JPH07264483A - 放射線画像の位置合せ方法 - Google Patents

放射線画像の位置合せ方法

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JPH07264483A
JPH07264483A JP6046629A JP4662994A JPH07264483A JP H07264483 A JPH07264483 A JP H07264483A JP 6046629 A JP6046629 A JP 6046629A JP 4662994 A JP4662994 A JP 4662994A JP H07264483 A JPH07264483 A JP H07264483A
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radiation image
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英哉 武尾
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 放射線画像の位置合せ方法において、位置合
せの精度をより向上させることができるようにする。 【構成】 放射線画像4aをフィルタリング処理して、処
理値が所定値以上となった特徴点を複数求め、次いで複
数の特徴点のうち放射線画像4aの4角に最も近くかつ互
いに離れた4つの特徴点40A,40B,40C,40Dを検出
する。4つの点40A〜40Dが検出されると、各点を中心
としたテンプレート領域41A〜41Dを設定する。このテ
ンプレート領域41A〜41Dを用いて放射線画像4b上に置
いてテンプレートマッチングを行い。放射線画像4b上に
対応点44A〜44Dを設定する。次いで最小二乗法により
係数が決定されたアフィン変換により対応点44A〜44D
を基準対応点40A〜40Dに合わせることにより放射線画
像4aと放射線画像4bとの位置合せを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は放射線画像の重ね合せ処
理またはサブトラクション処理を施す複数の画像の位置
ズレを補正して画像の位置合せをする方法に関し、さら
に詳しくはより精度良く放射線画像の位置合せを行う方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】蓄積性蛍光体を利用して、人体等の被写
体の放射線画像情報を一旦蓄積性蛍光体のシート(以
下、蓄積性蛍光体シートと称する)に記録し、これを励
起光で走査して輝尽発光させ、この輝尽発光光を光電的
に読み取って画像信号を得、この画像信号を処理して診
断適性の良い被写体の放射線画像を得る方法が知られて
いる。この最終的な画像はハードコピーとして再生した
り、あるいはCRT上に再生したりすることができる。
【0003】一方、従来より放射線画像の重ね合せ処理
が公知となっている(例えば特開昭56-11399号参照)。
一般に、放射線画像は診断用その他の目的に使われる
が、その使用に当たっては被写体の微小な放射線吸収差
を良好に検出することが要求される。放射線画像におけ
るこの検出の程度をコントラスト検出能または単に検出
能と呼ぶが、この検出能の高いもの程診断性能も高く、
実用的価値が高い放射線画像であると言うことができ
る。したがって診断性能を高めるため、この検出能を高
くすることが望まれるが、その最も大きな障害要因は各
種ノイズである。重ね合せ処理は、その各種ノイズを大
幅に減少させ、被写体の僅かな放射線吸収差も最終画像
において明確に観察可能にして、検出能を大幅に向上さ
せる方法である。すなわち、複数枚重ねた蓄積性蛍光体
シートに放射線画像を撮影(蓄積記録)し、この複数枚
のシートを読取処理にかけて得た複数の画像信号を加算
処理し、このことにより、前述の各種ノイズを減少させ
る。
【0004】従来、実際にこの重ね合せ処理を行うため
には、例えば、カセッテに蓄積性蛍光体シートを2枚重
ねて入れて被写体の撮影を行い、2枚の蓄積性蛍光体シ
ートに対して通常の読取処理を逐次行って2組の画像信
号を得、この2組の画像信号を加算処理する方法が用い
られている。
【0005】また一方、従来より放射線画像のサブトラ
クション処理が公知となっている。この放射線画像のサ
ブトラクションとは、異なった条件で撮影した2つの放
射線画像を光電的に読み出してデジタル画像信号を得た
後、これらのデジタル画像信号を両画像の各画素を対応
させて減算処理し、放射線画像中の特定の構造物を抽出
させる差信号を得る方法であり、このようにして得た差
信号を用いれば、特定構造物のみが抽出された放射線画
像を再生することができる。
【0006】このサブトラクション処理には、基本的に
次の2つの方法がある。すなわち、(1) 造影剤注入によ
り特定の構造物が強調された放射線画像の画像信号か
