JPH08269468A - 分留機能付き液化天然ガス気化設備 - Google Patents

分留機能付き液化天然ガス気化設備

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JPH08269468A
JPH08269468A JP7382695A JP7382695A JPH08269468A JP H08269468 A JPH08269468 A JP H08269468A JP 7382695 A JP7382695 A JP 7382695A JP 7382695 A JP7382695 A JP 7382695A JP H08269468 A JPH08269468 A JP H08269468A
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JP
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gas
natural gas
liquefied natural
liquid
liquid separator
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JP7382695A
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English (en)
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Yoshinori Hisakado
喜徳 久角
Yoshihiro Yamazaki
善弘 山崎
Kenji Harada
健治 原田
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液化天然ガス中の高発熱量成分を分留して都
市ガス製造用増熱剤として、液化石油ガスLPGの代り
に用いること。 【構成】 蒸発器で気化した液化天然ガスに、液化天然
ガスをノズルから噴射して温度を下げて気液分離器に導
き、この気液分離器と加温器との間に減圧弁を介在して
気液分離器内の圧力を高く保つ。これによって高発熱量
成分の露点を上げてその高発熱量成分の液量を増加す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液化天然ガス(略称L
NG)を、メタンと、残余の高発熱量成分である重質
分、たとえばエタン、プロパン、ブタンなどとに分留す
る機能を備えた気化設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、都市ガスを製造するにあたっ
ては、気化設備に入る液化天然ガスに、液化石油ガス
(略称LPG)を増熱剤として混合し、都市ガスの発熱
量を予め定める規定値に調整している。この先行技術で
は液化石油ガスを、別途、大量に準備しなければならな
いという問題がある。都市ガスはその供給される流量に
対応した価格で販売される。
【0003】これに対して工業用等低カロリー顧客等に
供給される天然ガスは、都市ガスに比べて発熱量の規定
値の幅が広く増熱する必要はない。またこの天然ガス
は、都市ガスに比べて低い気化圧力で送出される。工業
用等低カロリー用天然ガスは、供給流量と発熱量との積
である熱量で取引販売される。
【0004】従来では、前述の工業用等低カロリー用天
然ガスを製造するにあたり、都市ガスの場合と同様に、
液化天然ガスを蒸発する蒸発部と、蒸発された液化天然
ガスをほぼ常温程度にまで加温する加温部とから成る気
化設備が用いられている。工業用等低カロリー用天然ガ
スは前述のように発熱量を規定値に増熱する必要はない
ので、この工業用等低カロリー用天然ガスの原料となる
液化天然ガスから高発熱量成分を分留して得られる重質
分を、都市ガス製造のための液化石油ガスの代りに増熱
剤として使用することができれば、大きなメリットが期
待される。
【0005】このことを実現するために、上述の気化設
備における蒸発部と加温部との間に気液分離器を設置
し、高発熱量成分を多く含む液を抜き取って分留するこ
とが容易に考えられるであろう。しかしながら、工業用
等低カロリー用天然ガスの圧力は、上述のように低く、
たとえば18kg/cm2 Gであり、高発熱量成分の露
点が低下し、したがって気液分離器を設置したとして
も、分留することができない。
【0006】したがって従来では、工業用等低カロリー
用の天然ガスの原料となる液化天然ガスから高発熱量成
分を分留して、都市ガスのための増熱剤として用いる構
成は、実現されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、液化
天然ガスから、低発熱量かつ低圧力で供給可能な工業用
などの天然ガスを得ることができるようにするととも
