JPH08260792A - 車両用防盗装置 - Google Patents

車両用防盗装置

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JPH08260792A
JPH08260792A JP6612095A JP6612095A JPH08260792A JP H08260792 A JPH08260792 A JP H08260792A JP 6612095 A JP6612095 A JP 6612095A JP 6612095 A JP6612095 A JP 6612095A JP H08260792 A JPH08260792 A JP H08260792A
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JP
Japan
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door
vehicle
state
output
doors
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JP6612095A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Asada
哲也 浅田
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両用防盗装置の安全性と防盗性を向上す
る。 【構成】 車両のドアを施錠する施錠手段M5〜M8
と、これらの施錠手段M5〜M7により施錠されている
車両のドアを解錠できないように施錠状態に拘束する拘
束手段M1〜M4とを備えた車両用防盗装置に、車両の
走行状態を判定する判定手段1,4と、この判定手段
1,4により走行状態と判定されると拘束手段M1〜M
4による拘束状態を解除する解除手段1とを備える。ま
た、車室内への侵入を検知する侵入検知手段3を備え、
この侵入検知手段3により車室内への侵入が検知される
と、解除手段1は、判定手段1,4により走行状態と判
定されても拘束手段M1〜M4による拘束状態を解除し
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、施錠されている車両の
ドアを解錠できないように施錠状態に拘束する車両用防
盗装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】ドアをロックした上にさら
にロック状態からアンロック状態へ移行しないようにド
アロック機構を拘束する(以下、この施錠方法をデッド
ロックと呼ぶ)ようにした車両用防盗装置が知られてい
る(例えば、実公平4−24046号公報参照)。な
お、以下ではドアをデッドロックすることをセット、デ
ッドロックを解除することをリリースと呼び、ドアのロ
ック/アンロックと区別する。
【0003】この種の車両用防盗装置では、運転席ドア
のキーシリンダーにキーを差し込んでロック位置まで回
すと運転席ドアが機械的にロックされるとともに、コン
トローラーから運転席以外のドアのドアロックアクチュ
エータへロック信号が出力され、各ドアのドアロックア
クチュエータが作動してドアロック機構により運転席以
外のドアもロックされる。さらに、キーをセット位置ま
で回すと運転席ドアが機械的にデッドロックセットされ
るとともに、コントローラーから運転席以外のドアのデ
ッドロックアクチュエータへセット信号が出力され、各
ドアのデッドロックアクチュエータが作動してドアロッ
ク機構にストッパーが挿入され、運転席以外のドアもセ
ットされる。
【0004】また、車室内のドアロックノブとドアロッ
ク機構との連結を切り離してデッドロックする車両用防
盗装置も知られている。この種の装置では、窓ガラスを
破壊してドアロックノブによりドアロック機構をアンロ
ックしようとする侵入者に対して、ドアロックノブによ
るアンロックを不能にして盗難を防止するものである。
【0005】ところで、デッドロックセット状態で走行
することは好ましことではない。しかし、かといって安
易にデッドロックのリリースを行なうと防盗性能が低下
するという矛盾がある。本発明の目的は、上述した従来
の車両用防盗装置を改善して安全性と防盗性を向上する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、車両のドアを施錠する施錠手段
と、前記施錠手段により施錠されている車両のドアを解
錠できないように施錠状態に拘束する拘束手段とを備え
た車両用防盗装置に適用され、車両の走行状態を判定す
る判定手段と、前記判定手段により走行状態と判定され
ると前記拘束手段による拘束状態を解除する解除手段と
を備える。請求項2の車両用防盗装置は、車室内への侵
入を検知する侵入検知手段を備え、前記解除手段によっ
て、前記侵入検知手段により車室内への侵入が検知され
ると、前記判定手段により走行状態と判定されても前記
拘束手段による拘束状態を解除しないようにしたもので
ある。請求項3の車両用防盗装置の前記侵入検知手段
