JPH0826482A - 薄板の積載装置 - Google Patents
薄板の積載装置Info
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- JPH0826482A JPH0826482A JP16227094A JP16227094A JPH0826482A JP H0826482 A JPH0826482 A JP H0826482A JP 16227094 A JP16227094 A JP 16227094A JP 16227094 A JP16227094 A JP 16227094A JP H0826482 A JPH0826482 A JP H0826482A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 薄板を積載した実パレットと空パレットとの
入替え時に、作業者が何ら関与せずに自動積載を可能と
し、設備が大型にならない薄板の積載装置を提供する。 【構成】 薄板2を搬送する搬送経路に、薄板2を一時
的に載置する仮置台26と、仮置台26上に載置した薄
板2が所定枚数に達した時点でまとめて把持し、薄板2
を積載する積載手段41に移送する把持手段28とを設
け、連続して搬送されてくる薄板2を仮置台26上に一
時的に載置している間に、薄板2を積載するパレット2
7の交換等を自動的に行うように構成した薄板の積載装
置21。
入替え時に、作業者が何ら関与せずに自動積載を可能と
し、設備が大型にならない薄板の積載装置を提供する。 【構成】 薄板2を搬送する搬送経路に、薄板2を一時
的に載置する仮置台26と、仮置台26上に載置した薄
板2が所定枚数に達した時点でまとめて把持し、薄板2
を積載する積載手段41に移送する把持手段28とを設
け、連続して搬送されてくる薄板2を仮置台26上に一
時的に載置している間に、薄板2を積載するパレット2
7の交換等を自動的に行うように構成した薄板の積載装
置21。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、順次搬送されてくる薄
板状の物を自動的に積載する装置に関し、例えばプリン
ト配線用銅張積層板の製造過程に用いて好適な薄板の積
載装置に関する。
板状の物を自動的に積載する装置に関し、例えばプリン
ト配線用銅張積層板の製造過程に用いて好適な薄板の積
載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント配線用銅張積層板の製造の基板
となるプリプレグを製造するには、例えば、エポキシ樹
脂液を満たした含浸槽中にガラスクロスを通過させるこ
とによって、ガラスクロスにエポキシ樹脂を含浸させ、
次いで、これを乾燥炉に通して乾燥させ、乾燥硬化した
ものをカッターで所定の寸法に切断して基材であるプリ
プレグとする。そして、このプリプレグを所定枚数積層
し、その積層したプリプレグの片面あるいは両面に更に
銅箔を積層して加熱加圧することにより接着成形して積
層板とする。プリプレグは、所定枚数をパレットに載置
した状態で、即ちパレット上に積載した状態で銅箔接着
工程部に搬送される。前記プリプレグを積層する工程で
は、図9及び図10に示すような積載装置が使用される
ことがある。
となるプリプレグを製造するには、例えば、エポキシ樹
脂液を満たした含浸槽中にガラスクロスを通過させるこ
とによって、ガラスクロスにエポキシ樹脂を含浸させ、
次いで、これを乾燥炉に通して乾燥させ、乾燥硬化した
ものをカッターで所定の寸法に切断して基材であるプリ
プレグとする。そして、このプリプレグを所定枚数積層
し、その積層したプリプレグの片面あるいは両面に更に
銅箔を積層して加熱加圧することにより接着成形して積
層板とする。プリプレグは、所定枚数をパレットに載置
した状態で、即ちパレット上に積載した状態で銅箔接着
工程部に搬送される。前記プリプレグを積層する工程で
は、図9及び図10に示すような積載装置が使用される
ことがある。
【0003】積載装置1は、コンベヤ13により図の左
方から右方へ、即ち上流側から下流側に1枚ずつ搬送さ
れてくるプリプレグ2を2つのパレット3、4上に積層
し、所定枚数が載置された後、パレット3、4を次の工
程部に搬送するようになっている。積載装置1の概略構
成を説明すると、コンベヤ13からパレット4に至る搬
送経路に、プリプレグ2のうちの不良品をパレツト3の
下方に仕分け搬送する第1の仕分コンベヤ5と、良品の
プリプレグ2を一方のパレット3に向けて搬送するため
の第2の仕分コンベヤ6と、プリプレグ2を他方のパレ
ット4に搬送するコンベヤ7、8、9とを備えている。
なお、コンベヤ7の下側にもコンベヤ11が設けられ、
コンベヤ7の上流端とコンベヤ11の上流端との間に
は、1枚のプリプレグ2を通過させ得る程度の間隙が形
成されている。
方から右方へ、即ち上流側から下流側に1枚ずつ搬送さ
れてくるプリプレグ2を2つのパレット3、4上に積層
し、所定枚数が載置された後、パレット3、4を次の工
程部に搬送するようになっている。積載装置1の概略構
成を説明すると、コンベヤ13からパレット4に至る搬
送経路に、プリプレグ2のうちの不良品をパレツト3の
下方に仕分け搬送する第1の仕分コンベヤ5と、良品の
プリプレグ2を一方のパレット3に向けて搬送するため
の第2の仕分コンベヤ6と、プリプレグ2を他方のパレ
ット4に搬送するコンベヤ7、8、9とを備えている。
なお、コンベヤ7の下側にもコンベヤ11が設けられ、
コンベヤ7の上流端とコンベヤ11の上流端との間に
は、1枚のプリプレグ2を通過させ得る程度の間隙が形
成されている。
【0004】プリプレグ2が良品であって、パレット4
に積載する場合は、第1の仕分コンベヤ5は図9に示す
ようにほぼ水平状態に位置決めされるが、第2の仕分コ
ンベヤ6は反時計方向に駆動されて傾斜したコンベヤ7
と傾斜面が一致するように位置決めされる。従って、コ
ンベヤ7とコンベヤ11との間の間隙は閉塞され、第2
の仕分コンベヤ6からコンベヤ7への搬送路が形成され
ることになる。この結果、プリプレグ2はコンベヤ1
