JPH08269380A - スクリ−ン印刷用インキ組成物およびそれを用いた軸体とその製造方法 - Google Patents

スクリ−ン印刷用インキ組成物およびそれを用いた軸体とその製造方法

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JPH08269380A
JPH08269380A JP9606895A JP9606895A JPH08269380A JP H08269380 A JPH08269380 A JP H08269380A JP 9606895 A JP9606895 A JP 9606895A JP 9606895 A JP9606895 A JP 9606895A JP H08269380 A JPH08269380 A JP H08269380A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 軸体の少なくとも把持部にスクリ−ン印刷法
で滑り止め性を有する凹凸パタ−ンを形成する方法にお
いて、糸引き現象の起こらないスクリ−ンインキ組成物
と、滑りと止めを有する厚膜の凹凸パタ−ンを形成する
方法の提供。 【構成】 平均粒子径が10〜40μmの球状樹脂粉体
をインキ樹脂固形分に対して10〜40重量%含むスク
リ−ン印刷用インキ組成物。および軸体の少なくとも把
持部に形成される印刷層が30〜200μmの厚さを有
し、スクリ−ン印刷用インキとして平均粒子径が10〜
40μmの球状樹脂粉体をインキ樹脂固形分に対して1
0〜40重量%含むものを用い、スクリ−ン印刷の版と
して70〜150メッシュで乳剤厚さが20〜100μ
mのものを用いて、凹凸パタ−ンを形成する軸体の製造
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筆記具、化粧品容器、
釣り具などを把持した際に生じる滑りを防止するために
使用することができる滑り止めパタ−ンを形成するため
のスクリ−ン印刷用インキ組成物およびそれを用いた軸
体とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、筆記具などの把持部に滑り止め性
を付与させる方法としては、NBR、ポリエチレンエラ
ストマ−、シリコンゴム等を使用し、これらを射出成形
することにより把持部部材を形成し、これを軸体に挿着
したり、或いは把持部分に機械的にロ−レット状もしく
は格子状の溝もしくは小突起を形成したりしている。
又、スクリ−ン印刷法により軸体の把持部に滑り止め性
を有するパタ−ンを形成する方法も提案されている。こ
のスクリ−ン印刷法により滑り止めパタ−ンを形成する
方法は、外観意匠性を高める上でも有効な方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】軸体の把持部に滑り止
め性を有するパタ−ンをスクリ−ン印刷法で形成する場
合には、印刷層の厚さが重要となる。即ち、十分な滑り
止め性を発現させるためには、凹凸が必要となるとから
厚膜の印刷層を形成しなければならない。厚膜の印刷層
を形成させるためには、スクリ−ン印刷版の厚さを厚く
し、更にインキ中に含まれる溶剤量を少なくする必要が
ある。しかし、スクリ−ンの版の厚さを厚くすると、版
のパタ−ン部にインキが多量に入り込み、入り込んだイ
ンキをゴム製のスキ−ジで圧力をかけ、軸体表面に転写
させることから、版のパターン部に保持されたインキを
軸体に転写させる場合、パタ−ン部から容易に脱離させ
ることが必要となり、更に軸体に転写後、スクリ−ン版
は転写された印刷層表面から容易に剥離させる必要があ
る。しかし、スクリ−ン版のメッシュが細かいとインキ
が容易に脱離しなくなり、軸体表面にパタ−ンを形成す
