JPH08265539A - ファクシミリ装置の制御方法 - Google Patents

ファクシミリ装置の制御方法

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JPH08265539A
JPH08265539A JP7153783A JP15378395A JPH08265539A JP H08265539 A JPH08265539 A JP H08265539A JP 7153783 A JP7153783 A JP 7153783A JP 15378395 A JP15378395 A JP 15378395A JP H08265539 A JPH08265539 A JP H08265539A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特定の相手端末との間でデータ伝送が行えな
いような事態、あるいは、特定の伝送モードのデータ伝
送が頻繁にエラーするような事態を早期に発見して、フ
ァクシミリ装置の運用性を向上できるファクシミリ装置
の制御方法を提供することを目的としている。 【効果】 特定の伝送モードのみの送信異常等を、ユー
ザは早期に発見することができ、それによって、ファク
シミリ装置の可用性が向上するとともに、ファクシミリ
装置の保守性が向上するという効果を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誤り訂正しながらデー
タ伝送するECMモードと、誤り訂正せずに画情報伝送
する非ECMモードの2つの伝送モードを含む複数の伝
送モードを備えたファクシミリ装置の制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、グループ3ファクシミリ装置に
おけるファクシミリ通信機能は、基本的には、画情報を
送受信するためのものであり、その画情報の送受信をよ
り確実にするために、誤り訂正モード(いわゆる、EC
Mモード)の伝送モードが設けられている。
【0003】このECMモードでは、送信する画情報を
所定サイズのフレームに分割した状態で受信端末に送信
し、受信端末では、受信した画情報のフレーム単位にエ
ラー発生の有無を送信端末に通知し、送信端末では、受
信端末から通知されたエラー発生フレームの画情報を再
度受信端末に送信し、以上の動作を繰り返し行うこと
で、受信端末で誤りのない画情報を得られるようにして
いる。
【0004】また、近年、そのECMモードの伝送機能
を利用して、文字コードデータと画像データが混在した
態様のミックスデータの伝送モード(いわゆる、ミック
ス伝送モード)、あるいは、データファイルなどのバイ
ナリファイルの伝送モード(いわゆる、バイナリ伝送モ
ード)なども、ファクシミリ通信機能で利用できるよう
になってきている。とくに、バイナリ伝送モードは、P
STNを利用してデータを伝送するいわゆるファクシミ
リモデムを備えたパーソナルコンピュータ、あるいは、
ファクシミリ装置と接続してPSTNを利用したデータ
伝送を行うパーソナルコンピュータ等において、既存の
資源を用いた伝送モードとして、利用される可能性が大
きい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようにして、ファ
クシミリ通信機能に、従来からの基本的な画情報伝送以
外のデータ伝送機能が盛り込まれるようになったため
に、単体のグループ3ファクシミリ装置が、単体のグル
ープ3ファクシミリ装置以外のいろいろな種類の端末と
データ伝送する可能性が増えてきている。
【0006】そのために、伝送機能の微妙な相違から、
特定の相手端末との間でデータ伝送が行えないような事
態を生じたり、あるいは、特定の伝送モードのデータ伝
送が行えないような事態を生じるおそれがある。
【0007】本発明は、かかる実状に鑑みてなされたも
のであり、特定の相手端末との間でデータ伝送が行えな
いような事態、あるいは、特定の伝送モードのデータ伝
送が頻繁にエラーするような事態を早期に発見して、フ
ァクシミリ装置の運用性を向上できるファクシミリ装置
の制御方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、誤り訂正しな
がらデータ伝送するECMモードと、誤り訂正せずに画
情報伝送する非ECMモードの2つの伝送モードを含む
複数の伝送モードを備えたファクシミリ装置の制御方法
において、送信動作終了後、その送信動作がおのおのの
伝送モードに所定の1通信単位以上のデータを正常送信
しない状態でエラー終了しているときには、そのときの
送信動作で適用した伝送モード毎にそのエラー終了回数
を計数して記憶するようにしたものである。
【0009】また、誤り訂正しながらデータ伝送するE
CMモードと、誤り訂正せずに画情報伝送する非ECM
モードの2つの伝送モードを含む複数の伝送モードを備
えたファクシミリ装置の制御方法において、送信動作終
了後、その送信動作がおのおのの伝送モードに所定の1
通信単位以上のデータを正常送信しない状態でエラー終
了しているときには、そのときの送信動作で適用した伝
送モード毎にそのエラー終了回数を計数して記憶すると
ともに、ユーザからの要求により、上記記憶している伝
送モード毎のエラー終了回数を一覧表示するようにした
ものである。
【0010】また、誤り訂正しながらデータ伝送するE
CMモードと、誤り訂正せずに画情報伝送する非ECM
モードの2つの伝送モードを含む複数の伝送モードを備
えたファクシミリ装置の制御方法において、送信動作終
了後、その送信動作がおのおのの伝送モードに所定の1
通信単位以上のデータを正常送信しない状態でエラー終
了しているときは、そのときの送信動作で適用した伝送
モード毎にそのエラー終了回数を計数して記憶する一
方、上記記憶しているエラー終了回数が所定値以上にな
っている伝送モードについては、それ以降、送信動作を
禁止するようにしたものである。
【0011】また、誤り訂正しながらデータ伝送するE
CMモードと、誤り訂正せずに画情報伝送する非ECM
モードの2つの伝送モードを含む複数の伝送モードを備
えたファクシミリ装置の制御方法において、送信動作終
了後、その送信動作がおのおのの伝送モードに所定の1
通信単位以上のデータを正常送信しない状態でエラー終
了しているときは、そのときの送信動作で適用した伝送
モード毎にそのエラー終了回数を計数して記憶するとと
もに、そのときの相手端末識別情報を記憶する一方、上
記記憶しているエラー終了回数が第1の所定値以上にな
っており、かつ、上記記憶している相手端末識別情報の
数が第2の所定値以上になっている伝送モードについて
は、それ以降、送信動作を禁止するようにしたものであ
る。
【0012】また、 誤り訂正しながらデータ伝送する
ECMモードと、誤り訂正せずに画情報伝送する非EC
Mモードの2つの伝送モードを含む複数の伝送モードを
備えたファクシミリ装置の制御方法において、送信動作
終了後、その送信動作がおのおのの伝送モードに所定の
1通信単位以上のデータを正常送信しない状態でエラー
終了しているときは、そのときの送信動作で適用した伝
送モード毎にそのエラー終了回数を計数して記憶すると
ともに、そのときの相手端末識別情報を記憶する一方、
上記記憶しているエラー終了回数が第1の所定値以上に
なっており、かつ、上記記憶している相手端末識別情報
の数が第2の所定値以上になっている伝送モードについ
ては、それ以降、その伝送モードが指定されると、その
伝送モード以外の伝送モードに使用する伝送モードを変
更し、その変更後の伝送モードで送信動作するようにし
たものである。
【0013】また、前記記憶しているエラー終了回数が
前記第1の所定値以上になっており、かつ、前記記憶し
