JPH07260584A - マイケルソン干渉計 - Google Patents

マイケルソン干渉計

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JPH07260584A
JPH07260584A JP4602494A JP4602494A JPH07260584A JP H07260584 A JPH07260584 A JP H07260584A JP 4602494 A JP4602494 A JP 4602494A JP 4602494 A JP4602494 A JP 4602494A JP H07260584 A JPH07260584 A JP H07260584A
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JP
Japan
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light
beam splitter
optical path
fixed mirror
reflected
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Pending
Application number
JP4602494A
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English (en)
Inventor
Satoshi Akaha
聡 赤羽
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、高精度な光路長の調整制御を実現
し得るようにして、検出精度の向上を図ることにある。 【構成】ビームスプリッタ10の透過光路及び反射光路
に第1及び第2の固定鏡11,12を配設して、第2の
固定鏡12とビームスプリッタ10との間に一対の光透
過体13a,13bを配設し、この光透過体13a,1
3bを光路に対して直交する方向に出入り移動調整する
ことにより、第2の固定鏡12の光路長を可変設定し
て、その光路長の変化に応じて第1及び第2の固定鏡1
1,12で反射された光がビームスプリッタ10で干渉
されるように構成し、所期の目的を達成したものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マイケルソン型フー
リエ分光計、例えばマイケルソン干渉計に関する。
【0002】
【従来の技術】マイケルソン干渉計は、図3に示すよう
に周知のビームスプリッタ1が、その視線軸(入射光
路)を測定方向に指向されて配置される。このビームス
プリッタ1の透過光路には、固定鏡2が配設される。固
定鏡2は、ビームスプリッタ1を介して導かれた観測光
を反射して再びビームスプリッタ1に導く。
【0003】また、ビームスプリッタ1の反射光路上に
は、走査鏡3が走査駆動部4を介して矢印方向に直線走
査自在に配設される。そして、ビームスプリッタ1の干
渉光路上には、光検出器5が配設される。これにより、
ビームスプリッタ1で反射した観測光は、走査鏡3に導
かれて該走査鏡3で反射され、再びビームスプリッタ1
に導かれる。この際、走査鏡3は、走査駆動部4により
反射光路上に所定の状態に直線駆動されて光路長が可変
設定される。ここで、上記固定鏡2からの光と、走査鏡
3からの光は、ビームスプリッタ1に導かれて干渉され
て、その干渉した光が光検出器5に導かれ、光のスペク
トルの強度として検出される。
【0004】上記光検出器5には、演算部6が接続さ
れ、検出信号を演算部6に出力する。演算部6は、入力
した光のスペクトルの強度をレーザ光のスペクトルの強
度に基づいてフーリエ逆変換(FFT)して、観測光の
光成分を求める。
【0005】ところが、上記マイケルソン干渉計では、
走査鏡3を光路方向に走査して光路長を可変設定しなが
ら観測光をビームスプリッタ1に導き、干渉した光のス
ペクトルの強度を検出する構成上、固定鏡2と走査鏡3
のアライメント変動許容量が極めて厳しく要求されるた
めに、走査時、高精度な指向制御が必要とされ、その制
御が非常に面倒であるという問題を有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のマイケルソン干渉計では、走査鏡の指向制御が非常
に煩雑であるという問題を有する。この発明は上記の事
情に鑑みてなされたもので、簡易な構成で、高精度な光
路長の調整制御を実現し得るようにして、検出精度の向
上を図ったマイケルソン干渉計を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、入射光路が
測定方向に指向されて配置されるビームスプリッタと、
このビームスプリッタの透過光路あるいは反射光路の一
方に配置される第1の固定鏡と、前記ビームスプリッタ
の透過光路あるいは反射光路の他方に配置される第2の
固定鏡と、この第2の固定鏡と前記ビームスプリッタと
の中間部に配設されるものであって、光路に対して直交
され、かつ、互いに対向する面が傾斜されて形成された
一対の光透過体と、この一対の光透過体を光路に対して
直交する方向に移動して、前記第2の固定鏡と前記ビー
ムスプリッタとの光路長を可変設定する移動手段と、前
記ビームスプリッタに導かれた光が前記第1の固定鏡及
び前記第2の固定鏡で反射された後、前記ビームスプリ
ッタで干渉された光を受光し、光のスペクトルの強度を
検出する光検出部と、この光検出部で検出した光のスペ
クトルの強度に基づいて前記ビームスプリッタに入射さ
れた光の成分を求める演算手段とを備えてマイケルソン
干渉計を構成したものである。
【0008】
【作用】上記構成によれば、光透過体は、光路に対して
出入り移動調整されると、その出入り量に応じて、第2
の固定鏡の光路長が可変設定され、その光路長の変化に
応じて第1及び第2の固定鏡で反射された光がビームス
プリッタで干渉されて光検出部で光のスペクトルの強度
として検出される。これにより、第1及び第2の固定鏡
の指向調整を行うことなく、光路長の可変設定が可能と
なり、容易にして高精度な光のスペクトラム検出が可能
となる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例について、図面を参
照して詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係
るマイケルソン干渉計を示すもので、ビームスプリッタ
10の透過光路上には、第1の固定鏡11が配設され
る。そして、ビームスプリッタ10の反射光路上には、
第2の固定鏡12が配設され、この第2の固定鏡とビー
ムスプリッタの中間部には、一対の光透過体13a,1
3bが光路に対して直交する方向に移動自在に組合わせ
配設される。この光透過体13a,13bは、光路に対
して直交する互いに対向する面が傾斜されて形成され、
走査駆動部14を介して同期して矢印方向に出入り自在
に移動制御される。この光透過体13a,13bの移動
量は、位置検出器15を介して検出され、この位置検出
器15の検出信号は、演算部16に出力される。
【0010】また、ビームスプリッタ10の干渉光路上
には、光検出器17が配設され、この光検出器17の出
力端は、上記演算部16に接続される。上記構成におい
て、ビームスプリッタ10の入射光路に入射された観測
光は、ビームスプリッタ10を介して第1の固定鏡11
に導かれ、この第1の固定鏡11で反射されて再びビー
ムスプリッタ10に入射される。また、観測光は、ビー
ムスプリッタ10から光透過体13a,13bを介して
第2の固定鏡12に導かれ、該第2の固定鏡12で反射
されて再び光透過体13a,13bを介してビームスプ
リッタ10に入射される。この際、光透過体13a,1
3bは、走査駆動部15を介して光路に対して直交する
方向に移動制御され、第2の固定鏡12とビームスプリ
ッタ10間の光路長Lを可変設定する。
【0011】ここで、第1の固定鏡11とビームスプリ
ッタ10間の光路長をL1 とし、光透過体13a,13
bの屈折率を光路長の関数n(λ)とし、その他の箇所
を真空(n=1)とし、光透過体13a,13bの光路
上の厚さ寸法をh(図2参照)、光路長L1 と光路長L
との光路差をδL、設定誤差をtとすると、光路差δL
は、 δL=L−L1 =t+2(n(λ)−1)h となる。そして、設定誤差tを求めたい波長域の中心λ
0 の関数として、 −(n(λ0 )−1)h0 で与えると、ビームスプリッタ10で干渉した光の強度
関数Iは、観測光のスペクトルB(ν)と光路差δL
(λ)の関数として、 I(δL(λ),ν)=B(ν)[1+cos2πνδ
L] で表される。但し、ν=C/λで、C=真空中の光、λ
=波長である。
【0012】この際、光透過体13a,13bの厚さ寸
法hは、位置検出器15の検出信号に基づいて求めら
れ、この光透過体13a,13bのhの変化に対応して
ビームスプリッタ10で干渉された光を光検出器17で
検出する。この光検出器17の出力であるインタフエロ
グラムP(h)は、
【0013】
【数1】 で表され、このインタフェログラムP(h)が演算部1
6に入力される。演算部16は、上述したように位置検
出器15からのhに基づいて、B(ν)について解き、
観測光のスペクトルを求めて、その成分を検出する。
【0014】このように、上記マイケルソン干渉計は、
ビームスプリッタ10の透過光路及び反射光路に第1及
び第2の固定鏡11,12を配設して、第2の固定鏡1
2とビームスプリッタ10との間に一対の光透過体13
a,13bを配設し、この光透過体13a,13bを光
路に対して直交する方向に出入り移動調整することによ
り、第2の固定鏡12の光路長を可変設定して、その光
路長の変化に応じて第1及び第2の固定鏡11,12で
反射された光がビームスプリッタ10で干渉されるよう
に構成した。
【0015】これによれば、第2の固定鏡12の指向調
整を行うことなく、光路長Lの可変設定が可能となるこ
とにより、容易にして高精度な光路長設定が容易に実現
され、光のスペクトラム検出精度の向上が実現される。
【0016】なお、上記実施例では、第2の固定鏡12
をビームスプリッタ10の反射光路側に配設するように
構成した場合で説明したが、これに限ることなく、例え
ばビームスプリッタ10の透過光路側に配設するように
構成することも可能である。よって、この発明は、上記
実施例に限ることなく、その他、この発明の要旨を逸脱
しない範囲で種々の変形を実施し得ることは勿論であ
る。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、簡易な構成で、高精度な光路長の調整制御を実現し
得るようにして、検出精度の向上を図ったマイケルソン
干渉計を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るマイケルソン干渉計
を示した図。
【図2】図1の光透過体を取出して示した図。
【図3】従来のマイケルソン干渉計を示した図。
【符号の説明】
10…ビームスプリッタ。 11,12…第1及び第2の固定鏡。 13a,13b…光透過体。 14…走査駆動部。 15…位置検出器。 16…演算部。 17…光検出器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光路が測定方向に指向されて配置さ
    れるビームスプリッタと、 このビームスプリッタの透過光路あるいは反射光路の一
    方に配置される第1の固定鏡と、 前記ビームスプリッタの透過光路あるいは反射光路の他
    方に配置される第2の固定鏡と、 この第2の固定鏡と前記ビームスプリッタとの中間部に
    配設されるものであって、光路に対して直交され、か
    つ、互いに対向する面が傾斜されて形成された一対の光
    透過体と、 この一対の光透過体を光路に対して直交する方向に移動
    して、前記第2の固定鏡と前記ビームスプリッタとの光
    路長を可変設定する移動手段と、 前記ビームスプリッタに導かれた光が前記第1の固定鏡
    及び前記第2の固定鏡で反射された後、前記ビームスプ
    リッタで干渉された光を受光し、光のスペクトルの強度
    を検出する光検出部と、 この光検出部で検出した光のスペクトルの強度に基づい
    て前記ビームスプリッタに入射された光の成分を求める
    演算手段とを具備したマイケルソン干渉計。
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