JPH0826416A - ガイド構造およびガイド構造付き多段フォーク装置 - Google Patents

ガイド構造およびガイド構造付き多段フォーク装置

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JPH0826416A
JPH0826416A JP16727194A JP16727194A JPH0826416A JP H0826416 A JPH0826416 A JP H0826416A JP 16727194 A JP16727194 A JP 16727194A JP 16727194 A JP16727194 A JP 16727194A JP H0826416 A JPH0826416 A JP H0826416A
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JP
Japan
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guide
fork
guide structure
groove
wear
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JP16727194A
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English (en)
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Makoto Usami
誠 宇佐見
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Daifuku Co Ltd
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Daifuku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガイドブロックの摩耗検出は測定器を用いる
ことなく容易に行えるガイド機構と、荷の受け渡しをガ
タつくことなく正確に行えるガイド構造付き多段フォー
ク装置を提供する。 【構成】 第1部材16,20,25と第2部材16,20,25を相対
的に移動させたとき、ガイドローラ33,43 がガイド溝3
1,41 内で転動して上下方向の支持案内を行い、ガイド
ブロック36,46 の摺接面37,47 が奥部ガイド面34,44 に
摺接して位置決め案内を行える。摺接面37,47 は次第に
摩耗し、凹所38,48 の深さがなくなる。移動の際に露出
する摺接面37,47 を目視し、凹所38,48 の深さの状態を
確認することで、ガイドブロック36,46 の摩耗の程度を
容易に測定し得、摩耗が激しいと判断したとき、適宜、
ガイドブロック36,46 の取り換えを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばフォーク装置
などに使用されるガイド機構と、たとえば自動倉庫の出
し入れ装置などに使用されるガイド構造付き多段フォー
ク装置とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のフォーク装置としては、
たとえば特開昭63−127908号公報に見られる荷移載用ラ
ンニングフォークが提供されている。この従来構成は、
固定フォークと、この固定フォーク側に支持案内される
セカンダリーフォークと、このセカンダリーフォークに
支持案内されるプライマリーフォークとにより多段フォ
ーク形式に構成されている。そして固定フォーク側に設
けたモータにより駆動ギヤを正逆に回転させることで、
アイドルギヤを介してピニオンギヤを回転させ、以てラ
ックギヤを介してセカンダリーフォークを横方向へ出退
動させ得る。さらにセカンダリーフォークの移動によ
り、複数本のチェーンなどを介して、プライマリーフォ
ークが倍の距離で出退動するように構成されている。
【0003】その際に固定フォークとプライマリーフォ
ークには、セカンダリーフォークに形成した外向きガイ
ドレール溝または内向きガイドレール溝に対して嵌合す
るガイドローラやガイドブロックが、それぞれ、その出
退動方向の複数箇所に取り付けられている。したがって
ガイドローラの転動により上下方向での支持案内が行わ
れ、そしてガイドブロックの摺接により前後方向(幅方
向)での位置決め案内が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
構成によると、使用経過に伴ってガイドブロックが摩耗
してガタつきが生じることから、そのガイドブロックの
摩耗の程度が許容値を越えているか否かをチェックする
必要がある。そのために従来では、ガイドブロックの摩
耗の程度を、ノギスやスケールで測定することにより判
断し、適宜、取り換えを行っていたのであり、これによ
ると、ノギスやスケールなど測定器が必要となり、また
ガイドブロックが多数箇所(従来例では16箇所)にある
ことから、測定に長い時間が必要になり、作業は容易に
行えない。
【0005】さらに、特に荷移載用ランニングフォーク
のプライマリーフォークにガタつきが生じたときには、
荷姿の乱れや荷の落下を招くことになる。本発明の目的
とするところは、ガイドブロックの摩耗検出は測定器を
用いることなく容易に行えるガイド機構と、荷の受け渡
しをガタつくことなく正確に行えるガイド構造付き多段
フォーク装置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
第1発明のガイド構造は、長さ方向で相対的に移動自在
な第1部材と第2部材との一方に、側部開放のガイド溝
を長さ方向に沿って形成するとともに、他方には、ガイ
ド溝に嵌合するガイドローラと、ガイド溝の奥部ガイド
面に摺接自在なガイドブロックとを設け、このガイドブ
ロックの摺接面に凹所を形成している。
【0007】また本第2発明は、上記した第1発明に記
載のガイド構造において、ガイドブロックを、移動方向
の複数箇所に設けている。そして本第3発明は、上記し
た第1または第2発明に記載のガイド構造において、ガ
イドブロックの移動方向の複数箇所に凹所を形成してい
る。
【0008】さらに本第4発明は、上記した第1〜第3
発明のいずれかに記載のガイド構造において、凹所を、
移動方向に対して直交状の凹溝により形成している。上
記目的を達成すべく本第5発明のガイド構造付き多段フ
ォーク装置は、固定フォークと、この固定フォークにガ
イド構造を介して支持案内されるセカンダリーフォーク
と、このセカンダリーフォークにガイド構造を介して支
持案内されるプライマリーフォークとからなる多段フォ
ーク装置であって、両ガイド構造は、一方に、側部開放
のガイド溝を長さ方向に沿って形成するとともに、他方
には、ガイド溝に嵌合するガイドローラと、ガイド溝の
奥部ガイド面に摺接自在なガイドブロックとを設けて構
成し、このガイドブロックの摺接面に凹所を形成してい
る。
【0009】
【作用】上記した本第1発明の構成によると、第1部材
と第2部材とを長さ方向で相対的に移動させたとき、ガ
イドローラがガイド溝内で転動されて上下方向での支持
案内を行え、そしてガイドブロックの摺接面が奥部ガイ
ド面に摺接されて前後方向(幅方向)での位置決め案内
を行える。このような移動を繰り返して行うことで、ガ
イドブロックの摺接面は次第に摩耗し、凹所の深さがな
くなってくる。したがって移動の際に露出するガイドブ
ロックの摺接面を目視し、凹所の深さの状態を確認する
ことで、ガイドブロックの摩耗の程度を容易に測定し
得、以て摩耗が激しいと判断したとき、適宜、ガイドブ
ロックの取り換えを行えばよい。
【0010】また本第2発明の構成によると、複数のガ
イドブロックにより、摩擦抵抗を少なくして前後方向で
の位置決め案内を行えるものでありながら、ガイドブロ
ック群の摩耗の程度を容易に測定し得る。
【0011】そして本第3発明の構成によると、複数箇
所の凹所により、偏摩耗をも容易に測定し得る。さらに
本第4発明の構成によると、移動方向に対して直交状の
凹溝により、摩耗状態を的確に測定し得る。
【0012】上記した本第5発明の構成によると、固定
フォークに対するセカンダリーフォークの移動と、セカ
ンダリーフォークに対するプライマリーフォークの移動
は、ガイド構造による支持案内によって安定して行える
ものでありながら、ガイド構造部分の摩耗は、凹所の深
さの状態を確認することで容易に測定し得る。
【0013】
【実施例】以下に本発明の第一の実施例を図1〜図8に
基づいて説明する。図8において、左右一対の棚1と、
これら棚1間に形成した走行経路8上を走行自在な出し
入れ装置10とにより自動倉庫が形成される。両棚1は枠
組み状であって、それぞれ床から立設した支柱2と、前
後の支柱2間に固定した腕木3などにより、上下方向な
らびに走行方向に複数の収納部4が形成される。そして
各収納部4において荷5を、直接にまたはパレツトを介
して支持すべく構成されている。なお両棚1の端部外方
には荷捌き装置6が設けられる。
【0014】前記走行経路8上を走行自在な出し入れ装
置10は、下部フレーム11と、この下部フレーム11から立
設した走行方向で一対のポスト12などにより走行本体13
が構成される。そして両ポスト12間にキャレッジ14が昇
降自在に配置されるとともに、このキャレッジ14上に、
走行方向を前後方向として左右方向に出退自在な多段フ
ォーク装置15が設けられる。この多段フォーク装置15
は、各収納部4と荷捌き装置6とに作用すべく構成され
る。
【0015】前記多段フォーク装置15は図1〜図5に示
すように、キャレッジ14上に設けられる固定フォーク
(第1部材または第2部材)16と、この固定フォーク16
側に外側ガイド構造30を介して支持案内され左右方向
(長さ方向)で相対的に移動自在なセカンダリーフォー
ク(第1部材または第2部材)20と、このセカンダリー
フォーク20に内側ガイド構造40を介して支持案内され左
右方向で相対的に移動自在なプライマリーフォーク(第
1部材または第2部材)25と、前記セカンダリーフォー
ク20の出退駆動装置50と、前記プライマリーフォーク25
の出退連動手段60などから構成されている。
【0016】すなわち前記固定フォーク16は、底板部17
と前後一対の立ち上がり側壁部18とを備えて断面U字状
に構成されている。また前記セカンダリーフォーク20は
平枠板状であって、その上面に左右方向の凹溝21が形成
されるとともに、両立ち上がり側壁部18間に嵌め込み状
に配設されている。その際にセカンダリーフォーク20
は、立ち上がり側壁部18側に配設した複数の支持ローラ
19により両側下面が支持されている。さらにセカンダリ
ーフォーク20は、その底面中央にラックギヤ22が、出退
移動方向と平行にかつ下方への突条により形成されてい
る。また前記プライマリーフォーク25は、長方形の荷載
置板26と、この荷載置板26の下面に取り付けられた断面
門型状の中央部材27とから構成され、この中央部材27を
前記凹溝21に嵌め込んで配設されている。
【0017】前記固定フォーク16とセカンダリーフォー
ク20との間に設けられる外側ガイド構造30は、セカンダ
リーフォーク20の両側で長さ方向に沿って形成した外側
部開放の外向きガイド溝31と、これら外向きガイド溝31
に嵌合すべく固定フォーク16の両立ち上がり側壁部18に
左右方向ピン32を介して取り付けられたガイドローラ33
と、両外向きガイド溝31の奥部ガイド面34に摺接すべ
く、両立ち上がり側壁部18に固定具(ボルトナットな
ど)35を介して着脱自在に取り付けられたガイドブロッ
ク36などにより構成される。ここで両側のガイドローラ
33ならびにガイドブロック36は、それぞれ左右方向(移
動方向)の四箇所(複数箇所)に設けられている。
【0018】また前記セカンダリーフォーク20とプライ
マリーフォーク25との間に設けられる内側ガイド構造40
も同様であって、凹溝21に開放してセカンダリーフォー
ク20の両側で長さ方向に沿って形成した内向きガイド溝
41と、これら内向きガイド溝41に嵌合すべくプライマリ
ーフォーク25の中央部材27に左右方向ピン42を介して取
り付けられたガイドローラ43と、両内向きガイド溝41の
奥部ガイド面44に摺接すべく、中央部材27に固定具(ボ
ルトナットなど)45を介して着脱自在に取り付けられた
ガイドブロック46などにより構成される。これらガイド
ローラ43やガイドブロック46も、それぞれ左右方向の四
箇所(複数箇所)に設けられている。
【0019】各ガイドブロック36,46は、図1、図5〜
図7に示すように、たとえばMCナイロン製の四角棒状
であって、その一面が前記奥部ガイド面34,44に摺接自
在な摺接面37,47に形成されている。そして摺接面37,
47には、凹所が左右方向(移動方向)の二箇所(複数箇
所)に形成されている。ここで凹所は、左右方向に対し
て直交状(上下方向)の凹溝38,48により形成されてい
る。なお凹溝38,48に対して遊端側には、固定具35,45
を埋入状に位置させる孔部39,49が形成されている。
【0020】前記出退駆動装置50は図2、図3、図5に
示すように、前記固定フォーク16の底板部17の中央位置
に取り付けられた軸受板51と、前記ラックギヤ22と噛み
合うよう軸受板51に軸支された左右一対のピニオンギヤ
52と、これらピニオンギヤ52に同時に噛合するように前
記軸受板51に軸支されたアイドルギヤ53と、このアイド
ルギヤ53に駆動ギヤ54が噛合するように前記軸受板51に
取り付けられた減速機付きモータ55などから構成されて
いる。
【0021】前記出退連動手段60は図2、図4、図5に
示すように、一端が固定フォーク16の両端に振り分けて
係止された一対のチェーン61,62と、これらチェーン6
1,62の中間部をUターンさせるべくセカンダリーフォ
ーク20の両端に振り分けて軸支された案内輪体63,64な
どから構成され、そしてチェーン61,62の他端が、プラ
イマリーフォーク25の両端に振り分けて係止されてい
る。
【0022】ここで出退駆動装置50と出退連動手段60と
は、次のように関連動作される。すなわちモータ55によ
り駆動ギヤ54を回転駆動させることにより、アイドルギ
ヤ53を介してピニオンギヤ52を回転させ、そしてラック
ギヤ22を介してセカンダリーフォーク20を、固定フォー
ク16に対して左右方向に進出移動させる。さらにセカン
ダリーフォーク20の進出移動により、一方のチェーン61
(または62)が案内歯輪63(または64)を介してプライ
マリーフォーク25をセカンダリーフォーク20の進出方向
に引っ張り、プライマリーフォーク25が同方向へ進出移
動される。
【0023】また、ピニオンギヤ52を逆転させてセカン
ダリーフォーク20を後退移動させたときには、他方のチ
ェーン62(または61)が案内歯輪64(または63)を介し
てプライマリーフォーク25をセカンダリーフォーク20の
後退方向に引っ張り、プライマリーフォーク25が同方向
へ後退移動される。
【0024】上述のような動作によってプライマリーフ
ォーク25をホームポジションに後退移動させたとき、ギ
ヤ52,53,54群のバックラッシュやチェーン61,62の弛
みなどにより、正確な精度で停止させることができな
い。そのために、図1、図5に示すように、固定フォー
ク16の立ち上がり側壁部18に、ばね65により上昇付勢さ
れたボール66が設けられ、そしてプライマリーフォーク
25の荷載置板26の下部に受け部プレート67が設けられる
とともに、この受け部プレート67の下面に凹部68が形成
されている。
【0025】これにより、プライマリーフォーク25をホ
ームポジションに後退移動させたとき、ばね65により上
昇付勢されたボール66が凹部68に嵌合されることになっ
て、ギヤ52,53,54群のバックラッシュやチェーン61,
62の弛みなどに影響を受けずに、プライマリーフォーク
25を正確な精度で停止させることができる。なお受け部
プレート67を交換可能なプレート構造にすれば、この受
け部プレート67が摩耗しても容易に対処できる。
【0026】次に上記した第一の実施例における作用を
説明する。出し入れ装置10は、走行経路8上での走行動
と、キャレッジ14の昇降動と、多段フォーク装置15の左
右方向での出退動との組み合わせ動作により、棚1の目
的とする収納部4に対して荷5の入出庫を行え、かつ荷
捌き装置6に対して荷5の受け渡しを行える。その際に
多段フォーク装置15では、前述したように固定フォーク
16に対してセカンダリーフォーク20が移動されるととも
に、セカンダリーフォーク20に対してプライマリーフォ
ーク25が同方向へ移動される。
【0027】このような出退移動は、ガイド構造30,40
により支持案内されて行われる。すなわちガイドローラ
33,43がガイド溝31,41内で転動されることにより、上
下方向での支持案内が行われ、そしてガイドブロック3
6,46の摺接面37,47が奥部ガイド面34,44に摺接され
ることにより、前後方向(幅方向)での位置決め案内が
行われる。
【0028】このような支持案内により出退移動が繰り
返して行われることで、ガイドブロック36,46の摺接面
37,47が次第に摩耗され、凹溝38,48の深さがなくなっ
てくる。したがって作業停止時に、多段フォーク装置15
を試運転させ、その出退動作時に露出するガイドブロッ
ク36,46の摺接面37,47を目視し、凹溝38,48の深さの
状態を確認することで、ガイドブロック36,46の摩耗の
程度を容易に測定し得る。そして摩耗が激しいと判断し
たとき、適宜、固定具35,45を操作して取り換えが行わ
れる。
【0029】上記した第一の実施例では、ガイド構造3
0,40を多段フォーク装置15に採用しているが、本第1
〜第4発明においては、たとえばレール(第1部材)に
対して相対的に移動自在な移動体(第2部材)の支持案
内に採用した実施例なども可能である。
【0030】上記した第一の実施例で示すように、ガイ
ドブロック36,46を、移動方向の四箇所(複数箇所)に
設けたときには、摩擦抵抗を少なくして前後方向での位
置決め案内を行えるものでありながら、ガイドブロック
36,46群の摩耗の程度を容易に測定し得るが、本第1発
明においては一箇所であってもよい。
【0031】また上記した第一の実施例で示すように、
凹溝38,48を二箇所に形成することにより、偏摩耗をも
容易に測定し得るが、本第1、第2発明においては一箇
所や二箇所以上であってもよい。
【0032】上記した第一の実施例で示すように、凹所
を移動方向に対して直交状の凹溝38,48で形成すること
により、摩耗状態を的確に測定し得るが、本第1〜第3
発明においては、図9に示した第二の実施例のように、
移動方向に沿った凹溝70を凹所としてもよく、また図10
に示した第三の実施例のように、複数(単数)の丸孔
(または長孔)71を凹所としてもよい。
【0033】さらに凹溝38,48などには、図11に示した
第四の実施例のように、周囲とは異なる色の塗料72を塗
布してもよく、この場合に塗料72としては蛍光塗料がよ
り好適である。
【0034】
【発明の効果】上記構成の本第1発明によると、ガイド
ブロックの摺接面を目視し、凹所の深さの状態を確認す
ることで、ガイドブロックの摩耗の程度を、測定器を用
いることなく容易にかつ迅速に測定できるとともに、そ
の測定は誤差なく行うことができる。
【0035】また上記構成の本第2発明によると、複数
のガイドブロックにより、摩擦抵抗を少なくして前後方
向での位置決め案内を行うことができるとともに、ガイ
ドブロック群の摩耗の程度を容易に測定できる。
【0036】さらに上記構成の本第3発明によると、複
数箇所の凹所により、偏摩耗をも容易に測定できる。そ
して上記構成の本第4発明によると、移動方向に対して
直交状の凹溝により、摩耗状態を的確に測定できる。
【0037】しかも上記構成の本第5発明によると、固
定フォークに対するセカンダリーフォークの移動と、セ
カンダリーフォークに対するプライマリーフォークの移
動は、ガイド構造による支持案内によって安定して行え
るものでありながら、ガイド構造部分の摩耗は、凹所の
深さの状態を確認することで容易に測定できる。したが
って多段フォーク装置は、プライマリーフォークにガタ
つきが生じることなく動作できて、荷の受け渡しは、荷
姿の乱れや荷の落下を招くことになく正確に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示し、多段フォーク装
置の分解平面図で、Aは固定フォーク、Bはセカンダリ
ーフォーク、Cはプライマリーフォークである。
【図2】同多段フォーク装置の平面図である。
【図3】同多段フォーク装置の正面図である。
【図4】同多段フォーク装置の出退連動手段を説明する
概略正面図である。
【図5】同多段フォーク装置の一部切り欠き側面図であ
る。
【図6】同多段フォーク装置のガイドブロックの斜視図
である。
【図7】同多段フォーク装置のガイドブロック取り付け
部の縦断側面図である。
【図8】同自動倉庫の平面図である。
【図9】本発明の第二の実施例を示し、ガイドブロック
の斜視図である。
【図10】本発明の第三の実施例を示し、ガイドブロッ
クの斜視図である。
【図11】本発明の第四の実施例を示し、多段フォーク
装置のガイドブロック取り付け部の縦断側面図である。
【符号の説明】
10 出し入れ装置 14 キャレッジ 15 多段フォーク装置 16 固定フォーク(第1部材または第2部材) 19 支持ローラ 20 セカンダリーフォーク(第1部材または第2部
材) 22 ラックギヤ 25 プライマリーフォーク(第1部材または第2部
材) 30 外側ガイド構造 31 外向きガイド溝 33 ガイドローラ 34 奥部ガイド面 36 ガイドブロック 37 摺接面 38 凹溝(凹所) 40 内側ガイド構造 41 内向きガイド溝 43 ガイドローラ 44 奥部ガイド面 46 ガイドブロック 47 摺接面 48 凹溝(凹所) 50 出退駆動装置 52 ピニオンギヤ 55 減速機付きモータ 60 出退連動手段 61 チェーン 62 チェーン 70 凹溝(凹所) 71 丸孔(凹所) 72 塗料

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さ方向で相対的に移動自在な第1部材
    と第2部材との一方に、側部開放のガイド溝を長さ方向
    に沿って形成するとともに、他方には、ガイド溝に嵌合
    するガイドローラと、ガイド溝の奥部ガイド面に摺接自
    在なガイドブロックとを設け、このガイドブロックの摺
    接面に凹所を形成したことを特徴とするガイド構造。
  2. 【請求項2】 ガイドブロックを、移動方向の複数箇所
    に設けたことを特徴とする請求項1記載のガイド構造。
  3. 【請求項3】 ガイドブロックの移動方向の複数箇所に
    凹所を形成したことを特徴とする請求項1または2記載
    のガイド構造。
  4. 【請求項4】 凹所を、移動方向に対して直交状の凹溝
    により形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載のガイド構造。
  5. 【請求項5】 固定フォークと、この固定フォークにガ
    イド構造を介して支持案内されるセカンダリーフォーク
    と、このセカンダリーフォークにガイド構造を介して支
    持案内されるプライマリーフォークとからなる多段フォ
    ーク装置であって、両ガイド構造は、一方に、側部開放
    のガイド溝を長さ方向に沿って形成するとともに、他方
    には、ガイド溝に嵌合するガイドローラと、ガイド溝の
    奥部ガイド面に摺接自在なガイドブロックとを設けて構
    成し、このガイドブロックの摺接面に凹所を形成したこ
    とを特徴とするガイド構造付き多段フォーク装置。
JP16727194A 1994-07-20 1994-07-20 ガイド構造およびガイド構造付き多段フォーク装置 Pending JPH0826416A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009545504A (ja) * 2006-08-03 2009-12-24 カット・ロギスティーク・ゲー・エム・ベー・ハー 物品の入出庫方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009545504A (ja) * 2006-08-03 2009-12-24 カット・ロギスティーク・ゲー・エム・ベー・ハー 物品の入出庫方法

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