に、この電力用などの天然ガスを製造する際に、液化天
然ガス中の高発熱量成分を分留することができるように
し、こうして得られた高発熱量成分を、都市ガスなどの
ための増熱剤として用いることを初めて実現する分留機
能付き液化天然ガス気化設備を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、液化天然ガス
を蒸発させる蒸発器と、蒸発器からの蒸発された液化天
然ガスを気液分離する気液分離器と、気液分離器からの
分離されたガスを加温する加温器と、気液分離器よりも
下流側に介在され、ガスを減圧して導く圧力制御手段
と、気液分離器によって分留された液体を増熱剤とし
て、発熱量を調整すべき液化天然ガスに混合して気化す
る気化器とを含むことを特徴とする分留機能付き液化天
然ガス気化設備である。また本発明は、液化天然ガス
を、蒸発器からの気化された液化天然ガスに混入する混
入手段と、液化天然ガスの混入手段による混入流量を制
御する流量制御弁と、気液分離器内の液位を検出する手
段と、液位検出手段の出力に応答して、液位が高くなる
と流量制御弁の開度を小さくしてその液位を予め定める
値に制御する制御手段とを含むことを特徴とする。また
本発明は、圧力制御手段は、気液分離器と加温器との間
に介在される圧力調整のための減圧弁であることを特徴
とする。また本発明は、圧力制御手段は、加温器からの
ガスによって駆動される膨張タービンであることを特徴
とする。また本発明は、混入手段は、蒸発器と気液分離
器との間の気化された液化天然ガスの通路に設けられる
ノズルと、液化天然ガスをノズルに導く液化天然ガス供
給管路とを含み、前記流量制御弁は、液化天然ガス供給
管路の途中に介在され、前記制御手段は、気化された液
化天然ガスの前記通路のノズルよりも下流側で、ガスの
温度T1を検出する温度検出手段を含み、液位検出手段
によって検出される液位が予め定める液位になるために
気液分離器に噴射されるべき液化天然ガスの目標温度T
2を演算し、温度検出手段の出力が、この目標温度T2
となるように流量制御弁を制御することを特徴とする。
また本発明は、(a)液化天然ガス気化器であって、上
下に延びるシェルと、シェルの上下の途中位置に設けら
れる管板であって、シェル内で管板よりも上方の空間を
蒸発部とし、この蒸発部に液化天然ガスが供給される管
板と、管板を貫通して蒸発部内に設けられる外伝熱管
と、外伝熱管内に挿通されて管板の上下に延び、加温流
体が供給される内伝熱管と、管板および外伝熱管の下部
よりも下方で、液体を貯留する受液部材であって、内伝
熱管の外周と受液部材との間に形成された間隔が、シェ
ル内で受液部材の下方の空間の加温部に連通する受液部
材とを有する液化天然ガス気化器と、(b)受液部材に
貯留した液体が供給され、分離されたガスを加温部に戻
す気液分離器と、(c)気液分離器によって分離された
液体を増熱剤として、発熱量を調整すべき液化天然ガス
に混合して気化する気化器と、(d)気液分離器内の液
位を検出する手段と、(e)受液部材からの液体を気液
分離器に供給する通路に設けられる流量制御弁と、
(f)液位検出手段の出力に応答して、気液分離器内の
液位が予め定める値になるように流量制御弁を制御する
手段とを含むことを特徴とする分留機能付き液化天然ガ
ス気化設備である。また本発明は、内伝熱管を外囲し、
受液部材を貫通して上下に延びるさや管が設けられるこ
とを特徴とする。また本発明は、シェルの加温部からの
ガスによって膨張タービンを駆動することを特徴とす
る。
【0009】
【作用】本発明に従えば、たとえば電力用などの低発熱
量かつ低圧力の天然ガスを得るために、液化天然ガスを
蒸発器で蒸発し、気液分離器を経て、加温器で、たとえ
ば常温程度のガスを得るようにし、圧力制御手段を少な
くとも気液分離器よりも下流側に介在し、すなわち気液
分離器と加温器との間に、または加温器よりも下流側に
介在し、この圧力制御手段によって、工業用顧客等に供
給される天然ガスの圧力が、たとえば18kg/cm2
Gの低圧力とし、その圧力制御手段の上流側では、気液
分離器内でたとえば都市ガスの供給圧力、たとえば38
kg/cm2 Gよりも高い圧力、たとえば45kg/c
2 Gにし、これによって液化天然ガスの高発熱量成分
が重質分として液体で分留されることができる。
【0010】高発熱量かつ高圧力の都市ガスを得るため
に、気化器が設けられ、この気化器では、発熱量を調整
すべき液化天然ガスに、気液分離器によって分離された
高発熱量成分である重質分の液体を増熱剤として混合す
る。これによって液化天然ガスを液化していたガスより
も高い発熱量を有する都市ガスを得ることができる。し
かも圧力制御手段によって気液分離器内の圧力を2次圧
よりも高く維持し、これによって分離された重質分液体
を気化器側に圧送することができ、これによって高発熱