は、車室内への侵入の発生を不揮発性メモリに記憶する
ようにしたものである。
【0007】
【作用】請求項1の車両用防盗装置では、車両のドアが
解錠されないように施錠状態に拘束されている時に、車
両が走行状態と判定されると施錠状態の拘束を解除す
る。請求項2の車両用防盗装置では、車両のドアが解錠
されないように施錠状態に拘束されている時に車室内へ
の侵入が検知されると、車両が走行状態と判定されても
拘束状態を解除しない。請求項3の車両用防盗装置で
は、車室内への侵入の発生を不揮発性メモリに記憶す
る。
【0008】
【実施例】図1は一実施例の構成を示す回路図である。
コントロール回路1は、マイクロコンピューターとEE
PROM1aなどの周辺部品から構成され、運転席ド
ア、助主席ドアおよび後席左右ドアのロック/アンロッ
ク、デッドロック/リリースを行う。EEPROM1a
は後述する制御フラグを記憶するための不揮発性メモリ
である。M1〜M4はそれぞれ運転席ドア、助主席ド
ア、後席右ドア、後席左ドアのデッドロックアクチュエ
ータである。また、M5〜M8はそれぞれ運転席ドア、
助主席ドア、後席右ドア、後席左ドアのドアロックアク
チュエータである。セットリレーR1はトランジスター
T1により駆動され、バッテリーBATの電力をデッド
ロックアクチュエータM1〜M4へ供給して駆動し、各
ドアのデッドロックをセットする。なお、アクチュエー
タM1〜M4へのセット出力をモニターするために、セ
ットリレーR1からアクチュエータM1〜M4への出力
がコントロール回路1の端子MSへ接続されている。リ
リースリレーR2はトランジスターT2により駆動さ
れ、バッテリーBATの電力をデッドロックアクチュエ
ータM1〜M4へ供給して駆動し、各ドアのデッドロッ
クをリリースする。なお、アクチュエータM1〜M4の
リリース出力をモニターするために、リリースリレーR
2からアクチュエータM1〜M4への出力がコントロー
ル回路1の端子MRへ接続されている。ロックリレーR
3はトランジスターT3により駆動され、バッテリーB
ATの電力をドアロックアクチュエータM5〜M8へ供
給して駆動し、各ドアをロックする。アンロックリレー
R4はトランジスターT4により駆動され、バッテリー
BATの電力をドアロックアクチュエータM5〜M8へ
供給して駆動し、各ドアをアンロックする。
【0009】コントロール回路1には、キーレスエント
リー装置2と侵入検知センサー3と車速センサー4が接
続されている。キーレスエントリー装置2はドアキーを
用いず遠隔操作によりドアをロックまたはアンロックす
るための装置であり、コントロール回路1へロック信号
とアンロック信号を出力する。侵入検知センサー3は、
車室内の例えば左右のセンターピラーに超音波の発信機
と受信機を設置し、車室内の動く物体を検知してコント
ロール回路1へ警報信号を出力する。車速センサー4は
車両の所定の走行距離ごとにパルス信号を発生し、コン
トロール回路1へ出力する。コントロール回路1はこの
パルス信号に基づいて車速を検出する。コントロール回
路1にはまた、各ドアの状態を検知するためのスイッチ
類や車両の状態を検知するためのスイッチ類が接続され
る。IGNスイッチは、イグニションキーがON位置ま
たはSTART位置にある時に閉路する。スイッチSW
1は運転席ドアキーシリンダーがロック位置にある時に
閉路する運転席ドアキーシリンダースイッチ、スイッチ
SW2は助手席ドアキーシリンダーがロック位置にある
時に閉路する助手席ドアキーシリンダースイッチであ
る。スイッチSW3は運転席ドアがロック状態の時に閉
路する運転席ドア状態スイッチ、スイッチSW4は助手
席ドアがロック状態の時に閉路する助手席ドア状態スイ
ッチである。また、スイッチSW5〜SW8はそれぞれ
運転席ドア、助手席ドア、後席右ドアおよび後席左ドア
が開放状態にある時に閉路するドアスイッチである。な
お、以下ではスイッチの閉路状態をオンまたはONと呼
び、開路状態をオフまたはOFFと呼ぶ。
【0010】次に、図2〜図11により、実施例の動作
を説明する。図2は侵入検知センサー割り込みルーチン
を示すフローチャートである。コントロール回路1のマ
イクロコンピューターは、侵入検知センサー3から動体
検知信号が入力されるとこの割り込みルーチンを実行す
る。ステップ1において、EEPROM1aの侵入フラ
グに1を設定する(以下、メモリフラグに1を設定する
ことをフラグセットと呼び、メモリフラグに0を設定す
ることをリセットと呼ぶ)。いったん侵入フラグがセッ
トされると、バッテリーBATからコントロール回路1
への電源の供給が停止されてもEEPROM1aにセッ
トされた侵入フラグは消去されず、車両への不法な侵入
の発生が記録される。
【0011】図3は電源投入処理を示すフローチャート
である。車両用防盗装置に電源が投入された時に、運転
席ドアおよび助手席ドアのいずれか一方がアンロック状
態の場合はデッドロックのリリースとアンロックを行な
う。これにより、電源投入前にドアキーによりアンロッ
クされたドアがあると、電源投入後にすべてのドアがリ
