JPH08264986A - ボックス取付型直列ユニット - Google Patents

ボックス取付型直列ユニット

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JPH08264986A
JPH08264986A JP7091684A JP9168495A JPH08264986A JP H08264986 A JPH08264986 A JP H08264986A JP 7091684 A JP7091684 A JP 7091684A JP 9168495 A JP9168495 A JP 9168495A JP H08264986 A JPH08264986 A JP H08264986A
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Nobutaka Inoue
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  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)
  • Details Of Television Systems (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 信号の漏洩やノイズ電波の飛び込みが無くて
良質の信号の利用が出来、組立の手間数が少なく、奥行
き寸法を小さくできて、深いボックスへの取付は勿論の
こと浅いボックスへの取り付けも出来るようにした直列
ユニットを提供する。 【構成】 ケースは上下に長い本体部と、該本体部の左
右においてそれぞれ上方に偏在した位置から左右の側方
に張り出させた張出部とから成る。接栓座をもって構成
した入力端子と出力端子は各張出部の下壁に備えさせ、
二つの分岐端子は本体部の前面壁に上下に離間させて備
えさせてある。ケース内には本体部と張出部に跨って1
枚の回路基板が納められ、入力端子と出力端子との間に
接続する分岐回路と、二つの分岐端子の間に接続する分
配回路とは、その回路基板に相互に分離した状態に備え
させてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばテレビの共同受信
施設において使用する直列ユニットに関し、詳しくは家
屋の壁面に埋め込み状に備えたボックスに取付けて使用
するボックス取付型直列ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の直列ユニットとしては、上部と
下部に夫々ボックスにおける上下の止付部に止め付ける
為の取付部材を備えたケースを有し、上記ケースの左右
の側面には、夫々同軸ケーブルの端部を段剥きしてその
外部導体と中心導体とを個別に接続するようにしてある
入力端子と出力端子とを備えさせ、上記ケースの前面に
は二つの分岐端子を相互に上下に離間させて備えさせ、
一方上記ケース内には、上記入力端子と出力端子との間
に接続する分岐回路と、上記二つの分岐端子の間に接続
する分配回路を備えさせたものがある。
【0003】上記構成の直列ユニットにあっては、二つ
の分岐端子に夫々テレビ信号が得られるので、そこに2
台の機器を接続して両方を同時使用できる特長がある。
しかし上記入力端子及び出力端子に同軸ケーブルを接続
して使用する場合、テレビ信号の通る中心導体が露出状
態であるため、そこから外部に信号が漏洩したり、外部
からノイズ電波がそこに飛び込んだりして上記テレビ信
号の質を低下させる問題点があった。又ケース内におい
ては、上記入力端子と出力端子との間のスペースと上記
二つの分岐端子の間のスペースとが重合する為、上記入
力端子と出力端子との間に接続する分岐回路と、上記二
つの分岐端子の間に接続する分配回路とが混雑し合い、
その結果、両回路が相互干渉を生じて信号の質を低下さ
せ易い問題点があった。
【0004】そこでこのような問題点の解決のために、
上記ケースを、前面に上記二つの分岐端子を備えさせる
ために上下に長く形成した本体部と、その背面において
上方に偏在した位置から後方に張り出させた張出部とに
より構成し、上記入力端子及び出力端子としては何れも
回路接続部と接栓装着部とケース取付部とを備えている
接栓座を用いると共に、それらの接栓座は各々の接栓装
着部が上記本体部の後方で且つ張出部の下方に位置し、
且つ回路接続部が張出部内に位置する状態において各々
のケース取付部を上記張出部の下壁に取付けたものがあ
る(例えば実開平5−28188号公報参照)。
【0005】上記のような構成のものにあっては、接栓
座の使用故に信号の漏洩やノイズ電波の飛び込みを防止
できて良質の信号を得るように出来る。又上記分岐回路
と上記分配回路とを別の基板に備えさせてそれらの基板
を上記張出部と上記本体部とに個別に配置することが出
来るので、両回路を別離させてそれらの相互干渉を防止
し良質の信号の利用を可能に出来る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記後者のもの
にあっては、組立に当り2枚の基板を夫々組み込まねば
ならぬ為、作業手間がかかる問題点があった。又上記張
出部の存在の為にケースの奥行き寸法が大きくなる問題
点があった。このことは、例えば建物の建築の場合にあ
って壁の施工の際に予めボックスが壁面に埋め込み状態
に備えておかれ、壁の施工完了後に共同受信施設の設置
作業員が直列ユニットの取付のためにそれを携えて上記
ボックスが備えられている現場に赴いた際に、上記予め
設置されていたボックスが奥行きの小さい浅型のボック
スであると、上記持参した直列ユニットの取付が出来
ず、深型のボックスへの取り替えのために壁をはつるな
どの余分の作業を強いる結果となる問題点があった。
【0007】本願発明のテレビ共聴用直列ユニットは上
記従来技術の問題点(技術的課題)を解決する為に提供
するものである。第1の目的は、複数の分岐端子に夫々
信号を得ることができて複数の機器の利用を可能にでき
るようにした直列ユニットを提供することである。第2
の目的は、使用状態において、信号の漏洩やノイズ電波
の飛び込みが無くて良質の信号の利用が出来るようにし
た直列ユニットを提供することである。第3の目的は、
分岐回路と分配回路との二つの回路を備えるものであっ
ても、それらを備えさせる為の回路基板は1枚で足り
て、組立に当たってその組み付け作業の手間数を少なく
できるようにすることである。第4の目的は、回路基板
が1枚であっても、その1枚の回路基板に備えさせる上
記の分岐回路と分配回路とを相互に別離させて配置する
ことが出来、その結果、分岐回路と分配回路との電気的
な相互干渉が無いように出来て良好な電気的特性を得る
ことが出来るようにすることである。第5の目的は、分
岐回路と分配回路とを相互に別離させて配置した回路基
板をケース内に備えさせるものであっても、そのケース
の外形形態としては奥行き寸法を小さくすることができ
て、深いボックスへの取付は勿論のこと浅いボックスへ
の取り付けも出来るようにした直列ユニットを提供する
ことである。他の目的及び利点は図面及びそれに関連し
た以下の説明により容易に明らかになるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本願発明におけるテレビ共聴用直列ユニットは、上
部と下部に夫々直列ユニット取付用のボックスに対する
取付部材を備えているケースを有し、上記ケースには入
力端子と出力端子とを備えさせると共に、上記ケースの
前面壁には複数の分岐端子を相互に上下に離間させて備
えさせ、上記ケース内には、上記入力端子と出力端子と
の間に接続した分岐回路と、上記複数の分岐端子の間に
接続した分配回路を備えさせているボックス取付型直列
ユニットにおいて、上記ケースは、上記複数の分岐端子
を相互に上下に離間させて備えさせる為に上下に長くし
た本体部と、上記本体部の左右においてそれぞれ上方に
偏在した位置から左右の側方に夫々張り出させた張出部
とから構成し、上記入力端子及び出力端子としては、何
れも一方の端部に回路接続部を、他方の端部に接栓装着
部を、それらの中間にケース取付部を夫々備えている接
栓座を用いると共に、それらの接栓座は、各々の接栓装
着部が上記本体部の左右の側方で且つ各張出部の下方に
位置し、各々の回路接続部が各張出部内に位置する状態
において、各々のケース取付部を各張出部の下壁に取付
け、上記ケース内には、上記両接栓座の回路接続部相互
間に位置させる為の分岐用基板部と、上記複数の分岐端
子においてケース内に位置する各々の回路接続部の間に
位置させる為の分配用基板部とを備えている平板状の1
枚の回路基板をケースの前面壁とほぼ平行状態に備えさ
せ、上記分岐回路は上記分岐用基板部に、上記分配回路
は上記分配用基板部に夫々備えさせたものである。
【0009】
【作用】接栓座の使用は、伝達すべき信号が外部に漏洩
したり、外部からのノイズ電波が上記信号に混入するこ
とを防止する。ケースを本体部とその本体部の左右にお
いてそれぞれ上方に偏在した位置から左右の側方に張り
出させた張出部とから構成し、その張出部の下壁に上記
接栓座から成る入力端子及び出力端子を取付けた構成
は、ケース内において、上記入力端子と出力端子におけ
る夫々の回路接続部間のスペースと、複数の分岐端子に
おける夫々の回路接続部の中間のスペースとを同一面上
に位置させると共に、それらのスペースを相互に偏在し
た状態とする。このことはケース内に1枚の回路基板を
備えさせて、その回路基板に分岐回路と分配回路とを相
互に別離させて配置することを可能にする。又上記構成
は、ケースの奥行き寸法を小寸法化する。
【0010】
【実施例】以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。図1において、ボックス取付型直列ユニットYは、
電気的機能を果たす回路が備えられている本体Aと該本
体Aをボックスに取付けるための取付枠Bとから構成し
ている。先ず本体AはケースA1を備え、該ケースA1に入
力端子A2と出力端子A3と複数例えば二つの分岐端子A4を
備えさせると共に、ケースA1内には図2の(B)に示す
回路基板Cを収容している。上記ケースA1は上記各端子
の取付ベースをなすと共に上記回路基板Cを収容保護す
る為のもので、図2の(A)、(D)に示すように、背
面側が開口部1aとなっている凹状のボディ1とその開口
部1aを塞ぐための図2の(C)に示す蓋2とから構成し
ている。上記ボディ1及び蓋2は、上記回路基板Cから
ケース外部への信号の漏洩及びケース外部から上記回路
基板Cへのノイズ電波の飛び込みを防止する為に導電性
の材料で形成しており、例えばボディ1は亜鉛ダイカス
ト成形で、蓋2は1mm厚のアルミニウム板で形成して
いる。尚3は開口部1aの周縁に備えさせた蓋受け用の段
部、4は回路基板Cの止付部材で、基板Cをボディ1内
の一定位置で受ける為の受部5と基板Cの止め付けを行
う為の止付片6とから構成している。該止付部材4は回
路基板Cをボディ1の前面壁1bと平行な状態に保持する
為に、図示の如くボディ1の周壁内面1cにおいて前面壁
1bから等距離の位置に多数を備えさせている。
【0011】上記ケースA1について更に説明する。A11
は上記ケースA1における本体部で、分岐端子A4の支持及
び分配回路の収容の為の部分であり、図1に示す如く複
数例えば本例では二つの分岐端子A4を相互に上下に充分
に離間させて配置できるようにする為に図示の如く上下
方向に長く形成しており、図2の(D)に示すようにボ
ディ1の前面壁1bに上記分岐端子A4を備えさせている。
又該本体部A11の内部は回路基板Cの存置用の空間7と
なっている。A12,A13はケースA1における張出部で、
夫々入力端子A2及び出力端子A3の取付及び分岐回路の収
容の為の部分であり、上記本体部A11の左8a及び右8b
(本実施例では背面側から見た状態において左、右とい
う)においてそれぞれ上方に偏在8cした位置から左右の
側方に張り出させている。上記偏在8cは、上記入力端子
A2における回路接続部15と出力端子A3における回路接続
部15との間の分岐回路配置用のスペースS1と、二つの分
岐端子A4における各々の回路接続部22の中間の分配回路
配置用のスペースS2とを相互に偏在させる為のものであ
って、その偏在の程度は、各々のスペースS1,S2に配置
する分岐回路と分配回路との相互の電気的干渉を防止さ
せられる程度に設定する。本例では、図示の如く本体部
A11の上面A11aと各張出部A12,A13の上面A12a,A13a
とが一致する位置まで偏在させている。上記張出の寸法
L1は、これらの張出部A12,A13における下壁9が入力
端子A2及び出力端子A3の取付部となっている為、そこに
入力端子A2及び出力端子A3の取付の寸法が確保され、且
つそれらの端子A2,A3と本体部A11の左8a及び右8bの側
面8a’,8b’との間に端子に対する接栓の装着を可能に
する隙間G1が出来る大きさに定めている。張出部A12,
A13の内部は回路基板Cの存置用の空間10となってい
る。
【0012】次に入力端子A2は周知の構造の接栓座をも
って構成してあり、図2の(D)に示す11は筒状の外部
導体、12は絶縁体、13は中心導体を夫々示す。上記外部
導体11はボディ1における張出部A12の下壁9と一体成
形しているが、別体成形のものを後付けによって下壁9
に取付けても良い。上記入力端子A2における各機能部に
ついて更に説明すれば、14は中間部に備えたケース取付
部で、ケースへの取付のための部分であり、本例では上
記一体成形によって張出部A12の下壁9に対する固着の
目的を果たしている。15は一方の端部に備えた回路接続
部で、ケースA1内の回路との接続のための部分であり、
張出部A12内に位置している。該回路接続部15は上記外
部導体11における一端11aと上記中心導体13において絶
縁体12から突出する部分13aとでもって構成され、上記
下壁9に対する上記ケース取付部14の取付によって、一
端11a及び突出部13aが張出部A12内に位置している。
前者11aはアース部であって、上記下壁9に対するケー
ス取付部14の固着により直列ユニットYの全体のアース
部であるケースA1と導通している。後者13aは信号伝達
部である。16は他方の端部に備えた接栓装着部で、接栓
の装着を行う為の部分を示し、接栓を螺着させる為のね
じ17を外部導体11の外周面に刻設している。上記のよう
な接栓座をもって構成された入力端子A2にあっては、高
周波信号(例えばVHFやUHF帯域のテレビ信号)が
通る中心導体13がアース部となる外部導体11で包囲さ
れ、又回路接続部15における中心導体13aはケースA1の
張出部A12によって包囲されている為、そこから外部へ
の信号の漏洩や外部のノイズ電波がその中心導体13に飛
び込むことが防止される。次に出力端子A3は上記入力端
子A2と同様の構成となっており、機能上入力端子A2と同
一又は均等の構成で説明が重複すると考えられる部分に
は、入力端子A2で用いた符号と同一の符号を付して重複
する説明を省略する。
【0013】次に分岐端子A4は2台の受信機器例えばテ
レビ受像機とビデオテープレコーダの接続の為に図1の
(B)のように二つを備え、それらをケースA1における
本体部A11の前面壁1bに上下に充分に離間させて備えさ
せている。ここでの充分な離間距離は、屋内配線器具に
おいてフラッシュプレートと称される化粧プレートにお
ける端子露出用の窓孔の上下方向寸法に対応させて決定
している。上記分岐端子A4は被せ付け型の接栓の装着が
出来るようにした接栓座をもって構成しており、図2の
(D)に示す18は外部導体、19は絶縁体、20は中心導体
を夫々示す。又機能面においては、21がケース取付部、
22が回路接続部、23が接栓装着部を夫々示す。これらの
各部材及び部分は、接栓装着部23が被せ付け型の接栓の
装着のために外部導体18の外周面をねじ溝のない直円筒
状に構成している点を除き上記入力端子A2における各部
材及び部分と同様の構成であって説明が重複するのでそ
の重複する説明を省略する。尚上記のような分岐端子A4
は、図示の二つの他にそれらの中間にもう一つを配置し
て合計三つにしても良い。
【0014】次に取付枠Bは上記本体Aを止付る為の基
板部B1とその上下において基板部B1と一体に構成した取
付部材B2,B3と、基板部B1の前面に取付けた化粧枠B4と
から構成している。上記基板部B1における24は取付枠B
と本体Aとの結合のための結合部材を示す。取付部材B
2,B3は家屋に対する該直列ユニットYの取付を行うた
めの部材で、各種の取付部に対する取付が出来るよう種
々の形状及び大きさの取付用の透孔25a〜25cを穿設し
てある。尚25dは他の形式の取付枠への止付の為の止付
部材を示す。化粧枠B4は前記した化粧プレートの窓孔に
丁度納まる形状に形成している。
【0015】次に図2の(B)に示される回路基板Cに
ついて説明する。該回路基板Cとしては例えば平板状の
1枚の印刷配線基板(プリント基板と称される)を用い
てあり、その外形形状は、上記両存置用空間7,10に跨
って収納される形状に形成している。26は該回路基板C
の周縁部に多数備えさせた欠如部で、前記止付部材4に
おける止付片6を嵌入させる為の部分である。27は入力
端子A2の回路接続部15における中心導体13との接続のた
めの接続部、28は出力端子A3に対する同様の接続部、2
9,29は分岐端子A4に対する同様の接続部を夫々示し、
各中心導体を嵌入させる為の欠如部27a,28a及び透孔
29aとその周囲の一部又はそれを取り囲むように備えさ
せた半田付け用のランド27b,28b,29bとから構成し
ている。C1は上記回路基板Cの内の上記接続部27,28の
間の分岐用基板部、C2は同じく二つの接続部29,29間の
分配用基板部を夫々示す。尚これらはその一部30におい
て重複している。31は上記分岐用基板部C1に備えさせた
周知の分岐回路で、接続部29との機械的な干渉の防止の
為に図示の如くやや側方に偏在させている。31aは分岐
回路31の入力端で、上記接続部27のランド27bに接続し
ており、31bは出力端で、上記接続部28のランド28bに
接続している。31cは分岐端である。32は上記分配用基
板部C2に備えさせた周知の分配回路で、上下の分岐端子
A4,A4に対する信号の分配を均等化させる為に、上記基
板C2において上下の接続部29,29のほぼ中間位置に設け
ている。32aは分配回路32の入力端で上記分岐端31cに
接続し、32b,32bは分配端で、上記各接続部29におけ
るランド29bに夫々接続している。
【0016】次に上記直列ユニットYのメーカーにおけ
る組立は次の通りである。図2の(A)の状態のボディ
1内にその開口部1aから同図(B)の回路基板Cを収納
する。この場合、基板Cは多数の止付部材4における受
部5の上に乗ってボディ1の前面壁1bと平行な状態とな
り、又、基板Cの欠如部26には止付片6が位置し、欠如
部27a,28a及び透孔29aには夫々端子A2,A3,A4の中
心導体13,20が位置する。又この状態では入力端子A2の
回路接続部15と出力端子A3の回路接続部15との間に分岐
用基板部C1が位置し、両分岐端子A4,A4の回路接続部2
2,22相互間に分配用基板部C2が位置する。その結果前
記スペースS1に分岐回路31が位置し、スペースS2に分配
回路32が位置する。上記の状態で止付片6でもって該基
板Cをボディ1に固定する。次に上記各ランド27b,28
b,29bと各端子A2、A3、A4の各中心導体13,20とを接
続例えば周知の如く半田付けする。次に蓋2を開口部1a
の段部3に向けて圧入すると(接着剤を併用しても良
い)本体Aが出来上がる。然る後、本体Aと取付枠Bと
を結合部材24でもって結合すると直列ユニットYが完成
する。該結合状態では、取付部材B2,B3がケースA1の上
下に備えられた状態となる。
【0017】上記直列ユニットを建物の壁面に予め設置
されているボックス例えばスイッチボックス35に取付け
る手順を図3、図4に基づき説明する。先ず上記ボック
ス35内にその透孔36を通して予め引き込まれている入力
側の同軸ケーブル40と出力側の同軸ケーブル41(本例で
は何れも上側の透孔36からの引き込み状態を示したが、
何れも下側の透孔36から引き込んだり、一方を上側の透
孔36から引き込み他方を下側の透孔36から引き込む場合
もある)とを、ボックス35の前面開口部35aから前方に
引き出し、各ケーブルの先端に夫々接続用の接栓42を取
付ける。そしてそれらの接栓42を上記入力端子A2及び出
力端子A3に夫々接続する。次に上記引き出した両同軸ケ
ーブル40,41を図3の(B)及び図4に示すように縁回
しをさせてボックス35内に納めながら直列ユニットの本
体Aをボックス35内に収納させ、上下の取付部材B2,B3
をボックス35における上下の止付部37に例えば止付ねじ
38でもって夫々止付る。この場合直列ユニットYの本体
Aの奥行き寸法L2が小さいため、ボックス35の背壁35b
の内面と直列ユニットYの本体Aの背面A'(蓋2の背面
が該背面A'となっている)との間には大きな奥行き方向
の寸法L3の空間43が空く。従って上記ケーブル40,41の
縁回しは該空間43を利用してゆったりと行うことが出
来、ボックス35内への収容作業を容易に行うことが出来
る。最後に化粧プレートを取付けて直列ユニットYの取
付作業が完了する。
【0018】使用状態において、ケーブル40を通して入
来する高周波信号(例えばテレビ信号)は入力端子A2か
ら分岐回路31へ至り、更に出力端子A3からケーブル41に
送出される。分岐回路31にて分岐されたテレビ信号は分
配回路32で分配され、両分岐端子A4,A4に出力される。
【0019】
【発明の効果】以上のように本願発明にあっては、複数
の分岐端子A4に夫々信号を得られるので、それらの分岐
端子A4に夫々機器を接続してそれらの何れの利用をも可
能にできる特長がある。更に入力端子A2及び出力端子A3
として何れも接栓座を使用しているので、使用状態にお
いてはノイズ電波の飛び込みや信号の漏洩は無く、従っ
て良質の信号の利用が出来る効果がある。しかも本願発
明の直列ユニットYにあっては、ケースA1を上下に長い
本体部A11と、その本体部A11の左8a及び右8bにおいて
夫々上方に偏在8cした位置から左右の側方に張り出させ
た張出部A12,A13とにより構成し、上記入力端子A2及
び出力端子A3として用いた接栓座は、各々の接栓装着部
16が上記本体部A11の左右の側方で且つ各張出部A12,
A13の下方に位置し、各々の回路接続部15が各張出部A
12,A13内に位置する状態において、各々のケース取付
部14を各張出部A12,A13の下壁9に取付けているの
で、ケースA1内においては、上記両回路接続部15,15間
の分岐回路配置用のスペースS1と、複数の分岐端子A4,
A4におけるケース内の夫々の回路接続部22,22の中間の
分配回路配置用のスペースS2とを同一面に位置させ、且
つ相互には上下に偏在した状態に出来る特長がある。こ
のことは、該直列ユニットYが分岐回路31と分配回路32
との二つの回路を備えるものであっても、上記同一面と
なった両スペースS1,S2に対して1枚の回路基板Cを跨
って配置して、その1枚の回路基板Cに対し各々のスペ
ースS1,S2において上記両回路31,32を夫々備えさせる
ことを可能に出来、その結果、直列ユニットYの組立の
際には1枚の回路基板を組み込むだけで良く、組立作業
の手間数を少なくできて組立コストを低減化できる効果
がある。しかも上記のように両スペースS1,S2は偏在し
た状態となるので、回路基板Cが1枚であっても、その
1枚の回路基板Cに対して上記偏在した両スペースS1,
S2に配置する上記両回路31,32は相互に別離状態に出
来、その結果、それら両者間の電気的相互干渉を防止し
て、使用状態において良好な電気的特性を得られる効果
がある。更に上記のように分岐回路31と分配回路32とを
別離させて配置した回路基板Cを備えるものであって
も、上記スペースの偏在が上下方向であるため、該回路
基板CはケースA1の前面壁1bとほぼ平行な状態に配置で
き、従ってケースA1の奥行き寸法L2を非常に小さくでき
る特長がある。このことは、深いボックスは勿論のこと
浅いボックス35にも支障無く取り付けることを可能に出
来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は後方側から見た状態を示す斜視図、
(B)は一部破断正面図。
【図2】(A)はケースにおけるボディの背面図、
(B)は回路基板の背面図、(C)は蓋の背面図、
(D)は(A)における2D−2D線切断部端面図。
【図3】(A)は側面図、(B)はケーブルを接続しボ
ックスに取付けた状態を示す側面図。
【図4】図2の(B)の状態をボックスを破断して後方
側から見た状態を示す図。
【符号の説明】
A1 ケース A2 入力端子 A3 出力端子 A4 分岐端子 A11 本体部 A12,A13 張出部 C 回路基板 C1 分岐用基板部 C2 分配用基板部 31 分岐回路 32 分配回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部と下部に夫々直列ユニット取付用の
    ボックスに対する取付部材を備えているケースを有し、
    上記ケースには入力端子と出力端子とを備えさせると共
    に、上記ケースの前面壁には複数の分岐端子を相互に上
    下に離間させて備えさせ、上記ケース内には、上記入力
    端子と出力端子との間に接続した分岐回路と、上記複数
    の分岐端子の間に接続した分配回路を備えさせているボ
    ックス取付型直列ユニットにおいて、上記ケースは、上
    記複数の分岐端子を相互に上下に離間させて備えさせる
    為に上下に長くした本体部と、上記本体部の左右におい
    てそれぞれ上方に偏在した位置から左右の側方に夫々張
    り出させた張出部とから構成し、上記入力端子及び出力
    端子としては、何れも一方の端部に回路接続部を、他方
    の端部に接栓装着部を、それらの中間にケース取付部を
    夫々備えている接栓座を用いると共に、それらの接栓座
    は、各々の接栓装着部が上記本体部の左右の側方で且つ
    各張出部の下方に位置し、各々の回路接続部が各張出部
    内に位置する状態において、各々のケース取付部を各張
    出部の下壁に取付け、上記ケース内には、上記両接栓座
    の回路接続部相互間に位置させる為の分岐用基板部と、
    上記複数の分岐端子においてケース内に位置する各々の
    回路接続部の間に位置させる為の分配用基板部とを備え
    ている平板状の1枚の回路基板をケースの前面壁とほぼ
    平行状態に備えさせ、上記分岐回路は上記分岐用基板部
    に、上記分配回路は上記分配用基板部に夫々備えさせた
    ことを特徴とするボックス取付型直列ユニット。
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