量成分のための低温ポンプを設置する必要がなくなり、
構成を簡略化することもまた可能である。
【0011】本発明に従えば、圧力制御手段は、減圧弁
であってもよいけれども、膨張タービンとして液化天然
ガスの有する圧力エネルギーを発電などのために用いて
回収することもまた可能である。
【0012】気液分離器内の高発熱量成分の液体が多す
ぎると、加温器にその液体が流れ込んでしまい、またこ
れとは逆に、高発熱量成分の液体がなくなると、蒸発部
からの気化した液化天然ガスが都市ガスなどのための気
化器に供給されてしまう。この問題を解決するために気
液分離器内の液位を液位検出手段によって検出し、蒸発
器からの気化された液化天然ガスに混入すべき液化天然
ガスの流量を流量制御弁によって制御する。
【0013】本発明に従えば、蒸発器からの気化された
液化天然ガスに、液化天然ガスを、ノズルを含む混入手
段によってスプレーして混入し、これによって気液分離
器内のガスの温度を露点以下に下げる。こうして液化天
然ガス中の高発熱量成分の分留抽出量を増加することが
できる。
【0014】制御手段は、この液位に対応する前記温度
検出手段によって検出される位置の目標温度T2を演算
して求め、この目標温度となるように、流量制御弁の開
度を制御する。これによって気液分離器内の液位が予め
定める一定の値に保たれる。
【0015】また本発明に従えば、シェル内の管板の上
方に蒸発部が形成され、かつ下方に加温部が形成された
液化天然ガス気化器によって、液化天然ガスの高発熱量
成分である重質分液体を分留し、その高発熱量成分が分
留された後の残余のガスをたとえば電力用の天然ガスと
して供給し、前述の分留して得られた高発熱量成分を、
たとえば都市ガス用液化天然ガスを得るためのもう1つ
の液化天然ガス気化器側に導く。シェル内における加温
部の圧力を高く維持し、気液分離器における露点を高く
し、これによって高発熱量成分の分留される量を増加さ
せることができる。
【0016】特に本発明に従えば、液化天然ガスの高発
熱量成分を分留して得るために、シェル内の蒸発部に
は、たとえば管板の近傍でその上方から、分留されるべ
き液化天然ガスが供給され、外伝熱管の外表面に接触し
つつ昇温されて蒸発し、その液化天然ガスは外伝熱管の
内周面と内伝熱管の外周面との間の環状の空間を下降し
て、内伝熱管内に供給される海水などの加温流体を熱源
として昇温され、メタンを主成分とする低発熱量成分
は、受液部材の下方から加温部に導かれ、内伝熱管を介
する加温流体との間接向流熱交換によって、たとえば常
温程度の温度を有する電力用天然ガスなどとして導かれ
る。
【0017】内伝熱管の外周面と外伝熱管の内周面との
間の空間を下降して液状で受液部材に貯留される高発熱
量成分は、このLNG気化器の外部に設けてある気液分
離器に供給されて、その液体は都市ガス製造のための増
熱剤として用いられる。気液分離器からのガスは、ハウ
ジング内の加温部に戻され、これによって気液分離器か
らのガスの通路を確保する。
【0018】本発明に従えば、受液部材に貯留された液
体の高発熱量成分は、流量制御弁を介して気液分離器に
供給される。この流量制御弁の開度は、気液分離器の液
位を検出する液位検出手段の出力によって、その液位が
高くなると流量制御弁の開度を小さく絞るように制御手
段によって制御される。こうして液位が予め定める一定
の値に保たれる。
【0019】内伝熱管が挿通されるさや管が受液部材を
貫通して設けられ、これによって管板の下方における受
液部材が臨む空間と加温部の空間とが、内伝熱管の外周
面とさや管の内周面との間の環状の空間を経て連通し、
この空間には、気化した主として低発熱量成分のガスが
加温部に供給されるとともに、受液部材の液体が溢流し
て加温部に流下することができる。
【0020】内伝熱管の外周面とさや管の内周面との間
の前記空間をガスまたは液体が流過することによって圧
力損失が生じ、その分、気液分離器に流れるガス流を確
保することができる。
【0021】本発明に従えば、シェルの下部の加温部か
ら得られる低発熱量成分を主成分とするガスの圧力エネ
ルギを利用して膨張タービンを駆動し、たとえば発電な
どして、そのエネルギの回収を図ることができる。
【0022】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の全体の構成を示
す系統図である。管路1から液化天然ガスが圧送され、
管路46から、第1気化器2に導かれ、管路3を経て、
低発熱量成分を主成分とし、かつ低圧力の工業用などの
天然ガスが供給される。第1気化器2に関連して設けら
れる気液分離器4で分留された液体の高発熱量成分は、
管路1および管路47からの液化天然ガスを気化する第
2気化器5の入口に、都市ガスの発熱量調整のために増
熱剤として管路6を経て供給され、この増熱剤として用