リースおよびアンロックされ、一部のドアがデッドロッ
ク状態にあって他のドアがアンロック状態にあるという
ような統一性のない状態が回避される。一方、電源投入
時に運転席ドアおよび助手席ドアがともにロック状態に
ある場合は、IGNスイッチがOFF位置にあればデッ
ドロックセット状態と見なし、EEPROM1aのデッ
ドロックのセット状態を示すセットフラグをセットし、
IGNスイッチがOFF位置になければデッドロックの
リリースを行なうとともに、セットフラグをリセットす
る。これにより、IGNスイッチをON状態にして電源
を投入しても、デッドロックをセットしたまま走行する
ことが避けられる。なお、上記以外の場合と、車室内へ
の不法な侵入の発生が記録されている場合は、ドアおよ
びドアロック機構がどのような状態にあっても何もせず
に電源投入処理を終了する。これにより、車室内への不
法な侵入があった場合は電源を再投入してもドアがリリ
ースおよびアンロックされず、防盗性が向上する。
【0012】コントロール回路1のマイクロコンピュー
ターは、バッテリーBATから電源が供給されるとステ
ップ11から電源投入処理を開始する。ステップ11に
おいて、EEPROM1aの侵入フラグがセットされて
いるか否かを判別し、侵入フラグがセットされていれば
電源投入時の処理を行なわず、侵入フラグがセットされ
ていなければステップ12以降の電源投入処理を行な
う。ステップ12で、運転席ドア状態スイッチSW3と
助手席ドア状態スイッチSW4とにより、運転席ドアと
助手席ドアがともにロックされているか否かを判別し、
両ドアがともにロック状態にある時はステップ13へ進
み、いずれか一方のドアがアンロック状態にある時はス
テップ16へ進む。電源投入時に運転席ドアと助手席ド
アがともにロック状態にある時は、ステップ13でIG
NスイッチがOFF状態にあるか否かを判別し、OFF
状態にある時はステップ14へ進んでEEPROM1a
のセットフラグをセットし、OFF状態にない時、すな
わちイグニッションキーがON位置またはSTART位
置に設定されている時はステップ15へ進んで、端子R
からリリース指令を出力する。これにより、トランジス
ターT2が導通してリレーR2が作動し、アクチュエー
タM1〜M4がリリース駆動される。一方、電源投入時
に運転席ドアと助手席ドアのいずれか一方がアンロック
状態にある時は、ステップ16で端子Rからリリース指
令を出力するとともに、EEPROM1aのセットフラ
グをリセットする。これにより、トランジスターT2が
導通してリレーR2がオンし、アクチュエータM1〜M
4がリリース駆動される。続くステップ17で、端子U
Lからアンロック指令を出力する。これにより、トラン
ジスターT4が導通してリレーR4が作動し、アクチュ
エータM5〜M8がアンロック駆動される。
【0013】図4は故障検出処理を示すフローチャート
である。セット出力とリリース出力をモニターし、セッ
ト出力が出たままになる故障と、リリース出力が出なく
なる故障を検知する。これらの故障を検知した時は、E
EPROM1aの故障フラグをセットするとともに、I
GNスイッチがON状態で且つ運転席ドアまたは助手席
ドアがロック状態にある時は、全ドアをアンロックす
る。コントロール回路1が作動中に、セット端子Sから
セット指令を出力していないにもかかわらず、セット出
力のモニター用端子MSが例えば100mS以上Hiレ
ベルを継続したら、セット出力が出たままになる故障と
判断する。また、コントロール回路1が作動中に、リリ
ース端子Rからリリース指令を出力しているにもかかわ
らず、リリース出力のモニター用端子MRが例えば10
0mS以上Loレベルを継続したら、リリース出力が出
なくなる故障と判断する。
【0014】ステップ21において、端子Sからセット
指令を出力中か否かを判別する。セット指令は例えば
0.7S間出力されるので、セット指令を出力している
間はセット指令が出たままになる故障の調査を行なわず
ステップ31へ進む。セット指令の出力中でなければス
テップ22へ進んでセット指令が出たままになる故障を
調べる。ステップ22で、セット出力のモニター用端子
MSがHiレベルか否かを判別し、モニター用端子MS
がHiレベルであればステップ23へ進む。一方、セッ
ト指令の出力中でない時にモニター端子MSがHiレベ
ルでない場合は、故障ではないのでステップ31へ進
む。セット指令の出力中でないのにモニター端子MSが
Hiレベルの時は故障と判断し、ステップ23で、前回
の調査時にモニター用MS端子がLoレベルであったか
否かを判別し、前回の調査時はLoレベルで今回Hiレ
ベルになった時はステップ24へ進んでタイマーT1を
スタートさせる。ここで、タイマーT1には例えば10
0mSを設定する。一方、前回の調査時もHiレベルで
あった時はすでにタイマーT1が計時を開始しているの
で、ステップ25で、タイマーT1による計時時間が1
00mSを経過したか否かを判別し、100mSを経過
したらステップ26へ進み、そうでなければステップ2
6をスキップする。ステップ26では、セット指令の出
