JPH08263841A - 光学的機械的に読み取り可能な情報保持体 - Google Patents
光学的機械的に読み取り可能な情報保持体Info
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- JPH08263841A JPH08263841A JP7331279A JP33127995A JPH08263841A JP H08263841 A JPH08263841 A JP H08263841A JP 7331279 A JP7331279 A JP 7331279A JP 33127995 A JP33127995 A JP 33127995A JP H08263841 A JPH08263841 A JP H08263841A
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Abstract
返し光学的機械的に読みだし可能なスペースをとらない
安価な情報記憶媒体を提供する。 【解決手段】 情報保持体は、2つの保護層2、3間に
微視的に細かい回折作用を及ぼすレリーフ構造5の光学
マーク6を設けたプラスチック薄層1からなり、接着層
7を介し保護すべき対象8に取りつけられる。エネルギ
を供給することにより光学マーク6が不可逆的に変化さ
れ、それにより変化した光学特性を有する領域2’、
3’と変化しない光学特性を有する領域からなる情報パ
ターンが形成され、所定の情報が情報保持体に書き込ま
れる。この情報保持体は、外部ユニット16と接続され
た機械的な読み取り装置13により読み取られ、解錠装
置あるいは照明カードなどに利用される。
Description
み取り可能な情報保持体、更に詳細には、少なくとも2
つの保護層からなり、その間に微視的に細かいレリーフ
構造が光学マークとして刻印され配置されているプラス
チック薄層からなる光学的機械的に読み取り可能な情報
保持体(情報記憶媒体)に関し、またその情報保持体を
利用した解錠システム、その情報保持体に情報を書き込
む方法、並びに情報保持体の使用法法にも関する。
情報保持体は、例えば書類、紙幣、キーコード表、証明
書など、全ての種類の対象を識別するために使用され
る。
情報保持体は欧州特許出願EP568186A2から知
られている。情報保持体の所定箇所に回折光学的な作用
を及ぼす識別マークが取りつけられている。この識別マ
ークは品目を特徴づけるためにセットになった種々の識
別マークから選ばれ、所定数のマークが個々に品目上に
接着される。組み合わせにおいて数が所定数ありかつ正
しい順序で識別マークが接着されている場合には、反射
または透過により読み取り可能な光学的な識別コードが
得られる。
互いに当接しない多数の領域を有する光学的機械的に読
み取り可能な複数の行を配置した情報保持体として機能
する書類が記載されている。各領域は回折光学的な作用
を及ぼすマークを有し、そのマークは書類の基板に刻印
され、ビット値が行内の領域の相対位置によって定まる
2値の数値(ビット)を表している。多数のビットをグ
ループにまとめることによって情報がエラー検出コード
で暗号化され、それによって後でマークが変更されたか
を識別することができる。回折光学的に作用を及ぼすマ
ークを有する互いに当接しない領域からなる光学的機械
的に読み取り可能な平行なクロックトラックによって、
記憶されている情報の読み出しの安全性が向上する。
れた、周期的に繰り返されるマークを有するクロックト
ラックは読み取り装置に信号列を発生し、その信号列か
らクロックトラックに沿った現在の読み出し方向を知る
ことができる。
部的に熱作用を及ぼすことによりプラスチック表面に刻
印された光学的な回折効果を有するレリーフパターンの
加熱箇所が変化し、それにより刻印されたプラスチック
表面が刻印前に有していた構造が再現される方法が記載
されている。
ンを欧州特許出願EP−401466A1に記載のプラ
スチック薄層に埋め込むことができる。製造に使用可能
な材料の一覧が米国特許公報第4856857号に記載
されている。
能な情報保持体が個々に合成されたエレメントあるいは
容易に個別化できるエレメントからなるコードを有して
おり、あるいは書類として保護すべき対象に取りつける
のに適していないという欠点を有している。
的に一回書き込み可能であり、かつ繰り返し光学的機械
的に読みだし可能なスペースをとらず安価な情報記憶媒
体であって、確実に情報の偽造の試みを識別することが
できる情報保持体を提供することである。
ば、少なくとも2つの保護層からなり、その間に微視的
に細かいレリーフ構造が光学マークとして刻印され配置
されているプラスチック薄層からなる光学的機械的に読
み取り可能な情報保持体において、情報トラックに少な
くとも2つの平行な細片が配置されており、各平行な細
片はその全面に光学マークを有しており、各平行な細片
の光学マークはその微視的に細かいレリーフ構造の格子
パラメータと回折特性が相違しており、プラスチック薄
層の表面を破壊することなくエネルギの作用によって情
報トラックの光学特性が不可逆的に変化されて情報が書
