JPH08267387A - シート状物巻体の切開装置 - Google Patents

シート状物巻体の切開装置

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JPH08267387A
JPH08267387A JP9791795A JP9791795A JPH08267387A JP H08267387 A JPH08267387 A JP H08267387A JP 9791795 A JP9791795 A JP 9791795A JP 9791795 A JP9791795 A JP 9791795A JP H08267387 A JPH08267387 A JP H08267387A
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JP
Japan
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sheet
cutter
roll
shaped
rotary shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP9791795A
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English (en)
Inventor
Tomoaki Tajima
智明 多嶋
Hidetoshi Okashiro
英敏 岡城
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート状物巻体の切開作業を自動化し、その
作業性を向上するとともに安全面での不安を解消する。 【構成】 シート状物巻体1を回転可能に支持する回転
軸2と、該回転軸2を回転駆動する駆動手段3と、回転
軸2に沿う方向に走行し回転軸2に支持されたシート状
物巻体1をその表層側からその軸方向に切断するカッタ
5と、シート状物巻体1のカッタ5による切断部に向け
て進退するスクレーパ11とを有することを特徴とする
シート状物巻体の切開装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート状物巻体をカッ
タにより切開する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シート状物、たとえばプラスチックフイ
ルムやプラスチックシートは、製品や中間製品の段階で
は、通常、ロール状の巻体に形成される。このようなシ
ート状物巻体において、しわが入っていたり、巻姿が不
良である等の理由で不合格品となる場合、巻体をカッタ
で切開して、回収したり屑として処理したりすることが
多い。また、シート状物巻体の内層を検査する場合に
も、巻体をカッタで切開することがある。
【0003】シート状物巻体の切開は、従来は、たとえ
ば、巻体を専用台車に載せ、作業者がカッタを使用して
手作業で行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
手作業によるシート状物巻体の切開では、作業性が悪
く、切開作業に長時間を要するとともに、巻体が大きい
場合には、1人作業が難しいこともあり、作業人員、作
業工数共、かなり多く要するという問題がある。また、
カッタを使用し、かつ、シート状物切断に相当な力を要
する場合が多いことから、安全面での改良が望まれてい
る。
【0005】本発明は、このような問題点や要望に鑑
み、シート状物巻体の切開作業を自動化することにより
その作業性を向上し、しかも、カッタを使用する切開作
業自身に人手による作業を不要として安全面での不安を
解消することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本発明の
シート状物巻体の切開装置は、シート状物巻体を回転可
能に支持する回転軸と、該回転軸を回転駆動する駆動手
段と、前記回転軸に沿う方向に走行し該回転軸に支持さ
れたシート状物巻体をその表層側からその軸方向に切断
するカッタと、シート状物巻体の前記カッタによる切断
部に向けて進退するスクレーパとを有することを特徴と
するものからなる。
【0007】上記カッタとしては、シート状物巻体の周
方向に間隔をもって配置された一対のカッタが好まし
い。また、シート状物切断性能に優れていることから、
丸刃のカッタが好ましい。丸刃カッタとしては、シート
状物巻体の表層部に沿って転動していく押し切りタイプ
のものでもよいが、好ましくは、カッタ走行中にカッタ
が回転駆動されるものが望ましい。回転駆動方向は特に
限定されないが、カッタ走行方向に対し逆方向に回転駆
動する方が、切れ味が良い。
【0008】また、カッタは、シート状物巻体の径方向
に進退可能に支持されていることが好ましい。このよう
にしておくことにより、カッタによる切開位置を、シー
ト状物巻体の径方向に順次内側に進めていくことができ
る。
【0009】さらに、カッタとスクレーパを、シート状
物巻体に接近、離反可能な共通の移動架台上に支持して
おき、該移動架台上で、カッタがシート状物巻体の軸方
向に走行でき、かつ、スクレーパがシート状物巻体の切
断部に向けて進退できるようにしておくことが好まし
い。このように構成すれば、移動架台を所定量づつシー
ト状物巻体側に接近させていくことにより、その移動架
台の位置を基準にカッタ走行によるシート状物巻体の切
断およびスクレーパによる切断された巻層の剥ぎ取り
を、順次行うことができる。
【0010】
【作用】上記のようなシート状物巻体の切開装置におい
ては、回転軸に支持されたシート状物巻体が、カッタを
走行させることにより、該カッタによって切断される。