ることが困難となる。又、インキに含まれる溶剤量を少
なくするとインキ粘度が高くなり、高粘度のスクリ−ン
印刷インキを用いて厚膜の凹凸パタ−ンを形成した場合
には、転写された印刷層表面からスクリ−ン版は容易に
剥離しなくなり、版が離れる時にインキの一部が引っ張
られ、糸状(以下、「糸引き現象」と称する)となり外
観意匠性を低下させる等の問題が発生することが確認さ
れた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題に鑑
み、軸体の少なくとも把持部にスクリ−ン印刷法で滑り
止め性を有する凹凸パタ−ンを形成する方法において、
糸引き現象の起こらないスクリ−ンインキ組成物を提供
することと、滑りと止めを有する厚膜の凹凸パタ−ンを
形成する方法を提供することを主な目的とするもので、
平均粒子径が10〜40μmの球状樹脂粉体をインキ樹
脂固形分に対して10〜40重量%含むことを特徴とす
るスクリ−ン印刷用インキ組成物を第1の要旨とし、軸
体の少なくとも把持部に形成される印刷層であって、該
印刷層が30〜200μmの厚さを有し、且つ、印刷層
を形成するスクリ−ン印刷用インキ組成物は、平均粒子
径が10〜40μmの球状樹脂粉体をインキ樹脂固形分
に対して10〜40重量%含むことを特徴とする軸体を
第2の要旨とし、軸体の少なくとも把持部にスクリ−ン
印刷用インキを用いて印刷層を形成する軸体の製造方法
において、スクリ−ン印刷用インキとして平均粒子径が
10〜40μmの球状樹脂粉体をインキ樹脂固形分に対
して10〜40重量%含むものを用い、スクリ−ン印刷
の版として70〜150メッシュで乳剤厚さが20〜1
00μmのものを用いて、印刷層の厚さが30〜200
μmの凹凸パタ−ンを形成したことを特徴とする軸体の
製造方法を第3の要旨とするものである。
【0005】以下、本発明を詳述する。本発明で用いら
れるスクリ−ン印刷用インキとしては、公知のスクリ−
ン印刷用インキが用いられるが、その樹脂としては、軸
体の把持部に用いることから、手の汗などに対して耐久
性の高いものがよく、熱や硬化剤、紫外線などにより重
合するものがより好ましく、具体的にはポリウレタン
系、ポリエステル系、アクリル系、エポキシ系、アクリ
ルアミド系であり、印刷された凹凸パタ−ンがゴム弾性
を有するような樹脂であれば更によい。
【0006】本発明のスクリ−ン印刷用インキには、球
状樹脂粉体が含まれているが、次にこの球状樹脂粉体に
ついて説明する。これらの球状樹脂粉体の材質は、スク
リ−ン印刷用インキに使用されている溶剤により膨潤或
いは溶解しない樹脂材質であればよく、具体的には、ア
クリル樹脂、ナイロン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリウ
レタン樹脂、ポリエステル樹脂、シリコン樹脂などが使
用でき、これらの平均粒子径は10〜40μmであり、
インキ樹脂固形分に対して10〜40重量%含むように
することが重要である。その理由は、平均粒子径が10
μmに満たないと、インキの強度が高まらず糸引き現象
の発生原因となり、、平均粒子径が40μmを超えた場
合には、スクリ−ンメッシュを球状樹脂粉体が透過でき
ず凹凸のパタ−ン形成が困難となるからである。又、イ
ンキ樹脂固形分に対して10重量%に満たないと、イン
キ強度が高まらず糸引き現象の発生となり、インキ樹脂
固形分に対して40重量%を超えた場合には、インキに
含まれる樹脂による球状樹脂粉体の保持力が低下し、印
刷層の強度が低下するからである。
【0007】球状樹脂粉体の表面は、インキ樹脂との接
着性を高めるために塩酸、クロム酸、リン酸などの酸で
の化学的処理やプラズマ処理、コロナ放電処理などによ
りポ−ラス化および親水化処理がされてあってもよい。
又、球状樹脂粉体の表面は、アルミナ、酸化チタン、酸
