JPH08266058A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

Info

Publication number
JPH08266058A
JPH08266058A JP7088770A JP8877095A JPH08266058A JP H08266058 A JPH08266058 A JP H08266058A JP 7088770 A JP7088770 A JP 7088770A JP 8877095 A JP8877095 A JP 8877095A JP H08266058 A JPH08266058 A JP H08266058A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
amplitude
fundamental wave
coordinate
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7088770A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3205855B2 (ja
Inventor
Yasuyuki Sugiura
康之 杉浦
Shigeta Ueda
茂太 上田
Kazuhiro Imaie
和宏 今家
Shoichiro Koseki
庄一郎 古関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP08877095A priority Critical patent/JP3205855B2/ja
Publication of JPH08266058A publication Critical patent/JPH08266058A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3205855B2 publication Critical patent/JP3205855B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/30Reactive power compensation

Abstract

(57)【要約】 【目的】 交流系統の異常により不平衡電圧が発生して
も、安定した電力変換制御を行い、電力系統に電力変換
器が接続される直流送電装置、無効電力制御装置等を安
定に制御して無停止運転を可能にする電力変換装置を提
供する。 【構成】 3相交流電源の3相分の電圧から3相2相変
換して2相のα電圧とβ電圧を得る手段119と、該2
相のα電圧とβ電圧を前記交流電源の1周期間にわたり
サンプリング毎にメモリに記憶し、この値と正弦波及び
余弦波テ−ブルとを順次積和してα座標基本波正弦振
幅、α座標基本波余弦振幅、β座標基本波正弦振幅及び
β座標基本波余弦振幅を求め、これらを加算減算してα
座標正相分基本波振幅とβ座標正相分基本波振幅を求め
る手段120と、このα座標正相分基本波振幅とβ座標
正相分基本波振幅を除算し、除算結果から逆正接演算し
て正相分位相を検出する手段121を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交流電源系統に接続さ
れた交直流変換を行う電力変換装置に係り、特に、直流
送電装置や無効電力調整装置や周波数変換装置を構成す
るに適した電力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体スイッチング素子を用いて交流を
直流に変換する順変換器または直流を交流に変換する逆
変換器において有効電力または無効電力を制御する自励
式電力変換装置において、有効,無効電力の演算は電
流,電圧を検出してd−q軸の回転座標に変換したり、
自励式電力変換器に与えるPWMパルスを生成するとき
に交流の系統電圧の位相の検出が必要である。この例と
しては、特開平3−45126号公報に示すように交流
系統電圧から直接位相を検出する技術がある。また、特
願平6−45598号には、フーリエ変換を用いた位相
検出方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自励式電力変換器にお
いて、3相交流から電圧,電流を検出して有効電力や無
効電力を制御したり、ベクトル制御方式を用いてd−q
軸に座標変換して電流制御を行うとき、交流系統電圧の
位相θを用いて電力変換を行う。特開平3−45126
号公報の例では、交流系統電圧から直接位相θを検出す
るため、PLL回路(フェイズロック回路)を用いてい
る。PLL回路を用いるとき、電源電圧の零点を基準に
位相を制御するため、電源の地絡事故により不平衡電圧
になったり、系統機器投入、解放時などの時に発生する
波形歪による電源の零点通過時に、チャタリング等によ
り零点を正確に検出が出来なくなる事が生じる。また、
特願平6−045598号では、フーリエ変換を用いた
位相検出方法であり、その装置の手段が明確でない。
【0004】本発明の目的は、交流系統の異常により不
平衡電圧が発生しても、安定した電力変換制御を行い、
電力系統に電力変換器が接続される直流送電装置、無効
電力制御装置、周波数変換装置を安定に制御して無停止
運転を可能にする電力変換装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、3相交流電源
の電圧位相に基づいて交流電源の交流電力を直流電力に
変換する電力変換装置において、前記交流電源の3相分
の電圧信号を3相2相変換し、2相のα電圧と、β電圧
に変換する。この2相電圧は一定時間毎に計算し、しか
も電源電圧の1周期間のデータをメモリに格納する。こ
のデータを基にフーリエ変換法を用いて基本波正相分を
抽出し、この基本波正相分から正相分の位相を検出し、
この正相分位相を前記電圧位相とすることを特徴とす
る。
【0006】
【作用】本発明では、交流系統の3相電源の電圧を3相
2相変換し、1周期間のサンプリング時間毎に変換され
た2相電圧をフーリエ変換により正相分位相を演算する
ので、安定した交流系統の位相が検出でき、特に、3相
の内、1から3線地絡して、ある時間内電圧が零になっ
ても精度良く位相が検出できるため、該位相に基づき電
力変換器制御することにより、電力変換器を停止させる
ことなく、安定に運転を続行でき、電力系統に電力変換
器が接続される直流送電装置、無効電力制御装置、周波
数変換装置では重要な課題の一つである無停止運転が可
能となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の一実施例である無効電力調整機
能を備えた直流送電における電力変換装置の構成を示
す。図1において、電力変換器103は、半導体スイッ
チング素子を用いて交流を直流に、または直流を交流に
変換し、交流系統101と直流系統102間に配置さ
れ、電力変換する。ここで、電力変換器103の半導体
スイッチング素子にはGTO等の自己消弧素子を用い
る。電力変換器103の交流側端子は、電圧の昇降を行
う変圧器104とリアクトル107−Aを介して交流系
統101に接続する。リアクトル107−Aは連系点ま
でのインピ−ダンスを代表している。電力変換器103
の直流側端子間には、コンデンサ108を接続するとと
もに、図示しないもう一方の電力変換器の直流端子が直
流送電システムの場合には直流送電線を介して接続さ
れ、直流連系システム(BTB/FC)の場合には直接
接続される。尚、図示の107−Bは直流送電線路に存
在するリアクタンスを表わしている。