いられる高発熱量成分の流量が足りないときには、追加
的に管路7から液化石油ガスが供給される。こうして第
2気化器5から管路8には、予め定める発熱量を有する
都市ガスが比較的高い圧力で供給されることができる。
【0023】構成をさらに述べると、管路1からの液化
天然ガスは流量制御弁9を経て、電力用天然ガスおよび
高発熱量成分を得るための第1気化器2に供給される。
第1気化器2は基本的には、いわゆるシエルアンドチユ
ーブ式の気化器であって、蒸発器10と加温器11とを
含む。蒸発器10のチャンネル12には、中間熱媒体と
してのフロンまたはプロパンなどが充填されており、こ
のチャンネルの気相部に液化天然ガス蒸発用の伝熱管1
3が設けられ、液相部に海水が流過される伝熱管14が
設けられる。
【0024】加温器11では、海水がチャンネル15内
に供給され、シェル16内に設けられた伝熱管17を経
て中間チャンネル18に導かれ、この中間チャンネル1
8からの海水は蒸発器10の伝熱管14を流れ、中間チ
ャンネル19から排出される。加温器11におけるシェ
ル16内には、天然ガスの流路を形成する邪魔板20が
配置される。加温器11の使用設計温度は、−60℃で
ある。
【0025】前述の流量制御弁9からの液化天然ガス
は、蒸発器10のチャンネル21から、伝熱管13に流
れて蒸発され、その蒸発して気化した液化天然ガスはチ
ャンネル22から管路23を経て気液分離器4の上部の
気相部に供給される。気液分離器4の気相部にはデミス
タ24が配置される。気液分離器4の上部に接続された
管路25からの天然ガスは、圧力制御手段である減圧弁
26を経て、加温部11の熱交換のためのシェル16に
導かれ、前述のように伝熱管17内に流される海水によ
って向流熱交換され、加温される。
【0026】減圧弁26は、その1次圧である気液分離
器4内の圧力をたとえば45kg/cm2 Gとし、その
2次圧である加温器11側の天然ガスの圧力をたとえば
18kg/cm2 Gに減圧する。
【0027】気液分離器4に貯留された高発熱量成分で
ある重質分の液体28は、管路29から流量制御弁30
を経て、管路6から第2気化器5の液化天然ガス入口側
の管路32に発熱量調整のための増熱剤として混合され
る。
【0028】さらに気液分離器4に供給される蒸発器1
0からの気化した液化天然ガスの温度を制御するため
に、管路46に設けられた流量計34の下流側から管路
35および流量制御弁36を介してノズル37から液化
天然ガスが、管路23内の気化した液化天然ガス内に噴
射されて、温度が低下される。流量計34によって検出
された流量が予め定める一定の値になるように、調節計
38は、流量制御弁9の開度を制御する。ノズル37と
管路35とは、混入手段39を構成する。
【0029】気液分離器4には、高発熱量成分28の液
位を検出する液位検出手段40が設けられ、この液位検
出手段40によって検出された液位を表す信号は演算回
路41に与えられる。
【0030】管路23においてノズル37よりも下流側
でガスの温度T1を検出するために、温度検出手段42
が設けられる。この温度検出手段42によって検出され
た温度T1を表す信号と、演算回路41において目標温
度T2を表す信号とは、制御回路43に与えられ、流量
制御弁36の開度が負帰還制御され、これによって気液
分離器4における液位が、前記目標温度T2に対応する
値となるように一定に制御される。演算回路41は、液
位検出手段40によって検出される液位が、予め定める
液位になるために温度検出手段42が配置されている位
置における目標温度T2を演算して導出する。
【0031】管路6の途中には流量制御弁30の下流側
で流量計44が設けられ、この検出流量が予め定める一
定の値になるように、制御回路45は流量制御弁30の
開度を制御する。
【0032】図2、図3および図4を参照して、気液分
離器4における分留の温度および圧力を制御する動作に
ついて説明する。
【0033】
【表1】
【0034】気液分離器4に供給される温度検出手段4
2における分離温度T1に対する気化された液化天然ガ
スの分留重量率、すなわち液分離重量率(重量%)を、
図2に示す。この図2から、分離温度T1をたとえば−
45℃に設定すると、気液分離器4に管路23から供給
される気化された液化天然ガスのうち、約3%が高発熱
量成分の重質分として液体で分留することができること
が判る。温度を低くし、また圧力を高くすることによっ
て、液分離重量率は大きくなる。
【0035】前述の先行技術では、電力用天然ガスを製
造するにあたり、その気化圧力は18kg/cm2 Gで
あり、−40℃〜−20℃前後で運転される。したがっ
てこの運転条件では、図2から明らかなように高発熱量
成分を分留することは不可能であることが判る。
【0036】図3は、気液分離器4で分離される液体と
