JPH08261503A - 空気調和機とその運転制御方法 - Google Patents

空気調和機とその運転制御方法

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Publication number
JPH08261503A
JPH08261503A JP9627295A JP9627295A JPH08261503A JP H08261503 A JPH08261503 A JP H08261503A JP 9627295 A JP9627295 A JP 9627295A JP 9627295 A JP9627295 A JP 9627295A JP H08261503 A JPH08261503 A JP H08261503A
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JP
Japan
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chamber
air
damper
air supply
exhaust
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Application number
JP9627295A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimio Kouda
祈実男 国府田
Hitoshi Saito
斉 斎藤
Masakazu Fujimoto
正和 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Corp filed Critical Ebara Corp
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Publication of JPH08261503A publication Critical patent/JPH08261503A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外気温度が室温よりも低い中間期や冬期に発
生する冷房要求に対し、的確に外気を利用することで省
エネルギーをはかる空気調和機とその運転制御方法を提
供すること。 【構成】 第1給気室1、第2給気室2、環気室3、外
気室4、排気室5、混合室6及び全熱交換室7を隔壁で
区画し、全熱交換室7に全熱交換器17を、混合室6と
第1給気室1との隔壁に冷温水コイル14と加湿器13
を、第2給気室2と環気室3との隔壁に凝縮器15と第
7ダンパ37を、排気室5と環気室3の隔壁に蒸発器1
6と第2ダンパ32を、環気室3と混合室6との隔壁に
第1ダンパ31を、環気室3と全熱交換室7との隔壁に
第3ダンパ33を、外気室4と混合室6との隔壁に第4
ダンパ34を、外気室4と全熱交換室7との隔壁に第5
ダンパ35を、第1給気室1と第2給気室2との隔壁に
第6ダンパ36を設置し、更にコンプレッサー23、ア
キュムレータ24、膨張弁25、第1給気ファン20、
第2給気ファン21、排気ファン22を排気室5に設置
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空調システムに用いられ
る空気調和機とその運転制御方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】ビルのインテリジェント化に伴い、空調シ
ステムは年間を通して、冷房要求のあるインテリア系
と、季節により冷房、暖房要求があるペリメータ系とに
分かれる。この異なる負荷を同時に処理するため、従来
から、冷温水と冷媒サイクルによる熱回収形複合システ
ム対応の空調機が多く提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の冷温水と冷
媒サイクルによる熱回収形複合システム対応の空調機は
いずれも中間期や冬期に発生する冷房要求に対して、外
気を的確に利用する手段を持っていなかった。そのため
無駄なエネルギーを消費するという問題があった。
【0004】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、特に、外気温度が室温よりも低い中間期や冬期に発
生する冷房要求に対し、的確に外気を利用することで省
エネルギーをはかる空気調和機とその運転制御方法を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願請求項1に記載の発明は、図1に示すように、機体
内に第1給気室(1)、第2給気室(2)、環気室
(3)、外気室(4)、排気室(5)、混合室(6)及
び全熱交換室(7)を隔壁で区画して設けると共に、機
体表面に第1給気室(1)に連通する第1給気口
(8)、第2給気室(2)に連通する第2給気口
(9)、環気室(3)に連通する環気口(10)、外気
室(4)に連通する外気口(11)、排気室(5)に連
通する排気口(12)を設け、全熱交換室(7)に外気
と排気の全熱交換をする全熱交換室(17)を設置し、
混合室(6)と第1給気室(1)との隔壁に冷温水コイ
ル(14)と加湿器(13)を連接して設置し、第2給
気室(2)と環気室(3)との隔壁に凝縮器(15)と
第7ダンパ(37)を連接して設置し、排気室(5)と
環気室(3)の隔壁に蒸発器(16)と第2ダンパ(3
2)を連接して設置し、環気室(3)と混合室(6)と
の隔壁に第1ダンパ(31)を設置し、環気室(3)と
全熱交換室(7)との隔壁に第3ダンパ(33)を設置
し、外気室(4)と混合室(6)との隔壁に第4ダンパ
(34)を設置し、外気室(4)と全熱交換室(7)と
の隔壁に第5ダンパ(35)を設置し、第1給気室
(1)と第2給気室(2)との隔壁に第6ダンパ(3
6)を設置し、機体内部の任意の位置にコンプレッサー
(23)、アキュムレータ(24)及び膨張弁(25)
を設置し、コンプレッサー(23)の冷媒出口と該凝縮
器(15)の冷媒入口、該凝縮器(15)の冷媒出口と
膨張弁(25)の冷媒入口、該膨張弁(25)の冷媒出
口と蒸発器(16)の冷媒入口、該蒸発器(16)の冷
媒出口とアキュムレータ(24)の冷媒入口、該アキュ
ムレータ(24)の冷媒出口とコンプレッサー(23)
の冷媒入口を冷媒通路で接続し、第1給気口(8)に給
気する第1給気ファン(20)を該第1給気室(1)に
設置し、第2給気口(9)に給気する第2給気ファン
(21)を該第2給気室(2)に設置し、排気口(1
2)に排気する排気ファン(22)を排気室(5)に設
置したことを特徴とする。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の空気調和機の運転制御方法であって、第4ダン
パ(34)及び第5ダンパ(35)の圧力損失を検出す
る圧力検出手段を設けると共に、排気口(12)に連通
する排気通路(42)にVAVダンパ(26)を設け、
圧力検出手段の出力で第4ダンパ(34)及び第5ダン
パ(35)の開度を制御して外気量を制御すると共に、
VAVダンパ(26)の開度を制御して排気量を制御す
ることを特徴とする。
【0007】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
に記載の空気調和機の運転制御方法であって、設定冷却
給気温度が室温度よりも低く、且つ外気温度が設定冷却
温度より低い時には、第1ダンパ(31)と第4ダンパ
(34)の開度を制御して、給気温度制御を行なうと共
に、請求項2に記載の運転制御方法に従って導入した外
気と同量を排気することを特徴とする。
【0008】また、請求項4に記載の発明は、図2に示
すように、機体内に第1給気室(1)、第2給気室
(2)、環気室(3)、外気室(4)、排気室(5)及
び混合室(6)を隔壁で区画して設けると共に、機体表
面に第1給気室(1)に連通する第1給気口(8)、第
2給気室(2)に連通する第2給気口(9)、環気室
(3)に連通する環気口(10)、外気室(4)に連通
する外気口(11)、排気室(5)に連通する排気口
(12)を設け、混合室(6)と第1給気室(1)との
隔壁に冷温水コイル(14)と加湿器(13)を連接し
て設置し、第2給気室(2)と環気室(3)との隔壁に
凝縮器(15)と第7ダンパ(37)を連接して設置
し、排気室(5)と環気室(3)の隔壁に蒸発器(1
6)を設置し、環気室(3)と混合室(6)との隔壁に
第1ダンパ(31)を設置し、環気室(3)と外気室
(5)との隔壁に第3ダンパ(33)を設置し、外気室
