JPH08266251A - イカ連続加工機械 - Google Patents
イカ連続加工機械Info
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- JPH08266251A JPH08266251A JP7099962A JP9996295A JPH08266251A JP H08266251 A JPH08266251 A JP H08266251A JP 7099962 A JP7099962 A JP 7099962A JP 9996295 A JP9996295 A JP 9996295A JP H08266251 A JPH08266251 A JP H08266251A
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A22—BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
- A22C—PROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
- A22C25/00—Processing fish ; Curing of fish; Stunning of fish by electric current; Investigating fish by optical means
- A22C25/003—Processing cephalopods
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Zoology (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Processing Of Meat And Fish (AREA)
- Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
Abstract
に外套部から内臓(ごろ)を自動剥離し、順次内臓剥離
された外套部(開き状、つぼ状)を送り出すと共に、内
臓剥離、腕部分カット、およびくちばし(とんび)取り
出しのイカ加工作業を一連の流れ作業中で連続して行
い、かつ外套部、くちばし(とんび)、腕部を夫々別個
に仕分け可能なイカ連続加工機械を提供することであ
る。 【構成】イカを載せて搬送可能に備えた搬送装置2と、
該搬送装置上に斜め傾斜状に配したエンドレスベルト2
5に複数のカッター26を一定間隔置きに備えた外套部
裁割装置21と、該外套部裁割装置の下流側においてガ
イドレール20の軌道に沿ってイカ載せ部8上を前後移
動可能に配した内臓剥離片17と、内臓剥離区域より下
流側において内臓と腕部とを切断する腕部切断装置53
と、該腕部切断装置位置よりも上流側にくちばし除去装
置47とを備える。
Description
るいは裁割せずに内臓を外套部(胴体)から剥離、外套
部(胴体)、くちばし(とんび)、内臓(いわゆるゴ
ロ)、及び腕部(脚)を夫々連続的にかつ別々に仕分
け、排出作業できるイカ連続加工機械に関する。
メイカ、アカイカ(ムラサキイカ)等のスルメイカ類、
アオリイカ、ケンサキイカ等のヤリイカ類、あるいはコ
ウイカ類などの各科,各類のイカを総称していう。
加工業者等は、外套部(胴部)から内臓を剥離、除去す
る作業(いわゆるゴロ抜き作業)、剥離した内臓に付い
ている腕部分をカットする作業、腕部付近に付いている
くちばし(とんび)を取り出す作業を夫々個別に行って
いた。
するには、外套部を裁割した後に行う場合(開き加工)
と、外套部を裁割せずに行う場合(つぼ抜き加工)とが
あり、従来上記開き加工の場合にあっては、外套部の腹
側から専用の裁割部材を挿入して直線状に裁割(開き加
工)した後に、作業者が専用の内臓剥離治具を使用して
手作業で内臓を掻き出していたものである。しかし、外
套部(胴体)と内臓との間に上記治具を差し込むと共に
接合箇所をカットして内臓を掻き出す作業を、イカ一つ
ずつ行わなければならず、作業上面倒かつ煩わしいばか
りか、作業能率が極めて低いという問題があった。
は、イカの鰭側から腕部方向側へと向けて外套部(胴
体)上をローラーで押圧前進せしめることで、外套部内
面に付着している内臓の接合箇所をひきちぎりながら内
臓を外套部から押し出して剥離、除去する装置があっ
た。しかし、上記従来技術によって内臓剥離(いわゆる
ゴロ抜き)を行うと、ローラーの押圧によって外套部が
傷んでしまい(肉組織が破壊)、外套部(胴体)の商品
価値が下がってしまうという問題を抱えていた。
は押し出された内臓から腕部分をカットし、さらにくち
ばし(とんび)部分も商品価値があるため別に取り出す
必要があったが、これら腕部分をカットする作業、くち
ばし(とんび)を取り出す作業も上記内臓剥離作業とは
別個に、かつ夫々作業者の手作業に頼っていたため、内
臓剥離作業同様に作業上面倒かつ煩わしいばかりか、上
記各作業を別個独立して行っていたため作業能率が極め
て低いという問題があった。
套部を裁割する工程、内臓を外套部から剥離する工程、
内臓から腕部をカットする工程、くちばし(とんび)を
取り出す工程、残った内臓をバキュームする工程を単一
の加工機械で連続して行うことができないかという点に
着目し、鋭意研究を重ねた結果、本発明イカ連続加工機
械の完成に至った。
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、外套部(胴体)に損傷(肉組織破壊)を与えること
なく連続的に外套部の裁割する工程、内臓(ごろ)を剥
離する工程、順次内臓を剥離した外套部を装置外へと送
り出す工程、腕部分を内臓からカットする工程、および
くちばし(とんび)を取り出す工程のイカ加工作業を、
イカ搬送作動を停止させることなく一連の流れ作業中で
連続して行い、かつ外套部、くちばし(とんび)、腕部
を夫々別個に仕分け可能なイカ連続加工機械を提供する
ことである。
いて内臓を剥離する場合と、外套部を開かずに内臓を剥
離する場合(いわゆるつぼ抜き)とを適宜必要に応じて
簡単操作で切り替え可能とすることで使用勝手の良いイ
カ連続加工機械とすることである。
に本発明がなした技術的手段は、左右スプロケット間に
わたって架け渡して回転可能に備えたエンドレス状ベル
トと、搬送工程中においてイカの外套部から内臓を剥離
する内臓剥離機構を一体的に備え、上記ベルト上に固着
して並設される多数のイカ載せ部とからなる搬送装置
と、該搬送装置の搬送方向中途部上方において機械本体
フレームから吊り下げ支持される外套部裁割装置と、く
ちばしを腕部側から除去するくちばし除去装置と、内臓
を剥離した外套部を上記外套部裁割装置の下流側におい
て装置外へと送り出す外套部送り出し装置と、外套部か
ら剥離された後の内臓についている腕部を、上記外套部
送り出し装置の下流側において切断して内臓と分離する
