JPH08263957A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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Publication number
JPH08263957A
JPH08263957A JP7091690A JP9169095A JPH08263957A JP H08263957 A JPH08263957 A JP H08263957A JP 7091690 A JP7091690 A JP 7091690A JP 9169095 A JP9169095 A JP 9169095A JP H08263957 A JPH08263957 A JP H08263957A
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JP
Japan
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disk
cartridge
center core
magnetic disk
center
Prior art date
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Pending
Application number
JP7091690A
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English (en)
Inventor
Kazuo Takahashi
和夫 高橋
Minoru Watanabe
実 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH08263957A publication Critical patent/JPH08263957A/ja
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コストが低減されると共に、軽量に構成され
るようにした、センターコア,ディスクカートリッジ及
びディスク装置を提供すること。 【構成】 カートリッジ式ディスク装置の本体に対して
着脱可能なカートリッジ21と、このカートリッジ内に
収容される記録媒体となるディスク22と、ディスクの
中心付近に取り付けられた磁性体から成るセンターコア
23と、を含むディスクカートリッジ20において、セ
ンターコア23が、板金材料をプレス加工することによ
り形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置用大容量
記憶装置に関し、さらに詳しくは、磁気ディスク・光デ
ィスクなどの回転円盤型記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気ディスク装置は、例えば図1
0に示すように構成されている。図10において、磁気
ディスク装置1は、筐体2と、スピンドルモータ3と、
このスピンドルモータ3によって回転駆動される磁気デ
ィスク4と、回動型アクチュエータ5とを含んでいる。
【0003】ボイスコイル5fに外部から駆動電圧が供
給されると、アーム5cは、マグネット5gの磁界と、
このボイスコイル5fに流れる電流とによって生ずる力
に基づいて、垂直軸5dの周りに回動される。これによ
り、アーム5cの他端に取り付けられたヘッドスライダ
5aは、図10にて矢印R3で示すように、磁気ディス
ク4の実質的に半径方向に移動される。かくして、この
スライダ5aに備えられた磁気ヘッド6は、磁気ディス
ク4に対してシーク動作することになる。これにより、
ヘッドスライダ5aに取り付けられた磁気ヘッド6が、
磁気ディスク4上の所定トラックへの情報の記録再生を
行なう。
【0004】このような構成の磁気ディスク装置1にお
いては、起動時には、ヘッドスライダ5aが磁気ディス
ク4の最内周に接触した状態で、スピンドルモータ3が
立ち上がる。このため、起動時には、ヘッドスライダ5
aは、先づ磁気ディスク4の表面を擦りながら移動した
後、磁気ディスク4の表面から浮上することになる。停
止時にも、同様にして、ヘッドスライダ5aが磁気ディ
スク4の最内周に接触することになる。
【0005】従って、このような磁気ディスク装置1
は、CSS(Contact Start Stop)
方式とよばれているが、起動時及び停止時に、ヘッドス
ライダ5aが磁気ディスク4の表面に接触することか
ら、磁気ディスク4の表面が傷ついてしまうことがある
という問題があった。
【0006】このため、近年、起動時及び停止時には、
ヘッドスライダ5aを磁気ディスク4の表面から離反し
た状態で支持するようにした、磁気ディスク装置が使用