【0008】電力変換器103を制御する制御装置は以
下の構成からなる。105−Aは交流系の系統電圧を測
定する計器用変圧器、105−Bは変換器側の交流の電
圧を測定する計器用変圧器、106は変換器側の交流電
流を測定する計器用変流器である。109は直流電圧指
令Vdc*を出力する直流電圧指令部、110は直流電圧
指令Vdc*と変換器直流端子の電圧Vdcとの偏差を求め
る加算器、111は前記偏差がなくなるように有効電流
指令Ip*を出力する直流電圧制御器である。112は計
器用変流器106で検出した変換器側の3相交流電流か
ら2相のα−β軸座標に変換する変換器側3/2相電流
変換器、113は計器用変圧器105−Bで検出した変
換器側の3相交流電圧から2相のα−β軸座標に変換す
る変換器側3/2相電圧変換器、114はα−βに座標
変換された電圧Vαp、Vβpと電流Iαp、Iβpか
ら無効電力Qfを検出する無効電力演算器、115は計
器用変圧器105−Aで検出した電圧より無効電力指令
Q*を求める無効電力指令部、116は無効電力指令Q*
と無効電力検出値Qfとの偏差を求める加算器、117
は前記無効電力の偏差がなくなるように無効電流指令I
q*を出力する無効電力制御器である。一点鎖線で囲んだ
ブロック118は、本発明が特徴とする後述詳細に説明
するところの電圧位相角検出器であり、それを構成する
119は計器用変圧器105−Aで降圧した系統3相の
電圧を3/2相変換する系統電圧3/2相変換器、12
0はフーリエ変換方式による正相電圧演算回路、121
は変換器側電圧の正相分の位相θFを演算する正相位相
演算回路である。122は3/2相電流変換器112よ
りのα−β軸座標の電流成分IαP,IβPを正相分位相
θFにより有効−無効軸座標(p−q軸)における電流
成分Ip,Iqに変換するp−q軸演算回路、123は有
効電流の指令Ip*とその検出値Ipとの偏差を求める加
算器、124は前記有効電流の偏差がなくなるように有
効電圧指令Vpを出力する有効電流制御器、125は無
効電流の指令Iq*とその検出値Iqとの偏差を求める加
算器、126は前記無効電流の偏差がなくなるように無
効電圧指令Vqを出力する無効電流制御器、127は前
記有効,無効電圧指令Vp,Vqを正相分位相θFにより
α−β軸座標の電圧成分Voα,Voβに変換するα−β
軸電圧変換器、128は電圧成分Voα,Voβを3相電
圧成分指令Vou〜Vowに変換する2/3相電圧変換器、
129は3相電圧成分指令Vou〜Vowと正相分位相θF
に基づきPWM信号を発生させ、この信号により電力変
換器のスイッチング素子をオン,オフさせPWM制御を
行うPWM発生器である。
【0009】次に、本実施例の電力変換装置の動作原理
を説明する。電力変換器103の直流端子電圧Vdcを制
御するため、直流電圧指令部の指令値Vdc*と変換器直
流端子の電圧Vdcの偏差を加算器110で演算し、この
偏差値を入力として直流電圧制御器111で比例積分演
算を行い、有効電流指令Ip*を得る。3/2相電流変換
器112では、計器用変流器106で検出した3相系統
電流から(1)式を用いて、2相のα−β座標に変換す
る。
【数1】 p−q軸演算回路122では、位相角検出器118から
の出力位相角θFを基準として、3/2相電流変換器1
12で得られたIαp,Iβpから(2)式を用いて、
有効電流検出値Ipと無効電流検出値Iqを得る。
【数2】 同様に、3/2相電圧変換器113では、計器用変圧器
105−Bで検出した3相系統電圧から(3)式を用い
て、2相のα−β座標Vαp,Vβpに変換する。
【数3】 無効電力演算器114では、α−β座標に変換されたV
αp,Vβp,Iαp,Iβpから(4)式を用いて、
交流系統の無効電力Qfを算出する。
【数4】 ここで、無効電力Qを制御するため、無効電力指令部1
15の指令値Q*と交流系統の無効電力Qfの偏差を加算
器116で演算し、この偏差値を入力として無効電力制
御器117では比例積分演算を行い無効電流指令Iq*を
得る。有効電流制御器124では、直流電圧制御器11
1の出力Ip*とp−q軸演算回路122の出力Ipとの
偏差を入力として比例積分演算を行い、有効電圧指令V
pを得る。無効電流制御器126では、無効電力制御器
117の出力Iq*とp−q軸演算回路122の出力Iq
との偏差を入力として比例積分演算を行い無効電圧指令
Vqを得る。逆p−q変換器127は、位相角検出器1
18からの出力位相角θFを基準として、有効電流制御
器124の出力Vpと無効電流制御器126の出力Vqか
ら(5)式を用いて、α軸β軸出力電圧指令VoαとVo
βを得る。
【数5】 逆α−β変換器128は、逆p−q変換器127の出力
VoαとVoβから(6)式を用いて、3相PWM電圧指
令Vou,Vov,Vowを得る。
【数6】 PWM波形発生器129は、3相PWM電圧指令Vo
u,Vov,Vowの値と内蔵のタイマに位相角検出器1
18からの位相信号θFを入力して得られた値と比較し
て、PWM電圧指令値とタイマの一致点でパルス発生さ
せるか、3相PWM電圧指令Vou,Vov,Vowをア
ナログに変換して三角波と比較してアナログ値と三角波
の一致点でパルス発生させ、該パルスを電力変換器10
3のゲート信号として駆動させる。直流送電の潮流制御
は、2台ある電力変換器のお互いの直流端子の直流電圧
Vdcの大きさを制御することにより行う。なお、該直流
送電装置を使用して、それぞれの交流系統の周波数の異
なる交流系統に接続すれば周波数変換装置になり、ま
た、その他交流系統の周波数が等しければ、BTB(b
ack−to−back)となる。また、電力変換器1
03が1台でその交流側を交流系統101に接続するだ
けの構成とし、交流系統101の交流電圧と変換器10
3の交流電圧の大きさを比較し、変換器103の交流電
圧を制御すれば、無効電力制御装置になる。
【0010】次に、図1の本発明の一実施例における特
徴部であるブロック118の電圧位相角検出器につい
て、以下詳細に説明する。図2は、フーリエ変換法に基
づいて3相交流電圧における正相分の振幅及び位相を検
出する電圧位相角検出器を示す。119、120、12
1は図1に示した位相角検出器118の要素である。3
相2相変換器119は計器用変圧器105−Aで降圧し
た3相の電圧を3/2相変換する系統電圧3/2相変換
器である。3相2相変換器119は、(3)式により3
相電圧Vu、Vv、Vwから2相のVα、Vβを得る。
次に、フーリエ変換方式による正相電圧演算回路120
ではフーリエ変換による振幅値を求める。α軸とβ軸に
分けて基本波成分を計算する振幅演算回路である。振幅
演算回路は、α座標基本波正弦振幅演算回路51とα座
標基本波余弦振幅回路52とβ座標基本波正弦振幅回路
53とβ座標基本波余弦振幅演算回路54からなり、α
座標基本波正弦振幅値Vαsは(7)式により、α座標
基本波余弦振幅値Vαcは(8)式により、β座標基本
波正弦振幅値Vβsは(9)式により、β座標基本波余
弦振幅値Vβcは(10)式により求めることができ
る。なお、これらの式は、2相の電圧成分VαとVβの
一周期をn等分し、部分積分を行っているが、通常の定
積分の式に置き換えても実施できる。
【数7】
【数8】
【数9】
【数10】 18は第5の加算器、19は第6の加算器である。第5
の加算器18はVαsとVβcを加算してVFβを得、
第6の加算器19はVαcからVβsを減算してVFα
を得る。VFαとVFβは(11)式、(12)式で表さ
れる。これらの値は、それぞれα軸とβ軸上に合成した
ものであり、α座標正相分基本波振幅とβ座標正相分基
