JPH08263280A - 処理移行方法 - Google Patents

処理移行方法

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JPH08263280A
JPH08263280A JP6654695A JP6654695A JPH08263280A JP H08263280 A JPH08263280 A JP H08263280A JP 6654695 A JP6654695 A JP 6654695A JP 6654695 A JP6654695 A JP 6654695A JP H08263280 A JPH08263280 A JP H08263280A
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JP6654695A
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Inventor
Takeshi Nishimura
健 西村
Koji Shiojiri
浩司 塩尻
Takashi Ozaki
隆 尾崎
Hitoshi Aisaka
仁 逢坂
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一方の計算機システムから他方の計算機シス
テムへ処理を移行する処理移行方式に関し、計算機機種
や記述言語に依存せず、処理移行のために必要な人的処
理数を削減させることを目的とする。 【構成】 移行先業務プログラムの端末アクセス部分か
らユーザインタフェース仕様を抽出するステップと、移
行先業務プログラムのデータベースやファイルアクセス
部分からファイルアクセスインタフェース仕様を抽出す
るステップと、上記ユーザインタフェース仕様に基づい
て端末アクセスロジックを生成するステップと、上記フ
ァイルアクセスインタフェース仕様に基づいてファイル
アクセスロジックを生成するステップと、移行先業務プ
ログラムから上記ユーザインタフェース仕様と上記ファ
イルアクセスインタフェース仕様間を関係づける業務プ
ログラムを生成するステップとを有する処理移行方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一方の計算機システ
ムにおけるプログラム処理を他方の計算機システムに移
行させる処理移行方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図40は、例えば特開平3ー24272
7号公報に示された移行システムの原理図である。40
1は調査部、402は設計部、403は変換部、404
は確認部、405は資料ファイル、406は基本変換基
準ファイル、407は個別変換基準ファイル、408は
旧資源のソースプログラム、409は旧資源のコピーラ
イブラリ、4010は旧資源の定義体JCLデータ、4
011は旧システム用入出力データ、4012は旧シス
テム作成出力データ、4013は新システム作成出力デ
ータ、4014は解析情報部、4015はコンバータ、
4016は新資源となるソースプログラム、4017は
新資源となるコピーライブラリ、4018は新資源とな
る定義体JCLデータ、4019は検証情報である。図
40で示した移行システムでは、あらかじめ人手等によ
り作成された資料ファイル405、基本変換基準ファイ
ル406、個別変換基準ファイル407をシステムの調
査部401や設計部402に入力し、調査部401や設
計部402は人手等により作成された各ファイルを基に
移行のための処理を行う。
【0003】図41は、特開平4ー248624号公報
に示されたプログラム変換処理装置のブロック図であ
る。411は原始プログラム、412は変換仕様書、4
13は被変換構文定義、414は変換指示定義、415
は変換仕様抽出部、416は変換処理部、417は構文
解析データ、418は変換プログラムである。図41で
示したプログラム変換処理装置では、被変換構文定義4
13および変換指示定義414を含む変換仕様書412
をあらかじめ人手等により作成しておき、この変換仕様
書412を変換仕様検出部415に入力する。そして変
換仕様検出部415は、被変換構文定義413から構文
解析データ417を生成し、変換指示定義414から変
換プログラム418を生成する。
【0004】図42は、特開平4ー107627号公報
に示されたプログラムソース変換装置を示す図である。
421はプログラムソース展開機構、422はプログラ
ムソース格納ファイル、423は処理形態解析機構、4
24は処理形態判断情報ファイル、425はプログラム
ソース生成機構、426は処理形態別プログラムソース
骨格ファイルである。図42で示したプログラムソース
変換装置においては、あらかじめ人手等により作成され
た処理形態判断情報ファイル424を処理形態解析機構
423に入力する。入力完了後、処理形態解析機構42
3が処理形態判断情報ファイル424を検索し、プログ
ラムソース生成機構425に対して処理形態識別子を出
力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これら従来の処理移行
方法では、移行元の計算機システムのソースプログラム
を移行先の計算機システムのソースプログラムに変換す
る際に必要な移行元の計算機の仕様を自動的に作成して
いなかった。したがって、従来の処理移行方法では、プ
ログラム変換のために必要な情報である移行元の計算機
の仕様をあらかじめ人手等により作成する必要があっ
た。そのため、移行元の計算機の仕様作成のための工数
や変換のための人的処理の工数が増大していた。また、
従来の処理移行方法では、移行元の計算機システムのソ
ースプログラムを基に移行処理が行われていたため、移
行元の計算機機種や移行元のソースプログラムの記述言
語に依存せざるを得ないという問題があった。さらに、
処理移行方法によって移行先の計算機システム内に生成
されたプログラムを検証するための人的処理の工数や、
移行先の計算機システム内に生成されたプログラムの保
守を行うための人的処理の工数が増大するという問題が
あった。
【0006】本発明は、かかる問題点を解決するために
なされたもので、移行元の計算機機種や記述言語に依存
することのない処理の移行を可能にすることを第1の目
的としている。また、処理移行方法によって移行先の計
算機システム内に作成されたプログラムを検証するため
の人的処理の工数を削減することを第2の目的としてい
る。さらに、処理移行方法によって移行先の計算機シス
テム内に作成されたプログラムを性能評価するための人
的処理の工数を削減することを第3の目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る処理移行
方法は、一方の計算機におけるプログラム処理を他方の
計算機に移行させる処理移行方法であって、移行元の計
算機に対して設けられたプログラムのうち端末アクセス
プログラムに基づき、上記移行元の計算機の端末入出力
に関する仕様を抽出する第1の仕様抽出ステップと、上
記移行元の計算機に対して設けられたプログラムのうち
ファイルアクセスプログラムに基づき、上記移行元の計
算機のファイル入出力に関する仕様を抽出する第2の仕
様抽出ステップと、上記第1の仕様抽出ステップにおい
て抽出された端末入出力に関する仕様に基づき、移行先
の計算機に対応した端末アクセスプログラムを生成する
第1のプログラム生成ステップと、上記第2の仕様抽出
ステップにおいて抽出されたファイル入出力に関する仕
様に基づき、移行先の計算機に対応したファイルアクセ
スプログラムを生成する第2のプログラム生成ステップ
と、上記移行元の計算機に対して設けられたプログラム
のうち処理プログラムと、上記第1の仕様抽出ステップ
において抽出された端末入出力に関する仕様と、上記第
2の仕様抽出ステップにおいて抽出されたファイル入出
力に関する仕様とに基づき、上記移行元の計算機の端末
入出力に関する仕様と上記移行元の計算機のファイル入
出力に関する仕様とを関係づける上記移行先の計算機に
対応した処理プログラムを生成する第3のプログラム生
成ステップとを有するものである。
【0008】また、上記第1の仕様抽出ステップは、上
記移行元の計算機の端末入出力に関する情報に基づき、
上記移行元の計算機の端末入力に関する情報と上記移行
元の計算機の端末出力に関する情報との関連づけを行う
ことにより上記移行元の計算機の端末入出力に関する仕
様を抽出するものである。
【0009】さらに、上記第2の仕様抽出ステップは、
上記移行元の計算機のファイルアクセス要求に関する情
報と上記ファイルアクセス要求に対する処理に関する情
報とに基づき、上記移行元の計算機のファイルアクセス
要求に関する情報と上記ファイルアクセス要求に対する
処理に関する情報との関連づけを行うことにより上記移
行元の計算機のファイルアクセス要求に関する仕様を抽
出するものである。
【0010】さらにまた、上記第1のプログラム生成ス
テップは、上記第1の仕様抽出ステップにおいて抽出さ
れた端末入出力に関する仕様に基づき、上記移行先の計
算機にあらかじめ用意された複数のプログラムを組み合
わせることにより、移行先の計算機に対応した端末アク
セスプログラムを生成するものである。
【0011】また、上記第2のプログラム生成ステップ
は、上記第2の仕様抽出ステップにおいて抽出されたフ
ァイル入出力に関する仕様に基づき、上記移行先の計算
機にあらかじめ用意された複数のプログラムを組み合わ
せることにより、移行先の計算機に対応したファイルア
クセスプログラムを生成するものである。
【0012】さらに、上記第3のプログラム生成ステッ
プは、上記移行元の計算機に対して設けられたプログラ
ムのうち処理プログラムに基づき、上記移行元の計算機
の端末入出力に関する仕様と上記移行元の計算機のファ
イル入出力に関する仕様とを関係づける処理仕様を抽出
し、この抽出された処理仕様に基づき、移行先の計算機
に対応した処理プログラムを生成するものである。
【0013】さらにまた、上記第1のプログラム生成ス
テップにおいて生成された移行先の計算機に対応した端
末アクセスプログラムに基づき、上記移行先の計算機の
端末入出力に関する仕様を抽出する第3の仕様抽出ステ
ップと、上記第2のプログラム生成ステップにおいて生
成された移行先の計算機に対応したファイルアクセスプ
ログラムに基づき、上記移行先の計算機のファイル入出
力に関する仕様を抽出する第4の仕様抽出ステップと、
上記第1の仕様抽出ステップにおいて抽出された移行元
の計算機の端末入出力に関する仕様と、上記3の仕様抽
出ステップにおいて抽出された移行先の計算機の端末入
出力に関する仕様とを比較する第1の比較ステップと、
上記第2の仕様抽出ステップにおいて抽出された移行元
の計算機のファイル入出力に関する仕様と、上記第4の
仕様抽出ステップにおいて抽出された移行先の計算機の
端末入出力に関する仕様とを比較する第2の比較ステッ
プと、上記第1、第2の比較ステップにおける比較結果
に応じて処理移行の可否を判断する判断ステップとを有
するものである。
【0014】上記第1の仕様抽出ステップにおいて抽出
された移行元の計算機の端末入出力に関する仕様と、上
記第2の仕様抽出ステップにおいて抽出された移行元の
計算機のファイル入出力に関する仕様とに基づいた情報