き込まれる構成により解決される。
繰り返し読み出し可能な同一の情報が1回書き込まれる
ように構成されており、その場合平行な細片に変更され
たレリーフ構造と変更されないレリーフ構造とからなる
相補的なパターンが発生する。
ックマークを有する光学的に読み取り可能なクロックト
ラックが配置されており、それぞれ隣接する2つのクロ
ックマークが光学的に区別可能な中間面によって分離さ
れる。
ロックトラックは連続するクロック領域からなり、各ク
ロック領域は光学マークとしての3つの異なるレリーフ
構造の一つを有しており、グループ化された互いに連続
する3つのクロック領域の光学マークはそれぞれ相違し
ている。一実施形態では、プラスチック薄層は透明であ
り、各保護層の複素数屈折率が相違するように設定され
る。
ユニットと、上述した光学的に読み取り可能な情報保持
体とからなる解錠システムが設けられる。この解錠シス
テムでは、読み取り装置と外部ユニットが施錠装置に組
み込まれており、情報保持体が鍵上に配置される。情報
トラックに記憶された情報は読み取り装置によって読み
取り可能で、外部ユニットへ伝送されてその情報が格納
されている識別子と比較される。外部ユニットは情報が
識別子と一致した場合には施錠装置の錠を解錠するよう
にする。
書き込みは次のようにして行なわれる。光束になった光
エネルギをプラスチック薄層の細片の領域に供給するこ
とにより表面を破壊することなく情報トラックの光学特
性が局所的に変化される。それにより情報がパターンと
して細片に書き込まれ、細片上で元の光学特性を有する
箇所と変化された光学特性を有する箇所が発生する。そ
の場合、両細片に同じ情報が並列して記録され、第1の
細片と第2の細片の情報パターンはその光学マークの光
学特性が互いに相補的になっている。
明の実施の形態を詳細に説明する。
からなる記憶媒体のプラスチック薄層を示す。各保護層
の共通の境界面4には顕微鏡的細かさを有する刻印され
たレリーフ構造5が設けられており、その回折格子とし
ての作用は線間隔、輪郭並びにアジマスなどのパラメー
タによって定められている。熱せられた母型を用いてレ
リーフ構造5を保護層2、3のいずれかに刻印すること
によって、光学マーク6が形成される。
刻印前にマット構造(光沢のないつや消し構造)を有す
る。プラスチック薄層1は種々の仕様で形成することが
でき、図面にはそのうちの1つが例示されている。プラ
スチック薄層1の表面は、接着層7を形成する接着材料
によって完全に被覆されており、それによって記憶媒体
を対象8に堅固に結合することができる。接着層7の接
着材料に一方の保護層2ないし3の機能を持たせること
ができる。接着層7の材料から保護層2ないし3との区
別が可能であって、いずれにしても保護機能が存在す
る。
場合には、接着の際に熱作用による光学マーク6の破壊
に対して保護するためにプラスチック薄層1の露出した
表面9には、好ましくは冒頭で挙げた欧州特許出願EP
401466A1が教示するような高熱に耐える強靭な
プラスチックからなる保護フィルム9’が設けられる。
製造する場合にはプラスチック薄層1は長尺の帯として
形成され、その帯から必要に応じて一部が接着可能な光
学的記憶媒体として切り取られ、接着層7を用いて保護
すべき対象8に取り付けられる。保護フィルム9’はU
V硬化性の塗料を第1の保護層2上に直接塗布して、そ
の後紫外線照射によって乾燥させることによっても形成
することができる。
局所にエネルギが伝達されると、レリーフ構造5は変化
し、保護層2ないし3の刻印表面は刻印前に存在した構
造、すなわちマット構造、あるいは他のレリーフ構造
5、あるいは構造のない滑らかな面に戻る。伝達される
エネルギは、プラスチック薄層1の表面が変化せず、あ
るいは破壊されないように調整して供給される。
する光の波長に関係する対応した回折次数に偏向され
る。その回折次数が、例えば単色の光の場合に光線10
に対して対称な2つの方向の矢印11、11’で示され
ている。方向11ないし11’に配置された少なくとも
1つの光センサ12ないし12’によって、読み取り装
置13による機械的な読み取りが可能となる。読み取り
装置の導線14を介して光センサ12と接続されている
制御装置15において、光センサ12ないし12’の信
号が処理され、その結果が読み取り装置13の外部に配
置されたユニット16へ伝達される。方向11と11’
に配置された2つの光センサ12、12’を用いると、
読み取り装置13は、非対称なレリーフ構造5を有する
マーク6と対称なレリーフ構造5を有するマークを区別
することができる、という利点が得られる。普通に照射
した場合には可視光で機械的に読み取り可能なマーク6
は色彩が微妙に変化することにより容易に視認すること
ができる。
光学的に有効な反射層としての金属層、半導体層あるい
は誘電体層を有し、その層厚と組成により境界面4の透
過能力および反射能力、すなわちマーク6が反射だけ
で、あるいは透過によっても読み取り可能であるかが決
まる。境界面4自体は、両保護層2、3が異なる屈折率
を有する材料からなる場合には反射層として作用する。
その場合に、複素数の屈折率は実数部または虚数部を、
あるいは両方を異らせるようにすることができる。マー
ク6を反射並びに透過で機械的に良好に読み取れるよう
にするには、境界面4で屈折率を約0.1から0.25
だけ変化させれば十分である。
線10の光をすべての空間方向に均一に拡散する。従っ
て観察方向には無関係にマット構造を有する箇所は目に
は常に光が弱められてあるいは暗くなって見える。読み
取り装置13においてマット構造を有する箇所では光セ
ンサ12ないし12’からは出力信号が発生しない。境
界面4の構造に光沢があると、光学の反射および屈折の
法則に従って光線10が偏向される。光センサ12ない
し12’は、その光センサに関連しないレリーフ構造5
による回折光並びに光沢のある構造による反射光を受光
しないように配置されている。
チック薄層1の層は、少なくとも光学マーク6の機械的
な読み取りに使用される光の波長に対して透明でなけれ
ばならない。図1においては、例えば情報の読み出しは
反射で行われる。従って保護フィルム9’と第1の保護
層2は少なくとも読み取り用の光に対しては透過性を有
し、また第2の保護層3、接着層7並びに対象8の光学
的特性は読み取りに関係なく設定可能であり、あるいは
他の理由に基づいて設定できるものである。赤外線で読
み出すように定められている光学マーク6を有するプラ
スチック薄層1はさらに、可視波長領域の光に対しても
透過性とすることができる。この種のマーク6は通常の
照射と通常の観察方向の元では人間の目には目立たな
い、マット構造に似た外見を有する。
接触で光学的に読み取り可能な情報の記憶媒体として適
している。完成されて対象8に固定された記憶媒体に1
回書き込みを行うことによって記憶媒体に情報が記憶さ
れる。その場合、所定の箇所に熱を調節して供給するこ
とによって光学マーク6の光学特性が局所的に変化され
る。
−604146に記載されているように、レリーフ構造
5は加熱された箇所がマット構造に変化する。従って光
センサ12、12’は、光強度が異なる強さで受光され
ることからマット構造を有する箇所とレリーフ構造5を
有する箇所とを区別することができ、それに応じた出力
信号を発生して、それが制御装置15へ出力される。
態においては、情報を書き込むために、レリーフ構造5
と保護層2、3に変化を与えることなく、境界面4上の
反射層の光学特性が局部的に変化される。反射層の照射
された箇所自体が光線10のエネルギを吸収するので、
保護層2、3がかなり加熱されてレリーフ構造が変化す
る前に、あるいは保護機能が完全に無くなってしまう前
に、反射層に不可逆的な変形が発生する。従って、情報
を書き込む際に照射された反射層の箇所は反射性がなく
なり、透明になって、それにより情報を読み出す際に回
折光が光センサ12に至る所定の方向11へ偏向される
ことはなくなる。
情報を書き込むと保護層2または3の光学特性は変化す
るが、反射層とレリーフ構造5は変化しない。情報を読
み出す時に光線10が通過する保護層2ないし3は色素
を有し、その色素は書き込みの際に色素に固有の限界温
度を越えて加熱することにより(例えば強い光線を照射
することにより)加熱された箇所2’ないし3’が局部
的に透明な物質から情報を読み取る光を吸収する物質
に、あるいはその逆に不可逆的に変化する。例えば保護
層2ないし3は情報の書き込み前には完全に透明であ
る。情報の書き込み後は局部的に変化された保護層2な
いし3の箇所2’ないし3’は情報を読み出す光を透過
しなくなる。光線10が通過する保護層2ないし3は、
透明度が変化した箇所2’と3’では、透明度が変化し
なかった保護層2ないし3とは異なる光量を光センサ1
2に透過させる。透明度の変化は、レリーフ構造5がマ
ット構造に変化したのと同様な作用を読み取り装置13
に及ぼす。熱変色特性を有するこの種の色素は、例えば
公報US−PS2663654、US−PS36826
84及びEP277032から知られている。
層2、3の屈折率の差によってレリーフ構造5の光学特
性が決まる場合には、両保護層2、3の一つに熱変色色
素を混ぜることによって、書き込み時に屈折率を不可逆
的に変化させることが可能となる。情報を読み取り時、
回折効果によって光センサ12に達する光量の強度は、
局所2’、3’において加熱により色素が変化して屈折
率の差が局所的に変化しているかどうかに関係する。
り装置13は、未変化の保護層2、3を背景として不可
逆的に変化した箇所2’のパターン情報を読み出すこと
ができる。情報を読み取る読み取り装置13は光学マー
ク6において回折された光のみを受光し、ないしはその
非存在を検出するだけなので、この情報記憶体は、書込
可能なのは一回であるが、多大な手間をかけないと模造
または偽造することができないという利点を有する。光
学マーク6と表面9が無傷であることにより、素人にと
っても情報記憶体の真偽性を視覚により検査することが
可能となる。
は、読み取り用の光よりも大きく、更に強度の最大値が
他の波長領域にある光によって書込みが行われる。例え
ばマーク6は赤外線で読み出され、一方書き込みには色
