JPH08261841A - 光学的アライメント調整装置 - Google Patents

光学的アライメント調整装置

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JPH08261841A
JPH08261841A JP5960195A JP5960195A JPH08261841A JP H08261841 A JPH08261841 A JP H08261841A JP 5960195 A JP5960195 A JP 5960195A JP 5960195 A JP5960195 A JP 5960195A JP H08261841 A JPH08261841 A JP H08261841A
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JP
Japan
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alignment error
mirror
alignment
optical system
controller
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Application number
JP5960195A
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English (en)
Inventor
Yoshihisa Kawaguchi
佳久 川口
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、光学系のアライメント誤差が大き
く変化するような系でも、疑似アライメント誤差ゼロの
点ではなく、自動的に真のアライメント誤差ゼロの点ま
わりで走査鏡の制御が可能になる光学系アライメント調
整装置を提供することを目的としている。 【構成】 本発明は、アライメント誤差が疑似アライメ
ント誤差ゼロ点のまわりで制御されるとき、補正ロジッ
ク5により制御器4の出力であるミラ−駆動信号をちょ
うど疑似アライメント誤差ゼロ点角度相当オフセットし
て走査鏡駆動装置2に導くように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、干渉計等の高精度のア
ライメント調整が要求される光学系アライメント調整装
置に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来、大気中の成分を観測するために用
いる干渉計等においては、高精度なミラ−のアライメン
ト調整が要求されており、高精度なミラ−のアライメン
トの調整を行なうことにより干渉計としての精度を保っ
ている。
【0003】ここで、従来の干渉計における光学系アラ
イメント調整装置の構成を図2に示し、説明する。ミラ
−はミラ−駆動機構12に取り付けられ(図示せず)、
このミラ−の角度は制御器14の出力であるミラ−駆動
信号により連続的に変更可能である。
【0004】また、ミラ−駆動機構12はミラ−を法線
方向にも同様に駆動可能である。ミラ−を含めたミラ−
駆動機構12における光学的なアライメントを検出する
ため、レ−ザ光源11から発せられるレ−ザ光を照射す
る。照射されたレ−ザ光はミラ−駆動機構12によりミ
ラ−を法線方向に駆動した結果生じる光路差により干渉
縞が生じ、この干渉縞が検出器13に入力される。
【0005】この検出器13では干渉縞から光学系アラ
イメント誤差を演算し、精アライメント誤差信号として
制御器14に出力される。この制御器14ではこの精ア
ライメント誤差信号をゼロとするように閉ル−プ制御を
構成している。
【0006】ここで、ミラ−駆動機構12における光学
的なアライメント誤差を検出する検出器13の動作につ
いて説明する。ミラ−のアライメントは、平面内の2軸
について調整する必要があり、図3に示すようにアライ
メント調整軸(X,Y)に対して実線で区切られた領域
A,B,C,D(図示せず)の4分割された平面のそれ
ぞれの領域に光検出素子から構成される検出器13の検
出部13A,13B,13C,13Dが設置される。
【0007】検出部13Aと検出部13Cとは、アライ
メント調整軸Yを挟んで対向して設置されている。ま
た、検出部13Bと検出部13Dとは、アライメント調
整軸Xを挟んで対向して設置されている。
【0008】アライメント調整軸Xについてアライメン
ト誤差を有する場合、検出部13Bに入力される干渉縞
と検出部13Dに入力される干渉縞との間に位相差が生
じる。従って、検出部13Bと検出部13Dとの出力の
位相差を検出することによりアライメント調整軸Xにつ
いてアライメント誤差を検出できる。また、同様に検出
部13Aの出力と検出部13Cの出力との位相差を検出
することによりアライメント調整軸Yについてアライメ
ント誤差を検出することができる。
【0009】上述したような光学系のアライメント誤差
検出・調整方法はレ−ザ光の干渉を利用することから、
光の波長レベルのアライメント誤差を検出可能である長
所を有している。
【0010】しかしながら、位相差が+180degの
場合と位相差が−180degの場合とでは、位相差を
求めると演算結果は同一となり、検出部間の位相のずれ
は±180degを越えて検出することは不可能である
ため、アライメント誤差を線形的に検出可能である範
囲、つまり、検出視野はレ−ザ波長と検出部の大きさに
よって制限され、結果としてアライメント誤差と検出器
13との出力関係は図4に示すようになる。
【0011】この図4に示すように、検出器13の出力
がゼロとなる、つまり、ミラ−駆動機構12における光
学的なアライメント誤差がゼロとなる点は、ミラ−が正
確な角度で制御されているときに検出器13の出力がゼ
ロとなる真のアライメント誤差ゼロ点Eと、ミラ−が正
確な角度で制御されていない場合でも同様に検出器13
の出力がゼロとなる疑似アライメント誤差ゼロ点Fまた
はGとがあることがわかる。
【0012】したがって、光学系のアライメント誤差が
大きく変化するような系では、真のアライメント誤差ゼ
ロ点Eのまわりではなく、疑似アライメント誤差ゼロ点
FまたはGのまわりで制御器14により制御される可能
性があるという欠点が生じていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の光学系アライメント調整装置においては、光学系の
アライメント誤差が大きく変化するような系では、アラ
イメント誤差は真のアライメント誤差ゼロの点まわりで
はなく、この真のアライメント誤差ゼロの点と同様に検
出器3の出力がゼロとなる疑似ゼロ点まわりで制御さ
れ、正確な制御ができなくなる可能性を有するという欠
点が生じていた。
【0014】そこで、本発明は、上記欠点を除去し、光
学系のアライメント誤差が大きく変化するような系で
も、自動的に真のアライメント誤差ゼロの点まわりで光
学系ミラ−の制御が可能になる光学系アライメント調整
装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、光学系ミラ−のアライメント誤差を検
出する検出手段と、この検出手段の検出結果に基づい
て、光学系ミラ−の調整制御を行う制御手段とを具備す
る光学的アライメント調整装置において、前記検出手段
により検出された前記アライメント誤差を前記制御手段
による制御可能な範囲に補正する補正手段とを具備して
いる。
【0016】
【作用】本発明では、アライメント誤差が制御手段によ
る制御が可能な範囲を脱している場合、補正手段により
前記制御手段による制御が可能な範囲に前記アライメン
ト誤差を補正することが可能になる。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例である光学系アライメント
調整装置の構成とその動作について、図1を用いて説明
する。この光学系アライメント調整装置の走査鏡駆動装
置2においては、周知のビ−ムスプリッタ21が、その
視線軸(入射光路)を測定方向に指示されて配置され
る。このビ−ムスプリッタ21の反射光路上には、固定
鏡22が配置される。固定鏡22は、レ−ザ光源1から
発せられ、ビ−ムスプリッタ21を介して導かれたレ−
ザ光を反射して再びビ−ムスプリッタ21に導く。
【0018】また、ビ−ムスプリッタ21の透過光路上
には、走査鏡23が走査鏡駆動部24,アクチュエ−タ
25を介してに直線走査自在に配置される。走査鏡角度
検出センサ26は、走査鏡23の走査角度を検出するも
のであり、その検出結果に基づきコントロ−ラ27は、
走査鏡23の制御を行うものである。また、予め、走査
鏡角度検出センサ26は、走査鏡23が正確な角度で制
御されているときに検出器3の出力がゼロとなる図3に
示したような真のアライメント誤差ゼロ点Eを予め検出
し、設定しておくものとする。
【0019】ビ−ムスプリッタ21の干渉光路上には、
検出器3が配置される。これにより、ビ−ムスプリッタ
21を通過した観測光は、走査鏡23に導かれて該走査
鏡23で反射され、再びビ−ムスプリッタ21に導かれ
る。この際、走査鏡23は、走査鏡駆動部24により反
射光路上に所定の状態に直線駆動されて光路長が可変設
定される。
【0020】走査鏡23の移動中に発生するアライメン
ト誤差は、既に述べた従来の方法と同様に検出器3によ
って検出され、アクチュエ−タ25を介して、制御器4
により走査鏡23を駆動する走査鏡駆動器24にフィ−
ドバックされる。
【0021】この制御部4は、検出器3で演算され、出
力された精アライメント誤差信号がゼロになるように、
ミラ−駆動信号を出力し、走査鏡駆動装置2を制御する
ものである。
【0022】補償ロジック5は、検出器3から出力され
た精アライメント誤差信号をもとにして、制御器4によ
りアライメント誤差が図4に示す真のアライメント誤差
ゼロ点Eのまわりではなく、疑似アライメント誤差ゼロ
点FまたはGのまわりで制御されるとき、制御器4の出
力であるミラ−駆動信号をちょうど疑似アライメント誤
差ゼロ点角度相当オフセットして走査鏡駆動装置2に導
く。
【0023】つまり、補償ロジック5は、制御器4の出
力が疑似ゼロ点角度相当オフセットした時点で制御器4
の出力から疑似ゼロ点角度分を差し引く、または、足す
ように構成されている。
【0024】よって、本実施例によれば、アライメント
誤差が検出器3の真のアライメント誤差ゼロ点Eからず
れ、疑似アライメント誤差ゼロ点FまたはGのまわりで
制御された場合、補償ロジック5の動作により再び真の
アライメント誤差ゼロ点Eのまわりにアライメント誤差
を制御できるので、大きなアライメント変動要因が存在
する環境下においても、レ−ザの干渉を利用したアライ
メント補正制御が可能になるという効果が得られる。
【0025】尚、本発明はこの実施例に限定されるもの
ではなく、干渉計における光学系のアライメントを調整
する光学的アライメント調整装置であれば、本実施例で
説明したような同様の効果が得られるものである。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光学系ア
ライメント調整装置によれば、検出手段により検出され
たアライメント誤差が検出手段による制御可能な範囲を
脱している場合、補正手段により制御手段が制御可能な
範囲にアライメント誤差を補正することができるので、
大きなアライメント変動要因が存在する環境下において
も、高精度なアライメント調整が要求される光学系のア
ライメント調整が可能になるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光学系アライメント調整装置の構成
を示す図である。
【図2】 従来の光学系アライメント調整装置の構成を
示す図である。
【図3】 光学系アライメント調整装置における検出器
方式を示す図である。
【図4】 光学系アライメント調整装置における検出器
出力特性を示す図である。
【符号の説明】
1・・・レ−ザ光源 2・・・走査鏡駆動装置 21・・・ビ−ムスプリッタ 22・・・固定鏡 23・・・走査鏡 24・・・走査鏡駆動部 25・・・アクチュエ−タ 26・・・走査鏡角度駆動部 27・・・コントロ−ラ 3・・・検出器 4・・・制御器 5・・・補正ロジック

