JPH08264317A - ソレノイド装置及びその制御方法 - Google Patents
ソレノイド装置及びその制御方法Info
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- JPH08264317A JPH08264317A JP9023395A JP9023395A JPH08264317A JP H08264317 A JPH08264317 A JP H08264317A JP 9023395 A JP9023395 A JP 9023395A JP 9023395 A JP9023395 A JP 9023395A JP H08264317 A JPH08264317 A JP H08264317A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ストローク終端位置での可動部材の保持力の
向上を図ると共に、装置の小型化を図る。 【構成】 固定部材と、該固定部材と同軸的に対向して
設けられ固定部材から離れた始端位置より固定部材に吸
着保持される終端位置までの距離を移動可能に設けられ
た可動部材と、固定部材と可動部材の間に磁気吸引力を
発生させて前記始端位置にある可動部材を終端位置まで
ストロークさせるコイル部とを備え、前記コイル部は、
前記可動部材のストローク中に必要な起磁力を発生させ
る作動用コイル41と、可動部材をストローク終端にお
いて固定部材に吸着保持するために必要な起磁力を発生
させる保持用コイル42とから成るソレノイド装置にお
いて、前記可動部材をストローク後終端位置に保持する
時、前記作動用コイル41と前記保持用コイル42を直
列に接続して成ることを特徴とする。
向上を図ると共に、装置の小型化を図る。 【構成】 固定部材と、該固定部材と同軸的に対向して
設けられ固定部材から離れた始端位置より固定部材に吸
着保持される終端位置までの距離を移動可能に設けられ
た可動部材と、固定部材と可動部材の間に磁気吸引力を
発生させて前記始端位置にある可動部材を終端位置まで
ストロークさせるコイル部とを備え、前記コイル部は、
前記可動部材のストローク中に必要な起磁力を発生させ
る作動用コイル41と、可動部材をストローク終端にお
いて固定部材に吸着保持するために必要な起磁力を発生
させる保持用コイル42とから成るソレノイド装置にお
いて、前記可動部材をストローク後終端位置に保持する
時、前記作動用コイル41と前記保持用コイル42を直
列に接続して成ることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば動力伝達装置の
ギヤの切換に使用するようなソレノイド装置に関し、特
に長ストロークであって、小電流で可動部材をストロー
ク終端位置に保持する構造に関する。
ギヤの切換に使用するようなソレノイド装置に関し、特
に長ストロークであって、小電流で可動部材をストロー
ク終端位置に保持する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のソレノイド装置として
は、一般に、固定部材と、この固定部材と同軸的に対向
して設けられ固定部材から所定距離だけ離れた始端位置
から固定部材に吸着保持される終端位置までの所定距離
を移動可能に設けられた可動部材と、固定部材と可動部
材の間に磁気吸引力を発生させて前記始端位置にある可
動部材を終端位置までストロークさせるコイル部とを備
えた構成となっている。
は、一般に、固定部材と、この固定部材と同軸的に対向
して設けられ固定部材から所定距離だけ離れた始端位置
から固定部材に吸着保持される終端位置までの所定距離
を移動可能に設けられた可動部材と、固定部材と可動部
材の間に磁気吸引力を発生させて前記始端位置にある可
動部材を終端位置までストロークさせるコイル部とを備
えた構成となっている。
【0003】上記コイル部は、前記可動部材のストロー
ク中に必要な起磁力を発生させる作動用コイルと、可動
部材をストローク終端において固定部材に吸着保持する
ために必要な起磁力を発生させる保持用コイルとから成
っている。
ク中に必要な起磁力を発生させる作動用コイルと、可動
部材をストローク終端において固定部材に吸着保持する
ために必要な起磁力を発生させる保持用コイルとから成
っている。
【0004】そして、上記構成のソレノイド装置にあっ
ては、ストローク中は作動用コイルに大電流を流して大
きな起磁力を発生させて可動部材を吸引し、ストローク
が終了して可動部材が固定部材に吸着された時点で、作
動用コイルへの通電を切って、保持用コイルのみで可動
部材を吸引保持するようになっている。
ては、ストローク中は作動用コイルに大電流を流して大
きな起磁力を発生させて可動部材を吸引し、ストローク
が終了して可動部材が固定部材に吸着された時点で、作
動用コイルへの通電を切って、保持用コイルのみで可動
部材を吸引保持するようになっている。
【0005】即ち、作動用コイルにはストローク中しか
通電しないことから、大電流を流すことができ、大きな
起磁力が得られる。またストローク終端位置では、固定
部材と可動部材の間隔は接触状態あるいは近接状態にあ
ることから、小電流でも大きな保持力が得られる。
通電しないことから、大電流を流すことができ、大きな
起磁力が得られる。またストローク終端位置では、固定
部材と可動部材の間隔は接触状態あるいは近接状態にあ
ることから、小電流でも大きな保持力が得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来技術
にあっては、コイル部を作動用コイルと保持用コイルと
に分けて制御することによって、小型でありながら、ス
トローク中は大きな起磁力が得られると共に、ストロー
ク終端位置にて大きな保持力が得られる。
にあっては、コイル部を作動用コイルと保持用コイルと
に分けて制御することによって、小型でありながら、ス
トローク中は大きな起磁力が得られると共に、ストロー
ク終端位置にて大きな保持力が得られる。
【0007】しかしながら、よりソレノイド装置の小型
化及びストローク終端位置での大きな保持力が要求され
ている。
化及びストローク終端位置での大きな保持力が要求され
ている。
【0008】本発明は、上記した従来技術の課題を解決
するためになされたもので、その目的とするところは、
ストローク終端位置での可動部材の保持力の向上を図る
と共に、装置の小型化を図り得るソレノイド装置及びそ
の制御方法を提供することにある。
するためになされたもので、その目的とするところは、
ストローク終端位置での可動部材の保持力の向上を図る
と共に、装置の小型化を図り得るソレノイド装置及びそ
の制御方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、固定部材と、該固定部材と同軸
的に対向して設けられ固定部材から離れた始端位置より
固定部材に吸着保持される終端位置までの所定距離を移
動可能に設けられた可動部材と、固定部材と可動部材の
間に磁気吸引力を発生させて前記始端位置にある可動部
材を終端位置までストロークさせるコイル部とを備え、
前記コイル部は、前記可動部材のストローク中に必要な
起磁力を発生させる作動用コイルと、可動部材をストロ
ーク終端において固定部材に吸着保持するために必要な
起磁力を発生させる保持用コイルとから成るソレノイド
装置において、前記可動部材をストローク後終端位置に
保持する時、前記作動用コイルと前記保持用コイルを直
列に接続して成ることを特徴とする。
に、本発明にあっては、固定部材と、該固定部材と同軸
的に対向して設けられ固定部材から離れた始端位置より
固定部材に吸着保持される終端位置までの所定距離を移
動可能に設けられた可動部材と、固定部材と可動部材の
間に磁気吸引力を発生させて前記始端位置にある可動部
材を終端位置までストロークさせるコイル部とを備え、
前記コイル部は、前記可動部材のストローク中に必要な
起磁力を発生させる作動用コイルと、可動部材をストロ
ーク終端において固定部材に吸着保持するために必要な
起磁力を発生させる保持用コイルとから成るソレノイド
装置において、前記可動部材をストローク後終端位置に
保持する時、前記作動用コイルと前記保持用コイルを直
列に接続して成ることを特徴とする。
【0010】上記ソレノイド装置において、作動用コイ
ル及び保持用コイルのうち少なくとも作動用コイルに通
電し、磁気吸引力によって始端位置から可動部材をスト
ロークさせ、ストローク終了した時に作動用コイルと保
持用コイルを直列に接続して通電することによって終端
位置にて可動部材を保持することを特徴とする。
ル及び保持用コイルのうち少なくとも作動用コイルに通
電し、磁気吸引力によって始端位置から可動部材をスト
ロークさせ、ストローク終了した時に作動用コイルと保
持用コイルを直列に接続して通電することによって終端
位置にて可動部材を保持することを特徴とする。
【0011】
【作用】上記構成のソレノイド装置にあっては、可動部
材をストローク終端位置に保持する場合に、作動用コイ
ルと保持用コイルを直列に接続して通電するため、従来
技術で示した小電流の保持用コイル1個に通電するより
も、大きな起磁力を得、保持力が大きくなる。これによ
り、ストローク終端位置での保持力が向上する。
材をストローク終端位置に保持する場合に、作動用コイ
ルと保持用コイルを直列に接続して通電するため、従来
技術で示した小電流の保持用コイル1個に通電するより
も、大きな起磁力を得、保持力が大きくなる。これによ
り、ストローク終端位置での保持力が向上する。
【0012】このように、可動部材のストローク終端位
置保持時に作動用コイルと保持用コイルを直列に接続し
て通電する制御とすれば、保持用コイルの巻数を作動用
コイル分の巻数を減らしても大きな保持力を得ることが
できるため、その分装置全体の大きさを小型とすること
ができる。
置保持時に作動用コイルと保持用コイルを直列に接続し
て通電する制御とすれば、保持用コイルの巻数を作動用
コイル分の巻数を減らしても大きな保持力を得ることが
できるため、その分装置全体の大きさを小型とすること
ができる。
【0013】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。本発明の一実施例に係るソレノイド装置を示す図