3、第1及び第2の仕分コンベヤ5、6を介してコンベ
ヤ7に搬送され、更にコンベヤ8、9を介してパレット
4に搬送される。そして、パレット4上にプリプレグ2
が積載されると、積載量に対応してパレット4が下方に
位置制御され、所定枚数が積載されるようになる。
に積載する場合は、第1の仕分コンベヤ5は図9に示す
ようにほぼ水平状態に位置決めされるが、第2の仕分コ
ンベヤ6は反時計方向に駆動されて傾斜したコンベヤ7
と傾斜面が一致するように位置決めされる。従って、コ
ンベヤ7とコンベヤ11との間の間隙は閉塞され、第2
の仕分コンベヤ6からコンベヤ7への搬送路が形成され
ることになる。この結果、プリプレグ2はコンベヤ1
3、第1及び第2の仕分コンベヤ5、6を介してコンベ
ヤ7に搬送され、更にコンベヤ8、9を介してパレット
4に搬送される。そして、パレット4上にプリプレグ2
が積載されると、積載量に対応してパレット4が下方に
位置制御され、所定枚数が積載されるようになる。
【0005】パレット4上に所定枚数のプリプレグ2が
積層されると、パレット4に積載したまま銅箔接着工程
部に搬送し、次のプリプレグ2を積載するための空パレ
ット4を設置する。この空パレット4の交換作業に、例
えば60秒程度の時間がかかるのであるが、プリプレグ
2の搬送を停止すると作業効率が低下する。そこで、パ
レット4の交換時には、第2の仕分コンベヤ6を図9に
実線で示すようにほぼ水平状態に位置決めし、コンベヤ
13、第1の仕分コンベヤ5を介して搬送されてくるプ
リプレグ2をコンベヤ11に仕分け搬送し、パレット3
に積載させる。従って、プリプレグ2は搬送停止される
ことがなく、前記交換時間例の場合は、2〜3枚のプリ
プレグ2がパレット3に積載される。そして、パレツト
4の交換が終了した後、或いはパレット3への積載が所
定量に達した場合に、第2の仕分コンベヤ6を再び反時
計方向に駆動し、当初に説明したようにプリプレグ2を
コンベヤ7、8、9を介して交換された空きパレット4
に積載する。なお、搬送中のプリプレグ2に不良品があ
る場合は、第1の仕分コンベヤ5が時計方向に回動制御
され、不良プリプレグ2がシューター12に収容され
る。
積層されると、パレット4に積載したまま銅箔接着工程
部に搬送し、次のプリプレグ2を積載するための空パレ
ット4を設置する。この空パレット4の交換作業に、例
えば60秒程度の時間がかかるのであるが、プリプレグ
2の搬送を停止すると作業効率が低下する。そこで、パ
レット4の交換時には、第2の仕分コンベヤ6を図9に
実線で示すようにほぼ水平状態に位置決めし、コンベヤ
13、第1の仕分コンベヤ5を介して搬送されてくるプ
リプレグ2をコンベヤ11に仕分け搬送し、パレット3
に積載させる。従って、プリプレグ2は搬送停止される
ことがなく、前記交換時間例の場合は、2〜3枚のプリ
プレグ2がパレット3に積載される。そして、パレツト
4の交換が終了した後、或いはパレット3への積載が所
定量に達した場合に、第2の仕分コンベヤ6を再び反時
計方向に駆動し、当初に説明したようにプリプレグ2を
コンベヤ7、8、9を介して交換された空きパレット4
に積載する。なお、搬送中のプリプレグ2に不良品があ
る場合は、第1の仕分コンベヤ5が時計方向に回動制御
され、不良プリプレグ2がシューター12に収容され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の積載装置1にあ
っては、パレットが満載状態になったときに、実パレッ
ト(プリプレグ2を積載したパレット)と空パレットと
を入れ換える作業が必要であり、このために作業者が立
ち会う必要がある。また、実パレットと空パレットとの
入替え作業を自動的に行うには、設備が大型になってし
まう。更に、実パレットと空パレットとの入替え工程を
必要としないためには、搬送経路を分岐させて積載装置
を2台配置する必要があり、設備が大型になってしま
う。また、プリプレグはパレットの横方向から滑るよう
にして積層され、しかも積載したプリプレグに対して整
頓を行う機能が設けられておらず、積載精度が良くない
等の問題があった。本発明の目的は、薄板を積載した実
パレットと空パレットとの入替え時に、作業者が何ら関
与せずに自動積載を可能とし、設備が大型にならない薄
板の積載装置を提供することにある。
っては、パレットが満載状態になったときに、実パレッ
ト(プリプレグ2を積載したパレット)と空パレットと
を入れ換える作業が必要であり、このために作業者が立
ち会う必要がある。また、実パレットと空パレットとの
入替え作業を自動的に行うには、設備が大型になってし
まう。更に、実パレットと空パレットとの入替え工程を
必要としないためには、搬送経路を分岐させて積載装置
を2台配置する必要があり、設備が大型になってしま
う。また、プリプレグはパレットの横方向から滑るよう
にして積層され、しかも積載したプリプレグに対して整
頓を行う機能が設けられておらず、積載精度が良くない
等の問題があった。本発明の目的は、薄板を積載した実
パレットと空パレットとの入替え時に、作業者が何ら関
与せずに自動積載を可能とし、設備が大型にならない薄
板の積載装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る上記目的
は、薄板の搬送手段と、前記搬送手段に対して昇降可能
な載置手段と、前記載置手段上に積載された所定量の前
記薄板を他に移載する移載手段とを備えた積載装置にお
いて、前記搬送手段による搬送経路上で前記載置手段の
上流側に、前記搬送手段により搬送される前記薄板を一
時的に載置する仮置台と、前記仮置台上に載置した前記
薄板が所定枚数に達した時点でこれらをまとめて把持し
前記載置手段に移送する把持手段とを設けたことを特徴
とする薄板の積載装置により達成される。
は、薄板の搬送手段と、前記搬送手段に対して昇降可能
な載置手段と、前記載置手段上に積載された所定量の前
記薄板を他に移載する移載手段とを備えた積載装置にお
いて、前記搬送手段による搬送経路上で前記載置手段の
上流側に、前記搬送手段により搬送される前記薄板を一
時的に載置する仮置台と、前記仮置台上に載置した前記
