JPH08267219A - 溶融金属容器からのスラグ流出量の検知および制御方法 - Google Patents

溶融金属容器からのスラグ流出量の検知および制御方法

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JPH08267219A
JPH08267219A JP9585095A JP9585095A JPH08267219A JP H08267219 A JPH08267219 A JP H08267219A JP 9585095 A JP9585095 A JP 9585095A JP 9585095 A JP9585095 A JP 9585095A JP H08267219 A JPH08267219 A JP H08267219A
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molten metal
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ladle
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田中  誠
Tsuyoshi Yamazaki
強 山崎
Hiroshi Harada
寛 原田
Keisuke Fujisaki
敬介 藤崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、取鍋からタンディッシュへ溶鋼を
注入する際のスラグの流出量の換算評価する検知方法
と、スラグ量を一定値以下に予測抑制する流出量の制御
方法を提供する 【構成】 溶融金属用取鍋からタンディッシュに注入さ
れる金属溶湯内に混入する単位時間当たりのスラグ量を
検知コイルにて検出されるコイル電気信号と、取鍋,タ
ンディッシュの重量計信号から得られる取鍋内残溶湯高
さと、取鍋から注入される単位時間当たりの金属溶湯量
を用いて、溶融金属容器内からのスラグ流出量を簡易に
換算評価を行うスラグ流出量の検知方法である。 【効果】 流出スラグによる溶鋼の汚染度を正確に検
知,評価し、非金属介在物の混入を未然に防止して歩留
りを向上し、品質厳格材に対する補償を確実に実施す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶鋼の連続鋳造の場合
のように、溶融金属を取鍋から注入するに際して、操業
条件によって変動する溶融金属と共に流出するスラグ量
を検知および換算評価して、注入された溶融金属のスラ
グ汚染度を定量的に評価するためのスラグ流出量の検知
方法および流出する総スラグ量を一定値以下になるよう
予測抑制するスラグ流出量の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】溶鋼の連続鋳造工程では、溶鋼を取鍋か
らタンディッシュに注入し、その後、連続的に鋳型に注
入し、引き抜きながら冷却することで鋳片を得る。この
際、取鍋から注入される溶鋼中にスラグのような非金属
介在物が混入し、鋳片に捕捉されると、これが圧延以降
の工程ならびに製品において疵,割れ等の欠陥の原因と
なる。
【0003】そのため、取鍋内スラグのタンディッシュ
内への流出量を抑制すると同時に、各注入部位でのスラ
グ流出量を正確に把握することが必要となる。
【0004】従来かかる溶鋼注入に伴うスラグの流出量
を抑えるために、取鍋からタンディッシュへのスラグの
流出を検知する方法として、送信コイルと受信コイルを
納めた非磁性のカセットを取鍋からの溶鋼の流下路を囲
むかたちで取り付け、流下溶鋼内のスラグ含有による磁
気変化を検出し、この検知によって流下溶鋼中のスラグ
含有を知り、溶鋼の注入操作を停止する方法が、例えば
特開昭64−226155号公報に開示されている。
【0005】近年の品質厳格化と、製品製造時の歩留り
の向上のためには、スラグの含有をできるだけ早期に検
知して、溶鋼の注入の制御を迅速に行うのみならず、各
注入部位でのスラグ流出量を正確に把握する必要があ
る。
【0006】ところで前記特開昭64−226155号
公報に開示されているような、磁気変化による方式を採
用してスラグの含有を検知し、溶鋼の注入操作を停止す