力中でない時にモニター用端子MSが100mS以上H
iレベルを継続したので、セット出力が出たままになる
故障と判断してEEPROM1aの故障フラグをセット
する。
【0015】ステップ31において、端子Rからリリー
ス指令を出力中か否かを判別する。ここで、リリース指
令は例えば0.7S間出力される。リリース指令の出力
中でない時はリリース指令が出なくなる故障を調べる必
要はないので故障検知処理を終了し、リリース指令の出
力中であればステップ32へ進んでリリース指令が出な
くなる故障を調べる。ステップ32で、リリース出力の
モニター用端子MRがLoレベルか否かを判別し、モニ
ター用端子MRがLoレベルであればステップ33へ進
む。一方、リリース指令の出力中にモニター用端子MR
がLoレベルでない場合は、故障ではないので故障検知
処理を終了する。リリース指令の出力中にもかかわらず
モニター用端子MRがLoレベルの時は故障と判断し、
ステップ33で、前回の調査時にモニター用端子MRが
Hiレベルであったか否かを判別し、前回の調査時にH
iレベルで今回Loレベルになった時はステップ34へ
進んで上述した100mSタイマーT1をスタートさせ
る。一方、前回の調査時もLoレベルであった時はすで
にタイマーT1が計時を開始しているので、ステップ3
5で、タイマーT1による計時時間が100mSを経過
したか否かを判別し、100mSを経過したらステップ
36へ進み、そうでなければステップ36をスキップす
る。ステップ36では、リリース指令を出力中にモニタ
ー用端子MRが100mS以上Loレベルを継続したの
で、リリース出力が出なくなる故障と判断してEEPR
OM1aの故障フラグをセットする。
【0016】図5は故障処理を示すフローチャートであ
る。セット出力が出たままになる故障またはリリース出
力が出なくなる故障が発生した時は、次のような処理を
行なう。 (1) IGNスイッチONの状態で運転席ドアまたは
助手席ドアがロックされれた時は、全ドアをアンロック
する。 (2) 運転席ドアまたは助手席ドアがロック状態でI
GNスイッチがOFFからONになった時は、全ドアを
アンロックする。 (3) IGNスイッチONの状態で且つ運転席ドアま
たは助手席ドアがロック状態の時は、全ドアをアンロッ
クする。 (4) 車室内への不法な侵入の発生が記録されている
場合は、故障があってもアンロックしない。 このような処理を行なうことにより、故障発生時の安全
性と防盗性が向上する。
【0017】ステップ41において、EEPROM1a
の侵入フラグがセットされているか否かを判別し、侵入
フラグがセットされていればたとえ故障があっても何も
せずに処理を終了する。侵入フラグがセットされていな
い時はステップ42へ進み、EEPROM1aに故障フ
ラグがセットされているか否かを判別し、故障フラグが
セットされていればステップ43へ進み、故障フラグが
セットされていなければ処理を終了する。セット出力が
出たままになる故障またはリリース出力が出なくなる故
障が発生した時は、ステップ43で、IGNスイッチが
ON状態にあるか否かを判別し、ON状態にあればステ
ップ44へ進み、IGNスイッチがON状態になければ
処理を終了する。IGNスイッチがON状態の時は、ス
テップ44で、運転席ドア状態スイッチSW3または助
手席ドア状態スイッチSW4がOFF状態にあるか、す
なわち運転席ドアまたは助手席ドアがロック状態にある
か否かを判別し、いずれかのドアがロック状態にある時
はステップ45へ進んで端子ULからアンロック指令を
出力する。これにより、トランジスターT4が導通して
リレーR4が作動し、アクチュエータM5〜M8をアン
ロック駆動する。
【0018】図6は、キーシリンダースイッチによるド
アロック動作とデッドロックセット動作を示すフローチ
ャートである。IGNスイッチがOFF状態にある時
に、運転席ドアキーシリンダースイッチSW1および助
手席ドアキーシリンダースイッチSW2により運転席ド
アまたは助手席ドアのロック操作が検出されると、全ド
アをデッドロックセットする。また、IGNスイッチが
ON状態にある時に、運転席ドアキーシリンダースイッ
チSW1および助手席ドアキーシリンダースイッチSW
2により運転席ドアまたは助手席ドアのロック操作が検
出されると、全ドアをロックする。なお、運転席ドアキ
ーシリンダースイッチSW1または助手席ドアキーシリ
ンダースイッチSW2がON状態になってから10S以
内にOFF状態にならなければ、キーシリンダースイッ
チSW1またはSW2に何等かの故障があるか、あるい
は何等かの回路故障が発生したと判断して全ドアをデッ
ドロックリリースする。ただし、車室内への不法な侵入
の発生が記録されている場合はリリースしない。また、
セット出力が出たままになる故障またはリリース出力が
出なくなる故障が発生した時は、全ドアをアンロックす
る。
【0019】ステップ51において、運転席ドアキーシ
リンダースイッチSW1または助手席ドアキーシリンダ
ースイッチSW2がOFFからONへ変化したか、すな
わちドアキーにより運転席ドアまたは助手席ドアのロッ