されている。このような磁気ディスク装置は、例えば図
11に示すように構成されている。図11において、磁
気ディスク装置7は、筐体2,スピンドルモータ3,磁
気ディスク4及び回動型アクチュエータ5に関しては、
図10の磁気ディスク装置1と同じ構成である。磁気デ
ィスク装置7は、さらに、筐体2上に、ランプ8を備え
ていると共に、回動型アクチュエータ5の先端付近に、
半球状の凸部9を備えている。
【0007】このような構成の磁気ディスク装置7によ
れば、不使用時には、回動型アクチュエータ5は、図1
1に示す停止位置にて、磁気ディスク4の外側に退避し
た状態で、その凸部9が、ランプ8の左側の表面に載っ
ている。これにより、回動型アクチュエータ5のヘッド
スライダ5aは、磁気ディスク1の表面から離反して,
空中に保持されることになる。
【0008】この状態から起動する場合には、先づスピ
ンドルモータ3が立ち上がって、所定回転数に達した
後、回動型アクチュエータ5が図11にてR4方向に移
動する(以上の動作をロードという)。この際、回動型
アクチュエータ5は、その凸部9がランプ8の斜面に沿
って摺動しながら、回動することになる。そして、凸部
9がランプ8から離反すると共に、ヘッドスライダ5a
が弾性部材5bの弾性に基づいて磁気ディスク4の表面
に押圧されるが、このヘッドスライダ5aと磁気ディス
ク4の表面との間の空気流によって、ヘッドスライダ5
aに浮揚力が作用することにより、ヘッドスライダ5a
は、磁気ディスク4の表面に接触しない。
【0009】また、停止時には、回動型アクチュエータ
5が図11に示す停止位置に向かって回動する。この
際、回動型アクチュエータ5の凸部9がランプ8の斜面
に載り上げて、この斜面に沿って摺動することにより、
ヘッドスライダ5aが磁気ディスク4の表面から離反す
る。そして、回動型アクチュエータ5が停止位置に達し
たとき、凸部9がランプ8の斜面の高い方に移動するこ
とにより、ヘッドスライダ5aは、磁気ディスク4の表
面から離反して空中に保持される(以上の動作をアンロ
ードという)。
【0010】かくして、回動型アクチュエータ5のヘッ
ドスライダ5aは、起動時及び停止時に磁気ディスク4
の表面に接触することがないので、N−CSS(Non
CSS)方式、あるいはダイナミックロード−アンロ
ード方式といわれている。
【0011】ところで、このようなダイナミックロード
−アンロード方式を採用した場合、回動型アクチュエー
タ5が停止位置に退避している状態では、磁気ヘッド6
と磁気ディスク4とは、互いに物理的に拘束されない。
従って、磁気ヘッド6または磁気ディスク4が損傷する
ことなく、磁気ディスク4が取り出されることになる。
これを利用して、磁気ディスク4をカートリッジ化する
ことにより、着脱可能にした、所謂カートリッジ式磁気
ディスク装置が知られている。
【0012】このようなカートリッジ式磁気ディスク装
置は、例えば図12に示すように構成されている。図1
2において、カートリッジ式磁気ディスク装置10は、
筐体2,スピンドルモータ3,回動型アクチュエータ5
そしてランプ8が組み込まれた本体11と、この本体1
1に設けられたカートリッジ装着部11aに対して着脱
可能なカートリッジ12とを含んでいる。
【0013】このような構成のカートリッジ式磁気ディ
スク装置10によれば、カートリッジ12を、図12に
て矢印Aで示すように、本体11のカートリッジ装着部
11a内に挿入することにより、カートリッジ12内の
磁気ディスク4は、スピンドルモータ3に対して、後述
するように、機械的にチャッキングされる。さらに、ス
ピンドルモータ3の上昇により、センターコア4aがカ
ートリッジ12の下ハーフ12bから離反することによ
り、磁気ディスク4は、カートリッジ12内で自由に回
転し得るようになっている。
【0014】このようにしてスピンドルモータ3にチャ
ッキングされた磁気ディスク4は、スピンドルモータ3
により回転駆動されると共に、回動型アクチュエータ5
が回動して、その先端付近に設けられたヘッドスライダ
5aが、磁気ディスク4上の所定のトラックに持ち来さ
れ、磁気ヘッド6が、当該トラックに対して情報信号の
記録再生を行なう。
【0015】また、カートリッジ12を本体11から取
り外す場合には、先づスピンドルモータ3が、図14に
示すように筐体2内に退避することにより、磁気ディス
ク4がスピンドルモータ3から解放され、本体11に設
けられたカートリッジ排出手段(図示せず)によって、
カートリッジ12が本体11のカートリッジ装着部11
aから外部に排出される。
【0016】尚、本体11は、例えばコンピュータ等の
機器に備えられた外部機器接続用スロット等に挿入され
ることにより、コネクタ14が、これらの機器のスロッ
ト内に設けられたコネクタに挿入・接続される。
【0017】ところで、上述した磁気ディスク4のチャ
ッキングは、図13及び図14に示すようにして行なわ
れる。即ち、磁気ディスク4の中心に取り付けられた強
磁性体材料から成るセンターコア4aに対して、図14
の矢印Bで示すように、スピンドルモータ3の回転軸が
上方に向かって移動することにより、センターコア4a
が、スピンドルモータ3の回転軸の端部に設けられたマ
グネット3aに当接される。これにより、センターコア
4aは、マグネット3aとの間に磁気回路Xが構成され
ることにより、マグネット3aに吸着されて、磁気ディ
スク4のスピンドルモータ3に対するチャッキングが完
了する。
【0018】ここで、上記センターコア4aは、磁気デ
ィスク4の保持と、磁気ディスク4のスピンドルモータ
3への結合と、磁気ディスク4のスピンドルモータへの
芯出しの機能を有している。このため、センターコア4
aは、磁気ディスク4に対して接着,圧入または焼き嵌
め等により、磁気ディスク4に対して精度良く芯出しさ
れた状態で取り付けられる必要がある。従って、センタ
ーコア4aは、図示の場合、切削加工により形成されて
いる。
【0019】図15及び図16は、センターコアの他の
構成例を示している。図15において、センターコア1
5は、カートリッジ12内にて、磁気ディスク4の中心
付近にて、上方及び下方から磁気ディスク4を挟持する
上部15a及び下部15bから構成されており、この上
部15a及び下部15bは、ネジ16によって互いに固
定保持されている。
【0020】この場合も、センターコア15は、その上
部15a及び下部15bが、切削加工によって形成され
ている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された磁気ディスク装置10においては、セン
ターコア4a,15は、前述した磁気ディスク4の保持
と、磁気ディスク4のスピンドルモータ3への結合と、
磁気ディスク4のスピンドルモータへの芯出しの機能を
実現するために、複雑な形状を有していて、切削加工に
より形成されている。従って、切削加工は、加工コスト
が高いことから、カートリッジのコストが高くなってし
まうという問題があった。また、センターコア4a,1
5は、ムクの材料を切削加工することにより形成されて
いることから、薄肉化が困難であり、比較的重くなって
しまうので、カートリッジの耐衝撃性を高くすることが
できないという問題があった。
【0022】本発明は、以上の点に鑑み、コストが低減
されると共に、軽量に構成されるようにした、センター
コア,ディスクカートリッジ及びディスク装置を提供す
ることを目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、ディスク装置の本体に対して着脱可能なカートリ
ッジと、このカートリッジ内に収容される記録媒体とな
るディスクと、ディスクの中心付近に取り付けられた磁
性体から成るセンターコアとを備え、且つ前記センター
コアは、板金材料をプレス加工することにより形成され
ている、ディスクカートリッジにより、達成される。
【0024】また、上記目的は、本発明によれば、ディ
スク装置本体と、この本体に対して着脱可能なカートリ
ッジと、このカートリッジ内に収容される記録媒体とな
るディスクと、ディスクの中心付近に取り付けられた磁
性体から成るセンターコアと、本体に装着されたカート
リッジ内のディスクのセンターコアにチャッキングさ
れ、ディスクを回転駆動する駆動手段と、駆動手段によ
り回転駆動されるディスクに対して揺動可能に支持され
た回動型アクチュエータと、回動型アクチュエータの先
端に備えられたディスクの記録再生を行なう磁気ヘッド
とを備え、且つ前記センターコアは、板金材料をプレス
加工することにより形成されている、ディスク装置によ
り、達成される。
【0025】
【作用】上記構成によれば、センターコアが板金材料か
らプレス加工によって形成されているので、例えばカー
トリッジ式ディスク装置のスピンドルモータの回転軸の
端部に設けられたマグネットによって、確実に吸着され
る。これにより、ディスクがスピンドルモータに対して
確実に固定保持されることになる。
【0026】センターコアが、ディスクの中央の孔に係
合する係合部と、ディスクの中央の孔の周縁にて、ディ
スク面に当接する平面部を備えている場合には、係合部
がディスクの中央の孔に係合することによって、センタ
ーコアがディスクの中心に対して正確に芯出しされると
共に、平面部がディスク面に当接することにより、セン
ターコアがディスクに対して軸方向に関して正確に位置
決めされる。
【0027】前記係合部が、円筒状に形成されている場
合には、係合部の円筒状の周面が、ディスクの中央の孔
に嵌合することにより、センターコアがディスクの中心
に対して正確に芯出しされる。
【0028】前記平面部が、円筒状の係合部の一部を半
径方向外側に展開することにより構成されている場合に
は、平面部が係合部に対して一体に形成される。
【0029】前記平面部が、スピンドルモータ側のディ
スク面に当接するように構成されている場合には、ディ
スクのスピンドルモータ側の面が、カートリッジのハー
フに接触することが、平面部によって防止される。
【0030】前記係合部が、平面部の外周縁に設けられ
た薄肉部により構成されている場合には、この薄肉部の
段差部端面が、ディスクの中央の孔に係合することによ
って、センターコアがディスクの中心に対して正確に芯
出しされる。
【0031】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図1乃至図
9を参照しながら、詳細に説明する。尚、以下に述べる
実施例は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に
好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲
は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載
がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0032】図1乃至図3は、本発明を適用したディス
クカートリッジの第一の実施例を示している。
【0033】図1において、ディスクカートリッジ20
は、カートリッジ本体21と、カートリッジ本体21の
内部に収容された記録媒体としての磁気ディスク22
と、磁気ディスク22の中心の孔22aに取り付けられ
たセンターコア23とから構成されている。
【0034】カートリッジ本体21は、上ハーフ21a
と下ハーフ21bとから構成されていると共に、下ハー
フ21bは、ディスク装置本体に挿入されたとき、回動
型アクチュエータのヘッドスライダが磁気ディスク22
の表面に接近するために、一側に設けられた開口21c
と、スピンドルモータの回転軸がセンターコア23に当
接するための貫通孔21dとを備えている。
【0035】上記センターコア23は、磁性体である板
金材料からプレス加工によって形成されており、環状の
ベース部23aと、このベース部23aの周囲から上方
に立ち上がる円筒状の係合部23bと、この係合部23
bの上縁から外側に拡大している平面部23cとから構
成されている。
【0036】ベース部23aは、中心にスピンドルモー
タと嵌合する孔23dを備えていると共に、その下面
が、スピンドルモータの回転軸へのチャッキング時の座
面として、スピンドルモータに回転軸に備えられたマグ
ネットに対して確実に吸着されるように、平坦に形成さ
れている。
【0037】係合部23bは、磁気ディスク22の中心
の孔22aの内径とほぼ同じ外形を有するように形成さ
れており、図2に示すように、上方から磁気ディスク2
2の中心の孔22a内に嵌合される。この際、センター
コア23は、その係合部23bの周面23eが、磁気デ
ィスク22の中心の孔22aの周縁に当接することによ
り、磁気ディスク22に対して芯出しされるようになっ
ている。
【0038】平面部23cは、係合部23bが磁気ディ
スク22の中心の孔22a内に嵌合されたとき、磁気デ
ィスク22の中心の孔22aの周縁付近にて、磁気ディ
スク22の上面に当接する。これにより、センターコア
23は、平面部23cの下面23fが磁気ディスクの表
面に当接して、磁気ディスク22に対して軸方向に関し
て位置決めされる。
【0039】さらに、上記係合部23bの内部には、カ
ートリッジ21の上ハーフ21aから下方に延びる中空
円筒状のボス部21eが緩く嵌入している。このボス部
21eは、カートリッジ21の上ハーフ21aと一体に
形成されている。
【0040】尚、センターコア23の磁気ディスク22
への固定は、係合部23bの磁気ディスク22の中心の
孔22a内への圧入や、平面部23cの下面23fの磁
気ディスク22の表面への接着等、任意の手段によって
行われる。
【0041】本実施例によるセンターコア20は、以上
のように構成されており、センターコア22は、図2に
示すように、係合部23bが磁気ディスク22の中心の
孔22aに対して挿入されることにより、磁気ディスク
22に対して正確に芯出しされると共に、平面部23c
の下面23fが、磁気ディスク22の表面に当接するこ
とにより、磁気ディスク22の軸方向に関して正確に位
置決めされる。
【0042】この場合、センターコア23は、プレス加
工によって形成されているので、低コストで製造される
ことになる。また、センターコア23は、板金材料から
構成されているので、軽量化されることになり、耐衝撃
性が向上することになる。
【0043】さらに、カートリッジ21のボス部21e
が、センターコア21b内に嵌入することにより、カー
トリッジ21内でのセンターコア23及び磁気ディスク
22の軸に垂直な方向へのずれが防止される。
【0044】図4乃至図6は、本発明を適用したディス
クカートリッジの第二の実施例を示している。
【0045】図4において、ディスクカートリッジ30
は、カートリッジ本体31と、カートリッジ本体31の
内部に収容された記録媒体としての磁気ディスク32
と、磁気ディスク32の中心の孔32aに取り付けられ
たセンターコア33とから構成されている。
【0046】カートリッジ本体31、センターコア3
3、ベース部33a、係合部33b等は第一の実施例と
略同様の構成である。本実施例では、この場合、上記平
面部33cは、図6に示すように、係合部33bの上部
に等角度間隔に設けられた切込みにより、係合部33b
の上部を外側に折曲することにより、形成されている。
【0047】本実施例によるセンターコア30は、以上
のように構成されており、第一の実施例と同様の作用効
果を発揮すると共に、センターコア33の平面部33c
が、磁気ディスク32と下ハーフ31bとの間に存在す
ることから、磁気ディスク32が、カートリッジ31内
で移動しても、磁気ディスク32の下面が、カートリッ
ジ31の下ハーフ31bに接触して、傷ついてしまうよ
うなことがない。
【0048】図7乃至図9は、本発明を適用したディス
クカートリッジの第三の実施例を示している。
【0049】図7において、ディスクカートリッジ40
は、カートリッジ本体41と、カートリッジ本体41の
内部に収容された記録媒体としての磁気ディスク42
と、磁気ディスク42の中心の孔42aに取り付けられ
たセンターコア43とから構成されている。
【0050】カートリッジ本体41、第一及び第二の実
施例とほぼ同様の構成である。上記センターコア43
は、磁性体である板金材料からプレス加工によって形成
されており、環状のベース部43aと、このベース部4
3aの周囲から上方に立ち上がる円筒部43bと、この
円筒部43bの上縁から外側に拡大している平面部43
cと、この平面部43cの上面外周に設けられた薄肉化
された係合部43dとから構成されている。
【0051】ベース部43aは、中心にスピンドルモー
タと嵌合する孔43eを備えていると共に、その下面
が、スピンドルモータの回転軸へのチャッキング時の座
面として、スピンドルモータに回転軸に備えられたマグ
ネットに対して確実に吸着されるように、平坦に形成さ
れている。
【0052】円筒部43bは、カートリッジ41の下ハ
ーフ41bの貫通孔41dより小さい半径を有するよう
に形成されている。
【0053】平面部43cは、係合部43dの形成によ
って、半径方向外側を向いた段部43fを有している。
そして、この段部43fは、磁気ディスク42の中心の
孔42aの内径に等しい外形を有しており、図8に示す
ように、下方から磁気ディスク42の中心の孔42a内
に嵌合される。これにより、センターコア43は、その
この段部43fが、磁気ディスク42の中心の孔42a
の周縁に当接することにより、磁気ディスク42に対し
て芯出しされるようになっている。
【0054】上記薄肉部43dは、上記段部43fが磁
気ディスク42の中心の孔42a内に嵌合されたとき、
磁気ディスク42の中心の孔42aの周縁付近にて、磁
気ディスク42の下面に当接する。これにより、センタ
ーコア43は、薄肉部43dが磁気ディスク42の表面
に当接して、磁気ディスク42に対して軸方向に関して
位置決めされる。
【0055】さらに、上記円筒部43bの内部には、カ
ートリッジ41の上ハーフ41aから下方に延びる中空
円筒状のボス部41eが緩く嵌入している。このボス部
41eは、カートリッジ41の上ハーフ41aと一体に
成形されていると共に、その下端41fが、センターコ
ア43のベース部43aの上面に当接することにより、
センターコア43の上方への浮上りを抑止し得るように
なっている。
【0056】尚、センターコア43の磁気ディスク42
への固定は、段差43fの磁気ディスク42の中心の孔
42a内への圧入や、薄肉部43dの磁気ディスク42
の下面への接着等、任意の手段によって行われる。
【0057】本実施例によるセンターコア40は、以上
のように構成されており、センターコア42は、図8に
示すように、段差43fが磁気ディスク42の中心の孔
42aに対して下方から挿入されることにより、磁気デ
ィスク42に対して正確に芯出しされると共に、薄肉部
43dが、磁気ディスク42の表面に当接することによ
