JPH08265039A - 集積回路装置 - Google Patents

集積回路装置

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JPH08265039A
JPH08265039A JP6621395A JP6621395A JPH08265039A JP H08265039 A JPH08265039 A JP H08265039A JP 6621395 A JP6621395 A JP 6621395A JP 6621395 A JP6621395 A JP 6621395A JP H08265039 A JPH08265039 A JP H08265039A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
dielectric film
integrated circuit
semiconductor substrate
circuit device
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6621395A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Yadokoro
博明 谷所
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】小型化され、且つ、温度によるアンテナ特性の
変化の少ないアンテナ一体型の集積回路装置を提供す
る。 【構成】半導体基板1と、半導体基板1上の一部領域に
形成された誘電体膜2と、誘電体膜2上に形成された平
面アンテナ3と、半導体基板1上の上記一部領域以外の
領域に形成された、平面アンテナ3と接続されたRF回
路4とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアンテナを備えた集積回
路装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アンテナを半導体基板上に形成した平面
アンテナは、小型、軽量であり、しかも薄型化が可能な
ので、移動体通信システムやGPSシステム(Glob
alPositioning System:方位測定
システム)等のアンテナとして広く用いられている。
【0003】図2に、そのような従来の平面アンテナの
形状を示す(岡部 昌昭、高野 勝好、矢部 貴潔、戸
田 崇文、山田 昌紀:「誘電体セラッミックスを用い
たGPS用平面アンテナ」、東光技術時報第6号199
3 参照)。図2に示すように、この平面アンテナ3は
セラミックス誘電体のアンテナ基板6の上に形成されて
いる。
【0004】このアンテナ基板6の材料としては、一般
に共振周波数の温度係数(τf )が小さく、Q及び誘電
率(εr)が高く、素子を小型化することのできるBa
2 Ti920系やMgTiO3 −CaTiO3 系等の誘
電体セラミックスがよく用いられている。しかし、この
ような構造の平面アンテナは、単体のセラミックス片の
上にアンテナを形成するので、アンテナの入出力信号を
処理するためのRF回路(無線周波数信号を送受信する
ための回路)、例えば、フィルタやアンプ等をアンテナ
と同一のセラミックス片に集積回路化することが難し
い。そこで、このようなRF回路をアンテナと一体化し
た集積回路装置が提案されている。
【0005】ところで、従来のアンテナ一体型の集積回
路装置は、RF回路を形成した基板と平面アンテナを形
成した基板とを貼り合わせた構造のものが多い。図3
は、そのような従来のアンテナ一体型の集積回路装置の
上面図、図4はその底面図である(大嶺 裕幸、松永
誠:”MMIC一体化ミリ波帯マイクロストリップアン
テナの設計と試作”、電子情報通信学会論文誌、J77
−C−I、No.11、pp.625−632、199
4−11 参照)。
【0006】このアンテナ一体型の集積回路装置は、シ
リコン(Si)やヒ化ガリウム(GaAs)等の半導体
基板1と、樹脂や石英等のアンテナ基板6とを貼り合わ
せて構成されている。図3に示すように、半導体基板1
の上にRF回路4が形成され、図4に示すように、アン
テナ基板6の上に平面アンテナ3が形成され、半導体基
板1とアンテナ基板6とが背中合わせに貼り合わされて
一体構造となっている。半導体基板1上のRF回路4と
アンテナ基板6上のアンテナ3とはスロット9を介して
接続され、半導体基板1とアンテナ基板6との貼り合わ
せ面がグランド電位となっている。
【0007】しかし、このような従来のアンテナ一体型
の集積回路装置は、半導体基板の裏面がアンテナ基板面
となっているので、半導体基板の裏面を直接、放熱面と
して利用することができない。半導体基板上に形成され
るRF回路には発熱量の大きい回路が含まれることが多
いため、十分に放熱を行わないとその熱がアンテナ基板
に伝わりアンテナの特性を変化させる恐れがある。特
に、アンテナ基板として樹脂を用いた場合は、一般に樹
脂の温度特性(τf )が大きいため、アンテナの特性が
大きく変化し易い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
に鑑み、小型化され、且つ、温度によるアンテナ特性の
変化の少ないアンテナ一体型の集積回路装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の集積回路装置は、半導体基板と、半導体基板上の
一部領域に形成された誘電体膜と、誘電体膜上に形成さ
れた平面アンテナと、半導体基板上の上記一部領域以外
の領域に形成された、平面アンテナと接続された集積回
路とを備えたことを特徴とする。
【0010】ここで、上記誘電体膜上に、平面アンテナ
と共に平面フィルタが形成され、平面アンテナと集積回
路とが平面フィルタを介して接続されるようにすること
も好ましい態様である。
【0011】
【作用】本発明の集積回路装置は、上記のように、半導
体基板上に形成された誘電体膜を平面アンテナや平面フ
ィルタの誘電体として用いるので、素子を小型化するこ
とができ、また、アンテナと、アンテナの信号処理を行
うためのRF回路とを同一の半導体基板上に形成するの
で、小型化され、高集積化された集積回路装置が得られ
る。
【0012】また、半導体基板上の、誘電体膜が形成さ
れた領域以外の領域に集積回路が形成されているため、
言い換えれば、誘電体膜と集積回路とが半導体基板の同
一面上に形成されているため、半導体基板の裏面から効
果的な放熱を行なうことができ、そのため、温度による
アンテナ特性の変化の少ない集積回路装置が得られる。
【0013】ここで、上記誘電体膜上に、平面アンテナ
と共に平面フィルタを形成し、平面アンテナと集積回路
とが平面フィルタを介して接続すれるようにした場合
は、アンテナの送受信信号のS/N比を高めることがで
きるので好ましい。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は、本発明の集積回路装置の一実施例の概要図であ
る。図1に示すように、本発明の集積回路装置8は、半
導体基板1上の一部領域にセラミックスの誘電体膜2が
形成され、誘電体膜2の上に平面アンテナ3と平面フィ
ルタ5とが形成され、また、誘電体膜2の形成された領
域以外の領域にアンプやミキサ等のRF回路4が形成さ
れることにより構成されている。平面アンテナ3、平面
フィルタ5、及びRF回路4は接続電極7によって電気
的に接続されている。また、この半導体基板1の裏面は
接地電極面となる。
【0015】このように、1つの半導体基板1上に平面
アンテナ3及びその関連のRF回路4が形成され、集積
回路装置8全体が極めて小型化されている。また、この
集積回路装置8では、半導体基板1の裏面には何も形成
されておらず、放熱用としてフルに利用することができ
るので、温度によるアンテナ特性の変化を極めて小さく
することができる。その上、平面アンテナ3は、温度特
性の優れたセラミックスの誘電体膜2上に形成されてい
るため、RF回路4からの熱が平面アンテナ3に伝わり
にくく、温度によるアンテナ特性の変化が小さい。
【0016】次に、この集積回路装置8の製造方法につ
いて説明する。まず、シリコン等の半導体基板1上に、
予めアンプやミキサ等のRF回路4を形成する。次に、
ゾル−ゲル法等で合成したMgTiO3 −CaTiO3
やBa2 Ti920等のセラミックス誘電体材料を調合
し、それを半導体基板1上の、RF回路4の形成された
領域以外の領域に印刷し、それを焼成して誘電体膜2を
形成する。これらのセラミックス誘電体材料を適切な組
成に調合することにより、温度係数が小さく、高いQを
もった誘電体膜2を得ることができる。
【0017】次に、その誘電体膜2表面に、銅、銀、金
等の良導体を用いて平面アンテナ3、平面フィルタ5、
及び、平面アンテナ3及び平面フィルタ5とRF回路4
とを接続する接続電極7の形成が行われる。半導体基板
1の裏面は接地電極となる。このようにして集積回路装
置8が完成する。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の集積回路
装置によれば、小型化され、且つ、温度によるアンテナ
特性の変化の少ない集積回路装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の集積回路装置の一実施例の概要図であ
る。
【図2】従来の平面アンテナの形状を示す図である。
【図3】従来のアンテナ一体型の集積回路装置の上面図
である。
【図4】従来のアンテナ一体型の集積回路装置の底面図
である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 誘電体膜 3 平面アンテナ 4 RF回路 5 平面フィルタ 6 アンテナ基板 7 接続電極 8 集積回路装置 9 スロット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、 該半導体基板上の一部領域に形成された誘電体膜と、 該誘電体膜上に形成された平面アンテナと、 前記半導体基板上の前記一部領域以外の領域に形成され
    た、前記平面アンテナと接続された集積回路とを備えた
    ことを特徴とする集積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記誘電体膜上に、前記平面アンテナと
    共に平面フィルタが形成され、前記平面アンテナと前記
    集積回路とが前記平面フィルタを介して接続されてなる
    ことを特徴とする請求項1記載の集積回路装置。
JP6621395A 1995-03-24 1995-03-24 集積回路装置 Withdrawn JPH08265039A (ja)

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JP6621395A JPH08265039A (ja) 1995-03-24 1995-03-24 集積回路装置

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JP6621395A JPH08265039A (ja) 1995-03-24 1995-03-24 集積回路装置

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JPH08265039A true JPH08265039A (ja) 1996-10-11

Family

ID=13309330

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JP6621395A Withdrawn JPH08265039A (ja) 1995-03-24 1995-03-24 集積回路装置

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JP (1) JPH08265039A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004051790A3 (ja) * 2002-11-15 2004-09-23 Panasonic Mobile Comm Co Ltd アクティブアンテナ
JP2008089614A (ja) * 2007-12-27 2008-04-17 Hitachi Ltd レーダセンサ

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WO2004051790A3 (ja) * 2002-11-15 2004-09-23 Panasonic Mobile Comm Co Ltd アクティブアンテナ
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Effective date: 20020604