薄板が所定枚数に達した時点でこれらをまとめて把持し
前記載置手段に移送する把持手段とを設けたことを特徴
とする薄板の積載装置により達成される。
【0008】
【作用】仮置台を設けることで、薄板は常に仮置台に所
定枚数載置されてからまとめて載置手段に移載されるの
で、薄板の搬送を停止することなく実パレットと空パレ
ットを交換することができ、効率良く薄板をパレット上
に積載して行くことができる。
定枚数載置されてからまとめて載置手段に移載されるの
で、薄板の搬送を停止することなく実パレットと空パレ
ットを交換することができ、効率良く薄板をパレット上
に積載して行くことができる。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の第1実施
例を説明する。なお、図1は積載装置の構成を示す側面
図、図2は平面図、図3は吸着搬送機と仮置台の関連を
示す平面図、図4は吸着搬送機と仮置台の関連を示す斜
視図、図5はチャッキングの構成と作用を示す側面図、
図6はプリプレグの積載状況を示す斜視図である。先
ず、積載装置21の構成について説明すると、ティップ
ル22は図の左方側から右方側、即ち上流側から下流側
に搬送されてくるプリプレグ2をコンベヤ23上か、或
いはコンベヤ23の下側に設けたコンベヤ24上に仕分
けて搬送するためのものであり、従来例で説明した第1
の仕分コンベヤ5と同様の作用を行うものである。
例を説明する。なお、図1は積載装置の構成を示す側面
図、図2は平面図、図3は吸着搬送機と仮置台の関連を
示す平面図、図4は吸着搬送機と仮置台の関連を示す斜
視図、図5はチャッキングの構成と作用を示す側面図、
図6はプリプレグの積載状況を示す斜視図である。先
ず、積載装置21の構成について説明すると、ティップ
ル22は図の左方側から右方側、即ち上流側から下流側
に搬送されてくるプリプレグ2をコンベヤ23上か、或
いはコンベヤ23の下側に設けたコンベヤ24上に仕分
けて搬送するためのものであり、従来例で説明した第1
の仕分コンベヤ5と同様の作用を行うものである。
【0010】コンベヤ23はプリプレグ2を吸着搬送機
25上に搬送するためのものであり、吸着搬送機25は
搬送されてくるプリプレグ2を上方から吸着して、搬送
方向に対し左右方向に交互に位置ずれさせるものであ
る。吸着搬送機25は、図3に示すように移動板31に
所望数の吸着部材32を設けたものである。移動板31
は、上下及び左右に移動自在に構成され、吸着部材32
は真空吸着によりプリプレグ2を吸い上げ、且つ離して
コンベヤ22上に置くように構成されている。吸着搬送
機25の下流側には仮置台26が設けられ、プリプレグ
2を所定時間、例えば30秒間に搬送されてくる複数枚
のプリプレグ2を仮置きするようになっている。仮置台
26の下流側には、仮置きされた複数のプリプレグ2を
掴んでパレット27上に載置するチャッキング28が設
けられている。なお、チャッキング28は、本発明でい
う把持手段に相当するものであり、仮置台26及びチャ
キング28の構成と作用については後に詳細に説明す
る。
25上に搬送するためのものであり、吸着搬送機25は
搬送されてくるプリプレグ2を上方から吸着して、搬送
方向に対し左右方向に交互に位置ずれさせるものであ
る。吸着搬送機25は、図3に示すように移動板31に
所望数の吸着部材32を設けたものである。移動板31
は、上下及び左右に移動自在に構成され、吸着部材32
は真空吸着によりプリプレグ2を吸い上げ、且つ離して
コンベヤ22上に置くように構成されている。吸着搬送
機25の下流側には仮置台26が設けられ、プリプレグ
2を所定時間、例えば30秒間に搬送されてくる複数枚
のプリプレグ2を仮置きするようになっている。仮置台
26の下流側には、仮置きされた複数のプリプレグ2を
掴んでパレット27上に載置するチャッキング28が設
けられている。なお、チャッキング28は、本発明でい
う把持手段に相当するものであり、仮置台26及びチャ
キング28の構成と作用については後に詳細に説明す
る。
【0011】次に、積載装置21の作用について説明す
る。プリプレグ2は、前工程から所定間隔で連続的に搬
送されてくる。そして、最初のプリプレグ2が良品であ
れば、ティップル22は図1に実線で示すようにコンベ
ヤ23に対し搬送面が連続するように位置決めされる。
従って、プリプレグ2は、図2に示すようにコンベヤ2
3により吸着搬送機25の設置位置に搬送される。吸着
搬送機25は移動板31を降下させ、図4に示すように
各吸着部材32をプリプレグ2の表面に接触させ、真空
吸着させる。次に、移動板31を上方に僅かに駆動し、
プリプレグ2を吸い上げた状態で、図3及び図4に示す
R方向に距離L1、例えば25mm程度移動させる。次
に、移動板31を降下させるか、或いはそのままで真空
吸着を解除すると、プリプレグ2は中心からR方向に2
5mm片寄った位置から仮置台26方向に搬送される。
移動板31は、最初のプリプレグ2の吸引を解除した
後、再び元の位置に復帰するように制御される。
る。プリプレグ2は、前工程から所定間隔で連続的に搬
送されてくる。そして、最初のプリプレグ2が良品であ
れば、ティップル22は図1に実線で示すようにコンベ
ヤ23に対し搬送面が連続するように位置決めされる。
従って、プリプレグ2は、図2に示すようにコンベヤ2
3により吸着搬送機25の設置位置に搬送される。吸着
搬送機25は移動板31を降下させ、図4に示すように
各吸着部材32をプリプレグ2の表面に接触させ、真空
吸着させる。次に、移動板31を上方に僅かに駆動し、
プリプレグ2を吸い上げた状態で、図3及び図4に示す
R方向に距離L1、例えば25mm程度移動させる。次
に、移動板31を降下させるか、或いはそのままで真空
吸着を解除すると、プリプレグ2は中心からR方向に2
5mm片寄った位置から仮置台26方向に搬送される。
移動板31は、最初のプリプレグ2の吸引を解除した
後、再び元の位置に復帰するように制御される。
【0012】2番目のプリプレグ2が良品であれば、テ
ィップル22が前記同様に位置決めされ、コンベヤ23
により吸着搬送機25の設置位置まで搬送される。そし
て、吸着搬送機25が前記同様に動作してプリプレグ2
を吸着し、次いで図3及び図4に示すL方向に例えば2
5mm移動してからプリプレグ2の吸着を解除する。従
って、プリプレグ2は中心線からL方向に25mm片寄
った位置から仮置台26方向に搬送されることになる。
このようにして、連続して搬送されてくるプリプレグ2
は、吸着搬送機25により搬送方向がR方向及びL方向
に交互に偏奇されて仮置台26方向に搬送されることに
なる。そして、仮置台26上に最初のプリプレグ2が搬
送された後、その上に2番目のプリプレグ2が搬送され
てくるので、仮置台26には横方向にL1+L2、即ち
この場合は50mm位置ずれして2枚のプリプレグ2が
積層されることになる。実際にはプリプレグ2が連続的
に搬送されてくるので、複数のプリプレグ2が互いに5
0mmずつ横方向に位置ずれして交互に積層される。
ィップル22が前記同様に位置決めされ、コンベヤ23
により吸着搬送機25の設置位置まで搬送される。そし
て、吸着搬送機25が前記同様に動作してプリプレグ2
を吸着し、次いで図3及び図4に示すL方向に例えば2
5mm移動してからプリプレグ2の吸着を解除する。従
って、プリプレグ2は中心線からL方向に25mm片寄
った位置から仮置台26方向に搬送されることになる。
このようにして、連続して搬送されてくるプリプレグ2
は、吸着搬送機25により搬送方向がR方向及びL方向
に交互に偏奇されて仮置台26方向に搬送されることに
なる。そして、仮置台26上に最初のプリプレグ2が搬
送された後、その上に2番目のプリプレグ2が搬送され
てくるので、仮置台26には横方向にL1+L2、即ち
この場合は50mm位置ずれして2枚のプリプレグ2が
積層されることになる。実際にはプリプレグ2が連続的
に搬送されてくるので、複数のプリプレグ2が互いに5
0mmずつ横方向に位置ずれして交互に積層される。
【0013】一方、仮置台26の下流端には、図3に示
すように2つの切込部34a,34bが形成され、各切
込部34a,34b内に食い込むように2つのチャッキ
ング28が設けられている。チャッキング28は、仮置
台26上に積層されたプリプレグ2の一端を把持して下
流側に引き出し、パレット27上に載置するためのもの
である。ここで説明の便宜のため、チャッキング28の
基本的構成を説明すると、図5に示すように積載装置2
1を構成する枠体35の一部をガイドレールとして左右
方向に往復移動する移動部36と、プリプレグ2を上下
から挟み付けるようにして把持する一対の把持部材37
a,37bと、把持部材37a,37bを閉じ及び開状
態に駆動する駆動部38とにより構成されている。
すように2つの切込部34a,34bが形成され、各切
込部34a,34b内に食い込むように2つのチャッキ
ング28が設けられている。チャッキング28は、仮置
台26上に積層されたプリプレグ2の一端を把持して下
流側に引き出し、パレット27上に載置するためのもの
である。ここで説明の便宜のため、チャッキング28の
基本的構成を説明すると、図5に示すように積載装置2
1を構成する枠体35の一部をガイドレールとして左右
方向に往復移動する移動部36と、プリプレグ2を上下
から挟み付けるようにして把持する一対の把持部材37
a,37bと、把持部材37a,37bを閉じ及び開状
態に駆動する駆動部38とにより構成されている。
【0014】仮置台26に所定枚数のプリプレグ2が積
層されると、移動部36によりチャッキング28全体を
図3及び図5の左方に移動させ、一対の把持部材37
a,37bを図5に実線で示すように開状態にし、切込
部34a,34b内に食い込ませる。次に、駆動部38
により一対の把持部材37a,37bを閉じ状態に制御
して所定枚数のプリプレグ2を把持させる。次に、移動
部36を駆動してチャッキング28全体を図5の右方に
移動させると、想像線で示すように複数のプリプレグ2
が一対の把持部材37a,37bに把持された状態で仮
置台26上から引き出される。引き出したプリプレグ2
をパレット27に移載することにより、プリプレグ2の
積載が完了する。
層されると、移動部36によりチャッキング28全体を
図3及び図5の左方に移動させ、一対の把持部材37
a,37bを図5に実線で示すように開状態にし、切込
部34a,34b内に食い込ませる。次に、駆動部38
により一対の把持部材37a,37bを閉じ状態に制御
して所定枚数のプリプレグ2を把持させる。次に、移動
部36を駆動してチャッキング28全体を図5の右方に
移動させると、想像線で示すように複数のプリプレグ2
が一対の把持部材37a,37bに把持された状態で仮
置台26上から引き出される。引き出したプリプレグ2
をパレット27に移載することにより、プリプレグ2の
積載が完了する。
【0015】ここで、再び図1及び図2を参照してパレ
ット27の配設等について説明すると、パレット27は
良品のプリプレグ2を積載する第1のリフター41上
と、不良プリプレグ2を積載する第2のリフター42上
とに配設される。パレット27の配設は、実際には前記
プリプレグ2の搬送に先立って行われるのであるが、以
下に配設作用を説明する。台車51は、一対のレール5
2を往復動し、自動棚から取り出した空パレット(いず
れも図示せず)をローラ53の位置まで搬送する。そし
て、空パレットは台車51からローラ53,54に搬送
され、更に2連台車55に移載される。2連台車55は
リフターを備え、図1に示すように仮置台26の下部を
通り抜けるように設置されたレール56により積載装置
21の両側に移動するようになっている。そして、当初
は2つの空パレットを積んだ2連台車55が、図2に実
線で示す位置からレール56にガイドされて仮置台26
の下に移動し、1つの空パレットをローラコンベヤ43
を介して第1のリフター41上に配設し、他の空パレッ
トをローラコンベヤ44を介して第2のリフター42上
に配設する。
ット27の配設等について説明すると、パレット27は
良品のプリプレグ2を積載する第1のリフター41上
と、不良プリプレグ2を積載する第2のリフター42上
とに配設される。パレット27の配設は、実際には前記
プリプレグ2の搬送に先立って行われるのであるが、以
下に配設作用を説明する。台車51は、一対のレール5
2を往復動し、自動棚から取り出した空パレット(いず
れも図示せず)をローラ53の位置まで搬送する。そし
て、空パレットは台車51からローラ53,54に搬送
され、更に2連台車55に移載される。2連台車55は
リフターを備え、図1に示すように仮置台26の下部を
通り抜けるように設置されたレール56により積載装置
21の両側に移動するようになっている。そして、当初
は2つの空パレットを積んだ2連台車55が、図2に実
線で示す位置からレール56にガイドされて仮置台26
の下に移動し、1つの空パレットをローラコンベヤ43
を介して第1のリフター41上に配設し、他の空パレッ
トをローラコンベヤ44を介して第2のリフター42上
に配設する。
【0016】このように、第1及び第2のリフター4
1,42上に空きパレットを配設してから、前記したプ
リプレグ2の搬送を行う。第1及び第2のリフター4
1,42は、いずれもパンタグラフ構造により昇降自在
に構成され、積載開始にあたっては上方に位置決めされ
る。そして、位置決めされた第1のリフター41上に、
前記のようにチャッキング28により把持されたプリプ
レグ2が載置される。この際、一度に3枚のプリプレグ
2が第1のリフター41上に載置されるとすれば、載置
状況、つまり積み姿は図6に示すようになる。プリプレ
グ2は、所定間隔で連続的に搬送されてくるのであるか
ら、図6に示したプリプレグ2上に更に多数のプリプレ
グ2が横方向に交互に位置ずれした状態で上積みされ
る。第1のリフター41は、プリプレグ2の載置量に対
応して下降し、一定量が載置された時点でパレット2
7、即ち実パレット27をローラコンベヤ57上に移載
する。このために、第1のリフター41はローラコンベ
ヤ57と同じレベルまで下降される。実パレット27
は、ローラコンベヤ57から台車51上に搬送され、台
車51は実パレット27を載置して自動棚に搬送する。
このとき、2連台車55のリフターは空パレット27を
載置して上限位置で待機しており、第1のリフター41
が実パレット27を払い出した後、2連台車55からロ
ーラコンベヤ43上に空パレット27が移載される。ロ
ーラコンベヤ43は、パレット27の両端(図1で紙面
と直交方向の両端)を支持可能に軸方向に分割され、か
つ軸方向に沿ってパレット27の下から後退可能なロー
ラである。第1のリフター41は実パレット27を払い
出してから再度上昇し、ローラコンベヤ43の間に入り
込み、ローラコンベヤ43上の空パレット27を支持す
る。パレット27が第1のリフター41に載置された
後、ローラコンベヤ43は軸方向に沿ってパレット27
の下から後退する。
1,42上に空きパレットを配設してから、前記したプ
リプレグ2の搬送を行う。第1及び第2のリフター4
1,42は、いずれもパンタグラフ構造により昇降自在
に構成され、積載開始にあたっては上方に位置決めされ
る。そして、位置決めされた第1のリフター41上に、
前記のようにチャッキング28により把持されたプリプ
レグ2が載置される。この際、一度に3枚のプリプレグ
2が第1のリフター41上に載置されるとすれば、載置
状況、つまり積み姿は図6に示すようになる。プリプレ
グ2は、所定間隔で連続的に搬送されてくるのであるか
ら、図6に示したプリプレグ2上に更に多数のプリプレ
グ2が横方向に交互に位置ずれした状態で上積みされ
る。第1のリフター41は、プリプレグ2の載置量に対
応して下降し、一定量が載置された時点でパレット2
7、即ち実パレット27をローラコンベヤ57上に移載
する。このために、第1のリフター41はローラコンベ
ヤ57と同じレベルまで下降される。実パレット27
は、ローラコンベヤ57から台車51上に搬送され、台
車51は実パレット27を載置して自動棚に搬送する。
このとき、2連台車55のリフターは空パレット27を
載置して上限位置で待機しており、第1のリフター41
が実パレット27を払い出した後、2連台車55からロ
ーラコンベヤ43上に空パレット27が移載される。ロ
ーラコンベヤ43は、パレット27の両端(図1で紙面
と直交方向の両端)を支持可能に軸方向に分割され、か
つ軸方向に沿ってパレット27の下から後退可能なロー
ラである。第1のリフター41は実パレット27を払い
出してから再度上昇し、ローラコンベヤ43の間に入り
込み、ローラコンベヤ43上の空パレット27を支持す
る。パレット27が第1のリフター41に載置された
後、ローラコンベヤ43は軸方向に沿ってパレット27
の下から後退する。
【0017】前記のように実パレット27を搬送してい
る間、従来の装置にあっては次の空きパレットを配置す
るため次のプリプレグ2の搬送を一時的に中止しなけれ
ばならず、空パレットの配置に人手が必要であった。し
かし、本実施例の構成にあっては、前記問題点は全く解
消される。即ち、実パレット27をローラコンベヤ57
上に移載する作業が開始になると、2連台車55が再び
前記同様に動作して空パレット27を第1のリフター4
1上に配設する。一方、プリプレグ2は連続して搬送さ
れてくるものの、例えば30秒間にわたって仮置台26
上に仮置きされ、その後にチャッキング28に把持され
て第1のリフター41上に配置された空パレット上に載
置されることになる。従って、実パレット27を搬送し
た後、30秒以内に次の空パレット27を配設すれば、
プリプレグ2を一時停止にする必要がなくなる。しか
も、パレット交換に人手が不要であるため、プリプレグ
2の搬送と載置作業の効率向上を図ることができる。
る間、従来の装置にあっては次の空きパレットを配置す
るため次のプリプレグ2の搬送を一時的に中止しなけれ
ばならず、空パレットの配置に人手が必要であった。し
かし、本実施例の構成にあっては、前記問題点は全く解
消される。即ち、実パレット27をローラコンベヤ57
上に移載する作業が開始になると、2連台車55が再び
前記同様に動作して空パレット27を第1のリフター4
1上に配設する。一方、プリプレグ2は連続して搬送さ
れてくるものの、例えば30秒間にわたって仮置台26
上に仮置きされ、その後にチャッキング28に把持され
て第1のリフター41上に配置された空パレット上に載
置されることになる。従って、実パレット27を搬送し
た後、30秒以内に次の空パレット27を配設すれば、
プリプレグ2を一時停止にする必要がなくなる。しか
も、パレット交換に人手が不要であるため、プリプレグ
2の搬送と載置作業の効率向上を図ることができる。
【0018】ところで、搬送中のプリプレグ2に不良品
がある場合は、ティップル2を図1に想像線で示すよう
に時計方向に回動させる。この結果、不良品のプリプレ
グはコンベヤ24を介して第2のリフター42上に配設
されたパレット27上に載置される。そして、不良プリ
プレグ2が所定量になると、2連台車55が仮置台26
の下部に搬送され、不良プリプレグ2を積載したパレッ
ト27が第2のリフター42から2連台車55上に移載
される。2連台車55は、レール56によって図2に想
像線で示すようにローラコンベヤ58に連結する位置に
搬送され、不良プリプレグ2を積載したパレット27が
ローラコンベヤ58上に移載される。このパレット27
は、ローラコンベヤ58からローラコンベヤ59に移載
される。この際、台車51がローラコンベヤ59に連接
するように予め位置決めされているので、不良プリプレ
グ2を積載したパレット27は、ローラコンベヤ59か
ら台車51上に移載され、台車51により自動棚に搬送
される。
がある場合は、ティップル2を図1に想像線で示すよう
に時計方向に回動させる。この結果、不良品のプリプレ
グはコンベヤ24を介して第2のリフター42上に配設
されたパレット27上に載置される。そして、不良プリ
プレグ2が所定量になると、2連台車55が仮置台26
の下部に搬送され、不良プリプレグ2を積載したパレッ
ト27が第2のリフター42から2連台車55上に移載
される。2連台車55は、レール56によって図2に想
像線で示すようにローラコンベヤ58に連結する位置に
搬送され、不良プリプレグ2を積載したパレット27が
ローラコンベヤ58上に移載される。このパレット27
は、ローラコンベヤ58からローラコンベヤ59に移載
される。この際、台車51がローラコンベヤ59に連接
するように予め位置決めされているので、不良プリプレ
グ2を積載したパレット27は、ローラコンベヤ59か
ら台車51上に移載され、台車51により自動棚に搬送
される。
【0019】次に、図7及び図8を参照して本発明の第
2実施例を説明する。なお、本実施例と前記第1実施例
との相違点は、プリプレグ2のずらし積みを横方向から
縦方向に変えたことにある。本実施例にあっては、図7
に示すようにコンベヤ23上に移動部材31等が設けら
れておらず、プリプレグ2を押さえるための押さえロー
ラ61が設けられている。また、仮置台26の上部に
は、プリプレグ2の長さに対応した間隔で2組のずらし
用ストッパー62a,62b,63a,63bが設けら
れている。各ずらし用ストッパー62a,62b,63
a,63bは、横幅がプリプレグ2の幅寸法とほぼ同程
度に設定された板材であり、それぞれが空圧シリンダー
64a,64b,65a,65bにより昇降制御される
ようになっている。
2実施例を説明する。なお、本実施例と前記第1実施例
との相違点は、プリプレグ2のずらし積みを横方向から
縦方向に変えたことにある。本実施例にあっては、図7
に示すようにコンベヤ23上に移動部材31等が設けら
れておらず、プリプレグ2を押さえるための押さえロー
ラ61が設けられている。また、仮置台26の上部に
は、プリプレグ2の長さに対応した間隔で2組のずらし
用ストッパー62a,62b,63a,63bが設けら
れている。各ずらし用ストッパー62a,62b,63
a,63bは、横幅がプリプレグ2の幅寸法とほぼ同程
度に設定された板材であり、それぞれが空圧シリンダー
64a,64b,65a,65bにより昇降制御される
ようになっている。
【0020】本実施例において、プリプレグ2が搬送さ
れてくると、押さえローラ61によりコンベヤ23に弾
性的に押さえ付けられながら、仮置台26上に張り出す
ようにして搬送される。一方、仮置台26上では空圧シ
リンダー64bの駆動によりずらし用ストッパー62b
が下降制御されていて、張り出すように搬送されてきた
プリプレグ2の先端がずらし用ストッパー62bに接触
して停止する。次に、空圧シリンダー64aを駆動して
ずらし用ストッパー62aを下降させ、最初に搬送され
てきたプリプレグ2を所定の位置に位置決めする。次い
で、空圧シリンダー64a,64bを駆動してずらし用
ストッパー62a,62bを上昇制御する。
れてくると、押さえローラ61によりコンベヤ23に弾
性的に押さえ付けられながら、仮置台26上に張り出す
ようにして搬送される。一方、仮置台26上では空圧シ
リンダー64bの駆動によりずらし用ストッパー62b
が下降制御されていて、張り出すように搬送されてきた
プリプレグ2の先端がずらし用ストッパー62bに接触
して停止する。次に、空圧シリンダー64aを駆動して
ずらし用ストッパー62aを下降させ、最初に搬送され
てきたプリプレグ2を所定の位置に位置決めする。次い
で、空圧シリンダー64a,64bを駆動してずらし用
ストッパー62a,62bを上昇制御する。
【0021】次に搬送されてくるプリプレグ2も、押さ
えローラ61の押さえ作用により前記同様に仮置台26
上に張り出すようにして搬送されてくる。この場合、空
圧シリンダー65bの駆動によりずらし用ストッパー6
3bが下降制御され、プリプレグ2の先端がずらし用ス
トッパー63bに接触して停止する。ずらし用ストッパ
ー62b,63b間には、所定の間隔Laが設定されて
いるので、次に搬送されてきたプリプレグ2はその前に
搬送されてきたプリプレグ2に対しLaだけ先方に、つ
まり下流側に進んで停止する。次に、空圧シリンダー6
5aを駆動してずらし用ストッパー63aを下降制御
し、積層されたプリプレグ2の位置決めを行う。このよ
うにして、搬送されてくるプリプレグ2を積層すること
により、縦方向に間隔Laがずれた状態で交互に積層さ
れることになる。
えローラ61の押さえ作用により前記同様に仮置台26
上に張り出すようにして搬送されてくる。この場合、空
圧シリンダー65bの駆動によりずらし用ストッパー6
3bが下降制御され、プリプレグ2の先端がずらし用ス
トッパー63bに接触して停止する。ずらし用ストッパ
ー62b,63b間には、所定の間隔Laが設定されて
いるので、次に搬送されてきたプリプレグ2はその前に
搬送されてきたプリプレグ2に対しLaだけ先方に、つ
まり下流側に進んで停止する。次に、空圧シリンダー6
5aを駆動してずらし用ストッパー63aを下降制御
し、積層されたプリプレグ2の位置決めを行う。このよ
うにして、搬送されてくるプリプレグ2を積層すること
により、縦方向に間隔Laがずれた状態で交互に積層さ
れることになる。
【0022】積層されたプリプレグ2は、第1実施例で
説明したようにチャッキング28により第1のリフター
41上に配置されたパレット27上に引き込まれる。従
って、パレット27上におけるプリプレグ2の積み姿
は、図8に示すようにプリプレグ2の縦方向にLaだけ
ずれたものになる。そして、パレット27上に所定量の
プリプレグ2が積層された時点で、例えば高さ800m
m程度に積層された時点で、前記同様にローラコンベヤ
57上に移載され、次に台車51上に移載されて自動棚
に搬送される。
説明したようにチャッキング28により第1のリフター
41上に配置されたパレット27上に引き込まれる。従
って、パレット27上におけるプリプレグ2の積み姿
は、図8に示すようにプリプレグ2の縦方向にLaだけ
ずれたものになる。そして、パレット27上に所定量の
プリプレグ2が積層された時点で、例えば高さ800m
m程度に積層された時点で、前記同様にローラコンベヤ
57上に移載され、次に台車51上に移載されて自動棚
に搬送される。
【0023】なお、前工程におけるプリプレグ2の裁断
等は数値制御で行われ、プリプレグ2が搬送される間隔
も同一間隔になるように制御される。従って、第1実施
例で説明した吸着搬送機25の駆動を自動化することが
でき、仮置台26上に一時的にプールするプリプレグ2
の枚数(これを時間に置き代えてもよい)を予め設定し
ておけば、チャッキング28による把持も全く自動化す
ることができ、これに同期してパレットの交換も自動化
される。更に、所定寸法の基盤を裁断すると、何枚かに
一枚が必ず規格外になり、これは不良品として第2のリ
フター42側に積載しなければならない。この場合、規
格外のプリプレグ2が搬送される周期が予め判明してい
るのであるから、規格外のプリプレグ2が搬送されるて
くる周期に同期させてティップル22を駆動し、自動的
な選別が行われる。従って、プリプレグ2の搬送経路に
異物等の検出器を設けておけば、規格外及び不良品とな
るプリプレグ2を完全に除外することができ、検査機能
を有する積載装置になる。
等は数値制御で行われ、プリプレグ2が搬送される間隔
も同一間隔になるように制御される。従って、第1実施
例で説明した吸着搬送機25の駆動を自動化することが
でき、仮置台26上に一時的にプールするプリプレグ2
の枚数(これを時間に置き代えてもよい)を予め設定し
ておけば、チャッキング28による把持も全く自動化す
ることができ、これに同期してパレットの交換も自動化
される。更に、所定寸法の基盤を裁断すると、何枚かに
一枚が必ず規格外になり、これは不良品として第2のリ
フター42側に積載しなければならない。この場合、規
格外のプリプレグ2が搬送される周期が予め判明してい
るのであるから、規格外のプリプレグ2が搬送されるて
くる周期に同期させてティップル22を駆動し、自動的
な選別が行われる。従って、プリプレグ2の搬送経路に
異物等の検出器を設けておけば、規格外及び不良品とな
るプリプレグ2を完全に除外することができ、検査機能
を有する積載装置になる。
【0024】以上に本発明の実施例を説明したが、位置
ずれ状態でプリプレグ2を積層する構成は前記に限定さ
れない。例えば、第1実施例で説明した吸着搬送機25
を構成する移動部材31を、プリプレグ2の搬送方向に
対し上流側か下流側に移動させるように構成してもよ
い。この場合は、吸着搬送機25を用いて第2実施例の
場合と同様の積み姿にすることができる。このように、
プリプレグ2をずらし状態で、しかもずらし量を規定す
ることにより積載精度が向上し、次工程における作業が
容易になる。
ずれ状態でプリプレグ2を積層する構成は前記に限定さ
れない。例えば、第1実施例で説明した吸着搬送機25
を構成する移動部材31を、プリプレグ2の搬送方向に
対し上流側か下流側に移動させるように構成してもよ
い。この場合は、吸着搬送機25を用いて第2実施例の
場合と同様の積み姿にすることができる。このように、
プリプレグ2をずらし状態で、しかもずらし量を規定す
ることにより積載精度が向上し、次工程における作業が
容易になる。
【0025】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る薄
板の積載装置は、薄板を搬送する搬送経路に、前記薄板
を一時的に載置する仮置台と、前記仮置台上に載置した
前記薄板が所定枚数に達した時点でこれらをまとめて把
持し前記薄板を積載する載置手段に移送する把持手段と
を設け、連続して搬送されてくる前記薄板を前記仮置台
上に一時的に載置している間に、前記薄板を積載するパ
レットの交換等を自動的に行うように構成した。従っ
て、パレット交換の際に薄板の搬送を停止する必要がな
く、またパレット交換に人手が不要になるので、薄板の
積載作業の効率向上を図ることができる。また、構成が
簡単であることから、積載装置の小型化が容易になる。
板の積載装置は、薄板を搬送する搬送経路に、前記薄板
を一時的に載置する仮置台と、前記仮置台上に載置した
前記薄板が所定枚数に達した時点でこれらをまとめて把
持し前記薄板を積載する載置手段に移送する把持手段と
を設け、連続して搬送されてくる前記薄板を前記仮置台
上に一時的に載置している間に、前記薄板を積載するパ
レットの交換等を自動的に行うように構成した。従っ
て、パレット交換の際に薄板の搬送を停止する必要がな
く、またパレット交換に人手が不要になるので、薄板の
積載作業の効率向上を図ることができる。また、構成が
簡単であることから、積載装置の小型化が容易になる。
【図1】本発明の第1実施例である積載装置の構成を示
す側面図である。
す側面図である。
【図2】積載装置の構成を示す平面図である。
【図3】吸着搬送機及び仮置台の関連を示す要部の平面
図である。
図である。
【図4】吸着搬送機及び仮置台の作用を示す要部の斜視
図である。
図である。
【図5】チャッキングの作用を示す側面図である。
【図6】プリプレグの積載状況を示す斜視図である。
【図7】本発明の第2実施例を示す仮置台の側面図であ
る。
る。
【図8】プリプレグの積載状況を示す斜視図である。
【図9】従来の積載装置の構成を示す側面図である。
【図10】従来の積載装置の構成を示す平面図である。
2 プリプレグ 21 積載装置 22 ティップル 23、24 コンベヤ 25 吸着搬送機 26 仮置台 27 パレット 28 チャッキング 31 移動部材 32 吸着部材 34a、34b 切込部 35 枠体 41 第1のリフター 42 第2のリフター 51 台車 52、56 レール 53、54、57 ローラコンベヤ 61 押さえローラ 62a、62b、63a、63b ずらし用ストッパー 64a、64b、65a、65b 空圧シリンダー
Claims (1)
- 【請求項1】 薄板の搬送手段と、前記搬送手段に対し
て昇降可能な載置手段と、前記載置手段上に積載された
所定量の前記薄板を他に移載する移載手段とを備えた積
載装置において、 前記搬送手段による搬送経路上で前記載置手段の上流側
に、前記搬送手段により搬送される前記薄板を一時的に
載置する仮置台と、前記仮置台上に載置した前記薄板が
所定枚数に達した時点でこれらをまとめて把持し前記載
置手段に移送する把持手段とを設けたことを特徴とする
薄板の積載装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6162270A JP2838365B2 (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 積載搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6162270A JP2838365B2 (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 積載搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0826482A true JPH0826482A (ja) | 1996-01-30 |
JP2838365B2 JP2838365B2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=15751273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6162270A Expired - Lifetime JP2838365B2 (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 積載搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2838365B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105313520A (zh) * | 2015-11-13 | 2016-02-10 | 罗志琼 | 一种书本推送装置 |
CN106276252A (zh) * | 2015-06-26 | 2017-01-04 | 株式会社理光 | 半固化片搬送装置 |
JP2019034452A (ja) * | 2017-08-10 | 2019-03-07 | 日産自動車株式会社 | 積層部材の積層方法および積層部材の積層装置 |
Citations (4)
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---|---|---|---|---|
JPS5123964A (ja) * | 1974-08-19 | 1976-02-26 | Om Ltd | Paretaiza |
JPS5862484A (ja) * | 1981-10-12 | 1983-04-13 | 久保山 武彦 | 生物乾燥方法とこの方法に使用する生物循環移動装置 |
JPH0439216A (ja) * | 1990-06-06 | 1992-02-10 | Nsm Magnettechnik Gmbh | パレットへの缶蓋載積又はパレットからの缶蓋取り卸し装置 |
JPH04144835A (ja) * | 1990-10-08 | 1992-05-19 | Shizuoka Koki Kk | シート材の積載装置 |
-
1994
- 1994-07-14 JP JP6162270A patent/JP2838365B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
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CN106276252A (zh) * | 2015-06-26 | 2017-01-04 | 株式会社理光 | 半固化片搬送装置 |
CN105313520A (zh) * | 2015-11-13 | 2016-02-10 | 罗志琼 | 一种书本推送装置 |
JP2019034452A (ja) * | 2017-08-10 | 2019-03-07 | 日産自動車株式会社 | 積層部材の積層方法および積層部材の積層装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2838365B2 (ja) | 1998-12-16 |
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