JPH08263721A - 紙葉類処理機の紙葉類検知装置 - Google Patents

紙葉類処理機の紙葉類検知装置

Info

Publication number
JPH08263721A
JPH08263721A JP7067890A JP6789095A JPH08263721A JP H08263721 A JPH08263721 A JP H08263721A JP 7067890 A JP7067890 A JP 7067890A JP 6789095 A JP6789095 A JP 6789095A JP H08263721 A JPH08263721 A JP H08263721A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stage
paper sheet
optical
paper
paper sheets
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7067890A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3454963B2 (ja
Inventor
Mikio Wada
田 幹 生 和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Glory Ltd
Original Assignee
Glory Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Glory Ltd filed Critical Glory Ltd
Priority to JP06789095A priority Critical patent/JP3454963B2/ja
Publication of JPH08263721A publication Critical patent/JPH08263721A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3454963B2 publication Critical patent/JP3454963B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 収納庫内で昇降する紙葉類載置用ステージ上
の紙葉類の有無を紙葉類の性状に拘らず低コストにより
確実に検知することを可能とする。 【構成】 紙葉類Pを収納する収納庫11内にステージ
31を昇降自在に設け、このステージ31上に集積され
る紙葉類の量に応じステージ31を昇降させる機構37
を有する紙葉類処理機において、光軸68が前記収納庫
11内の異なる複数位置をそれぞれ斜めに貫通するよう
配設された複数の光学センサS〜Sと、前記ステー
ジ31の紙葉類載置面部に形成され該ステージ31が所
定範囲H内を昇降する間前記光学センサS〜Sの各
光軸66が貫通し得る複数の長孔65,65…と、前記
ステージ31が所定範囲H内に位置することを検知する
近接センサSと、前記ステージ31の昇降を制御する
とともに前記近接センサSがステージ31を検知して
から検知しなくなるまでの所定範囲H内において前記光
学センサS〜Sの光軸68がすべて遮光されなかっ
たことを条件に紙葉類無しと判断する制御部70とを具
備することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金融機関等において使用
される紙幣入出金機などの紙葉類の所定の処理を行う紙
葉類処理機に係り、特に紙葉類の有無を検知するための
紙葉類検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙葉類を収納する収納庫内に昇降自在な
ステージを設け、このステージ上に集積された紙葉類の
量に応じて該ステージを昇降させるようにした紙葉類処
理機として、従来から特開平3−11490号公報に示
される装置が知られている。
【0003】上記装置は、ステージの位置を検知するセ
ンサを複数個設け、このセンサにより検知されるステー
ジの高さ位置により紙葉類の残量を知るようになされた
ものである。
【0004】また、1枚の紙葉類が存在するか否かを検
知することができるものとして、例えば実開昭59−1
70556号公報に示されるものがある。この装置は紙
葉類を載置して昇降するステージ上の紙葉類を検知する
ものではないが、紙葉類を収納庫内に押込む押込み体の
上に間違って紙葉類が載ってしまった場合にこれを検知
するようにしたものである。その手段としては、光軸が
収納庫内の異なる2箇所をそれぞれ斜めに貫通するよう
に設けられる2対の光学センサを有し、押込み体にはそ
の所定箇所に光学センサの光軸が通る切欠を形成したも
のであり、押込み体が所定の位置に移行したとき光学セ
ンサの光軸が紙葉類によって遮光されているか否かで紙
葉類の有無を検知するようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記前者の従
来技術では、紙葉類の残量検知がニヤエンド程度のきわ
めて大まかなものとなり、1枚が残っているか否かの検
知は不可である。
【0006】また上記後者の従来技術では、紙葉類が折
れ曲ったりすることなく正常な状態で存在すれば1枚の
紙葉類であっても問題なく検知することはできるが、紙
葉類が折れ曲っていたり欠損していたりして、光学セン
サの光軸が通る位置に紙葉類がない場合には紙葉類の存
在を検知することができず、紙葉類が存在しているにも
拘らず検知しないという問題点がある。これは光学セン
サの一つの光軸は紙葉類の所定の1箇所のみを通るので
一次元的な検知となり、上記の検知ミスを発生させる確
率が高いことになる。特に紙葉類が紙幣であると、折り