腕部切断装置とで構成されており、上記搬送装置におけ
る各イカ載せ部は、中央部の長手方向に凹溝を設けると
共に、腕部付け根付近が嵌まるイカ保持部を上記凹溝上
縁に備え、上記凹溝には所望長さの内臓剥離片が前後ス
ライド可能に配設され、該内臓剥離片は、その下面側に
突設したガイド軸を凹溝の長手方向に沿って穿設したス
ライド長孔を介して下方に突出させると共に、上記ガイ
ド軸の突出部分にガイド体が取り付けられ、該ガイド体
が搬送方向に沿ってエンドレスベルトの内側に設けられ
ている左右のガイドレール間に案内されており、該ガイ
ドレールは外套部の裁割区域下流側の内臓の剥離区域位
置から前方向へと向けて平面視略くの字状に屈曲して構
成されており、外套部裁割装置は、搬送装置と同調させ
て回転可能に備えた裁割装置用エンドレスベルトに一定
間隔置きにカッターが取り付けられると共に、上記エン
ドレスベルトを搬送装置のイカ載せ部表面に対して搬送
方向に向けて斜めに配し、かつ上記カッターにおける刃
がイカ載せ部の凹溝方向と同一方向に向くように備えら
れ、搬送装置と同調して順次送られる上記カッターが、
順次搬出方向へと移動する各イカ載せ部におけるイカ保
持部内を後方側から通過可能に構成されており、くちば
し除去装置は、腕部の切断区域よりも上流側で、かつ搬
送装置におけるイカ載せ部のイカ保持部より後方位置に
おいて、上記イカ載せ部表面との間にくちばしの通過不
可能な幅の腕部通過スペースを形成するように平行状に
くちばし押さえプレートを備えてなり、腕部切断装置
は、内臓の剥離区域を通過した搬送装置におけるイカ載
せ部のイカ保持部前方位置において、該イカ保持部と平
行して腕部切断用カッターを備えたことである。
ら切り終りまでのカッターの移動距離と、イカ保持部か
ら載せ部前端までのイカ載せ部距離と、搬送方向上流側
から下流側にて形成される外套部裁割区域距離とで直角
三角形を構成し、上記カッター移動距離:イカ載せ部距
離:外套部裁割区域距離が、5:4:3の割合で構成さ
れていることである。
視略S字状に屈曲せしめ、その後方側へと屈曲する位置
を外套部裁割区域終点付近に配されると共に、前方側へ
と屈曲する位置を外套部掃き出し位置に配したことであ
る。
によって外套部裁割装置本体が機械本体の前後フレーム
に吊下げ支持され、上記前方側支持部材の一端は機械本
体の前方フレームに固着せしめられると共に、他端側は
外套部裁割装置本体前方側にて軸支せしめられ、一方後
端側支持部材は、一端を機械本体の後方フレームに穿設
した貫通口に下方から挿通せしめて摺動可能に備えると
共に、その突出端に連結した上下切替えハンドルによっ
て後端側支持部材を上下動せしめることで、外套部裁割
装置本体の後端側を上下昇降可能に構成したことであ
る。
ルト用ガイドプレートを介在せしめ、該プレートは、そ
の後端側が後方側スプロケットの径よりも幅広状に形成
され、前後スプロケット間に架け渡されるエンドレスベ
ルトが、上記プレート後端部位で屈曲させられて角度を
形成されており、該屈曲部位が搬送装置において順次搬
送されてくるイカ載せ部のイカ保持部上方に位置するよ
うに外套部裁割装置を配設したことである。
せしめ、該ガイド杆先端を下方に向けて傾斜せしめてい
ることである。
け、外套部裁割装置を搬送装置と同調せしめるシャフト
に取り付けて回転可能に備えられる外套部送り出し装置
としたことである。
イカ載せ部表面に相対向せしめて吸引口を備え、腕部を
切断した後のイカ載せ部上にある内臓を吸引して排出す
るバキューム装置を備えたことである。
状に回転作動し、該搬送装置上方は、その上流側から下
流側に向けて、外套部裁割区域、内臓剥離区域、腕部切
断区域が形成され、そしてイカの眼球付近をイカ保持部
前方に位置せしめるようにしてイカを順次上記保持部に
嵌め込み保持させてイカ載せ部上にセットすることで、
外套部裁割区域へと順次イカが送り出される。
ルトが搬送装置と同調して回転しているため、上記ベル
トに一定間隔置きに備えられているカッターが搬送装置
の動きと同調して順次送られてきてイカ保持部内を通過
し、該保持部にて嵌め込み保持されて順次送られてくる
イカの外套部腹側からカッターが差し込まれ、そして外
套部腹側から差し込まれたカッターは、刃がイカ載せ部
の凹溝と同一方向に向いているため、イカの下流側への
搬送と共に搬送方向に対して斜め前方向へと移動しなが
ら、外套部を腹側のカッター挿入箇所から鰭側の外套部
末端まで直線状に裁割する。
られる各イカは、上記外套部の裁割区域より下流側に位
置される内臓剥離区域へと順次送られる。
イカ載せ部は、中央部の長手方向に凹溝を設けると共
に、腕部付け根付近が嵌まるイカ保持部を上記凹溝上縁
に備え、上記凹溝には所望長さの内臓剥離片が前後スラ
イド可能に配設され、該内臓剥離片は、その下面側に突
設したガイド軸を凹溝の長手方向に沿って穿設したスラ
イド長孔を介して下方に突出させると共に、上記ガイド
軸の突出部分にガイド体が取り付けられ、該ガイド体が
搬送方向に沿ってエンドレスベルトの内側に設けられて
いる左右のガイドレール間に案内されており、該ガイド
体が案内されるガイドレールが、上記内臓剥離区域位置
から前方向へと向けて平面視略くの字状に屈曲してその
軌道を変化せしめているため、各イカ載せ部の内臓剥離
片は、ガイド体が前方へと案内されることにより順次前
方へと凹溝上を移動する。従って、イカ載せ部上にある
イカの外套部と内臓との間から内臓剥離片が差し込まれ
ると共に前進し、外套部内面に接合している内臓の接合
箇所を剥離(切断)する。
割装置の下流側に配されている外套部送り出し装置によ
って装置外へと送り出される。
の下流側において内臓の剥離区域を通過した搬送装置に
おけるイカ載せ部のイカ保持部前方位置において、該イ
カ保持部と平行して腕部切断用カッターを備えて構成さ
れているため、イカ載せ部上においてイカ保持部に保持
されたままで残された内臓と腕部との接合箇所を回転カ
ッターによって分離切断せしめられ、そして腕部は搬送
装置の復路折り返し位置まで搬送されて排出される。
域よりも上流側で、かつ搬送装置におけるイカ載せ部の
イカ保持部より後方位置において、上記イカ載せ部表面
との間にくちばしの通過不可能な幅の腕部通過スペース
を形成するようにくちばし押さえプレートをイカ載せ部
と平行状に備えれば、各イカ載せ部に載って送られてく
る各イカは、その腕部は軟質であって上記腕部通過スペ
ースを通過して下流側へと送られるが、くちばしは硬質
であるためそのスペースを通過できず、そのくちばし押
さえプレートによって前進が抑制されるため、くちばし
の接合箇所が切断される。
ら切り終りまでのカッターの移動距離と、イカ保持部か
ら載せ部前端までのイカ載せ部距離と、搬送方向上流側
から下流側にて形成される外套部裁割区域距離とで直角
三角形を構成し、上記カッター移動距離:イカ載せ部距
離:外套部裁割区域距離が、5:4:3の割合で構成す
るものとすれば、搬送装置と外套部裁割装置のエンドレ
スベルトとが同調しているため、下流側へと送られる各
イカ載せ部上のイカの外套部へとカッターが確実に挿入
され、そしてイカの下流側への搬送と共に搬送方向に対
して斜め前方向へと移動しながら、外套部を腹側のカッ
ター挿入箇所から鰭側の外套部末端まで確実に直線状に
裁割する。
面視略S字状に屈曲せしめ、その後方側へと屈曲する位
置を外套部裁割区域終点付近に配すると共に、前方側へ
と屈曲する位置を外套部掃き出し位置に配するものとす
れば、ガイドレールに案内されて外套部裁割区域終点付
近へと案内されてきたイカ載せ部の内臓剥離片は、上記
外套部裁割区域終点付近で一端後退し、内臓剥離片上か
ら凹溝上へとイカを移し、そして上記外套部裁割区域終
点付近位置から前方側へと屈曲していくガイドレールに
沿って内臓剥離片が外套部掃き出し位置に向かって前進
し、外套部と内臓との間に挿入されると共に、内臓の外
套部との接合箇所を剥離する。
によって外套部裁割装置本体が機械本体の前後フレーム
に吊下げ支持され、上記前方側支持部材の一端は機械本
体の前方フレームに固着せしめられると共に、他端側は
外套部裁割装置本体前方側にて軸支せしめられ、一方後
端側支持部材は、一端を機械本体の後方フレームに穿設
した貫通口に下方から挿通せしめて摺動可能に備えると
共に、その突出端に連結した上下切替えハンドルによっ
て後端側支持部材を上下動せしめることで、外套部裁割
装置本体の後端側を上下昇降可能に構成すれば、外套部
を開いて内臓を剥離する加工を行う場合と、外套部を開
かずに内臓を剥離するつぼ抜き加工を適宜容易に選択す
ることができる。すなわち、外套部裁割装置の後端側を
下降せしめれば、カッター位置が下がって外套部の腹側
から差し込むことができ、一方上昇せしめることにより
カッター位置が上がって、該カッターは外套部の腹上方
位置を素通りして回転する。
ルト用ガイドプレートを介在せしめ、該プレートは、そ
の後端側が後方側スプロケットの径よりも幅広状に形成
され、前後スプロケット間に架け渡されるエンドレスベ
ルトが、上記プレート後端部位で屈曲させられて角度を
形成されており、該屈曲部位が搬送装置において順次搬
送されてくるイカ載せ部のイカ保持部上方に位置するよ
うに外套部裁割装置を配設すれば、順次送られてくるカ
ッターは上記イカ保持部位置で屈曲箇所によってしゃく
り上げるように作動する。
出せしめ、該ガイド杆先端を下方に向けて傾斜せしめる
ものとすれば、カッターが外套部の腹側へと確実に挿入
案内される。
け、外套部裁割装置を搬送装置と同調せしめるシャフト
に取り付けて回転可能に備えられる外套部送り出し装置
とすれば、内臓剥離区域を越えて順次送られてくる外套
部が、複数枚の掃き出し片の回転作動によって装置外へ
と順次掃き出される。
て、イカ載せ部表面に相対向せしめて吸引口を備え、腕
部を切断した後のイカ載せ部上にある内臓を吸引して排
出するバキューム装置を備えれば、最終的に腕部を切断
してイカ載せ部上に残った内臓のみがバキュームされて
排出される。
図に基づいて説明すると、図中1は機械本体フレーム、
2は搬送装置、21は外套部裁割装置、47はくちばし
除去装置、53は腕部切断装置、57はバキューム装置
を夫々示し、本機械は、その搬送方向上流側からイカの
セット区域、外套部裁割区域、くちばし除去区域
、内臓剥離区域、腕部切断区域、内臓バキューム
区域を形成している。なお、以下に示す実施例は単に
本発明の一実施例にすぎず何等これに限定されるもので
なく、本発明の範囲内において適宜変更可能なものであ
る。
付けられている駆動部(駆動モーター)3と駆動ベルト
(チェーン)4を介して回転可能に配されているスプロ
ケット5とシャフトを介してる駆動側スプロケット5a
一体的に配されている駆動側スプロケット5aと、該駆
動側スプロケット5aと所定間隔をあけて同一レベル位
置に配されている連動側スプロケット6との間にわたっ
て架け渡して回転可能に備えられているエンドレスベル
ト(チェーン)7と、該ベルト7上に固着して並設され
る多数のイカ載せ部8…とから構成されている。
該基板9の中心長手方向全域にわたって所望幅の凹溝1
0を形成するように上記基板9の上面長手方向両側に固
着して備えられる所望幅の側壁板11、11とで載せ部
本体8aが形成され、該載せ部本体8aにおける凹溝1
0の後方寄り左右上縁に、両者間に所望間隔をあけて夫
々立ち上げ片12、12を立設せしめてイカ保持部13
を形成し、該イカ保持部13はイカの腕部寄りの眼球付
近が嵌まる程度の間隙14を有するものとする。なお、
上記各基板9、凹溝10、イカ保持部13等の形状は一
例にすきず限定はされない。
中心には、凹溝長手方向の所望範囲にわたってスライド
長孔15が穿設され、該スライド長孔15を介して、搬
送工程中においてイカの外套部a1 から内臓a2 を剥離
する内臓剥離機構16を一体的に備えている。そして、
上記構成からなる同一形状の複数のイカ載せ部8…を、
夫々の壁板11,11が隣接し、かつ夫々のイカ保持部
13が同一ラインに位置するように上記エンドレスベル
ト7上に並設せしめる。
凹溝10内に摺動可能に配される所望長さの内臓剥離片
17と、該剥離片17の下面側に一体的に突設し、上記
スライド長孔15に挿入可能なガイド軸18と、該ガイ
ド軸18の突出部分における根本18a及び先端側18
bに一体的に設けられるガイド体(ローラー)19とか
らなり、上記エンドレスベルト7の内側において、該ベ
ルト7の搬送方向(矢印Hにて示す)に沿って備えられ
ている左右ガイドレール20,20間に上記ガイド体1
9が案内され、ガイドレール20,20の軌道20a方
向によって上記ガイド体19が移動し、内臓剥離片17
が凹溝10上を前後方向(搬送H方向と直交する矢印T
にて示す方向)にスライド可能に構成されている(図
6,図7参照)。また、上記ガイドレール20,20は
往路側にて説明したが、復路側にも備えられていること
はいうまでもない。また、上記ガイド体19は、図示例
ではガイド軸18の根本18a及び先端側18bの夫々
一ケずつ備えられる短尺円筒状に形成されているが、こ
れに何等限定されるものではなく、上記ガイトレール2
0,20間にて安定して案内される高さ(例えば、上記
二ケのガイド体19,19からなる高さ)を有するのが
好ましく、長尺円筒状に形成された単一のものであって
もよい。
後摺動可能な幅で、かつ各種のイカ内臓剥離作業に最低
限必要な長さ(ガイド体19より前方を外套部a1 内に
挿入して内臓接合箇所を切断、剥離可能な長さ)とした
細幅長尺状であって、例えば本実施例では、スライド部
17aと、該スライド部17a先端から僅か上方に向け
て傾斜状に延設せしめた剥離爪17bとで構成され、ガ
イド軸18を上記スライド部17aの下面先端に設け、
剥離爪17bをスライド長孔15の先端15aにガイド
体19が位置した時(前進時)に、爪先端(剥離作用
部)17b′が凹溝先端10a付近に位置し、かつスラ
イド長孔15の後端15bにガイド体19が位置した時
(後退時)に爪先端17b′がイカ保持部13付近に位
置するように内臓剥離片17およびスライド長孔15を
穿設している。
の突設位置、及びスライド長孔15の穿設長さは、剥離
爪先端17b′が前進時に凹溝10の先端10a近くま
で移動可能で、かつ後退時にはイカ保持部13近くまで
移動可能なように構成されるものであれば、夫々の組み
合わせにおいて適宜調整可能である。
爪先端17b′を後端側に向けて略U字状に凹設せしめ
るものとしているが(図6参照)、先端形状はこれに限
定されるものではなく、内方に向けて略V字状、フラッ
ト状等任意であり、外套部a1 の内壁に付いている内臓
a2 の接合箇所を内壁から剥離せしめることのできる形
状を有しているものであれば適宜変更可能である。
外套部a1 の裁割区域の下流側の内臓剥離区域位置
から外套部掃き出し位置方向へと向けて平面視略くの
字状に屈曲してその軌道20aを変化せしめるように形
成する。そして、上記軌道20aの屈曲部先端20bを
外套部掃き出し位置に配するものとした。
0の往路側中途部を平面視略S字状に屈曲せしめ、その
後方側へと屈曲する位置を外套部裁割区域終点付近に
配すると共に、前方側へと屈曲する位置を外套部掃き出
し位置に配するものとして軌道20aを変化させてい
るため、ガイドレール20,20に案内されて外套部裁
割区域終点付近′へと案内されてきたイカ載せ部8の
内臓剥離片17は、上記外套部裁割区域終点付近′で
一端後退し、内臓剥離片17上から凹溝10上へとイカ
aを移し、そして上記外套部裁割区域終点付近′位置
から前方側へと屈曲していくガイドレール20,20に
沿って内臓剥離片17が外套部掃き出し位置に向かっ
て前進し、外套部a1 と内臓a2 との間に挿入されると
共に、両者の接合箇所を剥離する。
22,23と、該スプロケット22,23間に配される
エンドレスベルト用ガイドプレート24と、上記両スプ
ロケット22,23間にわたって架け渡されるエンドレ
スベルト25と、該エンドレスベルト25に一定間隔置
きに取り付けられた裁割用のカッター26…と、スプロ
ケット22を回転作動せしめる回転機構33とからなる
装置本体21aと、該本体21aを機械本体フレーム1
から搬送装置2上に向けて吊り下げ支持せしめる前後支
持部材28,29とで構成されており、上記エンドレス
ベルト25が上記搬送装置2のイカ載せ部8の搬送方向
に対して斜め前方に向けて横切るように配され、かつ上
記カッター26における刃30がイカ載せ部8の凹溝1
0方向と同一方向(イカ載せ部8の搬送方向Hに対して
90゜)に向くように構成され、上記後方側のスプロケ
ット23を回って復路側に戻ってくるカッター26がイ
カ載せ部8のイカ保持部13における間隙14内を通過
して移動するものとしている(図3,図8,図10参
照)。
5の長さ方向一定間隔置きに複数個取り付けられてお
り、詳しくは、上記ベルト25に取り付けられる固着ベ
ース26aの下面に刃挟持片26b,26bを垂設する
と共に、該挟持片26b,26bに刃30を挟持せし
め、そして該挟持片26bの先端側には、上記刃30の
前方へと延びるガイド杆31が一体的に設けられて構成
されており、本実施例では一本のベルト25に8個のカ
ッター26…を一定間隔置きに備えている(図9,図1
0参照)。
ベルト25に対して所望角度をもって垂設されているも
ので、本実施例では約36.8゜の角度をもってベルト
方向からずらすものしている(図10(a)参照)。こ
れにより、上記挟持片26b,26bに備えられる刃3
0が上記角度でベルト方向からずれて位置することとな
る。
の平菱形カッター刃で、刃30は後方に向けて上り傾斜
状に約30〜45゜の角度で挟持されている(図10
(b)参照)。なお、本実施例では上記せるように両刃
の平菱形カッター刃で説明したが、刃形状は何等これに
限定されるものではなく、片刃のものであってもよく、
また形状も任意である。
るものであってもよいが、本実施例では上記ガイド杆3
1の先端31bを下方に向けて傾斜せしめており、例え
ば水平位置から約15゜程下方に向けて先端31bを傾
斜せしめることで外套部a1内への刃30の案内を確実
かつスムーズにできる(図10(b)参照)。尚、上記
角度は任意であり5゜〜35゜の範囲で設定可能であ
る。
5を搬送装置2のイカ載せ部8の搬送方向に対して約5
3.2゜の角度をもって配設すると共に、カッター26
の刃30を約36.8゜の角度をもって上記ベルト25
の長さ方向からずらすものとしているため、上記刃30
はイカ載せ部8の搬送方向に対して約90゜で、イカ載
せ部8の凹溝10方向と同一方向に向くようになる。ま
た、上記エンドレスベルト25およびカッター26の配
設角度は任意であって、刃30がイカ載せ部8の搬送方
向Hに対して約90゜に位置するように構成されるもの
であればよく上記構成に限定されるものではない。
おける切り初めから切り終りまでのカッター26の移動
距離(図中zに示す距離)と、イカ保持部13から載せ
部前端8aまでのイカ載せ部距離(図中yに示す距離)
と、搬送方向上流側から下流側にて形成される外套部裁
割区域距離(図中xに示す距離)とで直角三角形を構成
し、上記カッター移動距離z:イカ載せ部距離y:外套
部裁割区域距離xが、5:4:3の割合で構成されてい
る(図3,図8,図9,図16参照)。
ト22,23を同一外径に形成し、またエンドレスベル
ト用ガイドプレート24は、薄肉板状でその後端側24
aが上記スプロケット23の外径よりも幅広状に形成さ
れており、上記構成としたことで、両スプロケット2
2,23間に架け渡される裁割装置用のエンドレスベル
ト(チェーン)25は、上記ガイドプレート24に沿っ
て回転作動すると共に、そのプレート後端側24a部位
に沿って屈曲して角度を付けるものとしたたため、該ベ
ルト25の回転作動で順次送られるカッター26…は、
スプロケット23に沿って送られた後、この屈曲してい
る後端側屈曲部位25aで、いわゆるしゃくり上げるよ
うな作動をして移動する(図9参照)。
自在とするテンションアジャストベースフレームで、エ
ンドレスベルト25の張り具合を調整可能としている。
ト5に取り付けた連動ベルト(チェーン)34によって
伝達されて連動する裁割装置駆動用ベルト(チェーン)
35を、一端のスプロケット36に架け渡すように構成
して搬送装置2と同調させて回転可能に備えたシャフト
37の他端側ユニバーサルジョイント38を介して裁割
装置本体21aのスプロケット22に連結することで、
裁割装置用のエンドレスベルト25を搬送装置2のエン
ドレスベルト7と同調させている。
例では次のように装置本体21aを上下昇降可能に構成
している。
は、二股状の左右腕片28a,28aからなり、該腕片
28a,28aを外套部裁割装置本体21aの前方側に
てスプロケット23を左右から回転可能に保持するよう
に軸支せしめると共に、他端は、上記左右腕片28a,
28aの上端連結部28bから立設される取付けボルト
28cからなり、該ボルト28cを機械本体前方フレー
ム1aに固着せしめ、一方後端側支持部材29の一端
は、二股状の左右腕片29a,29aからなり、該腕片
29a,29aを外套部裁割装置本体21aの後方側に
てガイドプレート24を左右から回転可能に挟持するよ
うに軸支せしめると共に、他端は、上記左右腕片29
a,29aの上端連結部29bから立設される取付けボ
ルト29cからなり、該ボルト29cを機械本体後方フ
レーム1bに穿設した貫通口1cに下方から、上記上端
連結部29bと後方フレーム1bとの間に弾性部材(例
えばコイルスプリング等)29dを介在せしめて挿通せ
しめると共に、その突出端には周面所望箇所に連結孔2
9fを設けたナット29eを設けて上下摺動可能に備え
ることで吊り下げ支持され、該ナット29eに上下切替
えハンドル39の一端を連結せしめている。
方フレーム1aに回転可能に軸着せしめ、かつ長さ方向
任意箇所にハンドル41を備えたシャフト42の他端に
切替えカムプレート43を設け、該カムプレート43
は、上下辺43a,43bをフラット状に形成すると共
に、左右辺43c,43dをR状に形成し、そして上記
下辺43bと左辺43cとはフラット辺43eによって
つながれており、その表面43fの軸心よりずれた所定
位置には連結用突起44を突設せしめてなり、該突起4
4を上記後端側支持部材29のナット29eの連結孔2
9fに嵌合せしめ、ハンドル杆41の左右回動作動でカ
ムプレート43を回動せしめることにより、連結孔29
fを介して突起44に嵌合されているナット29eを上
下移動せしめ、後端側支持部材29を上下動せしめる。
従って、外套部裁割装置本体21aは、先端側支持部材
28の左右腕片28a,28a軸支部位を支点として後
端側21a′を上下昇降可能に構成している。
割装置本体21aの後端側21a′を下降せしめれば
(図9参照)、カッター26位置が下がって外套部a1
の腹側からカッター26を差し込むことができ、一方上
昇せしめる(図11参照)ことによりカッター26位置
が上がって、該カッター26は外套部a1 の腹上方位置
を素通りして回転するものとすることができるため、外
套部a1 を開いて内臓a2 を剥離する開き加工を行う場
合と、外套部a1 を開かずに内臓a2 を剥離するつぼ抜
き加工を適宜容易に選択することができる。また、上記
一端には、カムプレート43をナット29e側へと押圧
調整する握りハンドル40を備えている。すなわち、カ
ムプレート43の突起44をナット29eの連結孔29
fに嵌合せしめた時に、上記握りハンドル40を締付け
方向へと回すことで上記突起44を連結孔29fへと押
し付け固定する。これにより両者(44,29f)の嵌
合が強固となり、誤って嵌合が外れてしまうという虞も
ないため、例えば外套部裁割装置本体21aを上昇せし
めて、つぼ抜き工程を行っている際中に本体21aが落
ちてしまい、途中からつぼ抜きが行えないという不具合
も生せず大変便利である。
るものではなく任意であるが、上記搬送装置2の各イカ
載せ部8の隣接する凹溝10…間隔との関係で調整さ
れ、搬送作動で順次送られてくるイカ載せ部8…の凹溝
10…に、各カッター26…が間をあけることなく順次
挿入できるのが効率良く好ましい。
点側付近に外套部押さえ部材45を備えており、該押さ
え部材45は、取り付け支持部45a側面から所望幅の
平板状押さえプレート45bが一体的に形成され、その
押さえプレート45bの平坦面45cが、搬送装置2の
イカ載せ部8におけるイカ保持部13よりも前方(内臓
剥離片17前進方向)で、上記載せ部表面8bと所定の
間隙46をあけて位置するように上下調整可能に配設さ
れている(図15参照)。
の切断区域よりも上流側で、かつ搬送装置2における
イカ載せ部8のイカ保持部13より後方位置において、
機械本体フレーム1から、上記イカ載せ部8の搬送方向
に傾斜状に交差するくちばし押さえプレート48を突出
せしめ、該プレート48はイカ載せ部表面8bとの間
に、くちばしa3 が通過不可能な幅の腕部通過スペース
49が形成されている。すなわち、軟質な腕部a4 は押
圧されながら通過可能であるが、硬質なくちばしa3 は
上記プレート48によって止められてしまうため、くち
ばしa3 の付け根に引張り力が掛り、該くちばしa3 の
みその位置(プレート48上流側)に残されることとな
る。
せ部8のイカ保持部13後方表面に残るため、イカ載せ
部8の上流側への移動により上記プレート48に沿って
装置外へと導かれる(図3,図12,図16参照)。
離した外套部a1 を上記外套部裁割装置21の下流側に
おいて装置外へと送り出すもので、本実施例では軸部5
1の周方向に複数枚の掃き出し片52…を、夫々一定方
向に傾斜状に備え、外套部裁割装置21を搬送装置2と
同調せしめるシャフト37に上記軸部51を取り付けて
回転可能に備えられるものとし、内臓の剥離区域を越
えて順次送られてくる外套部a1 が、複数枚の掃き出し
片52…の回転作動によって装置外へと順次掃き出され
る。
0を外套部裁割装置21と同調せしめているが、これに
何等限定されるものではなく、別個に備えた駆動源によ
って回転送り出し操作せしめてもよく、また、内臓剥離
区域を越えた位置に、例えば上記裁割装置21と同様
に傾斜せしめた固定状の送り出し杆あるいは送り出し片
を、イカ載せ部表面から一定間隔あけた位置に設けるも
のもとしてもよく、特にその構成は限定されるものでは
ない。
駆動部54によって回転可能に備えられる腕部切断用の
回転カッター55とで構成され、外套部a1 から剥離さ
れた後の内臓a2 に付いている腕部a4 を、上記外套部
送り出し装置50の下流側(内臓剥離区域を越えた位
置)において切断して内臓a2 と分離するものであり、
上記カッター55はイカ保持部13の前方位置におい
て、該イカ保持部13と平行して備えられている。
の各イカ載せ部8…は、その各イカ保持部13…に沿っ
た壁板11,11…及び内臓剥離片17…の表面に、そ
の同一ライン上にカッター刃受け溝56…を刻設してい
るため、上記カッター55の刃先55aが、そのカッタ
ー刃受け溝56に案内されて回転するように構成してい
る。
おける排出側付近にて、イカ載せ部8の表面に相対向せ
しめて吸引口58を備え、腕部a4 を切断した後のイカ
載せ部8上にある内臓a2 を吸引ホース59を介して吸
引して排出する。
方向に沿って各イカ保持部13後方に所定長さをもって
平行状に備えられるイカ腕押さえプレートで、該プレー
ト60とイカ載せ部表面8bとの間にはa4 を押圧状に
進入可能な隙間61を設けている。また、上記くちばし
押さえプレート48は、このイカ腕押さえプレート60
後面から突出状に備えるものとしている。
48,60の押圧力をスプリング圧によって調整する調
整部材であって、調整部62aの回動作動で各プレート
48,60の調整を図る。また、図中100は高さ調整
ナットで上記隙間61及び腕部通過スペース49間の調
節を図る。
の一使用状態について、外套部a1を裁割して内臓を除
去する開き加工を行う場合と、外套部a1 を裁割せずに
内臓を除去するつぼ抜き加工を行う場合とについて説明
する(図16は開き加工工程の概略図、図17はつぼ抜
き加工工程の概略図を夫々示す)。
ると、搬送装置2におけるイカ載せ部8はエンドレス状
に回転作動し、該イカ載せ部8の上方には、その上流側
から下流側に向けて、外套部裁割区域、くちばし除去
区域、内臓剥離区域、腕部切断区域、内臓バキュ
ーム区域が形成され、そしてイカaの眼球a5 付近を
イカ保持部13前方(a2 側)に位置せしめるようにし
てイカaを順次上記保持部13に嵌め込み保持させてイ
カ載せ部8上にセットする(図7(a)参照)ことで、
外套部裁割区域へと順次イカが送り出される。
エンドレスベルト25が搬送装置2と同調して回転して
いるため、上記ベルト25に一定間隔置きに備えられて
いるカッター26…が、搬送装置2の動きと同調して順
次送られてきてイカ保持部13…内を通過し、該保持部
13にて嵌め込み保持されて順次送られてくるイカaの
外套部a1 腹側から、ガイド杆31に案内されてカッタ
ー26が差し込まれる。そして、外套部a1 腹側から差
し込まれたカッター26は、刃30がイカ載せ部8の凹
溝10と同一方向に向いているため、イカaの下流側へ
の搬送と共に搬送方向に対して斜め前方向へと移動しな
がら、外套部a1 を腹側のカッター挿入箇所から鰭a6
側の外套部末端a7 まで直線状に裁割する。
めから切り終りまでのカッター26の移動距離(図中z
に示す距離)と、イカ保持部13から載せ部前端8aま
でのイカ載せ部距離(図中yに示す距離)と、搬送方向
上流側から下流側にて形成される外套部裁割区域距離
(図中xに示す距離)とで直角三角形を構成し、上記カ
ッター移動距離z:イカ載せ部距離y:外套部裁割区域
距離xが、5:4:3の割合で構成され、かつ搬送装置
2と外套部裁割装置21のエンドレスベルト25とが同
調しているため、下流側へと送られる各イカ載せ部8…
上のイカa…の外套部a1 …へとカッター26…が確実
に挿入され、そしてイカa…の下流側への搬送と共に搬
送方向に対して斜め前方向へと移動しながら、外套部a
1 を腹側のカッター挿入箇所から鰭a6 側の外套部末端
a7 まで確実かつスムーズに直線状に裁割する(図3,
図9,図16参照)。
2,23間にエンドレスベルト用ガイドプレート24を
介在せしめ、該プレート24は、その後端側24aが後
方側スプロケット23の径よりも幅広状に形成され、前
後スプロケット22,23間に架け渡されるエンドレス
ベルト25が、上記プレート後端部位で屈曲させられて
角度を形成されており、該屈曲部位25aが搬送装置2
において順次搬送されてくるイカ載せ部8のイカ保持部
13上方に位置するように外套部裁割装置21を配設し
ているため、順次送られてくるカッター26…は、上記
イカ保持部13位置で屈曲部位25aによってしゃくり
上げるように作動し、切り始めが容易となる。
で送られる各イカaは、上記外套部a1 の裁割区域よ
り下流側に位置される内臓剥離区域へと順次送られ
る。
めるように内臓剥離片17が案内されるガイドレール2
0を平面視略S字状に屈曲せしめ、その後方側へと屈曲
する位置が外套部裁割区域終点付近′に配されると共
に、前方側へと屈曲する位置が外套部掃き出し位置に
配される構成としている(図4参照)。
れて外套部裁割区域終点付近′へと案内されてきたイ
カ載せ部8の内臓剥離片17は、上記外套部裁割区域終
点付近′で一端後退して内臓剥離片17上から凹溝1
0上へとイカaを移し(図7(b))、そして上記外套
部裁割区域終点付近′から前方側へと屈曲していくガ
イドレール20に沿って内臓剥離片17が外套部掃き出
し位置に向かって前進し、外套部a1 と内臓a2 との
間に挿入されると共に、内臓a2 の外套部a1との接合
箇所を剥離する(図7(C))。
移動するものとすれば、内臓剥離区域へと入る手前で
内臓剥離片17が一端後退するため、内臓剥離片17上
に載った状態(図7(a))で移動してきたイカaが凹
溝10上へと落ち込むこととなり、内臓剥離片17が外
套部a1 内へと挿入され易くなる。
は、上記外套部裁割装置21の下流側での外套部掃き出
し位置に配されている外套部送り出し装置50の外套
部掃き出し片52 …によって装置外へと送り出され
る。
側において内臓の剥離区域を通過した搬送装置2にお
けるイカ載せ部8のイカ保持部13前方(a2 側)位置
において、該イカ保持部13と平行して備えられている
腕部切断用カッター55で、イカ載せ部8上においてイ
カ保持部13に保持されたままで残されて送られる内臓
a2 と腕部a4 との接合箇所(保持部13と眼球a5 と
の間)を分離切断せしめ、そして腕部a4 は搬送装置2
の復路折り返し位置63まで搬送され、搬送装置2にお
ける排出側付近にて、イカ載せ部8の表面に相対向せし
めて備えた吸引口58から、腕部a4 を切断した後のイ
カ載せ部8上にある内臓a2 を吸引ホース59を介して
吸引して排出する。
断区域よりも上流側で、かつ搬送装置2におけるイカ
載せ部8のイカ保持部13より後方位置において備えら
れているものであれば良く、本実施例では外套部裁割区
域とイカ保持部13位置を境にして同一区域に備えら
れており、各イカ載せ部8に載って送られてくる各イカ
aは、その腕部a4 は軟質であって腕部通過スペース4
9を通過して下流側へと送られるが、くちばしa3 は硬
質であるためそのスペース49を通過できず、くちばし
押さえプレート48によって前進が抑制されるため、く
ちばしa3 の接合箇所が切断され、くちばしa3 のみを
その場に残してイカaは上流側へと送られる。そして、
除去されて残ったくちばしa3 は、イカ載せ部8の上流
側への移動により上記プレート48に沿って装置外へと
導かれる。
ると、このつぼ抜き加工を行うには、上記外套部裁割装
置21を上昇作動せしめて行う。工程概略を図17に示
す。すなわち、ハンドル39を上昇方向(図8中矢印
方向にて示す)へと回動せしめ、カムプレート43のフ
ラット状の下辺43bを機械本体フレーム1bの受け板
1dに当接せしめると(図13(b))、連結孔29f
を介してカムプレート43の突起44に嵌合されている
ナット29eが上昇し、かつ保持されて、上記ナット2
9eに連結されている取付けボルト29cを介して後端
側支持部材29が上昇する(図11)。
1の後端側21a′を上昇せしめることによりカッター
26位置が上がって、該カッター26は外套部a1 の腹
上方位置を素通りして回転するため(図11)、イカ載
せ部8に載って上流側から下流側へと送られるイカaの