(4)と混合室(6)との隔壁に第4ダンパ(34)を
設置し、第1給気室(1)と第2給気室(2)との隔壁
に第6ダンパ(36)を設置し、機体内部の任意の位置
にコンプレッサー(23)、アキュムレータ(24)及
び膨張弁(25)を設置し、コンプレッサー(23)の
冷媒出口と該凝縮器(15)の冷媒入口、該凝縮器(1
5)の冷媒出口と膨張弁(25)の冷媒入口、該膨張弁
(25)の冷媒出口と蒸発器(16)の冷媒入口、該蒸
発器(16)の冷媒出口とアキュムレータ(24)の冷
媒入口、該アキュムレータ(24)の冷媒出口とコンプ
レッサー(23)の冷媒入口を冷媒通路で接続し、第1
給気口(8)に給気する第1給気ファン(20)を該第
1給気室(1)に設置し、第2給気口(9)に給気する
第2給気ファン(21)を該第2給気室(2)に設置
し、排気口(12)に排気する排気ファン(22)を排
気室(5)に設置したことを特徴とする。
【0009】また、請求項5に記載の発明は請求項4に
記載の空気調和機の運転制御方法であって、第4ダンパ
(34)の圧力損失を検出する圧力検出手段を設けると
共に排気口(12)に連通する排気通路にVAVダンパ
(26)を設け、圧力検出手段の出力により第4ダンパ
(34)の開度を制御して外気量を制御すると共にVA
Vダンパ(26)を制御して排気量を制御することを特
徴とする。
【0010】また、請求項5に記載の発明は請求項4に
記載の空気調和機の運転制御方法であって、設定冷却給
気温度が室温度よりも低く、且つ外気温度が設定冷却温
度より低い時には、第1ダンパ(31)と第4ダンパ
(34)の開度を制御して、給気温度制御を行なうと共
に、請求項5に記載の運転制御に従って導入した外気と
同量を排気することを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1に記載の発明は上記構成を採用し、請
求項2又は請求項3に記載の運転制御を行なうので、外
気温度>室温度の場合、第2ダンパ(32)と第4ダン
パ(34)と第7ダンパ(37)を全閉、第3ダンパ
(33)と第6ダンパ(36)を全開とすると共に、第
1ダンパ(31)と第5ダンパ(35)の開度を制御し
て、必要量の外気を導入し、該外気を全熱交換器(1
7)で排気と全熱交換した後、混合室(6)で環気と混
合し、冷温水コイル(14)で設定冷却給気温度まで冷
却し、インテリア系及びペリメータ系に給気する。この
時、第5ダンパ(35)の圧力損失を検知し、排気通路
に設置されたVAVダンパ(26)の開度を制御して、
導入する外気と同量の排気を確保する。
【0012】また、室温度>外気温度>設定冷却給気温
度の場合、第1ダンパ(31)と第5ダンパ(35)と
第6ダンパ(36)を全閉、第2ダンパ(32)と第7
ダンパ(37)を全開として、冷温水コイル(14)に
全外気を通風して設定冷却給気温度まで冷却し、インテ
リア系に給気すると共に、凝縮器(15)に全環気を通
風し設定加熱給気温度まで加熱し、ペリメータ系へ給気
する。この時、第4ダンパ(34)の圧力損失を静圧セ
ンサ(30)で検出し、該圧力損失から外気量を検知し
て、排気通路に設置されたVAVダンパ(26)の開度
を制御して、導入する外気と同量の排気を確保するよう
にする。
【0013】また、室温度>設定冷却給気温度>外気温
度の場合、第6ダンパ(36)と第5ダンパ(37)を
全開にすると共に、第1ダンパ(31)と第4ダンパ
(34)の開度を制御して、混合室(6)で外気と環気
の混合温度が設定冷却給気温度となるように混合し、第
1給気ファン(20)によってインテリアへ給気すると
共に、凝縮器(15)に環気室(3)から環気を通風し
て設定加熱給気温度まで加熱し、ペリメータ系へ給気す
る。この時、第4ダンパ(34)の圧力損失を検知し、
該圧力損失から排気通路に設置されたVAVダンパ(2
6)の開度を制御して、外気と同量の排気量を確保す
る。
【0014】請求項4に記載の発明は請求項1に記載の
発明と比較し、全熱交換室(7)及び他の構成は略同じ
であるから、上記と略同じ作用を奏する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明に係る空気調和機の構成を示す図で
ある。図示するように、機体Mの内部は、隔壁Wにより
第1給気室1、第2給気室2、環気室3、外気室4、排
気室5、混合室6及び全熱交換室7に区画されている。
【0016】機体Mの表面には第1給気室1に連通する
第1給気口8、第2給気室2に連通する第2給気口9、
環気室3に連通する環気口10、外気室4に連通する外
気口11、排気室5に連通する排気口12が設けられて
いる。
【0017】第1給気室1は第1給気口8及び給気通路
40を通して年間冷房要求のあるインテリア系に接続さ
れ、第2給気室2は第2給気口9及び給気通路41を通
して季節により、冷暖房要求が切り替わるペリメータ系
に接続され、排気口12に排気通路42が接続されてい
る。また、給気通路40、給気通路41及び排気通路4
2にはそれぞれVAVダンパ26が設けられている。
【0018】全熱交換室7に外気と排気の全熱交換をす
る全熱交換器17を設置し、混合室6と第1給気室1と
の隔壁Wに冷温水コイル14と加湿器13を連接して設
置し、第2給気室2と環気室3との隔壁Wに凝縮器15
と第7ダンパ37を連接して設置し、環気室3と混合室
6との隔壁Wに第1ダンパ31を設置し、環気室3と全
熱交換室7との隔壁に第3ダンパ33を設置し、外気室
4と混合室6との隔壁Wに第4ダンパ34を設置し、外
気室4と全熱交換室7との隔壁Wに第5ダンパ35を設
置し、第1給気室1と第2給気室2との隔壁Wに第6ダ
ンパ36を設置し、環気室3と排気室5との隔壁Wに蒸
発器16を設置している。
【0019】機体M内部の任意の位置にコンプレッサー
23、アキュムレータ24及び膨張弁25を設置し、コ
ンプレッサー23の冷媒出口と凝縮器15の冷媒入口、
凝縮器15の冷媒出口と膨張弁25の冷媒入口、膨張弁
25の冷媒出口と蒸発器16の冷媒入口、蒸発器16の
冷媒出口とアキュムレータ24の冷媒入口、アキュムレ
ータ24の冷媒出口とコンプレッサー23をそれぞれ冷
媒通路で接続して、冷凍サイクルを構成する。
【0020】第1給気口8に給気する第1給気ファン2
0を第1給気室1に設置し、第2給気口9に給気する第
2給気ファン21を第2給気室2に設置し、排気口12
に排気する排気ファン22を排気室5に設置している。
また、環気室3の環気口10の近傍と、外気室4の外気
口11の近傍にメインフィルタ18とプレフィルタ18
が連接して設置している。
【0021】なお、図1において、27−1、27−
2、27−3、27−4はそれぞれ第1給気ファン2
0、第2給気ファン21、排気ファン22、コンプレッ
サー23に駆動電力を供給するインバータ、28−1、
28−2、28−3、28−4はそれぞれ第1給気室
1、第2給気室2、環気室3、外気室4の気温を検出す
る温度センサ、29は環気室3の湿度を検出する湿度セ
ンサ、30−1、30−2、30−3、30−4、30
−5はそれぞれ静圧センサ、38は電動弁、39は電磁
弁である。以下、上記構成の空気調和機の運転制御方法
を説明する。
【0022】(1)外気温度>室温度の場合 この場合は、インテリア系、ペリメータ系とも冷房要求
のみとなる。第2ダンパ32と第4ダンパ34と第7ダ
ンパ37を全閉、第3ダンパ33と第6ダンパ36を全
開とすると共に、第1ダンパ31と第5ダンパ35の開
度を制御して、外気室4から必要量の外気を全熱交換室
7に導入する。該導入した外気を全熱交換器17で排気
と全熱交換した後、混合室6で環気と混合し、冷温水コ
イル14で設定冷却給気温度まで冷却し、第1給気ファ
ン20及び第2給気ファン21によって、給気通路4
0、給気通路41を通してインテリア系及びペリメータ
系に給気する。
【0023】この時、第5ダンパ35の圧力損失を静圧
センサ30−1で検出して、排気通路42に設置された
VAVダンパ26−3の開度を制御して、導入する外気
と同量の排気を確保するようにする。
【0024】 (2)室温度>外気温度>設定冷却給気温度の場合 この場合は、インテリア系では冷房要求、ペリメータ系
では暖房要求となる。第1ダンパ31と第5ダンパ35
と第6ダンパ36を全閉、第2ダンパ32と第7ダンパ
37を全開として、冷温水コイル14に全外気を通風し
て設定冷却給気温度まで冷却し、第1給気ファン20に
より給気通路40を通してインテリア系に給気すると共
に、凝縮器15に全環気を通風し設定加熱給気温度まで
加熱し、第2給気ファン21によって給気通路41を通
してペリメータ系へ給気する。
【0025】この時、第4ダンパ34の圧力損失を静圧
センサ30−2で検出し、該圧力損失から外気量を検知
して、排気通路42に設置されたVAVダンパ26−3
の開度を制御して、導入する外気と同量の排気を確保す
るようにする。排気は蒸発器16を通過して熱回収され
るが、蒸発器16の圧力損失が一定値を越えた場合は第
3ダンパ33を開いて、蒸発器16をバイパスする。
【0026】 (3)室温度>設定冷却給気温度>外気温度の場合 この場合は、インテリア系では冷房要求、ペリメータ系
では暖房要求となる。第6ダンパ36と第5ダンパ37
を全開にすると共に、第1ダンパ31と第4ダンパ34
の開度を制御して、混合室6で外気と環気の混合温度が
設定冷却給気温度となるように混合し、第1給気ファン
20によってインテリア系へ給気すると共に、凝縮器1
5に環気室3から環気を通風して設定加熱給気温度まで
加熱し、第2給気ファン21によって給気通路41を通
してペリメータ系へ給気する。
【0027】この時、第4ダンパ34の圧力損失を静圧
センサ30−2で検出し、該圧力損失から排気通路42
に設置されたVAVダンパ26−3の開度を制御して、
外気と同量の排気量を確保する。排気は蒸発器16を通
過して熱回収されるが、蒸発器16の圧力損失が一定値
を越えた場合は第3ダンパ33を開いて、蒸発器16を
バイパスする。
【0028】上記のように第4ダンパ34及び第5ダン
パ35の圧力損失を静圧センサ30−1及び静圧センサ
30−2で検出し、外気量と同量の排気量を確保するこ
とにより、中間期のインテリア系の冷房における熱源機
の負担を最低限に抑えることが可能となる。
【0029】中間期や冬期のペリメータ系に発生する暖
房要求に対し、排気から蒸発器16の伝熱面積を最低限
に抑えることができる。また、排気の一部を必要に応じ
て、第3ダンパ33を開いて蒸発器16をバイパスさせ
るので、排気量の変動にかかわらず、蒸発器16の通風
速度が常に伝熱効率の良い範囲に保たれるので、冷凍サ
イクルの効率が安定する。
【0030】また、第1ダンパ31と第5ダンパ35の
開度又は第1ダンパ31と第4ダンパの開度を制御し
て、環気量と排気量を制御することで、冬期のインテリ
ア系冷房における熱源機が不要となる。また、第4ダン
パ34、第5ダンパ35及び排気通路42に設けたVA
Vダンパ26−3の開度を制御して、外気量と排気量を
制御するので、夏期の全熱交換運転の際、給気量の変動
によらず、常に必要量の外気を導入することができる。
【0031】図2は本発明に係る空気調和機の他の構成
を示す図である。図示するように、本空気調和機は機体
Mの内部を、隔壁Wにより、第1給気室1、第2給気室
2、環気室3、外気室4、排気室5及び混合室6に区画
している。本空気調和機が図1に示す構成の空気調和機
と相違する点は全熱交換器17を設置する全熱交換室7
を設けていない点であり、他の構成及び作用は図1の空
気調和機と略同一であるから、その説明は省略する。
【0032】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば下
記のような優れた効果が得られる。 (1)第4ダンパ(34)及び第5ダンパ(35)の圧
力損失を圧力検出手段で検出し、外気量と同量の排気量
を確保することにより、中間期の第1給気口(8)に接
続されたインテリア系の冷房における熱源機の負担を最
低限に抑えることが可能となる。
【0033】(2)中間期や冬期の第2給気口(9)に
接続されたペリメータ系に発生する暖房要求に対し、排
気から熱回収するので蒸発器(16)の伝熱面積を最低
限に抑えることができる。
【0034】(3)排気の一部を必要に応じて、第3ダ
ンパ(33)を開いて蒸発器(16)をバイパスさせる
ので、排気量の変動によらず、蒸発器(16)の通風速
度が常に伝熱効率の良い範囲に保たれるので、冷凍サイ
クルの効率が安定する。
【0035】(4)第1ダンパ(31)と第5ダンパ
(35)の開度又は第1ダンパ(31)と第4ダンパ
(34)の開度を制御して、環気量と排気量を制御する
ことで、冬期のインテリア系冷房における熱源機が不要
となる。
【0036】(5)第4ダンパ(34)、第5ダンパ
(35)及び排気通路に設けたVAVダンパの開度を制
御して、外気量と排気量を制御するので、夏期の全熱交
換運転の際、給気量の変動によらず、常に必要量の外気
を導入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和機の構成を示す図であ
る。
【図2】本発明に係る空気調和機の他の構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 第1給気室 2 第2給気室 3 環気室 4 外気室 5 排気室 6 混合室 7 全熱交換室 8 第1給気口 9 第2給気口 10 環気口 11 外気口 12 排気口 13 加湿器 14 冷温水コイル 15 凝縮器 16 蒸発器 17 全熱交換器 18 メインフィルタ 19 プレフィルタ 20 第1給気ファン 21 第2給気ファン 22 排気ファン 23 コンプレッサー 24 アキュムレータ 25 膨張弁 26−1〜3 VAVダンパ 27−1〜4 インバータ 28−1〜4 温度センサ 29 湿度センサ 30−1〜5 静圧センサ 31 第1ダンパ 32 第2ダンパ 33 第3ダンパ 34 第4ダンパ 35 第5ダンパ 36 第6ダンパ 37 第7ダンパ 38 電動弁 39 電磁弁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体内に第1給気室(1)、第2給気室
    (2)、環気室(3)、外気室(4)、排気室(5)、
    混合室(6)及び全熱交換室(7)を隔壁で区画して設
    けると共に、前記機体表面に前記第1給気室(1)に連
    通する第1給気口(8)、前記第2給気室(2)に連通
    する第2給気口(9)、前記環気室(3)に連通する環
    気口(10)、前記外気室(4)に連通する外気口(1
    1)、前記排気室(5)に連通する排気口(12)を設
    け、 前記全熱交換室(7)に外気と排気の全熱交換をする全
    熱交換器(17)を設置し、前記混合室(6)と前記第
    1給気室(1)との隔壁に冷温水コイル(14)と加湿
    器(13)を連接して設置し、前記第2給気室(2)と
    前記環気室(3)との隔壁に凝縮器(15)と第7ダン
    パ(37)を連接して設置し、前記排気室(5)と環気
    室(3)の隔壁に蒸発器(16)と第2ダンパ(32)
    を連接して設置し、前記環気室(3)と前記混合室
    (6)との隔壁に第1ダンパ(31)を設置し、前記環
    気室(3)と前記全熱交換室(7)との隔壁に第3ダン
    パ(33)を設置し、前記外気室(4)と前記混合室
    (6)との隔壁に第4ダンパ(34)を設置し、前記外
    気室(4)と前記全熱交換室(7)との隔壁に第5ダン
    パ(35)を設置し、前記第1給気室(1)と前記第2
    給気室(2)との隔壁に第6ダンパ(36)を設置し、 前記機体内部の任意の位置にコンプレッサー(23)、
    アキュムレータ(24)及び膨張弁(25)を設置し、
    前記コンプレッサー(23)の冷媒出口と前記凝縮器
    (15)の冷媒入口、該凝縮器(15)の冷媒出口と前
    記膨張弁(25)の冷媒入口、該膨張弁(25)の冷媒
    出口と前記蒸発器(16)の冷媒入口、該蒸発器(1
    6)の冷媒出口と前記アキュムレータ(24)の冷媒入
    口、該アキュムレータ(24)の冷媒出口と前記コンプ
    レッサー(23)の冷媒入口を冷媒通路で接続し、 前記第1給気口(8)に給気する第1給気ファン(2
    0)を該第1給気室(1)に設置し、前記第2給気口
    (9)に給気する第2給気ファン(21)を該第2給気
    室(2)に設置し、前記排気口(12)に排気する排気
    ファン(22)を前記排気室(5)に設置したことを特
    徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の空気調和機の運転
    制御方法であって、 前記第4ダンパ(34)及び第5ダンパ(35)の圧力
    損失を検出する圧力検出手段を設けると共に、前記排気
    口(12)に連通する排気通路(42)にVAVダンパ
    (26)を設け、前記圧力検出手段の出力で前記第4ダ
    ンパ(34)及び第5ダンパ(35)の開度を制御して
    外気量を制御すると共に、前記VAVダンパ(26)の