本波振幅である。
【数11】
【数12】 55は除算器、56は逆正接演算器である。α軸に合成
されたα座標正相分基本波振幅VFαとβ軸に合成され
たβ座標正相分基本波振幅VFβから除算器55は、
(13)式を用いて除算を行い、その結果から逆正接演
算器56は、(14)式を用いて位相θFを求める。
【数13】
【数14】 また、制御装置をマイコン等でディジタル化する場合に
は、位相θFの求め方として、予めtanθF=VFα/
VFβを計算し、テーブル化しておいて、θt=VFα/
VFβを演算し、この結果からテーブルを引くことによ
り高速に演算できる。
【0011】図4は、3相からフーリエ変換して基本波
成分までの状態を示すベクトル図である。図4におい
て、Vu,Vv,Vwは3相系統電圧、Vαs,Vβs
はα座標及びβ座標の基本波正弦振幅及びVαc,Vβ
cはα座標及びβ座標の基本波余弦振幅、VFα,VFβ
はα−β軸上に合成された基本波振幅、VFは基本波の
絶対値、θFは基本波の絶対値VFの位相を示す。なお、
VAFは、α座標基本波余弦振幅Vαcとα座標基本波
正弦振幅Vαsのベクトル合成値、VBFは、β座標基
本波余弦振幅Vβcとβ座標基本波正弦振幅Vβsのベ
クトル合成値を表わす。α座標及びβ座標の基本波正弦
振幅Vαs,Vβs及び基本波余弦振幅Vαc,Vβc
は、(3)式から3相系統電圧Vu,Vv,Vwを2相
のVα−Vβに変換の後、(7)式から(10)式を用
いてフーリエ変換し、求める。続いて、(11)式、
(12)式を用いてα−β軸上に合成された基本波振幅
VFαと基本波振幅VFβを得る。ここで、基本波の絶対
値VFの位相θFは、(14)式を用いて求められる。な
お、この場合、VFα/VFβを演算後、tan-1はテー
ブルを用いて実施すれば、高速に位相θFを求めること
ができる。
【0012】本実施例によれば、α座標基本波正弦振幅
値Vαsとα座標基本波余弦振幅値Vβcとβ座標基本
波正弦振幅値Vβsとβ座標基本波余弦振幅値Vβcか
ら(11)式と(12)式を用いてα座標正相分基本波
振幅VFαとβ座標正相分基本波振幅VFβを求め、この
VFαとVFβの比から(14)式を用いて逆正接演算t
an-1して位相θFを求める。このため、本実施例で
は、2乗の演算や平方根の演算を用いて位相θFを求め
るに比し、(11)式と(12)式による減算と加算と
いう簡単な演算により位相θFが求められるので、演算
時間が短縮できるとともに高速制御が可能となる。ま
た、この場合、予めα座標正相分基本波振幅VFαとβ
座標正相分基本波振幅VFβからtan-1テーブル化
し、このテーブルを引くことによって位相θFを求める
と、更に演算時間が短縮できるとともに高速制御が可能
となる。
【0013】図3は、本発明の他の実施例1を示す。す
なわち、図3はフーリエ変換法に基づいて3相交流電圧
における正相分の振幅及び位相を検出する位相角検出器
である。119、120、121は図1で示した位相角
検出器118の要素である。119は計器用変圧器10
5−Aで降圧した3相の電圧を3/2相変換する系統電
圧3/2相変換器である。フーリエ変換方式による正相
電圧演算回路120において、1はサンプリングタイマ
であり、2は第1のカウンタ、3は第2のカウンタであ
る。サンプリングタイマ1は、一定時間毎に系統電圧3
/2相変換器119において(3)式を用いて演算させ
ると共に、第1のカウンタ2と第2のカウンタ3に起動
を掛けるものである。サンプリングタイマ1の周期は図
1の系統の交流電圧101の整数分の1になるように選
択する必要がある。今、電源の1サイクルの周期をTAC
(秒)とし、この周期をi分割すれば、サンプリングタ
イマ1の周期TS(秒)は(15)式を用いて決められ
る。
【数15】 4は第1の切替スイッチ、5は第2の切替スイッチ、6
は第1のメモリ、7は第2のメモリである。第1の切替
スイッチ4は、系統電圧3/2相変換器119から演算
した2相電圧Vαのデータを順序良く第1のメモリ6に
並べて格納するためのものであり、第2の切替スイッチ
5は、系統電圧3/2相変換器119から演算した2相
電圧Vβのデータを順序良く第2のメモリ7に並べて格
納するためのものである。すなわち、波形を1周期分格
納するためには第1メモリ6及び第2のメモリ7は少な
くともi個のメモリが必要である。8は第3の切替スイ
ッチ、9は第4の切替スイッチ、10は第3のメモリ、
11は第4のメモリである。第3のスイッチ8は、i個
ある第1のメモリからk個おきにデータを間引いて選択
し、第3のメモリ10へ順序良く格納する。同様に第4
のスイッチ9は、i個ある第2のメモリからk個おきに
データを間引いて選択し、第4のメモリ11へ順序良く
格納する。波形を1周期分格納するために第3メモリ1
0及び第4のメモリ11は少なくともj個のメモリが必
要であるとすると、第1のメモリ6と第3のメモリ10
及び第2のメモリ7と第4のメモリ11の関係は(1
6)式となる。
【数16】 次に、12は正弦波テーブル、13余弦波テーブル、1
4は第1の積和演算器、15は第2の積和演算器、16
は第3の積和演算器、17は第4の積和演算器、18は
第5の加算器、19は第6の加算器である。正弦波テー
ブル12と余弦波テーブル13は、第3のメモリ10と
第4のメモリ11のメモリの数と同数のj個のテーブル
をもつ。すなわち、系統の交流電圧101の1サイクル
分360度をn等分したことになる。α成分に関して、
第1の積和演算器14は、正弦波テーブル12と第3の
メモリ10のテーブル及びメモリの上から順序よくそれ
ぞれ1データずつ取り出し、乗算し、加え合わせてVα
sを得る。同様に第2の積和演算器15は、余弦波テー
ブル13と第3のメモリ10のテーブル及びメモリの上
から順序よくそれぞれ1データずつ取り出し、乗算し、
加え合わせてVαcを得る。β成分に関して、第3の積
和演算器16は、正弦波テーブル12と第4のメモリ1
1のテーブル及びメモリの上から順序よくそれぞれ1デ
ータずつ取り出し、乗算し、加え合わせてVβsを得
る。同様に第4の積和演算器17は、余弦波テーブル1
3と第4のメモリ11のテーブル及びメモリの上から順
序よくそれぞれ1データずつ取り出し、乗算し、加え合
わせてVβcを得る。Vαs、Vαc、Vβs、Vβc
は(7)式、(8)式、(9)式、(10)式で表わ
す。ここで、Vαsはフーリエ変換してα座標基本波正
弦振幅の値であり、Vαcはフーリエ変換してα座標基
本波余弦振幅の値である。また、Vβsはフーリエ変換
してβ座標基本波正弦振幅の値であり、Vβcはフーリ
エ変換してβ座標基本波余弦振幅の値である。図2で求
めた位相θFは、(14)式で簡単に求めることができ
る。図3では、他の実施例として、α軸に合成された基
本波正弦振幅VFαとβ軸に合成された基本波余弦振幅
VFβから基本波の絶対値を求め、位相θFを求める方法
を説明する。20は第1の2乗器、21は第2の2乗
器、22は第7の加算器、23は絶対値演算器である。
第1の2乗器20は、基本波余弦振幅を2乗し、第2の
2乗器21は基本波正弦振幅を2乗したもので、第7の
加算器22で両者を加え、絶対値演算器23でルートし
て基本波の絶対値VFを求める。(17)式は数式で表
わしたものである。
【数17】
【0014】変換器側電圧の正相分の位相θFを演算す
る正相位相演算回路121において、24は第1の除算
器、25は第2の除算器、26は位相演算器である。こ
こで、第1の除算器24はU相に同期した正弦波位相を
出力し、(18)式を用いて正弦成分波形sinθFを
得る。第2の除算器25はU相に同期した余弦波位相を