外套部a1 は、つぼ状(非裁割状)で外套部裁割区域
を通過し、そしてつぼ状のまま内臓剥離区域へと移
り、内臓剥離片17が外套部a1 と内臓a2 との間に挿
入されて接合箇所が剥離され、そして外套部送り出し装
置50によってつぼ状のまま装置外へと掃き出され、次
に腕部切断用カッター55によって内臓a2 と腕部a4
とが分離切断せしめられ、そして腕部a4は搬送装置2
の復路折り返し位置63まで搬送され、そして搬送装置
2における排出側付近にて、イカ載せ部8の表面に相対
向せしめて備えた吸引口58から、腕部a4 を切断した
後のイカ載せ部8上にある内臓a2 が吸引ホース59を
介して吸引して排出される(図17参照)。尚、バキュ
ーム装置57によるバキューム吸引排出をしない場合
は、搬送装置2の63位置方向部に開閉仕切りが備えら
れており、開放使用時は、63迄搬送される。
多数の連結孔29f…を設け、ナット29eを回転操作
せしめて裁割装置本体21aの後端側21a′の上下昇
降位置を微調整可能とすることで、イカのサイズ(外套
部 高さ方向幅)に合わせてカッター26の移動高さを
調整可能としている(開き加工にあっては外套部a1に
カッター刃26が切り込み可能な高さ、つぼ抜き加工に
あっては外套部a1 上を通過可能な高さ)。
(胴体)に損傷を与えることなく連続的に外套部から内
臓(ごろ)を自動剥離でき、かつ上記内臓剥離、腕部分
カット、およびくちばし(とんび)取り出し等の従来個
別に行っていた各イカ加工作業を一連の流れ作業中で、
イカ搬送作動を停止させることなく連続して行うことが
でき、さらに外套部、くちばし(とんび)、腕部を上記
作業工程において夫々別個に仕分け可能なイカ連続加工
機械を提供することができた。
を備えるものとすれば、外套部の開き加工を上記イカの
搬送作動を停止せしめることなく一連の流れ作業中にお
いて確実かつスムーズに行うことができ大変使用勝手に
優れる。
業時間の短縮が図れ、作業能率が向上すると共に、作業
者の労力軽減も図れる。
うに上下昇降可能に配設するものとすれば、ハンドルの
回動作動によって外套部裁割装置の後端側が下降し、カ
ッター位置が下がって、該カッターを外套部の腹側から
差し込む外套部開き加工と、ハンドルの回動作動によっ
て外套部裁割装置の後端側が上昇し、カッター位置が上
がって、該カッターを外套部の腹上方位置を素通りせし
めて回転させるつぼ抜き加工を適宜容易に選択すること
ができる。従って、一つの加工機械で開き加工、つぼ抜
き加工の両方が適宜選択して行い得るものとなり、使用
勝手に優れるばかりでなく、イカ加工設備費用の低廉が
図れる。
内されてイカ載せ部上を前後移動する内臓剥離片の外套
部と内臓との間に挿入して剥離する構成としたため、従
来のようにローラーで押出し作業を行った場合のように
イカの外套部の傷みがなく、特に外套部を裁割せずに内
臓を剥離する、いわゆるつぼ抜きとする場合に商品価値
の低下が防げる。
ら切り終りまでのカッターの移動距離と、イカ保持部か
ら載せ部前端までのイカ載せ部距離と、搬送方向上流側
から下流側にて形成される外套部裁割区域距離とで直角
三角形を構成し、上記カッター移動距離:イカ載せ部距
離:外套部裁割区域距離が、5:4:3の割合で構成さ
れ、かつ搬送装置と外套部裁割装置のエンドレスベルト
とが同調するように構成すれば、下流側へと送られる各
イカ載せ部上のイカの外套部へとカッターが確実に挿入
され、そしてイカの下流側への搬送と共に搬送方向に対
して斜め前方向へと移動しながら、外套部を腹側のカッ
ター挿入箇所から鰭側の外套部末端まで確実に直線状に
裁割することができる。
面視略S字状に屈曲せしめ、その後方側へと屈曲する位
置が外套部裁割区域終点付近に配されると共に、前方側
へと屈曲する位置が外套部掃き出し位置に配されるもの
とすることにより、内臓剥離区域へと入る手前で内臓剥
離片が一端後退するため、内臓剥離片上に載った状態で
移動してきたイカが凹溝上へと落ち込むこととなり、内
臓剥離片が外套部内へと挿入され易くなり、外套部と内
臓との接合箇所剥離作業が確実に行い得る。
出せしめ、該ガイド杆が先端を下方に向けて傾斜せしめ
るものとすれば、開き加工時においてカッター刃の外套
部内への案内が確実かつ容易となり、開き不良状態の発
生が少なくなる。
け、外套部裁割装置を搬送装置と同調せしめるシャフト
に取り付けられて回転可能に備えられる外套部掃き出し
部材を備えるものとすれば、別途掃き出し部材専用の駆
動部を設けることなく外套部掃き出し作業が行い得るた
め、機械全体サイズの大型化防止およびコスト低廉化が
図れこの種の加工機械において大変有用である。
を表した平面図。
例を示し、(a)は平面図、(b)はI−I線断面図で
ある。
施例を示し、(a)は内臓剥離片静止時で、剥離片上に
イカ外套部を載せている状態、(b)は内臓剥離片後退
時で、イカ外套部が凹溝上に乗っている状態、(c)は
内臓剥離片前進時で、剥離片がイカ外套部と内臓との間
に差し込まれて接合部をカットしている状態を夫々示
す。
拡大斜視図である。
部開き加工時)である。
施例を示し、(a)は平面図、(b)は側面図を夫々示
す。
ぼ抜き加工時)である。
から見た斜視図である。
替えカムプレートと吊下げシャフト先端の調整ガイドナ
ットとの関係を示し、(a)は外套部開き加工時におけ
る状態、(b)はつぼ抜き加工時における状態を夫々示
す。
グ調整を図るスプロケット(タイミング調整スプロケッ
ト)の側面図である。
図である。
略図である。
図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 左右スプロケット間にわたって架け渡し
て回転可能に備えたエンドレス状ベルトと、搬送工程中
においてイカの外套部から内臓を剥離する内臓剥離機構
を一体的に備え、上記ベルト上に固着して並設される多
数のイカ載せ部とからなる搬送装置と、該搬送装置の搬
送方向中途部上方において機械本体フレームから吊り下
げ支持される外套部裁割装置と、くちばしを腕部側から
除去するくちばし除去装置と、内臓を剥離した外套部を
上記外套部裁割装置の下流側において装置外へと送り出
す外套部送り出し装置と、外套部から剥離された後の内
臓についている腕部を、上記外套部送り出し装置の下流
側において切断して内臓と分離する腕部切断装置とで構
成されており、上記搬送装置における各イカ載せ部は、
中央部の長手方向に凹溝を設けると共に、腕部付け根付
近が嵌まるイカ保持部を上記凹溝上縁に備え、上記凹溝
には所望長さの内臓剥離片が前後スライド可能に配設さ
れ、該内臓剥離片は、その下面側に突設したガイド軸を
凹溝の長手方向に沿って穿設したスライド長孔を介して
下方に突出させると共に、上記ガイド軸の突出部分にガ
イド体が取り付けられ、該ガイド体が搬送方向に沿って
エンドレスベルトの内側に設けられている左右のガイド
レール間に案内されており、該ガイドレールは外套部の
裁割区域下流側の内臓の剥離区域位置から前方向へと向
けて平面視略くの字状に屈曲して構成されており、外套
部裁割装置は、搬送装置と同調させて回転可能に備えた
裁割装置用エンドレスベルトに一定間隔置きにカッター
が取り付けられると共に、上記エンドレスベルトを搬送
装置のイカ載せ部表面に対して搬送方向に向けて斜めに
配し、かつ上記カッターにおける刃がイカ載せ部の凹溝
方向と同一方向に向くように備えられ、搬送装置と同調
して順次送られる上記カッターが、順次搬出方向へと移
動する各イカ載せ部におけるイカ保持部内を後方側から
通過可能に構成されており、くちばし除去装置は、腕部
の切断区域よりも上流側で、かつ搬送装置におけるイカ
載せ部のイカ保持部より後方位置において、上記イカ載
せ部表面との間にくちばしの通過不可能な幅の腕部通過
スペースを形成するように平行状にくちばし押さえプレ
ートを備えてなり、腕部切断装置は、内臓の剥離区域を
通過した搬送装置におけるイカ載せ部のイカ保持部前方
位置において、該イカ保持部と平行して腕部切断用カッ
ターを備えて構成されていることを特徴とするイカ連続
加工機械。 - 【請求項2】 外套部裁割装置における切り始めから切
り終りまでのカッターの移動距離と、イカ保持部から載
せ部前端までのイカ載せ部距離と、搬送方向上流側から
下流側にて形成される外套部裁割区域距離とで直角三角
形を構成し、上記カッター移動距離:イカ載せ部距離:
外套部裁割区域距離が、5:4:3の割合で構成されて
いることを特徴とする請求項1記載のイカ連続加工機
械。 - 【請求項3】 ガイドレールの往路側中途部を平面視略
S字状に屈曲せしめ、その後方側へと屈曲する位置が外
套部裁割区域終点付近に配されると共に、前方側へと屈
曲する位置が外套部掃き出し位置に配されていることを
特徴とする請求項1または請求項2記載のイカ連続加工
機械。 - 【請求項4】 前方側支持部材と後方側支持部材とによ
って外套部裁割装置本体が機械本体の前後フレームから
吊下げ支持され、上記前方側支持部材の上端は機械本体
の前方フレームに固着せしめられると共に、下端側は外
套部裁割装置本体前方側にて軸支せしめられ、一方後端
側支持部材は、下端側を外套部裁割装置本体後方側にて
軸支し、上端をその突出端に連結した上下切替えハンド
ルによって後端側支持部材を上下動せしめることで、外
套部裁割装置本体の後端側が上下昇降可能に構成されて
いることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項
3記載のイカ連続加工機械。 - 【請求項5】 前後スプロケット間にエンドレスベルト
用ガイドプレートを介在せしめ、該プレートは、その後
端側が後方側スプロケットの径よりも幅広状に形成さ
れ、前後スプロケット間に架け渡されるエンドレスベル
トが、上記プレート後端部位で屈曲させられて角度を形
成されており、該屈曲部位が搬送装置において順次搬送
されてくるイカ載せ部のイカ保持部上方に位置するよう
に外套部裁割装置が配設されていることを特徴とする請
求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4記載のイ
カ連続加工機械。 - 【請求項6】 カッターの先端側にガイド杆を突出せし
め、該ガイド杆が先端を下方に向けて傾斜せしめている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3又
は請求項4又は請求項5記載のイカ連続加工機械。 - 【請求項7】 複数枚の掃き出し片を周方向に設け、外
套部裁割装置を搬送装置と同調せしめるシャフトに取り
付けて回転可能に備えられる外套部送り出し装置とした
ことを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3又
は請求項4又は請求項5又は請求項6記載のイカ連続加
工機械。 - 【請求項8】 搬送装置における排出側付近にて、イカ
載せ部表面に相対向せしめて吸引口を備え、腕部を切断
した後のイカ載せ部上にある内臓を吸引して排出するバ
キューム装置を備えたことを特徴とする請求項1又は請
求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項5又は請求
項6又は請求項7記載のイカ連続加工機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7099962A JP2811630B2 (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | イカ連続加工機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7099962A JP2811630B2 (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | イカ連続加工機械 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08266251A true JPH08266251A (ja) | 1996-10-15 |
JP2811630B2 JP2811630B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=14261310
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7099962A Expired - Lifetime JP2811630B2 (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | イカ連続加工機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2811630B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114258939A (zh) * | 2021-12-01 | 2022-04-01 | 钟露坤 | 可二次去骨的墨鱼骨的预处理装置 |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP7099962A patent/JP2811630B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114258939A (zh) * | 2021-12-01 | 2022-04-01 | 钟露坤 | 可二次去骨的墨鱼骨的预处理装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2811630B2 (ja) | 1998-10-15 |
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