ク操作が行なわれたか否かを判別し、いずれかのドアの
ロック操作が行なわれるとステップ52へ進み、ロック
操作が行なわなければステップ61へ進む。運転席ドア
または助手席ドアのロック操作が行なわれた時は、ステ
ップ52で、IGNスイッチがON状態にあるか否かを
判別し、ON状態にあればステップ53へ進み、そうで
なければステップ56へ進む。運転席ドアまたは助手席
ドアのロック操作が行なわれた時にIGNスイッチがO
N状態にある場合は、ステップ53で、EEPROM1
aの故障フラグがセットされているか否かを判別し、故
障フラグがセットされている時はステップ54へ進んで
端子ULからアンロック指令を出力し、アクチュエータ
M5〜M8により全ドアをアンロックする。一方、故障
フラグがセットされていない時はステップ55へ進んで
端子Lからロック指令を出力し、アクチュエータM5〜
M8により全ドアをロックする。運転席ドアまたは助手
席ドアのロック操作が行なわれた時にIGNスイッチが
ON状態にない場合は、ステップ56で、タイマーT2
をリセットしてスタートする。ここで、タイマーT2に
は例えば10Sを設定する。ステップ57で端子Lから
ロック指令を出力して全ドアをロックし、続くステップ
58で端子Sからセット指令を出力して全ドアをデッド
ロックセットするとともに、EEPROM1aのセット
フラグをセットする。
【0020】ステップ61において、運転席ドアまたは
助手席ドアのドアキーがロック位置からニュートラル位
置へ戻され、運転席ドアキーシリンダースイッチSW1
および助手席ドアキーシリンダースイッチSW2がON
からOFFへ変化したか否かを判別し、ONからOFF
へ変化したらステップ62へ進み、そうでなければステ
ップ62をスキップする。ドアのロック操作時は、ドア
キーをロック位置まで回すとドアロック機構によりドア
がロックされ、キーシリンダースイッチSW1,SW2
がオンする。その後、ドアキーをニュートラル位置まで
戻すと、ドアがロックされたままになりキーシリンダー
スイッチSW1,SW2がオフする。ステップ51でド
アキーがロック位置へ回された時にキーシリンダースイ
ッチSW1,SW2がOFFからONへ変化した後、ス
テップ61でドアキーがニュートラル位置へ戻されてキ
ーシリンダースイッチSW1,SW2がONからOFF
へ変化した時は、キーシリンダースイッチおよびその回
路の動作は正常であるからステップ62で10Sタイマ
ーT2をリセットする。
【0021】ステップ63で、タイマーT2の計時時間
が10Sを経過したか否かを判別する。キーシリンダー
スイッチSW1またはSW2がOFFからONへ変化し
た後、10SたってもONからOFFへ戻らなければ、
キーシリンダースイッチSW1またはSW2およびその
回路に故障があると判断し、ステップ64へ進む。ステ
ップ64では、EEPROM1aの侵入フラグがセット
されているか否かを判別し、セットされていればキーシ
リンダースイッチSW1,SW2とその回路に異常があ
っても何もせずに処理を終了する。車室内への不法な侵
入の発生が記録されていない時はステップ65へ進み、
端子Rからリリース指令を出力して全ドアをリリース
し、EEPROM1aのセットフラグをリセットし、さ
らにタイマーT2をリセットして処理を終了する。
【0022】図7は、ドア状態スイッチによるドアロッ
ク動作を示すフローチャートである。運転席ドア状態ス
イッチSW3がONからOFFへ変化した時、すなわち
運転席のドアロック機構がロックされた時は、全ドアを
ロックする。また、助手席ドア状態スイッチSW4がO
NからOFFへ変化した時、すなわち助手席のドアロッ
ク機構がロックされた時に、全ドアが閉じられている場
合は全ドアをロックするが、いずれかのドアが開放され
ている場合は全ドアのロックを行なわない。なお、セッ
ト出力が出たままになる故障またはリリース出力が出な
くなる故障が発生し、且つIGNスイッチがON状態の
時は、全ドアをアンロックする。
【0023】ステップ71において、運転席ドア状態ス
イッチSW3がONからOFFへ変化したか、すなわち
運転席のドアロック機構がロックされたか否かを判別
し、ロックされるとステップ72へ進み、そうでなけれ
ばステップ81へ進む。運転席のドアロック機構がロッ
クされた時は、ステップ72で、EEPROM1aの故
障フラグがセットされているか否かを判別し、セットさ
れていればステップ73へ進み、セットされていなけれ
ばステップ75へ進む。故障フラグがセットされている
時は、ステップ73でIGNスイッチがON状態にある
か否かを判別し、ON状態にあればステップ74へ進
み、そうでなければステップ75へ進む。運転席のドア
ロック機構がロックされた時に、セット出力が出たまま
になる故障またはリリース出力が出なくなる故障の発生
が記録され、且つIGNスイッチがON状態にある場合
は、ステップ74で端子ULからアンロック指令を出力
し、アクチュエータM5〜M8により全ドアをアンロッ
ク駆動する。一方、運転席のドアロック機構がロックさ
れた時に、セット出力が出たままになる故障またはリリ
ース出力が出なくなる故障の発生が記録されていない場
合、またはIGNスイッチがON状態にない場合は、ス
テップ75で端子Lからロック指令を出力し、アクチュ
エータM5〜M8により全ドアをロック駆動する。
【0024】運転席ドアの状態スイッチSW3が変化し
ない時は、ステップ81で、助手席ドア状態スイッチS
W4がONからOFFへ変化したか、すなわち助手席の
ドアロック機構がロックされたか否かを判別する。助手
席のドアロック機構がロックされた時はステップ82へ
進み、そうでなければ処理を終了する。助手席のドアロ
ック機構がロックされた時は、ステップ82で、故障フ
ラグがセットされているか否かを判別し、故障フラグが
セットされていればステップ83へ進み、セットされて
いなければステップ85へ進む。故障フラグがセットさ
れている時は、ステップ83で、IGNスイッチがON
状態にあるか否かを判別し、ON状態にあればステップ
84へ進み、そうでなければステップ85へ進む。助手
席のドアロック機構がロックされた時に、セット出力が
出たままになる故障またはリリース出力が出なくなる故
障の発生が記録され、且つIGNスイッチがON状態に
ある場合は、ステップ84で端子ULからアンロック指
令を出力し、アクチュエータM5〜M8により全ドアを
アンロック駆動する。一方、助手席のドアロック機構が
ロックされた時に、セット出力が出たままになる故障ま
たはリリース出力が出なくなる故障の発生が記録されて
いない場合、またはIGNスイッチがON状態にない場
合は、ステップ85で全ドアのドアスイッチSW5〜S
W8がOFF状態にあるか、すなわち全ドアが閉じられ
ているか否かを判別し、全ドアが閉じられていればステ
ップ86へ進んで端子Lからロック指令を出力し、アク
チュエータM5〜M8により全ドアをロック駆動する。
しかし、いずれかのドアが開放されたままであれば何も
せずに処理を終了する。
【0025】図8は、ドア状態スイッチによるアンロッ
ク動作およびリリース動作を示すフローチャートであ
る。デッドロックのセット状態で運転席ドア状態スイッ
チSW3または助手席ドア状態スイッチSW4がOFF
からONへ変化すると、すなわち運転席または助手席の
ドアロック機構がアンロックされると、デッドロックを
リリースしてからアンロックする。また、デッドロック
のセット状態でない時に運転席ドア状態スイッチSW3
または助手席ドア状態スイッチSW4がOFFからON
へ変化すると、すなわち運転席または助手席のドアロッ
ク機構がアンロックされると、全ドアをアンロックす
る。
【0026】ステップ91において、運転席ドア状態ス
イッチSW3または助手席ドア状態スイッチSW4がO
FFからONへ変化したか、すなわち運転席または助手
席のドアロック機構がアンロックされたか否かを判別
し、アンロックされたらステップ92へ進み、そうでな
ければ処理を終了する。ステップ92で上述した10S
タイマーT2をリセットし、続くステップ93でセット
フラグがセットされているか否かを判別する。デッドロ
ックのセット状態にある時はステップ94へ進み、端子
Rからリリース指令を出力してアクチュエータM1〜M
4をリリース駆動するとともに、セットフラグをリセッ
トする。さらにステップ95で、端子ULからアンロッ
ク指令を出力してアクチュエータM5〜M8をアンロッ
ク駆動する。一方、運転席または助手席のドアロック機
構がアンロックされた時にデッドロックがセットされて
いない場合は、端子ULからアンロック指令を出力して
アクチュエータM5〜M8をアンロック駆動する。
【0027】図9は、車両の走行が検出された時のリリ
ース動作を示すフローチャートである。デッドロックセ
ット状態で車両が走行状態にある判定された時は全ドア
をリリースし、アンロックはしない。なお、車室内への
不法な侵入の発生が記録されている場合は走行状態と判
定されてもリリースしない。これにより、デッドロック
セット状態のままで走行することが防止されて安全性が
向上するとともに、車室内への不法な侵入があると走行
状態と判定されてもリリースしないので防盗性が向上す
る。車両の走行状態は車速センサー4により検出された
車速に基づいて判定し、車速が所定速度以上になると走
行状態にあるとする。なお、車両の走行状態は、例えば
IGNスイッチのOFFからONへの変化により判定し
てもよいし、イグニッションキーのID番号を照合して
エンジンのスタート許可信号を出すシステムではスター
ト許可信号が出されたことにより判定してもよい。ま
た、これらの組合せにより判定してもよい。
【0028】ステップ101において、車両が走行中で
あるか否かを判別し、走行中であればステップ102へ
進み、停車中であれば処理を終了する。車両が走行中の
時は、ステップ102で侵入フラグがセットされている
か否かを判別し、侵入フラグがセットされていれば何も
せずに処理を終了し、セットされていなければステップ
103へ進む。ステップ103では10SタイマーT2
をリセットしてステップ104へ進み、故障フラグがセ
ットされているか否かを判別する。故障フラグがセット
されている時はステップ105へ進み、そうでなければ
ステップ107へ進む。故障フラグがセットされている
時は、ステップ105で、運転席ドア状態スイッチSW
3または助手席ドア状態スイッチSW4により、運転席
ドアまたは助手席ドアがロック状態にあるか否かを判別
し、いずれかのドアがロック状態にあればステップ10
6でアンロック指令を出力してアクチュエータM5〜M
8により全ドアをアンロックする。一方、運転席ドアと
助手席ドアがともにアンロック状態にある時は何もせず
に処理を終了する。車両の走行が検出された時に侵入フ
ラグと故障フラグがセットされていない場合は、ステッ
プ107でセットフラグがセットされているか否かを判
別し、デッドロックセット状態にあればステップ108
へ進み、そうでなければ処理を終了する。ステップ10
8では、リリース指令を出力してアクチュエータM1〜
M4により全ドアをリリースするとともに、セットフラ
グをリセットする。
【0029】図10、図11はキーレスエントリー装置
2による動作を示すフローチャートである。IGNスイ
ッチがOFF状態にあって全ドアが閉じられている時
に、キーレスエントリー装置2からロック指令が入力す
ると(HiレベルからLoレベルに変化する)、全ドア
をデッドロックセットする。また、キーレスエントリー
装置2からアンロック指令が入力すると(アンロック指
令がHiレベルからLoレベルに変化する)、デッドロ
ックセット状態にある場合は全ドアをリリースしてから
アンロックする。デッドロックセット状態にない場合は
全ドアをアンロックする。なお、キーレスエントリー装
置2のロック指令がHiレベルからLoレベルに変化し
てから10S以内にLoレベルからHiレベルへ戻らな
い場合は、キーレスエントリー装置2が故障していると
判断して全ドアをリリースする。しかし、車室内への不
法な侵入の発生が記録されている場合はリリースしな
い。
【0030】ステップ111において、キーレスエント
リー装置2のロック指令がHiレベルからLoレベルに
変化したか否かを判別し、HiレベルからLoレベルへ
の変化があればステップ112へ進み、そのような変化
がなければステップ121へ進む。キーレスエントリー
のロック指令が入力した時は、ステップ112でIGN
スイッチがOFF状態にあるか否かを判別し、続くステ
ップ113でドアスイッチSW5〜SW8により全ドア
が閉じられているか否かを判別する。IGNスイッチが
OFF状態にない場合、またはいずれかのドアが開いて
いる場合はキーレスロック処理を中止してステップ12
1へ進む。IGNスイッチがOFF状態にあって且つ全
ドアが閉じられている場合はステップ114へ進み、1
0SタイマーT2をリセットしてスタートする。ステッ
プ115でロック指令を出力してアクチュエータM5〜
M8により全ドアをロックし、続くステップ116でセ
ット指令を出力してアクチュエータM1〜M4により全
ドアをデッドロックセットするとともに、セットフラグ
をセットする。
【0031】ステップ121において、キーレスエント
リー装置2のロック指令がLoレベルからHiレベルへ
変化したか否かを判別し、LoレベルからHiレベルへ
の変化があればステップ122へ進み、キーレスエント
リー装置2は正常に作動していると判断して10Sタイ
マーT2をリセットする。なお、キーレスエントリー装
置2のロック指令がLoレベルからHiレベルへ戻らな
い場合は、ステップ122をスキップしてステップ12
3へ進む。ステップ123では、タイマーT2による計
時時間が10Sを経過したか否かを判別し、10Sを経
過したらステップ124へ進み、侵入フラグがセットさ
れているか否かを判別する。キーレスエントリー装置2
からのロック指令がHiレベルからLoレベルへ変化し
た後、10SたってもLoレベルからHiレベルへ戻ら
ない時は、キーレスエントリー装置2に故障があると判
断する。この時、侵入フラグがセットされていなければ
ステップ125へ進み、リリース指令を出力してアクチ
ュエータM1〜M4により全ドアをリリースし、セット
フラグをリセットするとともにタイマーT2をリセット
する。一方、侵入フラグがセットされていればステップ
125をスキップしてデッドロックをリリースしない。
【0032】ステップ131において、キーレスエント
リー装置2のアンロック指令がHiレベルからLoレベ
ルに変化したか否かを判別し、HiレベルからLoレベ
ルへの変化があればステップ132へ進み、なければ処
理を終了してステップ21へ戻る。キーレスエントリー
装置2のアンロック指令がHiレベルからLoレベルに
変化した時は、ステップ132でタイマーT2をリセッ
トする。ステップ133でセットフラグがセットされて
いるか否かを判別し、セットされていればステップ13
4へ進み、そうでなければステップ136へ進む。キー
レスアンロック指令が入力した時にデッドロックセット
状態にある場合は、ステップ134で、リリース指令を
出力して全ドアをリリースするとともにセットフラグを
リセットし、続くステップ135でアンロック指令を出
力して全ドアをアンロックする。一方、キーレスアンロ
ック指令が入力した時にデッドロックセット状態でない
場合は、ステップ136で、アンロック指令を出力して
全ドアをアンロックする。キーレスアンロック処理が終
了したらステップ21へ戻り、上記処理を繰り返す。
【0033】このように、車両のドアがデッドロックセ
ット状態にある時に、車両が走行状態と判定されるとデ
ッドロックをリリースするが、車室内への侵入が検知さ
れると車両が走行状態と判定されてもデッドロックをリ
リースしないようにしたので、車両用防盗装置の安全性
と防盗性を向上させることができる。また、車室内への
侵入の発生を不揮発性メモリに記憶するようにしたの
で、装置への電源の供給が停止されても侵入発生を確実
に記憶することができ、防盗性をさらに向上させること
ができる。
【0034】なお、ドアロック機構とデッドロック機構
がどのような構造の車両用防盗装置に対しても本発明を
応用することができる。また、上述した実施例では超音
波式の侵入検知センサーを例に上げて説明したが、侵入
検知手段は上述した実施例に限定されない。
【0035】以上の実施例の構成において、ドアロック
アクチュエータM5〜M8が施錠手段を、デッドロック
アクチュエータM1〜M4が拘束手段を、車速センサー
4およびコントロール回路1が判定手段を、コントロー
ル回路1が解除手段を、侵入センサー3が侵入検知手段
を、EEPROM1aが不揮発性メモリをそれぞれ構成
する。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、車
両のドアが解錠されないように施錠状態に拘束されてい
る時に、車両が走行状態と判定されると施錠状態の拘束
を解除するが、車室内への侵入が検知されると車両が走
行状態と判定されても拘束状態を解除しないようにした
ので、安全性と防盗性を向上させることができる。な
お、車室内への侵入の発生を不揮発性メモリに記憶すれ
ば、装置への電源の供給が停止されても侵入発生を確実
に記憶することができ、防盗性をさらに向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の構成を示す回路図。
【図2】侵入検知センサー割り込みルーチンを示すフロ
ーチャート。
【図3】電源投入処理を示すフローチャート。
【図4】故障検出処理を示すフローチャート。
【図5】故障処理を示すフローチャート。
【図6】キーシリンダースイッチによるドアロック動作
とデッドロックセット動作を示すフローチャート。
【図7】ドア状態スイッチによるドアロック動作を示す
フローチャート。
【図8】ドア状態スイッチによるアンロック動作とリリ
ース動作を示すフローチャート。
【図9】走行検出によるリリース動作を示すフローチャ
ート。
【図10】キーレスエントリー装置による動作を示すフ
ローチャート。
【図11】図10につづく、キーレスエントリー装置に
よる動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 コントロール回路 2 キーレスエントリー装置 3 侵入検知センサー 4 車速センサー M1〜M4 デッドロックアクチュエータ M5〜M8 ドアロックアクチュエータ R1〜R4 リレー T1〜T4 トランジスター IGN イグニッションスイッチ SW1 運転席ドアキーシリンダースイッチ SW2 助手席ドアキーシリンダースイッチ SW3 運転席ドア状態スイッチ SW4 助手席ドア状態スイッチ SW5〜SW8 ドアスイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のドアを施錠する施錠手段と、 前記施錠手段により施錠されている車両のドアを解錠で
    きないように施錠状態に拘束する拘束手段とを備えた車
    両用防盗装置において、 車両の走行状態を判定する判定手段と、 前記判定手段により走行状態と判定されると前記拘束手
    段による拘束状態を解除する解除手段とを備えることを
    特徴とする車両用防盗装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用防盗装置におい
    て、 車室内への侵入を検知する侵入検知手段を備え、 前記解除手段は、前記侵入検知手段により車室内への侵
    入が検知されると、前記判定手段により走行状態と判定
    されても前記拘束手段による拘束状態を解除しないこと
    を特徴とする車両用防盗装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の車両用
    防盗装置において、 前記侵入検知手段は車室内への侵入の発生を不揮発性メ
    モリに記憶することを特徴とする車両用防盗装置。
JP6612095A 1995-03-24 1995-03-24 車両用防盗装置 Pending JPH08260792A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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