る方法のみの場合、溶鋼の注入操作を停止する以前の段
階にて、すでに流出し続けてきたスラグに対しては評価
されず、時事刻々変化する流出スラグ量も、またそのス
ラグによる溶鋼の汚染度も考慮されていない。
【0007】加えて、溶鋼の注入操作を停止する以前の
段階にてすでに流出し続けてきたスラグ量は操業条件に
よって変化する。特開昭64−226155号公報に開
示されているような磁気変化による方式を採用しても、
品質厳格化に対応するために、スラグによる汚染度が不
明な鋳造部位鋳片は品質厳格製品に振り当てられず、こ
れが歩留り低下を招いている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、取鍋
からタンディッシュへ溶鋼を注入するに際して、操業条
件によって変化する溶鋼中に混入しているスラグの流出
量を、簡易に高精度にて換算評価し、注入された溶融金
属のスラグ汚染度を定量的に評価し、また流出する総ス
ラグ量を一定値以下になるよう予測抑制するスラグ流出
量の制御方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は下記の通りである。
【0010】(1) 溶融金属用取鍋からタンディッシュ
に注入される金属溶湯内に混入する単位時間当たりのス
ラグ量を電磁検知コイルにて検出されるコイル電気信号
と、取鍋ならびにタンディッシュに取り付けた重量計信
号から得られる取鍋内残溶湯高さと、取鍋から注入され
る単位時間当たりの金属溶湯量を用いて、溶融金属容器
内からのスラグ流出量を簡易に換算評価を行うことを特
徴とする溶融金属容器からのスラグ流出量の検知方法で
ある。
【0011】(2) 前記 (1)項記載の検知方法にて算出
したスラグ流出量値を用いて、注入された溶融金属のス
ラグ汚染度を定量的に評価し、あるいは総スラグ流出量
を所望する一定量以下に予測制御するスラグ流出量の検
知方法である。
【0012】以下図1を参照し、図面記載の符号に倣っ
て説明する。
【0013】(3) 前記 (1)項記載の単位時間当たりの
スラグ流出量を簡易に換算評価する検知方法において、
スラグ流出量を旋回渦巻き込みによるスラグ流出支配領
域とドレインによるスラグ流出支配領域に分離して、そ
の境界となる臨界取鍋内残溶湯高さH crit を少なくと
も取鍋ノズル内径dと取鍋から注入される金属溶湯量Q
を変数とする関数にて決定し、旋回渦巻き込みによるス
ラグ流出支配領域とドレインによるスラグ流出支配領域
それぞれに対して、単位時間当たりのスラグ流出量を簡
易に換算評価を行うスラグ流出量の検知方法である。
【0014】(4) 前記 (1)項記載の単位時間当たりの
スラグ流出量を簡易に換算評価する検知方法において、
旋回渦巻き込みによるスラグ流出支配領域に対して、取
鍋から注入される金属溶湯量Qに対するある臨界スラグ
流出量QScrit が存在し、QScrit は少なくとも取鍋ノ
ズル内径dと取鍋から注入される金属溶湯量Qを変数と
する関数にて決定され、この臨界スラグ流出量QScrit
を用いて単位時間当たりのスラグ流出量を簡易に換算評
価を行うスラグ流出量の検知方法である。 (5) 前記 (1)項または (4)項記載の単位時間当たりの
スラグ流出量を簡易に換算評価する検知方法において、
臨界スラグ流出量QScrit に至るまでの旋回渦巻き込み
によるスラグ流出支配領域に対して、単位時間当たりの
スラグ流出量QSは単調に増加して、時事刻々と変化す
る単位時間当たりのスラグ流出量QS は少なくともスラ
グ流出開始時の取鍋内残溶湯高さHO と取鍋ノズル内径
dと取鍋から注入される金属溶湯量Qを変数とする関数
にて決定され、このスラグ流出量QS を用いて単位時間
当たりのスラグ流出量を簡易に換算評価を行うスラグ流
出量の検知方法である。 (6) 前記 (1)項記載の検知方法にて算出したスラグ流
出量値を用いて、注入された溶融金属の総スラグ流出量
を予測評価して事前に決定した目標総スラグ流出量以下
の流出になるよう操業条件を予測し、溶融金属の注入量
調整用摺動プレートを制御することを特徴とする溶融金
属容器からのスラグ流出量の制御方法である。
【0015】
【作用】本発明者らは、溶融金属用取鍋からの溶湯注入
ノズルを囲むかたちで設置された検出コイルを用いたス
ラグ流出検知信号と、取鍋ならびにタンディッシュに取
り付けた重量計信号から得られる取鍋内残溶湯高さH
と、取鍋から注入される単位時間当たりの金属溶湯量Q
を用いて、溶融金属容器内からの単位時間当たりのスラ
グ流出量を簡易に換算評価を行う方法,およびこのスラ
グ量を用いて注入された溶融金属のスラグ汚染度を定量
的に評価する方法を開発した。
【0016】溶融金属容器内からの単位時間当たりのス
ラグ流出量を簡易に換算評価を行う方法については、ス
ラグ流出挙動が旋回渦巻き込みによるスラグ流出支配領
域とドレインによるスラグ流出支配領域の2つの領域に
分離でき、その境界となる臨界取鍋内残溶湯高さH cri
t は、少なくとも取鍋ノズル内径dと取鍋から注入され
る単位時間当たりの金属溶湯量Qを変数とする関数にて
決定が可能となる。
【0017】旋回渦巻き込みによるスラグ流出支配領域
と、ドレインによるスラグ流出支配領域それぞれに対し
て、単位時間当たりのスラグ流出量を、簡易に換算評価
を行う。
【0018】溶融金属容器からの溶湯注入ノズルを囲む
かたちで設置された検出コイルを用いたスラグ流出検知
信号が、スラグ流出開始を検知した時点での取鍋内残溶
湯高さHO がH crit より小さいか等しい場合、スラグ
流出挙動はドレインによるスラグ流出支配とみなす。
【0019】注入終了までの時間に流出する単位時間当
たりのスラグ量は、少なくとも取鍋ノズル内径dと、取
鍋から注入される単位時間当たりの金属溶湯量Qを変数
とするドレインによるスラグ流出挙動を表す関数にて求
めることができる。
【0020】スラグ流出検知信号が、スラグ流出開始を
検知した時点での取鍋内残溶湯高さHO がH crit より
大きい場合、取鍋内残溶湯高さHが臨界取鍋内残溶湯高
さHcrit に至るまでの間、スラグ流出挙動は旋回渦巻
き込みによるスラグ流出支配とみなす。
【0021】旋回渦巻き込みによるスラグ流出支配領域
でのスラグ流出挙動には、取鍋から注入される単位時間
当たりの金属溶湯量Qに対する、ある単位時間当たりの
臨界スラグ流出量QScrit が存在し、QScrit は、少な
くとも取鍋ノズル内径dと取鍋から注入される単位時間
当たりの金属溶湯量Qを変数とする関数にて決定され
る。
【0022】流出を開始したスラグは、単位時間当たり
のスラグ量QS が単位時間当たりの臨界スラグ流出量Q
Scrit に到達するまで単調的に増加する。QScrit に到
達するまでの単位時間当たりのスラグ量QS は、少なく
ともスラグ流出開始時の取鍋内残溶湯高さHO と、取鍋
ノズル内径dと、取鍋から注入される金属溶湯量Qを変
数とする単調増加関数にて表すことが可能である。
【0023】単位時間当たりのスラグ量QS が単位時間
当たりの臨界スラグ流出量QScritに到達した後、単位
時間当たりのスラグ量QS は、臨界スラグ流出量QScri
t をほぼ中心に微妙な増減を繰り返す。この状態は、溶
湯注入ノズルを囲むかたちで設置された検出コイルを用
いたスラグ流出検知信号の、周期的変動挙動にて確認す
ることが可能である。
【0024】上記のオシレーショナルなスラグ流出挙動
は、取鍋内残溶湯高さHがH critにほぼ到達するまで
継続する。従ってQS がQScrit に到達した直後からH
がHcrit に到達するまでの間の単位時間当たりのスラ
グ量QS は、単位時間当たりの臨界スラグ流出量QScri
t に等しいと近似することが可能となる。
【0025】取鍋内残溶湯高さHがH crit に到達した
後は、スラグ流出挙動はドレインによるスラグ流出支配
となり、注入終了までの時間に流出する単位時間当たり
のスラグ量は、少なくとも取鍋ノズル内径dと、取鍋か
ら注入される単位時間当たりの金属溶湯量Qを変数とす
るドレインによるスラグ流出挙動を表す関数にて求める
ことができる。
【0026】また旋回渦巻き込みによるスラグ流出支配
領域にて開始したスラグ流出において、単位時間当たり
のスラグ量QS が単位時間当たりの臨界スラグ流出量Q
Scrit に到達するより早く取鍋内残溶湯高さHがH cri
t に到達した場合、スラグが流出を開始してからHがH
crit に到達するまでの間の単位時間当たりのスラグ量
QS は、少なくともスラグ流出開始時の取鍋内残溶湯高
さHO と取鍋ノズル内径dと取鍋から注入される金属溶
湯量Qを変数とする単調増加関数にて表すことが可能で
あり、取鍋内残溶湯高さHがH crit に到達した直後か
ら注入終了までの時間に流出する単位時間当たりのスラ
グ量は、少なくとも取鍋ノズル内径dと取鍋から注入さ
れる単位時間当たりの金属溶湯量Qを変数とするドレイ
ンによるスラグ流出挙動を表す関数にて求めることがで
きる。
【0027】以上のスラグ流出パターンと、単位時間当
たりのスラグ量の変化挙動を図1に示す。上記の算出手
法に従って得られた単位時間当たりのスラグ流出量値を
用いることによって、注入された溶融金属のスラグ汚染
度を定量的に評価するが可能となる。
【0028】さらに、溶融金属の注入中における総スラ
グ流出量の推定も容易にでき、溶融金属の注入量を調整
している摺動プレートの制御と組み合わせることで、総
スラグ流出量が希望する一定量以下になるような、最適
な操業条件を予測して総スラグ流出量を制御することも
可能となる。
【0029】
【実施例】実施例として、溶鋼を300トン取鍋からタ
ンディッシュに注入する連続鋳造機に適用した場合につ
いて説明する。
【0030】図2は、注入量調整装置を有する内径90
mmの取鍋用上ノズル3にスラグ流出検知コイル7を取
り付けた状態を示す図面である。
【0031】同図において、1は取鍋2の底部に取り付
けられた注入量調整装置としてのスライディングノズル
装置であって、非軸対象な形状部位を持つ上ノズル3
と、固定プレート4と、摺動プレート5と、それに下ノ
ズル6で構成されている。
【0032】図3は、スラグ流出検知コイル信号と、取
鍋ならびにタンディッシュの重量計信号から得られる取
鍋内残溶湯高さHと、取鍋から注入される単位時間当た
りの金属溶湯量Qを用いて、溶融金属容器内からの単位
時間当たりのスラグ流出量Qsならびに時間とともに増
加する総スラグ流出量を、本発明手法を用いて予測算出
した値と、タンディッシュ内スラグ流出量を測定した結
果の比較を示す図面である。
【0033】図4は、本発明手法を用いて予測算出した
溶鋼注入中の総スラグ流出量と、タンディッシュ内の溶
鋼の汚染度を比較した図面である。
【0034】図5は、予め目標とした総スラグ流出量に
なるよう操業条件を予測して、溶鋼注入量調整用の摺動
プレートの制御を実施した例を示す図面である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明により、操業
条件によって変動する溶鋼取鍋から注入される溶鋼中に
混入するスラグ量を、混入する単位時間当たりのスラグ
量と、取鍋内残溶湯高さと、単位時間当たりの金属溶湯
量を用いて簡易,高精度かつ定量的に予測評価すること
が可能となり、さらに予測評価した流出スラグ量を用い
て、流出総スラグ量を要求レベル以下に制御することも
可能となり、タンディッシュ内の溶鋼における流出スラ
グによる汚染度を正確に検知,評価することにより、ス
ラグ等非金属介在物が製品に混入するのを防止して歩留
りを向上するとともに、品質厳格材に対する補償を確実
に実施することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スラグ流出パターンと単位時間当たりの流出ス
ラグ量の変化挙動の特徴を示す図面である。
【図2】本発明の実施に使用する上ノズルの配置を示す
図面である。
【図3】本発明の実施例の結果として、予測算出した単
位時間当たりのスラグ流出量および総スラグ流出量の変
化と、実測した総スラグ流出量の変化の比較を示す図面
である。
【図4】本発明の実施例の結果として、予測算出した総
スラグ流出量と溶鋼の汚染度の比較を示す図面である。
【図5】本発明の実施例の結果として、総スラグ流出量
の予測算出値を用いて予め目標とした総スラグ流出量に
なるよう操業条件を予測して、溶鋼注入量調整用の摺動
プレートの制御を実施した場合の例を示す図面である。
【符号の説明】
1 溶鋼注入量調整装置としてのスライディングノズ
ル 2 取鍋 3 上ノズル 4 固定プレート 5 摺動プレート 6 下ノズル 7 検知センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤崎 敬介 富津市新富20−1 新日本製鐵株式会社技 術開発本部内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融金属用取鍋からタンディッシュに注
    入される金属溶湯内に混入する単位時間当たりのスラグ
    量を電磁検知コイルにて検出されるコイル電気信号と、
    取鍋ならびにタンディッシュの重量計信号から得られる
    取鍋内残溶湯高さと、取鍋から注入される単位時間当た
    りの金属溶湯量を用いて、溶融金属容器内からのスラグ
    流出量を簡易に換算評価を行うことを特徴とする溶融金
    属容器からのスラグ流出量の検知方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の検知方法にて算出したス
    ラグ流出量値を用いて、注入された溶融金属のスラグ汚
    染度を定量的に評価を行うことを特徴とする溶融金属容
    器からのスラグ流出量の検知方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の単位時間当たりのスラグ
    流出量を簡易に換算評価する検知方法において、スラグ
    流出量を旋回渦巻き込みによるスラグ流出支配領域とド
    レインによるスラグ流出支配領域に分離して、その境界
    となる臨界取鍋内残溶湯高さを少なくとも取鍋ノズル内
    径と取鍋から注入される金属溶湯量を変数とする関数に
    て決定し、旋回渦巻き込みによるスラグ流出支配領域と
    ドレインによるスラグ流出支配領域それぞれに対して、
    単位時間当たりのスラグ流出量を簡易に換算評価を行う
    ことを特徴とする溶融金属容器からのスラグ流出量の検
    知方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の単位時間当たりのスラグ
    流出量を簡易に換算評価する検知方法において、旋回渦
    巻き込みによるスラグ流出支配領域に対して、取鍋から
    注入される金属溶湯量に対するある臨界スラグ流出量が
    存在し、臨界スラグ流出量は少なくとも取鍋ノズル内径
    と取鍋から注入される金属溶湯量を変数とする関数にて
    決定され、この臨界スラグ流出量を用いて単位時間当た
    りのスラグ流出量を簡易に換算評価を行うことを特徴と
    する溶融金属容器からのスラグ流出量の検知方法。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項4記載の単位時間
    当たりのスラグ流出量を簡易に換算評価する検知方法に
    おいて、臨界スラグ流出量に至るまでの旋回渦巻き込み
    によるスラグ流出支配領域に対して、スラグ流出量は単
    調に増加して、時事刻々と変化するスラグ流出量は少な
    くともスラグ流出開始時の取鍋内残溶湯高さと取鍋ノズ
    ル内径と取鍋から注入される金属溶湯量を変数とする関
    数にて決定され、このスラグ流出量を用いて単位時間当
    たりのスラグ流出量を簡易に換算評価を行うことを特徴
    とする溶融金属容器からのスラグ流出量の検知方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の検知方法にて算出したス
    ラグ流出量値を用いて、注入された溶融金属の総スラグ
    流出量を予測評価して事前に決定した目標総スラグ流出
    量以下の流出になるよう操業条件を予測し、溶融金属の
    注入量調整用摺動プレートを制御することを特徴とする
    溶融金属容器からのスラグ流出量の制御方法。
JP9585095A 1995-03-30 1995-03-30 溶融金属容器からのスラグ流出量の検知および制御方法 Pending JPH08267219A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012030151A3 (ko) * 2010-08-30 2012-05-31 현대제철 주식회사 래들 교환시 용강 오염범위 예측 방법
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