JPH08263625A - 画像表示方法および装置 - Google Patents

画像表示方法および装置

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JPH08263625A
JPH08263625A JP7061040A JP6104095A JPH08263625A JP H08263625 A JPH08263625 A JP H08263625A JP 7061040 A JP7061040 A JP 7061040A JP 6104095 A JP6104095 A JP 6104095A JP H08263625 A JPH08263625 A JP H08263625A
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JP
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JP7061040A
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English (en)
Inventor
Eiji Ogawa
英二 小川
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被写体の経時変化を観察しやすい状態で示す
ことができる画像表示方法を得る。 【構成】 同一被写体に関する撮影時点の相異なる複数
の画像を示す各画像データDを画像記憶手段32に記憶
し、この画像記憶手段32から2つの画像についての画像
データDa、Dbを読み出し、これらの読み出された画
像データDa、Dbを、2つの画像の間で位置対応が取
れるように位置合わせ処理し、この位置合わせ処理後の
2通りの画像データDa、Db間で、相対応する画素に
ついてのデータ毎に減算処理を行なって、被写体の経時
変化を示す差分データDsを求め、この差分データDs
に基づく経時変化抽出画像を画像表示手段31に表示す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像の表示方法に関し、
特に詳細には、被写体の経時変化部分を抽出して表示す
るようにした画像表示方法に関するものである。
【0002】また本発明は、上記被写体の経時変化部分
を抽出して表示可能とした画像表示装置に関するもので
ある。
【0003】
【従来の技術】放射線画像やCT画像等の医用画像によ
る診断、研究においては、腫瘍等の病変部の病状進行状
態や治癒状態を調べる等のために、同一被写体を撮影時
点を変えて複数回撮影し、そうして得られた複数の画像
から被写体の経時変化を判断することが多い。
【0004】従来、このようにして被写体の経時変化を
判断するために医師等の観察者は、X線写真フィルムに
記録された撮影時点の相異なる複数の画像を比較観察す
るようにしていた。なお、例えば特開平1−10773
9号公報等に示されているように、医用画像をCRT表
示装置等の画像表示手段に表示することもあるが、その
場合も事情は基本的に同じである。つまりこの場合、画
像表示手段には、撮影時点の相異なる複数の画像が同時
表示あるいは切換え表示され、医師等の観察者がそれら
複数の表示画像を比較観察して、被写体の経時変化を判
断するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
複数の画像を比較する場合、医師等の観察者が不慣れで
あったりすると、経時変化がどの程度なのか良く分から
ないこともある。
【0006】文献 Medical Imaging Technology (メデ
ィカル・イメージング・テクノロジー)Vol.11 No.3 Ju
ly 1993 pp.373〜374 には、同一被写体に関する撮影時
点の相異なる複数の画像を示す各画像データを、2つの
画像の間で位置対応が取れるように位置合わせ処理し、
この位置合わせ処理後の2通りの画像データ間で減算
(サブトラクション)処理を行なって、被写体の経時変
化を特定する技術が示されているが、この技術は、特定
された経時変化を可視化する具体的手法を伴わないもの
であるので、被写体の経時変化を医師等に観察しやすい
状態で示すものとはなり得ていない。
【0007】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、被写体の経時変化を観察しやすい状態で示すこ
とができる画像表示方法を提供することを目的とするも
