JP2804528B2 - 盗難防止装置の制御方法及びその装置 - Google Patents

盗難防止装置の制御方法及びその装置

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JP2804528B2
JP2804528B2 JP19686289A JP19686289A JP2804528B2 JP 2804528 B2 JP2804528 B2 JP 2804528B2 JP 19686289 A JP19686289 A JP 19686289A JP 19686289 A JP19686289 A JP 19686289A JP 2804528 B2 JP2804528 B2 JP 2804528B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は盗難防止装置、特に既存の車両又は建築物
のロック装置に装着できる盗難防止装置の制御方法及び
その装置に関連する。
従来の技術 自動車のドアを施錠するロック装置として種々の形式
の電子錠が公知である。例えば、特開昭54−27899号公
報に開示されているように、通常5桁の数値を入力する
複数のスイッチを設け、これらのスイッチを所定の順序
に従い指でオン・オフ操作するプッシュスイッチ式キー
レスエントリ装置は、現在乗用車、運搬用車両、建築物
又は機密室のドアのロック装置として広く使用されてい
る。しかし、プッシュスイッチ式キーレスエントリ装置
は複数のスイッチが室外に露出された状態で設置される
ため、盗難防止上望ましくない。そこで、モールス信号
形式の信号を発生する1個のスイッチをオン・オフ動作
することにより所定のコードで解錠する新しい電子錠が
提案されている。
例えば、特公昭59−32634号公報は、取手を操作して
スイッチをオン・オフ動作することによりシリアルなモ
ールス信号を発生する自動車用電子ロックを示す。しか
し、この装置では、スタート信号を2秒以上の長い信号
とする。また、各桁の番号を表す信号は0.5秒以下の短
い信号とし、桁区切信号は1秒程度の信号として各信号
を区別している。また、特公昭59−32634号公報は、オ
ン・オフのパルス幅を自由に選択して設定することがで
き、スイッチの操作時にオン時間とオフ時間との時間比
率が許容範囲内のとき、解錠する電子錠を開示してい
る。更に、例えば特開昭60−138190号公報に示されるよ
うに所定のコード番号を含む電波を発生してドアの解錠
又は施錠を行う電波錠は公知である。
一方、例えば、米国特許第3,781,854号に開示されて
いるように、自動車用警報制御回路は公知である。この
自動車用警報制御回路は自動車の全ての開閉部を閉鎖し
てシリンダ錠を操作することによりドアをロックしたと
きに、警報制御回路はディスアームド状態からアームド
状態に切り換えられる。アームド状態において不正にド
ア、トランク又はフード等の開閉部を開放すると、自動
的に警報が発生して、自動車の盗難を防止することがで
きる。
更に、特開昭60−50053号公報に開示されるように、
エンジン始動用のキー穴からキーが抜かれたことを検出
するキー抜取り検出手段と、車体に設けられた開閉体の
開閉状態を検出する開閉状態検出手段と、前記開閉体が
キーを用いずに施錠されたことを検出する施錠検出手段
と、開閉状態検出手段と施錠検出手段からの信号を入力
して開閉体が全て閉状態かつ施錠状態となったことを検
出する検知手段と、キーが抜取り状態にあるときに所定
の開操作が行われずに開閉体のいずれかが開状態になっ
たことを検出して報知する盗難警報判定手段とを設けた
車両用盗難防止装置は公知である。この装置では、全て
の開閉体が閉状態かつ施錠状態となったことを確認して
アームド状態に切替られるので、半ドアによる誤報知を
防止できる。また、開閉体が閉状態かつ施錠状態となっ
たことを検出して、インジケータランプを点灯するの
で、半ドア状態を確実に検出できかつアームド状態への
切替ミスを確実に認識することができる。
発明が解決しようとする課題 ところで、従来の盗難防止装置はドアに設けたシリン
ダ錠をキーにより操作したときに作動されるスイッチの
オン・オフ操作によりアームド状態に切替られる。従っ
て、盗難防止装置を取付けるときは必ずシリンダ錠に隣
接してスイッチを設けて、シリンダ錠が操作されたとき
に連動して操作されるスイッチから発生する電気的信号
を利用しなければならなかった。このため、シリンダ錠
に隣接してスイッチを設けなければ盗難防止装置を装備
することができなかった。
また、既に販売されかつ使用されている自動車の盗難
の対象となっているので、既存の車両又はロック装置に
も盗難防止装置を設ける必要がある。しかし、シリンダ
錠に隣接してスイッチを取付けない限り、従来では既存
の車両又はロック装置には盗難防止装置を設けることが
できなかった。特に、ドアロック装置の施錠及び解錠を
検出する場合に切替の時点で瞬間的なパルスを発生する
一過性出力スイッチと、切替後の状態を連続的に表示す
る状態表示出力スイッチとが使用されている。従って、
盗難防止装置を既存の車両又は設備に後日取り付けるこ
とは困難であった。
この発明は、上記欠点を解消し、シリンダ錠に隣接し
てスイッチを設けることなく作動することのできる盗難
防止装置を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 この発明の盗難防止装置の制御方法は、ドアの開扉時
にロック装置からアンロック信号が発生しているか否か
を検出する過程と、ドアの開扉時にロック装置からアン
ロック信号が発生していないときロック装置から発生す
るロック信号を待機する過程と、ロック信号を待機する
状態においてロック装置からのロック信号を受信しかつ
記憶する過程と、ロック信号を記憶する状態においてド
アが閉鎖された後にアームド状態を設定する過程とから
なる。また、この発明の盗難防止装置の制御方法では、
ドアの開扉時にロック装置からアンロック信号が発生し
ていることを検出した状態又はロック信号を待機する状
態においてロック装置からのロック信号を受信しかつ記
憶する過程を含んでもよい。ロック信号を記憶しかつド
アが開扉された状態においてロック装置からアンロック
信号を受信したとき、ロック信号の記憶を消去する。ド
アが開扉された後、ドアが閉鎖されるまでインジケータ
を作動させる。
この発明による盗難防止装置は、ドアの開閉を検出す
るドアスイッチと、ドアの施錠操作を検出するロックス
イッチと、ドアの解錠操作を検出するアンロックスイッ
チと、複数の検出スイッチと、イグニッションスイッチ
と、警報装置と、ドアスイッチ、ロックスイッチ、アン
ロックスイッチ及びイグニッションスイッチに接続され
た入力端子及び警報装置に接続された出力端子とを有す
る警報制御回路とからなる。警報制御回路はドアスイッ
チのオン時にロック装置からアンロック信号が発生して
いるか否かを検出するアンロック信号検出手段と、ドア
スイッチのオン時にロック装置からアンロック信号が発
生していないときロック装置から発生するロック信号を
待機するロック信号検出手段と、ドアスイッチのオン時
にロック装置からアンロック信号が発生していることを
検出した状態又はロック信号を待機する状態においてロ
ック装置からのロック信号を受信しかつ記憶するロック
信号記憶手段と、ロック信号を記憶する状態においてド
アが閉鎖された後にアームド状態を設定する切替手段と
を有する。
作用 警報制御回路のアンロック信号検出手段はドアスイッ
チのオン時にロック装置からアンロック信号が発生して
いるか否かを検出する。また、警報制御回路のロック信
号検出手段はドアの開扉時にロック装置からアンロック
信号が発生していないときロック装置から発生するロッ
ク信号を待機する。ロック信号検出手段がロック信号を
待機する状態においてロック装置からのロック信号を受
信したとき、ロック信号記憶手段はロック信号を記憶す
る。ロック信号記憶手段の出力を受信しかつドアスイッ
チのオフ後に切替手段はアームド状態を設定する。アン
ロック信号検出手段の出力変化又はロック信号検出手段
の出力によりロック信号記憶手段はロック信号を受信し
かつ記憶することもある。ロック信号記憶手段はロック
信号記憶手段及びドアスイッチの出力によりロック装置
からアンロック信号を受信したとき、ロック信号の記憶
を消去する。インジケータはドアが開扉された後、ドア
が閉鎖されるまで作動させる。
実施例 以下、この発明の実施例を第1図〜第3図について説