出力し、(19)式を用いて余弦成分波形cosθFを
得る。位相演算器26は第5の加算器18と第6の加算
器19の出力からVFα/VFβを求め、(14)式を用
いて位相θFを求める。このとき、位相θFは、VFα/
VFβの結果からテーブル引いて求めるとより、簡単に
実施できる。
【数18】
【数19】
【0015】本実施例においても、3相からフーリエ変
換して基本波成分までの状態をベクトル図に示すと、先
に説明した図4になる。ベクトル図から明らかなよう
に、α−β軸上に合成された基本波振幅VFαと基本波
振幅VFβから基本波の絶対値VFを(17)式から求
め、(18)式や(19)式から正弦成分波形sinθ
F及び余弦成分波形cosθFが得られ、また、(14)
式を用いて位相θFが得られる。
【0016】図5は、図3における第1の切替スイッチ
4、第2の切替スイッチ5、第3の切替スイッチ8、第
4の切替スイッチ9と、第1のメモリ6、第2のメモリ
7、第3のメモリ10、第4のメモリ11の切替スイッ
チとメモリの関係を詳細に説明した図である。図5に示
した番号で図3で示したものと同じものは名称の説明を
省略する。図5において、図3に示した第1の積和演算
器14、第2の積和演算器15、第3の積和演算器1
6、第4の積和演算器17はそれぞれ第1の乗算器14
−1と第1の加算器14−2、第2の乗算器15−1と
第2の加算器15−2、第3の乗算器16−1と第3の
加算器16−2、第4の乗算器17−1と第4の加算器
17−2に分解して説明する。図6は、サンプリング時
間毎にメモリに格納するタイムチャ−トを示す。
【0017】次に、図5と図6を用いて動作を説明す
る。サンプリングタイマ1は一定時間毎に3/2相変換
したα軸電圧Vαとβ軸電圧Vβのデータを第1のメモ
リ6と第2のメモリ7に格納する。その方法をα軸電圧
Vαについて説明する。第1のカウンタ2に関しては、
カウントアップとともにiの番号を更新する。第1のカ
ウンタ2は、サンプリングタイマ1からサンプリング時
間毎に起動を掛けられ、iをi=0からi=(i−1)
までカウント、アップすると仮定する。第1の切替スイ
ッチ4は、第1のカウンタ2に同期してサンプリング毎
に順次第1のメモリ6に番地を更新しつつデータを格納
するように切り替える。図5では、i=0の時は第1の
メモリ6の斜線の部分に前に残っていたデータと取り替
えてデータを格納する。i=1の時は斜線の次のアドレ
ス番地に前のデータと取り替えてデータを格納する。同
様に順次データはメモリの番地を更新しつつ格納され
る。また、第1のメモリの最大番地に達した時は最小番
地に戻って格納する。サンプリングの数は系統電圧の1
周期間にi=0からi=(i−1)個までi個のデータ
とする。そのためサンプリングが1巡すると1周期前の
データは書き換えらる。すなわち、データは1周期間貯
められていることになる。第2のカウンタ3に関して
は、第1のカウンタの値毎、すなわち、1サンプリング
内にj=0からj=(j−1)までj回カウント、アッ
プする。今、第1のカウンタ2がi=0の時を説明す
る。第2のカウンタ3の値がj=0の時、第3の切替ス
イッチ8は、すでに系統電圧の1周期間蓄えられた第1
のメモリ6の中の一番新しい斜線部分の番地のデータを
選択して第3のメモリ10の0番地に格納する。第2の
カウンタ3がj=1の時は、第2のカウンタ3がj=0
の時選択した第1のメモリ6の斜線部分の番地からk個
進んだところの番地の値を選択し、第3のメモリ10の
1番目の番地に格納する。同様に第2のカウンタはj=
(j−1)まで順次格納する。すなわち、第1のメモリ
6はk個置きにデータが選択され、選択されたデータは
順序よく第3のメモリ10に格納される。
【0018】この状況を図6のタイムチャートで説明す
る。の時にサンプルされたとする。第2のカウンタ3
は、今回記憶した(a)に示すi=0のデータを第1の
メモリ6のデータを選択して第3のメモリ10の最上部
に格納する。(b)jカウンタj=0を参照。次に、第
2のカウンタ3がj=1にカウントアップすると、第1
のメモリ6のi=5の時のデータを選択し、j=2の時
は第1のメモリ6のi=10の時のデータを選択する。
同様に順次j=(j−1)まで繰り返し、第3のメモリ
10を一杯にする。次に、の時にサンプルされたとす
る。第2のカウンタ3は、今回記憶した(a)に示すi
=1のデータを第1のメモリ6のデータを選択して第3
のメモリ10の最上部に格納する。(c)jカウンタj
=0を参照。次に、第2のカウンタ3がj=1にカウン
トアップすると、第1のメモリ6のi=6の時のデータ
を選択し、j=2の時は第1のメモリ6のi=11の時
のデータを選択する。同様に順次j=(j−1)まで繰
り返し、第3のメモリ10を一杯にする。例えば、具体
的数字で説明すると、系統電源周波数が50HZのと
き、系統電源の1周期をを96等分し、第1のメモリ6
は96個のデータが格納され、第3のメモリ10には1
2個のデータが格納されると仮定する。i=0からi=
(i−1)=95まで、j=0からj=(j−1)=1
1までカウントアップされる。この例では、第1のメモ
リ6から8個置きに第3のメモリ10にデータが格納さ
れる。すなわち、系統電源周期の30度毎のデータが格
納されることになる。同様に、β軸電圧Vβについて
は、第2の切替スイッチ5、第2のメモリ7、第4の切
替スイッチ9、第4のメモリ11で前記の関係が成立す
る。
【0019】次に、フ−リエ変換の方法を説明する。図
3の第1から第4の積和演算器14、15、16、17
は、図5の14−1、14−2、15−1、15−2、
16−1、16−2、17−1、17−2にわけて説明
できる。また、図3の正弦波テーブル12と余弦波テー
ブル13は、説明をし易くするため、図5ではα軸用1
2−1と13−1及びβ軸用12−2と13−2に示す
ように別々にした。ただし、12−1と12−2及び1
3−1と13−2は全く同一のものである。図5におい
て、(7)式のα座標基本波正弦振幅値Vαsを求める
方法を説明する。正弦波テーブル12−1は第3のメモ
リ10のメモリの数(j−1)個と一致する必要がある
(jはj=0からj=(j−1)まで変化すると仮定す
る)。すなわち、第3のメモリ10はn=(j+1)個
のデータが格納され、正弦波テーブル12−1もn=
(j+1)個のデータが格納されている。正弦波テーブ
ルに格納されている値は(20)式に従った値である。
【数20】 本例ではn=12とし、正弦波テーブル12−1の0番
地はsin(0度)の値が格納され、1番地はsin
(30度)の値が格納され、以後30度毎のデータが格
納されている。今、正弦波テーブル12−1の0番地の
データと第3のメモリ10の0番地のデータを取り出
し、第1の積算器14−1で掛け算する。次に、正弦波
テーブル12−1の1番地のデータと第3のメモリ10
の1番地のデータを取り出し、第1の積算器14−1で
掛け算する。同様に正弦波テーブル12−1と第3のメ
モリ10の同じ番地同士の掛け算を順次行い、第1の加
算器14−2ですべての掛け算の結果を加算することで
Vαsを求める。余弦波テーブルに格納されている値
は、(21)式に従った値である。
【数21】 同様に余弦波テーブル13−1と第3のメモリ10の関
係を第2の乗算器15−1と第2の加算器15−2から
α座標基本波余弦振幅値Vαcを求め、正弦波テーブル
12−2と正弦波テーブル12−2と第4のメモリ11
の関係を第3の乗算器16−1と第3の加算器16−2
からβ座標基本波正弦振幅値Vβsを求め、余弦波テー
ブル13−2と第4のメモリ11の関係を第4の乗算器
