JPH08267634A - 易開封性複合フイルム - Google Patents
易開封性複合フイルムInfo
- Publication number
- JPH08267634A JPH08267634A JP7076236A JP7623695A JPH08267634A JP H08267634 A JPH08267634 A JP H08267634A JP 7076236 A JP7076236 A JP 7076236A JP 7623695 A JP7623695 A JP 7623695A JP H08267634 A JPH08267634 A JP H08267634A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- composite film
- polyolefin resin
- vinyl acetate
- ethylene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Wrappers (AREA)
Abstract
らなり、該層に隣接して変性ポリオレフィン樹脂層2を
介してエチレンー酢酸ビニル共重合体ケン化物層3を配
し、上記層1と層2の合計厚みが1〜10μmであると
ともに、上記層2と層3間の層間剥離強度が100〜8
00gf/15mm幅であることを特徴とする易開封性
複合フイルム。 【効果】 本発明の複合フイルムはヒートシール性に優
れるとともに使用時は容易に剥離でき、ガスパック包装
用に好適に使用できる。
Description
特にヒートシール性に優れるとともに使用時は容易に剥
離でき、ガスパック包装用に好適に使用できる易開封性
複合フイルムに関する。
ガスを充填して包装する、いわゆるガスパック包装用に
使用される複合フイルムとして、各種ガスバリアー性樹
脂からなるガスバリアー層を有するとともに、各種の樹
脂からなるヒートシール層を配した複合フイルムが使用
されている。
性を付与するためヒートシール層を凝集破壊により剥離
させるタイプのものが多い。しかしながら、凝集破壊タ
イプのものでは、ヒートシール層は各種樹脂を混合して
構成されており、使用する樹脂によっては透明性が劣り
やすく、またヒートシール強度と易剥離性の両特性を満
足させることが難しいという問題があった。
解消できる易開封性複合フイルムを見出したものであっ
て、その要旨とするところはヒートシール層がポリオレ
フィン樹脂層1からなり、該層に隣接して変性ポリオレ
フィン樹脂層2を介してエチレンー酢酸ビニル共重合体
ケン化物層3を配し、上記層1と層2の合計厚みが1〜
10μmであるとともに、上記層2と層3間の層間剥離
強度が100〜800gf/15mm幅であることを特
徴とする易開封性複合フイルムにある。
層からポリオレフィン樹脂層1/変性ポリオレフィン樹
脂層2/エチレンー酢酸ビニル共重合体ケン化物層3の
順序からなる層構成を必須とし、開封時に上記層2と層
3の間で層間剥離させるものである。
層1で使用するポリオレフィン樹脂は、シールする相手
の樹脂により適宜選択すればよく、低密度ポリエチレ
ン、直鎖低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレ
ンー酢酸ビニル共重合体等が好適に使用できる。
する樹脂としてはカルボン酸や無水カルボン酸変性樹脂
が使用でき、主成分樹脂は上記ヒートシール層で使用す
るポリオレフィン樹脂と同一樹脂を選択することが好ま
しい。
レフィン樹脂層2の合計厚みは1〜10μmの範囲とす
る必要があり、1μm未満ではヒートシール時にシール
部が溶融してしまいシール部がずれやすく、10μmを
越えるものでは剥離部分がシール部を越えてしまい外観
が悪くなるという問題がある。
に隣接してエチレンー酢酸ビニル共重合体ケン化物層3
を配する必要があり、エチレンー酢酸ビニル共重合体ケ
ン化物としては、エチレン含有量が32〜47モル%、
ケン化度が95%以上のものが好適に使用できる。さら
にエチレンー酢酸ビニル共重合体ケン化物層3に隣接し
て必要に応じてポリアミド樹脂層やポリエステル樹脂層
等を設けてもよい。
レフィン樹脂層2とエチレンー酢酸ビニル共重合体ケン
化物層3間の剥離強度が100〜800gf/15mm
幅である必要があり、100gf/15mm幅未満で
は、シール強度が低すぎるため破袋しやすく、800g
f/15mm幅を越えるものでは、シール強度が強すぎ
て開封しずらいという問題がある。
チレン(7μm)、層2として酸変性直鎖低密度ポリエ
チレン(3μm)、層3としてエチレンー酢酸ビニル共
重合体ケン化物(エチレン含有量44モル%、20μ
m)からなる3層の共押出フイルムを用い、層3側に無
定形ポリエチレンテレフタレートフイルム(300μ
m)をドライラミネートした。
/15mm幅であった。得られた複合フイルムを用い
て、長さ160mm、幅120mm、深さ30mmのフ
ランジ部分(7mm幅)を有する矩形状の容器を真空成
形した後、二軸延伸ポリプロピレンフイルム(20μ
m)/シリカ蒸着ポリエチレンテレフタレートフイルム
(12μm)/低密度ポリエチレンフイルム(シール
層、30μm)からなる蓋材をヒートシールした。シー
ル後のフランジ部分の透明性は良好であった。さらに、
シール部分から開封したところ容易に開封でき、また開
封部分がフランジ部分のみで剥離されており、外観上問
題はなかった。
レンー酢酸ビニル共重合体(3μm)、層2として酸変
性エチレンー酢酸ビニル共重合体(2μm)、層3とし
てエチレンー酢酸ビニル共重合体ケン化物(エチレン含
有量38モル%、10μm)、層4として6−66ナイ
ロン共重合体(5μm)、層5として酸変性エチレンー
酢酸ビニル共重合体(10μm)、層4として6ナイロ
ン(10μm)からなる6層の共押出フイルムを用い、
層6側に二軸延伸ポリプロピレンフイルム(20μm)
をドライラミネートした。層2と層3間の層間剥離強度
は300gf/15mm幅であった。
と同じ評価を行った。シール後のフランジ部分の開封
性、透明性及び、開封部分の外観、いずれも良好であっ
た。
0μm、層2の厚みが5μmで層1と層2の合計厚みが
10μmを超える厚み構成である以外は実施例1と同一
内容で複合フイルムを得(層2と層3間の層間剥離強度
は600gf/15mm幅)、実施例1と同じ評価を行
った。シール後のフランジ部分の透明性と開封性は良好
であったが、開封部分がフランジ部分以外まで剥離され
ており、外観上問題があった。
低密度ポリエチレン(7μm)、層2として酸変性直鎖
低密度ポリエチレン(3μm)、層3として6−66ナ
イロン共重合体(10μm)、層4としてエチレンー酢
酸ビニル共重合体ケン化物(エチレン含有量44モル
%、10μm)からなる4層の共押出フイルムを用い、
層4側に無定形ポリエチレンテレフタレートフイルム
(300μm)をドライラミネートした。層2と層3間
の層間剥離強度は1,000gf/15mm幅であっ
た。
と同じ評価を行った。シール後のフランジ部分の透明性
は良好であったが、開封部分が剥離しずらく、フイルム
が破れるという問題があった。
プロピレン樹脂とエチレンー酢酸ビニル共重合体とのブ
レンド物からなる凝集破壊タイプのシール層(30μ
m)、層2として酸変性直鎖低密度ポリエチレン(10
μm)、層3として6−66ナイロン共重合体(10μ
m)、層4としてエチレンー酢酸ビニル共重合体ケン化
物(エチレン含有量44モル%、10μm)からなる4
層の共押出フイルムを用い、層4側に二軸延伸ポリプロ
ピレンフイルム(20μm)をドライラミネートした。
得られた複合フイルムを用いて、実施例1と同じ評価を
行った。シール後のフランジ部分の開封性は良好であっ
たが、透明性が悪く実用上問題があった。
ヒートシール性に優れるとともに使用時は容易に剥離で
き、ガスパック包装用に好適に使用できる。
Claims (1)
- 【請求項1】 ヒートシール層がポリオレフィン樹脂層
(1)からなり、該層に隣接して変性ポリオレフィン樹
脂層(2)を介してエチレンー酢酸ビニル共重合体ケン
化物層(3)を配し、上記層(1)と層(2)の合計厚
みが1〜10μmであるとともに、上記層(2)と層
(3)間の層間剥離強度が100〜800gf/15m
m幅であることを特徴とする易開封性複合フイルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07623695A JP3483338B2 (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 易開封性複合フイルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07623695A JP3483338B2 (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 易開封性複合フイルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08267634A true JPH08267634A (ja) | 1996-10-15 |
JP3483338B2 JP3483338B2 (ja) | 2004-01-06 |
Family
ID=13599546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07623695A Expired - Lifetime JP3483338B2 (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 易開封性複合フイルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3483338B2 (ja) |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP07623695A patent/JP3483338B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3483338B2 (ja) | 2004-01-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4522562B2 (ja) | 包装材料および容器 | |
EP0175451A2 (en) | Flexible multiple layer packaging film and packages made from such film | |
WO1998014383A1 (fr) | Recipient en plastique avec fermeture | |
JP2001253028A (ja) | 多層フイルム及び包装体 | |
GB2360038A (en) | Heat sealable polymeric films | |
JP3715175B2 (ja) | イージーピール包装用積層フィルム材 | |
JP4010038B2 (ja) | 開閉部を有する密封包装袋 | |
JP2007030933A (ja) | 紙製蓋材 | |
JP2006290438A (ja) | 易開封性深絞り包装体 | |
JP3155303B2 (ja) | ヒートシール用樹脂組成物 | |
JP3447229B2 (ja) | 包装用積層体及び易開封性包装体 | |
JPH05246442A (ja) | 包装袋 | |
JP2005153324A (ja) | 共押出多層フィルムおよびラミネートフィルム | |
JP3483338B2 (ja) | 易開封性複合フイルム | |
JPH049142B2 (ja) | ||
JP5024525B2 (ja) | ジッパー付き包装袋 | |
JPH08151069A (ja) | 包装体 | |
JPH10264330A (ja) | 易開封性共押出複合フィルム | |
JP3317003B2 (ja) | 耐内容物性のある包装材料 | |
JP3575774B2 (ja) | 易開封性複合フイルム | |
JPH0143225Y2 (ja) | ||
JP3032782B2 (ja) | 易開封性容器及び該容器に用いる蓋 | |
JPH08324594A (ja) | チャック付きプラスチック容器 | |
JPH09234815A (ja) | 易開封性シーラント用積層体及びそれを用いた包装袋及び蓋材 | |
JP4152037B2 (ja) | 積層体及び密封容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081017 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091017 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091017 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101017 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101017 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131017 Year of fee payment: 10 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |