JPH08265006A - 冷却管置溝付高周波電力伝送管 - Google Patents
冷却管置溝付高周波電力伝送管Info
- Publication number
- JPH08265006A JPH08265006A JP7091651A JP9165195A JPH08265006A JP H08265006 A JPH08265006 A JP H08265006A JP 7091651 A JP7091651 A JP 7091651A JP 9165195 A JP9165195 A JP 9165195A JP H08265006 A JPH08265006 A JP H08265006A
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- JP
- Japan
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- cooling tube
- waveguide
- cooling
- cooling pipe
- groove
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高周波電力を伝送する伝送管において、伝送
管の外表面に取付けられる冷却水路形成用の冷却管の取
付けを経済的でかつ冷却効果の高い取付け構造とする。 【構成】 導波管1の外表面の長手方向に一体成形によ
り、後に設置される冷却管2の外表面に対応した形状の
冷却管置溝8を設ける。
管の外表面に取付けられる冷却水路形成用の冷却管の取
付けを経済的でかつ冷却効果の高い取付け構造とする。 【構成】 導波管1の外表面の長手方向に一体成形によ
り、後に設置される冷却管2の外表面に対応した形状の
冷却管置溝8を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高周波電力を伝送する冷
却管置溝付高周波電力伝送管に関するものである。
却管置溝付高周波電力伝送管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高周波電力伝送用の導波管、同軸管等高
周波伝送線路を形成する高周波伝送管によって、電力を
伝送する場合には、使用される材質の高周波抵抗により
発熱する。特に大電力を伝送する場合にはこの発熱が大
きく、熱膨張により高周波伝送管に寸法変化や変形が発
生し、これによって高周波伝送性能に悪化をきたすこと
がある。このため冷却水路を伝送管の外周部に設けて伝
送管を一定の温度に保つ必要がある。図3(イ)、
(ロ)は冷却水路を形成する冷却管の取付けを示す。
(イ)図は導波管を例としてその断面で示している。導
波管1の外表面長手方向に冷却管2を接して、ろう付け
3をもって導波管1の外表面に固着する。冷却管2の内
側が冷却水路4となる。前記のろう付けによる取付けの
ほか、(ロ)図の押え金具6を用いて取付けることもで
きる。導波管1の外表面に接して長手方向に冷却管2を
配し、前記冷却管2の外表面に接し、両端で導波管1の
外表面と接する耳部6'を具える押え金具6を冷却管2上
より嵌め、前記耳部6'を導波管1の外周面に接して溶
接、又はねじ止め7で両者の間を固定する。
周波伝送線路を形成する高周波伝送管によって、電力を
伝送する場合には、使用される材質の高周波抵抗により
発熱する。特に大電力を伝送する場合にはこの発熱が大
きく、熱膨張により高周波伝送管に寸法変化や変形が発
生し、これによって高周波伝送性能に悪化をきたすこと
がある。このため冷却水路を伝送管の外周部に設けて伝
送管を一定の温度に保つ必要がある。図3(イ)、
(ロ)は冷却水路を形成する冷却管の取付けを示す。
(イ)図は導波管を例としてその断面で示している。導
波管1の外表面長手方向に冷却管2を接して、ろう付け
3をもって導波管1の外表面に固着する。冷却管2の内
側が冷却水路4となる。前記のろう付けによる取付けの
ほか、(ロ)図の押え金具6を用いて取付けることもで
きる。導波管1の外表面に接して長手方向に冷却管2を
配し、前記冷却管2の外表面に接し、両端で導波管1の
外表面と接する耳部6'を具える押え金具6を冷却管2上
より嵌め、前記耳部6'を導波管1の外周面に接して溶
接、又はねじ止め7で両者の間を固定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図3に示し
た冷却管の取付けを行う場合、その冷却管の設置を容易
にするため、実際には導波管あるいは同軸管の外表面長
手方向に図4(イ)、(ロ)に示すような凹形やV形の
置溝5を形成する加工を施すことが一般に行われている
が、この加工方法を採ると加工費が高くなる一方、冷却
管と導波管、あるいは冷却管と同軸管の接触が完全な面
接触とはならない可能性が大きく、このため、冷却効率
が低下するという問題が生じる。
た冷却管の取付けを行う場合、その冷却管の設置を容易
にするため、実際には導波管あるいは同軸管の外表面長
手方向に図4(イ)、(ロ)に示すような凹形やV形の
置溝5を形成する加工を施すことが一般に行われている
が、この加工方法を採ると加工費が高くなる一方、冷却
管と導波管、あるいは冷却管と同軸管の接触が完全な面
接触とはならない可能性が大きく、このため、冷却効率
が低下するという問題が生じる。
【0004】
【発明の構成】上記課題を解決するため、本発明は、冷
却管が接する伝送管外表面の長手方向部分に、導波管あ
るいは同軸管の製作時、その外表面と一体成形した冷却
管置溝を具える冷却管置溝付高周波電力伝送管を提供す
るものである。特に現在の製造技術では、その材料が
銅、銅合金、アルミニウムあるいはアルミニウム合金製
の導波管又は同軸管であれば、その引抜き成形加工によ
り、本発明の構造体は容易に製作することができる。更
にその材料がアルミニウム、またはアルミニウム合金製
の導波管、または同軸管であれば、その押出成形加工に
よっても容易に製作することができる。
却管が接する伝送管外表面の長手方向部分に、導波管あ
るいは同軸管の製作時、その外表面と一体成形した冷却
管置溝を具える冷却管置溝付高周波電力伝送管を提供す
るものである。特に現在の製造技術では、その材料が
銅、銅合金、アルミニウムあるいはアルミニウム合金製
の導波管又は同軸管であれば、その引抜き成形加工によ
り、本発明の構造体は容易に製作することができる。更
にその材料がアルミニウム、またはアルミニウム合金製
の導波管、または同軸管であれば、その押出成形加工に
よっても容易に製作することができる。
【0005】
【実施例】以下図1、図2に示す実施により本発明を説
明する。図1は銅、銅合金、アルミニウム、又はアルミ
ニウム合金の引抜きあるいは押出しにより成形された導
波管1を断面で示している。導波管の製作時、導波管1
の外表面において冷却管2の外表面に対応する形状の冷
却管置溝8が導波管1の外表面の長手方向に一体に形成
され、冷却管置溝8に冷却管2の外表面の一部を面接触
させて配置できる。 図2は、図1のものと同様に引き
抜きあるいは押出により成形された同軸管9を断面で示
している。同軸管9の外周部において冷却管2の外表面
に対応する形状の冷却管置溝8が、外部導体9'と一体に
成形され、冷却管置溝8に冷却管2の外表面の一部を面
接触させて配置できる。なお、中心導体10はその後、挿
入して配置される。なお、図1、図2の実施例では、断
面円形の冷却水路を示しているが、引抜き又は押出し加
工のダイス形状を変えることによって置溝の断面形状は
円形以外の形状とすることができ、また上記実施例では
伝送管外周の2箇所の位置に冷却管置溝を一体に設けた
ものを示しているが前記外周の任意箇所に複数箇の冷却
管置溝を一体に設けて冷却管を配置し、複数の冷却水路
を備えることができる。冷却管の置溝への取付けは図3
で説明したような方法によって行う。
明する。図1は銅、銅合金、アルミニウム、又はアルミ
ニウム合金の引抜きあるいは押出しにより成形された導
波管1を断面で示している。導波管の製作時、導波管1
の外表面において冷却管2の外表面に対応する形状の冷
却管置溝8が導波管1の外表面の長手方向に一体に形成
され、冷却管置溝8に冷却管2の外表面の一部を面接触
させて配置できる。 図2は、図1のものと同様に引き
抜きあるいは押出により成形された同軸管9を断面で示
している。同軸管9の外周部において冷却管2の外表面
に対応する形状の冷却管置溝8が、外部導体9'と一体に
成形され、冷却管置溝8に冷却管2の外表面の一部を面
接触させて配置できる。なお、中心導体10はその後、挿
入して配置される。なお、図1、図2の実施例では、断
面円形の冷却水路を示しているが、引抜き又は押出し加
工のダイス形状を変えることによって置溝の断面形状は
円形以外の形状とすることができ、また上記実施例では
伝送管外周の2箇所の位置に冷却管置溝を一体に設けた
ものを示しているが前記外周の任意箇所に複数箇の冷却
管置溝を一体に設けて冷却管を配置し、複数の冷却水路
を備えることができる。冷却管の置溝への取付けは図3
で説明したような方法によって行う。
【0006】
【発明の効果】上記のようにして構成された導波管、同
軸管は、従来実施されているように、導波管、同軸管を
製作後、改めて冷却管置溝加工を施す必要はなく、経済
的に製作することができる。また、冷却水路を形成する
冷却管が導波管、同軸管の外周面と一体成形された置溝
と密に面接触するので、冷却効率が従来の冷却管を導波
管、同軸管の外表面に固定したものより優れている。
軸管は、従来実施されているように、導波管、同軸管を
製作後、改めて冷却管置溝加工を施す必要はなく、経済
的に製作することができる。また、冷却水路を形成する
冷却管が導波管、同軸管の外周面と一体成形された置溝
と密に面接触するので、冷却効率が従来の冷却管を導波
管、同軸管の外表面に固定したものより優れている。
【図1】本発明の実施例を示す。
【図2】本発明の他の実施例を示す。
【図3】(イ)図は従来の冷却管取付けの概略説明図を
示し、(ロ)図は従来の冷却管取付けの他の例の概略説
明図である。
示し、(ロ)図は従来の冷却管取付けの他の例の概略説
明図である。
【図4】(イ)図は導波管外周面に従来の置溝加工を行
った説明図で、(ロ)図は同軸管外周面に従来の置溝加
工を行った説明図であり、いずれも断面で示す。 1 導波管 2 冷却管 3 ろう付け 4 冷却水路 5 置溝 6 押え金具 7 ねじ止め 8 置溝 9 同軸管 10 中心導体
った説明図で、(ロ)図は同軸管外周面に従来の置溝加
工を行った説明図であり、いずれも断面で示す。 1 導波管 2 冷却管 3 ろう付け 4 冷却水路 5 置溝 6 押え金具 7 ねじ止め 8 置溝 9 同軸管 10 中心導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑山 一郎 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電 気工業株式会社大阪製作所内
Claims (1)
- 【請求項1】 高周波電力を伝送する伝送管において、
前記伝送管の外表面の長手方向に一体成形により、設置
される冷却管の外表面に対応した形状の冷却管置溝を設
けたことを特徴とする冷却管置溝付高周波電力伝送管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7091651A JPH08265006A (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | 冷却管置溝付高周波電力伝送管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7091651A JPH08265006A (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | 冷却管置溝付高周波電力伝送管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08265006A true JPH08265006A (ja) | 1996-10-11 |
Family
ID=14032425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7091651A Pending JPH08265006A (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | 冷却管置溝付高周波電力伝送管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08265006A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115255535A (zh) * | 2022-07-01 | 2022-11-01 | 深圳市泽米激光技术有限公司 | 一种激光器冷却管的安装方法及其结构 |
-
1995
- 1995-03-23 JP JP7091651A patent/JPH08265006A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115255535A (zh) * | 2022-07-01 | 2022-11-01 | 深圳市泽米激光技术有限公司 | 一种激光器冷却管的安装方法及其结构 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040419 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040813 |