明する。
第1図はこの発明の盗難防止装置10の回路図を示す。
図示のように、盗難防止装置10はワンチップマイクロコ
ンピュータ又は複数のICで構成される警報制御回路11を
備えている。警報制御回路11の入力端子11a及び11bには
図示しないドアロック装置の施錠状態及び解錠状態をそ
れぞれ表示するロックスイッチ及びアンロックスイッチ
が接続される。ロックスイッチからのロック信号入力を
受信する入力端子12及びアンロックスイッチからのアン
ロック信号入力を受信する入力端子13は種々の形式のス
イッチを使用することができる。図示を省略するが、例
えば入力端子12と13とに接続されるロックスイッチ及び
アンロックスイッチはドアロック装置が手動又は電動に
より施錠状態及び解錠状態に切替たとき、切替の時点で
瞬間的なパルスを発生する一過性出力スイッチと、切替
後の状態を連続的に表示する状態表示出力スイッチとが
使用されている。これらの一過性出力スイッチ及び状態
表示出力スイッチはドアロックアクチュエータ、ドアロ
ックタイマ又はドアロック装置内に設けられ、いずれの
スイッチが使用されているかは車種により異なる。一過
性出力スイッチはロックノブをロック位置に移動した瞬
間に短いパルス幅の出力を発生する。このため、一過性
出力スイッチを使用するドアロック装置では、ドアを開
扉した時点では一過性出力スイッチはロック信号及びア
ンロック信号のいずれかの出力も発生しないので、ロッ
ク状態かアンロック状態かを識別することができない。
これに対し、状態表示出力スイッチではドアを開扉する
時点では、アンロック信号を継続的に発生しているの
で、ロック状態とアンロック状態との識別は容易であ
る。既存の車両に盗難防止装置を装備する場合には、一
過性出力スイッチを使用しているか又は状態表示出力ス
イッチを使用しているかをまず判断しなければならな
い。そこで、ドアの開扉時にアンロック信号を受信すれ
ば、状態表示出力スイッチを使用すると判断し、アンロ
ック信号を受信しなければ一過性出力スイッチを使用す
ると判断することができる。一過性出力スイッチを使用
すると判断したときは、ドアスイッチがオンとなった時
点で入力端子23はドアスイッチ入力を受信するから、一
過性出力スイッチの使用を記憶し、その後、ロック信号
を表わすパルス信号を待機する。待機状態においてドア
の開扉及び閉鎖に係わらず、ロック信号を表わすパルス
信号が発生したときにロック状態を記憶して、ドアの閉
鎖後にロック状態の記憶を確認することが必要である。
本実施例では、一過性出力スイッチを使用する車両に
対してはそれぞれ一過性出力を発生するロックスイッチ
及びアンロックスイッチのロック信号入力及びアンロッ
ク信号入力が入力端子12と13に与えられる。また、状態
表示スイッチを使用する車両に対してはロック装置が解
錠状態あるときに継続的に低レベルの出力を使用するア
ンロックスイッチの出力信号が入力端子13に与えられ、
入力端子12は使用されない。
警報制御回路11の入力端子11c、11dにはそれぞれ増幅
器を構成するトランジスタ14、15を介してドアロックア
クチュエータを構成するモータ16の一端及び他端に接続
される。また、モータ16の一端及び他端はそれぞれリレ
ー17、18に接続される。リレー17、18はロック制御回路
20に接続される。ロック制御回路20は種々の方法で制御
されるが、例えば送信機21から送信される所定のコード
を含む無線信号を受信する受信回路22が接続される。ド
アロック装置を施錠するため、リレー17がオンとなり、
このため、トランジスタ14がオンとなったとき、警報制
御回路11の入力端子11cはモータ16のロック信号を受信
する。また、ドアロック装置を解錠するため、リレー18
がオンとなり、このため、トランジスタ15がオンとなっ
たとき、警報制御回路11の入力端子11dはモータ16のア
ンロック信号を受信する。
警報制御回路11の入力端子11e、11fにはそれぞれドア
スイッチに接続される入力端子23及び検出スイッチに接
続される入力端子24が接続される。ドアスイッチは自動
車のドアの開扉したときにオンとなり、ルームランプを
点灯するスイッチである。また、検出スイッチはドアス
イッチを含み、自動車のフード及びトランクの開放を検