化ケイ素、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム、酸化錫、酸化
インジウム等の酸化物の微粒子や、硫酸バリウム、硫酸
ストロンチウム、硫酸カルシウム等の硫酸塩の微粒子
や、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、炭酸ストロンチウ
ム等の炭酸塩の微粒子や、カオリン、長石、カオリナイ
ト、ケイ石などの天然鉱物の微粒子で被覆されてあって
もよい。これらの微粒子の形状は球状、無定型、繊維状
であればよく、さらにその粒子径は被覆する球状樹脂粉
体の平均粒子径の1/5以下であることが好ましい。
【0008】これらの無機微粒子で球状樹脂粉体の表面
を被覆する方法としては、乳鉢、自動乳鉢、ボ−ルミ
ル、メカノミル(岡田精工(株)製)、メカノフィ−ジ
ョンシステム(ホソカワミクロン(株)製)、ハイブリ
ダイゼ−ションシステム((株)奈良機械製作所製)等
により処理すればよい。
【0009】これらの球状樹脂粉体をスクリ−ン印刷用
インキに含ませることにより、インキ粘度を高めても、
厚膜の凹凸パタ−ンを軸体の把持部表面に形成させた場
合、印刷後、インキはスクリ−ン版に付着し、版が離れ
ると同時にインキは引っ張られてもインキが球状樹脂粉
体表面に付着し、その球状樹脂粉体とインキ樹脂との付
着力が高いため、インキの強度が高まることから糸引き
現象が発生しなくなり、安定な意匠性の高い厚膜の凹凸
パタ−ンが形成できるものである。
【0010】次に厚膜の凹凸パタ−ンの形成方法につい
て説明する。具体的には、スクリ−ン印刷の版が70〜
150メッシュで、乳剤厚さが20〜100μmを用
い、軸体の把持部に凹凸のパタ−ンを形成すればよい。
スクリ−ンメッシュが70メッシュに満たない場合に
は、インキの流通性は高まるものの、印刷パタ−ン精度
の低下と印刷表面にメッシュの跡が発生し、外観意匠性
の低下を招くこととなり、150メッシュを超えた場合
には、インキとパタ−ン部に露出したスクリ−ンメッシ
ュとの接触面積が高まり、容易にスクリ−ン版からイン
キが脱離しにくくなり、均一な凹凸パタ−ンの形成が不
可能となる。又、乳剤厚さが20μmに満たない場合に
は、印刷層の厚さが薄くなり、滑り止め機能が低下し、
200μmを超えた場合には、ある程度の凹凸パタ−ン
が形成できるものの、印刷層が厚くなり過ぎ、均一な凹
凸パタ−ンの形成が困難となり、意匠性の低下を招くも
のである。
【0011】本発明で用いられる軸体の材質としては、
樹脂、金属などが使用される。樹脂としては、ABS、
AS、ポリカ−ボネ−ト、ポリエチレン、ポリエステ
ル、ポリプロピレン、ナイロン等が挙げられ、これらの
樹脂軸体の表面には、予め塗装、印刷、転写印刷などで
パタ−ンや樹脂層が形成されてあってもよく、更に、ニ
ッケルや金などのめっき層が形成されてあってもよい。
又、金属としては、真鍮、アルミニウム、亜鉛、亜鉛ダ
イカスト、チタン、鉄などが挙げられ、更に、これらの
材質で形成された軸体表面には、予め、塗装、印刷、め
っき等が施されてあってもよいものである。
【0012】尚、図1、図2は、本発明により得られた
把持部に滑り止め用の凹凸パタ−ンを形成した軸体の説
明図であり、参照符号1は軸体、2は塗膜中に球状樹脂
粉体3を含むパタ−ンを示すものである。
【0013】
【作用】本発明は、軸体の少なくとも把持部にスクリ−
ン印刷用インキを用いて印刷層を形成する軸体の製造方
法において、スクリ−ン印刷用インキとして平均粒子径
が10〜40μmの球状樹脂粉体をインキ樹脂固形分に
対して10〜40重量%含むものを用いることで、糸引
き現象が発生せず、更に、スクリ−ン印刷の版として7
0〜150メッシュで乳剤厚さが20〜100μmのも