ている相手端末識別情報の数が前記第2の所定値以上に
なっている伝送モードがあるときには、当該伝送モード
についての障害の発生を通知するためのメッセージを出
力するようにするとよい。
【0014】また、誤り訂正しながらデータ伝送するE
CMモードと、誤り訂正せずに画情報伝送する非ECM
モードの2つの伝送モードを備えたファクシミリ装置の
制御方法において、送信動作終了後、その送信動作がお
のおのの伝送モードに所定の1通信単位以上のデータを
正常送信しない状態でエラー終了しているときは、その
ときの送信動作で適用した伝送モード毎にそのエラー終
了回数を計数して記憶するとともに、そのときの相手端
末識別情報を記憶する一方、上記記憶しているエラー終
了回数が第1の所定値以上になっており、かつ、上記記
憶している相手端末識別情報の数が第2の所定値以上に
なっている伝送モードについては、その伝送モードがE
CMモードである場合には、それ以降、ECMモードが
指定されると非ECMモードの送信動作を行うととも
に、その伝送モードが非ECMモードである場合には、
送信動作を行えない旨をあらわす障害通知メッセージを
出力するようにしたものである。
【0015】
【作用】したがって、特定の伝送モードのみの送信異常
等を、ユーザは早期に発見することができ、それによ
り、ファクシミリ装置の可用性が向上するとともに、フ
ァクシミリ装置の保守性が向上する。
【0016】また、正常に実行できないであろう送信動
作を、未然に禁止するようにしているので、無駄な送信
動作を繰り返すことでこうむる無駄な課金の発生を抑制
することができる。
【0017】また、特定の相手端末との間で、送信動作
が正常に行えないような事態が発生するとき、かかる送
信動作を未然に禁止するようにしているので、無駄な送
信動作を繰り返すことでこうむる無駄な課金の発生を抑
制することができる。
【0018】また、いずれかの伝送モードが使用できな
いような事態が発生したとき、それ以外の伝送モードで
データ伝送を行うことができるので、ファクシミリ装置
の可用性が向上する。
【0019】また、いずれかの伝送モードが使用できな
いような事態が発生したとき、かかる旨をメッセージ出
力してユーザに通知するので、ユーザは、かかる事態を
早期に発見することができ、例えば、ファクシミリ装置
の送信異常の状態が長く継続するような事態を回避する
ことができる。
【0020】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の一実施例にかかるグルー
プ3ファクシミリ装置を示している。
【0022】同図において、システム制御部1は、この
ファクシミリ装置の各部の制御処理、および、ファクシ
ミリ伝送制御手順処理を行うものであり、システムメモ
リ2は、システム制御部1が実行する制御処理プログラ
ム、および、処理プログラムを実行するときに必要な各
種データなどを記憶するとともに、システム制御部1の
ワークエリアを構成し、さらに、このグループ3ファク
シミリ装置に固有な各種の情報を記憶するためのもので
ある。
【0023】スキャナ3は、所定の解像度で原稿画像を
読み取るためのものであり、プロッタ4は、所定の解像
度で画像を記録出力するためのものであり、画像処理メ
モリ5は、通常モードの通信時のFIFOバッファ、E
CM(誤り訂正モード)モードの通信時のECMバッフ
ァ、および、ライン単位に生の画像データを蓄積するた
めのラインバッファなどを構成するものであり、操作表
示部6は、このファクシミリ装置を操作するためのもの
で、各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
【0024】符号化復号化部7は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置8は、
符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのも
のである。
【0025】音声制御部9は、音声メッセージの再生な
どを行うものであり、音声メモリ10は、音声制御部9
が再生する音声メッセージデータを多数記憶するための
ものであり、モニタースピーカー11は、音声制御部9
から再生された音声メッセージを自端末側のユーザに通
知するためのものである。
【0026】グループ3ファクシミリモデム12は、グ
ループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデ
ム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をや
りとりするための高速モデム機能(V.17モデム、
V.33モデム、V.29モデム、V.27terモデ
ムなど)を備えている。
【0027】網制御装置13は、このファクシミリ装置
を公衆電話回線網に接続するためのものであり、自動発
着信機能を備えている。
【0028】これらの、システム制御部1、システムメ
モリ2、スキャナ3、プロッタ4、画像処理メモリ5、
操作表示部6、符号化復号化部7、画像蓄積装置8、音
声制御部9、グループ3ファクシミリモデム12、およ
び、網制御装置13は、内部バス14に接続されてお
り、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主とし
てこの内部バス14を介して行われている。
【0029】また、網制御装置13とグループ3ファク
シミリモデム2との間のデータのやりとりは、直接行な
われている。また、音声制御部9が再生した音声メッセ
ージは、網制御装置13を介して、相手端末にも送出さ
れる。音声制御部9は、音声メッセージの送出先とし
て、モニタースピーカー11または網制御装置13のい
ずれかを選択することができる。また、その選択は、シ
ステム制御部1から指示される。
【0030】また、このグループ3ファクシミリ装置で
は、図2(a)に示すように、システムメモリ2の所定
領域には、ECMモードでの不達(送信エラー)の発生
回数を記憶するためのECM不達カウンタ(CEE)、
および、非ECMモードでの不達の発生回数を記憶する
ための非ECM不達カウンタ(CNE)が設けられてい
るとともに、エラー発生を画情報メッセージで通知する
宛先であるサポートFAXの電話番号をあらわすサポー
トFAX番号、不達発生を音声メッセージで通知する宛
先であるサポート宛先をあらわすサポート電話番号、お
よび、自端末の電話番号をあらわす自端末電話番号がそ
れぞれ記憶されている。
【0031】ここで、「不達」とは、相手端末に対し
て、おのおのの伝送モードに設定されている1通信単位
分以上のデータを送信できなかったような通信エラーを
いう(以下同じ)。
【0032】また、同図(b)に示すように、音声メモ
リ10には、サポート要求を通知するためのサポートコ
ールメッセージのデータ(サポートコールメッセージデ
ータ)、および、電話番号の各桁の数字の音声を発生す
るための「0」〜「9」の音声データが記憶されてい
る。また、サポートコールメッセージとしては、例え
ば、「ECMモードで連続して不達になっています。サ
ービスマンにご連絡ください。」(ECMモードの場
合)、あるいは、「非ECMモードで連続して不達にな
っています。サービスマンにご連絡ください。」(非E
CMモードの場合)など、伝送モード毎に異なるメッセ
ージを用いることができる。
【0033】以上の構成で、宛先が指定された状態で、
画情報送信の開始が指令されると、システム制御部1
は、図3に示した処理を行う。
【0034】すなわち、まず、指定された宛先を発呼し
(処理101)、所定の伝送前手順を実行し(処理10
2)、そのときに使用する伝送機能などを設定して、そ