17−1と第4の加算器17−2からβ座標基本波余弦
振幅値Vβcを求める。
【0020】位相θFを求める方法は、第5の加算器1
8、第6の加算器19以下の説明は図2で記述したの
で、省略する。位相演算器26は、基本正弦振幅VFα
と基本余弦波振幅VFβから(14)式を使用して逆正
接関数をテーブル化して求めると、演算時間が短縮さ
れ、短時間に位相θFを出力でき、このθFを図1の位相
演算回路121の出力として電力変換装置の位相データ
とすることができる。また、図5の第1の除算器24の
出力sinθFまたはcosθFの出力を用いても、図1
の位相演算回路121の出力として電力変換装置の位相
データとすることができるが、(17)式に示すように
基本は振幅VFを求めるのに2乗と平方根の演算を行う
必要から演算時間が長くなる要因がある。なお、図5に
おいて、始動時は第1のメモリ4、第2のメモリ7、第
3のメモリ10、第4のメモリ11はクリアされて0が
入っているので、系統電圧の1周期間の時間の経過の
後、正確なデータを得ることができる。そのため、制御
回路の電源を入れてから少なくとも1周期間以上時間が
経過した後、主回路を始動する必要がある。
【0021】本実施例によれば、交流系統の3相電圧か
ら3相2相変換し、これをフーリエ変換してα軸とβ軸
成分に分解の後、両者から合成して系統電圧に同期した
基本波成分を検出しているため、系統電圧に不平衡が生
じても3相から検出した値であるので、3相すべてが地
絡しない限り、よい精度で位相を検出できる。因に、従
来のような1相からの電圧からPLL回路等によって位
相を検出する方法では、交流系統の異常により不平衡で
歪んだ3相波形になったとき、位相検出がかなり不正確
になったり、最悪の場合、位相検出不能になり、その信
号に基づく電力変換器の制御は不能になることがある
が、本実施例はこの不都合を解消する。また、系統電圧
を2相変換したデータを系統電圧の1周期間記憶してい
るため、瞬時の電圧変動ではフーリエ変換から検出され
た基本波成分は、瞬時に変動することがないので、ノイ
ズにも影響されない位相検出が可能になる。特に、3相
の内1線地落して電圧が零になっても、精度良く位相が
検出できるので、電力変換器を停止させることなく、安
定に運転を続行することができ、電力系統に電力変換器
が接続される直流送電装置、無効電力制御装置、周波数
変換装置の重要な課題の一つである無停止運転が可能と
なる。
【0022】図7は、本発明の他の実施例2を示すフー
リエ変換の構成図である。図7に示した番号は図5に示
したものと同じものの名称は省略する。29は第1のV
αsメモリ、30は第2のVαsメモリ、31は第3の
Vαsメモリ、32は第8の加算器、33は第9の加算
器である。また、34は第1のVβsメモリ、35は第
2のVβsメモリ、36は第3のVβsメモリ、37は
第10の加算器、38は第11の加算器である。本実施
例の特徴は、計算時間を短くして位相の精度を向上させ
ることにある。
【0022】図7において、27はα軸の基本波正弦振
幅Vαsと基本波余弦振幅Vαcを求めるα軸演算部あ
り、28はβ軸の基本波正弦振幅Vβsと基本波余弦振
幅Vβcを求めるβ軸演算部である。第1のメモリ6は
i個のメモリ容量を有する。正弦波テーブル12−1及
び余弦波テーブル13−1も同様i個のメモリ容量を有
し、1つのデータはθ=360度/iの間隔で計算され
た値が格納されている。α軸における動作をα軸演算部
27に関して説明する。第1のカウンタ2がカウントア
ップすると、第1の切替スイッチ4は進み、第1のメモ
リ6のデータを入れ替える。第1のメモリ6のデータ
は、第1のカウンタ2がカウントアップするたびにスイ
ッチが進み、順次入れ替えられる。まず、初期処理時の
動作を説明する。初期状態において電源が立ち上がって
充分時間の経過後において初期処理を行う。1サンプリ
ング時間内で3相電圧から2相電圧に変換されたVαi
から基本波正弦振幅Vαsを演算する動作は、まず、第
1の切替スイッチ4がi=0を選択して第1のメモリ6
に格納する。これを図7の斜線部分とする。この時第1
のメモリ6の値と正弦波テーブル12−1の同位相の斜
線の部分を乗算器14−1で乗算する。さらに、i=1
を選択し、それに相当した第1のメモリ6のデータと正
弦波テーブル12−1のデータ(斜線より1つ下のデー
タ)を選択して乗算する。同様に、第1のメモリ6の全
てのデータに関して乗算し、これら全ての乗算結果を第
1の加算器14−2で加え合わせてVαsを得る。
(7)式の実行に相当する。このデータの後の処理は図
5で説明した。この加算データVαsを第1のVαsメ
モリ29に格納する。同様に、1サンプリング時間内で
3相電圧から2相電圧に変換されたVαiからを基本波
余弦振幅Vαcを演算する動作は、第1の切替スイッチ
4がi=0を選択し、第1のメモリ6の値と余弦波テー
ブル13−1の同位相の斜線の部分を乗算器14−1で
乗算する。以下同様な処理により、加算データVαcを
得る。(8)式の実行に相当する。この加算データVα
cを第1のVαcメモリ34に格納する。同様に、1サ
ンプリング時間内で3相電圧から2相電圧に変換された
Vβiから基本波正弦振幅Vβsを演算し、また、基本
波余弦振幅Vβcを演算する処理はβ軸演算部28で行
う。この処理は、(9)式、(10)の実行に相当す
る。このように初期時は、全てのデータに関して乗算と
加算を行うため、時間がかかるが、初期ルーチンで行う
ので、制御性能には影響しない。そして、前記したよう
に(11)式、(12)式、(13)式、(14)式を
用いて電源位相θFを演算する。次に、定常運転時の説
明をする。1サンプリング時間内で3相電圧から2相電
圧に変換されたVαiから基本波正弦振幅Vαsを演算
する動作は、まず、第1の切替スイッチ4がi=0を選
択しているとき、新しいデータを入れ替える前に第1の
メモリ6の斜線の部分の電源電圧の1周期前のα軸2相
データVαiとその位相角に相当した正弦波テーブル1
2−1のデータを乗算器14−1で乗算し、その結果を
第2のVαsメモリ30に格納する。次に、今回検出し
てきたi=0n時の新しいα軸2相データVαiのデー
タを第1のメモリ6に前回のi=0n-1時のデータと入
れ替えて格納する。図7の斜線部分とする。この時、第
1のメモリ6の斜線部分の値と正弦波テーブル12−1
の同位相の斜線の部分を乗算器14−1で乗算する。そ
の単一乗算結果を第3のVαsメモリ31に格納する。
ここで、第1のVαsメモリ29には基本波正弦振幅V
αsの値が格納されている。この値から前回のVαsメ
モリ30の値を第8の加算器32で減算し、さらにその
結果と第3のVαsメモリ31のデータを第9の加算器
33で加算することで真の基本波正弦振幅Vαsを得
る。この今回算出した基本波正弦振幅Vαsを第1のV
αsメモリ29に格納し、1サンプリング内の一連の処
理を終了する。(7)式によるVαsを実現できる。す
なわち、この処理において、1サンプリング内で第1の
メモリと正弦波テーブルの乗算回数は2回で済むことに
なる。同様に、1サンプリング時間内で3相電圧から2
相電圧に変換されたVαiから基本波余弦振幅Vαcを
得る演算は、α軸の基本波余弦振幅Vαcに関して第1
のVαcメモリ34と第2のVαcメモリ35と第3の
Vαcメモリ36と第10の加算器37と第11の加算
器38で処理する。(8)式によるVαcを実現でき
る。また、β軸の基本波正弦振幅Vβsと基本波余弦振
幅Vβcの算出は、α軸演算部27と同様に、β軸演算
部28(回路の詳細構成はα軸演算部27と同じである
ので、省略)で実現できる。(9)式、(10)式によ
るVβs、Vβcを実現できる。
【0023】本実施例によれば、始動時に全サンプリン
グデータをもとにフーリエ演算して、α軸β軸の基本波
正弦振幅と基本波余弦振幅を記憶しておいて、定常運転
時に1サンプリング内では1周期前のサンプルしたα軸
β軸の2相電圧と正弦波テーブルと余弦波テーブルを用
いて単一の基本波正弦振幅と基本波余弦振幅計算と、今
回サンプルしたα軸β軸の2相電圧と正弦波テーブルと
余弦波テーブルを用いて単一の基本波正弦振幅と基本波
余弦振幅計算のみを行い、すでにフーリエ演算してある
基本波正弦振幅と基本波余弦振幅から加算と減算を行う
のみで位相角θFを計算できるので、演算時間を短縮で
きる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
系統の3相電源の電圧を2相のα電圧Vαとβ電圧Vβ
に変換し、これらをα軸の基本波正弦振幅Vαsと基本
波余弦振幅Vαc及びβ軸の基本波正弦振幅Vβsと基
本波余弦振幅Vβcにフーリエ変換し、さらに基本波成
分VFαとVFβに合成してから位相角θFを演算するの
で、系統の電源電圧に地落等の事故が発生しても、3相
の内どこかの相の電圧が残っていれば、位相θFを検出
できるので、この位相θFを基準に電力変換器の制御を
行うとき、非常に安定した信頼性のある制御ができる。
また、この位相θFに基づき電力変換器制御することに
より、電力変換器を停止させることなく、安定に運転を
続行でき、電力系統に電力変換器が接続される直流送電
装置、無効電力制御装置、周波数変換装置では重要な課
題の一つである無停止運転が可能となる。また、交流系
統の異常により不平衡電圧が発生したとき、フーリエ変
換法により正相分の絶対値を検出し、該絶対値に基づい
て電力変換器の電流指令を制御するので、変換器の過電
流を抑制することができるとともに、異常が解除されれ
ば、正常に運転復帰でき、電力系統に電力変換器が接続
される直流送電装置、無効電力制御装置、周波数変換装
置において電力系統の安定化を図ることができる。ま
た、本発明によれば、α座標基本波正弦振幅値Vαsと
α座標基本波余弦振幅値Vβcとβ座標基本波正弦振幅
値Vβsとβ座標基本波余弦振幅値Vβcから加減演算
してα座標正相分基本波振幅VFαとβ座標正相分基本
波振幅VFβを求め、この両者VFα,VFβの比から逆
正接演算tan-1して位相θFを求めるので、位相θFを
求めるための演算が簡略化され、2乗の演算や平方根の
演算を用いて位相θFを求めるに比し、演算時間が短縮
できるとともに高速制御が可能となる。また、この場
合、予めα座標正相分基本波振幅VFαとβ座標正相分
基本波振幅VFβからtan-1テーブル化し、このテー
ブルを引くことによって位相θFを求めると、更に演算
時間が短縮できるとともに高速制御が可能となる。さら
に、本発明によれば、電源の1周期のある2相電圧V
α、Vβからデータを間引いて抽出し、そのデータを基
にフーリエ変換するので、演算回数を少なくするととも
に位相の演算精度を向上させることができる。また、本
発明によれば、電源の1周期に渡ってサンプリング時間
毎に2相電圧Vα、Vβからデータをメモリに格納し、
電源立ち上げの初期時に1回、全てのデータを用いてフ
ーリエ変換して電源位相θFを求め、フーリエ変換した
α軸、β軸の基本波正弦振幅と基本波余弦振幅を記憶し
ておき、定常運転時には1サンプリング時間内で1周期
前に記憶した2相電圧Vα、Vβと正弦波、余弦波テー
ブルとから求めた単一基本波正弦振幅と基本波余弦振幅
を演算するとともに、今回求めた2相電圧Vα、Vβと
正弦波、余弦波テーブルとから求めた単一基本波正弦振
幅と基本波余弦振幅を演算しておき、すでに初期時に記
憶されているα軸、β軸の基本波正弦振幅と基本波余弦
振幅から1周期前の単一基本波正弦振幅と基本波余弦振
幅を減算し、さらに今回の単一基本波正弦振幅と基本波
余弦振幅を加算することにより、α軸、β軸の基本波正
弦振幅と基本波余弦振幅を求め、このデータを用いて位
相θFを求めるので、演算時間が短縮され、制御性能を
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電力変換装置の構成図
である。
【図2】本発明の特徴部を示す図1の電圧位相角検出器
の構成図である。
【図3】本発明の他の実施例1の構成図である。
【図4】本発明の動作を説明するに用いた図2、図3の
ベクトル図である。
【図5】本発明の図3の詳細を説明する図である。
【図6】本発明の動作を説明するタイムチャートであ
る。
【図7】本発明の他の実施例2の構成図である。
【符号の説明】
118 位相角検出器 119 系統電圧3/2相電圧変換器 120 正相電圧演算回路 121 位相演算回路 1 サンプリングタイマ 2 第1のカウンタ 3 第2のカウンタ 4 第1の切替スイッチ 5 第2の切替スイッチ 6 第1のメモリ 7 第2のメモリ 8 第3の切替スイッチ 9 第4の切替スイッチ 10 第3のメモリ 11 第4のメモリ11 12 正弦波テーブル 13 余弦波テーブル 14 第1の積和演算器 15 第2の積和演算器 16 第3の積和演算器 17 第4の積和演算器 18 第5の加算器 19 第6の加算器 20 第1の2乗器 21 第2の2乗器 22 第7の加算器 23 絶対値演算器 24 第1の除算器 25 第2の除算器 26 位相演算器 27 α軸演算部 28 β軸演算部 29 第1のVαsメモリ 30 第2のVαsメモリ 31 第3のVαsメモリ 32 第8の加算器 33 第9の加算器 34 第1のVβsメモリ 35 第2のVβsメモリ 36 第3のVβsメモリ 37 第10の加算器 38 第11の加算器 51 α座標基本波正弦振幅回路 52 α座標基本波余弦振幅回路 53 β座標基本波正弦振幅回路 54 β座標基本波余弦振幅演算回路 55 除算器 56 逆正接演算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古関 庄一郎 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3相交流電源の電圧位相に基づいて交流
    電源の交流電力を直流電力に変換する電力変換装置にお
    いて、前記交流電源の3相分の電圧から3相2相変換し
    て2相の電圧を得る手段と、前記2相電圧をそれぞれフ
    ーリエ変換して基本波正相分を抽出する手段と、前記基
    本波正相分から正相分位相を検出する手段を備え、前記
    正相分位相を前記3相交流電源の電圧位相とすることを
    特徴とする電力変換装置。
  2. 【請求項2】 3相交流電源の電圧位相に基ずいて交流
    電源の交流電力を直流電力に変換する電力変換装置にお
    いて、前記交流電源の3相分の電圧から3相2相変換し
    て2相のα電圧とβ電圧を得る手段と、前記2相のα電
    圧とβ電圧からα座標基本波正弦振幅とα座標基本波余
    弦振幅とβ座標基本波正弦振幅とβ座標基本波余弦振幅
    を演算し、前記4つの基本波振幅演算結果からα座標正
    相分基本波振幅とβ座標正相分基本波振幅を合成する手
    段と、前記α座標正相分基本波振幅とβ座標正相分基本
    波振幅を除算し、除算結果から逆正接演算して正相分位
    相を検出する手段を備えることを特徴とする電力変換装
    置。
  3. 【請求項3】 3相交流電源の電圧位相に基づいて交流
    電源の交流電力を直流電力に変換する電力変換装置にお
    いて、前記交流電源の3相分の電圧から3相2相変換し
    て2相のα電圧とβ電圧を得る手段と、該2相のα電圧
    とβ電圧を前記交流電源の1周期間にわたりサンプリン
    グ毎に記憶するメモリと、この値と正弦波及び余弦波テ
    −ブルとを順次積和してα座標基本波正弦振幅、α座標
    基本波余弦振幅、β座標基本波正弦振幅及びβ座標基本
    波余弦振幅を求める手段と、これらを加算減算してα座
    標正相分基本波振幅とβ座標正相分基本波振幅を求める
    手段と、該α座標正相分基本波振幅とβ座標正相分基本
    波振幅を除算し、除算結果から逆正接演算して正相分位
    相を検出する手段を備えることを特徴とする電力変換装
    置。
  4. 【請求項4】 3相交流電源の電圧位相に基づいて交流
    電源の交流電力を直流電力に変換する電力変換装置にお
    いて、前記交流電源の3相分の電圧から3相2相変換し
    て2相のα電圧とβ電圧を得る手段と、サンプリングタ
    イマに基づいてサンプリング毎に第1のカウンタを起動
    し、該サンプリング毎に前記それぞれの電圧を記憶する
    第1のメモリ及び第2のメモリと、1回のサンプリング
    内でカウントアップを完了する第2のカウンタに従い第
    1のメモリ及び第2のメモリからデータを間引びいて、
    該間引びかれたデータを格納する第3のメモリ及び第4
    のメモリと、正弦波テーブル及び余弦波テーブルと、該
    第3のメモリと正弦波テーブル及び余弦波テーブルとか
    らα座標基本波正弦振幅とα座標基本波余弦振幅を得る
    手段と、該第4のメモリと正弦波テーブル及び余弦波テ
    ーブルとからβ座標基本波正弦振幅とβ座標基本波余弦
    振幅を得る手段と、前記4つの基本波振幅からα座標正
    相分基本波振幅とβ座標正相分基本波振幅を合成する手
    段と、該α座標正相分基本波振幅とβ座標正相分基本波
    振幅を除算し、逆正接演算して正相分位相を検出する手
    段を備えることを特徴とする電力変換装置。
  5. 【請求項5】 3相交流電源の電圧位相に基づいて交流
    電源の交流電力を直流電力に変換する電力変換装置にお
    いて、前記交流電源の3相分の電圧から3相2相変換し
    て2相のα電圧とβ電圧を得る手段と、それぞれの電圧
    をサンプリングタイマに基づいてサンプリング毎に記憶
    する第1のメモリ及び第2のメモリと、サンプリング毎
    に第1のカウンタを起動し、前記第1のメモリと第2の
    メモリの記憶場所を切り替える第1の切替スイッチ及び
    第2の切替スイッチと、1回のサンプリング内でカウン
    トアップを完了する第2のカウンタと、第2のカウンタ
    に従い第1のメモリ及び第2のメモリからデータを間引
    びいて抽出するための第3の切替スイッチ及び第4の切
    替スイッチと、間引びかれたデータを格納する第3のメ
    モリ及び第4のメモリと、正弦波テーブル及び余弦波テ
    ーブルと、該第3のメモリと正弦波テーブル及び余弦波
    テーブルとをそれぞれ乗算し、加算してα座標基本波正
    弦振幅とα座標基本波余弦振幅を得る手段と、該第4の
    メモリと正弦波テーブル及び余弦波テーブルとをそれぞ
    れ乗算し、加算してβ座標基本波正弦振幅とβ座標基本
    波余弦振幅を得る手段と、該乗算、加算した結果からα
    座標正相分基本波振幅とβ座標正相分基本波振幅を合成
    する手段と、前記α座標正相分基本波振幅とβ座標正相
    分基本波振幅を除算し、除算結果から逆正接演算して正
    相分位相を検出する手段を備えることを特徴とする電力
    変換装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5において、第3
    のメモリ及び第4のメモリ容量を第1のメモリと第2の
    メモリ容量に対し、整数分の1とし、第3のメモリ及び
    第4のメモリ容量と正弦波テーブル及び余弦波テーブル
    の容量を等しくすることを特徴とする電力変換装置。
  7. 【請求項7】 請求項4または請求項5において、α座
    標正相分基本波振幅とβ座標正相分基本波振幅をそれぞ
    れ2乗し、加え合わせ、平方根演算して正相分基本波振
    幅絶対値を得、β座標正相分基本波振幅を正相分基本波
    振幅絶対値で除算した結果を3相交流電源の電圧位相の
    正弦成分波形とし、α座標正相分基本波振幅を正相分基
    本波振幅絶対値で除算した結果を3相交流電源の電圧位
    相の余弦成分波形とすることを特徴とする電力変換装
    置。
  8. 【請求項8】 3相交流電源の電圧位相に基づいて交流
    電源の交流電力を直流電力に変換する電力変換装置にお
    いて、前記交流電源の3相分の電圧から3相2相変換し
    て2相のα電圧とβ電圧を得る手段と、それぞれの電圧
    をサンプリングタイマに基づいてサンプリング毎に記憶
    する第1のメモリ及び第2のメモリと、正弦波テーブル
    及び余弦波テーブルと、電源立ち上げ時の初期時は、該
    第1のメモリと正弦波テーブル及び余弦波テーブルとを
    それぞれ乗算し、加算してα座標基本波正弦振幅とα座
    標基本波余弦振幅を得、該第2のメモリと正弦波テーブ
    ル及び余弦波テーブルとをそれぞれ乗算し、加算してβ
    座標基本波正弦振幅とβ座標基本波余弦振幅を得るとと
    もに、前記α座標基本波正弦振幅とα座標基本波余弦振
    幅とβ座標基本波正弦振幅とβ座標基本波余弦振幅を記
    憶し、定常運転時は、1回のサンプリグで3相交流電源
    から3相2相変換された電圧の1周期前の値とその時点
    の正弦波テーブル及び余弦波テーブルとをそれぞれ乗算
    した値と、一番新しい3相2相変換された電圧の値とそ
    の時点の正弦波テーブル及び余弦波テーブルとをそれぞ
    れ乗算した値を得、前記既に記憶されたα座標基本波正
    弦振幅とα座標基本波余弦振幅とβ座標基本波正弦振幅
    とβ座標基本波余弦振幅から前記1周期前の電圧の値と
    その時点の正弦波テーブル及び余弦波テーブルとをそれ
    ぞれ乗算した値を減算するとともに、前記一番新しい電
    圧の値とその時点の正弦波テーブル及び余弦波テーブル
    とをそれぞれ乗算した値を加算して、α座標基本波正弦
    振幅とα座標基本波余弦振幅とβ座標基本波正弦振幅と
    β座標基本波余弦振幅とする手段を備えることを特徴と
    する電力変換装置。
JP08877095A 1995-03-22 1995-03-22 電力変換装置 Expired - Fee Related JP3205855B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08877095A JP3205855B2 (ja) 1995-03-22 1995-03-22 電力変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08877095A JP3205855B2 (ja) 1995-03-22 1995-03-22 電力変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08266058A true JPH08266058A (ja) 1996-10-11
JP3205855B2 JP3205855B2 (ja) 2001-09-04

Family

ID=13952100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08877095A Expired - Fee Related JP3205855B2 (ja) 1995-03-22 1995-03-22 電力変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3205855B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006207590A (ja) * 2005-01-28 2006-08-10 General Electric Co <Ge> 圧縮機タービンモータトレーンのための制御システム及び制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006207590A (ja) * 2005-01-28 2006-08-10 General Electric Co <Ge> 圧縮機タービンモータトレーンのための制御システム及び制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3205855B2 (ja) 2001-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3338159B2 (ja) 振幅・位相検出装置
US20060215429A1 (en) Power inverter system and method of correcting supply voltage of the same
JP3324249B2 (ja) 電力変換装置
JP5055184B2 (ja) 電力変換装置およびその高調波電流抑制方法
EP0456132B1 (en) System for determining an alternating voltage and/or current
CN112526208A (zh) 一种基于高耦合度迭代模型的电能质量测量系统及方法
JP3205855B2 (ja) 電力変換装置
Chattopadhyay et al. A voltage-sensorless control method to balance the input currents of a three-wire boost rectifier under unbalanced input voltages condition
JP7051033B1 (ja) 電力変換装置及び制御装置
JPH10234135A (ja) 電力変換装置
JP3266966B2 (ja) 三相電気量の正相/逆相成分検出回路
JP3336586B2 (ja) 電力変換装置
JP2646845B2 (ja) 自動同期投入装置
JP4107570B2 (ja) 自励式変換器の制御方式
JPH09331699A (ja) 交流励磁型発電電動装置
JPH0775342A (ja) 電力変換装置
JP3191652B2 (ja) 電力変換装置
JP3632451B2 (ja) 周波数検出装置
JPH02213770A (ja) 三相電圧電流実効値および三相有効無効電力の演算方法
JP2774246B2 (ja) 電流形コンバータの制御装置
JP3505626B2 (ja) 電力変換装置と電力変換器の制御装置
KR100266403B1 (ko) 3상 인버터의 출력전압 제어장치
Zuniga et al. Adaptive notch filter-based abc–dq–abc transformation
KR0167211B1 (ko) 삼상 인버터 전압제어장치 및 제어방법
JP3170119B2 (ja) 電力変換装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070706

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080706

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080706

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090706

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090706

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100706

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100706

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110706

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110706

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120706

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130706

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees