JPH0826197B2 - 良好な低温度柔軟性を有する重合体加硫物の製造方法 - Google Patents

良好な低温度柔軟性を有する重合体加硫物の製造方法

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JPH0826197B2
JPH0826197B2 JP62106537A JP10653787A JPH0826197B2 JP H0826197 B2 JPH0826197 B2 JP H0826197B2 JP 62106537 A JP62106537 A JP 62106537A JP 10653787 A JP10653787 A JP 10653787A JP H0826197 B2 JPH0826197 B2 JP H0826197B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明の技術的背景 本発明は、塩素化ポリエチレン又はクロロスルホン化
ポリエチレン系エラストマー及び或種のエチレン含有タ
ーポリマーを含む重合体組成物から、改善された低温的
性質及び良好な油膨潤耐性を有する加硫物を製造する方
法に関する。
塩素化ポリエチレン及びクロロスルホン化ポリエチレ
ン系エラストマーは、とりわけゴムホース、オイルシー
ル、O−リング及びチューブ材料の製造等、生成物が油
及び低温に暴露される環境、例えば自動車用として使用
するために長年用いられてきた。かような環境では高分
子材料は油中での膨潤に耐性があり、低温でも柔軟であ
る必要がある。
塩素化ポリエチレン及びクロロスルホン化ポリエチレ
ンは、塩素のパーセントが増大するにつれて耐油性の改
善を示すという特徴がある。しかし不都合なことには、
塩素化ポリオレフイン中の塩素のパーセントの増加は、
塩素化ポリオレフインの低温柔軟性に悪影響を有し、更
に塩素含量が高くなると塩素化ポリオレフィンのガラス
転位温度(Tg)が上昇する。油膨潤耐性を保持しながら
重合体の低温度的性質を改善する試みとして、重合体に
可塑剤を添加することが含まれている。塩素化ポリオレ
フィンをこのように改質した結果は、可塑剤が表面に移
行する傾向を有し、且つ不安定であり、更に比較的大量
の可塑剤が混和されたことによって重合体の物理的性質
の低下を招くので決して満足であるとは言えない。比較
的高い塩素含量を有し、従って油と接触した時の膨潤に
耐性があり、且つ同時に優れた低温度柔軟性を呈する塩
素化ポリエチレン及びクロロスルホン化ポリエチレンを
製造することは、本件に関連する工業の一つの目標であ
った。
本発明の要約 油中の膨潤に耐性がある比較的高い塩素含量を有する
塩素化ポリオレフィン系エラストマーは、或種のエチレ
ン/アルキルアクリレート/一酸化炭素又は二酸化硫黄
ターポリマーを該塩素化ポリオレフィンと配合すれば、
優れた低温的性質、即ち柔軟性を呈することが現在見出
だされた。より詳細には本発明は、(a)約30−50重量
部、好適には35−45重量部の塩素を含む塩素化ポリエチ
レン又はクロロスルホン化ポリエチレンである塩素化ポ
リオレフィン系エラストマーを約50−90重量部、及び
(b)48−74重量%のエチレン、アルキル基が4−9の
炭素原子を含む20−40重量%のアルキルアクリレート、
及び6−12重量%の一酸化炭素又は二酸化硫黄からなる
エチレン系ターポリマーを約10−50重量部含む加硫性重
合体組成物を加硫剤の存在下にプレス加硫することによ
って、油膨潤耐性及び優れた低温度柔軟性の両者を併有
する加硫物を製造する方法に関している。好適には重合
体組成物は約70−80重量部の塩素化ポリエチレン又はク
ロロスルホン化ポリエチレン系エラストマー及び約20−
30重量部のエチレン系ターポリマーを含んでいる。これ
らのポリオレフィン組成物は、自動車用部品、例えばホ
ース及びオイルシールに特に有用である。
好適な具体化の説明 本発明の重合体組成物は約10−50重量部、好適には約
20−30重量部の、48−74重量%のエチレン、アルキル基
が4−9の炭素原子を含む20−40重量%のアルキルアク
リレート及び6−12重量%の一酸化炭素又は二酸化硫黄
から成るエチレン系ターポリマーを含んでいる。一酸化
炭素又は二酸化硫黄のいずれかの量が過剰であると、加
熱老化に対する耐性に乏しい重合体配合物をもたらす結
果になるので、ターポリマー中の一酸化炭素及び二酸化
硫黄の量は重要である。ターポリマー中の一酸化炭素及
び二酸化硫黄の量は、塩素化ポリオレフィン及びクロロ
スルホン化ポリオレフィン系エラストマー及びエチレン
系ターポリマーの混和性を促進し、その結果単一のガラ
ス転位温度値を有する重合体配合物を生じるような量で
ある。単一なTgを有する混和性配合物は、最適な性質を
有する組成物を生じる。
エチレン、アルキルアクリレート及び一酸化炭素又は
二酸化硫黄の圧縮混合物を、遊離基を発生させる触媒と
共に高圧、高温、例えば155−125℃及び140−250MPaに
保たれたオートクレーブ中に通し、同時に同じ速度で生
成重合体及び未反応の単量体を取り出すことによってタ
ーポリマーを製造することができる。反応器中へのエチ
レン、アルキルアクリレート及び一酸化炭素又は二酸化
硫黄の流量は、それらが連続的に一定のモル比で、及び
同時に重合体と未反応の単量体が反応器から排出される
のと同じ連続的速度で反応器中に入るように注意深く調
節される。
遊離基重合触媒はターポリマーを製造する際に使用さ
れる。触媒はエチレンの重合に普通に使用される、例え
ばペルオキシド、ペルエステル、アゾ化合物又はペルカ
ーボネートのいずれかであることができる。代表的な触
媒はジ第三ブチルペルオキシド、α,α′−アゾビスイ
ソブチロニトリル又は同様な遊離基活性をを有する他の
化合物を含む。
配合物の成分として使用される塩素化ポリオレフィン
及びクロロスルホン化ポリオレフィンは、気体状塩素の
ような塩素化剤、又は気体状塩素と二酸化硫黄又は塩化
スルフリルの混合物のようなクロロスルホン化剤とポリ
エチレンとの反応によって製造される周知のエラストマ
ーの任意のものであることができる。本発明に使用され
る塩素化ポリエチレンは30−45重量%の塩素を有し、ク
ロロスルホン化ポリエチレンが使用される時には、重合
体は通常約0.5−1.3重量%の硫黄を含んでいる。このよ
うな塩素化ポリエチレン及びクロロスルホン化ポリエチ
レンは周知の市販製品である。
塩素化ポリエチレン又はクロロスルホン化ポリエチレ
ン及び一酸化炭素又は二酸化硫黄のいずれかを含むエチ
レン系ターポリマーの配合物は、均質な混合物とするた
めに、任意の適当なミキサー、例えばハーケ(Haake)
ミキサー中で、100−130℃の程度の温度で、約6−12分
間組成物を撹拌することによって製造することができ
る。バンバリ(Banbury)ミキサー又は二本ロール機の
ような他のミキサーも組成物を配合するために使用する
ことができる。
塩素化ポリオレフィン及びエチレン系ターポリマーの
硬化性重合体配合物は、引き続きポリオレフィン系エラ
ストマーを配合する際に用いられる普通の加硫剤、促進
剤、加工助剤、充填剤、顔料等と配合され、加熱下にプ
レス加硫される。
塩素化ポリエチレン又はクロロスルホン化ポリエチレ
ンを架橋するために用いられる任意の普通の加硫剤が本
発明において使用できる。代表的なペルオキシド架橋剤
は、例えば2,5−ジメチル−2,5−ジ−(t−ブチルペル
オキシ)ヘキサン−3;2,5−ジメチル−2,5−ジ−(t−
ブチルペルオキシ)ヘキサン;ジ−t−ブチルペルオキ
シド;2,5−ジ−(t−アミルペルオキシ)−2,5−ジメ
チルヘキサン;2,5−ジ−(t−ブチルペルオキシ)−2,
5−ジフェニルヘキサン;ビス(アルファ−メチルベン
ジン)ペルオキシド;ビス−(t−ブチルペルオキシ)
−ジイソプロピルベンゼンのような化合物を含む。使用