の設定内容を相手端末に通知する。
【0035】次いで、そのときに設定したモデム速度で
のモデムトレーニング手順を実行して(処理103)、
その通信で使用するモデム速度を決定し、指定された画
情報を送信する送信手順を実行する(処理104)。こ
こで、この送信手順には、非ECMモードの画情報送信
手順、ECMモードの画情報送信手順、上述したミック
ス伝送モードの送信手順、および、上述したバイナリ伝
送モードの送信手順を含む。
【0036】画情報送信を終了すると、所定の伝送後手
順を実行した後に(処理105)、回線を復旧して(処
理106)、一連の送信動作を終了する。
【0037】このようにして、画情報の送信動作を終了
すると、次に、システム制御部1は、図4に示したよう
な処理を実行する。
【0037】まず、そのときに終了した送信動作が、正
常終了しているかどうかを調べる(判断201)。判断
201の結果がNOになるときには、1ページも正常な
データを送信できなかった状態であるかどうかを調べる
(判断202)。ここで、1ページとは、そのときの伝
送モードにおける1通信単位分のデータ量をあらわす。
【0038】判断202の結果がYESになるときに
は、そのときの伝送モードがECMモード(ミックス伝
送モードおよびバイナリ伝送モードを含む)であるかど
うかを調べ(判断203)、判断203の結果がYES
になるときには、システムメモリ2に記憶しているEC
M不達カウンタCEEの値を1つ増やし(処理20
4)、判断203の結果がNOになるときには、システ
ムメモリに記憶している非ECM不達カウンタCNEの
値を1つ増やす(処理205)。
【0039】また、そのときに終了した送信動作が正常
終了している場合で判断201の結果がYESになると
き、および、送信動作がエラー終了したが1通信単位以
上のデータを正常に送信できた場合で判断202の結果
がNOになるときには、カウンタCEE,CNEの値を
更新せずに、この動作を終了する。
【0040】また、ユーザ(サービスマン等)が、不達
の確認をするために、所定の表示操作を行うと、システ
ム制御部1は、図5に示すような処理を実行する。
【0041】すなわち、システム制御部1は、システム
メモリ2からECM不達カウンタCEEおよび非ECM
不達カウンタCNEの値を読み出し(処理301)、図
6に示すような不達計数結果表示を操作表示部6に表示
出力し、ユーザが所定の終了操作するまでその表示を継
続する(処理302、判断303のNOループ)。
【0042】ユーザが所定の終了操作をして、判断30
3の結果がYESになると、1ページ目受信不可結果表
示を終了し(処理304)、この動作を終了する。
【0043】このようにして、本実施例では、1ページ
(1通信単位)もデータを送信できなかった場合、EC
Mモード時と非ECMモード時とでそれぞれ異なるEC
M不達カウンタCEEおよび非ECM不達カウンタCN
Eをカウントアップして、ユーザからの要求によりそれ
らのECM不達カウンタCEEおよび非ECM不達カウ
ンタCNEを表示するようにしているので、ユーザは、
特定の伝送モードの送信異常を早期に発見することがで
き、それにより、ファクシミリ装置の可用性が向上す
る。
【0044】図7は、本発明の他の実施例にかかる送信
終了後の処理例を示している。
【0045】まず、そのときに終了した送信動作が、正
常終了しているかどうかを調べる(判断401)。判断
401の結果がNOになるときには、1ページも正常な
データを送信できなかった状態であるかどうかを調べる
(判断402)。ここで、1ページとは、そのときの伝
送モードにおける1通信単位のデータをあらわす。
【0046】判断402の結果がYESになるときに
は、そのときの伝送モードがECMモード(ミックス伝
送モードおよびバイナリ伝送モードを含む)であるかど
うかを調べ(判断403)、判断403の結果がYES
になるときには、システムメモリ2に記憶しているEC
M不達カウンタCEEの値を1つ増やし(処理40
4)、そのECM不達カウンタCEEの値が、所定値K
A以上になっているかどうかを調べる(判断405)。
【0047】判断405の結果がYESになるときに
は、ECMモードでの送信動作を禁止することを記憶す
るためのフラグFENをセットし(処理406)、判断
405の結果がNOになるときには、フラグFENおよ
び非ECMモードでの送信動作を禁止することを記憶す
るためのフラグFNNをクリアして(処理407)、こ
の動作を終了する。
【0048】また、判断403の結果がNOになるとき
には、システムメモリに記憶している非ECM不達カウ
ンタCNEの値を1つ増やし(処理408)、その非E
CM不達カウンタCNEの値が、所定値KB以上になっ
ているかどうかを調べる(判断409)。
【0049】判断409の結果がYESになるときに
は、フラグFNNをセットし(処理410)、判断40
9の結果がNOになるときには、フラグFENおよびフ
ラグFNNをクリアして(処理411)、この動作を終
了する。
【0050】また、そのときに終了した送信動作が正常
終了している場合で判断401の結果がYESになると
き、および、送信動作がエラー終了したが1通信単位以
上のデータを正常に送信できた場合で判断402の結果
がNOになるときには、その時点で、即この処理を終了
する。
【0051】なお、所定値KA,KBは、それぞれあら
かじめシステムメモリ2のROM(リード・オンリ・メ
モリ)領域(図示略)に固定的に記憶してもよいし、シ
ステムメモリ2のSRAM領域などの書き換え可能な領
域に記憶するようにしてもよい。
【0052】この場合の送信時の処理例を図8に示す。
【0053】すなわち、まず、ユーザから指定された送
信動作の送信モードを、その送信モードの種類や送信デ
ータの種類などに基づいて判定し(処理501)、その
判定した送信モードがECMモード(ミックス伝送モー
ドおよびバイナリ伝送モードを含む)であるかどうかを
調べる(判断502)。
【0054】判断502の結果がYESになるときに
は、フラグFENがセットされているかどうかを調べ
(判断503)、判断503の結果がYESになるとき
には、そのときに指定された送信動作を正常に行えない
状態なので、送信中止して(処理504)、そのときの
送信動作をエラー終了する。
【0055】また、フラグFENがセットされていない
場合で、判断503の結果がNOになるときには、指定
された宛先を発呼し(処理505)、所定の伝送前手順
を実行し(処理506)、そのときに使用する伝送機能
などを設定して、その設定内容を相手端末に通知する。
【0056】次いで、そのときに設定したモデム速度で
のモデムトレーニング手順を実行して(処理507)、
その通信で使用するモデム速度を決定し、指定された画
情報を送信する送信手順を実行する(処理508)。こ
こで、この送信手順には、非ECMモードの画情報送信
手順、ECMモードの画情報送信手順、上述したミック
ス伝送モードの送信手順、および、上述したバイナリ伝
送モードの送信手順を含む。
【0057】画情報送信を終了すると、所定の伝送後手
順を実行した後に(処理509)、回線を復旧して(処
理510)、一連の送信動作を終了する。
【0058】また、そのときに判定した送信モードが非
ECMモードの場合で判断502の結果がNOになると
きには、フラグFNNがセットされているかどうかを調
べる(判断511)。判断511の結果がYESになる
ときには、そのときに指定された送信動作を正常に行え
ない状態なので、処理504に移行して、送信動作を中
止し、判断511の結果がNOになるときには、処理5
05に移行し、指定された送信動作を行う。
【0059】このようにして、本実施例では、ECMモ
ードと非ECMモードでそれぞれ1ページも送信できな