カッタが1個の場合には、切断された部分は、それまで
保持されていた巻張力が切断により解除されるので、あ
たかも一条の傷口のように開く。カッタが対向配置され
た一対のカッタからなる場合には、両カッタが走行する
間の部分は、帯状に切断され、切断された帯状部分は自
然に下方に落下する。
【0011】そして、このようなシート状物巻体の切断
部分に向けて、スクレーパが進行される。その状態で駆
動手段により回転軸を回転させると、それに伴ってシー
ト状物巻体が回転され、切断口がスクレーパに引っかけ
られて、シート状物巻体の表層部に残っていた残りの切
断部分(切断されている巻層部分)がスクレーパによっ
て剥ぎ取られ、下方に落下する。
【0012】さらに切開を進める場合には、カッタの走
行位置を、相対的に、シート状物巻体の径方向により内
側に進め、再度カッタを走行させて残りのシート状物巻
体の表層側から切断していく。切断後に、再びスクレー
パを切断部に進行させて、上記同様の動作により切断さ
れた表層部を剥ぎ取る。
【0013】このような動作を繰り返すことにより、シ
ート状物巻体は順次表層側から切開されていく。切開動
作は、基本的に、カッタ走行、スクレーパ接近、シート
状物巻体の回転、スクレーパによる切断部の剥ぎ取りの
繰り返し動作によって自動的に行われるので、作業性が
大幅に向上され、かつ、切開中人手による作業が不要と
なって安全面での問題が全く無くなる。
【0014】
【実施例】以下に、本発明の望ましい実施例を、図面を
参照して説明する。図1は、本発明の一実施例に係るシ
ート状物巻体の切開装置を示している。図において、1
はシート状物巻体としてのプラスチックフイルムロール
を示している。フイルムロール1は、回転軸2上に、た
とえばチャッキング手段(図示略)等を介して回転可能
に支持される。回転軸2は、駆動手段としての駆動モー
タ3に、チェーンやベルト等の駆動力伝達手段4を介し
て連結されており、モータ3によって回転駆動されるよ
うになっている。
【0015】回転軸2に支持されたフイルムロール1の
表面に対向させて、カッタ5が設けられている。カッタ
5は、本実施例では、フイルムロール1の周方向に間隔
をもって対向配置された一対の丸刃カッタ5a、5bか
らなるが、一枚の丸刃カッタ、一対あるいは一枚の板状
カッタであってもよい。一対の丸刃カッタ5a、5b
は、軸6に固定されており、軸6は、モータ7によって
両方向に回転されるようになっている。モータ7は、支
持台8上に固定されており、支持台8は、トラバース用
モータ9(両方向に回転可)により、スクリュー10を
介して、回転軸2に沿う方向(つまり、フイルムロール
1のロール長手方向)に、かつ、その両方向に、トラバ
ース(往復方向に走行)されるようになっている。
【0016】上記一対の丸刃カッタ5a、5bは、カッ
タ走行に伴ってフイルムロール1の面上を転動しながら
フイルムロール1を表層側から切断していくタイプのカ
ッタとすることも可能であるが、本実施例では、モータ
7によって、走行方向とは逆方向に適当な回転数をもっ
て回転駆動されるようになっている。
【0017】11は、先端が鉤状に形成されたスクレー
パを示しており、スクレーパ11は、エアシリンダ12
のロッド先端に固定されて、上記カッタ5によるフイル
ムロール1の切断部に向けて進退されるようになってい
る。
【0018】本実施例では、カッタ5とスクレーパ1
1、より正確には、カッタ5の上記トラバース機構とス
クレーパ11駆動用のエアシリンダ12を支持している
ブラケット13は、共通の移動架台14上に支持されて
いる。この共通の移動架台14は、スクリュー15を介
して送り込み用モータ16によって、フイルムロール1
に接近、離反する方向に移動されるようになっている。
【0019】なお、本実施例では、上記構成の切開装置
全体が、移動台車17上に設けられている。また、図1
における18は巻径センサを示しており、移動架台14
のフイルムロール1への接近に伴ってフイルムロールの
巻径を検出し、その信号を送り込みモータ16にフィー
ドバックできるようになっている。また、図1の19は
制御装置を示しており、後述の一連の自動動作を制御す
るようになっている。
【0020】さらに、上記実施例装置では、共通の移動
架台14を設けたが、カッタ5とスクレーパ11は、別
々の支持機構に独立支持させることも可能である。
【0021】このように構成された装置においては、ま
ず、フイルムロール1を回転軸2に装着し、送り込みモ
ータ16を駆動して移動架台14をフイルムロール1に
接近する方向に移動させる。巻径センサ18によりフイ
ルムロール1の巻径を検出して、移動架台14を所定位
置で停止させる。したがって、カッタ5とスクレーパ1
1も所定位置に停止される。この時、カッタ5はフイル
ムロール1の端面よりもロール軸方向外側に位置してい
る。
【0022】次に、モータ7によって、一対の丸刃カッ
タ5a、5bが所定方向に回転駆動され、モータ9によ
って、一対のカッタ5a、5bが回転軸2に沿う方向に
走行される。図1に示すように、カッタ5a、5bは、
フイルムロール1を表層側から切断していき、やがて全
長にわたって帯状に切断する。切断された帯状部分は、
それまでの巻張力から完全に解放されて、自然に下方に
落下する。帯状部分が落下した後には、その部分は帯状
の切断部(空隙部)としてフイルムロール1上に残る。
【0023】この切断部に向けて、エアシリンダ12に
よる駆動によって、スクレーパ11が進行される。スク
レーパ11が上記切断部に挿入されると、モータ3によ
ってフイルムロール1が回転される。回転量は任意の量
でよいが、1/4〜3/4回転程度が適当である。回転
に伴い、スクレーパ11が切断部の端面に引っかけら
れ、さらに回転されることにより、切断部両側に残って
いた巻層部分がスクレーパ11によって剥ぎ取られ、下
方に落下される。
【0024】スクレーパ11を後退させ、移動架台14
を再び所定量送り込み、上記同様の動作が繰り返され
る。この送り込み量は、カッタ5の切断能力、フイルム
の厚さ等を考慮して適当に決めればよい。但し、カッタ
5は、フイルムロール1の逆端方向から上記と逆方向に
トラバースされ、カッタ5の回転方向も逆転される。
【0025】これら一連の動作を繰り返すことにより、
フイルムロール1は順次表層側から切開されていき、や
がて巻芯まで完全に切開される。
【0026】このような装置においては、上記一連の動
作が、制御装置19への設定、制御装置19からの信号
に基づいて自動的に行われる。したがって、従来のよう
な人手による切開作業が無くなり、大幅な作業性改善
(作業時間短縮)が達成されるとともに、カッタを人手
で扱うことによる安全面の不安が完全に解消される。
【0027】なお、本発明は、フイルムロールに限ら
ず、切開作業が要求される全てのシート状物巻体に適用
可能である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシート状
物巻体の切開装置によるときは、カッタのトラバースと
スクレーパによる切断部からの剥ぎ取りにより、人手を
要することなく自動的に切開作業を行うことができ、切
開作業の大幅な作業性改善と、安全性向上をともに達成
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るシート状物巻体の切開
装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 シート状物巻体としてのフイルムロール 2 回転軸 3 駆動モータ 4 駆動力伝達手段 5、5a、5b カッタ 6 軸 7 モータ(カッタ回転用) 8 支持台 9 モータ(カッタトラバース用) 10 スクリュー 11 スクレーパ 12 エアシリンダ 13 ブラケット 14 移動架台 15 スクリュー 16 送り込み用モータ 17 移動台車 18 巻径センサ 19 制御装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状物巻体を回転可能に支持する回
    転軸と、該回転軸を回転駆動する駆動手段と、前記回転
    軸に沿う方向に走行し該回転軸に支持されたシート状物
    巻体をその表層側からその軸方向に切断するカッタと、
    シート状物巻体の前記カッタによる切断部に向けて進退
    するスクレーパとを有することを特徴とするシート状物
    巻体の切開装置。
  2. 【請求項2】 前記カッタが、シート状物巻体の周方向
    に間隔をもって配置された一対のカッタからなる、請求
    項1のシート状物巻体の切開装置。
  3. 【請求項3】 前記カッタが丸刃からなる、請求項1ま
    たは2のシート状物巻体の切開装置。
  4. 【請求項4】 前記カッタが走行中に回転駆動されるカ
    ッタである、請求項3のシート状物巻体の切開装置。
  5. 【請求項5】 前記カッタが、シート状物巻体の径方向
    に進退可能に支持されている、請求項1ないし4のいず
    れかに記載のシート状物巻体の切開装置。
  6. 【請求項6】 前記カッタと前記スクレーパが、シート
    状物巻体に接近、離反可能な共通の移動架台上に支持さ
    れている、請求項1ないし5のいずれかに記載のシート
    状物巻体の切開装置。
JP9791795A 1995-03-29 1995-03-29 シート状物巻体の切開装置 Pending JPH08267387A (ja)

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JP9791795A JPH08267387A (ja) 1995-03-29 1995-03-29 シート状物巻体の切開装置

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JP9791795A JPH08267387A (ja) 1995-03-29 1995-03-29 シート状物巻体の切開装置

Publications (1)

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JPH08267387A true JPH08267387A (ja) 1996-10-15

Family

ID=14205063

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JP9791795A Pending JPH08267387A (ja) 1995-03-29 1995-03-29 シート状物巻体の切開装置

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JP (1) JPH08267387A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002542052A (ja) * 1999-04-19 2002-12-10 コアー、リンク、アクチエボラーグ 材料取出し装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002542052A (ja) * 1999-04-19 2002-12-10 コアー、リンク、アクチエボラーグ 材料取出し装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031219