を移行先の計算機に入力する入力ステップと、上記入力
ステップにより入力された情報に基づいて処理を行う移
行先の計算機の処理時間を測定する測定ステップと、上
記測定ステップにおける測定結果と基準値とを比較する
ことにより、移行先の計算機の性能を判断する判断ステ
ップとを有するものである。
【0015】
【作用】この発明に係る処理移行方法は、一方の計算機
におけるプログラム処理を他方の計算機に移行させる処
理移行方法であって、第1の仕様抽出ステップにおい
て、上記移行元の計算機に対して設けられたプログラム
のうち端末アクセスプログラムに基づき、上記移行元の
計算機の端末入出力に関する仕様を抽出し、第2の仕様
抽出ステップにおいて、上記移行元の計算機に対して設
けられたプログラムのうちファイルアクセスプログラム
に基づき、上記移行元の計算機のファイル入出力に関す
る仕様を抽出し、第1のプログラム生成ステップにおい
て、上記第1の仕様抽出ステップにおいて抽出された端
末入出力に関する仕様に基づき、移行先の計算機に対応
した端末アクセスプログラムを生成し、第2のプログラ
ム生成ステップにおいて、上記第2の仕様抽出ステップ
において抽出されたファイル入出力に関する仕様に基づ
き、移行先の計算機に対応したファイルアクセスプログ
ラムを生成し、第3のプログラム生成ステップにおい
て、上記移行元の計算機に対して設けられたプログラム
のうち処理プログラムと、上記第1の仕様抽出ステップ
において抽出された端末入出力に関する仕様と、上記第
2の仕様抽出ステップにおいて抽出されたファイル入出
力に関する仕様とに基づき、上記移行元の計算機の端末
入出力に関する仕様と上記移行元の計算機のファイル入
出力に関する仕様とを関係づける上記移行先の計算機に
対応した処理プログラムを生成する。
【0016】また、上記第1の仕様抽出ステップにおい
て、上記移行元の計算機の端末入出力に関する情報に基
づき、上記移行元の計算機の端末入力に関する情報と上
記移行元の計算機の端末出力に関する情報との関連づけ
を行うことにより上記移行元の計算機の端末入出力に関
する仕様を抽出する。
【0017】さらに、上記第2の仕様抽出ステップにお
いて、上記移行元の計算機のファイルアクセス要求に関
する情報と上記ファイルアクセス要求に対する処理に関
する情報とに基づき、上記移行元の計算機のファイルア
クセス要求に関する情報と上記ファイルアクセス要求に
対する処理に関する情報との関連づけを行うことにより
上記移行元の計算機のファイルアクセス要求に関する仕
様を抽出する。
【0018】さらにまた、上記第1のプログラム生成ス
テップにおいて、上記第1の仕様抽出ステップにおいて
抽出された端末入出力に関する仕様に基づき、上記移行
先の計算機にあらかじめ用意された複数のプログラムを
組み合わせることにより、移行先の計算機に対応した端
末アクセスプログラムを生成する。
【0019】また、上記第2のプログラム生成ステップ
において、上記第2の仕様抽出ステップにおいて抽出さ
れたファイル入出力に関する仕様に基づき、上記移行先
の計算機にあらかじめ用意された複数のプログラムを組
み合わせることにより、移行先の計算機に対応したファ
イルアクセスプログラムを生成する。
【0020】さらに、上記第3のプログラム生成ステッ
プにおいて、上記移行元の計算機に対して設けられたプ
ログラムのうち処理プログラムに基づき、上記移行元の
計算機の端末入出力に関する仕様と上記移行元の計算機
のファイル入出力に関する仕様とを関係づける処理仕様
を抽出し、この抽出された処理仕様に基づき、移行先の
計算機に対応した処理プログラムを生成する。
【0021】さらにまた、第3の仕様抽出ステップにお
いて、上記第1のプログラム生成ステップにおいて生成
された移行先の計算機に対応した端末アクセスプログラ
ムに基づき、上記移行先の計算機の端末入出力に関する
仕様を抽出し、第4の仕様抽出ステップにおいて、上記
第2のプログラム生成ステップにおいて生成された移行
先の計算機に対応したファイルアクセスプログラムに基
づき、上記移行先の計算機のファイル入出力に関する仕
様を抽出し、第1の比較ステップにおいて、上記第1の
仕様抽出ステップにおいて抽出された移行元の計算機の
端末入出力に関する仕様と、上記3の仕様抽出ステップ
において抽出された移行先の計算機の端末入出力に関す
る仕様とを比較し、第2の比較ステップにおいて、上記
第2の仕様抽出ステップにおいて抽出された移行元の計
算機のファイル入出力に関する仕様と、上記第4の仕様
抽出ステップにおいて抽出された移行先の計算機の端末
入出力に関する仕様とを比較し、判断ステップにおい
て、上記第1、第2の比較ステップにおける比較結果に
応じて処理移行の可否を判断する。
【0022】また、入力ステップにおいて、上記第1の
仕様抽出ステップにおいて抽出された移行元の計算機の
端末入出力に関する仕様と、上記第2の仕様抽出ステッ
プにおいて抽出された移行元の計算機のファイル入出力
に関する仕様とに基づいた情報を移行先の計算機に入力
し、測定ステップにおいて、上記入力ステップにより入
力された情報に基づいて処理を行う移行先の計算機の処
理時間を測定し、判断ステップにおいて、上記測定ステ
ップにおける測定結果と基準値とを比較することによ
り、移行先の計算機の性能を判断する。
【0023】
【実施例】
実施例1.この実施例に示す処理移行方法は、移行元計
算機システムから移行先計算機システムに対して処理を
移行するものであり、自動的に移行元計算機システムの
仕様の抽出などを行うものである。以下、その処理移行
方法について説明する。この実施例では、移行元計算機
システムである汎用計算機から、移行先計算機システム
であるクライアントサーバシステムへの処理移行を想定
して以下説明を行う。しかし、この実施例における処理
移行方法は、移行元および移行先計算機システムの種類
によらず適用することができる。まず、この実施例にお
ける処理移行方法を実現する処理移行システムの構成概
念を図1に基づいて説明する。
【0024】図1において、120は移行元計算機であ
る。移行元計算機120は、移行元業務プログラム12
1を格納しており、後述のユーザインタフェース仕様抽
出機構11と、後述のファイルアクセスインタフェース
仕様抽出機構12とを有している。121は移行元業務
プログラムであり、移行元業務プログラム121は、端
末アクセス部分16と、業務プログラム処理部分17
と、データベースやファイルアクセス部分18とで構成
されている。11は、端末アクセス部分16から端末入
出力に関するユーザインタフェース仕様19(以下、ユ
ーザインタフェース仕様と記す)を自動的に抽出するユ
ーザインタフェース仕様抽出機構である。12は、デー
タベースやファイルアクセス部分18からデータベース
やファイル入出力に関するインタフェース仕様110
(以下、ファイルアクセスインタフェース仕様と記す)
を抽出するファイルアクセスインタフェース仕様抽出機
構である。
【0025】130は、移行先計算機である。図1で
は、移行先計算機130を一体で示しているが、物理的
にはクライアントとサーバとからなるものである。ま
た、移行先計算機130は、移行先業務プログラム13
1を格納しており、後述の端末アクセスロジック生成機
構13と、後述のファイルアクセス生成機構14とを有
している。131は移行先業務プログラムであり、移行
先業務プログラム131は、端末アクセス部分111
と、業務プログラム処理部分112と、データベースや
ファイルへのアクセス部分113とで構成されている。
【0026】13は、ユーザインタフェース仕様抽出機
構11によって抽出されたユーザインタフェース仕様1
9を基に、移行先計算機130に対応した端末アクセス
ロジックを生成する端末アクセスロジック生成機構であ
る。ここで、端末アクセスロジックは、移行先業務プロ
グラム131の端末アクセス部分111として機能す
る。14は、ファイルアクセスインタフェース仕様抽出
機構12によって抽出されたファイルアクセスインタフ
ェース仕様110を基に、移行先計算機に対応したファ
イルアクセスロジックを生成するファイルアクセス生成
機構である。ここで、ファイルアクセスロジックとは、
移行先業務プログラム131のデータベースやファイル
アクセス部分113として機能する。
【0027】15は、移行元業務プログラム内の端末ア
クセス部分16とデータベースやファイルアクセス部分
18間を関係づけるように機能する業務プログラム処理
部分17から業務プログラム処理仕様114を抽出する
業務プログラム処理仕様抽出機構である。
【0028】115は、ユーザインタフェース仕様抽出
機構11によって抽出されたユーザインタフェース仕様
19と、ファイルアクセスインタフェース仕様抽出機構
12によって抽出されたファイルアクセスインタフェー
ス仕様110とを参照して、両仕様を関係づける移行先
計算機システムの業務プログラム処理ロジックを業務プ
ログラム処理仕様抽出機構15から抽出された業務プロ
グラム処理仕様114を基に生成する業務プログラム処
理ロジック生成機構である。ここで、業務プログラム処
理ロジックとは、移行先業務プログラム131の業務プ
ログラム処理部分112として機能する。
【0029】次にこの実施例における処理移行方法の処
理手順の概略を説明する。最初にユーザインタフェース
仕様抽出機構11は、移行元業務プログラム121の端
末アクセス部分16の動作状態を監視することにより、
移行元業務プログラム121からユーザインタフェース
仕様19を記述言語および計算機機種に依存しない形で
抽出する(S21)。その後、端末アクセスロジック生
成機構13は、S21において抽出したユーザインタフ
ェース仕様19に基づき、移行先計算機130内にあら
かじめ用意していた端末アクセスに関するサブルーチン
群(以下、部品ロジックと記す)を用いて構築すること
により端末アクセスロジックを生成する(S22)。
【0030】一方、ファイルアクセスインタフェース仕
様抽出機構12は、移行元業務プログラム121のデー
タベースあるいはファイルアクセス部分18の動作状態
を監視することにより、移行元業務プログラム121か
らファイルアクセスインタフェース仕様110を抽出す
る(S23)。ファイルアクセスロジック生成機構14
は、S23において抽出したファイルアクセスインタフ
ェース仕様110に基づき、移行先計算機130内にあ
らかじめ用意していたデータベースまたはファイルに関
する部品ロジックを用いて構成することにより、ファイ
ルアクセスロジックを生成する(S24)。
【0031】さらに、業務プログラム処理仕様抽出機構
15は、移行元業務プログラム121の業務プログラム
処理部分17を解析して業務プログラム処理仕様114
を抽出する(S25)。その後、S21により抽出され
たユーザインタフェース仕様19と、S23により抽出
されたファイルアクセスインタフェース仕様110とを
関係づけるように操作することによって、S25によっ
て抽出された業務プログラム処理仕様114から業務プ
ログラムロジックを生成する(S26)。
【0032】このようなS21〜S26の処理を行うこ
とによって移行処理が完了する。そして、移行先計算機
内に生成された端末アクセスロジックは、移行先業務プ
ログラム131の端末アクセス部分111として機能
し、移行先計算機内に生成されたファイルアクセスロジ
ックは、移行先業務プログラム131のデータベースや
ファイルアクセス部分113として機能し、移行先計算
機内に生成された業務プログラムロジックは、移行先業
務プログラム131の業務プログラム処理部分112と
して機能する。S21〜S26の処理の詳細は後述す
る。
【0033】次に図2におけるS21に対応する処理を
以下詳細に説明する。S21として移行元計算機120
のユーザインタフェース仕様19を抽出するために用い
られるユーザインタフェース仕様抽出機構11周辺の概
念構成について図3に基づいて説明する。31は移行元
計算機120の端末出力装置の1つである端末画面であ
り、32は移行元計算機120の端末出力装置の1つで
あるプリンタである。33は移行元計算機120の端末
入力装置であるキーボードである。これら31〜33を
まとめて移行元計算機120の端末入出力装置を構成す
る。34は、移行元計算機120の端末入出力装置31
〜33の制御を行うプログラムであるエミュレータであ
る。36は、ユーザインタフェース仕様抽出機構11を
介してエミュレータ34と入出力情報(例えば、端末か
らのキー入力情報、画像出力情報、プリント出力情報
等)をやり取りするアプリケーションロジックである。
【0034】ユーザインタフェース仕様抽出機構11の
処理手順を図4〜図15に基づいて説明する。図4は、
ユーザインタフェース仕様抽出機構11の処理手順の概
要を示した図であり、ユーザインタフェース仕様抽出機
構11はS41〜S45の処理を番号順に行う。まず、
ユーザインタフェース仕様抽出機構11は、オペレータ
が移行元計算機を一通り動作させたときのアプリケーシ
ョンロジック36とエミュレータ34間の入出力情報の
やり取りを時刻順に記録する(S41)。次に、S41
で記録された画面出力/プリント出力の内、変数部分に
表示されている値のみが異なっている画面出力やプリン
ト出力を、同一のものとみなして登録する(S42)。
S42までで記録した情報を基に、キー入力と画像出力
またはキー入力とプリント出力との関連づけを行う(S
43)。S43で得られた関連づけを基に、画面出力、
プリント出力の階層構造情報を作成する(S44)。S
41によって記録された画面出力のそれぞれに含まれて
いる変数フィールドの登録を行う(S45)。
【0035】図4のS41〜S45の処理を以下詳細に
説明する。S41での処理について詳細に説明する。図
5は、アプリケーションロジック36とエミュレータ3
4間の入出力情報のやり取り(以下、入出力情報伝達内
容と記す)を記録するためのアルゴリズムである。判定
ステップS51〜S53では、アプリケーションロジッ
ク36とエミュレータ34の間で何らかの情報のやり取
りがあったか否かを随時監視する。S51では、アプリ
ケーションロジック36からエミュレータ34に画像情
報が伝達されたか否かを判定し、S52では、アプリケ
ーションロジック36からエミュレータ34にプリント
出力情報が伝達されたか否かを判定し、S53では、エ
ミュレータ34からアプリケーションロジック36にキ
ー入力情報が伝達されたか否かを判定する。
【0036】S51で画像出力があったと判別した場合
には、出力される画像イメージを記録する(S54)。
S52でプリント出力情報があったと判別した場合に
は、出力されるプリントイメージを記録する(S5
5)。S53でキー入力情報があったと判別した場合に
は、入力されたキーの情報を記録する(S56)。この
ようなS51〜S56までの処理をオペレータが入力情
報の記録終了を指示しない限り繰り返す(S57)。
【0037】図5の処理を実行させながら、オペレータ
が移行元計算機システムがサポートしている入出力処理
を一通り実行することにより、実行した入出力処理に関
する入出力情報をすべて記録することができる。すなわ
ち、S51〜S57により図6に示すような表が作成さ
れる。
【0038】図6は、S41の処理、すなわちS51〜
S57により作成されたアプリケーションロジック36
と、エミュレータ34間の入出力情報伝達内容を示す表
の1例である。図6において、61はあるタイミングで
伝達された入出力情報の種類を示す情報で、図5の判定
ステップS51〜S53で決定される。62はS56に
より記録され、63はS54により記録され、64はS
55により記録されたものである。尚、各情報伝送が行
われた順序がわかるように、61〜64の情報は時刻順
に記録される。図6においては、上から下にかけて時間
の経過を示している。
【0039】S42について図7〜9に基づいて以下詳
細に説明する。図7は、図4のS42に示した変数部分
に表示されている値のみが異なっている画面やプリント
出力を、同一のものとみなして登録するためのアルゴリ
ズムである。S41によって作成された図6に示された
情報伝達内容を示す表を用いてS71〜S77の処理を
行う。
【0040】まず、図6の表に記録された情報伝達内容
の内、画面出力情報またはプリント出力情報が一番最初
に記録されたものを取り出す(S71)。図6でいえ
ば、図6における最初の列に示された画像イメージを取
り出す。次に取り出した画面イメージまたはプリントイ
メージから定数部分のみを抽出する(S72)。図6で
いえば、図6における最初の行に示された画像イメージ
の定数部分のみを抽出する。画面出力の場合、定数部分
はエミュレータ上では変更不可フィールドとなるので、
容易に定数部分のみを抽出することができる。プリント
出力の場合、あらかじめプリント出力のタイトル部のよ
うな、すべてのプリント出力が何であるかを特定できる
部分のプリント出力の位置(上下端、左右端)を、この
プログラムが読み出すことができる形で定義しておく。
この位置の出力イメージを実際のプリント出力から抽出
する。
【0041】次に判定ステップS73では、すでに登録
されている画面イメージまたはプリントイメージの定数
部分の内、S72によって抽出された画面イメージまた
はプリントイメージの定数部分と同じものがあるか否か
を調べる。同じものがなければ、S72によって抽出さ
れた画面イメージまたはプリントイメージを新しい画面
イメージまたはプリントイメージとして新しい画面ID
をつけて登録する(S74)。S74により、図8に示
すような画面ID登録表が作成される。既に同じものが
あれば、後述のS75を行う。
【0042】図8は、S74の処理によって作成される
画面IDの登録表である。図8において、81は画面I
D、82はそれぞれの画面IDに対応する画面イメージ
(図6中63に対応)またはプリントイメージ(図6中
64に対応)である。
【0043】次に現在処理している画面イメージまたは
プリントイメージの定数部分が何であるかを特定するた
めに、図6に示した表の内、現在処理している画面イメ
ージまたはプリントイメージに対応する部分に、図8に
示した登録表に登録された画面IDを記録する(S7
5)。S75の後、表6の内次に記録された画面出力情
報またはプリント出力情報を取り出す(S76)。すべ
ての画面出力またはプリント出力を処理したか否かを判
別し(S77)、すべての画面出力またはプリント出力
について処理していなければ、つぎの画面出力またはプ
リント出力についてS71〜76までの処理を行う。す
べての画面出力またはプリント出力について処理した場
合には、複数の画面出力/プリント出力の同一視を終了
する。このようなS72からS77までの処理をS41
によって作成された図6内に記録された分すべてについ
て行う。図6に記録された分すべてについてS72から
S77までの処理を行ったものを図9に示す。
【0044】図9は、S75による処理がなされた後の
アプリケーションロジックとエミュレータ間の情報伝達
内容の表である。図9における種類91と、内容92の
項目は、図6に示したものと同一である。93がS75
の処理で記録された画面IDである。尚、画面ID93
は、情報伝達の種類がキー入力の列には付加されない。
【0045】S43について図10、11に基づいて以
下詳細に説明する。図10は、図4のS43に示したキ
ー入力と画面出力またはプリント出力との関連づけを行
うアルゴリズムである。図9に示された情報伝達内容の
表を用いてS101〜S109までの処理を行う。図9
に示された情報伝達内容の表の内、1列目に記載された
図面を取り出し(S101)、業務開始時に表示される
画面として登録する(S102)。S102の後、図9
に示された情報伝達内容の表の内、2列目を取り出す
(S103)。
【0046】図9に示された情報伝達内容の表の内、2
列目以降については、まず取り出した列に画面IDがあ
るか否かを判別する(S104)。取り出した列に画面
IDがなければ、S108に移る。取り出した列に画面
IDがあれば、取り出した列の1つ前の列がキー入力か
否かを調べる(S105)。1つ前の列がキー入力であ
れば、1つ前のキー入力により取り出した列の画面が出
力されたものとして、キー入力と画面IDとを対応づけ
て登録する(S106)。取り出した列の1つ前の列が
キー入力でない場合には、キー入力でない何らかのアプ
リケーション内のイベントによって、取り出した列の画
面が出力されたものとして登録する(S107)。
【0047】S106またはS107を実行後、S10
6またはS107によって処理した列の次の列を取り出
す(S108)。図9に示された表に記録された列すべ
てに対してS101〜S108の処理を行うことによ
り、図11に示した表が作成される。
【0048】図11は、図10のS101〜S109の
処理により作成されるキー入力と画面出力またはプリン
ト出力との関連表である。図11に示した関連表の内、
入力キー111と画面ID113の対応は、図10のS
106でなされたものであり、アプリケーションイベン
ト112と画面ID113の対応は、図10のS107
でなされたものである。
【0049】S44について図12に基づいて以下詳細
に説明する。図12は、画面出力またはプリント出力の
階層構造情報の作成を行うアルゴリズムである。図11
に示されたキー入力と画面出力またはプリント出力との
関連表を用いて、S121〜S124の処理を行う。ま
ず、図11に示された関連表の1列目の画面を遷移前画
面と、2列目の画面を遷移後画面とする(S121)。
次に遷移後画面と関連づけられているキー入力を、遷移
前画面から遷移後画面に遷移させるキーとして登録する
(S122)。例えば、図11の関連表の1列目と2列
目とを見ると、画面G1において、キー入力2が行われ
ることによって画面G2となっているので、キー入力2
は画面G1を画面G2に遷移させるキーとして登録され
る。
【0050】図13は、図12の処理で作成される画面
出力またはプリント出力の階層構造情報である。図13
における131〜134が各画面出力またはプリント出
力の画面IDであり、131〜134間は、各画面出力
またはプリント出力を遷移させるキー135またはアプ
リケーションイベント136によって結び付けられてい
る。
【0051】S45を図14〜15に基づいて以下詳細
に説明する。図14は、画面出力内の変数フィールドの
登録を行うためのアルゴリズムである。図8に示した登
録表の内、1列目を取り出す(S141)。その後、取
り出した列が画面出力であるか、プリント出力であるか
を判別する(S142)。取り出した列が画面出力であ
れば、画面出力内の変数フィールドすべてを登録する
(S143)。その後、次の列を取り出す(S14
4)。取り出した列がプリント出力であれば、すぐにS
144に移る。図8に示された登録表の内、すべての列
に対してS142〜S145の処理を行う。
【0052】図15は、S141〜S145の処理によ
り作成される画面出力内の変数フィールドの登録表であ
る。各変数フィールドは、フィールドID152で区別
される。フィールドの属性情報として、長さ153と位
置154も登録する。また、どの画面に属するものであ
るかを認識できるように画面ID151が付加される。
【0053】次に図2におけるS23に対応する処理を
以下詳細に説明する。S23として移行元計算機のファ
イルアクセスインタフェース仕様110を取得するため
に用いられるファイルアクセスインタフェース仕様抽出
機構12周辺の構成概念について図16に基づいて説明
する。図16において、164は、ファイルアクセスイ
ンタフェース仕様抽出機構12によって抽出されたファ
イルアクセスインタフェース仕様110を格納するファ
イルアクセスインタフェース仕様抽出ファイルである。
165は、ファイルアクセスインタフェース仕様抽出機
構12を介して移行元業務プログラム121の内データ
ベースやファイル部分18と情報をやり取りする移行元
計算機120におけるデータベース管理システムであ
る。166は、ファイルアクセスインタフェース仕様抽
出機構12を介して移行元業務プログラム121の内デ
ータベースやファイル部分18と情報をやり取りする移
行元計算機120におけるファイル入出力制御機構であ
るデータベースやファイルアクセス部分18は、業務プ
ログラム処理部分17からの要求をデータベース管理シ
ステム165およびファイル入出力制御機構166に対
して出力するために機能するとともに、データベース管
理システム165およびファイル入出力制御機構166
での処理結果を業務プログラム処理部分17に対して出
力するために機能する。
【0054】ファイルアクセスインタフェース仕様抽出
機構12の処理手順を図17〜図19に基づいて説明す
る。図17は、ファイルアクセスインタフェース仕様抽
出機構12の処理動作の概要を示した図である。まず、
ファイルアクセスインタフェース仕様抽出機構12は、
移行元業務プログラム121の内データベースやファイ
ルアクセス部分18からデータベース管理システム16
5に対する要求情報及びファイル入出力制御機構166
に対する要求情報を取り出す(S171)。ここでいう
データベース管理システム165に対する要求情報及び
ファイル入出力制御機構166に対する要求情報には、
アクセスすべき表/ファイル名、ファイルへの要求種
別、表/ファイルの検索条件および検索に関する付随情
報等がある。
【0055】次に、S171で取り出した要求情報の
内、ファイルへの要求種別をデータベースの表およびフ
ァイルごとに時系列に記録する。例えば、ファイルへの
要求種別とは、OPEN、READ、WRITE、UP
DATE、INSERT、DELETE、CLOSE等
の情報であり、以下、アクセス種別と記す。この時系列
に記録された複数のアクセス種別は、検索、検索&更
新、検索&削除、削除、追加、更新という6つのパター
ンに分類することができる。また、S171で取り出し
た要求情報の内、表/ファイルの検索条件と検索に関す
る付随情報とをデータベースの表およびファイルごとに
記録する。ここでいう検索に関する付随情報(以下、検
索項目情報と記す)とは、例えば検索範囲を示す情報等
である。(S172)
【0056】S172が完了後、S172において得ら
れた情報をアクセスパターンレコード190としてファ
イルアクセスインタフェース仕様抽出ファイル164に
格納する(S173)。S171〜S173までの処理
を移行元計算機においてアクセスするすべての表/ファ
イルについて行う。S173完了後、ファイルアクセス
インタフェース仕様抽出ファイル164に格納されたア
クセスパターンレコード190の内、同一の表/ファイ
ルについての重複したアクセスパターンレコード190
を削除することによって正規化処理を行う(S17
4)。
【0057】次に、S172〜S173までの処理を図
18に基づいて詳細に説明する。図18は、アクセスパ
ターンレコード記録のためのアルゴリズムである。S1
71においてファイルアクセスインタフェース仕様抽出
機構12が取り出したデータベース管理システム165
に対する要求情報及びファイル入出力制御機構166に
対する要求情報のうち、アクセス種別がOPENである
か否かを判別する(S180)。そして、アクセス種別
がOPENであればS181に、アクセス種別がOPE
NでなければS185に移る。
【0058】S180においてアクセス種別がOPEN
であれば、アクセスパターン管理レコード191内に同
一の表/ファイル名を有するレコードが存在するか否か
を判別する(S181)。アクセスパターン管理レコー
ド191に同一の表/ファイル名を有するレコードが存
在しない場合にはS182に、アクセスパターン管理レ
コードに同一の表/ファイル名を有するレコードが存在
する場合には、S183に移る。
【0059】S181においてアクセスパターン管理レ
コード191に同一の表/ファイル名を有するレコード
が存在しない場合には、新規のアクセスパターン管理レ
コード191を作成する(S182)。S182におい
て作成されるアクセスパターン管理レコード191の一
例を図19に示す。アクセス管理レコード191には、
対応する表/ファイル名と、シーケンス番号と、その表
/ファイル名に対して存在する後述のアクセス種別トレ
ースレコード192の数と、検索条件レコード193の
数とが記録される。
【0060】次に、取り出したアクセス種別と同一のア
クセス種別が既にアクセス種別トレースレコード192
内に存在するか否かを判別する(S183)。S183
において同一のアクセス種別が既に存在しなければ、S
184に、S183において同一のアクセス種別が既に
存在すれば、S186に移る。
【0061】S183において同一のアクセス種別が既
に存在しなければ、新規のアクセス種別トレースレコー
ド192を作成する(S184)。そして、S184に
おいて作成された新規のアクセス種別トレースレコード
192にアクセス種別を記録する(S185)。S18
4、S185において作成されるアクセス種別トレース
レコード192の一例を図19に示す。アクセス種別ト
レースレコード192には、対応する表/ファイル名
と、シーケンス番号と、その表/ファイルに対してのア
クセス内容を示す情報が記録される。
【0062】次に、表/ファイルにアクセスする際の検
索条件および検索項目情報とを検索条件レコード193
として記録する(S186)。S186において作成さ
れる検索条件レコード193の一例を図19に示す。検
索条件レコード193には、対応する表/ファイル名
と、シーケンス番号と、その表/ファイルに対する検索
条件と、検索にあたっての検索項目情報とが記録され
る。また、アクセスする表/ファイルのファイル属性情
報をファイル属性情報レコード194として記録する
(S187)。S187において作成されるファイル属
性情報レコード194の一例を図19に示す。ファイル
属性情報レコード194には、対応する表/ファイル名
と、シーケンス番号と、その表/ファイルのファイル属
性を示す情報とが記録される。
【0063】次に、取り出したアクセス種別がCLOS
Eであるか否かを判別する(S188)。取り出したア
クセス種別がCLOSEであれば、S189に移る。取
り出したアクセス種別がCLOSEでなければ、再びS
180に移る。したがって、OPENからCLOSEま
でのアクセス種別を記録したアクセス種別トレースレコ
ード192を得ることができる。取り出したアクセス種
別がCLOSEであれば、上述のステップにおいて作成
されたアクセスパターン管理レコード191と、アクセ
ス種別トレースレコード192と、検索条件レコード1
93と、ファイル属性情報レコード194とをアクセス
パターンレコード190としてファイルアクセスインタ
フェース仕様抽出ファイル164に格納する(S18
9)。
【0064】図18に示した処理を移行元計算機におい
てアクセスするすべての表/ファイルについて行う。図
18の処理の後、S174においてファイルアクセスイ
ンタフェース仕様抽出ファイル164に格納されたアク
セスパターンレコード190の内、同一の表/ファイル
についての重複したアクセスパターンレコード190を
削除することによって正規化処理を行う。
【0065】S174完了後ファイルアクセスインタフ
ェース仕様抽出ファイル164に格納されたアクセスパ
ターン管理レコード191およびファイル属性情報レコ
ード194は、同一の表/ファイルに対して1つしか存
在しない。一方、アクセス種別トレースレコード192
と、検索条件レコード193は、同一の表/ファイルに
対しても異なるアクセスパターンが存在する可能性があ
るため、同一の表/ファイルに対して複数のレコードが
存在する場合がある。したがって、アクセス種別トレー
スレコード192と、検索条件レコード193について
は、図19に示すように、シーケンス番号の下2桁に1
〜99の任意の数字であるmmまたはnnを付すること
によって区別している。
【0066】図19に示したアクセスパターンレコード
190をすべての表/ファイルについて記録すること
で、移行元計算機のファイルアクセスインタフェース仕
様110の抽出が完了する。
【0067】次に図2におけるS22に対応する処理を
以下詳細に説明する。S22の処理を行う端末アクセス
ロジック生成機構13について説明する。図20は、端
末アクセスロジック生成機構13周辺の構成概念図であ
る。図20において200は移行先計算機130の端末
入出力装置であり、端末画面201、プリンタ202、
キーボード203から構成される。この実施例において
は、移行先計算機130を例えばクライアントサーバシ
ステムとして想定し、以下説明する。204は、移行先
サーバと移行先クライアントの端末間の情報のやり取り
を制御するエミュレータであり、移行先クライアントの
端末に設けられている。
【0068】205は移行先クライアントの端末入出力
に関する部品ロジック群であり、部品ロジック群205
はあらかじめ移行先サーバに用意されている。詳細につ
いては後述する。206は、端末アクセスロジック生成
機構13によって生成された端末アクセスロジックであ
る。207は、後述のアプリケーションロジック208
との情報のやり取りを行う部品ロジック群であり、移行
先サーバ内にあらかじめ用意されている。詳細は後述す
る。
【0069】208は、205、206、207を介し
て移行先クライアントの端末との入出力情報のやり取り
を行うアプリケーションロジックである。端末アクセス
ロジック生成機構13は、例えば端末アクセスロジック
生成機構13によって生成されるロジックがサーバのロ
ジックであれば、移行先計算機システム中のサーバに用
意し、生成されるロジックがクライアントのロジックで
あれば、移行先計算機システム内のクライアントに用意
するのが現実的である。しかし、端末アクセスロジック
生成機構13が端末アクセスロジック206の生成後に
端末アクセスロジック206を送信する機能を持ってい
れば、どこに用意してもよい。
【0070】図21は、端末アクセスロジックを移行先
クライアントに設けた場合の構成概念図である。端末入
出力に関する部品ロジック群205、アプリケーション
ロジック208との情報のやり取りを行う部品ロジック
群207と生成された端末アクセスロジック206とが
移行先クライアントに設けられる。移行先サーバには、
アプリケーションロジックのみが設けられる。
【0071】図22は、移行先クライアントの端末入出
力に関する部品ロジック群205を示した図である。2
21は、後述の画面イメージ作成ロジック224によっ
て作成される画面イメージを画面に出力する画面出力ロ
ジックである。222は、後述の画面イメージ作成ロジ
ック224によって作成される画面イメージをプリンタ
に出力するプリント出力ロジック、223は端末からの
キー入力を受け取るキー入力受け取りロジックである。
224は、画面の定数情報と変数情報から出力すべき画
面を作成する画面イメージ作成ロジックである。
【0072】上述のアプリケーション208との情報の
やり取りを行う部品ロジック群207について詳細に説
明する。図23は、アプリケーションロジック208と
の情報のやり取りを行うために使用される部品ロジック
群207を示した図である。231は、アプリケーショ
ンロジック208から画面に出力する変数の値を受け取
る変数値受け取りロジックであり、232はアプリケー
ションロジック208から画面の切り換えを伝えるイベ
ントを受け取るイベント受け取りロジックである。
【0073】次に端末アクセスロジック206を生成す
る端末アクセスロジック生成機構13の処理のアルゴリ
ズムを図24〜図28に基づいて説明する。図24は、
端末アクセスロジック206を生成する処理手順の概略
図である。端末アクセスロジック生成機構13は、S2
1によって抽出された移行元計算機システムのユーザイ
ンタフェース仕様19を基に、移行先計算機システム内
にあらかじめ設けられた部品ロジック221〜224、
231〜232を組み合わせる(S241)。具体的に
は、以下に示すS242〜S245のように部品ロジッ
クの組み合わせが行われる。
【0074】まず、図13に示した画面出力またはプリ
ント出力の階層構造情報から、一番上位に位置する画面
を出力する。例えば、図13では画面G1を出力する。
(S242) その後、キー入力またはイベントの監視を行い(S24
3)、次に出力する画面を決定する(S244)。そし
て次に決定された画面が業務終了を示す画面であるか否
かを判別する(S245)。次に決定された画面が業務
終了を示す画面でなければ、その決定された画面を出力
(S246)し、再びキー入力またはイベントの監視を
行う。一方次に示された画面が業務終了を示す画面であ
れば、業務を終了させる。尚、業務終了を示す画面と
は、図9に示した表の最終行に記録されているものであ
る。
【0075】図24に示されたS242の処理について
詳細に説明する。図25は、S242の処理である特定
の画面またはプリントの出力処理のアルゴリズムであ
る。まず、出力する画面またはプリントを決定し、決定
された画面に対応する画面IDをパラメータとして画面
イメージ作成ロジック224を呼び出す(S251)。
【0076】画面イメージ作成ロジック224の処理に
ついては、図26によって説明する。画面イメージ作成
ロジック224では、図8に示した登録表の中から画面
IDに対応する画面の定数部分を求める(S261)。
次に図15に示した変数フィールド表の中から画面ID
に対応するフィールドIDと変数フィールド位置とを検
索し、選び出す(S262)。そして、選び出したフィ
ールドIDをパラメータとして変数値受け取りロジック
231を呼び出す(S263)。変数値受け取りロジッ
ク231により、求められた変数値を変数フィールド位
置に埋め込むことにより画面イメージが完成する(S2
64)。
【0077】S264により完成した画面イメージを画
面出力するか、プリント出力するかを判断する(図25
におけるS252)し、画面出力ロジック221または
プリント出力ロジック222によって完成した画面イメ
ージを出力する。(図25におけるS253、S25
4)
【0078】図24に示されたS243の処理について
詳細に説明する。図27は、S243の処理であるキー
入力またはイベントの監視処理のアルゴリズムである。
まず、キー入力受け取りロジック223を呼び出す(S
271)。そしてキー入力があったか否かを判別する
(S272)。キー入力がなければ、S273に移る。
キー入力があれば、終了する。S272においてキー入
力がなければ、イベント受け取りロジック232を呼び
出す(S273)。そしてイベント入力があったか否か
を判別する(S274)。このようなS271〜S27
4の処理によってキー入力またはイベント受け取りの有
無を監視することができる。
【0079】図24に示されたS244の処理について
詳細に説明する。図28は、S244の処理である次画
面の決定処理のアルゴリズムである。まず、S243に
おいてキー入力またはイベント受け取りの有無を認識し
たキーまたはイベントを受け取る(S281)。次に、
図13の階層構造情報から現在出力している画面の画面
IDから他の画面に遷移するキー入力またはイベントを
読み取る(S282)。S281において認識したキー
またはイベントが、現在の画面から他の画面に遷移する
ものであるかを判別する(S283)。さらに、S28
1において認識したキーまたはイベントが、現在の画面
から他の画面に遷移するものであれば、遷移画面を次の
画面とする(S284)。一方、S281において認識
したキーまたはイベントが、現在の画面から他の画面に
遷移するものでなければ、現在出力中の画面を次画面と
する(S285)。
【0080】次に図2におけるS24に対応する処理を
以下詳細に説明する。S24の処理を行うファイルアク
セスロジック生成機構14について説明する。図29
は、ファイルアクセスロジック生成機構14周辺の構成
概念図である。291は、S23において抽出された移
行元計算機120のファイルアクセスインタフェース仕
様110を格納したファイルアクセスインタフェース仕
様抽出ファイルである。293は、ファイルアクセスイ
ンタフェース仕様抽出ファイル291に格納されたファ
イルアクセスインタフェース仕様110を基に、ファイ
ルアクセスロジック生成機構14によって作成されるフ
ァイルアクセスロジックを格納するファイルアクセスロ
ジック部品ファイルである。
【0081】次にファイルアクセスロジックを生成する
ファイルアクセスロジック生成機構14の処理のアルゴ
リズムを図30〜図31に基づいて説明する。まず、移
行元業務プログラム131から抽出されたファイルアク
セスインタフェース仕様110であるアクセスパターン
レコード190を検索、検索&更新、検索&削除、削
除、追加、更新の6つのアクセスパターンに分類する。
この分類に際しては、アクセス種別トレースレコード1
92に記録されているアクセス種別を参照することによ
って分類することができる。そして6つのパターンに分
類されたアクセスパターンレコード192をそれぞれ、
中間ファイルに格納する。(S301)
【0082】次に、中間ファイルに格納されたアクセス
パターンレコード192をリレーショナルデータベース
アクセス処理ロジックに変換する。ここでは、リレーシ
ョナルデータベースアクセス処理ロジックの記述には、
リレーショナルデータベースアクセスの標準言語であ
り、一般的に利用されているSQLを言語に変換する
(S302)。
【0083】S301において分類された全アクセスパ
ターンレコード190についてSQLへの変換処理を完
了後、ファイルアクセスロジック部品ファイルにSQL
部品ロジックレコード(図31における311)として
出力する(S303)。SQL部品ロジックレコード3
11の内容の具体例を図31に示す。図31のSQL部
品ロジックレコード311として、1つのレコードは、
アクセスパターンIDと、シーケンス番号と、アクセス
種別に関する情報とで構成される。
【0084】アクセスパターンIDは、SQL部品ロジ
ックレコード311と後述のファイルアクセスロジック
レコード312とを対応づけるためのキー情報であり、
S301〜S303において新たに設けられる情報であ
る。シーケンス番号は、図19におけるアクセス種別ト
レースレコードにおいて用いられるシーケンス番号に対
応するものであり、具体的には001mmによって表さ
れる。アクセス種別に関する情報としては、図19にお
けるアクセス種別トレースレコード192において用い
られるアクセス種別1〜nについてのSQL文が記録さ
れる。
【0085】そして、移行元計算機120により抽出さ
れた表/ファイルに対するアクセスパターンレコード1
90中の検索条件レコード193及びファイル属性情報
レコード194をもとに検索条件のSQL仕様化を行
う。すなわち、検索条件レコード193及びファイル属
性情報レコード194より入手する移行元計算機システ
ムにおけるデータベースファイルのファイルのキー情報
とファイルの検索条件情報を基に検索条件をSQL文で
作成する。移行先計算機130のデータベースファイル
ごとに作成した検索条件とS303で作成したSQL部
品ロジックレコード(図31中311)を組み合わせて
移行元計算機システムにおけるファイルアクセスロジッ
クを作成する(S304)。そしてファイルアクセスロ
ジックレコード(図31中312)として出力する(S
305)。
【0086】ファイルアクセスロジックレコード312
の内容の具体例を図31に示す。図31のファイルアク
セスロジックレコード312として、1つのレコード
は、表/ファイル名と、アクセスパターンIDと、シー
ケンス番号と、検索に関する情報とで構成されている。
表/ファイル名およびシーケンス番号は、図19におけ
るファイル属性情報レコードにおける表/ファイル名お
よびシーケンス番号に対応する。検索に関する情報とし
ては、図19における検索条件レコードにおいて用いら
れる検索条件、または検索項目情報1〜n等が書き込ま
れている。S301〜S305の処理によって、移行先
計算機に対応したファイルアクセスロジックが生成され
る。
【0087】次に図2におけるS25に対応する処理を
以下詳細に説明する。S25の処理を行う業務プログラ
ムロジック生成機構115について説明する。図32
は、業務プログラムロジック生成機構115周辺の構成
概念図である。321は、業務プログラム処理ロジック
生成機構115によって生成された業務プログラム処理
ロジックである。業務プログラム処理ロジック生成機構
115は、移行元業務プログラム121の業務プログラ
ム処理部17から業務プログラム処理仕様抽出機構15
によって抽出された業務プログラム処理仕様114を基
に、移行先計算機130に対応した業務プログラム処理
ロジック321を生成する。
【0088】次に業務プログラム処理ロジック321を
生成する業務プログラム処理ロジック生成機構115の
処理手順を図33〜図35に基づいて説明する。まず、
業務プログラム処理仕様抽出機構15は、上述のS21
においてユーザインタフェース仕様抽出機構11によっ
て抽出された移行元計算機120のユーザインタフェー
ス仕様19と、上述のS23においてファイルアクセス