い送信動作が所定回数繰り返されると、それ以降、EC
Mモードおよび非ECMモードでの送信動作を禁止する
ようにしているので、無駄な送信動作が繰り返されるよ
うな事態を回避できる。
【0060】図9は、本発明のさらに他の実施例にかか
るシステムメモリ2の記憶内容の一例を示している。こ
の場合、システムメモリ2の所定領域には、ECMモー
ドでの不達の発生回数を記憶するためのECM不達カウ
ンタ(CEE)、非ECMモードでの不達の発生回数を
記憶するための非ECM不達カウンタ(CNE)、エラ
ー発生を画情報メッセージで通知する宛先であるサポー
トFAXの電話番号をあらわすサポートFAX番号、エ
ラー発生を音声メッセージで通知する宛先であるサポー
ト宛先をあらわすサポート電話番号、自端末の電話番号
をあらわす自端末電話番号がそれぞれ記憶されていると
ともに、ECMモード(ミックス伝送モードおよびバイ
ナリ伝送モードを含む)で不達を発生した相手先を記憶
するためのECM不達宛先テーブル、および、非ECM
モードで不達を発生した相手先を記憶するための非EC
M不達宛先テーブルが設けられている。
【0061】この場合の送信終了後に行う処理の一例を
図10および図11に示す。
【0062】まず、そのときに終了した送信動作が、正
常終了しているかどうかを調べる(判断601)。判断
601の結果がNOになるときには、1ページも正常な
データを送信できなかった状態であるかどうかを調べる
(判断602)。ここで、1ページとは、そのときの伝
送モードにおける1通信単位のデータをあらわす。
【0063】判断602の結果がYESになるときに
は、そのときの伝送モードがECMモード(ミックス伝
送モードおよびバイナリ伝送モードを含む)であるかど
うかを調べ(判断603)、判断603の結果がYES
になるときには、そのときの相手端末(宛先)の識別情
報を、システムメモリ2のECM不達宛先テーブルに追
加し(処理604)、システムメモリ2に記憶している
ECM不達カウンタCEEの値を1つ増やし(処理60
5)、そのECM不達カウンタCEEの値が、所定値K
A以上になっているかどうかを調べる(判断606)。
【0064】判断605の結果がYESになるときに
は、そのときのECM不達宛先テーブルに記憶されてい
る宛先数CAを計数し(処理607)、その計数した宛
先数CAの値が所定値KC以上になっているかどうかを
調べる(判断608)。判断608の結果がYESにな
るときには、ECMモードでの送信動作を禁止すること
を記憶するためのフラグFENをセットし(処理60
9)、判断608の結果がNOになるときには、フラグ
FENおよび非ECMモードでの送信動作を禁止するこ
とを記憶するためのフラグFNNをクリアして(処理6
10)、この動作を終了する。
【0065】また、判断603の結果がNOになるとき
には、そのときの相手端末(宛先)の識別情報を、シス
テムメモリ2の非ECM不達宛先テーブルに追加し(処
理611)、システムメモリ2に記憶している非ECM
不達カウンタCNEの値を1つ増やし(処理612)、
その非ECM不達カウンタCNEの値が、所定値KD以
上になっているかどうかを調べる(判断613)。
【0066】判断613の結果がYESになるときに
は、そのときの非ECM不達宛先テーブルに記憶されて
いる宛先数CBを計数し(処理614)、その計数した
宛先数CBの値が所定値KD以上になっているかどうか
を調べる(判断615)。判断615の結果がYESに
なるときには、ECMモードでの送信動作を禁止するこ
とを記憶するためのフラグFENをセットし(処理61
6)、判断615の結果がNOになるときには、フラグ
FENおよび非ECMモードでの送信動作を禁止するこ
とを記憶するためのフラグFNNをクリアして(処理6
17)、この動作を終了する。
【0067】また、そのときに終了した送信動作が正常
終了している場合で判断601の結果がYESになると
き、および、送信動作がエラー終了したが1通信単位以
上のデータを正常に送信できた場合で判断602の結果
がNOになるときには、その時点で、この処理を終了す
る。
【0068】なお、所定値KA,KB,KC,KDは、
それぞれあらかじめシステムメモリ2のROM(リード
・オンリ・メモリ)領域(図示略)に固定的に記憶して
もよいし、システムメモリ2のSRAM領域などの書き
換え可能な領域に記憶するようにしてもよい。
【0069】図13は、この場合の送信時の処理例を示
している。
【0070】すなわち、まず、ユーザから指定された送
信動作の送信モードを、その送信モードの種類や送信デ
ータの種類などに基づいて判定し(処理701)、その
判定した送信モードがECMモード(ミックス伝送モー
ドおよびバイナリ伝送モードを含む)であるかどうかを
調べる(判断702)。
【0071】判断702の結果がYESになるときに
は、フラグFENがセットされているかどうかを調べ
(判断703)、判断703の結果がYESになるとき
には、そのときに指定された送信動作を非ECMモード
に移行できるかどうかを調べる(判断704)。判断7
04の結果がNOになるときには、そのときに指定され
た送信動作を正常に行えない状態なので、送信中止して
(処理705)、そのときの送信動作をエラー終了す
る。
【0072】また、フラグFENがセットされていない
場合で、判断703の結果がNOになるときには、指定
された宛先を発呼し(処理706)、所定の伝送前手順
を実行し(処理707)、そのときに使用する伝送機能
などを設定して、その設定内容を相手端末に通知する。
【0073】次いで、そのときに設定したモデム速度で
のモデムトレーニング手順を実行して(処理708)、
その通信で使用するモデム速度を決定し、指定された画
情報を送信する送信手順を実行する(処理709)。こ
こで、この送信手順には、非ECMモードの画情報送信
手順、ECMモードの画情報送信手順、上述したミック
ス伝送モードの送信手順、および、上述したバイナリ伝
送モードの送信手順を含む。
【0074】画情報送信を終了すると、所定の伝送後手
順を実行した後に(処理710)、回線を復旧して(処
理711)、一連の送信動作を終了する。
【0075】また、判断704の結果がYESになると
きには、そのときの送信モードを非ECMモードに変更
して(処理712)、処理706に移行し、送信動作を
実行する。
【0076】また、そのときに判定した送信モードが非
ECMモードの場合で判断702の結果がNOになると
きには、フラグFNNがセットされているかどうかを調
べる(判断713)。判断713の結果がYESになる
ときには、そのときに指定された送信動作をECMモー
ドに移行できるかどうかを調べる(判断714)。判断
714の結果がYESになるときには、そのときの送信
モードをECMモードに変更して(処理715)、処理
706に移行し、送信動作を実行する。また、判断71
3の結果がNOになるときには、処理706に移行し、
送信動作を実行する。
【0077】また、判断714の結果がNOになるとき
には、そのときに指定された送信動作を正常に行えない
状態なので、処理704に移行して、送信動作を中止
し、判断711の結果がNOになるときには、処理70
5に移行し、指定された送信動作を行う。
【0078】このようにして、本実施例では、ECMモ
ードと非ECMモードでそれぞれ1ページも送信できな
い送信動作が所定回数繰り返されると、それ以降、EC
Mモードおよび非ECMモードでの送信動作を禁止する
ようにしているので、無駄な送信動作が繰り返されるよ
うな事態を回避できる。
【0079】また、送信動作が禁止されている送信モー
ド以外に送信モードを移行できる場合には、送信可能な
送信モードに送信モードを変更しているので、送信可能
性を向上することができ、ファクシミリ装置の使い勝手
を大幅に向上できる。
【0080】図13は、ユーザに対して受信モードにエ
ラーが生じていることを通知するための処理の一例を示
している。この処理は、図7に示した処理あるいは図1
0および図11に示した処理の終了後に実行するとよ
い。
【0081】まず、そのときにフラグFENがセットさ
れているかどうかを調べ(判断801)、判断801の
結果がYESになるときには、所定のECMエラー通知
処理(処理803)を実行し、また、判断802の結果
がNOになるときには、所定の非ECMエラー通知処理
(処理804)を実行する。
【0082】ここで、ECMエラー通知処理では、例え
ば、図14(a)に示したようなサービス・コール・レ
ポートを形成して、プロッタ4より記録出力してユーザ
にECMモードでの不達状態が発生していることを通知
したり、あるいは、同図(b)に示したようなサービス
・コールガイダンスを操作表示部6に表示出力して、ユ
ーザにその旨を通知するようにする。
【0083】さらには、例えば、図15に示した処理に
より、音声メッセージでユーザにかかるエラー発生を通
知することができる。
【0084】この場合、例えば、サービスマンコールを
あらわすスパナマークを表示するLED(図示略)を点
滅点灯し(処理901)、図16に示したサービス・コ
ール内容確認ガイダンスを操作表示部6に表示出力し
(処理902)、ユーザが「Y」キーを操作するまで待
つ(判断903のNOループ)。
【0085】ユーザが「Y」キーを操作して、判断90
3の結果がYESになると、システム制御部1は、再生
する音声メッセージとしてサポートコールメッセージデ
ータを指定するとともに、出力先としてモニタースピー
カ11に指定した状態で、音声制御部9に音声再生を指
示する(処理904)。これにより、音声制御部9は、
音声メモリ10に記憶されているサポートコールメッセ
ージデータを再生するとともに、その再生音声メッセー
ジを、モニタースピーカ11に対して送出し、その結
果、ユーザに対して、サポートコールを通知するサポー
トコールメッセージが送出される。
【0086】なお、非ECMエラー通知処理では、EC
Mエラー通知処理における「ECM」の表示を「非EC
M」に変更した内容を表示出力する。
【0087】このようにして、ECMモードおよび非E
CMモードでの不達を通知するので、ユーザは、確実に
その不達を知ることができる。
【0088】図17および図18は、本発明のさらに他
の実施例にかかる着信検出時の処理例を示している。
【0089】すなわち、まず、ユーザから指定された送
信動作の送信モードを、その送信モードの種類や送信デ
ータの種類などに基づいて判定し(処理1001)、そ
の判定した送信モードがECMモード(ミックス伝送モ
ードおよびバイナリ伝送モードを含む)であるかどうか
を調べる(判断1002)。
【0090】判断1002の結果がYESになるときに
は、フラグFENがセットされているかどうかを調べ
(判断1003)、判断1003の結果がYESになる
ときには、そのときに指定された送信動作を非ECMモ
ードに移行できるかどうかを調べる(判断1004)。
判断1004の結果がNOになるときには、そのときに
指定された送信動作を正常に行えない状態なので、送信
中止して(処理1005)、そのときの送信動作をエラ
ー終了する。
【0091】また、判断1004の結果がYESになる
ときには、そのときの送信モードを非ECMモードに変
更して(処理1006)、送信動作(処理1010以下
の処理動作)に移行する。また、フラグFENがセット
されていない場合で、判断1003の結果がNOになる
ときには、送信動作に移行する。
【0092】送信動作では、そのときの送信動作が非E
CMモードからECMモードへのモード変更のものであ
るかどうかを調べる(判断1010)。判断1010の
結果がYESになるときには、指定された宛先を発呼し
(処理1011)、着信応答した相手端末からの伝送手
順信号を受信する(処理1012)。
【0093】そして、相手端末がECMモードの伝送モ
ードを使えるかどうかを調べ(判断1013)、判断1
013の結果がNOになるときには、そのときの送信動
作を正常に行えない場合なので、切断命令信号DCNを
送出して所定の切断手順を実行し(処理1014)、こ
の送信動作をエラー終了する。
【0094】また、判断1013の結果がYESになる
ときには、そのときの送信動作で使用する伝送機能を、
相手端末から通知された伝送機能と自端末に備わってい
る伝送機能に基づいて設定し(ECMモードを含む)
(処理1015)、その設定した伝送機能を相手端末に
通知する(処理1016)。
【0095】次いで、そのときに設定したモデム速度で
のモデムトレーニング手順を実行し(処理1017)、
その通信で使用するモデム速度を決定し、指定された送
信情報を送信する送信手順を実行する(処理101
8)。ここで、この送信手順には、非ECMモードの画
情報送信手順、ECMモードの画情報送信手順、上述し
たミックス伝送モードの送信手順、および、上述したバ
イナリ伝送モードの送信手順を含む。
【0096】画情報送信を終了すると、所定の伝送後手
順を実行した後に(処理1019)、回線を復旧して
(処理1020)、一連の送信動作を終了する。
【0097】また、判断1010の結果がNOになると
きには、指定された宛先を発呼し(処理1021)、所
定の伝送前手順を実行し(処理1022)、そのときに
使用する伝送機能などを設定して、その設定内容を相手
端末に通知する。そして、処理1017に移行して、送
信動作を継続する。
【0098】また、そのときに判定した送信モードが非
ECMモードの場合で判断1002の結果がNOになる
ときには、フラグFNNがセットされているかどうかを
調べる(判断1025)。判断1025の結果がYES
になるときには、そのときに指定された送信動作をEC
Mモードに移行できるかどうかを調べる(判断102
6)。判断1026の結果がYESになるときには、そ
のときの送信モードをECMモードに変更して(処理1
027)、処理1010に移行する。また、判断102
5の結果がNOになるときには、処理1010に移行す
る。
【0099】また、判断1014の結果がNOになると
きには、そのときに指定された送信動作を正常に行えな
い状態なので、処理1005に移行して、送信動作を中
止する。
【0100】このようにして、この実施例の場合には、
判定した伝送モードが非ECMモードであり、その非E
CMモードの送信動作が禁止されている場合でも、送信
動作を開始し、相手端末がECMモードの送信動作を行
える場合には、伝送モードをECMモードに変更して、
送信動作を行うようにしているので、ファクシミリ装置
の運用性が大幅に向上する。
【0101】図19(a)は、本発明のさらに別な実施
例にかかるシステムメモリ2の記憶内容の一例を示して
いる。この場合、システムメモリ2の所定領域には、E
CMモードでの不達の発生回数を記憶するためのECM
不達カウンタ(CEE)、および、非ECMモードでの
不達の発生回数を記憶するための非ECM不達カウンタ
(CNE)、エラー発生を画情報メッセージで通知する
宛先であるサポートFAXの電話番号をあらわすサポー
トFAX番号、エラー発生を音声メッセージで通知する
宛先であるサポート宛先をあらわすサポート電話番号、
および、自端末の電話番号をあらわす自端末電話番号が
記憶されているとともに、ECMモード(ミックス伝送
モードおよびバイナリ伝送モードを含む)で不達を発生
した履歴を記憶するためのECM履歴履歴テーブル、お
よび、非ECMモードで不達を発生した履歴を記憶する
ための非ECM不達履歴テーブルが設けられている。
【0102】ECM不達履歴テーブル、および、非EC
M不達履歴テーブルには、1つの不達について、同図
(b)に示したような履歴情報が記憶される。この履歴
情報は、その不達発生時の相手端末の識別情報をあらわ
す宛先名と、その不達発生の通信日時をあらわす通信日
時からなる。
【0103】この場合のエラー通知処理の一例を図20
および図21に示す。なお、このエラー通知処理は、例
えば、装置が待機状態になっているときの適宜なタイミ
ングで実行される。
【0104】まず、フラグFENまたはフラグFNNの
いずれかがセットされているかどうかを調べる(判断1
101,1102)。フラグFENがセットされていて
判断1101の結果がYESになるとき、または、フラ
グFNNがセットされていた判断1102の結果がYE
Sになるときには、システム制御部1は、システムメモ
リ2からECM不達履歴テーブルおよび非ECM不達履
歴テーブルを読み出し(処理1103)、それらのEC
M不達履歴テーブルおよび非ECM不達履歴テーブルの
内容を一覧表示する不達送信結果リストレポートを、例
えば、図19(c)に示したような形式で形成し(処理
1105)、その不達送信結果リストレポートをファク
シミリ画像データに変換し、その変換後のファクシミリ
画像データを符号化複号化部7で符号化圧縮し、それに
よって得た画情報を画像蓄積装置8に保存する(処理1
105)。
【0105】そして、システムメモリ2からサポートF
AX番号を読み出し(処理1106)、そのサポートF
AX番号に発呼して(処理1107)、所定の伝送前手
順(モデムトレーニング手順を含む)を実行して使用す
る伝送機能を設定した後に(処理1108)、所定の送
信手順に従い、画像蓄積装置8に保存していた不達送信
結果リストレポートの画情報を相手端末に送出し(処理
1109)、画情報の送出を終了すると、所定の伝送後
手順を実行し(処理1110)、回線を復旧する(処理
1111)。
【0106】ここで、この不達通信結果リストレポート
の画情報送信が正常に終了したかどうかを調べ(判断1
112)、判断1112の結果がNOになるときには、
サポートコールを音声メッセージでサポートに通知す
る。
【0107】すなわち、システムメモリ2からサポート
電話番号を読み出し(処理1113)、そのサポート電
話番号に発呼し(処理1114)、相手が着呼応答する
まで待つ(判断1115のNOループ)。
【0108】相手が着呼応答して、判断1115の結果
がYESになると、システム制御部1は、音声制御部9
に出力先を網制御装置13に指定する。次いで、システ
ムメモリ2のパラメータデータ領域に記憶している自局
電話番号を読み出し、その各桁を最上位のものから順に
取り出して、おのおのの桁の音声データを再生するよう
に、音声制御部9に指令する。それによって、音声制御
部9は、自局電話番号を順に音声応答する音声メッセー
ジを出力し、その結果、まず、自端末の電話番号を通知
する音声メッセージがサービス宛先に対して送出される
(処理1116)。
【0109】次に、再生する音声メッセージとしてサポ
ートコールメッセージデータを指定して、音声制御部9
に音声再生を指示する(処理1117)。これにより、
音声制御部9は、音声メモリ10に記憶されているサポ
ートコールメッセージデータを再生するとともに、その
再生音声メッセージを、網制御装置13に対して送出
し、その結果、サポート宛先に対して、サポートコール
を通知するサポートコールメッセージが送出される。ま
た、この処理1116,1117は、相手端末がオンフ
ックするか、あるいは、所定時間を経過するまで繰り返
し行われる(判断1118,1119のNOループ)。
【0110】そして、相手端末がオンフックした場合で
判断1118の結果がYESになるか、あるいは、所定
時間繰り返し音声メッセージの送出を行った場合で、判
断1119の結果がYESになると、システム制御部1
は、このエラー通知処理を終了する。
【0111】また、判断1101,1102の結果がい
ずれもNOになる場合、および、判断1112の結果が
YESになる場合には、その時点で、このエラー通知処
理を終了する。
【0112】このようにして、本実施例では、あらかじ
め登録されているサポートFAXに対して、図15
(c)に示したような送信不達結果リストレポートを送
出するとともに、そのレポートの送出がエラーした場合
には、自端末の電話番号を通知する音声メッセージと、
送信不達を通知するエラー通知メッセージを、サポート
宛先に対して順次送出するので、サポート宛先に対し
て、ファクシミリ装置の伝送エラーの発生状況が確実に
通知され、その結果、伝送エラーを生じたグループ3フ
ァクシミリ装置が、保守作業を受けられるまでに要する
時間を大幅に短縮することができる。
【0113】すなわち、例えば、受信側が認識していな
いような伝送エラーの発生状況、あるいは、受信側が知
り得ないような伝送エラーの発生状況をサポートに対し
て通知することができるので、受信側に発生している障
害を、より効果的に取り除くことができる。
【0114】図22および図23は、エラー通知処理の
さらに他の例を示している。
【0115】まず、フラグFENおよびフラグFNNの
いずれもがセットされているかどうかを調べる(判断1
201,1202)。判断1201の結果がYESにな
り、かつ、判断1202の結果がYESになるときに
は、ECMモードおよび非ECMモードの画情報通信が
いずれも正常に行えないおそれがあるので、上述した送
信不達結果リストレポートの画情報をサポートFAXに
送信することができない場合がある。
【0116】そこで、かかる場合には、サポートコール
を音声メッセージでサポートに通知する。すなわち、シ
ステムメモリ2からサポート電話番号を読み出し(処理
1203)、そのサポート電話番号に発呼し(処理12
04)、相手が着呼応答するまで待つ(判断1205の
NOループ)。
【0117】相手が着呼応答して、判断1205の結果
がYESになると、システム制御部1は、音声制御部9
に出力先を網制御装置13に指定する。次いで、システ
ムメモリ2のパラメータデータ領域に記憶している自局
電話番号を読み出し、その各桁を最上位のものから順に
取り出して、おのおのの桁の音声データを再生するよう
に、音声制御部9に指令する。それによって、音声制御
部9は、自局電話番号を順に音声応答する音声メッセー
ジを出力し、その結果、まず、自端末の電話番号を通知
する音声メッセージがサービス宛先に対して送出される
(処理1206)。
【0118】次に、再生する音声メッセージとしてサポ
ートコールメッセージデータを指定して、音声制御部9
に音声再生を指示する(処理1207)。これにより、
音声制御部9は、音声メモリ10に記憶されているサポ
ートコールメッセージデータを再生するとともに、その
再生音声メッセージを、網制御装置13に対して送出
し、その結果、サポート宛先に対して、サポートコール
を通知するサポートコールメッセージが送出される。ま
た、この処理1206,1207は、相手端末がオンフ
ックするか、あるいは、所定時間を経過するまで繰り返
し行われる(判断1208,1209のNOループ)。
【0119】そして、相手端末がオンフックした場合で
判断1208の結果がYESになるか、あるいは、所定
時間繰り返し音声メッセージの送出を行った場合で、判
断1209の結果がYESになると、システム制御部1
は、このエラー通知処理を終了する。
【0120】また、フラグFENがセットされておら
ず、判断1201の結果がNOになるときには、フラグ
FNNがセットされているかどうかを調べ(判断121
0)、判断1210の結果がYESになるとき、およ
び、判断1202の結果がNOになるときには、ECM
モードあるいは非ECMモードのいずれか一方で画情報
送信が可能であるので、上述した1ページ目受信不可リ
ストレポートの画情報をサポートFAXに送信する。
【0121】すなわち、システム制御部1は、まず、シ
ステムメモリ2からECM不達履歴テーブルおよび非E
CM不達履歴テーブルを読み出し(処理1211)、そ
れらのECM不達履歴テーブルおよび非ECM不達履歴
テーブルの内容を一覧表示する1ページ目受信不可リス
トレポートを、上述したような形式で形成し(処理12
12)、その1ページ目受信不可リストレポートをファ
クシミリ画像データに変換し、その変換後のファクシミ
リ画像データを符号化複号化部7で符号化圧縮し、それ
によって得た画情報を画像蓄積装置8に保存する(処理
1213)。
【0122】そして、システムメモリ2からサポートF
AX番号を読み出し(処理1214)、そのサポートF
AX番号に発呼して(処理1215)、所定の伝送前手
順(モデムトレーニング手順を含む)を実行して使用す
る伝送機能を設定した後に(処理1216)、所定の送
信手順に従い、画像蓄積装置8に保存していた1ページ
目受信不可リストレポートの画情報を相手端末に送出し
(処理1217)、画情報の送出を終了すると、所定の
伝送後手順を実行し(処理1218)、回線を復旧して
(処理1219)、この処理を終了する。
【0123】また、フラグFEN,FNNのいずれもが
セットされていない場合で、判断1210の結果がNO
になるときには、その時点で、このエラー通知処理を終
了する。
【0124】このようにして、この場合には、ECMモ
ードあるいは非ECMモードのいずれか一方で画情報送
信が可能な場合には、不達送信結果リストレポートの画
情報をサポートFAXに送信し、ECMモードおよび非
ECMモードのいずれも使えないような場合には、音声
メッセージでサポートに伝送エラー発生状況を通知する
ので、ファクシミリ装置の伝送エラー状況を確実にサポ
ートに通知することができる。
【0125】ところで、ECMモードおよび非ECMモ
ードのいずれも使えないような場合でも、サポートFA
Xに対して、伝送エラー発生を通知することができる。
その場合には、次のような動作を行えばよい。
【0126】まず、ファクシミリ装置は、サポートFA
Xを発呼し、その伝送前手順において、ECMモードお
よび非ECMモードのいずれも使えないことを通知する
所定の伝送手順信号(例えば、信号NSS)をサポート
FAXに対して送出する。
【0127】サポートFAXは、かかる伝送手順信号を
受信すると、そのときの送信端末に伝送エラーが発生し
ていることを認識し、その時点で着信時の動作を中断す
る。そして、自端末のユーザに対して、そのときの送信
端末に伝送エラーが発生している旨のメッセージを通知
または出力する。
【0128】図24は、ユーザのファンクションモード
での指令操作により、送信不達リストを記録出力すると
きの処理の一例を示している。
【0129】すなわち、ファンクションモードが指定さ
れると(判断1301の結果がYES)、システム制御
部1は、ファンクション一覧表示を操作表示部6に表示
する(処理1302)。このとき、例えば、図25
(a)に示すように、ファンクション番号16に「送信
不達リスト」が割り当てられているとすると、ユーザが
適当にファンクション一覧表示の内容を更新して、この
画面の表示状態になり、さらに、ユーザが番号「16」
を選択すると「送信不達リスト」の実行状態になる。
【0130】そこで、ユーザがファンクション番号「1
6」を選択した場合で、判断1303の結果がYESに
なるときには、図25(b)に示すように、ユーザに印
刷の開始/中止を促す印刷指示画面を操作表示部6に表
示する(処理1304)。
【0131】そして、ユーザが印刷スタートを選択した
場合で、判断1305の結果がYESになるときには、
まず、図25(c)に示すような印刷中画面を操作表示
部6に表示するとともに(処理1306)、システムメ
モリ2からECM不達履歴テーブルおよび非ECM不達
履歴テーブルを読み出し、それらのECM不達履歴テー
ブルおよび非ECM不達履歴テーブルの内容を一覧表示
する送信不達リストレポートを図25(d)に示したよ
うな形式で形成し(処理1307)、そのレポートを記
録データに変換しながら、その変換後の記録データをプ
ロッタ4に転送して、レポート画像をプロッタ4より記
録出力させて(処理1308)、この処理を終了する。
【0132】したがって、この場合には、伝送エラーを
発生したときの相手端末、通信モード、および、エラー
回数を統計的に知ることができるので、特定の相手端末
との間でのデータ伝送が不良になっている等の事態を、
明確に知ることができる。
【0133】とくに、例えば、相手端末が閉域接続モー
ド、迷惑FAX防止モード、あるいは、代行受信禁止モ
ードなどがセットされている場合などで、特定の発端末
以外との通信が禁止されていたり、画情報を正常に受信
できない場合で、自端末側の送信動作が必ずエラー終了
するような場合は、このような送信不達リストを参照す
ることで、ある程度の状況を知ることができ、ファクシ
ミリ装置の運用上有利である。
【0134】なお、上述した実施例におけるレポート等
の形式は、上述したものに限ることはなく、必要と思わ
れる情報を適宜な形式にまとめることができる。また、
履歴情報なども上述した実施例の形式のものに限らな
い。
【0135】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
特定の伝送モードのみの送信異常等を、ユーザは早期に
発見することができ、それによって、ファクシミリ装置
の可用性が向上するとともに、ファクシミリ装置の保守
性が向上するという効果を得る。
【0136】また、正常に実行できないであろう送信動
作を、未然に禁止するようにしているので、無駄な送信
動作を繰り返すことでこうむる無駄な課金の発生を抑制
することができるという効果も得る。
【0137】また、特定の相手端末との間で、送信動作
が正常に行えないような事態が発生するとき、かかる送
信動作を未然に禁止するようにしているので、無駄な送
信動作を繰り返すことでこうむる無駄な課金の発生を抑
制することができるという効果も得る。
【0138】また、いずれかの伝送モードが使用できな
いような事態が発生したとき、それ以外の伝送モードで
データ伝送を行うことができるので、ファクシミリ装置
の可用性が向上するという効果も得る。
【0139】また、いずれかの伝送モードが使用できな
いような事態が発生したとき、かかる旨をメッセージ出
力してユーザに通知するので、ユーザは、かかる事態を
早期に発見することができ、例えば、ファクシミリ装置
の送信異常の状態が長く継続するような事態を回避する
ことができるという効果も得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるファクシミリ装置を
示したブロック図。
【図2】システムメモリの記憶内容の一部の一例を示し
た概略図。
【図3】送信時の処理の一例を示したフローチャート。
【図4】送信動作後の処理の一例を示したフローチャー
ト。
【図5】不達確認操作時の処理例を示したフローチャー
ト。
【図6】不達計数結果表示の一例を示した概略図。
【図7】送信終了後の処理の他の例を示したフローチャ
ート。
【図8】送信処理の他の例を示したフローチャート。
【図9】システムメモリの記憶内容の他の例を示した概
略図。
【図10】送信終了後の処理のさらに他の例の一部を示
したフローチャート。
【図11】受信終了後の処理のさらに他の例の他の部分
を示したフローチャート。
【図12】送信処理のまたさらに他の例を示したフロー
チャート。
【図13】ユーザに対して受信モードにエラーが生じて
いることを通知するための処理の一例を示したフローチ
ャート。
【図14】ECMモードでの不達通知の一例を示した概
略図。
【図15】音声メッセージでユーザにエラー発生を通知
する処理の一例を示したフローチャート。
【図16】サービス・コール内容確認ガイダンスの一例
を示した概略図。
【図17】送信時の別な処理例の一部を示したフローチ
ャート。
【図18】送信時の別な処理例の他の部分を示したフロ
ーチャート。
【図19】本発明のさらに別な実施例にかかるシステム
メモリの記憶内容の一例を示した概略図。
【図20】エラー通知処理の他の例の一部を示したフロ
ーチャート。
【図21】エラー通知処理の他の例の他の部分を示した
フローチャート。
【図22】エラー通知処理のさらに他の例の一部を示し
たフローチャート。
【図23】エラー通知処理のさらに他の例の他の部分を
示したフローチャート。
【図24】ユーザのファンクションモードでの指令操作
により、送信不達リストを記録出力するときの処理の一
例を示したフローチャート。
【図25】ユーザのファンクションモードでの指令操作
により、送信不達リストを記録出力するときガイダンス
表示の変化、および、送信不達リストの一例を示した概
略図。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誤り訂正しながらデータ伝送するECM
    モードと、誤り訂正せずに画情報伝送する非ECMモー
    ドの2つの伝送モードを含む複数の伝送モードを備えた
    ファクシミリ装置の制御方法において、 送信動作終了後、その送信動作がおのおのの伝送モード
    に所定の1通信単位以上のデータを正常送信しない状態
    でエラー終了しているときには、そのときの送信動作で
    適用した伝送モード毎にそのエラー終了回数を計数して
    記憶することを特徴とするファクシミリ装置の制御方
    法。
  2. 【請求項2】 誤り訂正しながらデータ伝送するECM
    モードと、誤り訂正せずに画情報伝送する非ECMモー
    ドの2つの伝送モードを含む複数の伝送モードを備えた
    ファクシミリ装置の制御方法において、 送信動作終了後、その送信動作がおのおのの伝送モード
    に所定の1通信単位以上のデータを正常送信しない状態
    でエラー終了しているときには、そのときの送信動作で
    適用した伝送モード毎にそのエラー終了回数を計数して
    記憶するとともに、ユーザからの要求により、上記記憶
    している伝送モード毎のエラー終了回数を一覧表示する
    ことを特徴とするファクシミリ装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 誤り訂正しながらデータ伝送するECM
    モードと、誤り訂正せずに画情報伝送する非ECMモー
    ドの2つの伝送モードを含む複数の伝送モードを備えた
    ファクシミリ装置の制御方法において、 送信動作終了後、その送信動作がおのおのの伝送モード
    に所定の1通信単位以上のデータを正常送信しない状態
    でエラー終了しているときは、そのときの送信動作で適
    用した伝送モード毎にそのエラー終了回数を計数して記
    憶する一方、 上記記憶しているエラー終了回数が所定値以上になって
    いる伝送モードについては、それ以降、送信動作を禁止
    することを特徴とするファクシミリ装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 誤り訂正しながらデータ伝送するECM
    モードと、誤り訂正せずに画情報伝送する非ECMモー
    ドの2つの伝送モードを含む複数の伝送モードを備えた
    ファクシミリ装置の制御方法において、 送信動作終了後、その送信動作がおのおのの伝送モード
    に所定の1通信単位以上のデータを正常送信しない状態
    でエラー終了しているときは、そのときの送信動作で適
    用した伝送モード毎にそのエラー終了回数を計数して記
    憶するとともに、そのときの相手端末識別情報を記憶す
    る一方、 上記記憶しているエラー終了回数が第1の所定値以上に
    なっており、かつ、上記記憶している相手端末識別情報
    の数が第2の所定値以上になっている伝送モードについ
    ては、それ以降、送信動作を禁止することを特徴とする
    ファクシミリ装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 誤り訂正しながらデータ伝送するECM
    モードと、誤り訂正せずに画情報伝送する非ECMモー
    ドの2つの伝送モードを含む複数の伝送モードを備えた
    ファクシミリ装置の制御方法において、 送信動作終了後、その送信動作がおのおのの伝送モード
    に所定の1通信単位以上のデータを正常送信しない状態
    でエラー終了しているときは、そのときの送信動作で適
    用した伝送モード毎にそのエラー終了回数を計数して記
    憶するとともに、そのときの相手端末識別情報を記憶す
    る一方、 上記記憶しているエラー終了回数が第1の所定値以上に
    なっており、かつ、上記記憶している相手端末識別情報
    の数が第2の所定値以上になっている伝送モードについ
    ては、それ以降、その伝送モードが指定されると、その
    伝送モード以外の伝送モードに使用する伝送モードを変
    更し、その変更後の伝送モードで送信動作することを特
    徴とするファクシミリ装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 前記記憶しているエラー終了回数が前記
    第1の所定値以上になっており、かつ、前記記憶してい
    る相手端末識別情報の数が前記第2の所定値以上になっ
    ている伝送モードがあるときには、当該伝送モードにつ
    いての障害の発生を通知するためのメッセージを出力す
    ることを特徴とする請求項3または請求項4記載のファ
    クシミリ装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 誤り訂正しながらデータ伝送するECM
    モードと、誤り訂正せずに画情報伝送する非ECMモー
    ドの2つの伝送モードを備えたファクシミリ装置の制御
    方法において、 送信動作終了後、その送信動作がおのおのの伝送モード
    に所定の1通信単位以上のデータを正常送信しない状態
    でエラー終了しているときは、そのときの送信動作で適
    用した伝送モード毎にそのエラー終了回数を計数して記
    憶するとともに、そのときの相手端末識別情報を記憶す
    る一方、 上記記憶しているエラー終了回数が第1の所定値以上に
    なっており、かつ、上記記憶している相手端末識別情報
    の数が第2の所定値以上になっている伝送モードについ
    ては、その伝送モードがECMモードである場合には、
    それ以降、ECMモードが指定されると非ECMモード
    の送信動作を行うとともに、その伝送モードが非ECM
    モードである場合には、送信動作を行えない旨をあらわ
    す障害通知メッセージを出力することを特徴とするファ
    クシミリ装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019208149A (ja) * 2018-05-30 2019-12-05 コニカミノルタ株式会社 通信装置及びプログラム

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