JPH0826850B2 - コンクリートポンプのコンクリートピストン逆走防止装置 - Google Patents

コンクリートポンプのコンクリートピストン逆走防止装置

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JPH0826850B2
JPH0826850B2 JP60203492A JP20349285A JPH0826850B2 JP H0826850 B2 JPH0826850 B2 JP H0826850B2 JP 60203492 A JP60203492 A JP 60203492A JP 20349285 A JP20349285 A JP 20349285A JP H0826850 B2 JPH0826850 B2 JP H0826850B2
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concrete
valve
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concrete pump
ball
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正則 奥村
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はコンクリートポンプのコンクリートピストン
逆走防止装置に関するものである。
(従来の技術) 従来のコンクリートピストンを第6図により説明する
と、(1)がY型管、(2)がコンクリートシリンダ、
(3)がコンクリートピストン、(4)がコンクリート
ピストン(3)を駆動する主油圧シリンダ、(5)が吸
入・吐出切換弁、(6)が主油圧シリンダ切換弁で、コ
ンクリートポンプの停止中、輸送管(図省せず)内のコ
ンクリート圧力がY型管(1)とコンクリートシリンダ
(2)とコンクリートピストン(3)とに作用して、コ
ンクリートピストン(3)が逆走しようとする力を受け
る。この力は、主油圧シリンダ(4)に作用し、さらに
吸入・吐出切換弁(5)を経て主油圧シリンダ切換弁
(6)に伝わる。同主油圧シリンダ切換弁(6)は停止
時、そのA,Bポートがブロツクされているが、若干のリ
ークがある。このため、コンクリートピストン(3)が
徐々に後退し、遂には完全に後退してしまう。この状態
からの再起動は、コンクリートピストン(3)に下り代
がないため、再起動が極めて困難で、作業員を悩ませて
いた。
(発明が解決しようとする問題点) 前記不具合を解消するために、第7図に示すように主
油圧シリンダ(4)と吸入・吐出切換弁(5)との間に
パイロツトチエツク弁(7)を設けたものが知られてい
るが、このコンクリートポンプでは、運転中のパイロツ
トチエツク弁(7)の作動油の通過抵抗のために、作動
油の発熱が大きくなる欠点を有していた。またパイロツ
トチエツク弁(7)に設けているスプリングがコンクリ
ートポンプの油圧脈動と共振してスプリングの踊り、即
ち、チヤタリング現象を起して、油圧配管系に異常振動
を発生させるという問題があつた。
(問題点を解決するための手段) 本発明は前記の問題点に対処するもので、コンクリー
トピストンを往復動させる主油圧シリンダを具えたコン
クリートポンプにおいて、前記主油圧シリンダと吸入・
吐出切換弁との間の主油圧シリンダ駆動油圧回路に、コ
ンクリートポンプの正転、逆転時にはボール弁のボール
を貫通した油路により同駆動油圧回路を開き、コンクリ
ートポンプの停止時には同油路以外のボール球面とこれ
に接触するシートパッキンとにより同駆動油圧回路をコ
ンクリート圧力に抗して流体密に閉じるボール弁を介装
したことを特徴とするコンクリートポンプのコンクリー
トピストン逆走防止装置に係わり、その目的とする処
は、コンクリートピストンの逆走を防止でき、油圧
配管系に発生していた異常振動を防止できるコンクリー
トポンプのコンクリートピストン逆走防止装置を提供し
ようとする点にある。
(作用) 本発明のコンクリートポンプのコンクリートピストン
逆走防止装置は前記のように構成されており、次の作用
が行われる。即ち、 主油圧シリンダと吸入・吐出切換弁との間の主油圧シ
リンダ駆動油圧回路にノーリーク弁でない弁、例えは開
閉弁を介装すると、コンクリートポンプの停止時、開閉
弁がコンクリート圧力に負けて開方向に動き、作動油
(圧油)が漏れて、コンクリートピストンがゆっくりと
逆走するという問題があるが、本発明は、主油圧シリン
ダと吸入・吐出切換弁との間の主油圧シリンダ駆動油圧
回路に、コンクリートポンプの正転、逆転時にはボール
弁のボールを貫通した油路により同駆動油圧回路を開
き、コンクリートポンプの停止時には同油路以外のボー
ル球面とこれに接触するシートパッキンとにより同駆動
油圧回路をコンクリート圧力に抗して流体密に閉じるボ
ール弁(ノーリーク弁)を介装しており、コンクリート
ポンプの停止時、ボール弁がコンクリート圧力に負けて
開方向に動くことがなく、作動油(圧油)の漏れが阻止
されて、コンクリートピストンの逆走が防止される。
また主油圧シリンダと吸入・吐出切換弁との間の主油
圧シリンダ駆動油圧回路にパイロツトチエツク弁を介装
すると、コンクリートポンプの正転、逆転時(コンクリ
ートポンプの運転時)、パイロツトチエツク弁内の作動
油の通過抵抗のために、作動油の発熱が大きくなる。ま
たパイロツトチエツク弁のスプリングがコンクリートポ
ンプの油圧の脈動と共振してスプリングの踊り(チヤタ
リング現象)を起して、油圧配管系に異常振動を発生さ
せるという問題があるが、本発明は、主油圧シリンダと
吸入・吐出切換弁との間の主油圧シリンダ駆動油圧回路
に介装しているのが前記ボール弁(ノーリーク弁)であ
り、油圧配管系に発生していた異常振動が防止される。
(実施例I) 次に本発明のコンクリートポンプのコンクリートピス
トン逆走防止装置を第1図に示す一実施例により説明す
ると、(1)がY型管、(2)がコンクリートシリン
ダ、(3)がコンクリートピストン、(4)がコンクリ
ートピストン(3)を駆動する主油圧シリンダ、(5)
が吸入・吐出切換弁、(6)が主シリンダ切換弁、
(8)がボール弁、(9)がボール弁(8)を駆動する
油圧シリンダ、(10)がシヤトル弁、(11)が主油圧シ
リンダ切換弁(6)のソレノイドバルブ部である。また
上記油圧シリンダ(9)の内部構造を示す第2図におい
て、(12)がシリンダ本体、(13)がピストンロツド、
(14)がスプリング、(15)がパツキン、(16)が油圧
ポートであり、押行程は油圧により行われ、引行程はス
プリング(14)により行われるようになつている。また
上記ボール弁(8)の内部構造を示す第3図において、
(18)がボデイ、(19)がボール、(20)がステム、
(21)がシートパツキン、(22)がハンドルである。
次に前記第1,2,3図に示すコンクリートポンプのコン
クリートピストン逆走防止装置の作用を具体的に説明す
る。コンクリートポンプが停止しているときには、ソレ
ノイド弁(11)の励磁が解除され、パイロツト圧力が零
になつて、主油圧シリンダ切換弁(6)が中立状態にな
る。そのため、油圧シリンダ(9)がスプリング(14)
により縮み、ボール弁(8)が閉じて、コンクリートポ
ンプの逆走が防止される。つまりコンクリートピストン
(3)が完全な静止状態になる。この状態から正転方向
に起動すると、主油圧シリンダ切換弁(6)のソレノイ
ド弁(11)が正転側に励磁され、パイロツト圧力が主油
圧シリンダ切換弁(6)の正転側に作用すると同時にシ
ヤトル弁(10)を介して油圧シリンダ(9)が駆動さ
れ、油圧シリンダ(9)が伸びて、ボール弁(8)が開
になり、コンクリートピストン(3)が前進して、正転
方向に作動する。また逆転方向に起動した場合も、上記
と同様にボール弁(8)が開になつて、コンクリートポ
ンプが逆転方向に作動する。また上記正転または逆転の
状態から停止に切換えた場合、ソレノイド弁(11)の励
磁が解除され、パイロツト圧力が零になつて、主油圧シ
リンダ切換弁(6)が中立状態になる。そのため、油圧
シリンダ(9)がスプリング(14)により縮み、ボール
弁(8)が閉じて、コンクリートポンプの逆走が再び防
止される。
(実施例II) 第4図は、前記パイロツト圧を利用したシヤトル弁
(10)方式の代りにポンプのメイン圧力を利用した他の
実施例で、この場合には、シヤトル弁(10)を廃止でき
る。
(実施例III) 第5図は、正・逆転の電気信号を別に設けた電磁弁
(17)へ送つて油圧シリンダ(9)を制御するようにし
たさらに他の実施例で、この場合には、油圧シリンダ
(9)のスプリング(14)を不要にできる。
(発明の効果) 本発明のコンクリートポンプのコンクリートピストン
逆走防止装置は前記のように構成されており、次の効果
を達成できる。即ち、 主油圧シリンダと吸入・吐出切換弁との間の主油圧シ
リンダ駆動油圧回路にノーリーク弁でない弁、例えは開
閉弁を介装すると、コンクリートポンプの停止時、開閉
弁がコンクリート圧力に負けて開方向に動き、作動油
(圧油)が漏れて、コンクリートピストンがゆっくりと
逆走するという問題があるが、本発明は、主油圧シリン
ダと吸入・吐出切換弁との間の主油圧シリンダ駆動油圧
回路に、コンクリートポンプの正転、逆転時にはボール
弁のボールを貫通した油路により同駆動油圧回路を開
き、コンクリートポンプの停止時には同油路以外のボー
ル球面とこれに接触するシートパッキンとにより同駆動
油圧回路をコンクリート圧力に抗して流体密に閉じるボ
ール弁(ノーリーク弁)を介装しており、コンクリート
ポンプの停止時、ボール弁がコンクリート圧力に負けて
開方向に動くことがなく、作動油(圧油)の漏れを阻止
できて、コンクリートピストンの逆走を防止できる。
また主油圧シリンダと吸入・吐出切換弁との間の主油
圧シリンダ駆動油圧回路にパイロツトチエツク弁を介装
すると、コンクリートポンプの正転、逆転時(コンクリ
ートポンプの運転時)、パイロツトチエツク弁内の作動
油の通過抵抗のために、作動油の発熱が大きくなる。ま
たパイロツトチエツク弁のスプリングがコンクリートポ
ンプの油圧の脈動と共振してスプリングの踊り(チヤタ
リング現象)を起して、油圧配管系に異常振動を発生さ
せるという問題があるが、本発明は、主油圧シリンダと
吸入・吐出切換弁との間の主油圧シリンダ駆動油圧回路
に介装しているのが前記ボール弁(ノーリーク弁)であ
り、油圧配管系に発生していた異常振動を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るコンクリートポンプのコンクリー
トピストン逆走防止装置の一実施例を示す油圧回路図、
第2図はボール弁作動用油圧シリンダの詳細を示す縦断
側面図、第3図はボール弁の詳細を示す縦断側面図、第
4,5図は他の各実施例を示す油圧回路図、第6,7図は従来
のコンクリートポンプの各例を示す油圧回路図である。 (3)……コンクリートピストン、 (4)……主油圧シリンダ、 (5)……吸入・吐出切換弁、(8)……ボール弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリートピストンを往復動させる主油
    圧シリンダを具えたコンクリートポンプにおいて、前記
    主油圧シリンダと吸入・吐出切換弁との間の主油圧シリ
    ンダ駆動油圧回路に、コンクリートポンプの正転、逆転
    時にはボール弁のボールを貫通した油路により同駆動油
    圧回路を開き、コンクリートポンプの停止時には同油路
    以外のボール球面とこれに接触するシートパッキンとに
    より同駆動油圧回路をコンクリート圧力に抗して流体密
    に閉じるボール弁を介装したことを特徴とするコンクリ
    ートポンプのコンクリートピストン逆走防止装置。
JP60203492A 1985-09-17 1985-09-17 コンクリートポンプのコンクリートピストン逆走防止装置 Expired - Lifetime JPH0826850B2 (ja)

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