素または反射層に適合した赤外線よりも短い波長を有す
る光が使用される。
報の記憶と読み出し並びにその利用が説明されるが、こ
れは他の実施形態にも当てはまる。但し、その場合レリ
ーフ構造が変化するのではなく、反射、吸収及び/また
は屈折率に関する特性が不可逆的に変化される。
1(図1)から切り取られた、まだ情報が書き込まれて
いない情報保持体17を示す。情報保持体17は光学マ
ーク6(図1)を備えた情報トラック18を有する。情
報トラック18は少なくとも2つの平行な細片19、2
0からなる。各細片19、20は光学マーク6としてそ
の全面に途切れることなく同じレリーフ構造5(図1)
の単一の回折格子を有する。細片19、20の微視的に
細かい各レリーフ構造5は少なくとも格子パラメータが
相違している。平行な細片19、20はその長手側が互
いに接するようにしてもよく、あるいは分離細片21に
よって隔たるようにしてもよい。情報を書き込むため
に、すでに説明したように、プラスチック薄層1の表面
9(図1)を破壊することなく情報トラック18の光学
特性がエネルギ作用によって不可逆的に変化される。
ク18に沿って情報を読み出す際の安全性を高めるため
に、クロックトラック22を有する。分離細片21を例
えばクロックトラック22にすることができる。例えば
分離細片21の露出した面側9(図1)に光を吸収する
バー形状のクロックマーク23からなる光学的に読み取
り可能なクロックトラック22を従来の技術で形成する
ことができる。同様に、情報トラック18の作業工程と
同一の作業工程で光学マーク6としてクロックマーク2
3を刻印すると、安価になる。その回折光学的な作用を
及ぼすレリーフ構造5は少なくとも格子パラメータが、
情報トラック18の光学マーク6のものとは異なってい
る。前後するクロックマーク23は中間面24によって
互いに分離されている。分離細片21と中間面24の面
は、それぞれ境界面4(図1)の構成に従って、入射す
る光に関して反射性、マットまたは透明とすることがで
き、あるいは全く他のレリーフ構造5を有するようにし
てもよい。
25で照射する。この光点は細片19〜22を横切る方
向に光学マーク6を照射し、情報トラック18に沿って
移動され情報を読み出す。好ましくは光点25の幅は読
み取り方向26におけるクロックマーク23の幅にほぼ
相当し、中間面24の幅は光点23の幅よりも大きくな
っている。
9、20と分離細片21を有する情報トラック18が図
示されている。右の部分においては情報トラック18は
クロックトラック22によって分離された2つの細片1
9と20を有する。ハッチングは、細片19、20、2
1の光学マーク6とクロックマーク23の光学マークを
区別したり、あるいは光点25の面を強調する単に製図
的な手段である。
ラック18に対して直角に記載された破線がある。この
破線は細片19と20を領域27及び28に細分するも
のである。破線は単に説明のためにだけ用いられるもの
であって、情報保持体17上には実際には存在しない。
クロックトラック22は、領域分割に対応しているが領
域長さの半分だけピッチが変位したクロックトラック領
域29を有する。クロックトラック領域29は、文字
A、B及びCで表され、クロックトラック22に沿って
例えば ABCABCABCABCABCABCABCABC と周期的に繰り返される異る3種類のレリーフ構造5を
有する。
ック22を認識するためだけに少なくとも3つの光セン
サ12(図1)を必要とする。それにより読み取り装置
13においてはあるクロック領域29から次のクロック
領域へ移行する際に信号列から、読み取りの間に読み取
り方向26(図2)が変化したか否かを識別することが
できる。冒頭で挙げたスイス特許公報CH616254
から知られている、クロック領域29に光学マークA、
B、Cを有するクロックトラック22は、情報保持体1
7が例えば手動で移送され、したがって連続的な読み取
り方向26の維持が保証されていない読み取り装置13
の場合に特に効果的である。
させる光源30を有する。光学手段31によって光源3
0の光は情報保持体17上に、例えば矩形の光点25
(図2)の形状で合焦される。読み取り装置13の仕様
は、情報保持体17に書き込まれたデータが読み取れる
ようになっている。
施形態では、例えば振動するミラーが設けられる。この
ミラーにより円形な光線束10、10’、10”は細片
19、20並びにクロックトラック22を横切る方向に
振動されて、光点25の領域が平均して均一に照射され
るようになる。光点25は偏向される光線10’、1
0”に比較して低速ではあるが、十分に読み取れる速さ
で情報トラック18(図3)に沿って移動する。
細片20の領域28(図3)の光学マークが無傷で光学
特性が変化していない場合には、入射光は細片19ない
し20に対して幾何学的に配置された光センサ12ない
し12”に回折されるが、そうでない場合には、レリー
フ構造5の光学特性が変化するので、入射光は関連する
光センサ12ないし12”には到達しない。例えばマッ
ト構造は光を空間に散乱させるので、光センサ12ない
し12”の場所における光強度は充分でなく、導線14
を介して出力信号が制御装置15に出力されなくなる。
クロックマーク23(図2)ないしはクロックトラック
22(図2)の領域29の一つ(図3)によって回折さ
れた光が他の光センサ32により受光され、クロック信
号が光センサ32と接続された導線14を介して制御装
置15に送信された場合には、出力信号が制御装置15
に記憶される。
32の幾何学的配置は、各光学マーク6に関連するレリ
ーフ構造5(図1)によって定まる。というのは回折光
の方向はレリーフ構造5に関係するからである。例えば
破線のブロックで示したクロックトラック22を読み取
る光センサ32は図4の紙面の外部に配置されている。
取り装置13は読み/書き装置33に付け加えることが
でき、その場合には情報を情報保持体17に書き込むた
めの機能を果たす。制御装置15は書き込みモードと読
み取りモードで使用できるように構成されており、ユニ
ット16からの信号によって両モード間を切り替えるこ
とができる。光源30としては好ましくは、半導体レー
ザダイオードが使用され、その強度は制御装置15によ
って電気的に容易に制御可能である。書き込みモードに
おいては制御装置15は光源30の光強度を増大させ、
光学手段31を介して偏向動作の振幅を減少させ、また
偏向周波数を減少させて光線10’、10”を消去すべ
き光学マーク6上へ制御する。
の領域で光線10’、10”を一回移動させるだけで保
護層2、3を加熱して、レリーフ構造5をマット構造に
変換させるのに充分な強度である。クロックトラック2
2を検出する光センサ32が出力信号を制御装置15へ
出力すると、領域27または28で消去プロセスが開始
される。消去プロセスの有効性は対応する光センサ1
2、12’、12”でチェックすることができる。とい
うのは制御装置15へ出力される出力信号は消去時に消
滅するからである。制御装置15は、記憶媒体へ書き込
むべきユニット16から来る情報を光学手段31への制
御指令に変換するので、細片19ないし20上の領域2
7ないし28は所定の順序で消去される。
送装置34、34’が搭載されている場合には、読み/
書き装置33を用いてクロックトラック22を形成する
ことも可能である。制御装置15は制御線35を介して
移送装置34、34’の制御可能なモータドライブ36
と接続されており、移送装置は対象8を図面平面に対し
て垂直方向に読み取り装置13に移送する。
みモードにおいて分離細片21にクロックトラック22
のバー形状のクロックマーク23が形成される。その場
合、例えばクロックマーク23にはレリーフ構造5が残
存し、一方中間面24には加熱によってマット構造が発
生する。クロックトラック22でのレリーフ構造5とマ
ット構造の割り当ては、読み取り装置13がこのクロッ
クトラック22を検出するように構成されている場合に
は、入れ替えても問題はない。読み/書き装置33を用
いてクロックトラック22を発生させることの利点は、
情報トラック18(図2)にデータを書き込む際に使用
される情報密度とは関係なく光学マーク6の刻印を行え
ることにある。したがって書き込まれていない同一の情
報保持体17を大量に安価に製造することが可能であ
る。
細片19、20と分離細片21に元の光学マーク6(図
1)を有する。元の光学マーク6が書き込みモードの開
始時に制御装置15(図4)によって検査されるので、
すでに書き込まれている情報保持体17には書き込みは
行なわれない。
はすでに終了しており、回折光学的な作用を及ぼすクロ
ックマーク23がマットな中間部分24によって分離さ
れている。参照符号27で示した細片19の領域と、参
照符号28で示した細片20の領域並びにクロックマー
ク23からなる領域対27、28により最小の情報ユニ
ット(=1ビット)が形成される。規定通りに書き込ん
だ後では情報トラック18の領域対27、28は、その
ままのレリーフ構造5(斜線部分)を有する領域は一方
のみ(27または28)となる。というのは他の領域は
書き込みの際にマット構造(非斜線部分)にされるから
である。
み出す際に制御ユニット15が各領域対27、28を類
別する。例えば領域27のレリーフ構造5がそのままで
ある場合には論理値1に設定されたビットを示し、一方
領域28にそのままのレリーフ構造5がある場合には、
そのビットは論理値ゼロとなる。もし両方の領域27、
28でマット構造を有する領域対27、28があった場
合には、それは情報を偽造する試みとして類別されて、
読み取りプロセスが中断される。両方の領域27、28
でそのままのレリーフ構造5を有する領域対27、28
は、制御装置15においては書き込まれた情報の読み出
しプロセスの開始または終了の記号として用いられる。
により図示されている。符号27’で示す細片19の領
域は参照符号28’で示す細片20の領域とは異なる光
学マーク6を有する。領域28’ではすでに領域の3分
の2がマット構造に変換されている。次に光線10’、
10”が情報トラック18の上方で横方向に移動される
と、領域28’のレリーフ構造5(図1)は完全にマッ
ト構造に変換され、またクロックマーク23は発生する
