JPH0110935Y2 - - Google Patents

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JPH0110935Y2
JPH0110935Y2 JP1987162126U JP16212687U JPH0110935Y2 JP H0110935 Y2 JPH0110935 Y2 JP H0110935Y2 JP 1987162126 U JP1987162126 U JP 1987162126U JP 16212687 U JP16212687 U JP 16212687U JP H0110935 Y2 JPH0110935 Y2 JP H0110935Y2
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JP
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heat pipe
heat
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fins
heating element
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電気機器に取付けられる発熱素子など
の冷却に用いられるヒートパイプ式放熱器に関す
るものである。
〔従来技術とその問題点〕 一般に、電気機器に取付けられる半導体は、そ
の通電時に多量の熱を発生して加熱されるため、
焼損を防止する上から放熱器が取付けられてい
る。
従来多く用いられている放熱器は第4図に示す
ように、押出しやダイキヤスト成型により板状の
ベース1の片面に複数枚のフイン2を一体に突設
した断面櫛歯状をなし、この放熱器のフイン2と
反対側のベース1の面に複数個の発熱素子3を取
付けるようにしたものである。
しかしながら、この放熱器はベース1の部分で
固体伝熱となるため、必要な熱伝達断面積を得る
上で厚く形成しなければならず、この結果、放熱
器の重量が増加し、コストが高くなる。更にベー
ス1での熱伝達は放射状となるため、発熱素子3
の取付け位置を集中させることができず、均一に
分散して取付けなければならず機器設計上大きな
制約があつた。
このため、蒸気による急速な熱伝達作用を有す
るヒートパイプを用いた放熱器が近年開発されて
いる。このヒートパイプ式放熱器は第5図に示す
ようにヒートパイプ4の一端側に、発熱素子3を
取付ける金属製の発熱体取付けブロツク5を設
け、他端側にヒートパイプ4と垂直に複数枚のフ
イン2…を取付けたもの、或いは第6図に示すよ
うにヒートパイプ4の中央部に、発熱素子3を取
付ける発熱体取付けブロツク5を設け、両端側に
複数枚のフイン2…を取付けたものなどがある。
しかしながら上記従来構造のものは、熱源部と
なる発熱体取付けブロツク5と、放熱器となるフ
イン2とはヒートパイプ4の長手方向に沿つて直
線上に配置されているため、放熱器全体の形状が
大きく、限られた機器空間内で大きな空間面積を
占めるため機器の小型化を妨げる大きな原因とな
つていた。またフイン2は予め孔明け加工を行な
う必要があり、またこれら多数のフイン2を1枚
ずつヒートパイプ4に差し込んで組立てるため作
業性も悪いなどの欠点があつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、発
熱部と放熱部とをヒートパイプを介して両側に配
置して、長手方向に沿つた寸法を縮小して小型化
を図ると共に、放熱フインを薄肉、軽量化し、し
かも組立て作業性を向上させてコストの低減を図
つたヒートパイプ式放熱器を開発したものであ
る。
〔問題点を解決するための手段および作用〕
本考案は、板状のベースの片面に、複数枚のフ
インを一体に押出しまたはダイキヤスト成型した
断面櫛歯状をなす放熱フイン体の前記フインと反
対のベース面に、その一端から他端にわたりヒー
トパイプを傾斜させて密着せしめ、且つ該ヒート
パイプの下端側の位置に、ヒートパイプを狭持す
るように発熱体取付部を設けてなるヒートパイプ
式放熱器である。すなわち本考案は第1図に示す
ように、押出し、或いはダイキヤストにより一体
に成型した板状のベース1の片面に断面櫛歯状を
なす放熱フイン2を設け、このフインと反対のベ
ース面に、その一端から他端にわたりヒートパイ
プ4を傾斜させて密着せしめ、該ヒートパイプの
下端側の位置に、ヒートパイプを挟持するように
発熱体取付部5を設けたものである。
上記のベース面にヒートパイプを挟持する発熱
体取付部を設ける方法としては第2図および第3
図にその側面図を示す。第2図は、発熱体取付け
ブロツク5が銅或いはアルミニウム板で形成さ
れ、その片側に断面半円形状の凹溝7が形成さ
れ、他面に発熱素子3が取付けられるようになつ
ており、この発熱体取付けブロツク5は、その凹
溝7にヒートパイプ4の片側を嵌入させて、長手
方向に沿つたヒートパイプの下端側の位置にロー
付け或いは半田付けにより固定し、ヒートパイプ
4をベース1と発熱体取付けブロツク5とで両側
から挟持した状態とするものである。
なお、ヒートパイプ4のベース1への取付け
は、この場合ロー付け又は半田付けである。
また別の例としては第3図のようにダイキヤス
ト成型又は押出形材のプレス成形によりなるベー
ス1のフイン2と反対側の面に断面半円形状をな
す凹溝7−1を傾斜して形成し、ここにヒートパ
イプ4の片側を挿着して、接合すると共に、この
ヒートパイプの下端側を挟持するように板状の発
熱体取付けブロツク5を取付けたものである。
なおベース1とヒートパイプ4、及びブロツク
5の取付けは前述の例ではロー付け又は半田付け
の好ましい例を示したが、これに限定されるもの
ではなく、ヒートパイプ4を介してベース1にブ
ロツクをネジで機械的に結合してもよい。
しかして本考案はベースにヒートパイプを傾斜
させて設けた重力式ヒートパイプであるため内部
にウイツクやグルーブを設けず重力により作動液
を流下させるもので、通常のヒートパイプより安
価に製造することができる。また発熱体取付けブ
ロツクはヒートパイプの下端側に設けるので、ス
ペースをとり易いなどの利点を有するものであ
る。またベース1に凹溝7−1を設けることによ
りベース1とヒートパイプ4との接触面積が大と
なり更に熱伝達の向上をはかることができる。更
にベース1とヒートパイプ4との取付作業も容易
になる利点がある。なおベース1の凹溝7−1へ
のヒートパイプの取付けは、これに限定されるも
のではないが熱伝達の点から、ロー付け等の金属
結合が望ましい。
〔実施例〕
以下に本考案の一実施例について説明する。
第1図に示すように放熱フイン体6は板状のベ
ース1の片面に、複数枚のフイン2を間隔をおい
て垂直に突設し、断面櫛歯状に形成したものであ
り、押出し或いはダイキヤストにより一体に成型
して、ベース1およびフイン2を薄肉化したもの
である。
この放熱フイン体6のフイン2と反対側のベー
ス1の片面に、ヒートパイプ4が傾斜されて配置
され、ロー付けや半田付けにより固定されてい
る。このヒートパイプ4は内面にウイツクやグル
ーブを必要としない重力式ヒートパイプで密閉金
属管内に作動液を減圧封入したものである。
第2図に示すように発熱体取付けブロツク5
は、銅或いはアルミニウム板で形成され、その片
側に断面半円形状の凹溝7が形成され、他面に発
熱素子3が取付けられるようになつている。この
発熱体取付けブロツク5は、その凹溝7にヒート
パイプ4の片側を嵌入させて、長手方向に沿つた
ヒートパイプ下端側の位置にロー付け或いは半田
付けにより固定し、ヒートパイプ4をベース1と
発熱体取付けブロツク5とで両側から挟持した状
態とする。
上記構造のヒートパイプ式放熱器は発熱素子3
からの発熱を発熱体取付けブロツク5を介してヒ
ートパイプ4に伝達し、ここで内部に減圧封入し
た作動液の蒸発、凝縮作用を繰り返して、ヒート
パイプ4の長手方向に沿つて急速に熱伝達され
る。放熱フイン体6のベース1に密着してヒート
パイプ4が取付けられているので、ヒートパイプ
4からベース1の一端から他端にわたり全面に同
時に熱伝達されて、上下方向に広がりこのベース
1の全表面から放熱されると共に、更にこれと垂
直に設けたフイン2に伝達され、この表面からも
放熱されて、発熱素子3を急速に冷却することが
できる。
従つて上記ヒートパイプ式放熱器は、ヒートパ
イプ4の長手方向に沿つた片側に発熱部となる発
熱体取付けブロツク5を設け、他方側に放熱部と
なる放熱フイン体6を設け、並列した状態に配置
されているので、ヒートパイプ4の長手方向に沿
つた外形寸法を短縮化することができる。また放
熱フイン体6への熱伝達は、急速な伝熱作用を有
するヒートパイプ4を介して行なうので、第4図
に示す従来の固体伝熱方式に比べてヒートパイプ
下端側の位置に発熱体取付けブロツク5が取付け
られ、また必要とするベース1の薄肉化も可能と
なり、重量とコストの低減を図ることができる。
更に放熱フイン体6は押出しやダイキヤスト成型
により容易に断面櫛歯状のフインが得られ、第5
図および第6図に示す従来構造のものに比べて組
立作業も容易である。
〔考案の効果〕
以上説明した如く、本考案に係わるヒートパイ
プ式放熱器によれば、発熱部と放熱部とをヒート
パイプを介して両側に配置して、長手方向に沿つ
た寸法を縮小して小型化を図ると共に、放熱フイ
ンおよびベースを薄肉、軽量化し、しかも組立作
業性を向上させてコストの低減を図ることがで
き、さらに熱伝達の向上をはかることができるな
ど顕著な効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例によるヒートパイプ
式放熱器の斜視図、第2図は第1図の側面図、第
3図は異なる他の実施例の側面図、第4図は従来
の固体伝熱式の放熱器を示す斜視図、第5図およ
び第6図は従来のヒートパイプ式放熱器を示す斜
視図である。 1……ベース、2……フイン、3……発熱素
子、4……ヒートパイプ、5……発熱体取付けブ
ロツク、6……放熱フイン体、7……ブロツクの
凹溝、7−1……ベースの凹溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 板状のベースの片面に複数枚のフインを一体
    に押出しまたはダイキヤスト成型した断面櫛歯
    状をなす放熱フイン体の前記フインと反対のベ
    ース面にその一端から他端にわたりヒートパイ
    プを傾斜させて密着せしめ、且つ該ヒートパイ
    プの下端側の位置に、ヒートパイプを挟持する
    ように発熱体取付部を設けてなるヒートパイプ
    式放熱器。 (2) ベース面にヒートパイプをロー付け又は半田
    付けにより密着せしめる実用新案登録請求の範
    囲第1項記載のヒートパイプ式放熱器。 (3) ベース面の凹溝にヒートパイプを密着せしめ
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載のヒート
    パイプ式放熱器。
JP1987162126U 1987-10-23 1987-10-23 Expired JPH0110935Y2 (ja)

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JP1987162126U JPH0110935Y2 (ja) 1987-10-23 1987-10-23

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