ら、造影剤が注入されていない放射線画像の画像信号を
引き算(サブトラクト)することによって特定の構造物
を抽出するいわゆる時間サブトラクション処理と、(2)
同一の被写体に対して相異なるエネルギー分布を有する
放射線を照射し、あるいは被写体透過後の放射線をエネ
ルギー分布状態を変えて2つの放射線検出手段に照射し
て、それにより特定の構造物が異なる画像を2つの放射
線画像間に存在せしめ、その後この2つの放射線画像の
画像信号間で適当な重み付けをした上で引き算(サブト
ラクト)を行って、特定の構造物の画像を抽出するいわ
ゆるエネルギーサブトラクション処理である。
【0007】このサブトラクション処理は特に医療診断
上きわめて有効な方法であるため、近年大いに注目さ
れ、電子工学技術を駆使してその研究、開発が盛んに進
められている。
【0008】しかしながら、上述したような蓄積性蛍光
体シートを用いた放射線画像の重ね合せ処理方法および
サブトラクション処理方法においては以下のような問題
が生じる。
【0009】すなわち、蓄積性蛍光体シートを用いた前
記各処理方法においては、2枚(3枚以上の場合もあ
る)の蓄積性蛍光体シートを順次もしくは同時に撮影台
に挿入して重ね合わせまたはサブトラクションすべき放
射線画像を撮影し、その後に蓄積性蛍光体シートを個別
に読取装置に挿入し、その都度蓄積性蛍光体シートに励
起光を照射することにより発せられた輝尽発光光を検出
することにより放射線画像を読み出すが、この過程にお
いては、撮影および読取りに関わるすべての装置の機械
的精度を上昇させたとしても、重ね合わせまたはサブト
ラクションされるべき画像間で位置ズレおよび回転ズレ
が生じることとなる。この結果、重ね合せ処理において
は各種ノイズがこの処理により平均化されて減少するも
のの、画像中の構造物の縁の部分をはじめ画像全体にボ
ケが生じ、観察すべき画像が観察に適さなくなり、また
サブトラクション処理においては消去されるべき画像が
消去されなかったり、逆に抽出すべき画像が消去されて
偽画像が生じて正確なサブトラクション像を得ることが
できなくなる。このように前述した位置ズレおよび回転
ズレにより、診断上重大な支障が生じるということが見
出された。
【0010】このようなズレが蓄積性蛍光体シートに蓄
積記録された放射線画像情報間に生じると放射線画像は
潜像として蓄積性蛍光体中に蓄積記録されているので、
X線画像を可視像としてとらえることのできるX線写真
フイルムの場合と異なって、目視によって2枚のX線写
真を合わせるといったことができず、ズレ補正は極めて
困難なものとなる。
【0011】さらに、何らかの手段により2つの放射線
画像間に生じる位置ズレおよび回転ズレを検出しえたと
しても読み取られた放射線画像のデータを補正すべく従
来公知の演算処理を行うと、特に回転ズレの補正の際に
多大な時間が費やされ、実用上非常に大きな問題とな
る。
【0012】そこで本出願人により特開昭58-163338 号
に、基準点または基準線を提供するような形状をもつマ
ーカーを用いた放射線画像のサブトラクション処理方法
を提案している。この方法は、マーカーを放射線画像に
対し固定した位置で2枚の蓄積性蛍光体シートに記録
し、この放射線画像の読取りの際にマーカーを検出し、
位置ズレおよび回転ズレを計算してサブトラクションす
べき放射線画像のいズレか一方をデジタルデータ上で回
転および/または移動し、この放射線画像の対応する各
画素間で画像データの引き算を行うものである。このマ
ーカーを用いた放射線画像のサブトラクション処理方法
における位置合せの工程は、上述した重ね合せ処理方法
にも適応することもできる。その場合、位置合せを行っ
た後に放射線画像の対応する各画素間で画像データの加
算処理を行えばよい。
【0013】しかしながら、この方法においては放射線
画像の撮影の都度、上述したようなマーカーを被写体と
ともに蓄積性蛍光体シートに蓄積記録しなければならな
い。そして、この蓄積記録した放射線画像のマーカーの
位置と重なる部分からは被写体の画像情報を得ることが
できないという問題がある。
【0014】そこで、本願出願人により位置合せのため
にマーカー等を用いることなく放射線画像の位置合せを
行う方法が提案されている(特願平4-318533号)。この
方法は、位置合せを行う複数の放射線画像のうちの1つ
の放射線画像にテンプレート領域を設定し、このテンプ
レート領域を用いて他の放射線画像についてテンプレー
トマッチングを行って各放射線画像に少なくとも2つの
対応点を求め、各放射線画像の対応点が一致するように
各対応点をアフィン変換して、各放射線画像について回
転移動補正、拡大または縮小率補正および平行移動補正
を行う方法である。
【0015】この方法によれば、位置合せのためにマー
カー等を被写体とともに記録することなく、迅速で精度
の高い位置合せをすることができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た放射線画像の位置合せ方法では、例えば図13に示すよ
うにアフィン変換を行うための対応点が放射線画像の中
心付近に求められることがある。このように放射線画像
の中心付近に対応点が求められてもある程度の精度で位
置合せを行うことができるが、例えば図13に示す点Oを
中心として対応点50を回転させるように変換した場合、
この対応点50から離れた部分にある点51については対応
点50が変換される度合いと比較して変換量が大きくなり
位置合せの精度が落ちてしまうものである。したがっ
て、放射線画像について位置合せの精度を向上させるに
は対応点が互いに離れていることが望ましい。
【0017】本発明は上記事情に鑑み、より精度よく放
射線画像の位置合せを行うことができる放射線画像の位
置合せ方法を提供することを目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明による放射線画像
の位置合せ方法は、上述したような放射線画像の重ね合
せ処理またはサブトラクション処理のために複数の放射
線画像の位置合せを行う方法において、前記放射線画像
のうちの1つの放射線画像から該1つの放射線画像の特
徴点を複数抽出し、該抽出された複数の特徴点のうち、
前記1つの放射線画像の端縁近傍にありかつ互いに離れ
た位置にある少なくとも2つの特徴点を中心としてテン
プレート領域を設定し、該テンプレート領域を前記1つ
の放射線画像以外の他の放射線画像にマッチングさせる
テンプレートマッチングを行うことにより、前記各放射
線画像の互いに対応する少なくとも2つの対応点を求
め、前記放射線画像のなかの1つの放射線画像の前記各
対応点を基準対応点とし、式
【0019】
【数2】
【0020】(但し、u,vは基準対応点の座標、x,
yは変換される対応点の座標、a,b,c,dは回転移
動補正および拡大または縮小率補正を示す係数、e,f
は平行移動補正を示す係数)により表されるアフィン変
換の係数を求め、該係数を用いて、前記基準対応点と他
の放射線画像の対応点とが一致するように該対応点の座
標値を前記基準対応点の座標値に変換するアフィン変換
を行うことを特徴とするものである。
【0021】ここで、特徴点とは、1つの放射線画像を
ラプラシアンフィルタ、クロス型フィルタ等のフィルタ
によりフィルタリング処理しこのフィルタリング処理に
より得られた処理値のうち所定値以上となる点、放射線
画像を微分処理することにより得られた放射線画像のエ
ッジ部分を表す値のうち所定値以上となる点などの放射
線画像の特徴的な部分を表す点をいう。
【0022】また、「放射線画像の端縁近傍にある特徴
点」とは、例えばフィルタリング処理あるいは微分処理
により抽出された特徴点のうち放射線画像の端部から所
定距離内にある複数の特徴点のうち処理値が最大となる
特徴点、放射線画像端部から数えて近い位置にある数個
の特徴点のうち前述した処理値が最大となる点、放射線
画像の4角に最も近い位置にある特徴点などをいう。
【0023】さらに、テンプレートマッチングとは、上
述したように1の放射線画像上にテンプレート領域を設
定した場合、このテンプレート領域を他の放射線画像上
で動かすことにより最もマッチングのとれる場所を探し
出す処理で、その場所を表す点が対応点の座標を与える
ものである。
【0024】このようなテンプレートマッチングにおい
て、そのマッチング度を表す評価尺度には、相関法およ
びSSDA(Sequential Similarity Detection Algoli
thms)が挙げられる。
【0025】この相関法とは、対応する各画素ごとに積
を算出し、その積の和を標準化した値(以下標準化値と
称する)を重ね合せの尺度とするものである。この標準
化は、それぞれの領域に於いて画素自身の積(2乗)の
和を算出してさらにそれぞれの和の積を算出し、この積
の平方根を対応する各画素ごとの積の和の分母とするこ
とにより行われる。重ね合せが完全な場合、雑音(ノイ
ズ)などによって分子の積が全て2乗の和とはならず、
このため標準化値は1にはならなくても1に最も近い最
大値になると考えられる。よって、テンプレート領域を
放射線画像上でいろいろ移動させて、上述した標準化値
が最大になる移動をもって重ね合せが達成されたと考え
られる。しかしながら、この標準化値が最大となる移動
は、全ての移動が終了しなければ判定することができな
い。この方法の詳細は、例えばSmith らの「Automated
cloud tracking using precisely aligned digital ATS
pictures 」ibid.、1972年 7月c-21巻、715-729 頁に
記載されている。
【0026】また、SSDAとは、各画素ごとに差の絶
対値の和(残差)を重ね合せの尺度とするものである。
重ね合せが完全な場合、雑音(ノイズ)などによって残
差は0にはならなくても最小にはなると考えられる。よ
って、テンプレート領域を画像上でいろいろ移動させ
て、残差が最小になる移動をもって重ね合せが達成され
たと考える。この際、重ね合せがズレていると、各画素
について順次に加算していくとき残差が急激に増大す
る。そこで加算の途中で残差があるしきい値を超えたら
早々に加算を打ち切り次の移動に移る方法がこのSSD
Aである。用いる計算は加算だけであり、しかも多くの
場合途中で打ち切られるため、大幅に計算時間が短縮さ
れる。この方法の詳細は、例えばBarneaらの「A class
of algorithms for fast digital image registration
」IEEE.Trans .、1972年 2月c-21巻、179-186 頁に
記載されている。
【0027】
【作用】本発明による放射線画像の位置合せ方法は、テ
ンプレート領域を設定する放射線画像の特徴点の中から
この放射線画像の端縁近傍にありかつ互いに離れた位置
にある特徴点を含むようにテンプレート領域を設定して
他の放射線画像についてテンプレートマッチングを行い
対応点を求めるようにしたため、この対応点は放射線画
像上において放射線画像の端縁に近くかつ互いに離れた
位置にあるものとなる。そしてこのような互いに離れた
位置にある対応点をアフィン変換することにより各対応
点の間に位置する画像についても基準点を設定した放射
線画像の対応する部分に精度良く変換されることとな
る。
【0028】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て詳細に説明する。
【0029】図1は、本発明に用いられる放射線画像を
記録する装置の一実施例である放射線撮影装置の概略図
である。この撮影により得られる放射線画像は、エネル
ギーサブトラクション処理に用いられるものである。
【0030】フィルタ6を間に挟み蓄積性蛍光体シート
5および7がシート7を下にして重ねられている。この
上には、被写体4を介して放射線3を発する放射線源2
が配置されている。以上のように、放射線撮影装置1が
構成されている。
【0031】この放射線源2から発せられた放射線3が
被写体4に照射される。被写体4を透過した放射線3aは
第1の蓄積性蛍光体シート5に照射され、放射線3aのエ
ネルギーの一部が第1の蓄積性蛍光体シート5に記録さ
れ、これによりシート5に被写体4の放射線画像が蓄積
記録される。シート5を透過した放射線3bはさらにフィ
ルタ6を透過し、フィルタ6を透過した放射線3cが第2
の蓄積性蛍光体シート7に照射される。これによりシー
ト7にも被写体4の放射線画像が蓄積記録される。
【0032】図2は、各蓄積性蛍光体シート5および7
に蓄積記録された放射線画像を模式的に表した図であ
る。各蓄積性蛍光体シート5および7の略全面に被写体
4の各放射線画像4a、4bが蓄積記録されている。すなわ
ち、放射線画像4aは上側の蓄積性蛍光体シート5から、
放射線画像4bは下側の蓄積性蛍光体シート7から得られ
た放射線画像となる。
【0033】図3は、本発明に用いる放射線画像を読取
る読取ユニットの一実施例である放射線画像読取装置お
よび本発明の位置合せ方法を実施し、サブトラクション
処理を行う演算ユニットの一実施例である画像処理表示
装置の斜視図である。
【0034】図1に示す放射線撮影装置1で撮影が行わ
れた後、第1および第2の蓄積性蛍光体シート5、7が
1枚ずつ放射線画像読取装置10の所定位置にセットされ
る。ここでは、第1の蓄積性蛍光体シート5に蓄積記録
された第1の放射線画像の読取りの場合について説明す
る。
【0035】所定位置にセットされた、第1の放射線画
像が蓄積記録された蓄積性蛍光体シート5は、図示しな
い駆動手段により駆動されるエンドレスベルト等のシー
ト搬送手段15により、矢印Y方向に搬送(副走査)され
る。一方、レーザ光源16から発せられた光ビーム17はモ
ータ18により駆動され矢印Z方向に高速回転する回転多
面鏡19によって反射偏向され、fθレンズ等の集束レン
ズ20を透過した後、ミラー21により光路を変えて蓄積性
蛍光体シート5に入射し、副走査の方向(矢印Y方向)
と略垂直な矢印X方向に主走査する。蓄積性蛍光体シー
ト5の光ビーム17が照射されたか所からは、蓄積記録さ
れている放射線画像情報に応じた光量の輝尽発光光22が
発せられ、この輝尽発光光22は光ガイド23によって導か
れ、フォトマルチプライヤ(光電子増倍管)24によって
光電的に検出される。光ガイド23はアクリル板等の導光
性材料を成形して作られたものであり、直線状をなす入
射端面23a が蓄積性蛍光体シート5上の主走査線にそっ
て延びるように配され、円環状に形成された射出端面23
b にフォトマルチプライヤ24の受光面が結合されてい
る。入射端面23a から光ガイド23内に入射した輝尽発光
光22は、該光ガイド23の内部を全反射を繰り返して進
み、射出端面23b から射出してフォトマルチプライヤ24
に受光され、放射線画像を表す輝尽発光光22がフォトマ
ルチプライヤ24によって電気信号に変換される。フォト
マルチプライヤ24から出力されたアナログ信号Sは、ロ
グアンプ25で対数的に増幅された後、A/D変換器26に
入力され、サンプリングされてデジタルの画像信号SO
が得られる。この画像信号SOは第1の蓄積性蛍光体シ
ート5に蓄積記録された第1の放射線画像を表すもので
あり、第1の画像信号SO1 と呼ぶ。この第1の画像信
号SO1 は画像処理表示装置30内の内部メモリーに一旦
記録される。
【0036】この画像処理表示装置30は、種々の指示を
入力するキーボード31、指示のための補助情報や画像信
号に基づく可視画像を表示するCRTディスプレイ32、
補助記憶媒体としてのフロッピーディスクが装填され駆
動されるフロッピィディスク駆動装置33、およびCPU
や内部メモリが内蔵された本体部34が備えられている。
【0037】次に上記と同様にして、第2の蓄積性蛍光
体シート7に蓄積記録された第2の放射線画像を表す第
2の画像信号SO2 が得られ、この第2の画像信号SO
2 も画像処理表示装置30内の内部メモリに一旦記憶され
る。
【0038】このようにしてサブトラクション演算を行
うべき2つの画像信号SO1 、SO2 が内部メモリに記
憶されると、これら2つの画像信号SO1 、SO2 が読
み出されて、これら2つの画像信号SO1 、SO2 が担
持する各放射線画像の各画素間で対応したサブトラクシ
ョン演算が行われるように、画像の位置合せが行われ
る。
【0039】ここで、本実施例における、画像信号SO
1 ,SO2 ,が表す2つの放射線画像の位置合せ方法に
ついて説明する。
【0040】本発明による放射線画像の位置合せ方法に
おいては、図1における放射線源2に近い位置にある蓄
積性蛍光体シート5より得られた放射線画像4aを図4に
示すように4等分して4つの領域14A,14B,14C,14
Dを定める。そして各領域について、クロス型のフィル
タを用いて画像をフィルタリング処理してフィルタの出
力値が所定値以上(例えば0.8 )となる点を特徴点とし
て検出する。
【0041】ここで、フィルタのマトリクスをAij(i=
1,2,……n 、j=1,2,……n )としたとき、フィルタを表
す式は
【0042】
【数3】
【0043】となるが、クロス型フィルタとは、要素a
=Ai,j(i=j or i=n-j-1),b=Ai,j(i ≠j and i ≠n-
j-1)としたときにa≠b(a>b)であるようなマトリ
クスをいうものであり、本実施例においては、例えば
【0044】
【数4】
【0045】というマトリクスを用いる。
【0046】このようなクロス型のフィルタを用いるこ
とによって、肋骨と肋骨とが交わるクロスエッジのよう
な構造の複雑な部分、すなわち、その周囲の領域からみ
て極端に濃度が変化する点を検出することができ、本実
施例においては図4に示す黒点のように複数の特徴点を
検出することができる。
【0047】このように複数の特徴点が検出されると、
この特徴点のうち放射線画像4aの4角に最も近くかつ互
いに離れた4つの特徴点を抽出する。これは放射線画像
4aの4角から検出された特徴点の距離を算出し、その距
離が最も小さかった4つの特徴点が抽出されるものであ
る。本発明による実施例においては、図5に示すように
4つの点40A,40B,40C,40Dを検出することができ
る。
【0048】このようにして4つの点40A〜40Dが検出
されると、各点を中心としたテンプレート領域を放射線
画像4a上に設定する。すなわち、図6に示すように4等
分した各領域14A〜14Dに点40A〜40Dを中心としたテ
ンプレート領域41A〜41Dを設定する。
【0049】次いで各テンプレート領域41A〜41Dを放
射線画像4b上において所定範囲内で移動させてテンプレ
ートマッチングを行う。ここで、テンプレートマッチン
グは上述した相関法またはSSDAを用いて行う。相関
法においては前述したように標準化値が最大となる点が
以下に記載する対応点の座標を与える。また、SSDA
においても上述したように残差の和が最小となる点が対
応点の座標を与える。
【0050】このようにしてテンプレートマッチングを
行うことにより、図7に示すように放射線画像4bの4つ
の領域43A〜43Dのそれぞれに4つの対応点44A〜44D
が求められる。
【0051】次いで、放射線画像4a上における各点40A
〜40Dを基準対応点とし、各基準対応点の座標を(ui
,vi )(i=1〜4)として、アフィン変換
【0052】
【数5】
【0053】但し、mは拡大,縮小率、θは回転量、
A,Bは回転移動補正および拡大または縮小率補正を示
す係数、C,Dは平行移動補正を示す係数 にしたがって、各対応点(xi ,yi )の座標を変換す
ることにより第1の放射線画像4aと第2の放射線画像4b
とを重ね合せる。ここで式(3) に基づく座標変換では、
第2の放射線画像全体をX方向とY方向とで互いに独立
に拡大もしくは縮小すること、第2の放射線画像全体を
回転移動すること、および第2の放射線画像をX方向,
Y方向に平行移動すること、のすべてが同時に行われ
る。
【0054】ここで、式(3) に含まれる係数A,B,
C,Dの求め方について説明する。
【0055】本発明においては、最小二乗法により係数
A,B,C,Dを決定するものであり、まず、基準対応
点(ui ,vi )と対応点(xi ,yi )との位置的な
誤差Eを、 E=Σ(u−ui )2 +Σ(v−vi )2 =Σ(A・xi −B・yi +C−ui )2 +Σ(B・xi +A・yi +D−vi )2 …(4) とし、誤差Eの二乗誤差を最小にするために式(4) を解
くと、
【0056】
【数6】
【0057】となる。よって、式(5) から1次方程式を
解くと、係数A,B,C,Dは以下のように求められ
る。
【0058】 A=[d・(e+f)−b・i −c・j ]/Δ B=[d・(g+h)+c・i−b・j]/Δ C=[−b・(e+f)+c・(−g+h)+a・i]/Δ D=[−c・(e+f)−b・(−g+h)+a・j]/Δ 但し、Δ=a・d−b2 −c2 a=Σ(xi 2 +yi 2 ),b=Σxi ,c=Σyi ,d=Σ e=Σxi ・ui ,f=Σyi ・vi , g=Σyi ・ui ,h=Σxi ・vi ,i=Σui ,j=Σvi …(6) このようにして求められた係数、A,B,C,Dを用い
て式(3) により座標変換を行うことにより、各対応点44
A〜44Dと基準対応点41A〜41Dとの誤差が最小となる
ように第2の放射線画像4bを第1の放射線画像4aに略等
しく合せることができる。すなわち、図8に示すよう
に、本発明の位置合せ方法により55組の放射線画像の位
置合せを行ったデータでみてみると、基準レベルを|R
|=4.5 、max|Ri |=1.00とした場合、すべてのデ
ータが基準レベル以内、しかも|R|=3.15、 max|R
i |=0.7 内に入っており、図9に示す従来の方法によ
る位置合せ結果と比較して、非常に高精度に位置合せが
行われていることがわかる。
【0059】このようにしてアフィン変換が行われた
後、サブトラクション処理、すなわち画像信号SO2
位置合せ後の画像信号をSO2 ′としたとき、 S1−Wa・SO1 −Wb・SO2 ′+C …(7) 但し、Wa,Wbは重み付け係数、Cはバイアス分を表
す。
【0060】により重み付け引き算が行われ、これによ
り2つの放射線画像の差の画像に対応する画像信号S1
が生成される。この画像信号S1は画像処理表示装置30
のCRTディスプレイ32に送られ、この画像信号S1に
基づく可視画像(エネルギーサブトラクション画像)が
CRTディスプレイ32に再生表示される。なお、本体部
34で実行される上記サブトラクション処理を行う機能
(ハードウェアとソフトウェアとの組合せ)が本発明の
演算ユニットの一例と観念される。
【0061】なお、上述した実施例においては、式(2)
に示すクロス型フィルタを用いて放射線画像をフィルタ
リング処理しているが、これに限定されるものではな
く、フィルタのマトリクスをAijとしたときに要素a=
Ai,j (i=(n+1) /2 or j=(n+1) /2)、b=Ai,j
(i≠(n+1) /2 and j≠(n+1) /2)としたときにa≠
b(a>b)である十字型のフィルタを用いるようにし
てもよいものである。
【0062】このような十字型フィルタとしては、例え
【0063】
【数7】
【0064】というようなマトリクスを用いることがで
きる。
【0065】このような十字型のフィルタを用いること
によって、胸部放射線画像における肺野部と横隔膜とが
交わるような部分を検出することができ、図10に示すよ
うな点45A,45Bを特徴点として検出することができ
る。なお、このような点は、放射線画像4aから複数抽出
できるが、本実施例においては、放射線画像の端部に最
も近い点45A,45Bをテンプレート領域を設定する特徴
点として検出するものとする。
【0066】さらに、上述した実施例においては、単一
のクロス型フィルタにより放射線画像をフィルタリング
処理するようにしているが、複数種類のフィルタにより
放射線画像をフィルタリング処理するようにしてもよい
ものである。例えば、上述した胸部の放射線画像の場合
には、放射線画像の上半分の領域においては、肩関節あ
るいは肋骨が交差する点を検出するために、式(2) に示
すクロス型フィルタを用い、下半分の領域においては、
肺野と横隔膜との境界を抽出させるために、式(8) に示
す十字型のクロス型フィルタを用いるようにしてもよ
い。
【0067】また、上述した実施例においてはクロス型
フィルタとして式(2),(8) に示すフィルタを用いている
が、これに限定されるものではなく、マトリクスの要素
が交差するようにマトリクスが形成されているものであ
れば、いかなるフィルタを用いることができる。
【0068】また、上述した実施例においては、クロス
型フィルタを用いて放射線画像の特徴点を検出するよう
にしているが、例えばラプラシアンフィルタ等いかなる
フィルタを用いてもよいものである。
【0069】さらに、上述した実施例においては、フィ
ルタリング処理により放射線画像の特徴点を検出するよ
うにしているが、これに限定されるものではなく、例え
ば微分処理により放射線画像のエッジとなる部分を求
め、このエッジ部分の濃度がある値以上となる点を特徴
点として求めるようにしてもよいものである。
【0070】また、上述した実施例においては特徴点の
うち放射線画像の4角に最も近い位置にある特徴点を中
心としてテンプレート領域を設定するようにしている
が、例えば放射線画像の4角から所定範囲内にある複数
の特徴点のうち、前述したフィルタリング処理値が最大
となる点、あるいは、放射線画像の4角から数えて近い
位置にある数個の特徴点のうち、前述した処理値が最大
となる点等放射線画像の端縁近傍にありかつ互いに離れ
た位置にある特徴点であれば、いかなる点を用いてもよ
いものである。
【0071】さらに、前述した実施例においては、フィ
ルタリング処理により得られる処理値がしきい値0.8 以
上の点を特徴点として検出するようにしているが、この
しきい値はいかなる値でもよく、さらに、図11に示すよ
うに放射線画像の線量が大きい部分ほどしきい値を大き
くするようにしてもよい。これは、放射線量が低いとノ
イズが多くなりフィルタの出力値が小さくなって特徴点
を求め難くなるからである。
【0072】なお、上記実施例においては、図1におけ
る放射線源2からみて遠い位置にある蓄積性蛍光体シー
ト7より得られる放射線画像からテンプレートマッチン
グにより検出された対応点をアフィン変換するようにし
ているが、これは以下の理由によるものである。すなわ
ち、図1に示すようないわゆるワンショットで2枚の蓄
積性蛍光体シートに放射線画像を蓄積記録するような場
合は、2枚のシート5,7はフィルタ6を挟んで空間的
に互いに異なる位置に配置されることとなり、これによ
り2枚のシートの放射線源2および被写体4からの距離
が異なり、このため各シート5,7に記録される放射線
画像の寸法が異なり放射線源2からみて遠い位置にある
シート7に蓄積記録される放射線画像4bはシート5に蓄
積記録される放射線画像4aと比較してボケたり、散乱線
が多い画像となる。また、上述したアフィン変換を行っ
た場合、変換された画像については、各画素間は何らか
の補間をする必要があるため多少なりとも画質が劣化す
るものである。したがって、画質のよい放射線画像4aを
アフィン変換し画質を劣化させるよりも、放射線画像4a
と比較して画質が劣る放射線画像4bを変換した方が、結
果として得られるサブトラクション画像の画質が担保さ
れることとなる。したがって、放射線源2からみて遠い
位置にある蓄積性蛍光体シート7から得られた放射線画
像4bをアフィン変換することとしたものである。
【0073】また、上述した実施例においては、放射線
画像上に4つの対応点を設定してアフィン変換を行うよ
うにしているが、この点の数は2点以上であればいくつ
でもよく、また対応点が多いほど位置合せの精度も向上
するものである。しかしながら、対応点の数が多いと演
算時間が長くなるため、位置合せ精度と演算時間との兼
ね合いから対応点の数を設定するのが好ましい。
【0074】さらに、上述した実施例においては、エネ
ルギーサブトラクション処理を行うために2つの放射線
画像の位置合せを行うようにしているが、重ね合せ処理
を行うために2つの放射線画像の位置合せを行うように
してもよい。すなわち、図9に示すように図2と同様の
放射線画像撮影装置1においてフィルタ6を用いること
なく2枚の蓄積性蛍光体シート5′,7′に被写体4の
放射線画像を蓄積記録し、蓄積性蛍光体シート5′,
7′から図3に示す放射線画像読取装置により2つの放
射線画像を表す画像信号SO1 ,SO2 を得、2枚の蓄
積性蛍光体シート5′,7′から得られた放射線画像の
うち、シート7′から得られた放射線画像を上述した実
施例と同様にアフィン変換を施して位置合せを行った
後、重ね合せ処理、すなわち画像信号SO2 の位置合せ
後の画像信号SO2 ′としたとき、 S2=Wc・SO1 +Wd・SO2 ′ …(9) 但し、Wc,Wdは重み付け係数 により、重み付け加算が行われ、これにより2つの放射
線画像の和の画像に対応する画像信号S2を生成するも
のである。
【0075】また、上述した実施例においては、クロス
型フィルタにより放射線画像をフィルタリング処理し
て、フィルタ出力の最大値を与える点を検出するように
しているが、この点としては例えば、分割された各領域
の中の最大値を表す点、ある所定値以上の点等、いかな
る点を用いてもよいものである。
【0076】さらに、上述した実施例においては、2つ
の放射線画像の位置合せについて説明しているが、位置
合せを行う放射線画像の数は3枚以上であってもよいも
のである。この場合、3以上の放射線画像のうち、1つ
の放射線画像に上述した基準対応点を設定し、他の放射
線画像についてテンプレートマッチングにより対応点を
設定し、各放射線画像の対応点をアフィン変換により基
準対応点に合わせるようにすればよい。
【0077】また、上述した実施例においては式(3) に
示すアフィン変換により位置合せを行うようにしている
が、一般式である
【0078】
【数8】
【0079】(但し、u,vは基準対応点の座標、x,
yは変換される対応点の座標、a,b,c,dは回転移
動補正および拡大または縮小率補正を示す係数、e,f
は平行移動補正を示す係数)により表されるアフィン変
換を行うものであれば、いかなる係数により位置合せを
行うようにしてもよいものである。
【0080】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
る放射線画像の位置合せ方法は、アフィン変換を行うた
めの対応点を放射線画像の近傍にありかつ互いに離れた
位置に求めるようにしたため、対応点が近接している場
合と比較して位置合せの精度を向上させることができる
ため、より精度良く位置合せを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるサブトラクションを行う
放射線画像を得る放射線画像記録装置の概略図
【図2】各蓄積性蛍光体シートに蓄積記録された放射線
画像を模式的に表す図
【図3】本発明による放射線画像位置合せ方法を実施す
るための装置を内包した画像読取装置の概略を表す図
【図4】放射線画像上に複数の特徴点が求められた状態
を表す図
【図5】放射線画像を分割して基準対応点を設定した状
態を表す図
【図6】放射線画像にテンプレート領域を設定した状態
を表す図
【図7】他の放射線画像に対応点を設定した状態を表す
【図8】本発明による放射線画像位置合せ方法により位
置合せがなされた結果を表す図
【図9】従来の放射線画像位置合せ方法により位置合せ
がなされた状態を表す図
【図10】別のクロス型フィルタにより特徴点を設定し
た状態を表す図
【図11】放射線量としきい値との関係を表す図
【図12】本発明の実施例による重ね合せを行う放射線
画像を得る放射線画像記録装置の概略図
【図13】放射線画像の位置ズレを説明するための図
【符号の説明】
1 放射線撮影装置 2 放射線源 3 放射線 4 被写体 5 第1の蓄積性蛍光体シート 6 フィルタ 7 第2の蓄積性蛍光体シート 10 放射線画像読取装置 15 シート搬送手段 16 レーザ光源 17 光ビーム 18 モータ 19 回転多面鏡 20 集束レンズ 21 ミラー 22 輝尽発光光 23 光ガイド 24 フォトマルチプライヤ 25 ログアンプ 26 A/D変換器 30 画像処理表示装置 31 キーボード 32 CRTディスプレイ 33 フロッピィディスク駆動装置 34 本体部 40A〜40D 基準対応点 41A〜41D テンプレート領域 44A〜44D,50 対応点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 3/00 G06F 15/66 345

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線画像の重ね合せ処理またはサブト
    ラクション処理のために複数の放射線画像の位置合せを
    行う方法において、 前記放射線画像のうちの1つの放射線画像から該1つの
    放射線画像の特徴点を複数抽出し、 該抽出された複数の特徴点のうち、前記1つの放射線画
    像の端縁近傍にありかつ互いに離れた位置にある少なく
    とも2つの特徴点を中心としてテンプレート領域を設定
    し、 該テンプレート領域を前記1つの放射線画像以外の他の
    放射線画像にマッチングさせるテンプレートマッチング
    を行うことにより、前記各放射線画像の互いに対応する
    少なくとも2つの対応点を求め、 前記放射線画像のなかの1つの放射線画像の前記各対応
    点を基準対応点とし、 式 【数1】 (但し、u,vは基準対応点の座標、x,yは変換され
    る対応点の座標、a,b,c,dは回転移動補正および
    拡大または縮小率補正を示す係数、e,fは平行移動補
    正を示す係数)により表されるアフィン変換の係数を求
    め、 該係数を用いて、前記基準対応点と他の放射線画像の対
    応点とが一致するように該対応点の座標値を前記基準対
    応点の座標値に変換するアフィン変換を行うことを特徴
    とする放射線画像の位置合せ方法。
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