中間面24によって区分されるので、クロックマーク2
3は分離細片21のレリーフ構造5(二重斜線)を有
し、中間面24はマット構造(斜線なし)を有する。
片19〜21は読み取り方向26(図2)に対して横方
向に代表的にはそれぞれ約0.6mmの幅を有し、一方
各領域対27、28の読み取り方向においては約0.2
mmである。情報保持体17の長さは情報に必要な領域
対27、28の最大数に従って決まる。クロックマーク
23を予め刻印する場合には、クロックトラック23の
幅を約0.4mmに減少させることができる。このよう
に寸法を縮小することはできるが、光線10(図4)か
ら光束を形成したり回折光を集光するためにより複雑な
合焦手段が必要となる。情報密度が大きいこと並びにレ
リーフ構造5の変更が1回だけしか可能でないことによ
って、記憶情報の模倣、偽造ないし改竄に対する非常に
高い安全性が得られる。
ーク6を有するそれに平行な他の細片を設けて、それに
よってクロックマーク23に関連する最小の情報ユニッ
トを例えば1バイト(=8ビット)に増大させることが
できる。
片19と20のみを有し、クロックトラック22(図
5)は設けられていない。記憶データを確実に読み出す
ことができるようにするために、情報は公知のバーコー
ドで書き込まれている。このバーコードは市場で広く利
用されており、欧州特許公報のカバーシートにも見られ
る。バーコードに共通なことは、種々の幅のバー37と
バー間隔38を特徴付けてグループ化することにより得
られる情報を読み出す場合に、読み出し信号からデジタ
ル情報を得るだけでなく、情報の識別に必要なクロック
信号(セルフクロックコード)も得られることである。
示されており、情報トラック18上への記録の原理が示
されている。バーコードは情報トラック18上に2つ平
行に記憶される。すなわち一つは第1の細片19上にバ
ー37とバー間隔38を用いて、そしてそれに平行に第
2の細片20上にバー37’とバー間隔38’を用いて
記憶される。記録する場合、読み/書き装置33(図
4)の光線10、10’、10”(図4)により細片1
9のバー37のレリーフ構造5(図1)はマット構造に
変換され、一方細片20のバー37’は書き込み後もレ
リーフ構造5はそのままになっている。それに対してバ
ー間隔38、38’の場合には細片19にレリーフ構造
5が残り、細片20ではマット構造が形成される。
38、38’は、上述の等間隔で図示された情報保持体
17の領域対27’、28’の場合と同様に、それぞれ
マット構造とレリーフ構造5を有するその対に固有な幅
を有する部分からなる。第1の細片19と第2の細片2
0におけるバーコードの両記録は、光学マーク6として
互いに相補的である。というのは第1の細片19のパタ
ーンは第2の細片のパターンのマット構造とレリーフ構
造5を入れ換えることによって得られるからである。
17の偽造の試みに対する大きな安全性とバーコードの
確実な読み取りとを組み合わせることができるととも
に、読み取り装置13(図4)の光センサの数を2つに
削減することができるという利点を有する。情報保持体
17には、対象8に取り付けた後でここで説明した相補
的なバーコードを用いて対象8に関係する情報が書き込
まれる。
は、図7に示すようにきわめて安価で簡単に形成されて
おり、この場合読み取り装置は、3つの光センサ12、
12”、32と、制御ユニット15と、コンデンサと円
筒レンズ(これらは詳細には図示されていない)からな
るパッシブな光学手段31を有する光源30とから形成
されている。制御ユニット15は、光源30用の給電装
置39と、導線14を介して3つの光センサ12、1
2”、32から伝達される出力信号を増幅する増幅器4
0と、出力信号を変換して外部に接続されているユニッ
ト16で使用可能な信号列に変換する解析器41とを有
している。
影響を与えないように、発振器42により光源30の強
度が変調される。周波数fで作動する発振器42はその
周波数信号を給電装置39と復調器43へ出力する。周
波数信号のクロックで光源30がオンオフされる。発振
器42の周波数fは、充分高く代表的には1kHzから
100kHzであり、読み取りプロセスに障害はない。
解析器41は復調器43、スタート/ストップ検出器4
4、デコーダ45並びに読み出した信号列を読み取りプ
ロセスが終了するまで記憶して、データをさらに外部ユ
ニット16へ伝送するレジスタ46から構成されてい
る。
調される結果として、光センサ12、12”、32の出
力信号も同様に発振器42の周波数fで変調される。増
幅器40で出力信号が増幅された後に、出力信号は別の
信号線40’を介して復調器43に達する。周波数fと
等しいクロックで出力信号が復調される。復調器41は
細片19(図5)用の光センサ12の出力信号と光セン
サ32のクロック信号とを「アンド」の論理で結合して
信号S1を形成する。同様にして細片20(図5)用の
光センサ12”の信号から信号S2が形成される。信号
S1とS2並びに光センサ32のクロック信号はさら
に、復調器43でフィルタにかけられ、その後信号S1
とS2並びにクロック信号Tがデコーダ45に伝送され
る。
に両信号S1とS2のうち一方のみが発生しているかが
調べられる。シリアルに発生する信号S1ないしS2は
レジスタ46へ送られ、発生した時系列でレジスタに記
憶される。レジスタ46の情報は、すでに情報を情報ト
ラック18(図5)に書き込む際に定められたように、
5ー3選符号あるいは7ー5選符号を有することができ
る。記録の終了が検出されると、レジスタ46の内容が
ユニット16へ伝達される。
S2が得られない場合には、上述したように、読み取り
装置13は復調器43からスタート/ストップ検出器4
4へ送られる信号を用いて読み取りプロセスを中断し、
レジスタ46の誤った内容がユニット16へ送られる前
に、レジスタ46の内容を消去する。スタート/ストッ
プ検出器44はスタート信号でレジスタ46をクリア
し、ストップ信号の発生でレジスタ46に記憶されてい
る情報をユニット17に引き渡す。
置13においてはクロックトラック用の光センサ32は
設けられておらず、あるは多目的装置の場合にはオフに
なっている。復調器43には信号線40’を介して光セ
ンサ12、12’から増幅された出力信号のみが供給さ
れ、バーコードに使用可能なアルゴリズムを用いてクロ
ック信号Tが形成される。このクロック信号Tは両信号
S1及びS2と共にデコーダ45へ供給される。解析器
41の他の機能は同じである。
挿入されると、光線10が光学マーク6(図1)に入射
する。対象をさらに移動することによって、光線10は
情報の記録の終了まで情報トラック18の上方を移動す
るので、全情報が読み出される。
象8(図1)は鍵47であって、鍵の柄47’に保護溝
48ないし48’が設けられ、その中にコード化すべき
情報保持体17が収容される。保護溝48が鍵の柄4
7’の軸に沿っている場合には、例えば鍵47を錠49
に挿入すると情報の読み出しないし書き込みを行うこと
ができる。錠49には読み取り装置13ないし読み/書
き装置33が搭載されており、錠は外部ユニット16を
有する施錠装置49’の一部となっている。
ら送られてくる情報を外部ユニット16に格納されてい
る識別子と比較するように構成されている。情報保持体
7から読み出された情報が識別子と一致した場合にの
み、外部ユニット16は錠49を解放する。というのは
その場合には鍵47はその機械的形状によって錠49を
解錠できるようになっているからである。
鍵の柄47’の周面に形成された保護溝48’に貼り付
けたり、あるいは鍵の柄47’から鍵の握り47”へ移
行する円錐部に固定することもできる。その場合には読
み出しは錠49に差し込まれた鍵47が回転する際に行
われる。この解放方法では、ユニット16が錠49を解
放する前に、まず鍵47の形状が検査される。この機能
では鍵47の形状に記憶されている情報により錠49の
機械的な解放が行なわれる。すなわち錠49は鍵48の
機械的な形状と情報保持体17の光学的に記憶された情
報が錠49に合った場合にだけ解錠される。
である。その面のデータ読み取りに適した箇所に情報保
持体17が配置されている。読み取り装置13(図4)
によって情報が識別されて、外部ユニット16(図4)
においてサービスを受ける資格があることが確認された
場合に、サービスが開始される。情報保持体17に格納
されている情報が「スマートカード(smart ca
rd)」として知られている証明カード50の情報と比
較される。その場合、「スマートカード」証明書50の
電子回路素子51が外部ユニット16(図1)の機能を
果たす。
保持体17は証明カード50に内蔵される。その場合に
は図1から明らかなように、一方の保護層3は製造時に
平坦な対象8上に直接形成され、接着層7は設けられな
い。境界層4に刻印して成形した後に、他方の保護層2
が形成される。
コード化された情報が本質的に高い安全性を有し、かつ
狭いスペースに情報ユニットの可能な組み合わせが多数
できるという利点のほかに、個々の情報を書き込む前に
情報保持体17を製造して対象8に取り付けることがで
きる、という利点を有する。上述した全ての読み取り装
置13は反射される回折光で動作する。しかし、この読
み取り装置13は、情報保持体17と対象8が光を透過
し、かつ所定の箇所に光センサ12、12’、12”、
32が配置されていることを前提にすれば、回折光が情
報保持体17を通過する透過型でも何等制限されること
なく動作する。
による情報保持体は、光学的にコード化された情報が本
質的に高い安全性を有し、かつ狭いスペースに情報ユニ
ットの可能な組み合わせが多数できるとともに、個々の
情報を書き込む前に情報保持体を製造して対象に取り付
けることができる、という効果がある。
憶媒体の構成を示す説明図である。
的な情報保持体を示す説明図である。
図である。
示す説明図である。
すブロック図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 少なくとも2つの保護層(2;3)から
なり、その間に微視的に細かいレリーフ構造(5)が光
学マーク(6)として刻印され配置されているプラスチ
ック薄層(1)からなる光学的機械的に読み取り可能な
情報保持体において、 情報トラック(18)に少なくとも2つの平行な細片
(19;20;21)が配置されており、 各平行な細片(19;20;21)はその全面に光学マ
ーク(6)を有しており、 各平行な細片(19;20;21)の光学マーク(6)
はその微視的に細かいレリーフ構造(5)の格子パラメ
ータと回折特性が相違しており、 プラスチック薄層(1)の表面(9)を破壊することな
くエネルギの作用によって情報トラック(18)の光学
特性が不可逆的に変化されて情報が書き込まれることを
特徴とする光学的機械的に読み取り可能な情報保持体。 - 【請求項2】 情報トラック(18)は、平行な細片
(19;20;21)のそれぞれに繰り返し読み出し可
能な同一の情報が1回書き込まれるように構成されてお
り、その場合平行な細片(19;20;21)に変更さ
れたレリーフ構造(5)と変更されないレリーフ構造と
からなる相補的なパターンが発生することを特徴とする
請求項1に記載の情報保持体。 - 【請求項3】 クロックマーク(23)を有する光学的
に読み取り可能なクロックトラック(22)が情報トラ
ック(18)に対して平行に配置されており、それぞれ
隣接する2つのクロックマーク(23)が光学的に区別
可能な中間面(24)によって分離されていることを特
徴とする請求項1または2に記載の情報保持体。 - 【請求項4】 情報トラック(18)の細片(19;2
0)に対して平行に連続するクロック領域(29)によ
って光学的に読み取り可能なクロックトラック(22)
が形成され、各クロック領域(29)は光学マーク
(6)としての3つの異なるレリーフ構造(5)の一つ
を有しており、グループ化された互いに連続する3つの
クロック領域(29)の光学マーク(9)がそれぞれ相
違することを特徴とする請求項1または2に記載の情報
保持体。 - 【請求項5】 プラスチック薄層(1)に保護すべき対
象(8)上に接着するために接着層(7)が設けられて
いることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1
項に記載の情報保持体。 - 【請求項6】 プラスチック薄層(1)が透明で、境界
面(4)が反射層を有し、透明な対象(8)使用時には
対象(8)並びに表面(9)を通して光学的に情報を読
み取れるようにプラスチック薄層(1)が構成されるこ
とを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記
載の情報保持体。 - 【請求項7】 プラスチック薄層(1)が透明であっ
て、保護層(2;3)の複素数屈折率が異ることを特徴
とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の情報
保持体。 - 【請求項8】 読み取り装置(13;33)と、外部ユ
ニット(16)と、請求項1から7までのいずれか1項
に記載の光学的に読み取り可能な情報保持体(17)と
からなる解錠システムにおいて、 読み取り装置(13;33)と外部ユニット(16)が
施錠装置(49’)に組み込まれており、 情報保持体(17)が鍵(47)上に配置されており、 情報トラック(18)に記憶された情報が読み取り装置
(13;33)によって読み取り可能で、外部ユニット
(16)へ伝送されてその情報が格納されている識別子
と比較され、 外部ユニット(16)は情報が識別子と一致した場合に
は施錠装置(49’)の錠(49)を解錠するように構
成されていることを特徴とする解錠システム。 - 【請求項9】 鍵(47)の情報保持体(17)上の情
報トラック(18)が、錠(49)に挿入された場合に
読み出し可能であることを特徴とする請求項8に記載の
解錠システム。 - 【請求項10】 鍵(47)の情報保持体(17)上の
情報トラック(18)が、錠(49)に挿入された鍵
(47)を回動させたときに読み出し可能であることを
特徴とする請求項8に記載の許可装置。 - 【請求項11】 請求項1から7までのいずれか1項に
記載の情報保持体(17)に書き込みを行う方法におい
て、 光束になった光エネルギをプラスチック薄層(1)の細
片(19;20;21)の領域に供給することにより表
面(9)を破壊することなく情報トラック(18)の光
学特性が局所的に変化され、それにより情報がパターン
として細片(19;20;21)に書き込まれ、細片
(19;20;21)上で元の光学特性を有する箇所と
変化された光学特性を有する箇所が発生することを特徴
とする情報保持体に書き込みを行う方法。 - 【請求項12】 両方の細片(19;20)に同じ情報
が並列して記録され、第1の細片(19)と第2の細片
(20)の情報パターンはその光学マークの光学特性が
互いに相補的になっていることを特徴とする請求項11
に記載の書き込みを行う方法。 - 【請求項13】 請求項1から7までのいずれか1項に
記載の光学的な情報保持体(17)を証明カード(5
0)に使用することを特徴とする情報保持体の使用方
法。
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