JPH08219881A - 光学系アライメント調整装置 - Google Patents
光学系アライメント調整装置Info
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- JPH08219881A JPH08219881A JP2833095A JP2833095A JPH08219881A JP H08219881 A JPH08219881 A JP H08219881A JP 2833095 A JP2833095 A JP 2833095A JP 2833095 A JP2833095 A JP 2833095A JP H08219881 A JPH08219881 A JP H08219881A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、構成簡易にして、広範囲に亘る高
精度なアライメント調整を実現することにある。 【構成】光学系のビームスプリッタ1で干渉させたレー
ザ光を検出器22に取込んで、その光の強度に基づいた
粗アライメント誤差を検出し、この粗アライメント誤差
に基づいて移動鏡3の粗アライメントを調整して、該粗
アライメント誤差が略ゼロになった状態で、入力される
光の干渉縞に基づいて精アライメント誤差を検出して、
この精アライメント誤差に基づいて、さらにアライメン
トを調整するように構成し、所期の目的を達成したもの
である。
精度なアライメント調整を実現することにある。 【構成】光学系のビームスプリッタ1で干渉させたレー
ザ光を検出器22に取込んで、その光の強度に基づいた
粗アライメント誤差を検出し、この粗アライメント誤差
に基づいて移動鏡3の粗アライメントを調整して、該粗
アライメント誤差が略ゼロになった状態で、入力される
光の干渉縞に基づいて精アライメント誤差を検出して、
この精アライメント誤差に基づいて、さらにアライメン
トを調整するように構成し、所期の目的を達成したもの
である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばマイケルソン
型フーリエ分光計(マイケルソン干渉計)等に配設され
る光学系のアライメント調整を行うのに用いる光学系ア
ライメント調整装置に関する。
型フーリエ分光計(マイケルソン干渉計)等に配設され
る光学系のアライメント調整を行うのに用いる光学系ア
ライメント調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マイケルソン干渉計は、図2に示すよう
に周知のビームスプリッタ1が、その視線軸(入射光
路)を測定方向に指向されて配置される。このビームス
プリッタ1の透過光路には、固定鏡2が配設される。固
定鏡2は、ビームスプリッタ1を介して導かれた入射光
(観測光)を反射して再びビームスプリッタ1に導く。
に周知のビームスプリッタ1が、その視線軸(入射光
路)を測定方向に指向されて配置される。このビームス
プリッタ1の透過光路には、固定鏡2が配設される。固
定鏡2は、ビームスプリッタ1を介して導かれた入射光
(観測光)を反射して再びビームスプリッタ1に導く。
【0003】また、ビームスプリッタ1の反射光路上に
は、移動鏡3が移動鏡駆動機構4を介して矢印方向(法
線方向)及び矢印方向(法線方向)と略直交する方向に
移動調整自在に配設される。そして、ビームスプリッタ
1の干渉光路上には、光検出器5が配設される。これに
より、ビームスプリッタ1で反射した観測光は、移動鏡
3に導かれて該移動鏡3で反射され、再びビームスプリ
ッタ1に導かれる。この際、移動鏡3は、上記移動鏡駆
動機構4により反射光路上に所定の状態に駆動されて光
路長が可変設定される。ここで、上記固定鏡2からの光
と、移動鏡3からの光は、ビームスプリッタ1に導かれ
て干渉されて、その干渉した光が光検出器5に導かれ、
光のスペクトルの強度として検出される。
は、移動鏡3が移動鏡駆動機構4を介して矢印方向(法
線方向)及び矢印方向(法線方向)と略直交する方向に
移動調整自在に配設される。そして、ビームスプリッタ
1の干渉光路上には、光検出器5が配設される。これに
より、ビームスプリッタ1で反射した観測光は、移動鏡
3に導かれて該移動鏡3で反射され、再びビームスプリ
ッタ1に導かれる。この際、移動鏡3は、上記移動鏡駆
動機構4により反射光路上に所定の状態に駆動されて光
路長が可変設定される。ここで、上記固定鏡2からの光
と、移動鏡3からの光は、ビームスプリッタ1に導かれ
て干渉されて、その干渉した光が光検出器5に導かれ、
光のスペクトルの強度として検出される。
【0004】上記光検出器5には、演算部6が接続さ
れ、検出信号を演算部6に出力する。演算部6は、入力
した光のスペクトルの強度をレーザ光のスペクトルの強
度に基づいてフーリエ逆変換(FFT)して、観測光の
光成分を求める。
れ、検出信号を演算部6に出力する。演算部6は、入力
した光のスペクトルの強度をレーザ光のスペクトルの強
度に基づいてフーリエ逆変換(FFT)して、観測光の
光成分を求める。
【0005】ところで、このようなマイケルソン干渉計
は、高精度な光のインスペクトルの強度測定を実現する
ために、ビームスプリッタ、固定鏡、移動鏡で構成され
る光学系の移動鏡のアライメント調整が実行されてい
る。
は、高精度な光のインスペクトルの強度測定を実現する
ために、ビームスプリッタ、固定鏡、移動鏡で構成され
る光学系の移動鏡のアライメント調整が実行されてい
る。
【0006】図3は、このような光学系のアライメント
調整を行う従来のアライメント調整装置を示すもので、
上記移動鏡駆動機構4には、アライメント調整用制御部
10が接続される。そして、上記ビームスプリッタ1の
入射側には、アライメント調整用レーザ光発振源11が
対向配置される。
調整を行う従来のアライメント調整装置を示すもので、
上記移動鏡駆動機構4には、アライメント調整用制御部
10が接続される。そして、上記ビームスプリッタ1の
入射側には、アライメント調整用レーザ光発振源11が
対向配置される。
【0007】また、上記ビームスプリッタ1の出力側に
は.検出器12が配設され、この検出器12の出力端に
は、制御部10が接続される。検出器12は、図4に示
すように第1乃至第4の光電変換素子12a〜12dが
第1及び第2の調整軸(上記法線方法及び法線方向と略
直交する方向)を挟んで二組が対向するように組合わせ
配置される。検出器は、その第1及び第3の光電変換素
子12a,12cに入射される光の位相差に基づいて第
2の調整軸回りのアライメント誤差を検出し、その第2
及び第4の光電変換素子12b,12dに入射される光
の位相差に基づいて第1の調整軸回りのアライメント誤
差を検出し、アライメント誤差信号を制御部10に出力
する。制御部10は、入力したアライメント誤差信号に
基づいて移動鏡駆動機構4を駆動制御して移動鏡3のア
ライメント調整を実行する。ここで、移動鏡3は、光の
波長レベルのアライメント誤差の調整が行われる。
は.検出器12が配設され、この検出器12の出力端に
は、制御部10が接続される。検出器12は、図4に示
すように第1乃至第4の光電変換素子12a〜12dが
第1及び第2の調整軸(上記法線方法及び法線方向と略
直交する方向)を挟んで二組が対向するように組合わせ
配置される。検出器は、その第1及び第3の光電変換素
子12a,12cに入射される光の位相差に基づいて第
2の調整軸回りのアライメント誤差を検出し、その第2
及び第4の光電変換素子12b,12dに入射される光
の位相差に基づいて第1の調整軸回りのアライメント誤
差を検出し、アライメント誤差信号を制御部10に出力
する。制御部10は、入力したアライメント誤差信号に
基づいて移動鏡駆動機構4を駆動制御して移動鏡3のア
ライメント調整を実行する。ここで、移動鏡3は、光の
波長レベルのアライメント誤差の調整が行われる。
【0008】しかしながら、上記アライメント調整装置
では、その構成上、光の位相ずれが±180degを越
えると、アライメント誤差の検出が困難であると共に、
その検出可能範囲(検出視野)がレーザ光波長と検出器
12の大きさに制約されるために、アライメント調整可
能範囲が比較的狭い場合しか適用が困難であるという問
題を有する。
では、その構成上、光の位相ずれが±180degを越
えると、アライメント誤差の検出が困難であると共に、
その検出可能範囲(検出視野)がレーザ光波長と検出器
12の大きさに制約されるために、アライメント調整可
能範囲が比較的狭い場合しか適用が困難であるという問
題を有する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のアライメント調整装置では、検出視野に制約があ
り、アライメント調整可能範囲が狭いという問題を有す
る。この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、構
成簡易にして、広範囲に亘る高精度なアライメント調整
を実現し得るようにした光学系アライメント調整装置を
提供することを目的とする。
来のアライメント調整装置では、検出視野に制約があ
り、アライメント調整可能範囲が狭いという問題を有す
る。この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、構
成簡易にして、広範囲に亘る高精度なアライメント調整
を実現し得るようにした光学系アライメント調整装置を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、ビームスプ
リッタに入射された光を固定鏡及び移動鏡に導いて、該
固定鏡及び移動鏡で反射した光を前記ビームスプリッタ
で干渉させる光学系と、前記移動鏡を光軸の法線方向及
び法線と略直交する方向に移動制御して、前記光学系で
光の干渉縞を生成する移動鏡駆動機構と、基準レーザ光
を前記光学系のビームスプリッタに照射するレーザ光発
振手段と、このレーザ光発振手段で発振した基準レーザ
光が前記ビームスプリッタに入射されて、前記固定鏡及
び移動鏡で反射された後、該ビームスプリッタで干渉さ
れた光を受信して、該光の強度に基づいて粗アライメン
ト誤差を検出し、前記光の干渉縞に基づいて精アライメ
ント誤差を検出する誤差検出手段と、この誤差検出手段
で検出した粗アライメント誤差に基づいて前記移動鏡駆
動機構を動作制御して前記移動鏡の粗アライメント調整
を行った後、前記精アライメント誤差に基づいて前記移
動鏡駆動機構を動作制御して前記移動鏡の精アライメン
ト調整を行う制御手段とを備えて光学系アライメント調
整装置を構成したものである。
リッタに入射された光を固定鏡及び移動鏡に導いて、該
固定鏡及び移動鏡で反射した光を前記ビームスプリッタ
で干渉させる光学系と、前記移動鏡を光軸の法線方向及
び法線と略直交する方向に移動制御して、前記光学系で
光の干渉縞を生成する移動鏡駆動機構と、基準レーザ光
を前記光学系のビームスプリッタに照射するレーザ光発
振手段と、このレーザ光発振手段で発振した基準レーザ
光が前記ビームスプリッタに入射されて、前記固定鏡及
び移動鏡で反射された後、該ビームスプリッタで干渉さ
れた光を受信して、該光の強度に基づいて粗アライメン
ト誤差を検出し、前記光の干渉縞に基づいて精アライメ
ント誤差を検出する誤差検出手段と、この誤差検出手段
で検出した粗アライメント誤差に基づいて前記移動鏡駆
動機構を動作制御して前記移動鏡の粗アライメント調整
を行った後、前記精アライメント誤差に基づいて前記移
動鏡駆動機構を動作制御して前記移動鏡の精アライメン
ト調整を行う制御手段とを備えて光学系アライメント調
整装置を構成したものである。
【0011】
【作用】上記構成によれば、光学系のビームスプリッタ
で干渉した光が誤差検出手段に入力されると、その光強
度に基づいた粗アライメント誤差を検出し、該粗アライ
メント誤差が略ゼロになると、入力される光の干渉縞に
基づいた精アライメント誤差を検出して制御部に順に出
力する。制御部は、粗アライメント誤差信号が入力され
ると、この粗アライメント誤差に基づいて移動鏡駆動機
構を動作制御して、移動鏡の粗のアライメント調整を実
行し、精アライメント誤差信号が入力されると、さら
に、この精アライメント誤差信号に基づいて移動鏡駆動
機構を動作制御して、移動鏡のアライメント調整を実行
する。これにより、移動鏡のアライメント誤差を比較的
粗い範囲から精な範囲に亘って検出することが可能とな
り、広範囲に亘るアライメント調整が可能となる。
で干渉した光が誤差検出手段に入力されると、その光強
度に基づいた粗アライメント誤差を検出し、該粗アライ
メント誤差が略ゼロになると、入力される光の干渉縞に
基づいた精アライメント誤差を検出して制御部に順に出
力する。制御部は、粗アライメント誤差信号が入力され
ると、この粗アライメント誤差に基づいて移動鏡駆動機
構を動作制御して、移動鏡の粗のアライメント調整を実
行し、精アライメント誤差信号が入力されると、さら
に、この精アライメント誤差信号に基づいて移動鏡駆動
機構を動作制御して、移動鏡のアライメント調整を実行
する。これにより、移動鏡のアライメント誤差を比較的
粗い範囲から精な範囲に亘って検出することが可能とな
り、広範囲に亘るアライメント調整が可能となる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例について、図面を参
照して詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係
る光学系アライメント調整装置を示すもので、移動鏡駆
動機構20は、例えば前記図2に示すマイケルソン干渉
計の光学系の移動鏡3を移動制御して、前述したように
観測光の干渉光を生成する。
照して詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係
る光学系アライメント調整装置を示すもので、移動鏡駆
動機構20は、例えば前記図2に示すマイケルソン干渉
計の光学系の移動鏡3を移動制御して、前述したように
観測光の干渉光を生成する。
【0013】上記マイケルソン干渉計の光学系を構成す
る上記ビームスプリッタ1(図2参照)の入射側には、
アライメント調整用レーザ光発振源21が対向配置され
る。そして、ビームスプリッタ1の出力側には、検出器
22が配設され、この検出器22の出力端には、アライ
メント調整用制御部23が接続される。
る上記ビームスプリッタ1(図2参照)の入射側には、
アライメント調整用レーザ光発振源21が対向配置され
る。そして、ビームスプリッタ1の出力側には、検出器
22が配設され、この検出器22の出力端には、アライ
メント調整用制御部23が接続される。
【0014】検出器22は、例えば前記図4と略同様に
第1乃至第4の光電変換素子が調整軸(上記法線方法及
び法線方向と略直交する方向)を挟んで二組が対向する
ように組合わせ配置される。検出器22は、その第1及
び第3の光電変換素子に入射される光の強度をそれぞれ
電圧変換した信号の差に基づいて第2の調整軸回りの粗
アライメント誤差を検出し、その第2及び第4の光電変
換素子に入射される光の強度をそれぞれ電圧変換した信
号の差に基づいて第1の調整軸回りの粗アライメント誤
差を検出して制御部に出力する。そして、検出器22
は、その粗アライメント誤差が略ゼロになると、その第
1及び第3の光電変換素子に入射される光の位相差に基
づいて第2の調整軸回りの精アライメント誤差を検出
し、その第2及び第4の光電変換素子に入射される光の
位相差に基づいて第1の調整軸回りの精アライメント誤
差を検出し、精アライメント誤差信号を制御部23に出
力する。
第1乃至第4の光電変換素子が調整軸(上記法線方法及
び法線方向と略直交する方向)を挟んで二組が対向する
ように組合わせ配置される。検出器22は、その第1及
び第3の光電変換素子に入射される光の強度をそれぞれ
電圧変換した信号の差に基づいて第2の調整軸回りの粗
アライメント誤差を検出し、その第2及び第4の光電変
換素子に入射される光の強度をそれぞれ電圧変換した信
号の差に基づいて第1の調整軸回りの粗アライメント誤
差を検出して制御部に出力する。そして、検出器22
は、その粗アライメント誤差が略ゼロになると、その第
1及び第3の光電変換素子に入射される光の位相差に基
づいて第2の調整軸回りの精アライメント誤差を検出
し、その第2及び第4の光電変換素子に入射される光の
位相差に基づいて第1の調整軸回りの精アライメント誤
差を検出し、精アライメント誤差信号を制御部23に出
力する。
【0015】制御部23は、粗アライメント誤差信号が
入力されると、第1の制御ループを司り、該粗アライメ
ント誤差信号に基づいて移動鏡駆動機構20を駆動制御
して移動鏡の粗なアライメント調整を実行する。次に、
精アライメント誤差信号が入力されると、制御部23
は、第2の制御ループを司り、入力した精アライメント
誤差信号に基づいて移動鏡駆動機構20を動作制御して
移動鏡の精なアライメント調整を実行する。
入力されると、第1の制御ループを司り、該粗アライメ
ント誤差信号に基づいて移動鏡駆動機構20を駆動制御
して移動鏡の粗なアライメント調整を実行する。次に、
精アライメント誤差信号が入力されると、制御部23
は、第2の制御ループを司り、入力した精アライメント
誤差信号に基づいて移動鏡駆動機構20を動作制御して
移動鏡の精なアライメント調整を実行する。
【0016】上記構成において、アライメント調整を行
う場合、先ず、レーサ光発信源21からレーザ光が発信
される。すると、このレーザ光は、上記ビームスプリッ
タ1を介して固定鏡2及び移動鏡3に導かれ、該固定鏡
2及び移動鏡3で反射されて再びビームスプリッタ1に
導かれて干渉され、検出器22に入力される。ここで、
検出器22は、その第1及び第3の光電変換素子に入射
される光の強度をそれぞれ電圧変換した信号の差に基づ
いて第2の調整軸回りの粗アライメント誤差を検出し、
その第2及び第4の光電変換素子に入射される光の強度
をそれぞれ電圧変換した信号の差に基づいて第1の調整
軸回りの粗アライメント誤差を検出して制御部24に出
力する。制御部23は、粗アライメント誤差信号が入力
されると、第1の制御ループを構成して、該粗アライメ
ント誤差信号に基づいて移動鏡駆動機構20を駆動制御
して移動鏡3の粗なアライメント調整を実行する。
う場合、先ず、レーサ光発信源21からレーザ光が発信
される。すると、このレーザ光は、上記ビームスプリッ
タ1を介して固定鏡2及び移動鏡3に導かれ、該固定鏡
2及び移動鏡3で反射されて再びビームスプリッタ1に
導かれて干渉され、検出器22に入力される。ここで、
検出器22は、その第1及び第3の光電変換素子に入射
される光の強度をそれぞれ電圧変換した信号の差に基づ
いて第2の調整軸回りの粗アライメント誤差を検出し、
その第2及び第4の光電変換素子に入射される光の強度
をそれぞれ電圧変換した信号の差に基づいて第1の調整
軸回りの粗アライメント誤差を検出して制御部24に出
力する。制御部23は、粗アライメント誤差信号が入力
されると、第1の制御ループを構成して、該粗アライメ
ント誤差信号に基づいて移動鏡駆動機構20を駆動制御
して移動鏡3の粗なアライメント調整を実行する。
【0017】そして、検出器22は、その粗アライメン
ト誤差が略ゼロになると、その第1及び第3の光電変換
素子に入射される光の位相差に基づいて第2の調整軸回
りの精アライメント誤差を検出し、その第2及び第4の
光電変換素子に入射される光の位相差に基づいて第1の
調整軸回りの精アライメント誤差を検出し、精アライメ
ント誤差信号を制御部23に出力する。ここで、制御部
23は、第2の制御ループを司り入力した精アライメン
ト誤差信号に基づいて移動鏡駆動機構20を動作制御し
て、移動鏡3の光の波長レベルの精なアライメント調整
を実行する。
ト誤差が略ゼロになると、その第1及び第3の光電変換
素子に入射される光の位相差に基づいて第2の調整軸回
りの精アライメント誤差を検出し、その第2及び第4の
光電変換素子に入射される光の位相差に基づいて第1の
調整軸回りの精アライメント誤差を検出し、精アライメ
ント誤差信号を制御部23に出力する。ここで、制御部
23は、第2の制御ループを司り入力した精アライメン
ト誤差信号に基づいて移動鏡駆動機構20を動作制御し
て、移動鏡3の光の波長レベルの精なアライメント調整
を実行する。
【0018】このように、上記光学系アライメント調整
装置は、光学系のビームスプリッタ1で干渉させたレー
ザ光を検出器22に取込んで、その光の強度に基づいた
粗アライメント誤差を検出し、この粗アライメント誤差
に基づいて移動鏡3の粗アライメントを調整して、該粗
アライメント誤差が略ゼロになった状態で、入力される
光の干渉縞に基づいて精アライメント誤差を検出して、
この精アライメント誤差に基づいて、さらにアライメン
トを調整するように構成した。これにより、移動鏡3の
アライメント誤差を比較的粗い範囲から光の波長レベル
の精な範囲に亘って確実に検出することが可能となり、
広範囲に亘る高精度なアライメント調整が実現される。
装置は、光学系のビームスプリッタ1で干渉させたレー
ザ光を検出器22に取込んで、その光の強度に基づいた
粗アライメント誤差を検出し、この粗アライメント誤差
に基づいて移動鏡3の粗アライメントを調整して、該粗
アライメント誤差が略ゼロになった状態で、入力される
光の干渉縞に基づいて精アライメント誤差を検出して、
この精アライメント誤差に基づいて、さらにアライメン
トを調整するように構成した。これにより、移動鏡3の
アライメント誤差を比較的粗い範囲から光の波長レベル
の精な範囲に亘って確実に検出することが可能となり、
広範囲に亘る高精度なアライメント調整が実現される。
【0019】なお、上記実施例では、マイケルソン干渉
計の光学系に適用した場合で説明したが、これに限るこ
となく、その他、ビームスプリッタで観測光を取込ん
で、固定鏡及び移動鏡を介して再びビームスプリッタに
導いて干渉させる光学系のアライメント調整に適用する
ことが可能で、略同様の効果が期待される。よって、こ
の発明は、上記実施例に限ることなく、その他、この発
明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得るこ
とは勿論である。
計の光学系に適用した場合で説明したが、これに限るこ
となく、その他、ビームスプリッタで観測光を取込ん
で、固定鏡及び移動鏡を介して再びビームスプリッタに
導いて干渉させる光学系のアライメント調整に適用する
ことが可能で、略同様の効果が期待される。よって、こ
の発明は、上記実施例に限ることなく、その他、この発
明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施し得るこ
とは勿論である。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、構成簡易にして、広範囲に亘る高精度なアライメン
ト調整を実現し得るようにした光学系アライメント調整
装置を提供することができる。
ば、構成簡易にして、広範囲に亘る高精度なアライメン
ト調整を実現し得るようにした光学系アライメント調整
装置を提供することができる。
【図1】この発明の一実施例に係る光学系アライメント
調整装置を示した図。
調整装置を示した図。
【図2】この発明の適用されるマイケルソン干渉計を示
した図。
した図。
【図3】従来の光学系アライメント調整装置を示した
図。
図。
【図4】検出器の構成を示した図。
1…ビームスプリッタ。 2…固定鏡。 3…移動鏡。 4…移動鏡駆動機構。 5…光検出器。 6…演算部。 20…移動鏡駆動機構。 21…レーザ項発振源。 22…検出器。 23…制御部。
Claims (2)
- 【請求項1】 ビームスプリッタに入射された光を固定
鏡及び移動鏡に導いて、該固定鏡及び移動鏡で反射した
光を前記ビームスプリッタで干渉させる光学系と、 前記移動鏡を光軸の法線方向及び法線と略直交する方向
に移動制御して、前記光学系で光の干渉縞を生成する移
動鏡駆動機構と、 基準レーザ光を前記光学系のビームスプリッタに照射す
るレーザ光発振手段と、 このレーザ光発振手段で発振した基準レーザ光が前記ビ
ームスプリッタに入射されて、前記固定鏡及び移動鏡で
反射された後、該ビームスプリッタで干渉された光を受
信して、該光の強度に基づいて粗アライメント誤差を検
出し、前記光の干渉縞に基づいて精アライメント誤差を
検出する誤差検出手段と、 この誤差検出手段で検出した粗アライメント誤差に基づ
いて前記移動鏡駆動機構を動作制御して前記移動鏡の粗
アライメント調整を行った後、前記精アライメント誤差
に基づいて前記移動鏡駆動機構を動作制御して前記移動
鏡の精アライメント調整を行う制御手段とを具備した光
学系アライメント調整装置。 - 【請求項2】 前記光学系は、入射光の干渉光を取得す
る干渉計を構成してなることを特徴する請求項1記載の
光学系アライメント調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2833095A JPH08219881A (ja) | 1995-02-16 | 1995-02-16 | 光学系アライメント調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2833095A JPH08219881A (ja) | 1995-02-16 | 1995-02-16 | 光学系アライメント調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08219881A true JPH08219881A (ja) | 1996-08-30 |
Family
ID=12245610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2833095A Pending JPH08219881A (ja) | 1995-02-16 | 1995-02-16 | 光学系アライメント調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08219881A (ja) |
-
1995
- 1995-02-16 JP JP2833095A patent/JPH08219881A/ja active Pending
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