1において、1はソレノイド装置全体を示しており、こ
のソレノイド装置1は、コイル部に電流を印加した場合
に、可動部材が吸引されて、駆動対象物を引っぱり込ん
で動かす、プルタイプの構成となっている。
する。本発明の一実施例に係るソレノイド装置を示す図
1において、1はソレノイド装置全体を示しており、こ
のソレノイド装置1は、コイル部に電流を印加した場合
に、可動部材が吸引されて、駆動対象物を引っぱり込ん
で動かす、プルタイプの構成となっている。
【0014】ソレノイド装置1の概略構成は、固定部材
としての固定鉄心2と、固定鉄心2と同軸上に対向して
設けられてその軸上を移動可能な可動部材としてのプラ
ンジャ3と、固定鉄心2とプランジャ3を取り囲むよう
にして配置されているコイル部4と、コイル部4を取り
囲みコイル部4の励磁時に固定鉄心2とプランジャ3と
を通して磁路を形成するためのケース5とから成ってい
る。
としての固定鉄心2と、固定鉄心2と同軸上に対向して
設けられてその軸上を移動可能な可動部材としてのプラ
ンジャ3と、固定鉄心2とプランジャ3を取り囲むよう
にして配置されているコイル部4と、コイル部4を取り
囲みコイル部4の励磁時に固定鉄心2とプランジャ3と
を通して磁路を形成するためのケース5とから成ってい
る。
【0015】固定鉄心2は、円柱状部21と、この円柱
状部21の後端に固定され半径方向に張り出す円板状の
アッパープレート22とから構成され、円柱状部21の
前端即ちプランジャ3と対向する側の端部には円錐台形
状の突出部23が形成されている。
状部21の後端に固定され半径方向に張り出す円板状の
アッパープレート22とから構成され、円柱状部21の
前端即ちプランジャ3と対向する側の端部には円錐台形
状の突出部23が形成されている。
【0016】プランジャ3は、固定鉄心2と同軸上に対
向して設けられ、固定鉄心2から所定距離だけ離れた始
端位置Aから固定鉄心2に吸着保持される終端位置Bま
での所定ストロークSを移動可能に設けられている。固
定鉄心2の円柱状部21に対向するプランジャ3の後端
には、上記円柱状部21の円錐台状の突出部23がはま
り込むような円錐台状の凹部31が形成されている。ま
た、プランジャ3には、同軸上の前方に伸びて図示しな
い駆動対象物に連結される作動ロッド32が一体的に設
けられている。
向して設けられ、固定鉄心2から所定距離だけ離れた始
端位置Aから固定鉄心2に吸着保持される終端位置Bま
での所定ストロークSを移動可能に設けられている。固
定鉄心2の円柱状部21に対向するプランジャ3の後端
には、上記円柱状部21の円錐台状の突出部23がはま
り込むような円錐台状の凹部31が形成されている。ま
た、プランジャ3には、同軸上の前方に伸びて図示しな
い駆動対象物に連結される作動ロッド32が一体的に設
けられている。
【0017】図示されていないが、通常は駆動対象物に
はそれ自体の重量、戻し用のばねの力等が働いていて、
ソレノイド装置が作動していない時には、プランジャ3
と作動ロッド32とは固定鉄心2から離れた始端位置A
に復帰している。
はそれ自体の重量、戻し用のばねの力等が働いていて、
ソレノイド装置が作動していない時には、プランジャ3
と作動ロッド32とは固定鉄心2から離れた始端位置A
に復帰している。
【0018】コイル部4は、プランジャ3のストローク
中に必要な起磁力を発生させる作動用コイルとしてのプ
ルコイル41と、プランジャ3をストローク終端Bにお
いて固定鉄心2に吸着保持するために必要な起磁力を発
生させる保持用コイルとしてのホールドコイル42とを
有している。
中に必要な起磁力を発生させる作動用コイルとしてのプ
ルコイル41と、プランジャ3をストローク終端Bにお
いて固定鉄心2に吸着保持するために必要な起磁力を発
生させる保持用コイルとしてのホールドコイル42とを
有している。
【0019】プルコイル41は大きな電流を流し大きな
起磁力を発生させるものであり、ホールドコイル42は
小さい電流を流し小さい起磁力を発生させるものであ
る。このプルコイル41、ホールドコイル42は軸方向
に並べて配置され、1つのボビン43に巻かれており、
その外周を樹脂モールド44により被覆されている。
起磁力を発生させるものであり、ホールドコイル42は
小さい電流を流し小さい起磁力を発生させるものであ
る。このプルコイル41、ホールドコイル42は軸方向
に並べて配置され、1つのボビン43に巻かれており、
その外周を樹脂モールド44により被覆されている。
【0020】プルコイル41、ホールドコイル42は互
いに独立していて、図示しないが独立してリード線が延
び、ターミナル45を介して、それぞれの配線46が外
部に伸びている。
いに独立していて、図示しないが独立してリード線が延
び、ターミナル45を介して、それぞれの配線46が外
部に伸びている。
【0021】ケース5は樹脂モールド44等を収容する
筒状の中空部材で、その後ろ側開口端部51に固定鉄心
2のアッパープレート22が固定されており、前側開口
端部52には取付用ブラケット53が固定されている。
筒状の中空部材で、その後ろ側開口端部51に固定鉄心
2のアッパープレート22が固定されており、前側開口
端部52には取付用ブラケット53が固定されている。
【0022】取付用ブラケット53の中心に孔が設けら
れ、その孔に円筒状をなすプランジャガイド54が固定
されており、そのプランジャガイド54の孔にブッシュ
55を介してプランジャ3が摺動可能に保持されてい
る。
れ、その孔に円筒状をなすプランジャガイド54が固定
されており、そのプランジャガイド54の孔にブッシュ
55を介してプランジャ3が摺動可能に保持されてい
る。
【0023】次に、本発明の一実施例に係るソレノイド
装置の制御方法を図2乃至図5に示す電気回路図6に基
づいて説明する。
装置の制御方法を図2乃至図5に示す電気回路図6に基
づいて説明する。
【0024】図示された電気回路図6上の電気部品は、
4つのブロックになる。
4つのブロックになる。
【0025】点線で囲われた60の部分は、上記のソレ
ノイド装置1の部分であり、プルコイル41、ホルード
コイル42を有して、ここに流された駆動用電流(パワ
ー電流)を起磁力に変換して、外部の駆動対象物に作用
して機械的運動をさせるアクチュエータとなる部分であ
る。
ノイド装置1の部分であり、プルコイル41、ホルード
コイル42を有して、ここに流された駆動用電流(パワ
ー電流)を起磁力に変換して、外部の駆動対象物に作用
して機械的運動をさせるアクチュエータとなる部分であ
る。
【0026】点線で囲われた61の部分は、上記ソレノ
イド装置1の作動を制御する電磁アクチュエータ制御装
置の部分であり、制御電流を流すことにより作動する。
主要な電気部品としては、第1に、ソレノイド装置1の
プルコイル41、ホールドコイル42に通じるパワー電
流回路を開閉するためのパワートランジスタQ1,Q
2,Q3、それらのパワートランジスタQ1,Q2を開
閉操作するためのトランジスタQ4,Q5がある。
イド装置1の作動を制御する電磁アクチュエータ制御装
置の部分であり、制御電流を流すことにより作動する。
主要な電気部品としては、第1に、ソレノイド装置1の
プルコイル41、ホールドコイル42に通じるパワー電
流回路を開閉するためのパワートランジスタQ1,Q
2,Q3、それらのパワートランジスタQ1,Q2を開
閉操作するためのトランジスタQ4,Q5がある。
【0027】第2に、タイマー62であって、ソレノイ
ド装置1の作動の途中においてプルコイル41、ホール
ドコイル42から発する起磁力の大きさを変えるため
に、パワー電流回路を組み換える働きをする。
ド装置1の作動の途中においてプルコイル41、ホール
ドコイル42から発する起磁力の大きさを変えるため
に、パワー電流回路を組み換える働きをする。
【0028】第3に、プルコイル41、ホールドコイル
42の焼損を防ぐための安全回路を構成するものとし
て、増幅器であるアイソレートアンプ63、電圧変動補
正器64、コンパレータ65、コンパレータ65に基準
電圧を与える直流電源66、プルコイル41とホールド
コイル42の温度上昇による電圧変動を取り出すための
抵抗67、電圧変動補正用の電圧を取り出すための抵抗
68,69、パワートランジスタQ1,Q2の電圧を取
り出すための抵抗70がある。
42の焼損を防ぐための安全回路を構成するものとし
て、増幅器であるアイソレートアンプ63、電圧変動補
正器64、コンパレータ65、コンパレータ65に基準
電圧を与える直流電源66、プルコイル41とホールド
コイル42の温度上昇による電圧変動を取り出すための
抵抗67、電圧変動補正用の電圧を取り出すための抵抗
68,69、パワートランジスタQ1,Q2の電圧を取
り出すための抵抗70がある。
【0029】3つ目のブロックとして、パワー電流と制
御電流との共通の直流電源71がある。4つ目のブロッ
クとしてスタートスイッチ72があって、直流電源71
から電磁アクチュエータ制御装置61へ制御電流を流し
て、ソレノイド装置を作動させるためのものであり、操
作しやすい所に取り付けられる。
御電流との共通の直流電源71がある。4つ目のブロッ
クとしてスタートスイッチ72があって、直流電源71
から電磁アクチュエータ制御装置61へ制御電流を流し
て、ソレノイド装置を作動させるためのものであり、操
作しやすい所に取り付けられる。
【0030】上記のように構成したソレノイド装置の作
動について説明する。
動について説明する。
【0031】ソレノイド装置が作動していない状態は、
回路図では図2に示すものであり、ソレノイド装置1の
状態は図1に示すものである。プランジャ3、作動ロッ
ド32は固定鉄心2の円柱状部21から離れて始端位置
Aにある。
回路図では図2に示すものであり、ソレノイド装置1の
状態は図1に示すものである。プランジャ3、作動ロッ
ド32は固定鉄心2の円柱状部21から離れて始端位置
Aにある。
【0032】スタートスイッチ72を閉じてソレノイド
装置1を作動させると、タイマ62が作動するまでの間
は、回路をパワー電流と制御電流が流れる状態は図3に
示すものとなる。
装置1を作動させると、タイマ62が作動するまでの間
は、回路をパワー電流と制御電流が流れる状態は図3に
示すものとなる。
【0033】スタートスイッチ72を通った制御電流
は、点線矢印で示すように、パワートランジスタQ1,
Q2のベースに流れる。このために、パワートランジス
タQ1,Q2は、ベースに電圧が印加されるから、コレ
クタ電流がエミッタに導通可能となる。この時はまだ、
タイマー62が作動していないから、パワートランジス
タQ3は、ベースに電圧の印加がなく、コレクタとエミ
ッタの間は遮断された状態である。この結果として、パ
ワー電流は、実線矢印で示すように、直流電源54を出
てから2つに分かれて、1つはプルコイル41、パワー
トランジスタQ1を通ってアースに流れる。他の1つは
パワートランジスタQ2、ホールドコイル42、パワー
トランジスタQ1を通ってアースに流れる。
は、点線矢印で示すように、パワートランジスタQ1,
Q2のベースに流れる。このために、パワートランジス
タQ1,Q2は、ベースに電圧が印加されるから、コレ
クタ電流がエミッタに導通可能となる。この時はまだ、
タイマー62が作動していないから、パワートランジス
タQ3は、ベースに電圧の印加がなく、コレクタとエミ
ッタの間は遮断された状態である。この結果として、パ
ワー電流は、実線矢印で示すように、直流電源54を出
てから2つに分かれて、1つはプルコイル41、パワー
トランジスタQ1を通ってアースに流れる。他の1つは
パワートランジスタQ2、ホールドコイル42、パワー
トランジスタQ1を通ってアースに流れる。
【0034】プルコイル41とホールドコイル42とは
平行に接続されて、共に直流電源71の電圧が印加され
た状態となる。厳密には、小さいものではあるが抵抗6
7で消費される電圧分Vgを引いた電圧が印加される。
このために、プルコイル41とホールドコイル42の起
磁力発生の能力を最大に引き出すことができて、プラン
ジャ3とそれにつながる駆動対象物との始端位置Aから
終端位置Bまでのストロークに必要な大きい起磁力を賄
うことができる。
平行に接続されて、共に直流電源71の電圧が印加され
た状態となる。厳密には、小さいものではあるが抵抗6
7で消費される電圧分Vgを引いた電圧が印加される。
このために、プルコイル41とホールドコイル42の起
磁力発生の能力を最大に引き出すことができて、プラン
ジャ3とそれにつながる駆動対象物との始端位置Aから
終端位置Bまでのストロークに必要な大きい起磁力を賄
うことができる。
【0035】しかし、プランジャ3と駆動対象物との終
端位置Bまでのストロークが終わって終端位置Bに吸引
保持される状態では、上記の大きな起磁力は不必要とな
り、逆にコイル焼損の心配がある。そこで、タイマー6
2の作動が必要となる。タイマー62の時間設定は、プ
ランジャ3と駆動対象物との終端位置Bまでのストロー
クが終わった後で作動するように設定されている。
端位置Bまでのストロークが終わって終端位置Bに吸引
保持される状態では、上記の大きな起磁力は不必要とな
り、逆にコイル焼損の心配がある。そこで、タイマー6
2の作動が必要となる。タイマー62の時間設定は、プ
ランジャ3と駆動対象物との終端位置Bまでのストロー
クが終わった後で作動するように設定されている。
【0036】スタートスイッチ72を閉じてソレノイド
装置を作動させ、さらにタイマー62が作動した後の、
パワー電流(実線矢印参照)と制御電流(点線矢印参
照)が流れる状態は図4に示すものとなる。
装置を作動させ、さらにタイマー62が作動した後の、
パワー電流(実線矢印参照)と制御電流(点線矢印参
照)が流れる状態は図4に示すものとなる。
【0037】作動したタイマー62から出る制御電流
は、パワートランジスタQ3、トランジスタQ5のベー
スに流れて、これに電圧を印加する。このために、先
ず、パワートランジスタQ3のコレクタとエミッタの間
が導通可能となる。さらに、トランジスタQ5のコレク
タとエミッタの間が導通可能となるから、タイマー62
の作動前にスタートスイッチ72からパワートランジス
タQ1、Q2のベースに流れていた制御電流は、トラン
ジスタQ5を通ってアースに流れてしまう。このため
に、パワートランジスタQ1、Q2のベースへの電圧印
加がなくなるから、パワートランジスタQ1、Q2のコ
レクタとエミッタとの間は不通となる。この結果とし
て、パワー電流の流れは、直流電源71、プルコイル4
1、ホールドコイル42、パワートランジスタQ3を通
ってアースに流れる。
は、パワートランジスタQ3、トランジスタQ5のベー
スに流れて、これに電圧を印加する。このために、先
ず、パワートランジスタQ3のコレクタとエミッタの間
が導通可能となる。さらに、トランジスタQ5のコレク
タとエミッタの間が導通可能となるから、タイマー62
の作動前にスタートスイッチ72からパワートランジス
タQ1、Q2のベースに流れていた制御電流は、トラン
ジスタQ5を通ってアースに流れてしまう。このため
に、パワートランジスタQ1、Q2のベースへの電圧印
加がなくなるから、パワートランジスタQ1、Q2のコ
レクタとエミッタとの間は不通となる。この結果とし
て、パワー電流の流れは、直流電源71、プルコイル4
1、ホールドコイル42、パワートランジスタQ3を通
ってアースに流れる。
【0038】即ち、プランジャ3と駆動対象物とが終端
位置Bに吸引保持される状態では、プルコイル41とホ
ールドコイル42を直列に接続して通電していることに
なる。これが本発明の主眼である。従来の制御方法、即
ち、可動部材と駆動対象物との吸引保持時に、2つのコ
イルのうちの小電流を流す保持用コイル(ホールドコイ
ル)のみに電流を流す場合よりも効率的である。
位置Bに吸引保持される状態では、プルコイル41とホ
ールドコイル42を直列に接続して通電していることに
なる。これが本発明の主眼である。従来の制御方法、即
ち、可動部材と駆動対象物との吸引保持時に、2つのコ
イルのうちの小電流を流す保持用コイル(ホールドコイ
ル)のみに電流を流す場合よりも効率的である。
【0039】次に計算例を示す。
【0040】.現在検討中のソレノイド装置のコイル
部の仕様は次に示す表1の通り(尚、電源電圧24
V)。
部の仕様は次に示す表1の通り(尚、電源電圧24
V)。
【0041】
【表1】 上記表1中、流れる電流とは、コイルを流れる電流であ
って、(電源電圧24V)÷(コイルの抵抗)から求ま
る。
って、(電源電圧24V)÷(コイルの抵抗)から求ま
る。
【0042】.プルコイルとホールドコイルを直列に
接続した場合を計算すると、下記の数式1乃至数式4の
通りとなる。
接続した場合を計算すると、下記の数式1乃至数式4の
通りとなる。
【0043】
【数1】 コイルの総巻数=600+1800=2400巻
【0044】
【数2】抵抗合計=2. 9+35=37. 9Ω
【0045】
【数3】流れる電流=24÷37. 9=0. 63A
【0046】
【数4】起磁力=2400×0. 63=1512AT .上記計算結果から、プランジャ3と駆動対象物とが
終端位置Bに吸引保持される状態で、従来技術で示した
ホールドコイル単体に電流を流す制御方法と、本発明に
係るプルコイルとホールドコイルを直列にして電流を流
す制御方法とでは、本発明の方が起磁力が大きくなるか
ら、吸引保持時における起磁力による保持能力の向上が
図れる。即ち、効率がよい。
終端位置Bに吸引保持される状態で、従来技術で示した
ホールドコイル単体に電流を流す制御方法と、本発明に
係るプルコイルとホールドコイルを直列にして電流を流
す制御方法とでは、本発明の方が起磁力が大きくなるか
ら、吸引保持時における起磁力による保持能力の向上が
図れる。即ち、効率がよい。
【0047】又、逆に考えると、吸引保持能力を高める
必要がないならば、ホールドコイルの巻数(プルコイル
の巻数分:上記仕様では600巻)を減らすことがで
き、ソレノイド装置全体の大きさを小型にすることがで
きる。
必要がないならば、ホールドコイルの巻数(プルコイル
の巻数分:上記仕様では600巻)を減らすことがで
き、ソレノイド装置全体の大きさを小型にすることがで
きる。
【0048】次に、ソレノイド装置を作動させてからタ
イマー62が作動するまでの間に、コイル部の過熱を防
止する安全回路が作動した場合の電流の流れを図5に点
線矢印にて示す。
イマー62が作動するまでの間に、コイル部の過熱を防
止する安全回路が作動した場合の電流の流れを図5に点
線矢印にて示す。
【0049】この安全回路の原理は次の通りである。図
3の場合において、プルコイル41やホールドコイル4
2の温度が上昇してくるとそれらコイル部4の電気抵抗
が増してくる。全体の電圧は直流電源71の電圧で決ま
っているから、コイル部4の抵抗が増した分、それらの
コイル部4に直列に接続されている抵抗67に消費され
る電圧Vgが減少する。この抵抗67の電圧Vgの電圧
を検出して、それを基準電圧と比較して、基準電圧より
も小さくなった場合に、パワー電流回路を遮断しようと
するものである。
3の場合において、プルコイル41やホールドコイル4
2の温度が上昇してくるとそれらコイル部4の電気抵抗
が増してくる。全体の電圧は直流電源71の電圧で決ま
っているから、コイル部4の抵抗が増した分、それらの
コイル部4に直列に接続されている抵抗67に消費され
る電圧Vgが減少する。この抵抗67の電圧Vgの電圧
を検出して、それを基準電圧と比較して、基準電圧より
も小さくなった場合に、パワー電流回路を遮断しようと
するものである。
【0050】図において、抵抗70の電圧はアイソレー
トアンプ63によって増幅され、電圧変動補正器64を
介して補正されて、基準電圧との比較手段としてのコン
パレータ65に接続される。電圧変動補正器64の補正
用の電源は、直流電源71の電源電圧を抵抗68、69
で分圧することによって得られる。コンパレータ65に
与えられる基準電圧は直流電源66によって与えられ
る。
トアンプ63によって増幅され、電圧変動補正器64を
介して補正されて、基準電圧との比較手段としてのコン
パレータ65に接続される。電圧変動補正器64の補正
用の電源は、直流電源71の電源電圧を抵抗68、69
で分圧することによって得られる。コンパレータ65に
与えられる基準電圧は直流電源66によって与えられ
る。
【0051】コンパレータ65は、電圧変動補正器64
からの電圧と直流電源66からの基準電圧とを比較し
て、前者が低い即ち抵抗68での電圧降下が規定量を越
えたと判断した時に、図5に示すように、トランジスタ
Q4のベースに制御電流を出す。トランジスタQ4は、
ベースに電圧を印加されるから、そのコレクタとエミッ
タの回路がつながる。このため、これまでパワートラン
ジスタQ1、Q2のベースに向かっていた制御電流が、
トランジスタQ4を通ってアースに流れるから、パワー
トランジスタQ1、Q2は、そのベースに電圧の印加が
なくなり、コレクタとエミッタの回路を遮断してしま
う。コイル部4へのパワー電流の流れが止まる。これに
より、コイル部4の過熱が阻止される。
からの電圧と直流電源66からの基準電圧とを比較し
て、前者が低い即ち抵抗68での電圧降下が規定量を越
えたと判断した時に、図5に示すように、トランジスタ
Q4のベースに制御電流を出す。トランジスタQ4は、
ベースに電圧を印加されるから、そのコレクタとエミッ
タの回路がつながる。このため、これまでパワートラン
ジスタQ1、Q2のベースに向かっていた制御電流が、
トランジスタQ4を通ってアースに流れるから、パワー
トランジスタQ1、Q2は、そのベースに電圧の印加が
なくなり、コレクタとエミッタの回路を遮断してしま
う。コイル部4へのパワー電流の流れが止まる。これに
より、コイル部4の過熱が阻止される。
【0052】この状態で、タイマー62が作動すれば、
タイマー62は、トランジスタQ5のベースに電流を送
り、そのコレクタ・エミッタ回路を導通させるから、コ
ンパレータ65からの制御電流は、トランジスタQ5を
経てアースに流れ、トランジスタQ5のコレクタとエミ
ッタの回路を遮断してしまう。結果として、図4の状態
になる。このプルコイル41とホールドコイル42の直
列接続の状態は、図3のプルコイル41とホールドコイ
ル42の並列接続の状態よりもはるかにパワー電流の量
が少ないから、やはり、コイル部4の過熱が阻止され
る。
タイマー62は、トランジスタQ5のベースに電流を送
り、そのコレクタ・エミッタ回路を導通させるから、コ
ンパレータ65からの制御電流は、トランジスタQ5を
経てアースに流れ、トランジスタQ5のコレクタとエミ
ッタの回路を遮断してしまう。結果として、図4の状態
になる。このプルコイル41とホールドコイル42の直
列接続の状態は、図3のプルコイル41とホールドコイ
ル42の並列接続の状態よりもはるかにパワー電流の量
が少ないから、やはり、コイル部4の過熱が阻止され
る。
【0053】尚、上記実施例ではコイル部の過熱を防止
する安全回路を備えた電気回路を例にとって説明した
が、保持用コイルの電流値を長時間可動部材を保持して
も焼損しない様な設定として安全回路の無いものとして
も良い。
する安全回路を備えた電気回路を例にとって説明した
が、保持用コイルの電流値を長時間可動部材を保持して
も焼損しない様な設定として安全回路の無いものとして
も良い。
【0054】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、可
動部材をストローク終端位置に保持する場合に、作動用
コイルと保持用コイルを直列に接続して通電するように
しているので、従来技術で示した小電流の保持用コイル
1個に通電するよりも、大きな起磁力を得、保持力が大
きくなる。これにより、ストローク終端位置での保持力
の向上を図ることができる。
動部材をストローク終端位置に保持する場合に、作動用
コイルと保持用コイルを直列に接続して通電するように
しているので、従来技術で示した小電流の保持用コイル
1個に通電するよりも、大きな起磁力を得、保持力が大
きくなる。これにより、ストローク終端位置での保持力
の向上を図ることができる。
【0055】このように、可動部材のストローク終端位
置保持時に作動用コイルと保持用コイルを直列に接続し
て通電する制御とすれば、保持用コイルの巻数を作動用
コイル分の巻数を減らしても大きな保持力を得ることが
できるので、その分装置全体の大きさを小型とすること
ができる。
置保持時に作動用コイルと保持用コイルを直列に接続し
て通電する制御とすれば、保持用コイルの巻数を作動用
コイル分の巻数を減らしても大きな保持力を得ることが
できるので、その分装置全体の大きさを小型とすること
ができる。
【図1】図1は本発明の一実施例に係るソレノイド装置
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図2】図2(a)は本発明の一実施例に係るソレノイ
ド装置の制御方法を説明する電気回路図で、スタートス
イッチが開いている非作動状態を示しており、同図
(b)は各パワートランジスタのプル及びホールドモー
ドの状態を示す表である。
ド装置の制御方法を説明する電気回路図で、スタートス
イッチが開いている非作動状態を示しており、同図
(b)は各パワートランジスタのプル及びホールドモー
ドの状態を示す表である。
【図3】図3は図2(a)の電気回路図において、始動
後でタイマーの作動前の状態を示している。
後でタイマーの作動前の状態を示している。
【図4】図4は図2(a)の電気回路図において、始動
後でさらにタイマーの作動後の状態を示している。
後でさらにタイマーの作動後の状態を示している。
【図5】図5は図2(a)の電気回路図において、始動
後でタイマーの作動前に、過熱防止の安全回路が作動し
ている状態を示している。
後でタイマーの作動前に、過熱防止の安全回路が作動し
ている状態を示している。
【符号の説明】 1 ソレノイド装置 2 固定鉄心(固定部材) 21 円柱状部 22 アッパープレート 23 突出部 3 プランジャ(可動部材) 31 凹部 32 作動ロッド 4 コイル部 41 プルコイル(作動用コイル) 42 ホールドコイル(保持用コイル) 43 ボビン 44 樹脂モールド 45 ターミナル 46 配線 5 ケース 51 後ろ側開口端部 52 前側開口端部 53 取付用ブラケット 54 プランジャガイド 55 ブッシュ 6 電気回路 60 アクチュエータ 61 電磁アクチュエータ制御装置 62 タイマー 63 アイソレートアンプ 64 電圧変動補正器 65 コンパレータ 66,71 直流電源 67,68,69,70 抵抗 72 スタートスイッチ Q1,Q2,Q3 パワートランジスタ Q4,Q5 トランジスタ A プランジャの始端位置 B プランジャの終端位置
Claims (2)
- 【請求項1】 固定部材と、該固定部材と同軸的に対向
して設けられ固定部材から離れた始端位置より固定部材
に吸着保持される終端位置までの距離を移動可能に設け
られた可動部材と、固定部材と可動部材の間に磁気吸引
力を発生させて前記始端位置にある可動部材を終端位置
までストロークさせるコイル部とを備え、 前記コイル部は、前記可動部材のストローク中に必要な
起磁力を発生させる作動用コイルと、可動部材をストロ
ーク終端において固定部材に吸着保持するために必要な
起磁力を発生させる保持用コイルとから成るソレノイド
装置において、 前記可動部材をストローク後終端位置に保持する時、前
記作動用コイルと前記保持用コイルを直列に接続して成
ることを特徴とするソレノイド装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のソレノイド装置におい
て、作動用コイル及び保持用コイルのうち少なくとも作
動用コイルに通電し、磁気吸引力によって始端位置から
可動部材をストロークさせ、ストローク終了した時に作
動用コイルと保持用コイルを直列に接続して通電するこ
とによって終端位置にて可動部材を保持することを特徴
とするソレノイド装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9023395A JPH08264317A (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | ソレノイド装置及びその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9023395A JPH08264317A (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | ソレノイド装置及びその制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08264317A true JPH08264317A (ja) | 1996-10-11 |
Family
ID=13992779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9023395A Pending JPH08264317A (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | ソレノイド装置及びその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08264317A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012116448A (ja) * | 2010-12-03 | 2012-06-21 | Ichikoh Ind Ltd | 車両用照明装置 |
US8894836B2 (en) | 2005-06-03 | 2014-11-25 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Electronic device and method for manufacturing the same |
-
1995
- 1995-03-23 JP JP9023395A patent/JPH08264317A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8894836B2 (en) | 2005-06-03 | 2014-11-25 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Electronic device and method for manufacturing the same |
JP2012116448A (ja) * | 2010-12-03 | 2012-06-21 | Ichikoh Ind Ltd | 車両用照明装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021126 |