される量は一般に重合体100部当たり約1−8部(phr)
であり、通常は約4−6phrである。又チウラムポリスル
フィド、アミンジスルフィド及びナトリウムポリスルフ
ィドのような硫黄又は硫黄発生物質、及び当該分野で周
知の他の類似の化合物がクロロスルホン化ポリエチレン
の加硫剤として使用することができる。通常は該加硫剤
は、重合体100部当たり約0.5−2部の量で添加される。
塩素化ポリオレフィン用の助剤(coagent)が加硫の
際に使用できる。該助剤は当該分野で周知であり、例え
ばトリアリルイソシアヌレート、トリアリルシアヌレー
ト、N,N′−m−フェニレンジマレイミド等を含んでい
る。
場合により加硫を改善するために、全重合体に対し約
0.5−5重量部の量で、一種又は多種の普通の促進剤を
組成物に添加することができる。代表的な促進剤はテト
ラメチルチウラムモノスルフィド;テルル モノスルフ
ィド;2−メルカプトチアゾリン;2−メルカプトチアゾー
ル;2−メルカプトベンゾチアゾール及びジチオカルバメ
ートを含む。
塩素化ポリエチレン又はクロロスルホン化ポリエチレ
ン系エラストマー組成物に添加される種類の充填剤、顔
料、安定剤、及び加工助剤は、一般に重合体100部当た
り約20−100部の量で本発明の重合体配合物中に混和す
ることができる。代表的な充填剤はカーボンブラック、
炭酸カルシウム、カ焼粘土、水和シリカ、及びアルミナ
を含む。二酸化チタンのような顔料、及びジアルキルジ
チオプロピオネート及びチオジエチレンビス(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)の
ような安定剤も組成物に添加することができる。組成物
を加工し易くすることによって組成物の加工性を改善す
るために、炭化水素油及びステアリン酸のような加工助
剤を添加することができる。
下記の実施例は本発明を説明するものである。部及び
パーセントは別に特定しない限り重量を基準としてい
る。
実施例 1 80部の塩素化ポリエチレン(42重量%の塩素を含む)
及び20部のエチレン/n−ブチルアクリレート/一酸化炭
素ターポリマー(重量比60/30/10)の配合物を、容量10
0mlのハーケ・ミキサー中で120℃で8分間混合した。次
いで配合物をゴム用ロール機上で、40部のSRFカーボン
ブラック、4部のマグライト(Maglite)D(酸化マグ
ネシウム)、1部のステアリン酸カルシウム、6部のル
ペルコ(Luperco)101−XL[充填剤として45−48部の炭
酸カルシウムを含む2,5−ジメチル−2,5−ビス−(t−
ブチル−ヒドロキシ)ヘキサン]及び4部のトリアリル
シアヌレートと共に均質になるまで混合物した。振動式
ディスク・レオメター(oscillating disk rheomete
r)(ASTM D−2084)を用い加硫速度を試験するため
に得られた配合物の一部を使用した。残った配合物を圧
縮成形し、153℃で30分間加硫して150×150×1.9mmのス
ラブとし、ASTM D−412(応力−歪関係)に従って試
験した。更に油膨潤性、クラッシュ−バーグ(Clash−B
erg)捩り剛性(ASTM D−1043)、及び脆性(ASTM
D−746)試験用の試験片を製造した。得られた結果は
第1表に示されている。
実施例 2 60部の塩素化ポリエチレン及び40部のエチレン/n−ブ
チルアクリレート/一酸化炭素ターポリマーをミキサー
に添加した以外は、上記実施例1の方法を繰り返して行
った。重合体組成物を配合し、実施例1に記載されたよ
うにして試験を行った。結果は第1表に示されている。
実施例 3 70部の塩素化ポリエチレン及び30部のエチレン/2−エ
チルヘキシルアクリレート/一酸化炭素ターポリマー
(重量比60/30/10)をミキサーに添加した以外は、上記
実施例1の方法を繰り返して行った。配合重合体組成物
を配合し、実施例1に記載されたようにして試験を行っ
た。結果は第1表に示されている。
比較実施例 エチレン系ターポリマーを加えることなく100%の塩
素化ポリエチレンをミキサーに添加した以外は、上記実
施例1の方法を繰り返して行った。重合体組成物を配合
し、実施例1に記載されたようにして試験を行った。結
果は第1表に示されている。
第1表は低温特性を改善することを目的として塩素化
ポリエチレン系エラストマーにE/nBA/COターポリマーを
添加することの利点を示している。第1表の実施例1及
び2から観察されたようなE/nBA/CO含量の増加と共にMH
値が増加することは、塩素化ポリエチレンとE/nBA/COと
の間に共働加硫(co−cure)が生起したことを示してい
る。
第1表の示す処によれば、更に、総ての実施例は優れ
た低温度特性及び柔軟性を呈示しており、実施例1及び
2は優れた低温脆化抵抗を有している。剪断弾性率が6
8.9MPaである温度は通常ゴムの性能の低温限界値となっ
ているから、クラッシュ−バーグのデータは、塩素化ポ
リエチレンとE/nBA/COターポリマー又はE/EHA/COターポ
リマーの配合物は、純粋の塩素化ポリエチレン材料の使
用窓口(service window)を大きく拡大することを示
している。又実施例1及び2の配合試料は塩素化ポリエ
チレンの持つ優れた油膨潤耐性を保有していることが示
されているのは重要で注目に値する。それと対照的に、
塩素のパーセントが高い比較実施例はクラッシュ−バー
グ試験で示されるように低温度における柔軟性が乏し
い。
実施例 4 70部のクロロスルホン化ポリエチレン1(43重量%の
塩素と1重量%の硫黄を含んでいる)、及び30部のエチ
レン/n−ブチルアクリレート/一酸化炭素ターポリマー
(重量比60/30/10)を120℃で8分間ハーケ・ミキサー
中で混合した。該配合物をゴム用ロール機上で、5部の
マグライト(Maglite)D(MgO)、5部のパラプレック
ス(Paraplex)G62(エポキシ化された大豆油)、22部
のTLD−90(酸化鉛、純度90%)、50部のMTカーボンブ
ラック、50部のサプレックス・クレー(Suplex cla
y)、10部のジオクチルセバケート、1部のベンゾチア
ジルジスルフィド、1部のニッケルジブチルジチオカル
バメート、1部のN,N′−m−フェニレンジマレイミド
及び1部のジペンタメチレンチウラムフキサスルフィド
と共に均質になるまで混合した。得られた配合物を圧縮
成形し160℃で25分間加硫して150×150×1.9mmのスラブ
を作成し、ASTM D−412に従って試験した。更に圧縮
永久歪(ASTM D−395、B法)、脆性(ASTM D−74
6)、及びクラッシュ−バーグ捩り剛性(ASTM D−104
3)試験用の試験片を製造した。得られた結果は第2表
に示されている。
比較実施例 第2表に記載された比較実施例の重合体配合物は、70
部のクロロスルホン化ポリエチレン1及び30部のクロロ
スルホン化ポリエチレン2(35重量%の塩素と1重量%
の硫黄を含んでいる)以外は実施例4に記載された方法
に従って製造され、エチレン系ターポリマーを加えずに
ハーケ・ミキサーに添加し、120℃で8分間混合した。
それに実施例4に示されたのと同じ成分を同じ量で配合
し、実施例4に記載されたようにして各試験用の試験片
を製造した。
実施例4は高濃度の塩素を含むクロロスルホン化ポリ
エチレンをE/nBA/CO重合体と配合することにより低温度
柔軟性及び耐油性に有益な効果が得られたことを示して
いる。高濃度の塩素を含有する塩素化ポリエチレンは優
れた耐油性を呈するが、低温度作動性に乏しいことによ
り、多くの用途面からは制約されている。比較実施例に
示すように塩素含量の少ないクロロスルホン化ポリエチ
レンを30部添加しても、低温度柔軟性及び脆化耐性の両
者を僅かに改善させるだけである。これと対照的にE/nB
A/COの添加による低温度特性に及ぼす有利な効果は圧倒
的に顕著であり、油膨潤耐性も優れている。
実施例 5 70部のクロロスルホン化ポリエチレン1(43重量%の
塩素と1重量%の硫黄を含んでいる)、及び30部のエチ
レン/n−ブチルアクリレート/二酸化硫黄ターポリマー
(重量比60/30/10)を110℃で8分間ハーケ・ミキサー
中で混合した。該配合物をゴム用ロール機上で、4部の
マグライトD(MgO)、3部のペンタエリトリット及び
2部ののジペンタメチレンチウラムヘキサスルフィドと
共に均質になるまで混合した。得られた配合物を圧縮成
形し、153℃で30分間加硫して、ASTM D−412(応力−
歪関係)及びクラッシュ−バーグ捩り剛性(ASTM D−
1043)試験法に従って150×150×1.9mmのスラブを作成
し、試験した。結果は第3表に示されている。
実施例 6 80部のクロロスルホン化ポリエチレン及び20部のエチ
レン/2−エチルヘキシルアクリレート/一酸化炭素ター
ポリマー(重量比60/30/10)をミキサーに加えた以外
は、実施例5に記載された方法を繰り返して行った。得
られた配合物を実際例5に記載されたのと同じ成分と共
に均質に混合し、実施例5に記載されたようにして試験
片を作成した。結果は第3表に示されている。
実施例 7 70部のクロロスルホン化ポリエチレン−2及び30部の
エチレン/2−エチルヘキシルアクリレート/一酸化炭素
ターポリマーをミキサーに加えた以外は、実施例5に記
載された方法を繰り返して行った。得られた重合体配合
物を実施例5に記載されたのと同じ成分と共に均質に混
合し、実施例5に記載されたようにして試験片を作成し
た。結果は第3表に示されている。
比較実施例 エチレン系ターポリマーを用いずに100部のクロロス
ルホン化ポリエチレンをミキサーに加えた以外は、実施
例5に記載された方法を繰り返して行った。重合体組成
物を均質混合し、実施例5に記載されたようにして試験
片を作成した。結果は第3表に示されている。
第3表に示された結果は、クロロスルホン化ポリエチ
レン及びE/nBA/SO2とのターポリマー又はE/EHA/COとの
ターポリマーは、クラッシュ−バーグ捩り剛性温度によ
り示されるように優れた低温度柔軟性を呈することを指
摘している。これと対照的に、各比較実施例によれば、
エチレン系ターポリマーを加えないクロロスルホン化ポ
リエチレンは低温度柔軟性に乏しいことを示している。
実施例 8 70部のクロロスルホン化ポリエチレン(35重量%の塩
素と1重量%の硫黄を含んでいる)、及びE/nBA/CO(重
量比60/30/10)の配合物を110℃で8分間ハーケ・ミキ
サー中で混合した。該配合物をゴム用ロール機上で、4
部のMgO、3部のペンタエリトリット及び2部のジペン
タメチレンチウラムヘキサスルフィドと共に均質になる
まで混合した。得られた配合物を圧縮成形し、153℃で3
0分間加硫して、応力−歪関係(ASTM D−412)及びク
ラッシュ−バーグ捩り剛性(ASTM D−1043)試験法に
従って150×150×1.9mmのスラブを作成した。結果は第
4表に示されている。
比較実施例 第4表に記載された比較実施例の重合体配合物は、エ
チレン/酢酸ビニル/一酸化炭素ターポリマー(重量比
62/28/10)をエチレン/n−ブチルアクリレート/一酸化
炭素ターポリマーの代わりに用いた以外は、実施例8に
記載された方法によって製造された。配合重合体を同一
量の同一成分と共に均質に混合し、実施例8に記載され
たようにして試験片を作成した。結果は第4表に示され
ている。
第4表に示された結果によれば、エチレン/n−ブチル
アクリレート/一酸化炭素ターポリマーを含む配合物
は、エチレン/酢酸ビニル/一酸化炭素ターポリマーを
含む配合物よりも低温度柔軟性能の点で優れていること
を示す。又試験の結果はE/VA/COをE/nBA/COの代わりに
用いた時、重合体配合物が加熱老化性の点で不充分であ
ることを示している。
実施例 9 70部のクロロスルホン代ポリエチレン(35重量%の塩
素と1重量%の硫黄を含んでいる)、及びエチレン/n−
ブチルアクリレート/一酸化炭素ターポリマー(重量比
60/30/10)を110℃で8分間ハーケ・ミキサー中で混合
した。該配合物をゴム用ロール機上で、30部のSRFカー
ボンブラック、4部の水酸化カルシウム、2部のN,N′
−m−フェニレンジマレイミド及び2部のヴァノックス
AT(ブチルアルデヒド−アニリン縮合生成物)と共に均
質になるまで混合した。得られた配合物を圧縮成形し、
160℃で30分間加硫して、ASTM D−412試験法に従って
150×150×1.9mmのスラブとした。スラブは150℃で7日
間空気循環炉中で加熱老化させ、次いでASTM D−412
に従って試験を行った。結果は第5表に示されている。
比較実施例 比較の目的でエチレン/n−ブチルアクリレート/一酸
化炭素ターポリマー(重量比54/30/16)をを用いた以外
は、実施例9に記載された方法を繰り返して行った。得
られる過剰の一酸化炭素を含む重合体配合物を実施例9
と同一量の同一成分と配合し、実施例9に記載されたよ
うにして試験片を作成した。
上記の実施例によれば、エチレン/n−ブチルアクリレ
ート/一酸化炭素ターポリマーの一酸化炭素含量は、本
発明の教示の範囲内でなければならず、さもないと重合
体配合物の耐熱性が不充分となることが呈示されてい
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 81/06 LRF // C08L 23:28 23:34 73:00 81:06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)約30−50重量%の塩素を含む塩素化
    ポリエチレン又はクロロスルホン化ポリエチレンである
    塩素化ポリオレフイン系エラストマーを約50−90重量
    部、及び(b)48−74重量%のエチレン、アルキル基が
    4−9の炭素原子を含む20−40重量%のアルキルアクリ
    レート、及び6−12重量%の一酸化炭素又は二酸化硫黄
    からなるエチレン系ターポリマーを約10−50重量部含む
    加硫性重合体組成物を加硫剤の存在下にプレス加硫する
    ことを特徴とする良好な低温度柔軟性を有する重合体加
    硫物の製造方法。
  2. 【請求項2】加硫性重合体組成物が70−80重量部の塩素
    化ポリエチレン又はクロロスルホン化ポリエチレン及び
    約20−30重量部のエチレン系ターポリマーを含むことを
    特徴とする特許請求の範囲1項記載の方法。
  3. 【請求項3】エチレン系ターポリマーがエチレン、アル
    キルアクリレート、及び一酸化炭素から成ることを特徴
    とする特許請求の範囲1項記載の方法。
  4. 【請求項4】エチレン系ターポリマーがエチレン、アル
    キルアクリレート、及び二酸化硫黄から成ることを特徴
    とする特許請求の範囲1項記載の方法。
  5. 【請求項5】アルキルアクリレートがn−ブチルアクリ
    レートであることを特徴とする特許請求の範囲1項記載
    の方法。
  6. 【請求項6】アルキルアクリレートが2−エチルヘキシ
    ルアクリレートであることを特徴とする特許請求の範囲
    1項記載の方法。
  7. 【請求項7】塩素化ポリオレフインが塩素化ポリエチレ
    ンであることを特徴とする特許請求の範囲1項記載の方
    法。
  8. 【請求項8】塩素化ポリオレフインがクロロスルホン化
    ポリエチレンであることを特徴とする特許請求の範囲1
    項記載の方法。
  9. 【請求項9】塩素化ポリオレフインが約35−45重量%の
    塩素を含むことを特徴とする特許請求の範囲1項記載の
    方法。
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