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学系ミラ−のアライメント誤差を検出
    する検出手段と、この検出手段の検出結果に基づいて、
    光学系ミラ−の調整制御を行う制御手段とを具備する光
    学的アライメント調整装置において、 前記検出手段により検出された前記アライメント誤差を
    前記制御手段による制御可能な範囲に補正する補正手段
    とを具備することを特徴とする光学的アライメント調整
    装置。
  2. 【請求項2】 検出手段は、干渉縞の位相差に基づいて
    光学系ミラ−のアライメント誤差を検出することを特徴
    とする請求項1記載の光学的アライメント調整装置。
  3. 【請求項3】 補正手段は、干渉縞の位相差に基づいて
    求められた光学系ミラ−のアライメント誤差を、制御手
    段が真の誤差ゼロの値のまわりで制御可能となるように
    補正することを特徴とした請求項2記載の光学的アライ
    メント調整装置。
JP5960195A 1995-03-20 1995-03-20 光学的アライメント調整装置 Pending JPH08261841A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5960195A JPH08261841A (ja) 1995-03-20 1995-03-20 光学的アライメント調整装置

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JPH08261841A true JPH08261841A (ja) 1996-10-11

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JP5960195A Pending JPH08261841A (ja) 1995-03-20 1995-03-20 光学的アライメント調整装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010143866A3 (ko) * 2009-06-08 2011-03-31 주식회사 나노베이스 광 정렬 장치 및 그 방법

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