JPH0758586A - 高周波回路装置 - Google Patents

高周波回路装置

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JPH0758586A
JPH0758586A JP20491693A JP20491693A JPH0758586A JP H0758586 A JPH0758586 A JP H0758586A JP 20491693 A JP20491693 A JP 20491693A JP 20491693 A JP20491693 A JP 20491693A JP H0758586 A JPH0758586 A JP H0758586A
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JP
Japan
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semiconductor substrate
circuit device
frequency circuit
piezoelectric substrate
surface acoustic
Prior art date
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Pending
Application number
JP20491693A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiko Shibagaki
信彦 柴垣
Mitsutaka Hikita
光孝 疋田
Tadashirou Kusano
忠四朗 草野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】能動素子と受動素子を一体化することにより、
高集積かつ低価格の高周波回路装置を実現する。 【構成】従来は独立に設置されていた弾性表面波素子と
能動素子を、弾性表面波素子上に能動素子を搭載するこ
とにより一体化する。能動素子の整合回路の一部を弾性
表面波素子上に形成することにより、半導体基板のチッ
プ面積を低減し、高周波回路の低価格化を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線通信において電波
の送信または受信を行う高周波回路に最適な、小型,高
性能,低価格の高周波回路装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来の高周波回路装置では、例えば、特
開平4−30457号公報のように、GaAs半導体基板上にGa
AsFET,スパイラルインダクタンス,抵抗素子,容
量素子,分布定数線路を形成した能動チップと同じく、
GaAs半導体基板上にスパイラルインダクタンス,抵抗素
子,容量素子,分布定数線路からなる受動チップとを別
々に形成し、同一平面内にマウントした、マルチチップ
モジュール型の高周波回路装置が提案されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】携帯電話に代表される
移動体通信端末の高周波回路部では、小型化,高性能化
と共に低価格化が追及されている。先に述べた従来技術
(特開平4−30457号公報)では高周波回路装置を能動素子
部と受動素子部に2分割することにより、素子の歩留ま
りを向上させ、コストの低減を図っている。しかしなが
ら、従来技術においては、スパイラルインダクタンス,
ギャップ容量等のように、高性能化を追及する際に大面
積が必要な受動回路素子を形成するための基板として、
半導体基板を使用する。半導体基板の基板面積は、デバ
イスコストを左右する主要因の一つであるので、従来技
術による、コスト低減には限界があった。
【0004】更に、移動体通信端末の高周波回路部は、
一般的に高周波フィルタを必要とするが、従来例におい
ては高周波フィルタをも含む小型化,集積化について配
慮がなされていない。
【0005】本発明の目的は、受動回路素子と能動回路
素子を容易な手段で一体化することにより、高周波回路
素子の小型・集積化、更には低価格化を実現することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、弾性表面波デバイスチップ上にGaAs−
FET等の能動デバイスチップを搭載し、能動デバイス
用の整合回路素子の一部を弾性表面波デバイスチップ上
に形成し、弾性表面波デバイスチップと能動デバイスチ
ップとの間の電気的な接続を行う。
【0007】
【作用】本発明により、高周波フィルタ素子と能動素子
の一体化を実現し、更に、能動素子用の整合回路の一部
あるいはバイアス回路の一部を弾性表面波素子用の圧電
基板上に形成することにより、能動素子のチップ面積を
必要最小限に抑えることができる。この時、弾性表面波
が励振,伝搬する領域は、能動素子の搭載を避ける事に
より、弾性表面波素子の機能が、能動素子の搭載以前と
同一に保たれる。以上のように、弾性表面波素子の上に
能動素子を搭載することにより、能動素子のチップ面積
が低減され、デバイス全体の低価格化が達成される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図3を用い
て詳細に説明する。図1は本発明が提供する高周波回路
のブロック図の一例を示している。1の低雑音増幅器で
微弱な電波を増幅した後に、2の高周波フィルタで、不
要な周波数成分を取り除くようになっている。このよう
な回路は、一般の無線装置では必ず必要となるものであ
り、従来は独立に設計された低雑音増幅器と高周波フィ
ルタを接続することで実現されていた。
【0009】図2は図1で示したブロック図の内容を等
価回路で表わしたものである。図中の3は半導体基板上
に形成されたFET、4はFETのインピーダンスを外
部インピーダンスと整合させるための容量、5はFET
のインピーダンスを外部インピーダンスと整合させるた
めのインダクタンス、6はFETのバイアス回路を形成
するインダクタンス、7はFETのバイアス回路を形成
する抵抗、7はFETのバイアス回路を形成する抵抗、
8はFETのバイアス回路を形成する容量を示してい
る。従来の技術においては、4,5,6,7,8の各構
成要素は半導体基板の上に形成されていた。図中の9,
10は高周波フィルタを構成する弾性表面波共振器を、
11は高周波フィルタを構成するギャップ容量を示して
いる。従来の技術では、圧電体基板上には9,10,1
1等のように弾性表面波フィルタを構成する構成要素の
みを形成していた。
【0010】図中の12は弾性表面波フィルタと接地電
位間を接続するボンディングワイヤによって生じるイン
ダクタンス、13は弾性表面波フィルタと外部回路を接
続するためのボンディングワイヤによって生じるインダ
クタンス、14は圧電基板上の弾性表面波フィルタと半
導体基板上の能動素子を接続するためのボンディングワ
イヤによって生じるインダクタンス、15は半導体基板
上の能動素子と外部回路を接続するためのボンディング
ワイヤによって生じるインダクタンスを示している。
【0011】前述のように、従来技術では能動素子とそ
れに付随する回路は半導体基板上に、弾性表面波フィル
タとそれに付随する回路は圧電体基板上に形成されてい
た。FETのインピーダンスを外部インピーダンスと整
合させるためのインダクタンス5は一般にスパイラルイ
ンダクタンスとして実現されるが、高性能化のために
は、基板上の占有面積を大きくせざるを得ない。このた
め、比較的、基板コストの高い、半導体基板上の面積の
大部分はスパイラルインダクタンスで占有されることに
なり、高周波回路の低価格化を阻害する一因となってい
る。
【0012】そこで、本発明では、図2の一点鎖線で囲
まれた3,4,6,7,8の構成要素を半導体基板上に
形成し、点線で囲まれた、5,9,10,11の構成要
素を圧電体基板上に形成する。
【0013】図3は本発明の構成を実体図で示したもの
である。金属性あるいはセラミック性のパッケージ16
内に圧電体基板17が実装され、圧電体基板17の上に
図2の中で点線で囲まれた、5,9,10,11が形成
されている。更に圧電体基板17上の非パターン部即
ち、弾性表面波を励振,伝搬させる領域及び、電極パッ
ド意外の部分に半導体基板18が実装されており、半導
体基板18上には図2の一点鎖線で囲まれた3,4,
6,7,8が形成されている。
【0014】半導体基板を搭載する領域を上記の非パタ
ーン部に限定することにより、半導体素子の搭載によ
る、弾性表面波素子の性能劣化を防ぐことが出来る。更
に、半導体基板18上の電極パッドと外部端子電極1
9,圧電体基板17上の電極パッドと外部端子電極1
9、および半導体基板18上の電極パッドと圧電体基板
17上の電極パッドはそれぞれ、15,13,14のボ
ンディングワイヤで接続され、電気的接続が可能とな
る。圧電体基板17のチップの上に半導体基板18のチ
ップを実装することは通常の導電性接着剤では、チップ
の大きさが小さくなると、実現が困難になってくる。
【0015】この問題を解決する手段として、近年実用
化された、高分子系熱粘性の接着剤(例えば:STAYSTIC
〔USA〕社製STAYSTIC)を使用した例を説明する。熱粘
性接着剤は加熱により粘性が低下し、常温では硬化する
という特徴を有する。半導体基板のプロセス工程終了
後、ウェハー裏面に熱粘性接着剤を塗布する。乾燥の
後、ウェハーをチップサイズにスクライブし、加熱雰囲
気で圧電体基板上にダイボンドすればチップ−オン−チ
ップの構造が実現される。熱粘性の接着剤は導電性,絶
縁性,熱伝導性等の種類が豊富であるので、必要に応じ
て、最適なものを選択することができる。
【0016】以上、図1乃至図3を用いて、本発明の有
用性を説明した。上記の実施例においては低雑音増幅器
と高周波フィルタの組合せを例示したが、本発明の有用
性は前記の組合せに限らず、例えば、高出力増幅器と高
周波フィルタ,高周波ミクサと高周波フィルタ,VCO
と高周波フィルタ,VCOの能動回路とVCOの弾性表
面波共振器、および、これらの組合せでも有用なことは
言うまでもない。
【0017】
【発明の効果】本発明により、高周波フィルタ素子と能
動素子の一体化を実現し、更に、能動素子用の整合回路
の一部あるいはバイアス回路の一部を弾性表面波素子用
の圧電基板上に形成することにより、能動素子のチップ
面積を必要最小限に抑えることができる。能動素子のチ
ップ面積を小さくすることにより、デバイス全体の低価
格化が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブロック図。
【図2】等価回路図。
【図3】実体図。
【符号の説明】
1…低雑音増幅器、2…高周波フィルタ、3…FET、
4…容量素子、5…インダクタンス、6…インダクタン
ス、7…抵抗素子、8…容量素子、9…弾性表面波共振
器、10…弾性表面波共振器、11…ギャップ容量、1
2…接続ワイヤ(インダクタンス)、13…接続ワイヤ
(インダクタンス)、14…接続ワイヤ(インダクタン
ス)、15…接続ワイヤ(インダクタンス)、16…パ
ッケージ、17…圧電体基板、18…半導体基板、19
…外部端子電極。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】能動回路素子と受動回路素子の一部およ
    び、これらと接続された電極パッドを有する少なくとも
    一個の半導体基板と、薄膜櫛型電極によって、弾性表面
    波の発生・検出を行う弾性表面波素子と受動回路素子の
    一部および、これらと接続された電極パッドを有する少
    なくとも一個の圧電体基板からなり、該圧電体基板上面
    に該半導体基板を搭載し、該半導体基板上の電極パッド
    と該圧電体基板間を配線したことを特徴とする高周波回
    路装置。
  2. 【請求項2】請求項1の高周波回路装置において、該半
    導体基板は該弾性表面波素子上の弾性表面波の発生・検
    出を行うための櫛型電極部分および、弾性表面波の伝搬
    する領域以外の領域に搭載されることを特徴とする高周
    波回路装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の圧電体基板上の電
    極パッドと半導体基板上の電極パッドの接続を、ワイヤ
    ボンディングで行ったことを特徴とする高周波回路装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれか記載の圧電体
    基板の上面と半導体基板の下面に、熱粘性接着剤を挿入
    することにより、該圧電体基板と該半導体基板の接続を
    行ったことを特徴とする高周波回路装置。
  5. 【請求項5】請求項1または2記載の圧電体基板上の電
    極パッドと半導体基板上の電極パッドの接続を、フリッ
    プチップボンディグで行ったことを特徴とする高周波回
    路装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5項のいずれか記載の圧電
    体基板上に形成した受動回路素子には、スパイラルイン
    ダクタンスまたは分布定数線路またはギャップ容量を含
    む事を特徴とする高周波回路装置。
  7. 【請求項7】請求項1ないし6のいずれか項記載の半導
    体基板上に形成した受動回路素子には、層間容量または
    ギャップ容量または分布定数線路または抵抗素子を含む
    事を特徴とする高周波回路装置。
  8. 【請求項8】請求項1ないし7項のいずれか記載の圧電
    性基板上に形成した受動回路素子は、半導体基板上に形
    成した、能動素子のインピーダンス整合回路の一部ある
    いは、能動素子のバイアス回路の一部として、機能する
    ことを特徴とする高周波回路装置。
  9. 【請求項9】請求項1ないし8項のいずれか記載の圧電
    性基板は、水晶あるいはLiNbO3、あるいはLiTa
    3、あるいはLi247、あるいは薄膜成長させたZ
    nO、あるいはAlNであることを特徴とする高周波回
    路装置。
  10. 【請求項10】請求項1ないし9項のいずれか記載の半
    導体基板は、Siあるいは、GaAsあるいは、InP
    であることを特徴とする高周波回路装置。
JP20491693A 1993-08-19 1993-08-19 高周波回路装置 Pending JPH0758586A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160110028A (ko) * 2015-03-09 2016-09-21 (주)와이솔 필터 모듈
US10171063B2 (en) 2015-03-09 2019-01-01 Wisol Co., Ltd. Filter module

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