ガスの発熱量に及ぼす温度および圧力の影響を示すグラ
フである。気液分離器4から管路25に導かれるガスの
発熱量は、図3のラインL7に示されるとおりであっ
て、その分離温度T1を変えても、また圧力を変えても
ほとんど変化はない。これに対して気液分離器4におい
て分留される高発熱量成分は、圧力に応じてラインL4
〜L6で示されるように、変化し、圧力を低くするほど
重質分の発熱量が増加することが判るが、このことより
むしろ、次に述べる図4に注目すべきである。
【0037】図4は、気液分離器4における分離温度T
1と圧力が決まれば、その分離された高発熱量分留液
で、どれだけの未熱量調整液化天然ガスを熱量調整する
ことができるかを示すグラフである。図4の縦軸の熱量
調整可能率というのは、管路46から分留のために供給
される液化天然ガス1重量部に対して、都市ガスとして
発熱量11000kcal/Nm3 となるように熱量調
整することができる管路47からの液化天然ガスの重量
部を表す。たとえば分離温度T1が−45℃であって、
ラインL10のように圧力45kgG/cm2 である場
合、管路46に1重量部の液化天然ガスが供給されたと
き、その分留して得た高発熱量成分を用いて、管路47
に供給される約0.4重量部の液化天然ガスを、前述の
発熱量11000kcal/Nm3 に熱量調整すること
ができる。この図4から判るように、分離温度T1を下
げれば、熱量調整可能率が増大し、したがって補助的に
必要とする管路7からの液化石油ガスの使用量を大幅に
削減することができる。したがってノズル37から液化
天然ガスをスプレーして、分離温度T1を下げることが
重要であることが判る。
【0038】第1気化器2は、たとえば朝7時から夜2
2時頃まで、ほぼ100%の負荷で運転され、その運転
状況は、表2に示されるとおりである。
【0039】
【表2】
【0040】第2気化器5の構成は、第1気化器2の構
成と同様であり、対応する部分には同一の数字に添え字
aを付して示す。第2気化器5においてチャンネル22
aからのガスは、管路61を経て、加温器11aに導か
れて、その蒸発された液化天然ガスはたとえば常温程度
に加温される。加温器11aから管路8に供給される都
市ガスの発熱量は、発熱量検出手段48によって常時計
測されており、この発熱量が規定値である目標値110
00kcal/Nm3 となるように、外部から管路7を
経て供給される液化石油ガスの流量が、制御手段49に
よって流量制御弁50の開度に対応して制御される。し
たがって電力用の第1気化器2の負荷が変化して、分留
液量が変わっても、都市ガス用の第2気化器5で送出さ
れた都市ガスの発熱量を一定に保つことができる。
【0041】図1における管路46,47にそれぞれ供
給される液化天然ガスの各流量はたとえば150t/h
であり、管路6から管路32に供給される高発熱量成分
の圧力は40kg/cm2 G、流量4.5t/hであ
り、このとき管路7から補給される液化石油ガスの流量
は8t/hであり、管路8からの都市ガスは38kg/
cm2 Gである。管路6からの高発熱量成分の分留液だ
けでは都市ガスの熱量調整をすることができないので、
この分留液と併せて、液化天然ガスの気化流量に見合っ
た液化石油ガスが、外部から管路7を経て供給される。
【0042】図5は,本発明の他の実施例の全体の構成
を示す系統図である。この実施例は前述の実施例に類似
し、対応する部分には同一の参照符を付す。前述の図1
〜図4に関連して述べた実施例では、気液分離器4と加
温器11との間に圧力制御弁26が介在されて電力用天
然ガスを得るために2次圧を減圧するように構成したけ
れども、図5の実施例では、この圧力エネルギを膨張タ
ービン51によって回収し、発電機52を駆動する。気
液分離器4から管路25に供給されるガスは加温器11
に供給され、その後、管路53を経て膨張タービン51
に供給される。膨張タービン51からの天然ガスは、加
温器54においてたとえば常温程度の電力用天然ガスと
して、たとえば18kg/cm2 Gで送出される。
【0043】加温器54は、加温器11と類似の構成を
有し、チャンネル55からの加温流体である海水は、シ
ェル56内の伝熱管57を経てもう1つのチャンネル5
8に導かれ、管路59から、第1気化器2の海水の中間
チャンネル18に導かれて、蒸発器14の加熱源として
用いられる。加温器54では、膨張タービン51からの
気化された液化天然ガスが流過するためのジャマ板60
が設けられる。その他の構成は、前述の実施例と同様で
ある。
【0044】図6は、本発明の他の実施例の全体の構成
を示す系統図である。この実施例では管路63からの液
化天然ガスが、管路64を経て、第1気化器73に供給
され、これによって高発熱量成分の分留が行われ、低発
熱量成分を主成分とする電力用天然ガスは、管路66に
圧送される。この液化天然ガスの気化のために、管路6
5から、熱媒体としての海水が供給され、管路83から
排出される。この実施例では、中間熱媒体を必要としな
い。
【0045】第1気化器73で分留された高発熱量成分
は、管路67から、管路68を経て気液分離器69に導
かれる。ここで分離された高発熱量成分である液体は管
路70から第2気化器5の入口の管路32に混合され
る。管路32には、前述の管路63から管路71を経て
熱量調整されるべき液化天然ガスが供給される。第2気
化器5の構成は、前述の実施例と同様であり、対応する
部分には同一の参照符を付す。
【0046】図7は、図6に示される第1気化器73の
構成を示す縦断面図である。上下に延びる筒状のシェル
72には、その上下の途中位置に管板89が設けられ、
その管板89よりも上方の空間は、液化天然ガスの蒸発
部74となっており、管板89の下方の空間では、気液
分離部75が形成され、さらにその下方の空間には、気
化した液化天然ガスを常温程度にまで加温する加温部7
6が形成される。内伝熱管77は、シェル72の上下に
配置された管板78,79に接続され、下方のカバー8
0によって形成されたチャンネル81に熱源流体として
の海水が圧送され、上部のカバー82によって形成され
るチャンネル84に海水が排出されて管路83から外部
に排出される。この内伝熱管77は、外伝熱管90内に
挿通される。
【0047】外伝熱管90の下端部は、中間管板89に
固定され、その下端部が気液分離部75に連通する。外
伝熱管90の上端部は、多孔板85に接続されており、
この多孔板85は、上管板78よりも下方で蒸発部74
内にある。
【0048】したがって管路64から供給される液化天
然ガスは、蒸発部74の下部から外伝熱管90の外周面
に接触しつつ上昇してその温度が高くなり、多孔板85
を通って、内伝熱管77の外周面と外伝熱管90の内周
面との間の環状のチャンネル86を流下して、気液分離
部75に至る。シェル72内にはまた、複数の内伝熱管
77と外伝熱管90とから成る二重管を外囲する内胴8
7が設けられ、この内胴87の外周面と外胴を構成する
シェル72の内周面との間の環状のチャンネル88を経
て、気化した液化天然ガスが流下して、冷却され、中間
管板73を経て、気液分離部75に至る。
【0049】図8は気液分離部75付近の拡大断面図で
ある。管板73の下方に形成される気液分離部75にお
いて、外伝熱管84の下部が臨む皿状の受液部材103
が配置される。この受液部材103は、水平な板状部9
1と、その外周部で立上がる立上がり部92とから成
る。受液部材103には、さや管93が貫通し、そのさ
や管93の上部94は、板状部91よりも上方に突出し
ている。板状部91には、液体排出口95が設けられ、
管路96から外部の管路97に接続され、シェル72の
外部に設けられた気液分離器98の気相部99に連通す
る。さや管93は、シェル72に拘束された水平な支持
板100,101に固定され、そのさや管93の下端部
102は、加温部76の空間に臨む。
【0050】内伝熱管77の外周面とさや管93の内周
面との間には、環状のチャンネル104が形成される。
このチャンネル104を経て、気液分離部75からの低
発熱量の成分を主成分とするガスおよび受液部材103
の液体105が、さや管93の上部94を溢流して流出
する。チャンネル104は、ガスおよび液体に圧力損失
を与える絞りまたはチョークの働きを果す。加温部76
には水平な邪魔板106が設けられ、内伝熱管77にガ
スが接触するための屈曲した通路を形成する。こうして
受液部材103の板状部91には、内伝熱管77がその
内伝熱管77の外周面との間に間隔をあけて挿通してい
る。
【0051】気液分離器69内の気相部には、デミスタ
107が配置される。気液分離器69における高発熱量
成分の液体108の液位を検出するために液位検出手段
109が設けられる。この液位検出手段109の出力は
制御回路110に与えられ、管路97に介在されている
液面調節用の流量制御弁111の開度を制御する。こう
して液位が予め定める一定の値となるように流量制御弁
111の開度が制御され、たとえば液位が上昇したとき
には流量制御弁111の開度が小さく絞られる。
【0052】気液分離器69からのガスは管路115か
ら加温部76に戻され、気液分離器69からのガス通路
を形成する。こうして気液分離器69で分離された高発
熱量成分は管路70から、増熱剤として用いられ、管路
32に供給される。その他の構成は前述の実施例と同様
である。
【0053】第1気化器63の加温部76の下部から管
路66に供給される工業用等低カロリー用天然ガスは、
膨張タービン51を駆動して発電機52が駆動されて発
電が行われ、その後の天然ガスは管路116から、加温
器117に導かれる。加温器117は縦形のシェル11
8内に、チャンネル119から供給される海水が流れる
複数の伝熱管120を有し、チャンネル121から管路
122を経て海水が外部に排出される。シェル117内
には複数の邪魔板123が設けられて天然ガスの屈曲し
た通路を形成する。常温程度に加温された天然ガスは管
路124から、工業用等低カロリー用に供給される。
【0054】本発明の他の実施例として、管路68の高
発熱量成分の液体を管路113に分岐し、流量制御弁1
14を介して管路115に流し、加温部76に供給する
ようにしてもよい。流量制御弁114の開度は、液位検
出手段109の出力に応答して制御手段によって制御さ
れる。この場合、流量制御弁111は省略される。この
ような構成によってもまた、液位を予め定める値に一定
に保つことができる。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、液化天然
ガスの蒸発器と、蒸発後のガスをたとえば常温程度に加
温する加温器との間に、気液分離器を介在し、しかもこ
の気液分離器よりも下流側に圧力制御手段を介在して気
液分離器内の圧力を高く維持し、したがって液化天然ガ
ス中の高発熱量成分の露点を上げ、この気液分離器内で
高発熱量成分を分留して得ることができ、こうして得た
重質分の液体を、都市ガスなどのための増熱剤として用
いて、都市ガスなどの発熱量調整のために、従来からの
液化石油ガスの代わりとして用いることができる。
【0056】また本発明によれば、気液分離器内の圧力
を、圧力制御手段によって高く保って高圧化することに
よって、胴径を小さくして構成を小形化することができ
る。
【0057】さらに本発明によれば、蒸発部から気液分
離器に供給される気化した液化天然ガス中に、混入手段
によって液化天然ガスを混入し、これによって気液分離
器内に供給されるガスの温度を低下し、上述のように高
圧化によって露点が上昇した高発熱量成分の量をさらに
増加することができる。
【0058】さらに本発明によれば、気液分離器内の液
位を検出して、その液位が予め定める値に保たれるよう
に、流量制御弁によって、混入手段による液化天然ガス
の混入流量を制御し、こうして安定な運転を継続するこ
とができる。
【0059】本発明によれば、圧力制御手段は減圧弁で
あってもよいけれども、膨張タービンを用いることによ
って圧力エネルギの回収を図ることができる。
【0060】本発明によれば、混入手段は、ノズルを含
み、ノズルと気液分離器との間におけるガスの温度T1
を温度検出手段によって検出し、前記液位検出手段によ
って検出された液位が予め定める値になるための温度検
出手段が設けられた位置における目標温度T2を演算し
て求め、検出温度T1がこの目標温度T2となるように
流量制御弁の開度を制御し、液位を安定に保つことがで
きる。
【0061】さらに本発明によれば、液化天然ガス気化
器の上下に延びるハウジング内に設けられた管板の上部
空間を蒸発部として液化天然ガスを蒸発し、受液部材で
高発熱量成分を貯留して気液分離器に導き、こうして得
た液体の高発熱量成分を、都市ガス製造などのための増
熱剤として用いることができ、加温部からの比較的高い
圧力を有する低発熱量成分を主成分とするガスは、膨張
タービンによって圧力エネルギを有効に回収することが
できる。
【0062】本発明によれば、受液部材に貯留された高
発熱量成分を、流量制御弁を介して気液分離器に導き、
気液分離器の液位が一定に保たれるように制御すればよ
く、こうして比較的簡単な構成で気液分離器内の液位を
予め定める値に維持することができる。
【0063】また本発明によれば、管板と受液部材との
間の空間からの低発熱量成分を主成分とするガスおよび
受液部材から溢流する液体は、内伝熱管の外周面とさや
管の内周面との間の空間を経て加温部に流下し、この内
伝熱管の外周面とさや管の内周面との間の空間は圧力損
失を生じさせ、これによって蒸発部の圧力ならびに管板
および受液部材の間の空間の圧力を高く保って、気液分
離器に流れるガス流を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体の構成を示す系統図で
ある。
【図2】気液分離器4に供給される温度検出手段42に
おける分離温度T1に対する気化された液化天然ガスの
液分離重量率を示すグラフである。
【図3】気液分離器4で分離される液体とガスの発熱量
に及ぼす温度および圧力の影響を示すグラフである。
【図4】気液分離器4における分離温度T1と圧力が決
まれば、その分離された高発熱量分留液で、どれだけの
未熱量調整液化天然ガスを熱量調整することができるか
を示すグラフである。
【図5】本発明の他の実施例の全体の構成を示す系統図
である。
【図6】本発明の他の実施例の全体の構成を示す系統図
である。
【図7】図6に示される第1気化器63の構成を示す縦
断面図である。
【図8】気液分離分75付近の拡大断面図である。
【符号の説明】
2,73 第1気化器 4,69 気液分離器 5 第2気化器 9,30,36,50,111,114 流量制御弁 10 蒸発器 11,54 加温器 26 減圧弁 37 ノズル 40,109 液位検出手段 41 演算回路 42 温度検出手段 43,110 制御回路 48 発熱量検出手段 49 制御手段 51 膨張タービン 52 発電機 72 シェル 78,79,89 管板 74 蒸発部 75 気液分離部 76 加温部 77 内伝熱管 85 多孔板 86 環状の空間 87 内胴 90 外伝熱管 93 さや管 103 受液部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液化天然ガスを蒸発させる蒸発器と、 蒸発器からの蒸発された液化天然ガスを気液分離する気
    液分離器と、 気液分離器からの分離されたガスを加温する加温器と、 気液分離器よりも下流側に介在され、ガスを減圧して導
    く圧力制御手段と、 気液分離器によって分留された液体を増熱剤として、発
    熱量を調整すべき液化天然ガスに混合して気化する気化
    器とを含むことを特徴とする分留機能付き液化天然ガス
    気化設備。
  2. 【請求項2】 液化天然ガスを、蒸発器からの気化され
    た液化天然ガスに混入する混入手段と、 液化天然ガスの混入手段による混入流量を制御する流量
    制御弁と、 気液分離器内の液位を検出する手段と、 液位検出手段の出力に応答して、液位が高くなると流量
    制御弁の開度を小さくしてその液位を予め定める値に制
    御する制御手段とを含むことを特徴とする請求項1記載
    の分留機能付き液化天然ガス気化設備。
  3. 【請求項3】 圧力制御手段は、気液分離器と加温器と
    の間に介在される圧力調整のための減圧弁であることを
    特徴とする請求項1記載の分留機能付き液化天然ガス気
    化設備。
  4. 【請求項4】 圧力制御手段は、加温器からのガスによ
    って駆動される膨張タービンであることを特徴とする請
    求項1記載の分留機能付き液化天然ガス気化設備。
  5. 【請求項5】 混入手段は、 蒸発器と気液分離器との間の気化された液化天然ガスの
    通路に設けられるノズルと、 液化天然ガスをノズルに導く液化天然ガス供給管路とを
    含み、 前記流量制御弁は、液化天然ガス供給管路の途中に介在
    され、 前記制御手段は、 気化された液化天然ガスの前記通路のノズルよりも下流
    側で、ガスの温度T1を検出する温度検出手段を含み、 液位検出手段によって検出される液位が予め定める液位
    になるために気液分離器に噴射されるべき液化天然ガス
    の目標温度T2を演算し、温度検出手段の出力が、この
    目標温度T2となるように流量制御弁を制御することを
    特徴とする請求項2記載の分留機能付き液化天然ガス気
    化設備。
  6. 【請求項6】 (a)液化天然ガス気化器であって、 上下に延びるシェルと、 シェルの上下の途中位置に設けられる管板であって、シ
    ェル内で管板よりも上方の空間を蒸発部とし、この蒸発
    部に液化天然ガスが供給される管板と、 管板を貫通して蒸発部内に設けられる外伝熱管と、 外伝熱管内に挿通されて管板の上下に延び、加温流体が
    供給される内伝熱管と、 管板および外伝熱管の下部よりも下方で、液体を貯留す
    る受液部材であって、内伝熱管の外周と受液部材との間
    に形成された間隔が、シェル内で受液部材の下方の空間
    の加温部に連通する受液部材とを有する液化天然ガス気
    化器と、 (b)受液部材に貯留した液体が供給され、分離された
    ガスを加温部に戻す気液分離器と、 (c)気液分離器によって分離された液体を増熱剤とし
    て、発熱量を調整すべき液化天然ガスに混合して気化す
    る気化器と、 (d)気液分離器内の液位を検出する手段と、 (e)受液部材からの液体を気液分離器に供給する通路
    に設けられる流量制御弁と、 (f)液位検出手段の出力に応答して、気液分離器内の
    液位が予め定める値になるように流量制御弁を制御する
    手段とを含むことを特徴とする分留機能付き液化天然ガ
    ス気化設備。
  7. 【請求項7】 内伝熱管を外囲し、受液部材を貫通して
    上下に延びるさや管が設けられることを特徴とする請求
    項6記載の分留機能付き液化天然ガス気化設備。
  8. 【請求項8】 シェルの加温部からのガスによって膨張
    タービンを駆動することを特徴とする請求項6または7
    記載の分留機能付き液化天然ガス気化設備。
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