JPH08264227A - 電線導出用ゴムブーツ - Google Patents
電線導出用ゴムブーツInfo
- Publication number
- JPH08264227A JPH08264227A JP7091696A JP9169695A JPH08264227A JP H08264227 A JPH08264227 A JP H08264227A JP 7091696 A JP7091696 A JP 7091696A JP 9169695 A JP9169695 A JP 9169695A JP H08264227 A JPH08264227 A JP H08264227A
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- JP
- Japan
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- electric wire
- jetty
- gap
- rubber boot
- tube portion
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- Pending
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Abstract
る。 【構成】 キャップ部11と連続して形成されるチュー
ブ部12の内周面側に、電線の束を挿通させたときに拡
径される程度の開口を有する突堤12aを形成するとと
もに、この突堤12aが拡径されたときに当該チューブ
部12の開口側に生じる隙間部分に排水孔12cを形成
しておくことにより、当該電線導出用ゴムブーツ10を
コネクタに装着して電線の束を挿通せしめると、突堤1
2a部分が拡径されて隙間が生じ、外部から浸入してき
た水は突堤12a部分でせき止められるとともに湖の隙
間部分に形成された排水孔12cより排水される。
Description
に関する。
して、図10に示すものが知られている。同図に示す電
線導出用ゴムブーツ1は、コネクタ2の電線導出端を覆
蓋するようにして装着されるキャップ部3と、このキャ
ップ部3に連結して形成されるチューブ部4とから構成
され、全体的に筒状となっている。コネクタ2から導出
される電線5を挿通せしめ、一端のキャップ部3にて同
コネクタ2の電線導出端に装着し、他端のチューブ部4
の開口部分にビニールテープなどを巻いて使用される。
チューブ部4には内外を連通させる排水孔6が形成され
ており、テープ巻きされた電線5の側から毛細管現象で
浸入した水を排水するようになっている。
出用ゴムブーツにおいては、毛細管現象によって浸入し
た水が孔を通り越して内部まで入っていってしまうとい
う課題があった。本発明は、上記課題に鑑みてなされた
もので、浸入した水を効率よく排水することが可能な電
線導出用ゴムブーツの提供を目的とする。
め、請求項1に係る発明は、電線引き出し部分を覆うよ
うに装着されるキャップ部と、このキャップ部に連結さ
れた電線を通して引き出す管状のチューブ部とからなる
電線導出用ゴムブーツにおいて、上記チューブ部は、内
周面上にて内面側に環状に突出して先端の内径が上記電
線の外径よりも小さくなるように形成されて突堤と、こ
の突堤に隣接する部分に形成されて当該チューブ部内外
を連通せしめる排水孔とを具備する構成としてある。
記載の電線導出用ゴムブーツにおいて、上記チューブ部
は、上記突堤の隣接部分に薄肉部分を有する構成として
ある。さらに、請求項3に係る発明は、請求項2に記載
の電線導出用ゴムブーツにおいて、上記薄肉部分は、上
記チューブ部の開口端側の方を長く形成してある。さら
に、請求項4に係る発明は、請求項1〜請求項3に記載
の電線導出用ゴムブーツにおいて、上記突堤内の開口中
心は上記チューブ部の開口中心からずれた構成としてあ
る。
いては、チューブ部の内周面上には内面側に環状に突出
する突堤が形成されており、当該チューブ部に電線を挿
通せしめると、この突堤の先端の内径の方が同電線の外
径よりも小さくなっているので、当該突堤部分は拡径さ
れる。突堤部分が拡径されることにより、裾野に接する
隣接部分も同様に拡径され、電線との間に隙間が形成さ
れる。毛細管現象などによって浸入した水は、この隙間
部分に入ってくると、突堤にてせき止められて隙間部分
でたまることになり、この隙間部分に形成されている排
水孔より外部に排出される。
る発明においては、突堤の隣接部分が薄肉部分となって
いるので、突堤が拡径されたときに裾野部分は容易に拡
径し、空間が形成される。さらに、上記のように構成し
た請求項3に係る発明においては、突堤に隣接して形成
される薄肉部分はチューブ部の開口端側の方を長くして
あるので、浸水してくる側により大きな空間が形成され
やすく、水をためて排水しやすい。さらに、上記のよう
に構成した請求項4に係る発明においては、突堤内の開
口の中心がチューブ部の開口の中心からずれていること
により、拡径されたときにできる隙間の大きさに偏りが
でき、広い側と狭い側が形成される。設置状態で広い側
が下側に配置されると、水の溜まりやすい側に広い隙間
ができて効率よく排水できる。
部の内部で水をせき止めつつせき止められた水が溜まり
やすいように隙間を形成し、さらに同隙間から排水しや
すいように排水孔が形成されているので、毛細管現象な
どによって浸水しても効率よく排水することが可能な電
線導出用ゴムブーツを提供することができる。また、請
求項2に係る発明によれば、水の溜まる隙間を形成しや
すくなっている。さらに、請求項3に係る発明によれ
ば、水の溜まる隙間を浸水する側に大きく形成できるた
め、効率よく水をため、排水できる。さらに、請求項4
に係る発明によれば、水が溜まる下側に大きな隙間を形
成でき、効率よく水をため、排水できる。
する。図1は、本発明の一実施例に係る電線導出用ゴム
ブーツの使用状態を側面図により示しており、図2は、
要部を断面図により示している。同図において、電線導
出用ゴムブーツ10は、コネクタ20の電線導出端を覆
蓋するようにして装着されるキャップ部11と、このキ
ャップ部11に連結して形成されるチューブ部12とか
ら構成され、全体的には筒状となっている。本実施例に
おいては、チューブ部12がキャップ部11に対して9
0度屈曲される方向に連結しており、コネクタ20から
引き出される電線を90度屈曲させて引き出すようにな
っているが、どのような方向に引き出されるものであっ
ても良く、例えば、電線導出端の上方に突き出るもので
あったり、さらにはU字形に反対方向に屈曲するように
なっているものであったりしてもよい。
連結する側と反対の側の開口端部付近には、内周面上に
て内側に突出する環状の突堤12aを形成してあり、同
突堤12aを挟み込むようにその両側には薄肉部分12
b,12bを形成してある。突堤12aの断面は概ね山
形となっており、頂部にて囲まれる開口の内径は引き出
される電線の束よりも小さくなっている。また、突堤1
2aに隣接する薄肉部分12bのうち開口側のものには
当該チューブ部12内外を連通せしめる排水孔12cを
形成してある。コネクタ20から導出される電線の束を
キャップ部11の側から当該電線導出用ゴムブーツ10
に挿通させ、一方のキャップ部11をコネクタ20の電
線導出端に装着させる。電線の束を挿通させると、チュ
ーブ部12の開口端部は、図3に示すように、突堤12
a部分が拡径され、これに隣接する薄肉部分12b,1
2bが引き延ばされるので、当該薄肉部分12b,12
bと電線の束との間に隙間が生じている。この後、チュ
ーブ部12の開口端部から引き出された電線の束の外面
にかけてビニールテープを巻き付ける。
ーブ部12の開口内に浸入しても、突堤12aにてせき
止められ、その手前側の薄肉部分12bに形成されてい
る隙間にたまる。溜まった水は、排水孔12cから外部
に排水される。本実施例においては、突堤12aの両側
に薄肉部分12b,12bを形成しているが、電線の束
を挿通させたときに拡径される程度の開口を有する突堤
と、この突堤が拡径されたときにチューブ部12の開口
側に生じる隙間部分に排水孔が形成されていれば良い。
しかし、薄肉部分12b,12bを形成することによ
り、突堤12aが拡径されたときにその裾野部分が延び
やすく、隙間が生じやすくなる。
両側に均等に形成された薄肉部分12b,12bを備え
ているが、両薄肉部分12b,12bに偏りを付けても
良い。例えば、図4に示すように、開口側の薄肉部分を
長く形成しておくと、図5に示すように、電線の束を挿
通したときに、開口側に大きな隙間が生じるので、この
空間に水が溜まりやすくなる。特に、延びの違いによっ
て突堤12aが斜めとなるが、これは、突堤12a自体
はわずかに拡径され、その開口側に隣接する薄肉部分だ
けが大きく延びて隙間を形成していることになるので、
電線の束を挿通させる際の力も小さくなる。
12の内周面側に概ね均等に突出する突堤12aを形成
しているが、図6に示すように、突堤12aの開口の中
心をチューブ部12の開口の中心よりもずらして形成し
ておくことにより、図7に示すように、電線の束を挿通
させたときに膨らみ方に偏りを生じさせることができ
る。例えば、設置状態において下側となる方向に大きく
膨らむようにしておき、ここに排水孔12cを形成して
おくと、水が溜まりやすく排水されやすい。そして、図
8に示すように、薄肉部分12b,12bの偏りと、突
堤12aの偏りを両方採用すると、図9に示すように、
開口側の下方部分に大きな隙間を形成できて排水しやす
くなる。
成されるチューブ部12の内周面側に、電線の束を挿通
させたときに拡径される程度の開口を有する突堤12a
を形成するとともに、この突堤12aが拡径されたとき
に当該チューブ部12の開口側に生じる隙間部分に排水
孔12cを形成しておくことにより、当該電線導出用ゴ
ムブーツ10をコネクタに装着して電線の束を挿通せし
めると、突堤12a部分が拡径されて隙間が生じ、外部
から浸入してきた水は突堤12a部分でせき止められる
とともに湖の隙間部分に形成された排水孔12cより排
水される。
の使用状態における側面図である。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 電線引き出し部分を覆うように装着され
るキャップ部と、このキャップ部に連結された電線を通
して引き出す管状のチューブ部とからなる電線導出用ゴ
ムブーツにおいて、 上記チューブ部は、内周面上にて内面側に環状に突出し
て先端の内径が上記電線の外径よりも小さくなるように
形成されて突堤と、この突堤に隣接する部分に形成され
て当該チューブ部内外を連通せしめる排水孔とを具備す
ることを特徴とする電線導出用ゴムブーツ。 - 【請求項2】 上記請求項1に記載の電線導出用ゴムブ
ーツにおいて、上記チューブ部は、上記突堤の隣接部分
に薄肉部分を有することを特徴とする電線導出用ゴムブ
ーツ。 - 【請求項3】 上記請求項2に記載の電線導出用ゴムブ
ーツにおいて、上記薄肉部分は、上記チューブ部の開口
端側の方が長く形成されていることを特徴とする電線導
出用ゴムブーツ。 - 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3に記載の電線導
出用ゴムブーツにおいて、上記突堤内の開口中心は上記
チューブ部の開口中心からずれていることを特徴とする
電線導出用ゴムブーツ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7091696A JPH08264227A (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | 電線導出用ゴムブーツ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7091696A JPH08264227A (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | 電線導出用ゴムブーツ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08264227A true JPH08264227A (ja) | 1996-10-11 |
Family
ID=14033686
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7091696A Pending JPH08264227A (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | 電線導出用ゴムブーツ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08264227A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11339878A (ja) * | 1998-05-22 | 1999-12-10 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
CN108402584A (zh) * | 2018-03-20 | 2018-08-17 | 叶丁卫 | 一种排水性能良好的涉水鞋 |
-
1995
- 1995-03-23 JP JP7091696A patent/JPH08264227A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11339878A (ja) * | 1998-05-22 | 1999-12-10 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
CN108402584A (zh) * | 2018-03-20 | 2018-08-17 | 叶丁卫 | 一种排水性能良好的涉水鞋 |
CN108402584B (zh) * | 2018-03-20 | 2020-04-03 | 临沂春雨鞋业有限公司 | 一种排水性能良好的涉水鞋 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050222 |
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A521 | Written amendment |
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Effective date: 20050607 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A521 | Written amendment |
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