出するフードスイッチ及びトランクスイッチ、シリンダ
錠が不正に操作されたときに作動されるタンパスイッ
チ、自動車が外力を受けて振動したときにこの振動を検
出する振動検出スイッチ等種々のスイッチを含む。
警報制御回路11の入力端子11gには増幅器を構成する
トランジスタ25を介してイグニッションスイッチがオン
となったときの信号を受信する入力端子26が接続され
る。警報制御回路11の入力端子11hはパルス発生回路27
を介してスイッチング素子としてのトランジスタ28のコ
レクタに接続される。トランジスタ28のエミッタはトラ
ンジスタ14のコレクタに接続される。また、トランジス
タ28のエミッタは定電圧回路30を介して直流電源に接続
される。定電圧回路30は警報制御回路11の電源入力端子
11iに接続される。トランジスタ28のベースはトランジ
スタ14のコレクタ及び警報制御回路11の入力端子11jに
接続される。
警報制御回路11の出力端子11k及び11lはそれぞれ増幅
回路35、36を介して緑色ダイオードの緑色インジケータ
31及び赤色ダイオードの赤色インジケータ32の各アノー
ドが接続される。緑色ダイオード31及び赤色ダイオード
32の各カソードは接地される。警報制御回路11の出力端
子11mは増幅回路33を介して警報装置34に接続される。
警報装置3は自動車に装備されているホーン、ランプ又
は他の音響装置若しくは発光装置が使用される。
警報制御装置11はドアスイッチのオン時にロック装置
からアンロック信号が発生しているか否かを検出するア
ンロック信号検出手段と、ドアスイッチのオン時にロッ
ク装置からアンロック信号が発生していないときロック
装置から発生するロック信号を待機するロック信号検出
手段と、ドアスイッチのオン時にロック装置からアンロ
ック信号が発生していることを検出した状態又はロック
信号を待機する状態においてロック装置からのロック信
号を受信しかつ記憶するロック信号記憶手段と、ロック
信号を記憶する状態においてドアが閉鎖された後にアー
ムド状態を設定する切替手段とを有する。
上記の構成において、警報制御回路11は第2図及び第
3図に示す動作シーケンスに従って作動するようにプロ
グラムされる。ステップ50から51に進むと、警報制御回
路11のドア開閉検出手段は入力端子11eに印加される電
圧を検出する。ドアが開扉されると、ドアスイッチがオ
ンとなるから、入力端子23及び入力端子11eに印加され
る電圧は高レベルから低レベルに変化し(ステップ5
2)、同時にトランジスタ14がオンとなる。トランジス
タ14がオンになると、トランジスタ28もオンするから、
パルス発生回路27を通じて入力端子11hにリセットパル
スが付与され、警報制御回路11はスタンバイモードから
動作モードに切替られる。次に、ステップ54において警
報制御回路11内のロック検出手段はアンロック信号を受
信するか否かを判断する。
前述のように、状態表示出力スイッチがアンロックス
イッチ13として使用される場合、アンロックスイッチ13
はロック装置が解錠状態を保持する限り継続的に低レベ
ルのアンロック信号を発生する。逆に、ロック装置が施
錠状態を保持する限り継続的に高レベルのロック信号を
発生する。従って、状態表示出力スイッチを使用する車
種ではロックスイッチ12及び入力端子11aは不必要とな
る。しかし、一過性出力スイッチを使用する車種ではロ
ック装置を施錠状態及び解錠状態に切替るとき、切替の
瞬間に短いパルス幅を有する低レベルのロック信号及び
アンロック信号を発生するのみである。このため、一過
性出力スイッチを使用する車種では短いパルス幅のロッ
ク信号の発生を待機して、ロック信号が発生した場合に
はその発生を記憶する必要がある。また、実際に使用さ
れている一過性出力スイッチは施錠状態及び解錠状態に
操作されたときにのみそれぞれ短いパルス幅のロック信
号及びアンロック信号を発生し、施錠状態又は解錠状態
から中立状態に戻すときは出力は発生しない。このよう
に、一過性出力スイッチは非可逆特性を有する。
ステップ51においてドアが開扉したとき、ドアは解錠
状態にあるから、この場合に状態表示出力スイッチをア
ンロックスイッチ13として使用すれば、入力端子11bは
低レベルになる。しかし、一過性出力スイッチをアンロ
ックスイッチ13として使用すれば、ドアを開扉した瞬間
はロック装置を解錠状態に切替ることができない。従っ
て、一過性出力スイッチをアンロックスイッチ13として
使用するときはドアを開扉した時点において入力端子11
bは高レベルである。このように、ステップ54におい
て、ドアスイッチ23がオンになった時点でアンロック信
号を受信したか否かを検出することによりロック検出手
段はアンロックスイッチとして一過性出力スイッチ又は
状態表示出力スイッチのいずれが装備されているかを決
定することが可能となる。
前記のように、ステップ54においてドアスイッチ23が
オンになったときアンロック信号を受信していれば、ロ
ック検出手段は状態表示出力スイッチが使用されている
と判断して、ステップ55において緑色シンジケータ31を
点滅させる。緑色インジケータ31を点滅するのは、ドア
が開扉していることを容易に目視確認するためである。
従って、緑色インジケータ31の点滅により、ドアの開放
状態及び半ドア状態を運転者に光学表示することができ
る。ステップ54においてドアスイッチ23がオンになった
ときアンロック信号を受信していなければ、ロック検出
手段は一過性出力スイッチが使用されていると判断し
て、ステップ54において一過性出力スイッチのロック信
号を待機する状態にして、その後ステップ55において緑
色インジケータ31を点滅させる。次に、ステップ56に進
み、ロック状態を記憶しているか否かを判断する。最初
はロック状態を記憶していないので、ステップ57に進
む。ステップ57において、一過性出力スイッチが使用さ
れていれば、ステップ54においてロック信号待機状態を
保持するから、ステップ57からステップ58に進み、短い
パルス幅のロック信号を受信したか否かを判断する。ス
テップ58ではロック信号を受信すると、ステップ59にお
いてロック状態を記憶した後、ステップ64に進む。ステ
ップ58においてロック信号を受信しないときステップ64
に進む。ステップ57において、状態表示出力スイッチを
使用する車両の場合にはロック信号待機状態には切替ら
れないので、ステップ63に進み、アンロック信号を受信
したか否かを判断する。状態表示スイッチは、解錠状態
のとき低レベルのアンロック信号を入力端子13に付与
し、施錠状態のとき高レベルのロック信号を入力端子13
に付与する。従って、解錠状態のときはアンロック信号
が継続的に出力されるから、ステップ63から64に進む
が、施錠状態に切替られると、ステップ63から59に進ん
で、ロック状態を記憶した後、ステップ64に進む。ステ
ップ64ではドアが閉鎖されたか否かを判断する。ドアは
閉鎖されないと、ステップ55に戻り、緑色インジケータ
31の点滅を継続しながら、ステップ56においてロック状
態が記憶されているか否かを判断する。ステップ59にお
いて既にロック状態が記憶されているので、ステップ56
から61に進み、アンロック信号を受信したか否かを判断
する。緑色インジケータ31が点滅している状態で、ロッ
クノブを解錠方法に操作して、アンロックスイッチを操
作すると、アンロック信号が発生する。アンロック信号
を受信すると、ステップ61から64に進み、アンロック信
号を受信すると、ステップ62においてロック状態の記憶
を消去してステップ64に進む。ステップ64においてドア
が閉鎖されないと、ステップ55と64との間で動作が反復
される。
ステップ64において、ドアが閉鎖されると、ロック状
態検出手段はロック状態が記憶されているか否かを判断
する。ステップ62でロック状態が消去されていると、ス
テップ65から第3図のステップ93に進み、緑色インジケ
ータ31を消灯した後、スタート50へ戻る。ステップ65に
おいてロック状態が記憶されていれば、ステップ66に進
み、緑色インジケータ31が消灯される。
送信機21がロック信号を含む無線信号を送出して、こ
の無線信号を受信回路22が受信する。これに対応してロ
ック制御回路20がリレー17をオンして、モータ16をロッ
ク方向に作動することができる。逆に送信機21がアンロ
ック信号を含む無線信号を送出して、この無線信号を受
信回路22が受信する。これに対応してロック制御回路20
がリレー18をオンして、モータ16をアンロック方向に作
動することができる。
ステップ51においてドアが閉鎖されているとき、ステ
ップ60に進みトランジスタ14のベースはアクチュエータ
としてのモータ16に流れる電流を検出してモータ16がロ
ック信号を発生したか否かを判断する。モータ16がロッ
ク信号を発生しないと、ステップ60からスタート50に戻
る。ステップ60においてモータ16が施錠方向に作動され
ると、ロック装置が施錠されると同時に、トランジスタ
14がオンとなる。トランジスタ14がオンになると、トラ
ンジスタ28もオンするから、パルス発生回路27を通じて
入力端子11hにリセットパルスが付与され、警報制御回
路11はスタンバイモードから作動モードに切替られる。
次に、ステップ67に進み、入力端子11eが高レベルに
あり、ロック状態記憶手段がロック状態を記憶している
とき、タイマ手段は30秒タイマを作動させる。また、ス
テップ68において赤色インジケータ32を点灯して、アー
ムド準備状態であることを表示する。続いて、ステップ
69においてドアが開扉されたか否かを判断する。ドアが
開扉されると、入力端子23は低レベルに切替られる。ド
アが開扉されないと、ステップ70に進み、入力端子13に
アンロック信号が発生したか否かを判断する。
また、送信機21がアンロック信号を含む無線信号を送
出すると、この無線信号は受信回路22が受信する。これ
い対応してロック制御回路20がリレー18をオンして、モ
ータ16がアンロック方向に作動される。トランジスタ15
のベースはステップ71においてアクチュエータ、即ち、
モータ16に流れる電流によりアンロック信号を受信した
か否かを検出する。トランジスタ15のベースがアンロッ
ク信号を受信すると、トランジスタ15はオンになり入力
端子11dに低レベルのアンロック信号が付与される。し
かし、アンロック信号が発生しないと、ステップ72に進
み、入力端子11gにより受信される信号によりイグニッ
ションスイッチがオンとなったか否かを判断する。イグ
ニッションスイッチがオンになると、入力端子26には高
レベルの電圧が印加され、トランジスタ25はオンとな
る。このため、入力端子11gは低レベルの信号が付与さ
れる。
ステップ70においてアンロック信号を受信したとき、
ステップ71においてモータ16のアンロック信号を受信し
たとき又はステップ72においてイグニッションスイッチ
がオンとなったときは、スタート50に戻る。ステップ72
においてイグニッションスイッチがオフ状態を維持して
いるときは、ステップ73に進み、30秒タイマが所定時間
を計数した否かを判断する。所定時間が経過しないと
き、ステップ73から69に戻る。ステップ69においてドア
が開扉されたときは、ステップ75に進み、ロック状態の
記憶を消去した後、ステップ55に戻る。上述のように30
秒タイマが所定時間を計数しないときはステップ69から
73までの動作を反復する。
ステップ73において所定時間の経過を計数すると、ス
テップ74に進み、赤色インジケータ32を消灯して、第3
図のステップ76に進み、赤色インジケータ32が30秒又は
3〜4分に1回スロー点滅される。赤色インジケータ32
は10〜50mA、例えば20mAの大きさを有し150m秒のパルス
である。赤色インジケータ32の点滅速度を減速して、ス
ロー点滅させることにより、警報制御回路11がアームド
状態にあることを目視で容易に確認するためである。ア
ームド状態では自動車のエンジンは停止され、バッテリ
への充電は行われない。従って、赤色インジケータ32の
点滅によりアームド状態を表示する場合に、できる限り
消費電流を低減する必要がある。このため、本実施例で
は、赤色インジケータ32のオフ時間をオン時間に比較し
て長くすることにより、赤色インジケータ32の通電時の
消費電流を大幅に減少することができる。この場合、赤
色インジケータ32に流れる平均電流IはI={(赤色イ
ンジケータ32のオン時の消費電流×時間)+(赤色イン
ジケータ32のオフ時の消費電流×時間)}÷(赤色イン
ジケータ32のオン時間+オフ時間)として表わされる。
平均電流Iは1〜3mA以下であれは、バッテリの短時間
放電を実用上十分に防止することができる。十分に整備
された車両のバッテリであれば、3ヵ月以上アームド状
態に保持されても、バッテリの容量はエンジンの始動に
必要なレベル以下に低下することはない。
赤色インジケータ32のスロー点滅状態においてステッ
プ77に進み、モータ16がアンロック信号を発生したか否
か判断する。モータ16が解錠方向に作動され、ロック装
置が解錠されると、トランジスタ15のベースはモータ16
に流れる電流を検出して、トランジスタ15がオンとな
る。このため、入力端子11dに低レベルの電圧が印加さ
れるから、入力端子11dによりモータ16のアンロック信
号を受信することができる。ステップ77においてモータ
16がアンロック信号を発生すると、ステップ93において
赤色インジケータ32を消灯してアームド状態を解除す
る。このようにディスアームド状態に切替た後、スター
トに戻る。モータ16がアンロック信号を発生しないとき
はステップ78に進み、入力端子23によりイグニッション
スイッチがオンしたか否か判断する。イグニッションス
イッチがオンすると、前記と同様にステップ93において
アームド状態が解除される。これは車内においてイグニ
ッションスイッチを操作したときに、アームド状態を解
除するためである。ステップ78においてイグニッション
スイッチがオフ状態に維持されていると、ステップ79に
おいて入力端子24に印加されるドアスイッチ、フードス
イッチ、トランクスイッチ、タンパスイッチ等の防盗セ
ンサがオンしたか否か判断する。防盗センサがオフ状態
のときはステップ76と79との間を反復する動作が行われ
る。ステップ79においていずれかの防盗センサがオンす
ると、ステップ80に進み、赤色インジケータ32が消灯し
て、ステップ81においてタイマ手段は6秒タイマの計数
を開始した後、ステップ82において赤色インジケータ32
が1秒毎にクイック点滅する。6秒タイマの作動中は警
報準備状態である。6秒間のタイムラグを設定するの
は、誤って警報準備状態に切替られたとき、警報状態に
切替られる前にイグニッションスイッチを操作してディ
スアームド状態に切替るためである。その後、ステップ
83において入力端子26に付与されるイグニッションスイ
ッチのオン出力が付与されるか否か判断する。ここで、
イグニッションスイッチがオンすると、ステップ93に進
み、前記動作と同様の動作が行われスタート50に戻る。
イグニッションスイッチがオフ状態に維持されている
と、ステップ84に進んで、タイマ手段の6秒タイマが6
秒を計数したか否かを判断する。6秒経過前の場合はス
テップ82に戻り、赤色インジケータ32のクイック点滅を
継続して、ステップ82と84との間の動作を反復する。6
秒経過すると、警報状態に切替られ、赤色インジケータ
32が消灯される(ステップ85)。また、ステップ86にお
いて1分タイマが作動され、増幅回路33を介して出力端
子11mから警報装置34に駆動信号が付与される。このた
め、ステップ87において警報装置34が作動され、その間
緑色インジケータ31及び赤色インジケータ32が交互に点
滅される。その後、ステップ89に進み、イグニッション
スイッチがオンされたか否か判断され、イグニッション
スイッチがオフ状態に維持されていると、ステップ90に
進み、1分タイマが1分を計数したか否かを判断する。
4分に満たないと、ステップ88に戻り、ステップ88と90
との間の動作を反復する。ステップ89においてイグニッ
ションスイッチがオンになると、ステップ94において警
報装置34への駆動信号を停止して、警報を中止した後、
ステップ93に進み、その後前記の動作が反復される。ス
テップ90において、タイマ手段が1分を計数すると、ス
テップ91において緑色インジケータ31及び赤色インジケ
ータ32を消灯する。その後、ステップ92において再び防
盗センサがオンするか否か判断し、オンすると、ステッ
プ86に戻り1分タイマを再び作動させ、ステップ86以降
の動作が反復される。
この発明の上記実施例は変更が可能である。例えば、
ロック制御回路20を作動するには無線を使用する以外
に、赤外線又は複数のスイッチを有するキーレスエント
リシステムを使用することができる。また、第1図及び
第2図の実施例において、機械式キーレスロック又はロ
ックノブに連動するシリンダ錠の操作によりアームド状
態又はディスアームド状態に切り替えてもよい。また、
自動車以外の建築物等にこの発明を実施できることは明
らかである。
発明の効果 上記のように、ロック装置に使用されるスイッチが一
過性出力スイッチ及び状態表示出力スイッチのいずれを
使用する既存の装置又は設備にもこの発明による盗難防
止装置を装備できるので、不正侵入及び盗難を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による盗難防止装置の回路図、第2図
及び第3図は第1図の回路の動作シーケンスを示すフロ
ーチャートである。 10……盗難防止装置、11……警報制御回路、
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G08B 15/00 G08B 15/00 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 25/10 G08B 13/06 G08B 15/00 E05B 65/20 E05B 49/00 C

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアの開扉時にロック装置からアンロック
    信号が発生しているか否かを検出する過程と、ドアの開
    扉時にロック装置からアンロック信号が発生していない
    ときロック装置から発生するロック信号を待機する過程
    と、ロック信号を待機する状態においてロック装置から
    のロック信号を受信しかつ記憶する過程と、ロック信号
    を記憶する状態においてドアが閉鎖された後にアームド
    状態を設定する過程とからなることを特徴とする盗難防
    止装置の制御方法。
  2. 【請求項2】ロック信号を記憶しかつドアが開扉された
    状態においてロック装置からアンロック信号を受信した
    とき、ロック信号の記憶を消去する請求項(1)に記載
    の盗難防止装置の制御方法。
  3. 【請求項3】ドアが開扉された後、ドアが閉鎖されるま
    でインジケータを作動させる請求項(1)に記載の盗難
    防止装置の制御方法。
  4. 【請求項4】ドアの開扉時にロック装置からアンロック
    信号が発生しているか否かを検出する過程と、ドアの開
    扉時にロック装置からアンロック信号が発生していない
    ときロック装置から発生するロック信号を待機する過程
    と、ドアの開扉時にロック装置からアンロック信号が発
    生していることを検出した状態又はロック信号を待機す
    る状態においてロック装置からのロック信号を受信しか
    つ記憶する過程と、ロック信号を記憶する状態において
    ドアが閉鎖された後にアームド状態を設定することを特
    徴とする盗難防止装置の制御方法。
  5. 【請求項5】ドアの開閉を検出するドアスイッチと、ド
    アの施錠操作を検出するロックスイッチと、ドアの解錠
    操作を検出するアンロックスイッチと、複数の検出スイ
    ッチと、イグニッションスイッチと、警報装置と、ドア
    スイッチ、ロックスイッチ、アンロックスイッチ及びイ
    グニッションスイッチに接続された入力端子及び警報装
    置に接続された出力端子とを有する警報制御回路とから
    なり、警報制御回路はドアスイッチのオン時にロック装
    置からアンロック信号が発生しているか否かを検出する
    アンロック信号検出手段と、ドアスイッチのオン時にロ
    ック装置からアンロック信号が発生していないときロッ
    ク装置から発生するロック信号を待機するロック信号検
    出手段と、ドアスイッチのオン時にロック装置からアン
    ロック信号が発生していることを検出した状態又はロッ
    ク信号を待機する状態においてロック装置からのロック
    信号を受信しかつ記憶するロック信号記憶手段と、ロッ
    ク信号を記憶する状態においてドアが閉鎖された後にア
    ームド状態を設定する切替手段とを有することを特徴と
    する盗難防止装置の制御装置。
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