    開度を制御して排気量を制御することを特徴とする空気
    調和機の運転制御方法。
  3. 【請求項3】 前記請求項1に記載の空気調和機の運転
    制御方法であって、 設定冷却給気温度が室温度よりも低く、且つ外気温度が
    設定冷却温度より低い時には、前記第1ダンパ(31)
    と第4ダンパ(34)の開度を制御して、給気温度制御
    を行なうと共に、前記請求項2に記載の運転制御方法に
    従って導入した外気と同量を排気することを特徴とする
    空気調和機の運転制御方法。
  4. 【請求項4】 機体内に第1給気室(1)、第2給気室
    (2)、環気室(3)、外気室(4)、排気室(5)及
    び混合室(6)を隔壁で区画して設けると共に、前記機
    体表面に前記第1給気室(1)に連通する第1給気口
    (8)、前記第2給気室(2)に連通する第2給気口
    (9)、前記環気室(3)に連通する環気口(10)、
    前記外気室(4)に連通する外気口(11)、前記排気
    室(5)に連通する排気口(12)を設け、 前記混合室(6)と前記第1給気室(1)との隔壁に冷
    温水コイル(14)と加湿器(13)を連接して設置
    し、前記第2給気室(2)と前記環気室(3)との隔壁
    に凝縮器(15)と第7ダンパ(37)を連接して設置
    し、前記排気室(5)と環気室(3)の隔壁に蒸発器
    (16)を設置し、前記環気室(3)と前記混合室
    (6)との隔壁に第1ダンパ(31)を設置し、前記環
    気室(3)と前記外気室(5)との隔壁に第3ダンパ
    (33)を設置し、前記外気室(4)と前記混合室
    (6)との隔壁に第4ダンパ(34)を設置し、前記第
    1給気室(1)と前記第2給気室(2)との隔壁に第6
    ダンパ(36)を設置し、 前記機体内部の任意の位置にコンプレッサー(23)、
    アキュムレータ(24)及び膨張弁(25)を設置し、
    前記コンプレッサー(23)の冷媒出口と前記凝縮器
    (15)の冷媒入口、該凝縮器(15)の冷媒出口と前
    記膨張弁(25)の冷媒入口、該膨張弁(25)の冷媒
    出口と前記蒸発器(16)の冷媒入口、該蒸発器(1
    6)の冷媒出口と前記アキュムレータ(24)の冷媒入
    口、該アキュムレータ(24)の冷媒出口と前記コンプ
    レッサー(23)の冷媒入口を冷媒通路で接続し、 前記第1給気口(8)に給気する第1給気ファン(2
    0)を該第1給気室(1)に設置し、前記第2給気口
    (9)に給気する第2給気ファン(21)を該第2給気
    室(2)に設置し、前記排気口(12)に排気する排気
    ファン(22)を前記排気室(5)に設置したことを特
    徴とする空気調和機。
  5. 【請求項5】 前記請求項4に記載の空気調和機の運転
    制御方法であって、 前記第4ダンパ(34)の圧力損失を検出する圧力検出
    手段を設けると共に前記排気口(12)に連通する排気
    通路にVAVダンパ(26)を設け、前記圧力検出手段
    の出力により前記第4ダンパ(34)の開度を制御して
    外気量を制御すると共に前記VAVダンパ(26)を制
    御して排気量を制御することを特徴とする空気調和機の
    運転制御方法。
  6. 【請求項6】 前記請求項4に記載の空気調和機の運転
    制御方法であって、 設定冷却給気温度が室温度よりも低く、且つ外気温度が
    設定冷却温度より低い時には、前記第1ダンパ(31)
    と第4ダンパ(34)の開度を制御して、給気温度制御
    を行なうと共に、前記請求項5に記載の運転制御に従っ
    て導入した外気と同量を排気することを特徴とする空気
    調和機の運転制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100477087B1 (ko) * 2002-05-17 2005-03-17 주식회사 인터제로 시스템 드라이룸 제어장치
CN106403137A (zh) * 2016-10-27 2017-02-15 殷晓冬 上送上回空气净化系统

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