インタフェース仕様抽出機構12によって抽出された移
行元計算機120のファイルアクセスインタフェース仕
様110とから、移行元業務プログラム121において
使用されているファイル名および画面名についての仕様
をとり出す(S331)。この処理によって図34にお
ける341に示したファイル一覧表、または342に示
した画面一覧表が作成される。次に業務プログラム処理
仕様抽出機構15は、移行元業務プログラム121のう
ち業務プログラム処理部分17において使用されている
ファイルに対する入出力命令を調査べ、記録する(S3
32)。この処理によって図34における343に示し
た入出力一覧表が作成される。
【0089】さらに業務プログラム処理仕様抽出機構1
5は、各ファイルおよび画面で定義されているデータ項
目について、データが設定されるまでの過程を演算など
も含めて解析し、データ項目間の関係を調べる(S33
3)。この処理によって図34における344に示した
データ項目使用状況一覧表が作成される。図34におけ
る設定元のデータ項目の部分には、ファイル内のデータ
に対する演算や条件等が関数f1 、f2 によって表示さ
れる。
【0090】業務プログラム処理仕様抽出機構15は、
S331〜S333で収集した情報を基に、検索ファイ
ル、更新ファイル、エントリファイルというように各フ
ァイルの役割を決定する(S334)。具体的には、フ
ァイルの役割は、S301によって分類された6つのア
クセスパターンを基に決定される。検索ファイルとなる
のはアクセスパターンが検索の場合であり、更新ファイ
ルとなるのはアクセスパターンが検索&更新、検索&削
除、削除、更新の場合であり、エントリファイルとなる
のは、アクセスパターンが追加の場合である。この処理
によって図34における345に示したファイル一覧表
が作成される。次に業務プログラム処理仕様抽出機構1
5は、S334において決定したファイルの役割を基
に、検索プログラム、更新プログラム、エントリプログ
ラム等プログラムの処理パターンを決定する(S33
5)。
【0091】次に、S335で決定したファイルの処理
パターンに基づいて、プログラム全体を生成する(S3
51)。プログラムは、あらかじめ移行先計算機内に格
納されている部品ロジックを、画面一覧表342、入出
力一覧343、ファイル一覧表345を基に組み合わせ
ることにより生成する。プログラムは、検索プログラ
ム、更新プログラム、エントリプログラム等、プログラ
ムの処理パターンごとに生成される。
【0092】次に、データ項目使用状況一覧表344を
基に、画面表示、ファイルの出力、ファイルの更新等、
プログラムとプログラムの外部とのインタフェースのタ
イミングで設定先のデータ項目に対して設定元のデータ
項目を移動するロジックを生成する。このとき、データ
項目使用状況一覧表344のデータ項目の対応関係を基
に条件や演算も再生する(S352)。S351、S3
52によって移行先計算機に対応した業務プログラム処
理ロジックが生成されることにより、移行先業務プログ
ラム131の内、業務プログラム処理部分112として
機能する。
【0093】この実施例における効果について説明す
る。この実施例では、ユーザインタフェース仕様抽出機
構によって、移行元計算機のユーザインタフェース仕様
を業務プログラムのプログラムリスト等を人手で解析す
ることなく抽出することができる。また、移行元計算機
のユーザインタフェース仕様の抽出にあたっては、オペ
レータが業務プログラムを一通り動作させるだけで得る
ことができる。さらに、抽出されたユーザインタフェー
ス仕様は、計算機機種や記述言語に依存しないため、様
々な計算機システムの移行に適用できる。
【0094】この実施例では、ファイルアクセスインタ
フェース仕様抽出機構によって、移行元計算機のファイ
ルアクセスインタフェース仕様を業務プログラムのプロ
グラムリスト等を人手で解析することなく抽出すること
ができる。また、移行元計算機のファイルアクセスイン
タフェース仕様の抽出にあたっては、オペレータが業務
プログラムを一通り動作させるだけで得ることができ
る。さらに、抽出されたファイルアクセスインタフェー
ス仕様は、計算機機種や記述言語に依存しないため、様
々な計算機システムの移行に適用できる。
【0095】この実施例では、端末アクセスロジック生
成機構によって、計算機機種や記述言語によらない移行
元計算機のユーザインタフェース仕様を基に、自動的に
移行先計算機のための端末アクセスロジックを生成する
ことができる。したがって、端末アクセスロジック生成
のために必要な人的処理を削減することができる。
【0096】前述の方式により部品化されたデータベー
スアクセスに関する部品ロジックを計算機機種に依存し
ない形式に再生し、それらを用いて移行先計算機システ
ムの業務プログラムのデータベースアクセス処理を再生
することにより、データベースアクセスを行う業務プロ
グラムの作成が簡略化でき、更には多種類の計算機シス
テムへの業務プログラムへの移行が容易となる。
【0097】移行処理により、移行元の業務プログラム
から業務プログラム処理の仕様を抽出し、抽出仕様から
移行先業務プログラムソースを再生する機構であるた
め、移行元のプログラム言語と移行先のプログラム言語
が異なっていても他計算機システムへの移行が容易にな
る。
【0098】実施例2.この実施例における処理移行方
法は、実施例1における処理に加え、移行元計算機12
0から移行先計算機130への処理移行が成功したか否
かを自動的に検証(以下、移行検証と記す)を行うもの
である。この実施例の特徴である移行検証について説明
する。まず、この実施例における処理移行方法を実現す
るための自動的検証機構368周辺の構成概念図につい
て図36に基づいて説明する。図36において、先の実
施例に示したものと同一のものについては、適宜説明を
省略する。
【0099】図36において、361は、移行元計算機
120について抽出されたユーザインタフェース仕様1
9を格納するユーザインタフェース仕様抽出ファイルで
あり、362は、移行先計算機システムについて抽出さ
れたユーザインタフェース仕様を格納するユーザインタ
フェース仕様抽出ファイルである。363は、移行元計
算機120について抽出されたファイルアクセスインタ
フェース仕様110を格納するファイルアクセスインタ
フェース仕様抽出ファイルであり、364は、移行先計
算機130について抽出されたファイルアクセスインタ
フェース仕様を格納するファイルアクセスインタフェー
ス仕様抽出ファイルである。
【0100】移行先計算機130について抽出されるユ
ーザインタフェース仕様は、ユーザインタフェース仕様
抽出機構11aを移行先計算機130に設け、実施例1
に示したのと同様に処理させることにより作成する。移
行先計算機130について抽出されるファイルアクセス
インタフェース仕様は、ファイルアクセスインタフェー
ス仕様抽出機構12aを移行先計算機130に設け、実
施例1に示したのと同様に処理させることにより作成す
る。
【0101】365は、移行先業務プログラム131の
端末アクセス部分111に対して移行元の計算機の端末
入力パターンを自動的に入力する自動入力機構である。
366は、移行先計算機130のユーザインタフェース
仕様と、移行元計算機120のユーザインタフェース仕
様19とを比較する比較機構であり、367は、移行先
計算機130のファイルアクセスインタフェース仕様
と、移行元計算機120のファイルアクセスインタフェ
ース仕様110とを比較する比較機構である。自動検出
機構368は、自動入力機構365と比較機構366、
367とから構成される。
【0102】次に、移行元計算機120から移行先計算
機130への処理移行が成功したか否かを行う移行検証
の手順を図37に基づいて説明する。まず、自動入力機
構365は、移行元計算機120のユーザインタフェー
ス仕様抽出ファイル361から、例えば入力キー等の端
末入力パターンを読み出す(S371)。そして、自動
入力機構365は、S371において読み出した端末入
力パターンを端末入力として移行先業務プログラム13
1の端末アクセス部分111に対して与える(S37
2)。
【0103】S372において与えられた端末入力に基
づいて移行先業務プログラムよる処理を行わせている
間、移行先計算機130に設けられたユーザインタフェ
ース仕様抽出機構11aとファイルアクセスインタフェ
ース仕様抽出機構12aとが動作する。移行先計算機1
30に設けられたユーザインタフェース仕様抽出機構1
1aとファイルアクセスインタフェース仕様抽出機構1
2aは、実施例1で述べたのと同様の処理手順によっ
て、移行先計算機130のユーザインタフェース仕様と
ファイルアクセスインタフェース仕様とを抽出し、ユー
ザインタフェース仕様抽出ファイル363とファイルア
クセスインタフェース仕様抽出ファイル364とに記録
する。(S373、S374)
【0104】S374完了後、比較機構366は、移行
先計算機130のユーザインタフェース仕様と、移行元
計算機120のユーザインタフェース仕様19とを比較
する(S375)。両仕様が同じであれば、S376に
移る。両仕様が異なっている場合には、比較機構366
は、移行先計算機130のユーザインタフェース仕様が
不正であると認識する(S377)。
【0105】次に、比較機構367は、移行先計算機1
30のファイルアクセスインタフェース仕様と、移行元
計算機120のファイルアクセスインタフェース仕様1
10とを比較する(S376)。両仕様が同じであれ
ば、移行処理が成功したことを認識して(S379)移
行検証処理を終了する。両仕様が異なっている場合に
は、移行先計算機130のファイルアクセスインタフェ
ース仕様が不正であると認識する(S378)。
【0106】この実施例においては、移行元計算機12
0から移行先計算機130への処理移行が成功したか否
かを認識することができる。また、移行先計算機130
に検証のために入力するデータを新たに作成する必要が
ないので、検証のために必要なデータを作成する手間が
省ける。さらに、移行先計算機130に検証のためのデ
ータを自動的に入力するので、人手を介することがな
い。さらにまた、移行検証処理そのものも人手を介する
ことなく実行されるので、検証全体に必要な人手を大幅
に削減することができる。
【0107】実施例3.この実施例における処理移行方
法は、実施例1の処理に加え、移行先計算機130で構
築された業務プログラム131の性能を検証する(以
下、性能検証と記す)ものであり、以下説明する。ここ
では、移行先計算機130で構築された業務プログラム
131の性能として、特に時間性能を検証する。時間性
能とは、入力操作完了後から業務プログラム131によ
る処理結果が得られるまでの経過時間の遅速をいう。
【0108】この実施例の特徴である性能検証について
説明する。まず、この実施例における処理移行方法を実
現するための性能検証機構382周辺の構成概念を図3
8に基づいて説明する。図38において、先の実施例に
示したものと同一のものについては、適宜説明を省略す
る。381は、移行元計算機120で事前に採取済の端
末入出力およびファイル入出力処理に関する時間性能値
を格納した移行元業務プログラム121の時間性能デー
タファイルである。382は、後述の性能測定用入力デ
ータファイル383から得られるデータを基に移行先業
務プログラム131の時間性能値を測定し、測定結果を
後述の移行元業務プログラムの時間性能データファイル
384に記録する性能検証機構である。383は、性能
検証機構382に対して入力するためのデータを格納す
る性能入力用入力データファイルである。384は、性
能検証機構382によって測定された時間性能値を格納
する移行元業務プログラム131の時間性能データファ
イルである。
【0109】次に、移行先計算機130内に構築された
業務プログラム131の性能検証の手順を図39に基づ
いて説明する。移行元業務プログラム131の端末入出
力およびデータベースやファイルアクセスに関する時間
性能の性能検証は、S391〜S394の処理手順によ
って行われる。
【0110】まず、移行先業務プログラムの時間性能の
測定を行うための前処理として、性能測定用の入力デー
タを抽出する(S391)。具体的には、性能検証機構
382が、ユーザインタフェース仕様抽出ファイル36
1から画面ID151と、フィールドID152および
その属性情報であるフィールド長さ153とフィールド
位置154を読み込む(S3911)。さらに、性能検
証機構385が、ファイルアクセスインタフェース仕様
抽出ファイル362から検索条件レコード192とファ
イル属性情報レコード193とを読み込む(S391
2)。そしてS3911およびS3912において読み
込んだデータをそれぞれ、性能測定用入力データファイ
ル383に格納する(S3913)。
【0111】次に、性能検証機構382は、S391に
おいて性能測定用入力データファイル383に格納した
性能測定用の入力データを読み取り、入力条件として移
行先業務プログラム131を実行する(S3921)。
具体的には、性能検証機構382は、性能測定用入力デ
ータファイル383に格納された、画面ID151と、
フィールドID152と、およびその属性情報であるフ
ィールド長さ153と、フィールド位置154とに対応
する画面に、性能測定用入力データファイル383に格
納された検索条件レコード192によって指定された検
索結果を表示するように指示する。
【0112】性能検証機構382は、実行開始時から検
索結果が画面に表示されるまでの時間を測定する(S3
922)。そして、性能検証機構382は、測定結果で
ある時間性能値から処理単位あたりの時間性能値と、プ
ログラム全体の時間性能値とを算出し、移行先業務プロ
グラムの時間性能データファイルに記録する。(S39
23)
【0113】さらに、性能検証機構382は、S392
3によって記録された移行先業務プログラム131の時
間性能値と、移行元業務プログラム121の時間性能デ
ータファイル381に格納された時間性能値との比較値
を算出する(S3931)。次に、S3931において
算出された比較値を見ることによって、移行先業務プロ
グラム131が時間性能上妥当であるかのチェックを人
的判断によって行う(S3932、S3933)。ここ
に人的判断とは、移行元業務プログラム121実行時の
応答性能と同等またはそれ以上の応答性能が得られてい
るかを感覚的に判断することをいう。応答性能上、問題
がある場合には、個々の処理に関する時間性能値から性
能上改良すべき処理プログラムを手直しする作業を行
い、移行先業務プログラム131を完成させる(S39
4)。
【0114】この実施例では、移行先計算機130内に
構築された端末アクセスロジック、ファイルアクセスロ
ジックおよび業務プログラム処理ロジックを含んで構成
される移行先業務プログラム131の端末入出力および
データベースアクセスに関する時間性能を検証すること
ができる。またこの実施例では、移行先業務プログラム
131についての性能測定を行うために必要な入力条件
を、移行元計算機120のユーザインタフェース仕様抽
出ファイル361およびファイルアクセスインタフェー
ス仕様抽出ファイル362から得るため、オペレータが
データを入力することなく性能測定を行うことができ
る。したがって、移行先業務プログラム131について
の性能測定に必要な人的処理数を削減することができ
る。さらに、移行先業務プログラム131の時間性能値
と移行元業務プログラム121の時間性能値とを比較す
ることによって、移行先業務プログラム131の処理の
内、性能上問題となっている処理の検出が容易になる。
【0115】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0116】一方の計算機におけるプログラム処理を他
方の計算機に移行させる処理移行方法であって、移行元
の計算機に対して設けられたプログラムのうち端末アク
セスプログラムに基づき、上記移行元の計算機の端末入
出力に関する仕様を抽出する第1の仕様抽出ステップ
と、上記移行元の計算機に対して設けられたプログラム
のうちファイルアクセスプログラムに基づき、上記移行
元の計算機のファイル入出力に関する仕様を抽出する第
2の仕様抽出ステップと、上記第1の仕様抽出ステップ
において抽出された端末入出力に関する仕様に基づき、
移行先の計算機に対応した端末アクセスプログラムを生
成する第1のプログラム生成ステップと、上記第2の仕
様抽出ステップにおいて抽出されたファイル入出力に関
する仕様に基づき、移行先の計算機に対応したファイル
アクセスプログラムを生成する第2のプログラム生成ス
テップと、上記移行元の計算機に対して設けられたプロ
グラムのうち処理プログラムと、上記第1の仕様抽出ス
テップにおいて抽出された端末入出力に関する仕様と、
上記第2の仕様抽出ステップにおいて抽出されたファイ
ル入出力に関する仕様とに基づき、上記移行元の計算機
の端末入出力に関する仕様と上記移行元の計算機のファ
イル入出力に関する仕様とを関係づける上記移行先の計
算機に対応した処理プログラムを生成する第3のプログ
ラム生成ステップとを有するので、移行元の計算機の計
算機機種や記述言語に依存することなく、処理の移行を
容易に行うことができる。
【0117】上記第1の仕様抽出ステップは、上記移行
元の計算機の端末入出力に関する情報に基づき、上記移
行元の計算機の端末入力に関する情報と上記移行元の計
算機の端末出力に関する情報との関連づけを行うことに
より上記移行元の計算機の端末入出力に関する仕様を抽
出するので、移行元の端末入出力に関する仕様の抽出の
ために必要な人的処理数を削減することができる。
【0118】上記第2の仕様抽出ステップは、上記移行
元の計算機のファイルアクセス要求に関する情報と上記
ファイルアクセス要求に対する処理に関する情報とに基
づき、上記移行元の計算機のファイルアクセス要求に関
する情報と上記ファイルアクセス要求に対する処理に関
する情報との関連づけを行うことにより上記移行元の計
算機のファイルアクセス要求に関する仕様を抽出するの
で、移行元のファイル入出力に関する仕様抽出のために
必要な人的処理数を削減することができる。
【0119】上記第1のプログラム生成ステップは、上
記第1の仕様抽出ステップにおいて抽出された端末入出
力に関する仕様に基づき、上記移行先の計算機にあらか
じめ用意された複数のプログラムを組み合わせることに
より、移行先の計算機に対応した端末アクセスプログラ
ムを生成するので、移行元の端末入出力に関する仕様を
満たし、移行先の計算機に対応した端末アクセスプログ
ラムを移行先の計算機内に構築することができる。
【0120】上記第2のプログラム生成ステップは、上
記第2の仕様抽出ステップにおいて抽出されたファイル
入出力に関する仕様に基づき、上記移行先の計算機にあ
らかじめ用意された複数のプログラムを組み合わせるこ
とにより、移行先の計算機に対応したファイルアクセス
プログラムを生成するので、移行元のファイル入出力に
関する仕様を満たし、移行先の計算機に対応したファイ
ルアクセスプログラムを移行先の計算機内に構築するこ
とができる。
【0121】上記第3のプログラム生成ステップは、上
記移行元の計算機に対して設けられたプログラムのうち
処理プログラムに基づき、上記移行元の計算機の端末入
出力に関する仕様と上記移行元の計算機のファイル入出
力に関する仕様とを関係づける処理仕様を抽出し、この
抽出された処理仕様に基づき、移行先の計算機に対応し
た処理プログラムを生成するので、移行元の処理プログ
ラム仕様を満たし、移行先の計算機に対応した処理プロ
グラムを移行先の計算機内に構築することができる。
【0122】上記第1のプログラム生成ステップにおい
て生成された移行先の計算機に対応した端末アクセスプ
ログラムに基づき、上記移行先の計算機の端末入出力に
関する仕様を抽出する第3の仕様抽出ステップと、上記
第2のプログラム生成ステップにおいて生成された移行
先の計算機に対応したファイルアクセスプログラムに基
づき、上記移行先の計算機のファイル入出力に関する仕
様を抽出する第4の仕様抽出ステップと、上記第1の仕
様抽出ステップにおいて抽出された移行元の計算機の端
末入出力に関する仕様と、上記3の仕様抽出ステップに
おいて抽出された移行先の計算機の端末入出力に関する
仕様とを比較する第1の比較ステップと、上記第2の仕
様抽出ステップにおいて抽出された移行元の計算機のフ
ァイル入出力に関する仕様と、上記第4の仕様抽出ステ
ップにおいて抽出された移行先の計算機の端末入出力に
関する仕様とを比較する第2の比較ステップと、上記第
1、第2の比較ステップにおける比較結果に応じて処理
移行の可否を判断する判断ステップとを有するので、移
行処理の検証のために必要な人的処理数を削減すること
ができる。
【0123】上記第1の仕様抽出ステップにおいて抽出
された移行元の計算機の端末入出力に関する仕様と、上
記第2の仕様抽出ステップにおいて抽出された移行元の
計算機のファイル入出力に関する仕様とに基づいた情報
を移行先の計算機に入力する入力ステップと、上記入力
ステップにより入力された情報に基づいて処理をおこな
う移行先の計算機の処理時間を測定する測定ステップ
と、上記測定ステップのおける測定結果と基準値とを比
較することにより、移行先の計算機の性能を判断する判
断ステップとを有するので、移行先の計算機に生成され
たプログラムの性能評価に必要な人的処理数を削減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1における処理移行方法を実現する処
理移行システムの構成概念図である。
【図2】 実施例1における処理移行方法の処理手順を
示す図である。
【図3】 ユーザインタフェース仕様抽出機構周辺の構
成概念図である。
【図4】 ユーザインタフェース仕様抽出機構の処理手
順の概要を示す図である。
【図5】 アプリケーションロジックとエミュレータ間
での入出力情報伝達内容を記録するためのアルゴリズム
である。
【図6】 アプリケーションロジックとエミュレータ間
での入出力情報伝達内容を示す表の一例を示す図であ
る。
【図7】 複数の画面出力/プリント出力の同一視のた
めのアルゴリズムである。
【図8】 S74の処理によって作成される画面IDの
登録表の一例を示す図である。
【図9】 S74の処理後のアプリケーションロジック
とエミュレータ間の入力情報伝達内容を示す表の一例を
示す図である。
【図10】 キー入力と画面出力/プリント出力との関
連づけを行うためのアルゴリズムである。
【図11】 キー入力と画面出力/プリント出力の関連
表の一例を示す図である。
【図12】 画面出力/プリント出力の階層構造情報の
作成のためのアルゴリズムである。
【図13】 画面出力/プリント出力の階層構造情報の
一例を示す図である。
【図14】 画面出力内の変数フィールドの登録を行う
ためのアルゴリズムである。
【図15】 画面出力内の変数フィールドの登録表の一
例を示す図である。
【図16】 ファイルアクセスインタフェース仕様抽出
機構周辺の構成概念図である。
【図17】 ファイルアクセスインタフェース仕様抽出
機構の処理手順の概要を示す図である。
【図18】 ファイルアクセスインタフェース仕様抽出
機構の処理のアルゴリズムである。
【図19】 ファイルアクセスインタフェース仕様抽出
機構によって抽出されるアクセスパターンレコードの内
容を示す図である。
【図20】 端末アクセスロジック生成機構周辺の構成
概念図である。
【図21】 端末アクセスロジック生成機構周辺の構成
の他の例を示した構成概念図である。
【図22】 端末入出力に関する部品ロジック群を示し
た図である。
【図23】 アプリケーションロジックと情報のやり取
りを行う部品ロジック群を示した図である。
【図24】 端末アクセスロジック生成機構の処理手順
の概要を示す図である。
【図25】 特定の画面/プリント出力処理のアルゴリ
ズムである。
【図26】 画面イメージ作成処理のアルゴリズムであ
る。
【図27】 キー入力/イベントの監視処理のアルゴリ
ズムである。
【図28】 次画面の決定処理のアルゴリズムである。
【図29】 ファイルアクセスロジック生成機構周辺の
構成原理図である。
【図30】 ファイルアクセスロジック生成のためのア
ルゴリズムである。
【図31】 ファイルアクセスロジック部品ファイルに
格納されるレコードの内容を示す図である。
【図32】 業務プログラム処理仕様抽出機構周辺の構
成概念図である。
【図33】 業務プログラム処理仕様抽出機構の処理手
順を示す図である。
【図34】 業務プログラム処理仕様抽出機構によって
抽出された業務プログラム処理仕様の一例を示した図で
ある。
【図35】 業務プログラム処理ロジック生成機構の処
理のアルゴリズムである。
【図36】 自動検証機構周辺の概念構成図である。
【図37】 移行検証のためのアルゴリズムである。
【図38】 性能検証機構周辺の構成概念図である
【図39】 性能検証のためのアルゴリズムである。
【図40】 従来の処理移行システムの一例を示す図で
ある。
【図41】 従来の処理移行システムの他の一例を示す
図である。
【図42】 従来の処理移行システムの他の一例を示す
図である。
【符号の説明】
11 ユーザインタフェース仕様抽出機構、12 ファ
イルアクセスインタフェース仕様抽出機構、13 端末
アクセスロジック生成機構、14 ファイルアクセスロ
ジック生成機構、15 業務プログラム処理仕様抽出機
構、16 移行元業務プログラムの端末アクセス部分、
17 移行元業務プログラムの業務プログラム処理部
分、18 移行元業務プログラムのデータベースやファ
イルアクセス部分、19 ユーザインタフェース仕様
110 ファイルアクセスインタフェース仕様、111
移行先業務プログラムの端末アクセス部分、112
移行先業務プログラムの業務プログラム処理部分、11
3 移行先業務プログラムのデータベースやファイルア
クセス部分、114 業務プログラム処理仕様、115
業務プログラム処理ロジック生成機構、120 移行
元計算機、130 移行先計算機、365 自動入力機
構、366、367 比較機構、362 性能検証機
構、383 性能測定用ファイル、384 移行先業務
プログラムの時間性能データファイル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 逢坂 仁 鎌倉市上町屋325番地 三菱電機株式会社 情報システム製作所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の計算機におけるプログラム処理を
    他方の計算機に移行させる処理移行方法であって、 移行元の計算機に対して設けられたプログラムのうち端
    末アクセスプログラムに基づき、上記移行元の計算機の
    端末入出力に関する仕様を抽出する第1の仕様抽出ステ
    ップと、 上記移行元の計算機に対して設けられたプログラムのう
    ちファイルアクセスプログラムに基づき、上記移行元の
    計算機のファイル入出力に関する仕様を抽出する第2の
    仕様抽出ステップと、 上記第1の仕様抽出ステップにおいて抽出された端末入
    出力に関する仕様に基づき、移行先の計算機に対応した
    端末アクセスプログラムを生成する第1のプログラム生
    成ステップと、 上記第2の仕様抽出ステップにおいて抽出されたファイ
    ル入出力に関する仕様に基づき、移行先の計算機に対応
    したファイルアクセスプログラムを生成する第2のプロ
    グラム生成ステップと、 上記移行元の計算機に対して設けられたプログラムのう
    ち処理プログラムと、上記第1の仕様抽出ステップにお
    いて抽出された端末入出力に関する仕様と、上記第2の
    仕様抽出ステップにおいて抽出されたファイル入出力に
    関する仕様とに基づき、上記移行元の計算機の端末入出
    力に関する仕様と上記移行元の計算機のファイル入出力
    に関する仕様とを関係づける上記移行先の計算機に対応
    した処理プログラムを生成する第3のプログラム生成ス
    テップとを有することを特徴とする処理移行方法。
  2. 【請求項2】 上記第1の仕様抽出ステップは、 上記移行元の計算機の端末入出力に関する情報に基づ
    き、上記移行元の計算機の端末入力に関する情報と上記
    移行元の計算機の端末出力に関する情報との関連づけを
    行うことにより上記移行元の計算機の端末入出力に関す
    る仕様を抽出することを特徴とする請求項1記載の処理
    移行方法。
  3. 【請求項3】 上記第2の仕様抽出ステップは、 上記移行元の計算機のファイルアクセス要求に関する情
    報と上記ファイルアクセス要求に対する処理に関する情
    報とに基づき、上記移行元の計算機のファイルアクセス
    要求に関する情報と上記ファイルアクセス要求に対する
    処理に関する情報との関連づけを行うことにより上記移
    行元の計算機のファイルアクセス要求に関する仕様を抽
    出することを特徴とする請求項1または2記載の処理移
    行方法。
  4. 【請求項4】 上記第1のプログラム生成ステップは、 上記第1の仕様抽出ステップにおいて抽出された端末入
    出力に関する仕様に基づき、上記移行先の計算機にあら
    かじめ用意された複数のプログラムを組み合わせること
    により、移行先の計算機に対応した端末アクセスプログ
    ラムを生成することを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれかに記載の処理移行方法。
  5. 【請求項5】 上記第2のプログラム生成ステップは、 上記第2の仕様抽出ステップにおいて抽出されたファイ
    ル入出力に関する仕様に基づき、上記移行先の計算機に
    あらかじめ用意された複数のプログラムを組み合わせる
    ことにより、移行先の計算機に対応したファイルアクセ
    スプログラムを生成することを特徴とする請求項1ない
    し4のいずれかに記載の処理移行方法。
  6. 【請求項6】 上記第3のプログラム生成ステップは、 上記移行元の計算機に対して設けられたプログラムのう
    ち処理プログラムに基づき、上記移行元の計算機の端末
    入出力に関する仕様と上記移行元の計算機のファイル入
    出力に関する仕様とを関係づける処理仕様を抽出し、こ
    の抽出された処理仕様に基づき、移行先の計算機に対応
    した処理プログラムを生成することを特徴とする請求項
    1ないし5のいずれかに記載の処理移行方法。
  7. 【請求項7】 上記第1のプログラム生成ステップにお
    いて生成された移行先の計算機に対応した端末アクセス
    プログラムに基づき、上記移行先の計算機の端末入出力
    に関する仕様を抽出する第3の仕様抽出ステップと、 上記第2のプログラム生成ステップにおいて生成された
    移行先の計算機に対応したファイルアクセスプログラム
    に基づき、上記移行先の計算機のファイル入出力に関す
    る仕様を抽出する第4の仕様抽出ステップと、 上記第1の仕様抽出ステップにおいて抽出された移行元
    の計算機の端末入出力に関する仕様と、上記3の仕様抽
    出ステップにおいて抽出された移行先の計算機の端末入
    出力に関する仕様とを比較する第1の比較ステップと、 上記第2の仕様抽出ステップにおいて抽出された移行元
    の計算機のファイル入出力に関する仕様と、上記第4の
    仕様抽出ステップにおいて抽出された移行先の計算機の
    端末入出力に関する仕様とを比較する第2の比較ステッ
    プと、 上記第1、第2の比較ステップにおける比較結果に応じ
    て処理移行の可否を判断する判断ステップとを有するこ
    とを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の処
    理移行方法。
  8. 【請求項8】上記第1の仕様抽出ステップにおいて抽出
    された移行元の計算機の端末入出力に関する仕様と、上
    記第2の仕様抽出ステップにおいて抽出された移行元の
    計算機のファイル入出力に関する仕様とに基づいた情報
    を移行先の計算機に入力する入力ステップと、 上記入力ステップにより入力された情報に基づいて処理
    を行う移行先の計算機の処理時間を測定する測定ステッ
    プと、 上記測定ステップにおける測定結果と基準値とを比較す
    ることにより、移行先の計算機の性能を判断する判断ス
    テップとを有することを特徴とする請求項1ないし6の
    いずれかに記載の処理移行方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008146313A (ja) * 2006-12-08 2008-06-26 Chugoku Electric Power Co Inc:The コンピュータの性能評価支援システム及び性能評価支援方法
JP2010530575A (ja) * 2007-06-08 2010-09-09 アクセンチュア グローバル サービスィズ ゲーエムベーハー レガシーアプリケーションの移行
JP2010539555A (ja) * 2006-10-27 2010-12-16 サムスン エスディーエス カンパニー リミテッド メインフレームシステム環境を開放型システム環境に切り替えるリホスティング方法
JP2014512037A (ja) * 2011-03-21 2014-05-19 カルガリー サイエンティフィック インコーポレイテッド アプリケーションプログラムの状態モデルを提供するための方法およびシステム

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