JPH0826993A - 鎮痒剤 - Google Patents

鎮痒剤

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JPH0826993A
JPH0826993A JP15706894A JP15706894A JPH0826993A JP H0826993 A JPH0826993 A JP H0826993A JP 15706894 A JP15706894 A JP 15706894A JP 15706894 A JP15706894 A JP 15706894A JP H0826993 A JPH0826993 A JP H0826993A
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JP
Japan
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agent
pruritus
antipruritic
ointment
setiptiline
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JP15706894A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Mizuguchi
口 清 水
Shigeji Suzuki
木 茂 治 鈴
Kazutoshi Yanagibashi
橋 和 利 柳
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Mochida Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Mochida Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】鎮痒作用が強力であり、また、経口剤のみなら
ず外用剤として用いた場合にも安全性が高い鎮痒剤の提
供。 【構成】少なくともセチプチリンまたはその製薬学上許
容される塩を有効成分として含有する鎮痒剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくともセチプチリ
ンまたはその製薬学上許容される塩を有効成分として含
有することを特徴とする鎮痒剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】かゆみには局所性のかゆみ(局所性掻
痒)と、全身のかゆみ(全身性掻痒)があり、その原
因、原疾患は、気候、特定の物質、昆虫刺咬、種々の内
臓疾患、ウイルス感染症、精神性要因、皮脂欠乏など多
岐にわたり、また、原因が不明な場合も少なくない。
【0003】局所性掻痒としては、例えば、虫刺されに
よる掻痒、湿疹に伴う掻痒、蟯虫、痔核などに起因する
肛門掻痒症、膣カンジダ症、トリコモナス症、産褥など
に起因する外陰掻痒症などがあげられる。全身性掻痒
は、例えば、肝硬変、尿毒症、慢性腎不全などの代謝性
疾患、糖尿病、甲状腺機能亢進などの内分泌性疾患、悪
性リンパ腫(ホジキン病、菌状息肉腫)などの悪性腫
瘍、寄生虫症、神経症、老人における皮膚の過度の乾
燥、蕁麻疹などのアレルギー性疾患、ウイルス感染症な
どに起因する種々の皮膚疾患などがその原因としてあげ
られる。
【0004】原因が上記の如く多様であり、かゆみのメ
カニズム自体十分解明されていないこともあり、治療し
うるかゆみは、全体の一部分にすぎないのが現状であ
る。また、病的掻痒のうち、原因となるべき皮膚疾患な
どを伴わずに掻痒のみを主訴とする状態を皮膚掻痒症と
いうが、皮膚掻痒症については、原因、原疾患の究明な
いし改善が困難な場合が多く、また、原疾患を治療して
も、かゆみが改善されない場合も多い。このような背景
から、かゆみは社会的に大きな問題となっている。
【0005】かゆみの発症機序については、多くの研究
がなされており、その結果、マスト細胞の増化、コリン
エステラーゼの活性低下、ヒスタミンの増量、末梢神経
病変に基づく掻痒刺激閾値の低下、アセチルコリン分泌
の異常などの可能性が示唆されている。生体内で産生さ
れる起痒物質についても、種々のタンパク分解酵素(例
えば、トリプシン、パパイン、プラスミン、カリクレイ
ンなど)、アミノ酸またはペプチド(例えば、神経ペプ
チド、ブラジキニン、モルフィン様ペプチドなど)、ヒ
スタミン、セロトニン、プロスタグランジン(例えばP
GE1など)などが候補としてあげられている。しかし
ながら、かゆみの発症機序は、未だ完全には解明されて
いないのが現状である。
【0006】従来より、掻痒治療薬としては、ジフェン
ヒドラミン、マレイン酸クロルフェニラミンなどの抗ヒ
スタミン剤、デキサメタゾン、ベタメタゾンなどの副腎
皮質ホルモンおよびクロタミトン等が、軟膏剤、塗布用
液剤あるいは経口剤等の剤形で使用されている。
【0007】しかし、これらの従来薬は、臨床使用上、
副作用の発現をはじめとする以下のような様々な問題を
有しており、医薬品として十分なものであるとは言えな
い。例えば、抗ヒスタミン剤は、全身性に投与した場
合、発疹などの過敏症状や、鎮静、眠気、口渇および心
毒性等が現れる場合があり、外用剤として用いた場合に
も、皮膚の発赤、腫脹などの過敏症状が現れる場合があ
る。また、抗ヒスタミン剤では軽減されないかゆみも存
在する。副腎皮質ホルモンは、薬効には優れているもの
の効果の発現までに時間がかかり、連用により、皮膚の
萎縮やクッシング症候群様の種々の重篤な副作用が発現
する場合がある。クロタミトンについては、皮膚の刺激
感、接触皮膚炎などの過敏症状が現れる場合がある。
【0008】製剤学的な見地からも、従来の鎮痒薬は、
使用上の様々な問題を有している。例えば、経口剤は、
腸管から吸収されて一旦血中に入り、その後患部へ運ば
れるため、効果発現までに時間がかかる。また、局所用
剤に比し、全身性の副作用を招きやすい。一方、外用剤
として、軟膏剤は、薬剤と基剤の相溶性が悪い場合薬効
成分が結晶として析出する場合があり、その結果、必要
な薬効が得られなかったり、持続性が悪かったりする。
また、軟膏剤自体のべとつきによって衣服が汚れること
も問題となる。塗布用液剤は、体温によって溶剤が揮散
し、軟膏剤同様薬効成分が結晶化し、薬効、持続性に問
題がある場合がある。
【0009】近年、三環系の抗うつ薬に分類される特定
の化合物が、ある種の皮膚疾患に有効であることが示唆
されている。例えば、グプタ(Gupta)らは、抗う
つ薬が、慢性の蕁麻疹、アトピー性皮膚炎に伴う夜間の
かゆみなどの皮膚疾患に対して有効であり、その効果は
抗うつ作用の強度とは独立しているようであると報告し
ている(アーカイブズ・オブ・デルマトロジー(ARC
H. DERMATOL.、123巻、647頁〜65
2頁、1987年))。同文献において、ドキセピンが
経口投与で蕁麻疹に伴うかゆみを改善することが報告さ
れている。
【0010】しかしながら、ドキセピン、アミトリプチ
ンおよびイミプラミンなどの抗うつ薬は、臨床におい
て、経口投与で口渇などの副作用が高頻度に現れること
が報告されている。また、ドキセピンは、健常者に投与
した場合、鎮静、不安の副作用をきたす場合があること
が知られている。こられの抗うつ薬のうち、ヒトに対す
る鎮痒剤として上市されたものはない。
【0011】また、バーンスタイン(Bernstei
n)らは、三環系抗うつ薬を局所投与した際の鎮痒効果
について報告している(ジャーナル・オブ・ザ・アメリ
カン・アカデミー・オブ・デルマトロジー(J.Am.
Acad.Dermatol.)、5巻、第5号、58
2頁〜585頁、1981年))。同文献において、局
所的に用いたドキセピンおよびアミトリプチリンが、陽
性対照として用いたジフェンヒドラミンと同等程度の強
度でヒスタミン誘起掻痒閾値の上昇作用を有することを
報告している。
【0012】ドキセピンは、単剤およびステロイド剤と
の合剤が、外用鎮痒剤として臨床治験中であるが、口
渇、眠気、排尿障害などの臨床における副作用の解離が
十分であるとは言えず、より強力な鎮痒作用を示し、副
作用の少ない鎮痒剤が求められているのが現状である。
【0013】このような現状から、速効性、持続性があ
り、強力な鎮痒作用を有し、安全性が高く、なおかつ製
剤学的にも優れている鎮痒剤が望まれているが、これら
を満足する製剤は得られていないのが現状である。
【0014】ところで、ジベンゾシクロヘプタ[1,2
−c]ピリジン骨格を有する四環系抗うつ薬であるマレ
イン酸セチプチリンは、シナプス前のα2アドレナリン
受容体遮断作用および脳内ノルアドレナリン代謝回転亢
進作用を有し、抗うつ薬として上市されている(商品
名:テシプールTM錠(持田製薬))。しかしながら、セ
チプチリンが、かゆみや皮膚疾患に対して有効であるこ
とはこれまで全く知られていなかった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前述
のような従来技術の問題点を解決する、すなわち、速や
かにかゆみを消失もしくは減弱せしめ、鎮痒作用が強力
であり、持続的な鎮痒効果を示し、溶解性、安定性また
は使用感などの点で製剤学的にも優れており、安全性が
高い鎮痒剤を提供することである。本発明の目的は、こ
れらの特性のうち、少なくとも1つの課題を解決するこ
とである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の事
情に鑑みて、鋭意研究を重ねてきたところ、セチプチリ
ンまたはその製薬学上許容される塩が、優れた鎮痒効果
を有し、安全性も高いことを見いだし本発明を完成し
た。従って、本発明は、少なくともセチプチリンまたは
その製薬学上許容される塩を有効成分として含有するこ
とを特徴とする鎮痒剤を提供するものである。
【0017】本発明の第一の態様は、少なくともセチプ
チリンまたはその製薬学上許容される塩を有効成分とし
て含有することを特徴とする鎮痒剤であり、好ましく
は、外用剤として用いる該鎮痒剤であり、さらに好まし
くは、前記外用剤が軟膏剤である該鎮痒剤である。
【0018】以下に本発明を詳細に説明する。
【0019】本発明の鎮痒剤の有効成分であるセチプチ
リンは、化学名が、1,2,3,4−テトラヒドロ−2
−メチル−9H−ジベンゾ[3,4:6,7]シクロヘ
プタ[1,2−c]ピリジンであり、下記式(I)
【0020】
【化1】 の構造を有する。
【0021】本発明の鎮痒剤の有効成分であるセチプチ
リンは、製薬学上許容される塩とすることができる。こ
の場合の塩は無機酸または有機酸による酸付加塩等を意
味する。
【0022】これらの塩の例としては、塩酸塩、臭化水
素酸塩、ヨウ化水素酸塩もしくはリン酸塩などの無機塩
との塩または酢酸塩、プロピオン酸塩、グリコール酸
塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、コハク酸塩、酒石酸
塩、クエン酸塩、アスコルビン酸塩、サリチル酸塩もし
くは安息香酸塩などの有機酸との塩などが挙げられ、と
りわけ、マレイン酸塩が好ましい。こられの塩は常法、
例えば、酸付加塩については、遊離のセチプチリンを所
望の酸を含む溶液と混合し、常法により得ることができ
る。
【0023】本発明の鎮痒剤の好ましい有効成分の一例
であるマレイン酸セチプチリンは、化学名が、マレイン
酸1,2,3,4−テトラヒドロ−2−メチル−9H−
ジベンゾ[3,4:6,7]シクロヘプタ[1,2−
c]ピリジンであり、下記式(II)
【0024】
【化2】 の構造を有する。
【0025】経口剤としては、上記式(II)で示され
る化合物であるマレイン酸セチプチリン1mgを含有す
る錠剤が、テシプールTM錠として持田製薬より販売され
ており、抗うつ薬として使用されている。合成する場
合、その製法は特に限定されないが、特開昭50−10
6968号に一例が記載されている。
【0026】本発明の鎮痒剤は、少なくともセチプチリ
ンまたはその製薬学上許容される塩を含有する。さら
に、本発明の鎮痒剤は、鎮痒剤としての効果を損なわな
い限り、他の効果を有する成分を適宜添加してもよい。
【0027】本発明の鎮痒剤は、医薬上許容される保湿
剤、賦形剤、結合剤、滑沢剤、着色剤、崩壊剤、防腐
剤、等張化剤、安定化剤、pH調節剤、分散剤、酸化防
止剤、緩衝剤、保存剤、芳香剤、懸濁化剤もしくは乳化
剤、一般的に用いられる適当な担体または溶媒の類、例
えば必要に応じて滅菌水や植物油、更には生理学的に許
容し得る溶媒や溶解補助剤等を適宜組み合わせて種々の
剤形とすることができる。有効成分以外の各成分の種類
は、これらに限定されるものではなく、またその配合量
は、それぞれが、単独で、有効成分を除くすべての部分
を占めていてもよい。
【0028】こうした剤形とは錠剤、被覆錠剤、丸剤、
カプセル剤、顆粒剤、散剤、坐剤、軟膏剤、内用液剤
(例えば懸濁剤、乳剤またはシロップ剤など)、外用液
剤(例えば湿布剤、吸入剤、噴霧剤、浴剤またはローシ
ョン剤など)、眼用液剤、外用散剤、貼付剤、リニメン
ト剤、水性もしくは非水性の注射剤、乳濁性もしくは懸
濁性注射剤または用時溶解、乳濁もしくは懸濁して用い
る固形注射剤などが挙げられ、経口または非経口(例え
ば静脈内投与、筋肉内投与、皮下投与、直腸内投与、膣
内投与、経皮吸収または経粘膜吸収等)を問わず、ある
いはペッサリー等に塗布することにより患者に投与され
る。
【0029】本発明でいう外用剤は、セチプチリンまた
はその製薬学上許容される塩に、精製水、低級アルコー
ル、多価アルコール、油状物質、界面活性剤または水溶
性高分子等を適宜加え、従来の皮膚外用剤に用いられる
剤形、例えば外用散剤、軟膏剤、外用液剤(例えば湿布
剤、吸入剤、噴霧剤、浴剤またはローション剤など)、
貼付剤またはリニメント剤等とすることができる。
【0030】本発明でいう軟膏剤は、適当な稠度の全質
均等な半固形状に製造した、皮膚に塗布する外用剤を意
味するものであり、適当な基剤を用いて、油脂性軟膏
剤、乳剤性軟膏剤、水溶性軟膏剤(例えばゲル軟膏剤な
ど)等とすることができる。また、必要に応じて、パラ
オキシ安息香酸エステル類などの保存剤を加えることが
できる。
【0031】低級アルコールとしては、例えば、エタノ
ールまたはイソプロピルアルコール等が挙げられる。多
価アルコールとしては、例えば、グリセリン、プロピレ
ングリコールまたはポリグリセリン等が挙げられる。
【0032】油状物質としては、15℃で液体、ペース
ト状態または固体を呈する油状物質が挙げられ、例え
ば、ワセリン(白色ワセリンまたは親水ワセリンな
ど)、ラノリン、流動パラフィン、天然油脂、高級脂肪
酸エステル類、高級脂肪酸類、高級アルコール類、スク
アランまたはシリコン油等が挙げられ、単独または複合
で用いられる。
【0033】天然油脂としては、例えば、オリーブ油、
ツバキ油またはカカオ脂等が挙げられ、高級脂肪酸エス
テル類としては、例えば、サラシミツロウ、鯨ロウ、リ
ノール酸エチル、オレイン酸デシルエステル、ミリスチ
ン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシルまた
はセスキオレイン酸ソルビタン等が挙げられ、高級脂肪
酸類としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パ
ルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸またはリノール
酸等が挙げられ、高級アルコール類としては、例えば、
セタノール、ステアリルアルコール、ドデシルアルコー
ルまたはミリスチルアルコール等が挙げられ、シリコン
油としては、例えば、メチルポリシロキサンまたはアミ
ノシリコン等が挙げられる。
【0034】乳剤性外用剤とする場合には、乳化剤とし
て、グリセリン脂肪酸エステル(例えばモノステアリン
酸グリセリンなど)、プロピレングリコール脂肪酸エス
テル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステルまたはポ
リオキシエチレン硬化ヒマシ油等の非イオン性界面活性
剤を用いることができる。
【0035】ゲル軟膏剤とする場合には、水溶性高分子
として、ゼラチン、ポリアクリル酸、ポリビニルアルコ
ール、カルボキシメチルセルロースまたはカルボキシビ
ニルポリマー等をゲル剤として用いることができる。ま
た、必要に応じて、ジイソプロパノールアミン等のpH
調節剤を加えることができる。
【0036】外用散剤とする場合には、酸化亜鉛、ナイ
ロンパウダーまたはポリエチレンパウダー等のパウダー
用いることができる。
【0037】錠剤またはカプセル剤とする場合には、賦
形剤として、乳糖、コーンスターチまたは微結晶セルロ
ースなどを、結合剤として、デンプン糊液またはゼラチ
ン溶液などを、崩壊剤として、デンプンまたはカルボキ
シメチルスターチナトリウムなどを、滑沢剤としてステ
アリン酸マグネシウムまたはステアリン酸カルシウムな
どを用いることができる。
【0038】注射剤とする場合には、滅菌水の他に、等
張化剤として、塩化ナトリウムまたはブドウ糖などを、
緩衝剤としてリン酸塩、水酸化ナトリウムなどを用いる
ことができる。
【0039】本発明でいう鎮痒剤は、人および動物のか
ゆみを伴う疾患および状態におけるかゆみであれば、全
身性または局所性のかゆみに対して用いることができ、
具体的には、気候、特定の物質、昆虫刺咬、種々の内臓
疾患、ウイルス感染症、精神性要因、皮脂欠乏などに起
因するかゆみ、原因が不明なかゆみなど、例えば、皮膚
掻痒症、虫刺されによる掻痒、湿疹に伴う掻痒、蟯虫、
痔核などに起因する肛門掻痒症、膣カンジダ症、トリコ
モナス症、産褥などに起因する外陰掻痒症、肝硬変、尿
毒症、慢性腎不全などの代謝性疾患に伴うかゆみ、糖尿
病、甲状腺機能亢進などの内分泌性疾患に伴うかゆみ、
悪性リンパ腫(ホジキン病、菌状息肉腫)などの悪性腫
瘍に伴うかゆみ、寄生虫症に伴うかゆみ、神経症に伴う
かゆみ、老人における皮膚の過度の乾燥に伴うかゆみ、
蕁麻疹などのアレルギー性疾患に伴うかゆみ、ウイルス
感染症などに起因する種々の皮膚疾患に伴うかゆみに対
して用いることができる。
【0040】本発明の鎮痒剤の投与量は、対象となるか
ゆみを消失もしくは減弱せしめるのに十分な量とされる
が、投与経路、剤形、投与回数、適用部位、症状の程
度、体重、年齢等によってその量は異なる。通常、成人
に対して、全身投与の場合には、一日あたり、約0.0
1〜50mgの範囲内で、好ましくは約0.05〜10
mgの範囲で、さらに好ましくは、約0.1〜3mgの
範囲で、投与することが好ましいが、患者の容態に応じ
て適宜増減することができる。また、全量を単回あるい
は2〜6回に分割して投与することや、点滴静注なども
可能である。
【0041】外用剤として用いる場合の組成物中の本発
明の化合物濃度は、好ましくは0.1〜20%(以下、
特筆しない限り、重量/重量%を意味する)の範囲で、
さらに好ましくは、1〜10%の範囲とすることが好ま
しい。適量を単回あるいは1日に2〜6回、局所に適用
することが好ましいが、症状に応じて適宜増減すること
ができる。
【0042】つぎに、本発明の実験例として、実施態様
の一例である乳剤性軟膏剤について示すが、本発明はこ
れによって何等限定されるものではない。
【0043】[実験例] ヒスタミン誘発皮膚反応 試験に用いたマレイン酸セチプチリンを有効成分として
含有する乳剤性軟膏剤は、製剤実施例1(2.5%含
有)の方法に従って、各種濃度のもの(5%および10
%含有)を調製した。陽性対照薬剤として用いた塩酸ド
キセピン(シグマ社製)を含有する乳剤性軟膏剤(以下
陽性対照薬剤とする)は、参考例1(2.5%含有)の
方法に従って、各種濃度のもの(5%および10%含
有)を調製した。対照群として用いた乳剤性軟膏基剤
は、参考例2の方法に従って調製した。
【0044】前日に予め除毛したハートレー(Hart
ley)系モルモット背部皮膚の直径約3cmの円形内
に、本発明の乳剤性軟膏剤70mgを1分間かけて丹念
に擦り込み、その1時間後にヒスタミン(0.4μg/
0.1ml/site)を軟膏塗布中心部に皮内注射し
た。直ちに、2%(重量/容量%)エバンスブルー溶液
2ml/kgを静脈内注射し、その30分後に動物を屠
殺して背部皮膚を剥離した後、漏出色素量を片山(Ka
tayama)らの方法(マイクロバイオロジー・アン
ド・イムノロジー(Microbiol. Immun
ol.)、22巻、第2号、89頁〜101頁、197
8年)に準じて測定した。すなわち、剥離した皮膚を3
7℃にて1M水酸化カリウム溶液中に一夜浸漬し、1.
5Mリン酸溶液を加えて中和した後、アセトンで色素を
抽出した。アセトン層の吸光度(620nm)を測定
し、予め調製した標準液の検量線を基に漏出色素量を求
めた。なお、各群5匹の動物を使用し、対照群には参考
例2の乳剤性軟膏基剤を同様に塗布し、陽性対照薬剤も
同様に塗布した。結果を図1に示した。
【0045】本発明の乳剤性軟膏剤は、鎮痒効果の指標
として用いたヒスタミン誘発皮膚反応試験において、対
照群に比し、強力かつ有意な抑制作用、すなわち鎮痒効
果を示した。また、鎮痒活性は、陽性対照薬剤よりも強
かった。
【0046】さらに、本発明の乳剤性軟膏剤により、実
験動物の投与局所および全身に異常は認められなかっ
た。
【0047】以上の実験から明らかなように、本発明の
鎮痒剤は、対照群に比し、強力かつ有意な鎮痒効果を示
し、その鎮痒活性は、臨床治験中の鎮痒剤の一例で、既
に臨床での鎮痒効果が確認されているドキセピンよりも
強かった。ドキセピン、アミトリプチンおよびイミプラ
ミンなどの抗うつ薬は、臨床において、口渇などの副作
用が高頻度に現れることが報告されている。また、ドキ
セピンは、健常者に投与した場合、鎮静、不安の副作用
をきたす場合があることが知られている。
【0048】本発明の鎮痒剤の有効成分の一例であるマ
レイン酸セチプチリンは、抗うつ薬として用いた場合、
三環系抗うつ薬に比し、効果発現が比較的早く、また、
副作用の発現頻度が低い。とりわけ、抗コリン性の副作
用(例えば、口渇、便秘、発汗または排尿障害など)が
少ないことが知られている。実際に、マレイン酸セチプ
チリンは、本邦において抗うつ薬として上市されている
医薬品であり、副作用としての口渇の発現頻度は症例3
070例中2.9%(テシプールTM錠添付文書)と従来
の抗うつ薬に比べて低く、安全性が高いことが確認され
ている。また、抗コリン作用をほとんど示さないことが
動物実験で確認されている。さらに、急性毒性、亜急性
毒性ならびに慢性毒性の試験結果は、既に報告されてお
り、安全であることが確認されている。以上より、本願
の鎮痒剤は、ドキセピンよりも強力で、有用な、極めて
安全な鎮痒剤となることが期待される。
【0049】従って、本発明の鎮痒剤は、人および動物
のかゆみを伴う疾患および状態におけるかゆみであれ
ば、全身性または局所性のかゆみに対して用いることが
でき、具体的には、気候、特定の物質、昆虫刺咬、種々
の内臓疾患、ウイルス感染症、精神性要因、皮脂欠乏な
どに起因するかゆみ、原因が不明なかゆみなど、例え
ば、皮膚掻痒症、虫刺されによる掻痒、湿疹に伴う掻
痒、蟯虫、痔核などに起因する肛門掻痒症、膣カンジダ
症、トリコモナス症、産褥などに起因する外陰掻痒症、
肝硬変、尿毒症、慢性腎不全などの代謝性疾患に伴うか
ゆみ、糖尿病、甲状腺機能亢進などの内分泌性疾患に伴
うかゆみ、悪性リンパ腫(ホジキン病、菌状息肉腫)な
どの悪性腫瘍に伴うかゆみ、寄生虫症に伴うかゆみ、神
経症に伴うかゆみ、老人における皮膚の過度の乾燥に伴
うかゆみ、蕁麻疹などのアレルギー性疾患に伴うかゆ
み、ウイルス感染症などに起因する種々の皮膚疾患に伴
うかゆみなどの治療薬として極めて有用である。
【0050】
【実施例】つぎに、本発明をさらに詳細に説明するため
に、本発明の鎮痒剤を含有する製剤の実施例を実施例1
〜9において示すが、本発明は以下の実施例に限定され
るものではない。
【0051】[製剤実施例] 実施例1 乳剤性軟膏剤 (組成) (重量) (1)マレイン酸セチプチリン 2.5 g (2)白色ワセリン 20.0 g (3)ステアリルアルコール 15.0 g (4)モノステアリン酸グリセリン 1.0 g (5)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60 4.0 g (6)プロピレングリコール 12.0 g (7)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 g (8)パラオキシ安息香酸プロピル 0.1 g (9)精製水 適量 ─────────────────────────────────── 合計 100.0 g (製法)水相成分(5)、(6)、(7)および(9)
を約80℃に加温、溶解し、マレイン酸セチプチリンを
添加し溶解した。別に油相成分(2)、(3)、(4)
および(8)を80℃に加温、溶解し、これにマレイン
酸セチプチリンを溶解した水相成分を添加し、常法によ
り乳化した。これを撹拌しつつ常温まで冷却し、乳剤性
軟膏剤とした。
【0052】 実施例2 乳剤性軟膏剤 (組成) (重量) (1)マレイン酸セチプチリン 10.0 g (2)白色ワセリン 20.0 g (3)ステアリルアルコール 15.0 g (4)モノステアリン酸グリセリン 1.0 g (5)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60 4.0 g (6)プロピレングリコール 12.0 g (7)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 g (8)パラオキシ安息香酸プロピル 0.1 g (9)精製水 適量 ──────────────────────────────────── 合計 100.0 g (製法)実施例1と同一の方法により、上記成分からな
る乳剤性軟膏剤とした。
【0053】 実施例3 乳剤性軟膏剤 (組成) (重量) (1)マレイン酸セチプチリン 2.5 g (2)白色ワセリン 40.0 g (3)セタノール 10.0 g (4)セスキオレイン酸ソルビタン 5.0 g (5)サラシミツロウ 5.0 g (6)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 g (7)パラオキシ安息香酸プロピル 0.1 g (8)精製水 適量 ─────────────────────────────────── 合計 100.0 g (製法)上記成分を混合し、実施例1の方法に準じて上
記成分からなる乳剤性軟膏剤とした。
【0054】 実施例4 乳剤性軟膏剤 (組成) (重量) (1)マレイン酸セチプチリン 2.5 g (2)グリセリン脂肪酸エステル 2.0 g (3)ワセリン 5.0 g (4)ミリスチン酸オクチルドデシル 25.0 g (5)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 g (6)パラオキシ安息香酸プロピル 0.1 g (7)精製水 適量 ─────────────────────────────────── 合計 100.0 g (製法)油相成分(2)、(3)、(4)および(6)
を約80℃に加温、溶解した。別に水相成分(5)およ
び(7)を約80℃に加温、溶解し、油相成分に加え、
常法により乳化した。これにマレイン酸セチプチリンを
添加し、分散した。これを撹拌しつつ常温まで冷却し、
乳剤性軟膏剤とした。
【0055】 実施例5 ゲル軟膏剤 (組成) (重量) (1)マレイン酸セチプチリン 1.0 g (2)カルボキシビニルポリマー 1.2 g (3)ジイソプロパノールアミン 0.3 g (4)エタノール 38.0 g (5)精製水 適量 ─────────────────────────────────── 合計 100.0 g (製法)エタノールと精製水の混液にカルボキシビニル
ポリマーを撹拌しながら少量ずつ加え分散した。これに
マレイン酸セチプチリンを加え、分散した。これにジイ
ソプロパノールアミンを滴下し、ゲル軟膏剤とした。
【0056】 実施例6 油性軟膏剤 (組成) (重量) (1)マレイン酸セチプチリン 5.0 g (2)流動パラフィン 5.0 g (3)白色ワセリン 適量 ─────────────────────────────────── 合計 100.0 g (製法)流動パラフィンおよび白色ワセリンを約60〜
70℃に加温、溶解し、これにマレイン酸セチプチリン
を添加、分散した。これを均一に混合しつつ常温まで冷
却し、油性軟膏剤とした。
【0057】 実施例7 錠剤 (組成) (重量) (1)マレイン酸セチプチリン 5 g (2)乳糖 660 g (3)微結晶セルロース 300 g (4)カルボキシメチルスターチナトリウム 30 g (5)ステアリン酸マグネシウム 5 g ─────────────────────────────────── 合計 1000 g (製法)上記成分をそれぞれ秤量した後、マレイン酸セ
チプチリンと乳糖を混合し、ついでステアリン酸マグネ
シウム以外の成分を加えて均一に混合した。これにステ
アリン酸マグネシウムを加えて数分間混合後、打錠し、
重量100mgの錠剤とした。
【0058】 実施例8 注射剤 (組成) (重量) (1)マレイン酸セチプチリン 0.1 g (2)塩化ナトリウム 9.0 g (3)水酸化ナトリウム 適量 (4)注射用滅菌蒸留水 適量 ─────────────────────────────────── 合計 1000 ml (製法)(1)および(2)をそれぞれ秤量した後、注
射用滅菌蒸留水に溶解し、水酸化ナトリウムでpHを調
製し、濾過滅菌後2mlアンプルに1mlずつ分注し、
熔封して注射剤とした。
【0059】 実施例9 カプセル剤 (組成) (重量) (1)マレイン酸セチプチリン 1.0 g (2)乳糖 350.0 g (3)コーンスターチ 50.0 g (4)微結晶セルロース 94.0 g (5)ステアリン酸マグネシウム 5.0 g ─────────────────────────────────── 合計 500.0 g (製法)上記成分をそれぞれ秤量した後、ステアリン酸
マグネシウム以外の4成分を均一に混合した。ステアリ
ン酸マグネシウムを加えた後さらに数分間混合した。混
合粉体をカプセル封入器にてNo.1のハードカプセル
に250mgづつ充填し、カプセル剤とした。
【0060】[参考例] 参考例1 乳剤性軟膏剤 (組成) (重量) (1)塩酸ドキセピン 2.5 g (2)白色ワセリン 20.0 g (3)ステアリルアルコール 15.0 g (4)モノステアリン酸グリセリン 1.0 g (5)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60 4.0 g (6)プロピレングリコール 12.0 g (7)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 g (8)パラオキシ安息香酸プロピル 0.1 g (9)精製水 適量 ─────────────────────────────────── 合計 100.0 g (製法)水相成分(5)、(6)、(7)および(9)
を約80℃に加温、溶解し、塩酸ドキセピンを添加し溶
解した。別に油相成分(2)、(3)、(4)および
(8)を80℃に加温、溶解し、これに塩酸ドキセピン
を溶解した水相成分を添加し、常法により乳化した。こ
れを撹拌しつつ常温まで冷却し、乳剤性軟膏剤とした。
【0061】 参考例2 乳剤性軟膏剤 (組成) (重量) (1)白色ワセリン 20.0 g (2)ステアリルアルコール 15.0 g (3)モノステアリン酸グリセリン 1.0 g (4)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60 4.0 g (5)プロピレングリコール 12.0 g (6)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 g (7)パラオキシ安息香酸プロピル 0.1 g (8)精製水 適量 ─────────────────────────────────── 合計 100.0 g (製法)水相成分(4)、(5)、(6)および(8)
を約80℃に加温、溶解した。別に油相成分(1)、
(2)、(3)および(7)を80℃に加温、溶解し、
これに水相成分を添加し、常法により乳化した。これを
撹拌しつつ常温まで冷却し、乳剤性軟膏剤とした。
【0062】
【発明の効果】本発明の鎮痒剤は、陽性対照として用い
たドキセピンに比し、鎮痒作用が強力であり、また、経
口剤としては、三環系抗うつ薬に比し、副作用の発現頻
度が低く、とりわけ、抗コリン性の副作用が少ないこと
が知られており、さらに外用剤として用いた場合にも安
全性が高い。
【0063】従って、少なくともセチプチリンまたはそ
の製薬学上許容される塩を有効成分として含有すること
を特徴とする本発明の鎮痒剤は、人および動物のかゆみ
を伴う疾患および状態におけるかゆみであれば、全身性
または局所性のかゆみに対して用いることができ、具体
的には、気候、特定の物質、昆虫刺咬、種々の内臓疾
患、ウイルス感染症、精神性要因、皮脂欠乏などに起因
するかゆみ、原因が不明なかゆみなど、例えば、皮膚掻
痒症、虫刺されによる掻痒、湿疹に伴う掻痒、蟯虫、痔
核などに起因する肛門掻痒症、膣カンジダ症、トリコモ
ナス症、産褥などに起因する外陰掻痒症、肝硬変、尿毒
症、慢性腎不全などの代謝性疾患に伴うかゆみ、糖尿
病、甲状腺機能亢進などの内分泌性疾患に伴うかゆみ、
悪性リンパ腫(ホジキン病、菌状息肉腫)などの悪性腫
瘍に伴うかゆみ、寄生虫症に伴うかゆみ、神経症に伴う
かゆみ、老人における皮膚の過度の乾燥に伴うかゆみ、
蕁麻疹などのアレルギー性疾患に伴うかゆみ、ウイルス
感染症などに起因する種々の皮膚疾患に伴うかゆみなど
の治療薬として極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実験例におけるヒスタミン誘発皮膚反応の抑
制作用を示すグラフである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくともセチプチリンまたはその製薬学
    上許容される塩を有効成分として含有することを特徴と
    する鎮痒剤。
  2. 【請求項2】外用剤として用いる請求項1記載の鎮痒
    剤。
  3. 【請求項3】前記外用剤が軟膏剤である請求項2記載の
    鎮痒剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6356336B2 (en) 1998-01-20 2002-03-12 Nec Corporation Liquid crystal display panel and method for manufacturing the same

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