り、磁気ディスク42の軸方向に関して正確に位置決め
される。
【0058】この場合、センターコア43は、プレス加
工によって形成されているので、低コストで製造される
ことになる。また、センターコア43は、板金材料から
構成されているので、軽量化されることになり、耐衝撃
性が向上することになる。
【0059】また、センターコア43の平面部43c
が、磁気ディスク42と下ハーフ41bとの間に存在す
ることから、磁気ディスク42が、カートリッジ41内
で移動しても、磁気ディスク42の下面が、カートリッ
ジ41の下ハーフ41bに接触して、傷ついてしまうよ
うなことがない。
【0060】さらに、カートリッジ41のボス部41e
が、センターコア43の係合部43b内に嵌入すること
により、カートリッジ41内でのセンターコア43及び
磁気ディスク42の軸に垂直な方向へのずれが防止され
ると共に、ボス部41eの下端41fが、センターコア
43のベース部43aの上面付近まで延びていることに
より、センターコア43の上方への浮上りによって、磁
気ディスク42が上ハーフ41aの下面に接触すること
が防止される。
【0061】尚、上記実施例においては、何れの実施例
においても、カートリッジ20,30,40の上ハーフ
21a,31a,41aから下方に延びるボス部21
e,31e,41eが備えられているが、ディスクカー
トリッジ21,31においては、センターコア23,3
3の一部が、磁気ディスク22,32の上方に突出して
いるので、磁気ディスク22,32の浮上り防止は不要
である。従って、これらのボス部21e,31eは、省
略されてもよい。
【0062】さらに、本発明のセンターコア及びディス
クカートリッジが適用されるディスク装置としては、例
えば図12に示された従来のディスク装置の構成を用い
ることができる。即ち、図12において、カートリッジ
式磁気ディスク装置10は、筐体2,スピンドルモータ
3,回動型アクチュエータ5そしてランプ8が組み込ま
れた本体11と、この本体11に設けられたカートリッ
ジ装着部11aに対して着脱可能なカートリッジ12と
を含んでいる。
【0063】筐体2は、例えばアルミニウム合金等によ
り、実質的に平坦に形成されており、その平面部上にス
ピンドルモータ3が配設されている。このスッピンドル
モータ3は、例えば偏平ブラシレスモータとして構成さ
れており、角速度が一定になるように駆動制御されるこ
とにより、磁気ディスクを回転させるようになってい
る。回動型カクチュエータ5は、浮上型のヘッドスライ
ダ5aと、このヘッドスライダ5aを支持する弾性部材
5bと、この弾性部材5bを支持するアーム5cと、ア
ーム5cの一端を回動可能に支持する垂直軸と、アーム
5cをこの垂直軸の周りに回転させるモータ5eを備え
ている。
【0064】本体11は、カートリッジ12が挿入され
るカートリッジ装着部11aを備えており、このカート
リッジ装着部11aは、トップカバー13によって上部
が画成されている。さらに、本体12は、その一端面
に、例えばコンピュータ等の各種機器に接続するための
コネクタ14を備えている。
【0065】カートリッジ12は、上述した本発明の実
施例に係るカートリッジ20と同様のものが用いられ
る。即ち、このカートリッジ20は、内部に磁気ディス
ク4を収容していると共に、本体11のカートリッジ装
着部11a内に挿入されたとき、回動型アクチュエータ
5のヘッドスライダ5aが磁気ディスク4に接近し得る
ように、開口(図示せず)を備えている。
【0066】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、セ
ンターコアが板金材料からプレス加工によって形成され
ている。従って、同品質のセンターコアが短時間で大量
に、而も低コストで製造されることになる。さらに、セ
ンターコアが板金材料から構成されていることから、軽
量に形成されることになり、耐衝撃性が向上することに
なる。かくして、本発明によれば、コストが低減される
と共に、軽量に構成されるようにした、センターコア,
ディスクカートリッジ及びディスク装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディスクカートリッジの第一の実
施例を示す概略断面図である。
【図2】図1のディスクカートリッジにおける磁気ディ
スクへのセンターコアの取付時を示す断面図である。
【図3】図1のディスクカートリッジの分解斜視図であ
る。
【図4】本発明によるディスクカートリッジの第二の実
施例を示す概略断面図である。
【図5】図4のディスクカートリッジにおける磁気ディ
スクへのセンターコアの取付時を示す断面図である。
【図6】図4のディスクカートリッジの分解斜視図であ
る。
【図7】本発明によるディスクカートリッジの第三の実
施例を示す概略断面図である。
【図8】図7のディスクカートリッジにおける磁気ディ
スクへのセンターコアの取付時を示す断面図である。
【図9】図7のディスクカートリッジの分解斜視図であ
る。
【図10】従来の磁気ディスク装置の一例を示す概略平
面図である。
【図11】従来のダイナミックロード−アンロード式磁
気ディスク装置の一例を示す概略平面図である。
【図12】カートリッジ式磁気ディスク装置の一例を示
す概略平面図である。
【図13】図12のカートリッジ式磁気ディスク装置に
おけるディスクカートリッジの要部を示す概略断面図で
ある。
【図14】図13のディスクカートリッジのチャッキン
グ時の状態を示す要部断面図である。
【図15】従来のディスクカートリッジの他の構成を示
す概略断面図である。
【図16】図15のディスクカートリッジの分解斜視図
である。
【符号の説明】
20,30,40 ディスクカートリッジ 21,31,41 カートリッジ 21a,31a,41a 上ハーフ 21b,31b,41b 下ハーフ 21c,31c,41c 開口 21d,31d,41d 貫通孔 21e,31e,41e ボス部 22,32,42 磁気ディスク 22a,32a,42a 中心の孔 23,33,43 センターコア 23a,33a,43a ベース部 23b,33b 係合部 23c,33c,43c 平面部 43b 円筒部 43d 薄肉部 43f 段部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク装置の本体に対して着脱可能な
    カートリッジ内に収容される記録媒体となるディスクの
    中心付近に取り付けられ、回転駆動手段に固定されるこ
    とにより、ディスクをスピンドルモータの回転軸に対し
    て芯出しして保持する、磁性体から成るセンターコアで
    あって、 このセンターコアは、板金材料をプレス加工することに
    より形成されていることを特徴とするディスク装置のセ
    ンターコア。
  2. 【請求項2】 ディスク装置の本体に対して着脱可能な
    カートリッジと、 このカートリッジ内に収容される記録媒体となるディス
    クと、 ディスクの中心付近に取り付けられた磁性体から成るセ
    ンターコアと、を備えており、 且つ前記センターコアは、 板金材料をプレス加工することにより形成されているこ
    とを特徴とするディスク装置のディスクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記センターコアが、ディスクの中央の
    孔に係合する係合部と、ディスクの中央の孔の周縁に
    て、ディスク面に当接する平面部を備えていることを特
    徴とする請求項2に記載のディスクカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記係合部が、円筒状に形成されている
    ことを特徴とする、請求項3に記載のディスクカートリ
    ッジ。
  5. 【請求項5】 前記平面部が、円筒状の係合部の一部を
    半径方向外側に展開することにより構成されていること
    を特徴とする請求項3に記載のディスクカートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記平面部が、スピンドルモータ側のデ
    ィスク面に当接するように構成されていることを特徴と
    する請求項3に記載のディスクカートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記係合部が、前記平面部の外周縁に設
    けられた薄肉部により構成されていることを特徴とする
    請求項3に記載のディスクカートリッジ。
  8. 【請求項8】 ディスク装置本体と、 この本体に対して着脱可能なカートリッジと、 このカートリッジ内に収容される記録媒体となるディス
    クと、 ディスクの中心付近に取り付けられた磁性体から成るセ
    ンターコアと、 本体に装着されたカートリッジ内のディスクのセンター
    コアにチャッキングされ、ディスクを回転駆動する駆動
    手段と、 駆動手段により回転駆動されるディスクに対して揺動可
    能に支持された回動型アクチュエータと、 回動型アクチュエータの先端に備えられたディスクの記
    録再生を行なう磁気ヘッドとを備え、 且つ前記センターコアは、 板金材料をプレス加工することにより形成されているこ
    とを特徴とするディスク装置。
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