のである。
【0008】また本発明は、そのような画像表示方法を
実施することができる画像表示装置を提供することを目
的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による画像表示方
法は、請求項1に記載の通り、同一被写体に関する撮影
時点の相異なる複数の画像を示す各画像データを画像記
憶手段に記憶し、この画像記憶手段から読出手段によっ
て2つの画像についての画像データを読み出し、これら
の読み出された画像データを、2つの画像の間で位置対
応が取れるように位置合わせ処理し、この位置合わせ処
理後の2通りの画像データ間で、相対応する画素につい
てのデータ毎に減算処理を行なって、被写体の経時変化
を示す差分データを求め、この差分データに基づく経時
変化抽出画像を画像表示手段に表示することを特徴とす
るものである。
【0010】なおこの画像表示方法においては、請求項
2に記載の通り、上記差分データに対して強調処理を施
してから、該差分データに基づく経時変化抽出画像を画
像表示手段に表示するのが望ましい。
【0011】またこの画像表示方法においては、請求項
3に記載の通り、画像表示手段に表示されている経時変
化抽出画像内の任意の領域を指定し、その指定された領
域に関する差分データが示す濃度値を画像表示手段に表
示するのが望ましい。
【0012】さらにこの画像表示方法においては、請求
項4に記載の通り、上記減算処理にかけられる前の画像
データによる画像を、経時変化抽出画像と併せて画像表
示手段に表示するのが望ましい。そしてその場合、減算
処理にかけられる前の画像データによる画像を3つ以上
表示するならば、請求項5に記載の通り、表示されてい
る経時変化抽出画像を得た元の2つの画像が、それら3
つ以上の画像のうちのいずれであるかを画像表示手段に
表示するのが望ましい。
【0013】一方本発明による画像表示装置は、請求項
6に記載の通り、同一被写体に関する撮影時点の相異な
る複数の画像を示す各画像データを記憶する画像記憶手
段と、この画像記憶手段から2つの画像についての画像
データを読み出す読出手段と、これらの読み出された画
像データを、2つの画像の間で位置対応が取れるように
位置合わせ処理し、この位置合わせ処理後の2通りの画
像データ間で、相対応する画素についてのデータ毎に減
算処理を行なって、上記被写体の経時変化を示す差分デ
ータを求める画像処理手段と、この差分データに基づい
て経時変化抽出画像を表示する画像表示手段とを備えた
ことを特徴とするものである。
【0014】なおこの画像表示装置においては、請求項
7に記載の通り、上記差分データに対して強調処理を施
す手段を設けるのが望ましい。
【0015】またこの画像表示装置においては、請求項
8に記載の通り、画像表示手段に表示されている経時変
化抽出画像内の任意の領域を指定する領域指定手段と、
この領域指定手段により指定された領域に関する上記差
分データが示す濃度値を画像表示手段に表示する手段と
を設けるのが望ましい。
【0016】さらにこの画像表示装置においては、請求
項9に記載の通り、上記減算処理にかける前の画像デー
タによる画像を、経時変化抽出画像と併せて画像表示手
段に表示させる画像合成手段を設けるのが望ましい。な
おこの画像合成手段が、減算処理にかけられる前の画像
データによる画像を3つ以上表示する場合は、請求項1
0に記載の通り該画像合成手段を、表示されている経時
変化抽出画像を得た元の2つの画像が、上記3つ以上の
画像のうちのいずれであるかを画像表示手段に表示させ
るように構成するのが望ましい。
【0017】
【作用および発明の効果】上記構成の画像表示方法によ
れば、被写体の経時変化分が抽出された画像が画像表示
手段に表示されるので、医師等の観察者は、被写体の経
時変化を容易かつ明確に観察できるようになる。したが
って、本発明が例えば医用画像による医療診断に適用さ
れれば、診断技術の向上に大いに役立つものとなる。
【0018】また、請求項2に記載のように、強調処理
を施した差分データによって経時変化抽出画像を表示す
れば、被写体の経時変化分が強調されて、より視認しや
すくなる。
【0019】また、請求項3に記載のように、画像表示
手段に表示されている経時変化抽出画像内の任意の領域
を指定し、その指定された領域に関する差分データが示
す濃度値を画像表示手段に表示すれば、被写体の経時変
化分を定量的に知ることができるので、被写体の経時変
化をよりきめ細かく、正確に把握することが可能とな
る。
【0020】さらに、請求項4に記載のように、上記減
算処理にかける前の画像データによる画像を、経時変化
抽出画像と併せて画像表示手段に表示すれば、それら2
種類の画像を見比べることにより、経時変化が有った部
分とそれ以外の被写体部分との位置関係もより正確に把
握できるようになる。そして、上記減算処理にかける前
の画像データによる画像を複数表示すれば、それらを比
較観察することにより経時変化の進行状態も把握できる
ようになる。
【0021】また、減算処理にかけられる前の画像デー
タによる画像を3つ以上表示する場合、請求項5に記載
のように、表示されている経時変化抽出画像を得た元の
2つの画像が、それら3つ以上の画像のうちのいずれで
あるかを画像表示手段に表示すれば、表示されている経
時変化抽出画像がどの画像とどの画像との間の経時変化
分を示しているか、ということが明瞭に分かるようにな
る。
【0022】なお本発明は、上に述べた医用画像におけ
る被写体の経時変化の表示のみならず、その他例えば工
業材料を撮影した画像や、地球観測画像等における被写
体の経時変化表示にも効果的なものである。
【0023】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を
詳細に説明する。図1は本発明の一実施例による画像表
示装置を示すものである。
【0024】この画像表示装置は、中央処理ユニット
(以下、CPUと称する)30と、画像データに基づいて
被写体の画像を表示する画像表示手段であるCRT表示
装置31と、画像データを記憶する画像記憶手段である光
ディスク32と、この光ディスク32に画像データを書き込
み、またそこから画像データを読み出す光ディスク装置
33と、画像処理ユニット(以下、ALUと称する)34
と、マウス35と、メモリ36と、キーボード37と、以上の
各要素を接続するバスライン38とを備えている。
【0025】この画像表示装置は、一例として医用画像
の一つである放射線画像を表示するものであり、被写体
の放射線画像を示すデジタル画像データDは、放射線画
像情報読取装置40からインターフェイス41を介してバス
ライン38に入力されるようになっている。ここで図2を
参照して、まずこの放射線画像情報読取装置40について
説明する。
【0026】例えばX線等の放射線が人体等の被写体を
介して照射されることによりこの被写体の透過放射線画
像情報を蓄積記録した蓄積性蛍光体シート10は、エンド
レスベルト等のシート搬送手段11により、副走査のため
に矢印Y方向に搬送される。半導体レーザ等の励起光源
12から射出された励起光(読取光)としてのレーザビー
ム13は、高速回転する回転多面鏡14によって反射偏向さ
れ、通常f・θレンズからなる走査レンズ18によって集
束され、ミラー19で反射して蓄積性蛍光体シート10上を
上記副走査方向Yと略直角な矢印X方向に主走査する。
【0027】こうしてレーザビーム13が照射されたシー
ト10の箇所からは、蓄積記録されている放射線画像情報
に応じた光量の輝尽発光光15が発散され、この輝尽発光
光15は集光体16によって集光され、光検出器としてのフ
ォトマルチプライヤー(光電子増倍管)17によって光電
的に検出される。
【0028】上記集光体16はアクリル板等の導光性材料
を成形して作られたものであり、直線状をなす入射端面
16aが蓄積性蛍光体シート10上のビーム走査線に沿って
延びるように配され、円環状に形成された出射端面16b
に上記フォトマルチプライヤー17の受光面が結合されて
いる。上記入射端面16aから集光体16内に入射した輝尽
発光光15は、該集光体16の内部を全反射を繰り返して進
み、出射端面16bから出射してフォトマルチプライヤー
17に受光され、前記放射線画像情報を担持する輝尽発光
光15の光量がこのフォトマルチプライヤー17によって検
出される。
【0029】フォトマルチプライヤー17のアナログ出力
信号(画像信号)Sは対数増幅器20によって増幅され、
A/D変換器21において所定の収録スケールファクター
でデジタル化される。以上のようにして、被写体の放射
線画像を担持するデジタルの画像データDが得られる。
このデジタル画像データDは図1に示すようにインター
フェイス41を介してバスライン38に入力され、画像処理
ユニット(ALU)42において階調処理、周波数強調処
理等の画像処理を受けてから光ディスク装置33に転送さ
れ、そこで光ディスク32に記憶、蓄積される。
【0030】なお、上記画像処理およびデジタル画像デ
ータDの記憶、蓄積のための指令や、以下に述べる画像
表示のための指令は基本的にキーボード37によって与え
られ、それらの指令に基づくCRT表示装置31、光ディ
スク装置33、ALU34およびALU42等の作動は、CP
U30によって制御される。また、デジタル画像データD
を光ディスク32に記憶、蓄積する際には、キーボード37
によって被写体の識別コード、撮影年月日、時刻等の撮
影情報が入力され、その撮影情報がデジタル画像データ
Dと対応付けて光ディスク32に記憶される。
【0031】前記蓄積性蛍光体シート10に放射線画像が
記録(撮影)される被写体については、患部の経過観察
等のために、撮影時点を変えて同様の撮影が複数回なさ
れる。そして、各撮影に使用された蓄積性蛍光体シート
10は上述と同様の読取処理にかけられ、その都度得られ
るデジタル画像データDが光ディスク32に記憶、蓄積さ
れる。
【0032】次に、CRT表示装置31における放射線画
像の再生表示について説明する。まず、通常の放射線画
像を再生表示する場合は、キーボード37によって画像表
示の指令が与えられ、それとともに被写体の識別コー
ド、撮影年月日、時刻等の撮影情報が入力される。する
と、光ディスク装置33において、その撮影情報と対応す
るデジタル画像データDが光ディスク32から読み出され
る。そのデジタル画像データDはCRT表示装置31に転
送され、該CRT表示装置31においてこの画像データD
が示す放射線画像が再生表示される。図3は、以上のよ
うにしてCRT表示装置31に表示される放射線画像の一
例として、被写体Hである人体の胸部正面画像を示して
いる。
【0033】次に、経時変化抽出画像の再生表示につい
て説明する。この場合は、被写体の識別コードを入力す
る際、1つの識別コードに対応させて複数の撮影年月日
情報が入力される。なお本実施例では、2〜4通りの撮
影日時情報が入力可能であるが、以下の説明は4通りの
撮影日時情報を入力するものとして行なう。光ディスク
装置33においては、入力された識別コードで示される被
写体の、各日時に撮影された放射線画像を担持する4組
のデジタル画像データDが光ディスク32から読み出され
る。
【0034】これら4組のデジタル画像データDはメモ
リ36に記憶されるとともにALU34に転送され、そこで
所定の合成処理を受けてからCRT表示装置31に送られ
る。CRT表示装置31においては、図4の(A)に示す
ように、4組のデジタル画像データDがそれぞれ示す4
つの胸部正面画像Fa、Fb、Fc、Fdが画面の上端
部近辺に並べて表示される。このとき4つの画像は、左
側から撮影日時順に並べられ、各画像には例えば「a」
「b」「c」「d」という画像識別符号が併せて表示さ
れる。なおそれに加えて、各画像に撮影日時を併せて表
示するようにしてもよい。
【0035】操作者は上記4つの胸部正面画像Fa、F
b、Fc、Fdを参考にして、どの画像とどの画像との
間の経時変化を求めるか決定する。例えば画像Faと画
像Fbとの間の経時変化を求めたい場合は、キーボード
37により、旧画像として画像Faを、新画像として画像
Fbを選択する旨の指令が与えられる。CPU30はこの
指令を受けると、メモリ36に記憶されていた画像Faを
担持する画像データDaと、画像Fbを担持する画像デ
ータDbとをALU34に転送する。
【0036】ALU34はこれらの画像データDa、Db
に対して、まず各画像データが担持する2つの画像の間
で位置対応が取れるように位置合わせ処理を施す。この
位置合わせ処理は、例えば以下のようにしてなされる。
図5の(A)および(B)に示されている通り、各画像
Fa、Fbにおいて被写体Hは、所定の2つの位置合わ
せマーカーm1、m2と所定の位置関係を保った状態で
撮影されている。そして画像データDaおよびDbの少
なくとも一方に対して、画像Faにおける位置合わせマ
ーカーm1、m2の画素位置が、他方の画像Fbにおけ
る位置合わせマーカーm1、m2の画素位置と一致する
ように、画像を平行移動および/または回転させるため
の処理が施される。
【0037】なおこのような位置合わせマーカーm1、
m2を用いる位置合わせ処理については、例えば特開昭
58−163338号公報等に具体的な手法が示されて
おり、本発明ではそれら公知の具体的手法を適宜利用す
ることができる。また、このような位置合わせマーカー
m1、m2を基準とする位置合わせ方法の他、前述した
文献 Medical Imaging Technology Vol.11 No.3 July
1993 pp.373 〜374 に示されている2次元の非線形画像
変形による位置合わせ方法等を適用しても構わない。
【0038】ALU34は、位置合わせ処理がなされた後
の画像データDa、Dbに対して、相対応する画素につ
いてのデータ毎に(Db−Da)なる減算処理を行な
い、被写体Hの経時変化を示す差分データDsを求め
る。次にこの差分データDsには、公知の強調処理が施
される。
【0039】そして図4の(B)に示すように、CRT
表示装置31の画面には画像Fa、Fb、Fc、Fdを表
示している部分の下方においてウィンドウWが設定さ
れ、このウィンドウW内に上記強調処理後の差分データ
Dsが担持する経時変化抽出画像Jが表示される。また
CRT表示装置31の画面には、この経時変化抽出画像J
がどの画像とどの画像との間の経時変化を示すものであ
るかを示す「b−a」なる表示Kがなされる。
【0040】上記の経時変化抽出画像Jは、画像Faと
画像Fbとの間の差分、すなわち、主にこれら両画像F
a、Fbの撮影時点間の被写体Hの経時変化分を抽出し
て示すものであるので、医師等の観察者はこの画像Jを
観察することにより、画像Faと画像Fbとを見比べる
場合と比べてより正確に被写体Hの経時変化を把握でき
るようになる。なお差分データDsに上記の強調処理が
施されたことにより、この経時変化抽出画像Jは強調さ
れてより観察し易いものとなっている。そして上記の表
示Kを見ることにより、表示されている経時変化抽出画
像Jが画像Faと画像Fbとの間の経時変化を示してい
る、ということも簡単に確認可能である。
【0041】また本実施例では、経時変化抽出画像Jと
併せて、減算処理にかけられる前の画像データDによる
通常の放射線画像Fa、Fb、Fc、Fdも表示してい
るので、経時変化抽出画像Jと放射線画像Faあるいは
Fbとを見比べることにより、経時変化が有った部分と
それ以外の被写体部分との位置関係もより正確に把握で
きる。そして、通常の放射線画像Fa、Fb、Fc、F
dを比較観察することにより、経時変化の進行状態も把
握できるようになる。
【0042】なお、以上説明した画像Faと画像Fbと
の間の経時変化のみならず、キーボード37による旧画像
および新画像の指定次第で、その他の組合わせの2画像
間の経時変化分も同様に表示可能である。
【0043】また本実施例では、経時変化分を定量的に
表示可能となっている。以下、この点について説明す
る。キーボード37によって経時変化の定量表示の指令が
CPU30に入力されると、図4(C)に示すようにCR
T表示装置31の表示画面内に、マウスポインタPが表示
される。このマウスポインタPはマウス35によって上下
左右に移動する。そして経時変化抽出画像J内におい
て、診断、研究等の上で関心のある部分にマウスポイン
タPを設定して、マウス35をクリック操作するとそれが
領域指定操作となり、そのときマウスポインタPが存在
する点を中心とする所定大きさの正方形領域Qが指定領
域として設定される。
【0044】CPU30は、この指定領域Q内のについて
差分データDsが示す濃度値の合計を演算し、その数値
を示す情報をALU34に転送する。ALU34はこの情報
に基づいて、上記数値を示す表示LをCRT表示装置31
の表示画面内に表示させる。医師等の観察者はこの数値
表示Lを見ることにより、経時変化分を定量的に知るこ
とができるので、被写体の経時変化をよりきめ細かく正
確に把握することが可能となる。
【0045】なお、上述のようにマウスポインタPの周
囲の所定部分を指定領域Qとして設定する他、例えばC
RT表示装置31の表示画面上で2点を指定し、それらの
点を向かい合う2つの頂点とする長方形を指定領域Qと
して設定するようなことも可能である。しかし、上記実
施例における指定領域設定方法は、極めて簡単な操作で
領域を指定できるので特に好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による画像表示装置を示す概
略構成図
【図2】図1の画像表示装置に画像データを供給する放
射線画像情報読取装置を示す斜視図
【図3】図1の画像表示装置における通常の放射線画像
表示の様子を示す概略図
【図4】図1の画像表示装置における経時変化抽出画像
表示の様子を示す概略図
【図5】本発明に関わる2画像の位置合わせを説明する
説明図
【符号の説明】
10 蓄積性蛍光体シート 11 シート搬送手段 12 励起光源 13 レーザビーム 14 回転多面鏡 15 輝尽発光光 16 集光体 17 フォトマルチプライヤー 20 対数増幅器 21 A/D変換器 30 中央処理ユニット 31 CRT表示装置 32 光ディスク 33 光ディスク装置 34、42 画像処理ユニット 35 マウス 36 メモリ 37 キーボード 39 バスライン 40 放射線画像情報読取装置 41 インターフェイス H 被写体 J 経時変化抽出画像 P マウスポインタ Q 指定領域 W ウィンドウ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一被写体に関する撮影時点の相異なる
    複数の画像を示す各画像データを画像記憶手段に記憶
    し、 この画像記憶手段から読出手段によって2つの画像につ
    いての画像データを読み出し、 これらの読み出された画像データを、2つの画像の間で
    位置対応が取れるように位置合わせ処理し、 この位置合わせ処理後の2通りの画像データ間で、相対
    応する画素についてのデータ毎に減算処理を行なって、
    前記被写体の経時変化を示す差分データを求め、 この差分データに基づく経時変化抽出画像を画像表示手
    段に表示することを特徴とする画像表示方法。
  2. 【請求項2】 前記差分データに対して強調処理を施し
    てから、該差分データに基づく経時変化抽出画像を画像
    表示手段に表示することを特徴とする請求項1記載の画
    像表示方法。
  3. 【請求項3】 前記画像表示手段に表示されている経時
    変化抽出画像内の任意の領域を指定し、その指定された
    領域に関する前記差分データが示す濃度値を前記画像表
    示手段に表示することを特徴とする請求項1または2記
    載の画像表示方法。
  4. 【請求項4】 前記減算処理にかけられる前の画像デー
    タによる画像を、前記経時変化抽出画像と併せて前記画
    像表示手段に表示することを特徴とする請求項1から3
    いずれか1項記載の画像表示方法。
  5. 【請求項5】 前記減算処理にかけられる前の画像デー
    タによる画像を3つ以上表示するとともに、表示されて
    いる経時変化抽出画像を得た元の2つの画像が、前記3
    つ以上の画像のうちのいずれであるかを前記画像表示手
    段に表示することを特徴とする請求項4記載の画像表示
    方法。
  6. 【請求項6】 同一被写体に関する撮影時点の相異なる
    複数の画像を示す各画像データを記憶する画像記憶手段
    と、 この画像記憶手段から2つの画像についての画像データ
    を読み出す読出手段と、 これらの読み出された画像データを、2つの画像の間で
    位置対応が取れるように位置合わせ処理し、この位置合
    わせ処理後の2通りの画像データ間で、相対応する画素
    についてのデータ毎に減算処理を行なって、前記被写体
    の経時変化を示す差分データを求める画像処理手段と、 この差分データに基づいて経時変化抽出画像を表示する
    画像表示手段とを備えたことを特徴とする画像表示装
    置。
  7. 【請求項7】 前記差分データに対して強調処理を施す
    手段を備えたことを特徴とする請求項6記載の画像表示
    装置。
  8. 【請求項8】 前記画像表示手段に表示されている経時
    変化抽出画像内の任意の領域を指定する領域指定手段
    と、 この領域指定手段により指定された領域に関する前記差
    分データが示す濃度値を前記画像表示手段に表示する手
    段とを備えたことを特徴とする請求項6または7記載の
    画像表示装置。
  9. 【請求項9】 前記減算処理にかける前の画像データに
    よる画像を、前記経時変化抽出画像と併せて前記画像表
    示手段に表示させる画像合成手段を備えたことを特徴と
    する請求項6から8いずれか1項記載の画像表示装置。
  10. 【請求項10】 前記画像合成手段が、前記減算処理に
    かけられる前の画像データによる画像を3つ以上表示す
    るとともに、表示されている経時変化抽出画像を得た元
    の2つの画像が、前記3つ以上の画像のうちのいずれで
    あるかを前記画像表示手段に表示させるものであること
    を特徴とする請求項9記載の画像表示方法。
JP7061040A 1995-03-20 1995-03-20 画像表示方法および装置 Pending JPH08263625A (ja)

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