JPH0826067A - 自動車のシートベルトのショルダアジャスタ - Google Patents
自動車のシートベルトのショルダアジャスタInfo
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- JPH0826067A JPH0826067A JP6184123A JP18412394A JPH0826067A JP H0826067 A JPH0826067 A JP H0826067A JP 6184123 A JP6184123 A JP 6184123A JP 18412394 A JP18412394 A JP 18412394A JP H0826067 A JPH0826067 A JP H0826067A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ツースドワッシャを不要にできる、自動車の
シートベルトのショルダアジャスタを提供すること。 【構成】 スライダにボルト(32)によって取り付け
られるショルダアジャスタ(20)は、アンカプレート
(24)と、アンカプレートの外側に配置される操作部
を有する、前記スライダの固定を解除する操作ボタン
(26)と、操作ボタンの前記操作部によってボルトの
軸線方向へ移動可能にアンカプレートの外側に配置され
るスリーブ(28)とを備える。ボルトを貫通させ、ス
リーブを案内するスペーサ(30)は、アンカプレート
(24)、操作ボタン(26)およびスリーブ(28)
のうちの少なくとも1つによって保持される。
シートベルトのショルダアジャスタを提供すること。 【構成】 スライダにボルト(32)によって取り付け
られるショルダアジャスタ(20)は、アンカプレート
(24)と、アンカプレートの外側に配置される操作部
を有する、前記スライダの固定を解除する操作ボタン
(26)と、操作ボタンの前記操作部によってボルトの
軸線方向へ移動可能にアンカプレートの外側に配置され
るスリーブ(28)とを備える。ボルトを貫通させ、ス
リーブを案内するスペーサ(30)は、アンカプレート
(24)、操作ボタン(26)およびスリーブ(28)
のうちの少なくとも1つによって保持される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のシートベルト
のショルダアジャスタに関し、特に、乗員の肩部の近傍
に位置するシートベルトのアンカ位置を上下に調整でき
るショルダアジャスタに関する。
のショルダアジャスタに関し、特に、乗員の肩部の近傍
に位置するシートベルトのアンカ位置を上下に調整でき
るショルダアジャスタに関する。
【0002】
【従来の技術】車体に配置したレールに沿って移動可
能、かつ、前記レールに固定可能なスライダと共に移動
できるショルダアジャスタ10は、図8に示すように、
前記スライダにボルト11によって取り付けられる、シ
ートベルト12用のアンカプレート13と、前記スライ
ダの固定を解除するためのアンカプレート13の外側に
配置される操作ボタン14と、操作ボタン14の操作に
よってボルト11の軸線方向Aへ移動可能にアンカプレ
ート13の外側に配置されるスリーブ15と、ボルト1
1を貫通させ、スリーブ15を案内するスペーサ16と
を備える(たとえば、特開平4-283149号公報)。
能、かつ、前記レールに固定可能なスライダと共に移動
できるショルダアジャスタ10は、図8に示すように、
前記スライダにボルト11によって取り付けられる、シ
ートベルト12用のアンカプレート13と、前記スライ
ダの固定を解除するためのアンカプレート13の外側に
配置される操作ボタン14と、操作ボタン14の操作に
よってボルト11の軸線方向Aへ移動可能にアンカプレ
ート13の外側に配置されるスリーブ15と、ボルト1
1を貫通させ、スリーブ15を案内するスペーサ16と
を備える(たとえば、特開平4-283149号公報)。
【0003】操作ボタン14を操作して紙面に垂直な方
向へ移動させると、スリーブ15が軸線方向Aの外方へ
向けて移動する。そうすると、前記スライダから伸び、
前記レールの穴に係合しているロック手段によるロック
が解除され、スライダはレールに沿って上下に移動でき
る。操作ボタン14の操作を中止すると、スリーブ15
がばねによって図示の位置に戻る結果、ロック手段によ
るロックが行われ、スライダの移動が阻止される。
向へ移動させると、スリーブ15が軸線方向Aの外方へ
向けて移動する。そうすると、前記スライダから伸び、
前記レールの穴に係合しているロック手段によるロック
が解除され、スライダはレールに沿って上下に移動でき
る。操作ボタン14の操作を中止すると、スリーブ15
がばねによって図示の位置に戻る結果、ロック手段によ
るロックが行われ、スライダの移動が阻止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ショルダアジャスタ1
0を自動車の車体に取り付ける生産ラインでの組付け作
業性からは、少なくともスペーサ16は、前もって所定
の位置に配置しておくことが好ましい。ところが、スペ
ーサ16は円筒状のものであり、それ自体が所定の位置
に留まる機能を有しないことから、スペーサ16を所定
の位置に置くためには、ボルト11をスペーサ16に通
し、つめ付きのツースドワッシャ17をボルト11に嵌
め込まなくてはならない。このツースドワッシャ17
は、ショルダアジャスタ10を車体に取り付けた後には
何等の機能も果たさず、本来不要な部品である。加え
て、ツースドワッシャ17をボルト11に嵌める余分な
作業を強いられている。
0を自動車の車体に取り付ける生産ラインでの組付け作
業性からは、少なくともスペーサ16は、前もって所定
の位置に配置しておくことが好ましい。ところが、スペ
ーサ16は円筒状のものであり、それ自体が所定の位置
に留まる機能を有しないことから、スペーサ16を所定
の位置に置くためには、ボルト11をスペーサ16に通
し、つめ付きのツースドワッシャ17をボルト11に嵌
め込まなくてはならない。このツースドワッシャ17
は、ショルダアジャスタ10を車体に取り付けた後には
何等の機能も果たさず、本来不要な部品である。加え
て、ツースドワッシャ17をボルト11に嵌める余分な
作業を強いられている。
【0005】本発明の目的は、ツースドワッシャを不要
にできる、自動車のシートベルトのショルダアジャスタ
を提供することにある。
にできる、自動車のシートベルトのショルダアジャスタ
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、車体に配置し
たレールに沿って移動可能、かつ、前記レールに固定可
能なスライダにボルトによって取り付けられる、シート
ベルト用アンカプレートと、該アンカプレートの外側に
配置される操作部を有する、前記スライダの固定を解除
する操作ボタンと、該操作ボタンの前記操作部によって
前記ボルトの軸線方向へ移動可能に前記アンカプレート
の外側に配置されるスリーブとを備える自動車のシート
ベルトのショルダアジャスタであって、前記ボルトを貫
通させ、前記スリーブを案内するスペーサを有し、該ス
ペーサは、前記アンカプレート、前記操作ボタンおよび
前記スリーブのうちの少なくとも1つによって保持され
る。
たレールに沿って移動可能、かつ、前記レールに固定可
能なスライダにボルトによって取り付けられる、シート
ベルト用アンカプレートと、該アンカプレートの外側に
配置される操作部を有する、前記スライダの固定を解除
する操作ボタンと、該操作ボタンの前記操作部によって
前記ボルトの軸線方向へ移動可能に前記アンカプレート
の外側に配置されるスリーブとを備える自動車のシート
ベルトのショルダアジャスタであって、前記ボルトを貫
通させ、前記スリーブを案内するスペーサを有し、該ス
ペーサは、前記アンカプレート、前記操作ボタンおよび
前記スリーブのうちの少なくとも1つによって保持され
る。
【0007】本発明はまた、車体に配置したレールに沿
って移動可能、かつ、前記レールに固定可能なスライダ
にボルトによって取り付けられる、シートベルト用アン
カプレートと、該アンカプレートの外側に配置される操
作部を有する、前記スライダの固定を解除する操作ボタ
ンと、該操作ボタンの前記操作部によって前記ボルトの
軸線方向へ移動可能に前記アンカプレートの外側に配置
されるスリーブとを備える自動車のシートベルトのショ
ルダアジャスタであって、前記ボルトは、前記スリーブ
を案内する段部を有する段付きボルトである。
って移動可能、かつ、前記レールに固定可能なスライダ
にボルトによって取り付けられる、シートベルト用アン
カプレートと、該アンカプレートの外側に配置される操
作部を有する、前記スライダの固定を解除する操作ボタ
ンと、該操作ボタンの前記操作部によって前記ボルトの
軸線方向へ移動可能に前記アンカプレートの外側に配置
されるスリーブとを備える自動車のシートベルトのショ
ルダアジャスタであって、前記ボルトは、前記スリーブ
を案内する段部を有する段付きボルトである。
【0008】
【作用および効果】ショルダアジャスタがスペーサを有
する場合、スペーサは、アンカプレート、操作ボタンお
よびスリーブのうちの少なくとも1つによって保持さ
れ、所定の位置に配置されている。したがって、生産ラ
インでの組付け作業は、ボルトをスペーサに差し込み、
スライダにねじ込むだけでよい。
する場合、スペーサは、アンカプレート、操作ボタンお
よびスリーブのうちの少なくとも1つによって保持さ
れ、所定の位置に配置されている。したがって、生産ラ
インでの組付け作業は、ボルトをスペーサに差し込み、
スライダにねじ込むだけでよい。
【0009】ツースドワッシャが不要であり、部品点数
を減らすことができる。また、ツースドワッシャをボル
トに嵌める作業を省略できる。これにより、コストを低
減できる。
を減らすことができる。また、ツースドワッシャをボル
トに嵌める作業を省略できる。これにより、コストを低
減できる。
【0010】スペーサが前もって所定の位置に配置され
ているため、生産ラインでの組付け作業性を高めること
ができる。
ているため、生産ラインでの組付け作業性を高めること
ができる。
【0011】ショルダアジャスタがスペーサに代えて段
付きボルトを有する場合、生産ラインでの組付け作業
は、段付きボルトをスリーブに差し込み、スライダにね
じ込むだけでよい。
付きボルトを有する場合、生産ラインでの組付け作業
は、段付きボルトをスリーブに差し込み、スライダにね
じ込むだけでよい。
【0012】ツースドワッシャの他にスペーサが不要で
あり、部品点数をさらに減らすことができる。また、ツ
ースドワッシャをボルトに嵌める作業を省略できる。こ
れにより、コストを低減できる。
あり、部品点数をさらに減らすことができる。また、ツ
ースドワッシャをボルトに嵌める作業を省略できる。こ
れにより、コストを低減できる。
【0013】
【実施例】第1の実施例を示す図1を参照するに、ショ
ルダアジャスタ20は、シートベルト22用のアンカプ
レート24と、操作ボタン26と、スリーブ28と、ス
ペーサ30とを備える。
ルダアジャスタ20は、シートベルト22用のアンカプ
レート24と、操作ボタン26と、スリーブ28と、ス
ペーサ30とを備える。
【0014】アンカプレート24は、後述するように、
車体に配置したレールに沿って移動可能、かつ、前記レ
ールに固定可能なスライダにボルト32によって取り付
けられる。アンカプレート24は金属製であり、硬質樹
脂の被覆34を有する。シートベルト22がアンカプレ
ート24に設けた穴25に通されている。アンカプレー
ト24は、乗員の肩近傍のアンカ位置となり、シートベ
ルト22の位置調整を可能にする。アンカプレート24
をスライダに取り付けた後、硬質樹脂のキャップ36を
アンカプレート24に被せる。
車体に配置したレールに沿って移動可能、かつ、前記レ
ールに固定可能なスライダにボルト32によって取り付
けられる。アンカプレート24は金属製であり、硬質樹
脂の被覆34を有する。シートベルト22がアンカプレ
ート24に設けた穴25に通されている。アンカプレー
ト24は、乗員の肩近傍のアンカ位置となり、シートベ
ルト22の位置調整を可能にする。アンカプレート24
をスライダに取り付けた後、硬質樹脂のキャップ36を
アンカプレート24に被せる。
【0015】操作ボタン26は、前記スライダの固定を
解除するもので、アンカプレート24の外側に、すなわ
ち車室においてアンカプレート24と車体との間に配置
される操作部38を有する。操作ボタン26は、図5お
よび図6に示す実施例では、長方形状の枠からなる滑動
部39と、滑動部39の対向する長辺枠部分の外側に設
けた、傾斜面を有する一対のカム部40と、滑動部39
の一方の端部にある指当て部41とを有し、硬質樹脂に
よって一体に成形されている。図示の実施例では、操作
部38は、滑動部39とカム部40とからなる。操作ボ
タン26の滑動部39は、後述するスペーサ30にB方
向へ移動可能に嵌め込まれる。操作ボタン26は、アン
カプレート24の切欠きから内方へ突出する指当て部4
1に指を当てて押し込むと、B方向へ移動する。コイル
ばね42が操作ボタン26を図5の非操作位置に戻す。
解除するもので、アンカプレート24の外側に、すなわ
ち車室においてアンカプレート24と車体との間に配置
される操作部38を有する。操作ボタン26は、図5お
よび図6に示す実施例では、長方形状の枠からなる滑動
部39と、滑動部39の対向する長辺枠部分の外側に設
けた、傾斜面を有する一対のカム部40と、滑動部39
の一方の端部にある指当て部41とを有し、硬質樹脂に
よって一体に成形されている。図示の実施例では、操作
部38は、滑動部39とカム部40とからなる。操作ボ
タン26の滑動部39は、後述するスペーサ30にB方
向へ移動可能に嵌め込まれる。操作ボタン26は、アン
カプレート24の切欠きから内方へ突出する指当て部4
1に指を当てて押し込むと、B方向へ移動する。コイル
ばね42が操作ボタン26を図5の非操作位置に戻す。
【0016】スリーブ28は、操作ボタン26の操作部
38によってボルト32の軸線方向Aへ移動可能にアン
カプレート24の外側に配置される。スリーブ28は、
図5および図6に示す実施例では、円筒状の滑動部44
と、滑動部44の直径上に位置する、傾斜面を有する一
対のカム部45と、回り止め部46とを有し、硬質樹脂
によって一体に成形されている。滑動部44をスペーサ
30に嵌め、回り止め部46を拘束して取り付ける。そ
うすると、スリーブ28の一対のカム部45の傾斜面が
操作ボタン26の一対のカム部40の傾斜面に対向して
位置する。したがって、操作ボタン26をB方向へ移動
させると、スリーブ28の一対のカム部45が操作ボタ
ン26の一対のカム部40に係合することから、スリー
ブ28はボルト32の軸線方向Aの外方へ移動する。ス
リーブ28の非操作位置への復帰は、図示しないばねに
よって行う。
38によってボルト32の軸線方向Aへ移動可能にアン
カプレート24の外側に配置される。スリーブ28は、
図5および図6に示す実施例では、円筒状の滑動部44
と、滑動部44の直径上に位置する、傾斜面を有する一
対のカム部45と、回り止め部46とを有し、硬質樹脂
によって一体に成形されている。滑動部44をスペーサ
30に嵌め、回り止め部46を拘束して取り付ける。そ
うすると、スリーブ28の一対のカム部45の傾斜面が
操作ボタン26の一対のカム部40の傾斜面に対向して
位置する。したがって、操作ボタン26をB方向へ移動
させると、スリーブ28の一対のカム部45が操作ボタ
ン26の一対のカム部40に係合することから、スリー
ブ28はボルト32の軸線方向Aの外方へ移動する。ス
リーブ28の非操作位置への復帰は、図示しないばねに
よって行う。
【0017】スペーサ30は、ボルト32を貫通させる
と共に、スリーブ28を案内して、スリーブ28に円滑
な移動をさせる。図1に示す実施例では、スペーサ30
は、円筒状の案内部50と、案内部50の一端に設けた
フランジ部51とを一体に有し、低摩擦係数の硬質樹脂
によって成形されている。
と共に、スリーブ28を案内して、スリーブ28に円滑
な移動をさせる。図1に示す実施例では、スペーサ30
は、円筒状の案内部50と、案内部50の一端に設けた
フランジ部51とを一体に有し、低摩擦係数の硬質樹脂
によって成形されている。
【0018】ショルダアジャスタ20を組み立てるに
は、スペーサ30の案内部50を、操作ボタン26の滑
動部39とスリーブ28の滑動部44とに差し込み、操
作ボタン26とスリーブ28とをそれ自体公知の取付け
構造によってアンカプレート24に取り付ける。そうす
ると、スペーサ30のフランジ部51が操作ボタン26
の滑動部39とアンカプレート24とによって保持され
る。このように、スペーサ30は、ショルダアジャスタ
20に組み込まれ、保持されているため、従来のような
ツースドワッシャは不要となる。
は、スペーサ30の案内部50を、操作ボタン26の滑
動部39とスリーブ28の滑動部44とに差し込み、操
作ボタン26とスリーブ28とをそれ自体公知の取付け
構造によってアンカプレート24に取り付ける。そうす
ると、スペーサ30のフランジ部51が操作ボタン26
の滑動部39とアンカプレート24とによって保持され
る。このように、スペーサ30は、ショルダアジャスタ
20に組み込まれ、保持されているため、従来のような
ツースドワッシャは不要となる。
【0019】ショルダアジャスタ20をスライダ60に
取り付けるには、ボルト32をアンカプレート24のボ
ルト穴とスペーサ30とに通し、図7に示したように、
スライダ60と一体の支持部材62に溶接したナット6
4にボルト32をねじ込む。そうすると、スリーブ28
がロック手段のベルクランク状のレバー66と接触す
る。レバー66は、スリーブ28との接触端が常にスリ
ーブ28と接触し、図において右方向へ向く押付け力を
スリーブ28に与えるように、ばね(図示せず)のばね
力を受けている。ロック手段のロックロッド68は、レ
バー66の一端に揺動可能に結合されており、スリーブ
28が非操作の図示の状態では、レール70に設けた穴
72に入り、スライダ60の下方への移動を阻止してい
る。操作ボタンを操作してスリーブ28を押し出すと、
レバー66が仮想線のように動き、ロックロッド68の
先端部がレール70の穴72から抜けるため、スライダ
60の下方への移動が可能となる。なお、図示の実施例
では、レール70の穴72の上側には傾斜部73がある
ため、スライダ60は、操作ボタンを操作することな
く、上方へ移動できる。
取り付けるには、ボルト32をアンカプレート24のボ
ルト穴とスペーサ30とに通し、図7に示したように、
スライダ60と一体の支持部材62に溶接したナット6
4にボルト32をねじ込む。そうすると、スリーブ28
がロック手段のベルクランク状のレバー66と接触す
る。レバー66は、スリーブ28との接触端が常にスリ
ーブ28と接触し、図において右方向へ向く押付け力を
スリーブ28に与えるように、ばね(図示せず)のばね
力を受けている。ロック手段のロックロッド68は、レ
バー66の一端に揺動可能に結合されており、スリーブ
28が非操作の図示の状態では、レール70に設けた穴
72に入り、スライダ60の下方への移動を阻止してい
る。操作ボタンを操作してスリーブ28を押し出すと、
レバー66が仮想線のように動き、ロックロッド68の
先端部がレール70の穴72から抜けるため、スライダ
60の下方への移動が可能となる。なお、図示の実施例
では、レール70の穴72の上側には傾斜部73がある
ため、スライダ60は、操作ボタンを操作することな
く、上方へ移動できる。
【0020】第2の実施例を示す図2を参照するに、シ
ョルダアジャスタ80は、シートベルト22用のアンカ
プレート24と、操作ボタン(図示せず)と、スリーブ
82と、スペーサ84とを備える。アンカプレート24
は、図1の実施例と実質的に同じであるので、詳細な説
明は省略する。
ョルダアジャスタ80は、シートベルト22用のアンカ
プレート24と、操作ボタン(図示せず)と、スリーブ
82と、スペーサ84とを備える。アンカプレート24
は、図1の実施例と実質的に同じであるので、詳細な説
明は省略する。
【0021】スリーブ82は、図示しない操作ボタンの
操作によってボルト86の軸線方向へ移動可能にアンカ
プレート24の外側に配置される。スリーブ82は、実
質的に円筒状の滑動部を有し、硬質樹脂によって成形さ
れている。
操作によってボルト86の軸線方向へ移動可能にアンカ
プレート24の外側に配置される。スリーブ82は、実
質的に円筒状の滑動部を有し、硬質樹脂によって成形さ
れている。
【0022】スペーサ84は、ボルト86を貫通させる
と共に、スリーブ82を案内して、スリーブ82に円滑
な移動をさせる。スペーサ84は、円筒状の案内部88
と、案内部88の一端に設けたフランジ部89とを一体
に有し、低摩擦係数の硬質樹脂によって成形されてい
る。
と共に、スリーブ82を案内して、スリーブ82に円滑
な移動をさせる。スペーサ84は、円筒状の案内部88
と、案内部88の一端に設けたフランジ部89とを一体
に有し、低摩擦係数の硬質樹脂によって成形されてい
る。
【0023】この実施例では、ボルト86は図1の実施
例のボルト32より短く、スペーサ84は、アンカプレ
ート24に取り付けたとき、そのフランジ部89がスリ
ーブ82とアンカプレート24とに保持されることとな
る。
例のボルト32より短く、スペーサ84は、アンカプレ
ート24に取り付けたとき、そのフランジ部89がスリ
ーブ82とアンカプレート24とに保持されることとな
る。
【0024】第3の実施例を示す図3を参照するに、シ
ョルダアジャスタ90は、シートベルト22用のアンカ
プレート24と、操作ボタン(図示せず)と、スリーブ
92と、スペーサ94とを備える。アンカプレート24
は、図1の実施例と実質的に同じである。
ョルダアジャスタ90は、シートベルト22用のアンカ
プレート24と、操作ボタン(図示せず)と、スリーブ
92と、スペーサ94とを備える。アンカプレート24
は、図1の実施例と実質的に同じである。
【0025】スリーブ92は、図示しない操作ボタンの
操作によってボルト86の軸線方向へ移動可能にアンカ
プレート24の外側に配置される。スリーブ92は、実
質的に円筒状の滑動部96と、滑動部96の端部の先細
部97とを有し、硬質の樹脂によって成形されている。
操作によってボルト86の軸線方向へ移動可能にアンカ
プレート24の外側に配置される。スリーブ92は、実
質的に円筒状の滑動部96と、滑動部96の端部の先細
部97とを有し、硬質の樹脂によって成形されている。
【0026】スペーサ94は、ボルト86を貫通させる
と共に、スリーブ92を案内して、スリーブ92に円滑
な移動をさせる。スペーサ94は、円筒状の案内部98
と、案内部98の、スリーブ92の先細部97に対面す
る端部のテーパ部99とを一体に有し、低摩擦係数の硬
質樹脂によって成形されている。
と共に、スリーブ92を案内して、スリーブ92に円滑
な移動をさせる。スペーサ94は、円筒状の案内部98
と、案内部98の、スリーブ92の先細部97に対面す
る端部のテーパ部99とを一体に有し、低摩擦係数の硬
質樹脂によって成形されている。
【0027】この実施例では、ボルト86は図2の実施
例のボルト86と実質的に同じであり、スペーサ94
は、アンカプレート24に取り付けたとき、スリーブ9
2の先細部97とアンカプレート24とに保持されるこ
ととなる。
例のボルト86と実質的に同じであり、スペーサ94
は、アンカプレート24に取り付けたとき、スリーブ9
2の先細部97とアンカプレート24とに保持されるこ
ととなる。
【0028】第4の実施例を示す図4を参照するに、シ
ョルダアジャスタ100は、シートベルト用アンカプレ
ート24と、操作ボタン(図示せず)と、操作ボタンの
操作によってボルト102の軸線方向へ移動可能にアン
カプレート24の外側に配置されるスリーブ104とを
備える。ボルト102は、スリーブ104を案内する段
部103を有する段付きボルトである。
ョルダアジャスタ100は、シートベルト用アンカプレ
ート24と、操作ボタン(図示せず)と、操作ボタンの
操作によってボルト102の軸線方向へ移動可能にアン
カプレート24の外側に配置されるスリーブ104とを
備える。ボルト102は、スリーブ104を案内する段
部103を有する段付きボルトである。
【0029】この実施例では、ボルト102をスライダ
にねじ込むと、スリーブ104がボルトの段部103を
取り囲むため、スペーサが不要である。すなわち、ボル
ト102の段部103は、スリーブ104が滑動できる
長さを有する。
にねじ込むと、スリーブ104がボルトの段部103を
取り囲むため、スペーサが不要である。すなわち、ボル
ト102の段部103は、スリーブ104が滑動できる
長さを有する。
【0030】図示の実施例では、スリーブ104は、ア
ンカプレート24の近傍となる端部から遠方の端部に向
けてその内周面が末広状となっている。これによれば、
仮想線で示した部分105だけスリーブ104の肉厚を
減らすことができ、軽量化を図ることができる。
ンカプレート24の近傍となる端部から遠方の端部に向
けてその内周面が末広状となっている。これによれば、
仮想線で示した部分105だけスリーブ104の肉厚を
減らすことができ、軽量化を図ることができる。
【図1】本発明に係る自動車のシートベルトのショルダ
アジャスタの実施例の断面図で、図5の1−1線に沿っ
て切断したものである。
アジャスタの実施例の断面図で、図5の1−1線に沿っ
て切断したものである。
【図2】本発明に係る自動車のシートベルトのショルダ
アジャスタの別の実施例の図1と同様な断面図で、ボル
トを取り付ける前の状態を示している。
アジャスタの別の実施例の図1と同様な断面図で、ボル
トを取り付ける前の状態を示している。
【図3】本発明に係る自動車のシートベルトのショルダ
アジャスタのさらに別の実施例の図1と同様な断面図
で、ボルトを取り付ける前の状態を示している。
アジャスタのさらに別の実施例の図1と同様な断面図
で、ボルトを取り付ける前の状態を示している。
【図4】本発明に係る自動車のシートベルトのショルダ
アジャスタのさらに別の実施例の図1と同様な断面図
で、ボルトを取り付ける前の状態を示している。
アジャスタのさらに別の実施例の図1と同様な断面図
で、ボルトを取り付ける前の状態を示している。
【図5】本発明に係る自動車のシートベルトのショルダ
アジャスタの実施例の正面図で、操作ボタンおよびスリ
ーブを示すためアンカプレートを省略して示してある。
アジャスタの実施例の正面図で、操作ボタンおよびスリ
ーブを示すためアンカプレートを省略して示してある。
【図6】図1および図5に示した自動車のシートベルト
のショルダアジャスタに使用している操作ボタンおよび
スリーブを示すもので、aは分解した下方からの斜視
図、bは作用を示す模式図である。
のショルダアジャスタに使用している操作ボタンおよび
スリーブを示すもので、aは分解した下方からの斜視
図、bは作用を示す模式図である。
【図7】ショルダアジャスタ、スライダおよびレールを
示す断面図で、ショルダアジャスタは側面を示してい
る。
示す断面図で、ショルダアジャスタは側面を示してい
る。
【図8】従来の自動車のシートベルトのショルダアジャ
スタの断面図である。
スタの断面図である。
20、80、90、100 ショルダアジャスタ 22 シートベルト 24 アンカプレート 26 操作ボタン 28、82、92、104 スリーブ 30、84、94 スペーサ 32、86、102 ボルト 38 操作部 60 スライダ 70 レール
Claims (2)
- 【請求項1】 車体に配置したレールに沿って移動可
能、かつ、前記レールに固定可能なスライダにボルトに
よって取り付けられる、シートベルト用アンカプレート
と、該アンカプレートの外側に配置される操作部を有す
る、前記スライダの固定を解除する操作ボタンと、該操
作ボタンの前記操作部によって前記ボルトの軸線方向へ
移動可能に前記アンカプレートの外側に配置されるスリ
ーブとを備える自動車のシートベルトのショルダアジャ
スタであって、前記ボルトを貫通させ、前記スリーブを
案内するスペーサを有し、該スペーサは、前記アンカプ
レート、前記操作ボタンおよび前記スリーブのうちの少
なくとも1つによって保持される、自動車のシートベル
トのショルダアジャスタ。 - 【請求項2】 車体に配置したレールに沿って移動可
能、かつ、前記レールに固定可能なスライダにボルトに
よって取り付けられる、シートベルト用アンカプレート
と、該アンカプレートの外側に配置される操作部を有す
る、前記スライダの固定を解除する操作ボタンと、該操
作ボタンの前記操作部によって前記ボルトの軸線方向へ
移動可能に前記アンカプレートの外側に配置されるスリ
ーブとを備える自動車のシートベルトのショルダアジャ
スタであって、前記ボルトは、前記スリーブを案内する
段部を有する段付きボルトである、自動車のシートベル
トのショルダアジャスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6184123A JPH0826067A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 自動車のシートベルトのショルダアジャスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6184123A JPH0826067A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 自動車のシートベルトのショルダアジャスタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0826067A true JPH0826067A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=16147784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6184123A Pending JPH0826067A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 自動車のシートベルトのショルダアジャスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0826067A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013032062A (ja) * | 2011-08-01 | 2013-02-14 | Autoliv Development Ab | シートベルト装置 |
CN103569028A (zh) * | 2013-10-31 | 2014-02-12 | 富卓汽车内饰(安徽)有限公司 | 一种汽车安全带端部固定装置 |
-
1994
- 1994-07-14 JP JP6184123A patent/JPH0826067A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013032062A (ja) * | 2011-08-01 | 2013-02-14 | Autoliv Development Ab | シートベルト装置 |
CN103569028A (zh) * | 2013-10-31 | 2014-02-12 | 富卓汽车内饰(安徽)有限公司 | 一种汽车安全带端部固定装置 |
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