ぐせが多いために上記の検知ミスが起きやすく、信頼性
に欠けるものとなる。
【0007】上記の点を解決しようとして光学センサの
設置数を増やすと、コストに影響し、装置が高価格にな
るばかりでなく組立工数も増加するという新たな問題点
を生じることになる。
【0008】本発明はこれに鑑み、コストや組立工数の
増大を招くことなく折れ曲がりや欠落のある紙葉類であ
ってもその存在を確実に検知することができる紙葉類処
理機の紙葉類検知装置を提供することを目的としてなさ
れたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記従来の技術が有する
問題点を解決する手段として、本発明は、紙葉類を収納
する収納庫内にステージを昇降自在に設け、このステー
ジ上に集積される紙葉類の量に応じステージを昇降させ
る機構を有する紙葉類処理機において、光軸が前記収納
庫内の異なる複数位置をそれぞれ斜めに貫通するよう配
設された複数の光学センサと、前記ステージの紙葉類載
置面部に形成され該ステージが所定範囲内を昇降する間
前記光学センサの各光軸が貫通し得る複数の長孔と、前
記ステージが所定範囲内に位置することを検知する近接
センサと、前記ステージの昇降を制御するとともに前記
近接センサがステージを検知してから検知しなくなるま
での所定範囲内において前記光学センサの光軸がすべて
遮光されなかったことを条件に紙葉類無しと判断する制
御部とを具備することを特徴とする。
【0010】請求項2は、前記複数の光学センサをそれ
ぞれ水平方向に異なる位置および上下方向に異なる位置
に配置したことにある。また請求項3は、前記近接セン
サをステージ側に設けられる磁石と紙葉類処理機本体側
に設けられる磁気センサとで構成したことにある。
【0011】
【作用】複数の光学セサンからの光は収納庫内の異なる
複数位置を二次元的に通っており、したがってステージ
上に1枚の紙葉類があってこれが折れ曲っていたり欠損
部分があってもその紙葉類の存在を検知する。また1つ
の近接センサがステージを検知してから検知しなくなる
までの所定範囲内において光学センサの光軸がすべて遮
光されなかったときステージ上に紙葉類が存在しないこ
とが判る。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例を参照して
説明する。
【0013】図1は本発明の適用対象としての紙幣入出
金機の一例の略示断面を示すもので、この紙幣入出金機
は、機体1の上面部に紙幣Pを横位置で立位姿勢に装填
する紙幣装填部2があり、この装填部2の繰出し口部は
紙幣Pを1枚ずつ繰込むためのキツカローラ3、フィー
ドローラ4、ゲートローラ5等からなる繰込み機構6が
設けられており、この繰込み機構6により機体1内に繰
込まれた紙幣Pは機体1内の上記装填部2の下位に配列
される搬送経路7を通り、識別部8により金種、正損、
真偽、表裏等が識別され、その識別結果に基づき下流側
の搬送経路9を通じて送られ、裏返しの紙幣Pは表裏反
転機構10により反転されて各金種別の収納庫内11,
11…の上部に位置する一時保留部12,12…への搬
送経路13へ送られ、各収納庫11,11…への振分け
手段14,14…を通じて各一時保留部12,12…内
へ送り込むようになっている。また上記振分け手段1
4,14…とは反対側の位置には、一時保留部12また
は収納庫11内から紙幣Pを繰出して出金する際に用い
られるキッカローラ15、繰出しローラ16、これに対
設されるゲートローラ17(逆転ローラ)、搬送ベルト
18等からなる繰出し機構19,19…がそれぞれ設け
られており、繰出された紙幣Pは識別部8の上流側へ送
られてその識別部8を通り、出金口(兼入金リジエクト
口)20へ出金される。出金リジエクト紙幣は出金リジ
エクト口21へ排出される。
【0014】前記収納庫11,11…は、図2に引出し
状態を示すように、機体1の前面から引出し可能に設け
られた機枠22内に縦位置で並列状態に装填されるよう
になっている。図2においてSDは、上記機枠22の機
体1内への格納時にこれをロックするためのソレノイド
で、機体1内に設けられており、このソレノイドSDに
より揺動する係止爪23が機枠22側に設けられたフッ
ク24に係合して引出し不能にロックされ、ソレノイド
SDの励磁により前記係止爪23が図2において時計方
向に回動して前記フック24との係合が解かれ、機枠2
2が引出し可能となるようにしている。なお図1におい
て26は、機体1の上面一側の偏った位置に配設された
操作部、27はディスプレイ、28はレシート発行部を
示す。
【0015】図3は収納庫11の一つを一部破断して示
すもので、縦長の矩形状横断面形状を有する箱状を有
し、その上面は紙幣Pが水平状態で出入りするに十分な
大きさの開口部11aとされ、この開口部11aを長手
方向に跨ぐように取手29が倒起自在に取付けられてお
り、前記開口部11aは収納庫11内に設けられたシャ
ッタ30により開閉されるようになっているとともに収
納庫11内には上面に紙幣Pを集積して支持するステー
ジ31が昇降可能に設けられている。
【0016】前記シャッタ30は、図4に示すように収
納庫11の開口部11aの矩手方向両側に配設されたガ
イド32にそって移動する鎧戸状のもので、収納庫11
の内側面にそうように上下のプーリー33,34間に巻
回されたシャッタ開閉用ベルト35にシャッタ30の基
部が固定具36により取付けられ、このベルト35の図
4において矢印A方向への回動によりシャッタ30が前
記開口部11aを閉鎖する方向に移動するように構成さ
れている。
【0017】図5は前記ステージ31およびその昇降機
構37の一例を分解して示している。上記ステージ31
は平板材からなる矩形状を有し、紙幣Pと略同大の表面
を有するもので、その下面はパンタグラフ38により基
板39に支持され、このパンタグラフ38はその交点軸
40に巻装された図示しないコイルバネにより常時ステ
ージ31を上方へ押し上げる方向に付勢されている。
【0018】前記基板39の両端部には取付部材41,
42が取付けられ、これら取付部材41,42の外側面
にはその上下にプーリー支持部材46のガイド溝46a
に嵌るガイドローラ43,43がそれぞれ軸着されてい
る。また一方の取付部材41の側面にはステージ31の
位置検知用として機能する磁石44が固定具45′を介
して取付けられており、他方の取付部材42の側面には
前記昇降機構37への固定具45が取付けられている。
【0019】上記ステージ31の昇降機構37は、プー
リー支持部材46を有し、このプーリー支持部材46に
は上部から第1プーリー47、中間の第2プーリー4
8、第3プーリー49、下部の第4プーリー50がそれ
ぞれ軸着されており、収納庫11の内側部の上下位置に
は上部プーリー51、下部プーリー52がそれぞれ軸着
されていて、これらプーリーにステージ昇降用ベルト5
3が上部プーリー51、第2プーリー48、第1プーリ
ー47、第4プーリー50、第3プーリー49、下部プ
ーリー52を巡るように巻回されている。そしてこのベ
ルト53に前記ステージ31の固定具45が前記プーリ
ー支持部材46に上下方向に形成された窓孔54を貫通
して固着されている。
【0020】上記ベルト53は左右対称位置に設けら
れ、このベルト53が図4の矢印B方向に回動するとき
最初はステージ31のみが上昇し、その固定具45がプ
ーリー支持部材46の窓孔54の上端に当るとこのプー
リー支持部材46を伴って上昇し、これによりステージ
31が最下降位置から最上昇位置に至る大きなストロー
クの範囲を昇降するようになっている。このプーリー支
持部材46は収納庫11の内側面のガイドレール11b
にそって昇降される。
【0021】前記シャッタ開閉用ベルト35の上部のプ
ーリー33の軸端、およびステージ昇降用ベルト53の
上部プーリー51の軸端には図3に示すようにそれぞれ
駆動受部55,56が収納庫11の側面に露出して設け
られ、収納庫11を前記機枠22に装填したとき機枠2
2側に設けられている伝達部55a,56aにジョイン
トして回転の伝達を受けるようになされている。
【0022】収納庫11の開口部11aの長手方向両側
部には各一対ずつの爪57,57,58,58が軸5
9,60により枢支されていて収納庫11の内側に倒状
自在に立位姿勢に設けられ、一方の爪58,58の軸6
0に固着の短いアーム61に連動レバー62の一端が連
結され、この連動レバー62の他端は収納庫11に軸6
3により枢支された作動レバー64の下端に連結されて
いて、シャッタ30が閉じるときシャッタ30の先端が
一方の爪57,57を押し倒したのち作動レバー64の
上端を押し、連動レバー62を引いて爪58,58が収
納庫11内方へ倒れるようになっており、常時は図示し
ないバネにより起立して収納庫11内への紙幣収納時に
その紙幣をガイドする役目を持つ。
【0023】前記ステージ31には、図5および図7に
みられるようにその短手方向に延びる長孔65,65,
65が長手方向中央位置とその両側方の中間位置とに形
成されており、これら長孔65,65,65は相互にス
テージ31の短手方向の位置を違えて設けられている。
【0024】また収納庫11の幅の広い側面には、前記
ステージ31の長孔65,65,65と対応する位置で
かつ上下に位置を異ならせて透孔66,66,66(図
3示)が形成されており、前記機枠22側には収納庫1
1を装填したときその一面側の透孔66,66,66、
ステージ31の長孔65,65,65、収納庫11の他
面側の透孔67,67,67(図6示)に光軸68,6
8,68が垂直面内で斜めに通りかつ上下に異なる位置
に紙幣の有無の検知を司る光学センサS,S,S
が配設されている。この実施例において、紙幣Pの3箇
所で検知するようにした場合を示すので、長孔、透孔、
および光学センサは各3個宛設けられるが、その設置数
は検知精度の要求に応じて適宜増減されてよい。
【0025】前記ステージ31の長手方向を光軸69が
水平面内で斜めに横切るように別の光学センサSが配
設されており、これは主として紙幣がカールして浮き上
がっている場合の検知を司る。
【0026】また機枠22内には、前記光学センサ
,S,S,Sによる検知が行われる所定範囲
Hの位置にステージ31が位置していることを検知する
ための近接センサSが配設されており、この近接セン
サSがステージ31に設けられている磁石44の磁力
を感知して動作し、ステージ31の存在の検知を司る。
【0027】上記各光学センサによる検知信号は制御部
70(図10)に入力される。この制御部70では、前
記ステージ31の昇降機構37の駆動系Mを制御する
とともに、前記近接センサSがステージ31を検知し
てから検知しなくなるまでの所定範囲H内において前記
各光学センサS,S,S,Sのすべての光軸6
8,68,68,69が遮光されなかったことを条件に
紙幣無しと判断する。
【0028】なお図9においてS,S,Sはシャ
ッタ30の開閉状態、すなわち全閉、半開、全開を検知
する検知手段(リードスイッチ等)であり、シャッタ開
閉用電気的駆動系Mをして収納庫11の装填後の全開
動、同引抜き時の全閉動、収納庫11内に紙幣が存在し
ない空のときの半開動に制御される。
【0029】次に上記実施例の作用を説明する。
【0030】機体1から機枠22を引出し、紙幣Pが収
納されている収納庫11を機枠22内に装填すると、機
枠22側のシャッタ開閉用電気的駆動系Mおよびステ
ージ昇降機構駆動系Mの各伝達部55a,56a,と
収納庫11の各駆動受部55,56とがジョイントさ
れ、回転の伝達を受け得る状態になる。このときシャッ
タ30は図示しないシャッタロック機構によりロックさ
れており、シャッタ30の閉鎖により爪57,58は内
側に倒されている。そして機枠22を機体1内に押入す
ると係止爪23がフック24に係合して引出し不能にロ
ックが掛る。
【0031】このロックが確認されると、制御部70を
通じシャッタ開閉用電気的駆動系Mが作動してシャッ
タ開閉用ベルト35が図4の矢印Aとは反対方向に回動
し、シャッタ30が全開状態となる(図8(A))。
【0032】ついでステージ昇降機構駆動系Mが作動
してステージ昇降用ベルト53が図4の矢印B方向に回
動し、これによりステージ31が上昇し(図8
(B))、さらに上記ベルト53の回動によりプーリー
支持部材46が上昇してステージ31が収納庫11の開
口部11aから突出し(図8(C))、その上に集積さ
れている紙幣Pの上面を繰出し機構19のキツカローラ
15に押しつける。この押しつけはステージ31のパン
タグラフ38の付勢バネにより適度に保たれる。
【0033】出金指令が出されると、上記繰出し機構1
9が駆動してステージ31上の紙幣Pを1枚ずつ繰出
し、前述の図1のルートを通って出金口20へ出金され
る。
【0034】上記において、ステージ31が上昇移動す
る途中に所定範囲Hの領域を通過するが、その範囲Hへ
のステージ31の到来は近接センサSとステージ31
の磁石44とによって検知される。
【0035】ステージ31が上記所定範囲Hを通過する
間に、光センサS,S,Sの光軸68,68,6
8の位置にステージ31の長孔65,65,65が順次
さしかかる。このときステージ31上に1枚でも紙幣P
が載っているときは、前記光軸68,68,68のすべ
てまたはいくつかかが紙幣Pによって遮切られ、紙幣有
りを検知する。この検知は、光学センサS,S,S
の位置が上下に異なるので、仮に紙幣Pが折れていた
りして一部が浮き上がっていても検知することができ、
またこの浮き上がりについてはステージ31の長手方向
に斜めに横切る光軸69を持つ光学センサSによって
も検知される。
【0036】こうしてステージ31が所定範囲Hを移動
する期間中その上に紙幣Pが存在するか否かの検知が行
われ、いずれの光学センサS,S,S,Sの光
軸68,68,68,69も上記範囲H内において遮切
られなかったとき紙幣無しの信号が制御部70に入力さ
れ、紙幣無しと判断してステージ昇降機構駆動系M
制御してステージ31を所定の位置に下降させるととも
にシャッタ開閉用電気的駆動系Mを制御してシャッタ
30を半開状態に開ける。このシャッタ30を半開とす
るのは、機枠22の引き出し時に収納庫11の開口部1
1aの爪57,58が引出し時の障害とならないようシ
ャッタ30により倒しておくためと、引出したとき収納
庫11内を図9(C)のように目視して空であることを
即座に分るようにするためである。したがって機枠22
を引出したとき空の収納庫11の存在が直ちに識別する
ことができ、いちいちシャッタ30を開けて内部を確認
する必要がない。紙幣Pが収納されている収納庫11に
ついては、図9(B)のようにシャッタ30が全閉し、
ロックされて、機枠22の引出し後機枠22から引抜い
ても金庫として機能する。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、収
納庫内に光軸が異なる複数位置を斜めに通る複数の光学
センサを設け、収納庫内を昇降する紙葉類載置用ステー
ジが一つの近接センサにより所定範囲内に位置すること
を検知してから検知しなくなるまでの期間中に前記各光
学センサの光軸がすべて遮光されなかったことを条件と
して紙葉類が存在しないと判断するようにしたので、複
数の光学センサが前記所定範囲内を二次元的に検知する
ことになり、これにより少い光学センサにより広い範囲
の検知が可能となって、紙葉類に折れ等があっても確実
にその存在を検知することができる。
【0038】また請求項2によれば、ステージが所定範
囲内に位置することを検知するための近接センサをステ
ージ側に設けられた磁石と機体側に設けられる磁気セン
サ(リードスイッチ、ホールセンサ等)とで構成したこ
とにより簡単かつ安価に得られる利点がある。
【0039】さらに請求項3によれば、複数の光学セン
サを水平方向および上下方向にそれぞれ異る位置に設け
たことにより、ステージの昇降範囲が狭くても紙葉類の
種々の折りぐせパターンに対応することができる効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用対象として紙幣処理機の一例を示
す略示断面図。
【図2】図1の紙幣処理機へ収納庫を装填する状況を示
す斜視図。
【図3】収納庫の一つを示す一部を破断した斜視図。
【図4】同収納庫のシャッタ開閉機構およびステージ昇
降機構の一例を示す側面図。
【図5】図4のステージ昇降機構の分解斜視図。
【図6】収納庫内に配置される光学センサとステージと
の関係を示す説明図。
【図7】同、平面図。
【図8】(A)〜(C)はステージの昇降状態を示す説
明図。
【図9】(A)〜(C)はシャッタの開閉状態を示す説
明図。
【図10】制御ブロック図。
【符号の説明】
1 機体 2 紙葉類の装填部 6 繰込み機構 8 識別部 11 収納庫 12 一時保留部 14 振分け手段 19 繰出し手段 20 出金口 21 出金リジエクト口 22 機枠 30 シャッタ 31 ステージ 35 シャッタ開閉用ベルト 37 ステージ昇降機構 44 磁石 46 プーリー支持部材 53 ステージ昇降用ベルト 55,56 駆動受部 57,58 爪 65 長孔 66,67 透孔 68,69 光軸 S〜S 光学センサ S 近接センサ S〜S シャッタ検知手段(リードスイッチ) H 所定範囲

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙葉類を収納する収納庫内にステージを昇
    降自在に設け、このステージ上に集積される紙葉類の量
    に応じステージを昇降させる機構を有する紙葉類処理機
    において、光軸が前記収納庫内の異なる複数位置をそれ
    ぞれ斜めに貫通するよう配設された複数の光学センサ
    と、前記ステージの紙葉類載置面部に形成され該ステー
    ジが所定範囲内を昇降する間前記光学センサの各光軸が
    貫通し得る複数の長孔と、前記ステージが所定範囲内に
    位置することを検知する近接センサと、前記ステージの
    昇降を制御するとともに前記近接センサがステージを検
    知してから検知しなくなるまでの所定範囲内において前
    記光学センサの光軸がすべて遮光されなかったことを条
    件に紙葉類無しと判断する制御部とを具備することを特
    徴とする紙葉類処理機の紙葉類検知装置。
  2. 【請求項2】前記複数の光学センサが、それぞれ水平方
    向に異なる位置および上下方向に異なる位置に配設され
    ている請求項1記載の紙葉類処理機の紙葉類検知装置。
  3. 【請求項3】前記近接センサが、前記ステージ側に設け
    られる磁石と、紙葉類処理機本体側に設けられる磁気セ
    ンサとで構成されている請求項1または2記載の紙葉類
    処理機の紙葉類検知装置。
JP06789095A 1995-03-27 1995-03-27 紙葉類処理機の紙葉類検知装置 Expired - Fee Related JP3454963B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06789095A JP3454963B2 (ja) 1995-03-27 1995-03-27 紙葉類処理機の紙葉類検知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06789095A JP3454963B2 (ja) 1995-03-27 1995-03-27 紙葉類処理機の紙葉類検知装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08263721A true JPH08263721A (ja) 1996-10-11
JP3454963B2 JP3454963B2 (ja) 2003-10-06

Family

ID=13357950

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06789095A Expired - Fee Related JP3454963B2 (ja) 1995-03-27 1995-03-27 紙葉類処理機の紙葉類検知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3454963B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010231484A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Fujitsu Frontech Ltd 紙葉類処理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010231484A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Fujitsu Frontech Ltd 紙葉類処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3454963B2 (ja) 2003-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3247275B2 (ja) 紙幣入出金機
JP3454963B2 (ja) 紙葉類処理機の紙葉類検知装置
JP2001134839A (ja) 紙幣入出金装置
JP2004139189A (ja) 紙幣処理装置
JP3576249B2 (ja) 紙葉類分類処理機
JP5007065B2 (ja) 紙幣繰出装置
KR100610998B1 (ko) 지폐류 입출금기에서 입금기의 입금제어장치 및 그 방법
JP2001283283A (ja) 紙幣束投出装置
JP3295521B2 (ja) 紙幣払出装置
JP2680336B2 (ja) 自動取引装置
JP2680339B2 (ja) 自動取引装置
JP3638740B2 (ja) 紙幣収納装置
JP2001134840A (ja) 紙幣入出金装置
JP2599669Y2 (ja) カセットを備えた紙葉類処理機
US20210327196A1 (en) Currency note acceptor
JP2525428B2 (ja) 紙葉類の移送載置装置
JP2637152B2 (ja) 自動取引装置
JP3936529B2 (ja) 紙幣入金機
JP2680337B2 (ja) 自動取引装置
KR100514631B1 (ko) 계수 분권기능을 갖는 현금처리기
JP3781847B2 (ja) 紙幣収納装置
JP2007286753A5 (ja)
JPH04450Y2 (ja)
JP2551064Y2 (ja) 紙葉類収納繰出し装置
JP2550333Y2 (ja) 紙幣入出金装置

Legal Events

Date Code Title Description
S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080725

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080725

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090725

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090725

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100725

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110725

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110725

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120725

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120725

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130725

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130725

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees