扉が主として用いられている。
【０００３】通常の生活では、気密性及び防犯性の観点
からはこの様な防火扉が望ましいのであるが、例えば地
震により扉の周囲の壁や梁にひずみが生じ、扉が開かな
くなる場合や、火災時などの緊急に脱出することが必要
な場合に鍵がはずれ難く、脱出が遅れることがある。
からはこの様な防火扉が望ましいのであるが、例えば地
震により扉の周囲の壁や梁にひずみが生じ、扉が開かな
くなる場合や、火災時などの緊急に脱出することが必要
な場合に鍵がはずれ難く、脱出が遅れることがある。
【０００４】しかしながら、従来の防火扉は、この様な
非常時に、扉全体を開ける以外に脱出の手段を持つもの
はなかった。
非常時に、扉全体を開ける以外に脱出の手段を持つもの
はなかった。
【０００５】本発明は、非常時の脱出を可能にする手段
を備えた脱出用扉を提供することを目的とする。
を備えた脱出用扉を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明者は、阪神大震災
の経験から、特に出入口が玄関にほぼ限られるマンショ
ンやホテルなどの集合住宅の場合には、玄関の扉に非常
時の脱出口が必要になることを体験し、本発明を完成す
るに至った。
の経験から、特に出入口が玄関にほぼ限られるマンショ
ンやホテルなどの集合住宅の場合には、玄関の扉に非常
時の脱出口が必要になることを体験し、本発明を完成す
るに至った。
【０００７】すなわち、本発明は、ヒトの出入りが可能
な開口部を有し、かつ、該開口部を覆う閉鎖体及び該閉
鎖体を固定する位置固定部材を内側に設けてなる脱出用
扉を提供するものである。
な開口部を有し、かつ、該開口部を覆う閉鎖体及び該閉
鎖体を固定する位置固定部材を内側に設けてなる脱出用
扉を提供するものである。
【０００８】本発明の脱出用扉の材質は、特に限定され
ないが、例えばスチール、ステンレス、チタン、アルミ
ニウム又はこれらの合金などが挙げられるが、無機材料
の注入、アセチル化処理などの防火処理を施した木製の
扉であってもよい。
ないが、例えばスチール、ステンレス、チタン、アルミ
ニウム又はこれらの合金などが挙げられるが、無機材料
の注入、アセチル化処理などの防火処理を施した木製の
扉であってもよい。
【０００９】開口部は、ヒトの通れる大きさであれば特
に限定されず、その形状は、図１に示すように長方形で
あっても、図１（Ｂ）に示すように角が丸くなった形状
であってもよい。なお、閉鎖体の端部は、図１（Ｃ）に
示すように角が丸くなっている方が、ヒトが開口部を通
るときに引っかかることがなく好ましい。閉鎖体は、開
口部と同じかそれ以上の大きさを有し、開口部全体を覆
うことができるものである。
に限定されず、その形状は、図１に示すように長方形で
あっても、図１（Ｂ）に示すように角が丸くなった形状
であってもよい。なお、閉鎖体の端部は、図１（Ｃ）に
示すように角が丸くなっている方が、ヒトが開口部を通
るときに引っかかることがなく好ましい。閉鎖体は、開
口部と同じかそれ以上の大きさを有し、開口部全体を覆
うことができるものである。
【００１０】開口部と閉鎖体が同じ形状及び大きさであ
れば、図２に示すように閉鎖体を開口部にはめ込むこと
になり、閉鎖体が開口部よりも大きい場合には、図４及
び図５に示すように閉鎖体はドアの内側に接して取り付
けられることになる。
れば、図２に示すように閉鎖体を開口部にはめ込むこと
になり、閉鎖体が開口部よりも大きい場合には、図４及
び図５に示すように閉鎖体はドアの内側に接して取り付
けられることになる。
【００１１】閉鎖体と開口部の間の隙間は、密閉性ない
し保温性を考慮して、パッキン等のシール部材でシール
するのが好ましい。
し保温性を考慮して、パッキン等のシール部材でシール
するのが好ましい。
【００１２】また、扉の外部から開口部の存在が分から
ないように、扉の外側に、開口部の周縁部又は扉全体を
覆うシートを設けてもよい。なお、開口部の大きさは、
大人が出入りできる限り特に限定されないが、好ましく
は図１ないし図２に示されるように扉の下側に大人１人
が通れる程度の開口部とする。
ないように、扉の外側に、開口部の周縁部又は扉全体を
覆うシートを設けてもよい。なお、開口部の大きさは、
大人が出入りできる限り特に限定されないが、好ましく
は図１ないし図２に示されるように扉の下側に大人１人
が通れる程度の開口部とする。
【００１３】閉鎖体は、開口部を覆うように脱出用扉の
内側に位置固定部材により固定される。該位置固定部材
としては、鍵であっても図１に示すようにスライド式の
止め金であってもよく、図１０に示すように両側にガイ
ドを設けたスライド式になっていてもよいが、好ましく
はスライド式の止め金が挙げられる。
内側に位置固定部材により固定される。該位置固定部材
としては、鍵であっても図１に示すようにスライド式の
止め金であってもよく、図１０に示すように両側にガイ
ドを設けたスライド式になっていてもよいが、好ましく
はスライド式の止め金が挙げられる。
【００１４】閉鎖体は、一方を位置固定部材で固定し、
他方は、回動自在に扉に蝶番などにより固定されるか、
または図１０に示されるように閉鎖体全体がガイド部材
に沿って。この様な構成とすることにより、位置固定部
材による固定を解除したときに、蝶番を軸にして回転す
るか、又は閉鎖体をガイド部材に沿って引き上げること
によりことにより、開口部からヒトが出入りできるよう
になる。
他方は、回動自在に扉に蝶番などにより固定されるか、
または図１０に示されるように閉鎖体全体がガイド部材
に沿って。この様な構成とすることにより、位置固定部
材による固定を解除したときに、蝶番を軸にして回転す
るか、又は閉鎖体をガイド部材に沿って引き上げること
によりことにより、開口部からヒトが出入りできるよう
になる。
【００１５】
【発明の効果】本発明によれば、地震、火災などの非常
時に、扉が開かなくなっても、部屋の内部に閉じこめら
れたヒトが容易に脱出用扉から脱出することができる。
時に、扉が開かなくなっても、部屋の内部に閉じこめら
れたヒトが容易に脱出用扉から脱出することができる。
【００１６】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいてより詳細に説
明する。
明する。
【００１７】実施例１ 図１（Ａ）、（Ｂ）及び（Ｃ）に、本発明の脱出用扉が
示される。該扉（１）は、図２に示すように開口部
（３）が形成してあり、この開口部（３）全体を覆うよ
うに閉鎖体（２）が蝶番（４）及び位置固定部材（６）
により固定されている。また、閉鎖体には郵便受け
（５）が設けられている。図１から図３は、閉鎖体が手
前に倒れる構成を示す。
示される。該扉（１）は、図２に示すように開口部
（３）が形成してあり、この開口部（３）全体を覆うよ
うに閉鎖体（２）が蝶番（４）及び位置固定部材（６）
により固定されている。また、閉鎖体には郵便受け
（５）が設けられている。図１から図３は、閉鎖体が手
前に倒れる構成を示す。
【００１８】一方、図４及び図５は、閉鎖体が開口部よ
りも大きい場合を示す。
りも大きい場合を示す。
【００１９】図６は、スライド式の止め金からなる位置
固定部材の拡大図を示す。
固定部材の拡大図を示す。
【００２０】図７は、閉鎖体が左右に開く構成を示す。
【００２１】図８及び図９は、閉鎖体がブラインドのよ
うに折り畳まれる構成を示す。
うに折り畳まれる構成を示す。
【００２２】また、図１０（Ａ）は閉鎖体の固定を位置
固定部材であるガイド部材により行った脱出用扉であ
り、図１０（Ｂ）は脱出口を扉の上部までの構成とした
ものである。
固定部材であるガイド部材により行った脱出用扉であ
り、図１０（Ｂ）は脱出口を扉の上部までの構成とした
ものである。
【００２３】図１１及び図１２は、扉と閉鎖体の接合部
の構造を示す断面図である。これらの図中、（７）はシ
ール材であり、室内の密閉性を高めるために設けられ
る。また、（８）はテーパ部材であり、接合部での密閉
性及び強度を高め、装飾するために設けてある。
の構造を示す断面図である。これらの図中、（７）はシ
ール材であり、室内の密閉性を高めるために設けられ
る。また、（８）はテーパ部材であり、接合部での密閉
性及び強度を高め、装飾するために設けてある。
【００２４】図１３は、脱出用扉を外側から見たときの
図である。
図である。
【図１】本発明の脱出用扉の一態様を示す正面図であ
る。
る。
【図２】本発明の脱出用扉の開口部が開いた状態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図３】本発明の脱出用扉の開口部が開いた状態を示す
側面図である。
側面図である。
【図４】本発明の脱出用扉の一態様を示す正面図であ
る。
る。
【図５】本発明の脱出用扉の開口部が開いた状態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図６】本発明の位置固定部材の拡大図である。
【図７】本発明の脱出用扉の一態様を示す正面図であ
る。
る。
【図８】本発明の脱出用扉の一態様を示す正面図であ
る。
る。
【図９】本発明の脱出用扉の一態様を示す正面図であ
る。
る。
【図１０】本発明の脱出用扉の一態様を示す正面図であ
る。
る。
【図１１】本発明の脱出用扉の、扉と閉鎖体の接合部の
構造を示す断面図である。
構造を示す断面図である。
【図１２】本発明の脱出用扉の、扉と閉鎖体の接合部の
構造を示す断面図である。
構造を示す断面図である。
【図１３】本発明の脱出用扉を外側から見た正面図であ
る。
る。
１ 扉 ２ 閉鎖体 ３ 開口部 ４ 蝶番 ５ 郵便受け ６ 位置固定部材 ７ シール材 ８ テーパ部材
Claims (5)
- 【請求項１】ヒトの出入りが可能な開口部を有し、か
つ、該開口部を覆う閉鎖体及び該閉鎖体を固定する位置
固定部材を内側に設けてなる脱出用扉。 - 【請求項２】前記開口部が、扉の中心より下側に設けて
なる請求項１に記載の脱出用扉。 - 【請求項３】前記閉鎖体に郵便受けを設けてなる請求項
１に記載の脱出用扉。 - 【請求項４】集合住宅に用いられる請求項１に記載の脱
出用扉。 - 【請求項５】前記開口部と閉鎖体の隙間にシール材を設
けてなる請求項１に記載の脱出用扉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7077995A JPH08270339A (ja) | 1995-04-03 | 1995-04-03 | 脱出用扉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7077995A JPH08270339A (ja) | 1995-04-03 | 1995-04-03 | 脱出用扉 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08270339A true JPH08270339A (ja) | 1996-10-15 |
Family
ID=13649401
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7077995A Pending JPH08270339A (ja) | 1995-04-03 | 1995-04-03 | 脱出用扉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08270339A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102085754B1 (ko) * | 2019-03-06 | 2020-03-06 | 우석대학교 산학협력단 | 재난용 안전도어 조립체 |
-
1995
- 1995-04-03 JP JP7077995A patent/JPH08270339A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102085754B1 (ko) * | 2019-03-06 | 2020-03-06 | 우석대학교 산학협력단 | 재난용 안전도어 조립체 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA2295296A1 (en) | Two portion frame | |
| KR200396859Y1 (ko) | 여닫이, 미닫이 방식을 병용한 안전 방범창 | |
| GB2538520B (en) | Anti-barricade fire door | |
| HU209008B (en) | Safety door particularly cable space fire-inhibiting door ensuring tight closing open able from both directions to both directions | |
| JPH08270339A (ja) | 脱出用扉 | |
| JP2004068254A (ja) | 耐震ドア | |
| US20030172596A1 (en) | Storm shelter door | |
| JPH0988446A (ja) | ドア装置 | |
| KR101157164B1 (ko) | 택배 도어 | |
| JP2002047874A (ja) | 面格子付固定網戸 | |
| KR20140044729A (ko) | 현관문에 장착되는 보조문, 및 이를 구비하는 현관문 | |
| JPH10280820A (ja) | 副扉が組み込まれた建物の出入口戸 | |
| JPS6032316Y2 (ja) | 建物の避難兼用扉 | |
| JP2000337046A (ja) | 防火防煙用スクリーンシャッター | |
| JP3146491U (ja) | 車椅子用避難ドアー付シャッター袖扉装置 | |
| JP2006090107A (ja) | 地震により玄関扉が開かなくなった時に迅速かつ確実に脱出できる脱出口付玄関扉 | |
| JP3790337B2 (ja) | シート扉付シャッター | |
| JP3451520B2 (ja) | 防災用ドア | |
| JPH09273352A (ja) | 戸の構造 | |
| JP2010043517A (ja) | 車椅子用避難ドアー付シャッター袖扉装置 | |
| JP2003033444A (ja) | エレベータ乗降口における防煙装置 | |
| KR101111149B1 (ko) | 출입문용 힌지 가드 경보장치 | |
| JPH10231670A (ja) | 脱出口を有する玄関用戸 | |
| JP4250500B2 (ja) | 耐衝撃扉 | |
| JPH0422697Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |