JP3030257B2 - 直列ユニット - Google Patents

直列ユニット

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JP3030257B2
JP3030257B2 JP8354653A JP35465396A JP3030257B2 JP 3030257 B2 JP3030257 B2 JP 3030257B2 JP 8354653 A JP8354653 A JP 8354653A JP 35465396 A JP35465396 A JP 35465396A JP 3030257 B2 JP3030257 B2 JP 3030257B2
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和美 田續
康正 鈴木
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Nippon Antenna Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビやラジオな
どの宅内共聴用に使う直列ユニットに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来の直列ユニットの第1の
例の組立説明図である。図中、71は金属ケース本体
部、72は入出力端子部、73はツメ受部、74は裏
蓋、75はツメ部である。この従来の直列ユニットの場
合、裏蓋74は、ツメ部75を金属ケース本体部71の
ツメ受け部73にはめ込むことによって取り付けてい
た。電波の漏洩や飛び込みが問題となる地域では、直列
ユニットの電気的なシールド性を高度に保つ必要があ
る。しかし、上述した直列ユニットを使用した場合、ツ
メ部75が本体から外れるおそれがあったり、金属ケー
ス本体部71と裏蓋74の接触部はシールドされている
が、間に浮きが生じるとそこから電波の漏洩や飛び込み
が発生することがある、といった問題があった。また、
入出力端子部が同軸ケーブル直付け型なので、同様に電
波の漏洩や飛び込みが発生することがある。
【0003】図12は、従来の直列ユニットの第1の例
の取り付け説明図である。図中、図11と同様な部分に
は同じ符号を付して説明を省略する。81はボックス、
82は取付ネジ、83は化粧板アダプタ、84は取付ネ
ジ、85は化粧板である。上述した従来の直列ユニット
では、金属ケース本体部71に設けられた取付用の長丸
穴に取付ネジ82を挿入してボックス81のネジ穴にネ
ジ止めし、この金属ケース本体部71のネジ穴に化粧板
アダプタ84を化粧板取付ネジ84でネジ止めし、最後
に化粧板85を化粧板アダプタ83にはめ込んで取り付
けていた。
【0004】しかし、化粧板はスイッチ用と兼用されて
いることから、従来のものよりも厚く、大型のスイッチ
が取り付け可能なワイドタイプのものがここ数年前から
発売されている。このワイドタイプの化粧板を使うとき
は、専用の取り付け枠を使わないと化粧板を取り付けで
きない構造になっている。しかし、上述した従来の直付
けユニットでは、金属ケース本体部71が板金製である
ために、取付枠の上下の耳部を切断して取り除かないと
専用取り付け枠に当たってしまい取り付けできない。し
かし、金属ケース本体部71が板金製であるために切除
することが困難である。また、専用取付枠に取り付ける
ための構造がない。したがって、上述した従来の直列ユ
ニットにはワイドタイプの化粧板が取り付けできないと
いう問題があった。
【0005】図13は、従来の直列ユニットの第2の例
の取付説明図である。図14は、従来の直列ユニットの
第2の例の部分的構成図である。図中、図12と同様な
部分には同じ符号を付して説明を省略する。91は樹脂
製の取付枠本体部、92は取付枠耳部、93は専用取付
枠、94は化粧板アダプタ、95は化粧板、96はワイ
ドタイプの化粧板、97は端子台、98はシールドケー
ス、99は取付ネジである。この従来の直列ユニット
は、取付枠本体部91の亜鉛ダイカスト製シールドケー
ス98に取り付けられた端子の全てがF型接栓座であ
り、さらに、シールドケース98の裏面開口部は金属製
蓋が圧入されており、電磁波妨害に強い構造になってい
る。
【0006】しかし、シールドケース本体部の裏蓋をシ
ールドケース本体部に圧入しただけの取付構造では、誤
って落下させたりした際に、圧入した裏蓋が外れるなど
の問題が発生するおそれがある。シールドケース本体部
と裏蓋の間に接着剤を付けて固定するなどの別工程を組
むとすればコストや手間がかかる。
【0007】また、上述した第2の従来の直列ユニット
にワイドタイプの化粧板を取り付ける際には、取付枠本
体部91の上下の耳部92をニッパなどで切断して取り
除いた後に、専用取り付け枠93をはめ込みにより取り
付けし、それをボックス81にボックス取付ネジ82で
ネジ止めし、化粧板アダプタ94を専用取り付け枠93
に化粧板取付ネジ84でネジ止めし、化粧板95、ワイ
ドタイプ化粧板96をはめ込んでいた。
【0008】しかし、取付枠本体部91と取付枠耳部9
2との間をニッパなどで切断して取り除く方法では問題
が残る。例えば、うまく希望する切断箇所で切断するこ
とができなかった場合には、専用取付枠93と嵌合すべ
き取付枠本体部91のツメ部など、必要部分までが欠落
してしまうおそれがある。切断面や切断面の角部分で作
業者がけがをするおそれがあり、危険である。また、誤
って落下させるなどして、一度取付枠耳部92を切断し
てしまうと再び、一般タイプの化粧板も取り付けること
ができなくなる。
【0009】さらにまた、上述したように直列ユニット
をボックス81に入れて設置する場合、入出力端子に取
り付ける同軸ケーブルは、必然的に上下方向に配線され
る。従って、入出力端子とテレビ・ラジオ端子の位置
は、必ず直角あるいはこれに近い角度関係でなければな
らない。しかも、テレビ・ラジオ端子の背面側に入出力
端子を設けるしかない。しかし、シールドケース本体部
の背面側と入出力端子との間を離さなければ、入出力端
子に接栓付き同軸ケーブルを取り付ける際に、シールド
ケース本体部の背面側が邪魔になり、接栓付同軸ケーブ
ルを接続しにくい、接栓を回すときに回しづらいなどの
欠点がある。
【0010】一方、シールドケース本体部を大きくして
入出力端子とシールドケース本体部の背面側との距離を
離すと、ボックス81内のスペースが狭くなって遊びが
なくなるので、ボックス81内で同軸ケーブルの引き回
しや設置作業がやりづらいなどの問題があり、シールド
ケース本体部はできるだけ小さくしなければならない。
【0011】そのため、シールドケース本体部の裏蓋ま
での長さを2段階にして、その間に入出力端子を取り付
け、裏蓋を2個使用するものがある。また、入出力端子
およびテレビ・ラジオ端子が直角の関係にあるので、シ
ールドケース本体部に内蔵された回路基板との配線は、
平面的に直線的に行うことができない。そのため、回路
基板を2枚に分割して段差を持たせて立体的に配置した
り、回路基板は一枚にするが、入出力端子と回路基板と
の間を長いジャンパー線で接続したりしていた。
【0012】また、取付枠本体部91とシールドケース
98との接合には、取付枠本体の略中央部で取付ビス9
9により接合されており、テレビ・ラジオ端子が2端子
の場合は問題ないものの、1端子の場合は、上下いずれ
かに偏った配置となり見栄えが良くない。また、中央部
に設ける場合は、取付ビスの位置を適当な位置にずらす
必要がある。さらに、テレビ・ラジオ端子を3個口とす
るにはビスの位置に苦慮する等の問題があった。上述し
たように、全ての端子をF型接栓座にしたものは、構造
上の不備要因による事故発生や設置作業性の悪さと、部
品数が多くなり組立の手間もかかるという問題があっ
た。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した問題
点を解決するためになされたもので、シールド性を向上
させ電波の漏洩や飛び込みの発生を防止するとともに、
入出力端子への同軸ケーブルの取り付けが容易で、部品
数が少なく組立の手間がかからない直列ユニットを提供
することを目的とするものである。さらにまた、専用の
取り付け枠を使うワイドタイプの化粧板を用いる場合で
も、不要部を切断して除去する必要がない直列ユニット
を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1に記
載の発明においては、受信機端子および入出力端子を有
するシールドケースと該シールドケースを固定する取付
枠体と、該取付枠体に取り付けられる端子台を有する直
列ユニットであって、前記シールドケースは、前記受信
機端子が立設された底面と、前記取付枠体の長手方向に
略直交し所定間隔を開けて設けられ前記入出力端子のそ
れぞれが立設された2つの取付面と、前記2つの取付面
の遠端側同士を連結し前記入出力端子の内側を取り囲む
第1の外囲部と、前記2つの取付面の近端側同士の間を
連結し前記取付枠体の長手方向に延在して少なくとも1
つの前記受信機端子の内側を取り囲む第2の外囲部と、
蓋部を有し、前記第2の外囲部の前記底面からの高さ
は、前記入出力端子の取付面および前記第1の外囲部の
前記底面からの高さよりも低く、前記蓋部は、前記第1
の外囲部の背面開口部を覆う第1の蓋部と前記第2の外
囲部の背面開口部を覆う第2の蓋部と前記第1,第2の
蓋部を連結するとともに前記取付面の近端側間の部分を
塞ぐ連結部からなるものである。
【0015】したがって、入出力端子に同軸ケーブルを
取り付ける際に、シールドケース本体部の背面側が邪魔
にならず、接栓付同軸ケーブルが接続しやすくなる。そ
の際、裏蓋は1個で済ますことができ部品点数、組立の
手間を少なくすることができる。
【0016】請求項2に記載の発明においては、請求項
1に記載の直列ユニットにおいて、前記2つの取付面の
近端側の端縁部は溝を有し、該溝間に前記蓋部の前記連
結部が挿入され、前記第1,第2の外囲部の前記背面開
口部は蓋受部を有し、該蓋受部の外周部は、前記第1,
第2の蓋部が前記蓋受部にはめ込まれた後に内側にカー
ルされて前記蓋部が前記第1,第2の外囲部および前記
取付面に取り付けられるものである。
【0017】したがって、シールドケース本体部と裏蓋
との取付のシールド性を良くして電波の漏洩や飛び込み
を防止することができる。また、裏蓋をケースに圧入す
るだけの取り付けでは外れることがあるが、裏蓋をケー
スから容易に外れないように取り付けることができる。
【0018】請求項3に記載の発明においては、請求項
1または2に記載の直列ユニットにおいて、前記シール
ドケースは、配線基板を収容し、前記受信機端子の中心
導体は前記配線基板の配線パターンに接続され、前記入
出力端子の中心導体は、弾性を有する導電性部材であり
R曲げされ、かつ、先端のくの字状屈曲部が前記配線パ
ターンに接続されるものである。
【0019】したがって、入出力端子の中心導体で同軸
ケーブル芯線と配線基板の間を電気的に接続することが
でき、部品点数、組立の手間を少なくすることができ
る。また、中心導体のR曲げによる弾性力と、先端のく
の字状屈曲部が配線基板裏面に接合し、弾性力による戻
りを防止し、配線基板との接触の信頼性を増すことがで
きる。
【0020】請求項4に記載の発明においては、請求項
1ないし3のいずれか1項に記載の直列ユニットにおい
て、前記取付枠体は上下にシールドケース取付用係合部
が立設され、前記シールドケースは、前記第1の外囲部
の上面および第2の外囲部の下面に取付枠体取付用係合
部を有し、前記シールドケース取付用係合部および前記
取付枠体取付用係合部の係合により、前記シールドケー
スが前記取付枠体に固定されるものである。したがっ
て、従来技術のような受信機端子を設けた面からのビス
による固定に比し、組立作業が容易であることと、受信
機端子の設定位置が自在となる。請求項に記載の発明
においては、受信機端子および入出力端子を有するシー
ルドケースと該シールドケースを固定する取付枠体と、
該取付枠体に取り付けられる端子台を有する直列ユニッ
トであって、前記取付枠体は、前記シールドケースを固
定する取付枠本体部と、該取付本体部の上部および下
部に設けられ取付穴を有する取付枠耳部を有し、前記取
付枠本体部および前記取付枠耳部は両者の係合部により
連結されているものである。
【0021】したがって、取付枠本体部と取付枠耳部と
を分離可能にして、取り付けられる化粧板の選択範囲を
拡げることができる。例えば、従来の直列ユニットでは
取付枠を切断しないと取り付けできないような化粧板を
取り付ける際にも、取付枠本体部から取付枠耳部を外し
た状態で専用枠にはめ込めば化粧板を取り付けできる。
取付枠耳部を誤って取り外しても再取り付けできる。従
来のニッパなどで切断する他の方法に比べて所定の最適
な位置で分離することができるので作業性が良く、安全
性も高い。また、客先の要求により、専用枠のみしか使
わない場合は、最初から取付枠耳部を外した状態で提供
すれば、設置時の手間もメーカ側の工程も省ける。
【0022】請求項に記載の発明においては、請求項
に記載の直列ユニットにおいて、前記取付枠本体部
は、前記取付枠耳部の取り外し用溝部が設けられた立設
面を有し、前記取付枠耳部側の前記係合部は、前記立設
面により連結され互いに内向きの1対のツメ部を少なく
とも1対有し、前記取付枠本体部側の前記係合部は、前
記1対のツメ部を受ける互いに外向きの1対のツメ受部
を少なくとも1対有するものである。したがって、取付
枠本体部と取付枠耳部とが分離可能な状態での結合力を
高めることができる。
【0023】請求項に記載の発明においては、請求項
またはに記載の直列ユニットにおいて、前記係合部
は、前記シールドケースが前記取付枠本体部に固定され
ることにより前記係合部の解除が阻止されるものであ
る。したがって、取付枠本体部と取付枠耳部とを分離困
難な状態にすることができる。
【0024】請求項に記載の発明においては、請求項
またはに記載の直列ユニットにおいて、前記端子台
は、前記取付枠本体部の端子台取付部に回し込んで取り
付けられるものであり、前記端子台が前記取付枠本体部
に取り付けられることにより前記係合部の解除が阻止さ
れるものである。したがって、端子台を交換することが
可能であるとともに、取付枠本体部と取付枠耳部とを分
離困難な状態にすることができる。
【0025】請求項に記載の発明においては、請求項
5ないし8のいずれか1項に記載の直列ユニットにおい
て、前記取付枠体本体部は上下にシールドケース取付用
係合部が立設され、前記シールドケースは上下に取付枠
体取付用係合部を有し、前記シールドケース取付用係合
部および前記取付枠体取付用係合部の係合により、前記
シールドケースが前記取付枠体に固定されるものであ
る。したがって、従来技術のような受信機端子を設けた
面からのビスによる固定に比し、組立作業が容易である
ことと、受信機端子の設定位置が自在となる。請求項1
0に記載の発明においては、受信機端子および入出力端
子を有するシールドケースと該シールドケースを固定す
る取付枠体と、該取付枠体に取り付けられる端子台を有
する直列ユニットであって、前記取付枠体は、前記シー
ルドケースを固定する取付枠本体部と、該取付枠本体部
の上部および下部に設けられ取付穴を有する取付枠耳部
を有し、前記取付枠本体部に対して前記取付枠耳部は回
動可能に連結されているものである。
【0026】
【発明の実施の形態】図1、図2は、本発明の直列ユニ
ットの実施の一形態を説明するための全体構成図であ
る。図1(a)は平面図、図1(b)は正面図、図1
(c)は下面図、図1(d)は右側面図、図2(a)は
裏面図、図2(b)はこの右側面断面図である。図中、
1は取付枠本体部、2は取付枠耳部、3はシールドケー
ス本体部、3aは遠端、3bは近端、4はテレビ・ラジ
オ端子、5は端子台、6は入出力端子、7は裏蓋であ
る。
【0027】取付枠本体部1において、8は端子台用ツ
メ受部、9は穴部、10は専用取付枠用ツメ部、11は
3個口用ツメ部、12はケース取付用ツメ部、13,1
4はケース固定用ガイド、20は耳部取付用第1ツメ受
部である。シールドケース本体部3において、15はケ
ース用ツメ受け部、16は押さえ片である。取付枠耳部
2において、17はボックス取付ネジ用長丸穴、18は
木ねじ取付用穴、19は化粧板取付ネジ用丸穴、21は
耳部取付用第1ツメ部、22は立設部、34は取り外し
溝である。図2(b)に示されるように、シールドケー
ス本体部3の内部において、31は基板、32は絶縁
体、33は中心導体、33aは屈曲部である。
【0028】図1に示すように、この実施の形態は、テ
レビ・ラジオ端子4および入出力端子6を有するシール
ドケース本体部3および裏蓋7と、このシールドケース
本体部3を固定しボックスや板壁に取り付けるとともに
化粧板が取り付けられ、取付枠本体部1と2つの取付枠
耳部2の3部体からなる取付枠体と、この取付枠体に取
り付けられる端子台を有する直列ユニットである。
【0029】図2(b)に示すように、F型のテレビ・
ラジオ端子4は、シールドケース本体部3の底面に立設
されている。また、図2(a)に示すように、F型接栓
座の入出力端子6のそれぞれは、取付枠本体部1の長手
方向に垂直な図示水平方向に間隔を開けて設けられた、
シールドケース本体部3の2つの取付面に立設されてい
る。このシールドケース本体部3の2つの取付面の互い
に離れている遠端3a側同士の縁部同士は、断面がコの
字状の外囲部上部につながり、この外囲部上部が、入出
力端子6の内側、および、上側のテレビ・ラジオ端子4
の内側を取り囲んでいる。
【0030】シールドケース本体部3の2つの取付面の
互いに近づいている側の近端側3b同士は、断面が細長
いコの字状の外囲部下部につながり、この外囲部下部
は、近端側3b同士の間を連結するとともに、取付枠本
体部1の長手方向の図示下方向に延在して下側のテレビ
・ラジオ端子4の内側を取り囲んでいる。このようなシ
ールドケース本体部3は、例えば、底面、幅方向左右の
取付面、外囲部上部、外囲部下部と、所定の位置に立設
されたF型の接栓座のテレビ・ラジオ端子4および入出
力端子6の筒状シールド部とが一体的に亜鉛ダイカスト
で形成され、裏側の開口部が裏蓋7により覆われてい
る。
【0031】ここで、シールドケース本体部3の外囲部
下部の底面からの高さは、入出力端子6の取付面および
外囲部上部の底面からの高さよりも低くされている。そ
の結果、入出力端子への同軸ケーブルの取り付けが容易
になる。図示の例では、外囲部下部の底面からの高さ
は、入出力端子6の外形の最も低い部分とほぼ等しい高
さにしているので、一層取り付けが容易になる。裏蓋7
は、後述する図8にも示されるように、外囲部上部の背
面開口部を覆う部分と、外囲部下部の背面開口部を覆う
部分とこれら両者を連結するとともに取付面の間の隙間
を塞ぐ連結部からなる。なお、外囲部上部の背面開口部
を覆う部分には、図示しない銘板を貼り付けるためのわ
ずかなくぼみが設けられている。
【0032】図2に示すように、シールドケース本体部
3の中には、配線基板31が収容され、この配線基板3
1にはテレビ・ラジオ端子4および入出力端子6が電気
的に接続される。特に、入出力端子6の中心導体33
は、弾性を有しシールドケース本体部3の取付面の穴に
絶縁体32を介して取り付けられR曲げされることによ
って配線基板31に接続され、先端の「く」の字状屈曲
部33aが配線基板31の裏面に係合し、弾性力による
戻りを防止している。
【0033】再び、図1に戻り、取付枠体の部分につい
て説明する。取付枠体は、取付枠本体部1とその上部お
よび下部に取り付けられた取付枠耳部2からなる。取付
枠本体部1は、上下および左右に対称な形状であり、取
付枠耳部2は上下とも同一形状である。取付枠本体部1
にはシールドケース本体部3が固定され、取付枠耳部2
には種々の取付穴が設けられている。
【0034】取付枠本体部1と取付枠耳部2とは、図3
〜図5を参照して後述するように、両者の係合部により
連結されている。図1(d)においては、取付枠本体部
1側に設けられた耳部取付用第1ツメ受部20と、取付
枠耳部2側に設けられこれと嵌合する耳部取付用第1ツ
メ部21のみが見えている。取付枠本体部1および取付
枠耳部2の材質としては、例えば、適当な強度と可撓性
を併せ持つポリカーボネートを用いることができる。
【0035】図示の例では、回転により脱着させて異な
る色のものに交換可能な端子台5を上下に2箇所用いて
いる(2個口・2端子)。取付枠本体部1には、この端
子台5用の取付部が3箇所同形状に用意されており、こ
の取付部は、開口部に端子台用ツメ受部8を有し、底部
に穴部9を有する略円筒状である。シールドケース本体
部3の底面にテレビ・ラジオ端子4が立設された部分で
は、穴部9からテレビ・ラジオ端子4が突き出してい
る。この取付部内の円筒側面は、この端子台用ツメ受部
8から図示スリット状の切り欠きまでの所定角度にわた
って開口している。
【0036】一方、端子台5も筒状で、筒状側面に2個
の突起が設けられており、この突起を端子台用ツメ受部
8に合わせて端子台5を差し込み所定角度回転させ、開
口部周縁の裏面において、この突起が図示スリット状の
切り欠きの手前に来ると、この裏面に設けられた凹部と
係合するとともに同じく裏面に設けられた立設部に当接
して回転が阻止される。このようにして、端子台5は取
付枠本体部1に取り付けられる。なお、一般に、端子台
を取付枠の取付部に差し込み所定角度回転させて着脱自
在に取り付けるものは、本出願人の出願になる特開平8
−162184号公報などに記載されている。図示の例
のような2個口・2端子に限らず、中央部分の取付部も
含め、任意の1箇所にテレビ・ラジオ端子4を立設さ
せ、3個口・3端子や1個口・1端子の端子台5を取り
付けることができる。
【0037】なお、端子台には、図14に示した従来例
で図示したような、端子台5を上中下の3個口分を並べ
た長さの端子台97もある。この場合、テレビ・ラジオ
端子4の端子数として2端子、1端子のものがある(3
個口・2端子,3個口・1端子)。3個口用ツメ部11
は、このような端子台97でも脱着できるように設けら
れたもので、端子台97のツメ受部と係合することによ
り取り付けられる。
【0038】取付枠本体部1には、図13を参照して説
明したワイドタイプの化粧板96用の専用取付枠93が
取付可能なように専用取付枠用ツメ部10を、左右側面
の上部および下部にそれぞれ2個ずつ設けている。上述
したワイドタイプの化粧板96のような化粧板を取り付
ける場合は、取付枠本体部1から取付枠耳部2を外した
状態で、取付枠本体部1に専用取付枠93をはめ込んで
化粧板96を取り付ける。
【0039】図1(d)および図2に示されるように、
取付枠本体部1には、裏側の上下端縁に、シールドケー
ス本体部3を取り付け固定できるケース取付用ツメ部1
2が立設されている。これに対応して、シールドケース
本体部3にも上下面にケース取付用ツメ受け部15が設
けられて、両者が上下位置で係合されるとともに、取付
枠本体部1の裏側には、中心寄りの左右にケース固定用
ガイド13,14が立設され、シールドケース本体部3
の上述した外囲部下部をはめ込んで固定位置を規制して
いる。ケース取付用ツメ部12は、具体的には、後述す
る図3に示される上下の立設部43の対向面上に設けら
れることにより、シールドケース本体部3に立設されて
いる。
【0040】図2(a)に示されるように、この外囲部
下部の左右側面の下部には、耳状の押さえ片16が一対
設けられている。これは、図1(d)に示した取付枠本
体部1側の耳部取付用第1ツメ受部20(図において、
記号20は上の耳部取付用第1ツメ受部にのみ付してい
る)と取付枠耳部2側の耳部取付用第1ツメ部21(図
において、記号21は上の取付枠耳部2の耳部取付用第
1ツメ部にのみ付している)との係合が解除されないよ
うにするものである。一方、取付枠本体部1側の上の耳
部取付用第1ツメ受部20と取付枠耳部2側の耳部取付
用第1ツメ部21との係合は、シールドケース本体部3
の外囲部上部側の底面により係合が解除されないように
なっている。
【0041】取付枠耳部2の立設部22は、この立設部
22に設けられた取り外し溝34にマイナスドライバー
を差し込んで取付枠本体部1と取付枠耳部2との係合を
無理抜きにより解除するためのものである。また、この
立設部22は、取付枠本体部1のケース取付用ツメ部1
2の裏側に当接することにより、ケース取付用ツメ部1
2の補強壁としても作用する。なお、取付枠本体部1と
取付枠耳部2とは、図3〜図5を参照して後述するよう
に、耳部取付用第2ツメ部41および耳部取付用第2ツ
メ受部42によっても係合しており、端子台5が取り付
けられていない状態においては、この係合も同時に解除
することができる。
【0042】取付枠耳部2に設けられたボックス取付ネ
ジ用長丸穴17は、図12に示した従来例と同様に、取
付ネジ82でボックス81に取り付けるための穴であ
る。木ねじ取付用穴18は、板壁に開けられた穴に直列
ユニットを取り付けるための穴である。化粧板取付ネジ
用丸穴19は、図12に示した従来例と同様に、通常タ
イプの化粧板アダプタ83を取り付けるためのネジ穴で
ある。したがって、取付枠本体部1に取付枠耳部2を取
り付けた状態で化粧板に通常タイプの化粧板を取り付け
できる。
【0043】図3は、図1に示した取付枠本体部、取付
枠耳部、シールドケース本体部の組立図である。図4
は、図1に示した取付枠耳部の構成図であり、図4
(a)は正面図、図4(b)は右側面図、図4(c)は
裏面図である。図5は、図1に示した取付枠本体部の構
成図であり、図5(a)は正面図、図5(b)は右側面
図である。図中、図1,図2と同様な部分には同じ符号
を付して説明を省略する。41は耳部取付用第2ツメ
部、42は耳部取付用第2ツメ受部、43は立設部であ
る。
【0044】耳部取付用第1ツメ部21は、取付枠耳部
2の左右のアーム部分の先端に設けられている。これに
対し、耳部取付用第1ツメ受部20は、取付枠本体部1
の左右側面の上下に張り出した部分の裏面側に形成され
ている。また、図1では見えなかったが、図3,図4に
示されるように、耳部取付用第2ツメ受部41が、取付
枠耳部2の立設部の根元に突き出している。これに対
し、図5に示されるように、耳部取付用第2ツメ受部4
2が、取付枠本体部1の正面側の上下左右角部分にある
略三角形状のくぼみの先端に設けられている。
【0045】取付枠耳部2を取付枠本体部1に取り付け
るには、耳部取付用第1ツメ部21が耳部取付用第1ツ
メ受部20に係合し、耳部取付用第2ツメ部41が取付
枠本体部1の上述した略三角形状のくぼみに挿入され、
耳部取付用第2ツメ受部42に係合するように装着す
る。したがって、取付枠耳部2は、互いに内向きの1対
のツメ部を有し、取付枠本体部1は、この1対のツメ部
を受ける互いに外向きの1対のツメ受部を有しており、
この組み合わせを、4組上下左右対称に有している。上
述した例では、取付枠本体部1側に耳部取付用第1ツメ
受部20および耳部取付用第2ツメ受部42を、取付枠
耳部2側に耳部取付用第1ツメ部21および耳部取付用
第2ツメ部41を設けたが、これらを設ける側を逆にし
てもよい。あるいは、いずれか一方の係合のみを用いる
ようにしてもよい。
【0046】取付枠本体部1の裏側の上下端縁には一対
の立設部43が設けられ、対向面にケース取付用ツメ部
12がある。シールドケース本体部3を取付枠本体部1
に取り付けるには、ケース取付用ツメ部12がケース用
ツメ受け部15に係合するように装着する。次に、図1
に示した端子台5を、筒状側面に設けられた突起を端子
台用ツメ受部8に合わせて差し込み所定角度回転させて
取付枠本体部1に装着する。
【0047】あるいは、3個口・2端子,3個口・1端
子のような1個の端子台を使用することもでき、この場
合には、3個口用ツメ部11にはめて装着する。なお、
この端子台の場合にも、取付枠本体部1と取付枠耳部2
との係合が解除されることを阻止することができる。既
に説明したように、取付枠本体部1と取付枠耳部2とを
分離するときは、シールドケース本体部3および端子台
5を外してから、取付枠本体部1のケース取付用ツメ部
12の背面に面して形成された取付枠耳部2の取り外し
溝34にマイナスドライバーなどを挿入し、取付枠耳部
2を引っ張ればよい。
【0048】図6、図7は、図1に示したシールドケー
ス本体部,裏蓋および、図2に示した回路基板の組立図
である。図8は、裏蓋の構成図であり、図8(a)は正
面図、図8(b)は右側面図である。図9は、シールド
ケース本体部と裏蓋との間の結合方法の説明図である。
図中、図1,図2と同様な部分には同じ符号を付して説
明を省略する。51は裏蓋挿入用溝、52は裏蓋受け用
段部、53は切り欠き部、61は連結部、62は切欠溝
である。図6では、入出力端子6の中心導体33および
絶縁体32の図示を省略している。
【0049】図6に示すように、シールドケース本体部
3の裏面開口部の周縁部には、外囲部上部、外囲部下部
とも、内側に裏蓋受け用段部52が設けられている。ま
た、入出力端子6が取り付けられた2つの取付面の近端
側の端縁部には裏蓋挿入用溝51が設けられている。シ
ールドケース本体部3には、1枚の配線基板53が挿入
されて取り付けられ、この配線基板53上の穴に2個の
テレビ・ラジオ端子4の中心導体側の先端が挿入されて
配線基板53上の配線パターンと半田付けされ相互間の
電気的接続がなされる。
【0050】一方、図7に示されるように、入出力端子
6の絶縁体32と、あらかじめR曲げしてあって先端が
特に段差をつけて細幅にされた板状の中心導体33とを
F型接栓座の入出力端子6の端子内部に挿入した後に、
配線基板31を挿入する。その際、中心導体33のR曲
げによるバネ性により、配線基板31の切り欠き部53
が中心導体33に当たりながら挿入され、中心導体33
の先端の「く」の字状屈曲部33aが配線基板31の裏
面に当接する。配線基板31の挿入後も、中心導体33
は、配線基板31の切り欠き部53にバネ性により当た
っている。
【0051】中心導体33の先端の接触部を配線基板3
1の配線パターンに半田付けすることによって、中心導
体と基板を電気的に接続することができる。なお、絶縁
体32を取り付けた中心導体33を接栓座の中に通して
行く際に、上述した先端の「く」の字状屈曲部33aに
より、接栓座の内壁に立ち上がっている絶縁体固定スト
ッパに引っかからずに通り抜けることができる。
【0052】同軸ケーブルの引き回し、入出力端子6,
テレビ・ラジオ端子4の位置関係などを考慮すると、入
出力端子6の中心導体33はストレートに1枚の配線基
板31に取り付けできないが、上述したように中心導体
33の引き回しを改良することによって、1枚の配線基
板31に取り付けできるようにしている。
【0053】図7,図8に示すように、裏蓋7は、シー
ルドケース本体部3の外囲部上部の背面開口部を覆う部
分、外囲部下部の背面開口部を覆う部分、両者の間を連
結するとともに取付面の間の部分を塞ぐ連結部61から
なる。配線基板31への配線終了後、シールドケース本
体部3の一対の裏蓋挿入用溝51の間に連結部61の幅
方向の端縁が挿入される。同時に、裏蓋挿入用溝51の
下側の側面をなす厚み部分は、裏蓋7の切欠溝62に対
して案内レールの機能を果たす。裏蓋7は、この挿入用
溝51および上述した側面の厚み部分により案内され
て、図6,図7に示した裏蓋受け用段部52に落とし込
まれる。図9に示すように、裏蓋受け用段部52の外周
部を上からプレスすると外周部が内側にカールされて、
蓋裏蓋を裏蓋受け部との間に挟み込み、シールドケース
本体部3に裏蓋7が取り付けられる。
【0054】図示の例では、裏蓋挿入用溝51の深さが
奥に進むにつれて浅くなるように形成して、裏蓋7の連
結部61が挿入されるにつれて堅くはめ込まれるように
しているが、同じ深さにしておいてもよい。
【0055】図10は、本発明の直列ユニットの他の実
施の形態を説明するための部分構成図である。図10
(A)は裏面図、図10(B)は右側面図、図10
(C)は動作説明図である。図中、111は取付枠本体
部、111aは端部軸支持部、111bは中央軸支持
部、111cは軸、111dはストッパ、112,11
2’は取付枠耳部、112aは立設部、112bは切り
欠き付き軸穴である。この実施の形態は、取付枠本体部
111と取付枠耳部112との係合を、軸111cと切
り欠き付き軸穴112bとの係合によって実現したもの
である。
【0056】図10(A)に示すように、取付枠本体部
111は、上端中央に中央軸支持部111b、上端左右
に端部軸支持部111aが形成されたものである。加え
て、左側の端部軸支持部111aと中央軸支持部111
bとの間、および、右側の端部軸支持部111aと中央
軸支持部111bとの間には、図10(C)に示すよう
な軸111cが形成されている。一方、図10(A)に
示すように、取付枠耳部112は、下端に一対の立設部
112aを有し、各立設部は、左右の端部軸支持部11
1aと中央軸支持部111bとの間にはめ込まれてい
る。立設部112aには、図10(C)に示すような切
り欠き付き軸穴112bが形成されている。
【0057】図10(C)において、切り欠き付き軸穴
112bは、軸111cが外れない程度に円形の軸穴の
一部が切り欠かれたものである。この切り欠き付き軸穴
112bを軸111cに押し込んではめ込むことによ
り、切り欠き付き軸穴112bと軸111cとが係合
し、取付枠本体部111と取付枠耳部112とが連結さ
れる。
【0058】図13に示したワイドタイプの化粧板96
のような化粧板を取り付ける場合は、軸111cから無
理に切り欠き付き軸穴112bを引き抜いて、取付枠耳
部112を取り外してしまうことも可能である。しか
し、図10(B),図10(C)に示すように、この取
付枠耳部112を、軸11cを中心に90°回転させる
と、取付枠耳部112’の位置に移り、ストッパ11d
により回転が阻止される。この状態で、取付枠本体部1
11に専用取付枠93をはめ込んで化粧板96を取り付
けることができる。再度、取付枠耳部112が必要にな
った場合には、取付枠耳部112を元に戻せばよい。
【0059】図10では、シールドケース3を取付枠本
体部111に取り付けるための構造の図示を省略した。
図14を参照して説明した従来例と同様に、取付枠本体
部111と図示しないシールドケースとを取付ビスによ
り接合することができる。あるいは、図1等を参照して
説明した第1の実施の形態と同様に、取付枠本体部11
1の裏側の上下端縁に、シールドケースを取り付け固定
できるケース取付用ツメ部を立設し、これに対応して、
シールドケースにも上下面にケース取付用ツメ受け部を
設け、両者が上下位置で係合されるとともに、取付枠本
体部111の裏側において、中心寄りの左右にケース固
定用ガイドを立設し、シールドケースの外囲部をはめ込
んで固定位置を規制してもよい。取付枠耳部112を図
10(B)の実線の位置および112’を付した破線の
2つの角度位置のいずれかに定めた後にシールドケース
および端子台を取り付けることにより、取付枠耳部11
2の回動を阻止し、取付枠耳部112をこの角度位置に
固定するようにしてもよい。
【0060】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の直列ユニットによれば、電波の漏洩や飛び込みの発生
を防止することができるとともに、ボックス内の限られ
た狭いスペースでありながら直列ユニットを容易に収納
でき、入出力端子への同軸ケーブルの取り付けが容易
で、部品点数が少なく組立の手間がかからないという効
果がある。さらにまた、専用の取り付け枠を使う化粧板
を用いる場合でも、取付枠体を3分割方式としたため、
不要部を切断して除去する必要がないという効果があ
る。さらにまた、テレビ・ラジオ端子の位置と数の限定
が、3カ所において自在に設定することが可能であると
いった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の直列ユニットの実施の一形態を説明す
るための第1の全体構成図である。
【図2】本発明の直列ユニットの実施の一形態を説明す
るための第2の全体構成図である。
【図3】図1に示した取付枠本体部、取付枠耳部、シー
ルドケース本体部の組立図である。
【図4】図1に示した取付枠耳部の構成図である。
【図5】図1に示した取付枠本体部の構成図である。
【図6】図1に示したシールドケース本体部、裏蓋およ
び、図2に示した回路基板の第1の組立図である。
【図7】図1に示したシールドケース本体部、裏蓋およ
び、図2に示した回路基板の第2の組立図である。
【図8】裏蓋の構成図である。
【図9】シールドケース本体部と裏蓋との間の結合方法
の説明図である。
【図10】本発明の直列ユニットの他の実施の形態を説
明するための部分構成図である。
【図11】従来の直列ユニットの第1の例の組立説明図
である。
【図12】従来の直列ユニットの第1の例の取付説明図
である。
【図13】従来の直列ユニットの第2の例の取付説明図
である。
【図14】従来の直列ユニットの第2の例の部分的構成
図である。
【符号の説明】
1 取付枠本体部 2 取付枠耳部 3 シールドケース本体部 4 テレビ・ラジオ端子 5 端子台 6 入出力端子 7 裏蓋 8 端子台用ツメ受部 9 穴部 10 専用取付枠用ツメ部 11 3個口用ツメ部 12 ケース取付用ツメ部 13 ケース固定用ガイド 14 ケース固定用ガイド 15 ケース用ツメ受け部 16 押さえ片 20 耳部取付用第1ツメ受部 21 耳部取付用第1ツメ部 22 立設部 31 配線基板 33 中心導体 34 取り外し溝 41 耳部取付用第2ツメ部 42 耳部取付用第2ツメ受部 43 立設部 51 裏蓋挿入用溝 52 裏蓋受け用段部
フロントページの続き (72)発明者 田邊 弘之 埼玉県蕨市北町4丁目7番4号 日本ア ンテナ株式会社蕨工場内 (56)参考文献 特開 昭61−104572(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 17/04

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信機端子および入出力端子を有するシ
    ールドケースと該シールドケースを固定する取付枠体
    と、該取付枠体に取り付けられる端子台を有する直列ユ
    ニットであって、前記シールドケースは、前記受信機端
    子が立設された底面と、前記取付枠体の長手方向に略直
    交し所定間隔を開けて設けられ前記入出力端子のそれぞ
    れが立設された2つの取付面と、前記2つの取付面の遠
    端側同士を連結し前記入出力端子の内側を取り囲む第1
    の外囲部と、前記2つの取付面の近端側同士の間を連結
    し前記取付枠体の長手方向に延在して少なくとも1つの
    前記受信機端子の内側を取り囲む第2の外囲部と、蓋部
    を有し、前記第2の外囲部の前記底面からの高さは、前
    記入出力端子の取付面および前記第1の外囲部の前記底
    面からの高さよりも低く、前記蓋部は、前記第1の外囲
    部の背面開口部を覆う第1の蓋部と前記第2の外囲部の
    背面開口部を覆う第2の蓋部と前記第1,第2の蓋部を
    連結するとともに前記取付面の近端側間の部分を塞ぐ連
    結部からなることを特徴とする直列ユニット。
  2. 【請求項2】 前記2つの取付面の近端側の端縁部は溝
    を有し、該溝間に前記蓋部の前記連結部が挿入され、前
    記第1,第2の外囲部の前記背面開口部は蓋受部を有
    し、該蓋受部の外周部は、前記第1,第2の蓋部が前記
    蓋受部にはめ込まれた後に内側にカールされて前記蓋部
    が前記第1,第2の外囲部および前記取付面に取り付け
    られることを特徴とする請求項1に記載の直列ユニッ
    ト。
  3. 【請求項3】 前記シールドケースは、配線基板を収容
    し、前記受信機端子の中心導体は前記配線基板の配線パ
    ターンに接続され、前記入出力端子の中心導体は、弾性
    を有する導電性部材でありR曲げされ、かつ、先端のく
    の字状屈曲部が前記配線パターンに接続されることを特
    徴とする請求項1または2に記載の直列ユニット。
  4. 【請求項4】 前記取付枠体は上下にシールドケース取
    付用係合部が立設され、前記シールドケースは、前記第
    1の外囲部の上面および第2の外囲部の下面に取付枠体
    取付用係合部を有し、前記シールドケース取付用係合部
    および前記取付枠体取付用係合部の係合により、前記シ
    ールドケースが前記取付枠体に固定されることを特徴と
    する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の直列ユニ
    ット。
  5. 【請求項5】 受信機端子および入出力端子を有するシ
    ールドケースと該シールドケースを固定する取付枠体
    と、該取付枠体に取り付けられる端子台を有する直列ユ
    ニットであって、前記取付枠体は、前記シールドケース
    を固定する取付枠本体部と、該取付本体部の上部およ
    び下部に設けられ取付穴を有する取付枠耳部を有し、前
    記取付枠本体部および前記取付枠耳部は両者の係合部に
    より連結されていることを特徴とする直列ユニット。
  6. 【請求項6】 前記取付枠本体部は、前記取付枠耳部の
    取り外し用溝部が設けられた立設部を有し、前記取付枠
    耳部側の前記係合部は、前記立設部により連結され互い
    に内向きの1対のツメ部を少なくとも1対有し、前記取
    付枠本体部側の前記係合部は、前記1対のツメ部を受け
    る互いに外向きの1対のツメ受部を少なくとも1対有す
    ることを特徴とする請求項に記載の直列ユニット。
  7. 【請求項7】 前記係合部は、前記シールドケースが前
    記取付枠本体部に固定されることにより前記係合部の解
    除が阻止されることを特徴とする請求項またはに記
    載の直列ユニット。
  8. 【請求項8】 前記端子台は、前記取付枠本体部の端子
    台取付部に回し込んで取り付けられるものであり、前記
    端子台が前記取付枠本体部に取り付けられることにより
    前記係合部の解除が阻止されることを特徴とする請求項
    またはに記載の直列ユニット。
  9. 【請求項9】 記取付枠体本体部は上下にシールド
    ケース取付用係合部が立設され、前記シールドケースは
    上下に取付枠体取付用係合部を有し、前記シールドケー
    ス取付用係合部および前記取付枠体取付用係合部の係合
    により、前記シールドケースが前記取付枠体に固定され
    ることを特徴とする請求項5ないし8のいずれか1項に
    記載の直列ユニット。
  10. 【請求項10】 受信機端子および入出力端子を有する
    シールドケースと該シールドケースを固定する取付枠体
    と、該取付枠体に取り付けられる端子台を有する直列ユ
    ニットであって、前記取付枠体は、前記シールドケース
    を固定する取付枠本体部と、該取付枠本体部の上部およ
    び下部に設けられ取付穴を有する取付枠耳部を有し、前
    記取付枠本体部に対して前記取付枠耳部は回動可能に連
    結されていることを特徴とする直列ユニット。
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