のを用いることにより、インキと版との接触が低くな
り、スクリ−ン版のパタ−ン部でのインキの流通性が高
まることから、版からのインキの脱離性がよくなり、安
定な厚膜の凹凸パタ−ンを形成することができるもので
ある。
【0014】
【実施例】
〈実施例1〉インキとしては、ウレタン系樹脂インキ
(セイコ−アドバンス(株)製 HES RB−001
メジウム)に平均粒子径20μmの球状樹脂粉体(アク
リル樹脂、MR−10HG 綜研化学(株)製)をイン
キ樹脂固形分に対して30重量%添加し、3本ロ−ルで
分散したものを用いた。得られたインキと専用硬化剤を
3:7の比率で混合した。スクリ−ン版はポリエステル
フィラメント(80メッシュ)を用い、乳剤厚さを30
μmとした。尚、パタ−ンは径が1mmの円でパタ−ン
の間隔は左右1mmとした。内径5mm、外径6mmで
長さ80mmのABSの軸体を射出成形法で形成した。
この軸体の把持部に上記のスクリ−ン版と専用硬化剤を
混合したインキを使用し、軸体を回転させて凹凸のパタ
−ンを形成した。形成後80℃、40分間乾燥しゴム弾
性を有する厚膜の凹凸パタ−ンを把持部に形成した軸体
を得た。
【0015】〈実施例2〉インキおよびスクリ−ン版、
軸体は実施例1と同様とし、球状樹脂粉体は平均粒子径
20μm(ウレタン樹脂、UB−058 積水化成品工
業(株)製)を3.5%の塩酸に室温で10分間浸漬
し、樹脂粉体表面をエッチング処理し、親水化およびポ
−ラス化処理を行った。その後90℃、5時間乾燥後、
実施例1で用いたウレタン系樹脂スクリ−ンインキの樹
脂固形分に対して35重量%添加し、3本ロ−ルで分散
した。得られたインキと専用硬化剤とを3:7で混合
し、軸体を回転させながら印刷し、印刷後80℃、40
分間乾燥しゴム弾性を有する厚膜の凹凸パタ−ンを把持
部に形成した軸体を得た。
【0016】〈実施例3〉ウレタン樹脂(ニッポラン
1100 日本ポリウレタン工業(株))に増粘剤(楠
本化成(株)製 ディスパロン6500)を樹脂固形分
に対して3%添加し、黄色の顔料(ヘキストジャパン
(株)製NOVOPER YELLOW P−HG)を
樹脂固形分に対して8%、球状樹脂粉体(住友化学工業
(株)製 ポリスチレン樹脂系粉体 平均粒子径30μ
m PB−3002)を樹脂固形分に対して20%、キ
シレンを40%添加し、3本ロ−ルで分散した。得られ
たインキと専用硬化剤コロネ−トHX(日本ポリウレタ
ン工業(株)製)を10:9で混合した。軸体は内径
5.8mm、外径6mmで長さ80mmにアクリル系の
塗料(黒)で15μmの厚さの塗膜を軸全体に形成し
た。スクリ−ン版はポリエステルフィラメント(150
メッシュ)を使用し、乳剤厚さ100μmの条件で実施
例1で使用したパタ−ンを有するスクリ−ン版を作成し
た。専用硬化剤を混合したインキを使用し軸体の把持部
に凹凸のパタ−ンを形成後、160℃、30分乾燥する
ことにより黄色の厚膜の凹凸パタ−ンが把持部に形成さ
れた黒軸を得た。
【0017】〈実施例4〉平均粒子径20μmの球状樹
脂粉体(アクリル樹脂、MR−10HG 綜研化学
(株)製)と平均粒子径0.5μmのアルミナ(住友化
学工業(株)製AKP−20)を2:1で混合し、ハイ
ブリダイザ−((株)奈良機械製作所製)で8000r
pm、10分間処理することにより、球状樹脂粉体表面
を0.5μmのアルミナで被覆した粉体を得た。この粉
体用いた以外は実施例3と同様の条件で把持部に黄色の
厚膜の凹凸パタ−ンが形成された黒の軸体を得た。
【0018】〈比較例1〉実施例1で用いた平均粒子径
20μmの球状樹脂粉体を使用しない以外は実施例1と
同様の条件で凹凸のパタ−ンを軸体の把持部に形成し
た。
【0019】〈比較例2〉実施例2で用いた平均粒子径
20μmの球状樹脂粉体を使用しない以外は実施例2と
同様の条件で凹凸のパタ−ンを軸体の把持部に形成し
た。
【0020】〈比較例3〉ウレタン樹脂(ニッポラン
1100 日本ポリウレタン工業(株))に増粘剤(楠
本化成(株)製 ディスパロン6500)を樹脂固形分
に対して3%添加し、黄色の顔料(ヘキストジャパン
(株)製NOVOPER YELLOW P−HG)を
樹脂固形分に対して8%、キシレンを40%添加し、3
本ロ−ルで分散した。得られたインキと専用硬化剤コロ
ネ−トHX(日本ポリウレタン工業(株)製)を10:
9で混合した。軸体は内径5.8mm、外径6mmで長
さ80mmにアクリル系の塗料(黒)で15μm厚さの
塗膜を軸全体に形成した。スクリ−ン版はポリエステル
フィラメント(270メッシュ)を使用し、乳剤厚さ1
00μmの条件で実施例1で使用したパタ−ンを有する
スクリ−ン版を作成した。この軸体の把持部に上記スク
リ−ン版と専用硬化剤を混合したインキを使用し、軸を
回転させて凹凸のパタ−ンを形成後、160℃、30分
間乾燥することにより黄色の凹凸パタ−ンが把持部に形
成された黒軸を得た。
【0021】以上、実施例、比較例で得られた把持部に
凹凸パタ−ンを形成した軸体の外観を目視で観察し、
又、印刷の厚さを金属顕微鏡にて断面観察し測定した結
果を表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】
【発明の効果】表1に示したとおり本発明は、平均粒子
径が10〜40μmの球状樹脂粉体をインキ樹脂固形分
に対して10〜40重量%含むこと、スクリ−ン印刷用
インキを用いることで、インキと版との接触が低くな
り、スクリ−ン版のパタ−ン部でのインキの流通性が高
まることから、版からのインキの脱離性がよくなり、安
定な厚膜の凹凸パタ−ンが形成できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により得られた把持部に滑り止め用の凹
凸パタ−ンを形成した軸体の斜視図。
【図2】図1の要部拡大説明図である。
【符号の説明】
1 軸体 2 パタ−ン 3 球状樹脂粉体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒子径が10〜40μmの球状樹脂
    粉体をインキ樹脂固形分に対して10〜40重量%含む
    ことを特徴とするスクリ−ン印刷用インキ組成物。
  2. 【請求項2】 軸体の少なくとも把持部に形成される印
    刷層であって、該印刷層が30〜200μmの厚さを有
    し、且つ、印刷層を形成するスクリ−ン印刷用インキ組
    成物は、平均粒子径が10〜40μmの球状樹脂粉体を
    インキ樹脂固形分に対して10〜40重量%含むことを
    特徴とする軸体。
  3. 【請求項3】 軸体の少なくとも把持部にスクリ−ン印
    刷用インキを用いて印刷層を形成する軸体の製造方法に
    おいて、スクリ−ン印刷用インキとして平均粒子径が1
    0〜40μmの球状樹脂粉体をインキ樹脂固形分に対し
    て10〜40重量%含むものを用い、スクリ−ン印刷の
    版として70〜150メッシュで乳剤厚さが20〜10
    0μmのものを用いて、印刷層の厚さが30〜200μ
    mの凹凸パタ−ンを形成したことを特徴とする軸体の製
    造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005212394A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Mitsubishi Pencil Co Ltd 筆記具の軸筒
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